JPH0722512Y2 - エンジンの係止機構 - Google Patents

エンジンの係止機構

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JPH0722512Y2
JPH0722512Y2 JP1986072604U JP7260486U JPH0722512Y2 JP H0722512 Y2 JPH0722512 Y2 JP H0722512Y2 JP 1986072604 U JP1986072604 U JP 1986072604U JP 7260486 U JP7260486 U JP 7260486U JP H0722512 Y2 JPH0722512 Y2 JP H0722512Y2
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JP
Japan
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engine
bracket
insulator
upper plate
stopper
Prior art date
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JP1986072604U
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JPS62184243U (ja
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啓悟 小川
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの係止機構に関し、特に車体に衝撃が
加わった際におけるエンジンの前方への移動を規制する
エンジンの係止機構に関する。
(従来の技術とその問題点) 車輌に搭載されるエンジンはゴム部材で形成されたイン
シュレータを備えるエンジンマウントを介して車体フレ
ームに弾性的に支持され、エンジンの振動が車体に伝達
されないようになっている。このため例えば車輌が衝突
した場合等においてはエンジンに加わる慣性力によりイ
ンシュレータが引っ張られて延び当該エンジンが車体フ
レームに対して前方に移動する。
この場合、エンジンが車体の前部に搭載されている通常
タイプの車輌においては前記エンジンが前方に移動して
も余り支障はないが、第5図に示すような通称ワンボッ
クスカーと称され車体1の略中央にエンジン2が搭載さ
れる車輌においてはエンジン2が前方に移動するとその
構造上種々の問題がある。そこで、車体のエンジン2の
前方に位置するクロスメンバ3に当該エンジン2の底部
に設けられたオイルパン2aと対向する位置にストッパブ
ラケット4を固設し、エンジン2の前方への移動の際ス
トッパブラケット4にオイルパン2aを当接係止させて当
該エンジン2の前方への移動を規制するようにしたも
の、或いはエンジンのシリンダブロック等にブラケット
を固設し、エンジンの前方への移動時に当該ブラケット
をフレームに引っ掛けて当該エンジンの前方への移動を
規制するようにしたものがある。
しかしながら、前者においてはオイルパンはその構造上
エンジンブラケットに比して剛性が弱く、潰れる等の変
形し易いために移動量が大きい等の問題があり、また、
後者においては形状が大きくなり狭いエンジン収納部内
におけるレイアウトが困難であると共に変更部品が多く
なる等の問題がある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、簡単な構造
でエンジンの前方への移動を規制するエンジンの係止機
構を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、車体のフレ
ームとエンジンとの間に介在され当該エンジンを弾性的
に支持するエンジンマウントのインシュレータのロアプ
レートの前、後部に当該インシュレータのアッパプレー
トの上方に延出するブラケットを立設し、これらの両ブ
ラケットを前記アッパプレートの上方においてシャフト
により剛結合する一方、前記エンジンに固設され前記ア
ッパプレートに螺着されるエンジンサポートブラケット
に前記インシュレータの伸長時に前記シャフトに係止さ
れて前記エンジンの前方への移動を規制するフックを突
設した構成としたものである。
(作用) エンジンに大きな慣性力が加わりエンジンマウントのイ
ンシュレータが伸長して当該エンジンが前方に移動する
時に、前記インシュレータのロアプレートに立設したブ
ラケットの上部を剛結合したシャフトにエンジンサポー
トブラケットに突設せるフックを係止させ、当該エンジ
ンの前方への移動を規制する。これにより、エンジンの
前方への移動量を少なく抑えることが可能となる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図乃至第3図において、エンジンマウント10はスト
ッパ11とインシュレータ15とにより構成され、ストッパ
11は上面視略コ字状をなし、2つの底面11a,11aは側壁1
1bにより一体に連設形成され、側壁11bの一側の僅かに
広く開口する開口端には上記視略コ字状をなすブラケッ
ト12が固設されている。ストッパ11の各底面11a,11aの
略中央にはボルト孔11c,11cが穿設されている。
ブラケット12の前、後端面12a,12bは夫々後述するイン
シュレータ15のアッパプレート17の上方に延出して形成
され、各上部にはボルト孔12c,12cが対向して穿設され
ている。ブラケット12の前端面12aの外面には孔12cと合
致してナット13が熔着され、後端面12bのボルト孔12cを
貫通せるボルト14の先端が螺合する。即ち、ブラケット
12の前、後端面12a,12bの上部はボルト14により連結さ
れ、前端面12aの上部の矢印Fで示す前方への曲がりに
対して補強される。このブラケット12とストッパ11の側
壁11bとによりインシュレータ15を収納する収納空間11e
を形成すると共に、ブラケット12の前、後端面12a,12b
の上部をエンジン2の前方へ移動を規制するストッパと
する。これらのストッパ11、ブラケット12は鉄板で形成
される。尚、ブラケット12の前、後端面12a,12bの上部
はボルト14、ナット13等に替えてシャフトを使用しても
よく、要はこれらの各上部を一体的に且つ強固に連結す
ればよい。
インシュレータ15はロアプレート16と、アッパプレート
17と、これらのロアプレート16とアッパプレート17との
間に介在される略角柱状のゴム部材18とにより構成さ
れ、該ゴム部材18の上、下両端面は夫々ロアプレート1
6、アッパプレート17の対向する端面に固着されてい
る。ロアプレート16はストッパ11の両側の底面11a,11a
を含む大きさに形成され、これらの各底面11a,11aの各
ボルト孔11c,11cと対応する位置にボルト孔16a,16aが穿
設されている。ゴム部材18はストッパ11の前記収納空間
11e内に僅かな空隙で嵌装される大きさに形成され、ア
ッパプレート17はゴム部材18の上端面よりも僅かに大き
く形成され、その上面略中央には係止用ボルト19が立設
されている。
このインシュレータ15は第1図乃至第3図に示すように
ストッパ11の収納空間11eに収納され、ロアプレート16
は当該ストッパ11の両底面11a,11aの下側に位置する。
この状態においてストッパ11の各底面11a,11aの各ボル
ト孔11c,11cとロアプレート16の各ボルト孔16a,16aとが
夫々合致する。
尚、本実施例においてはストッパ11を使用し、ブラケッ
ト12の両端面12a,12bの各下部をストッパ11の側壁11bの
開口端に熔着する場合について記述したが、ストッパ11
を使用しないタイプのエンジンマウントにおいてはロア
プレート16にブラケット12を熔着すればよく、本考案に
おいては、上述のようにロアプレート16に直接固設する
場合及びストッパ11に固設する場合も共にロアプレート
にブラケットを固設することを意味する。
サポートブラケット30は第1図及び第4図に示すように
形成され、端面30aはエンジン2のシリンダブロックの
一側壁2a前部の所定位置に固設され、底面30bはインシ
ュレータ15のアッパプレート17と略等形状をなし、その
略中央にはボルト19が貫通するボルト孔30cが穿設され
ている。このサポートブラケット30の前、後両端面30d,
30dにはボルト14の軸部14aと対向する位置に切欠30e,30
e(第1図、第3図)が形成されている。このサポート
ブラケット30は第4図に示すようにエンジン2のシリン
ダブロックの他側壁2cにも側壁2bと対応する位置に固設
される。
第4図はクロスメンバ3へのエンジン2の搭載を示し、
左右一対のエンジンマウント10,10は車体のクロスメン
バ3の両側3b,3b上にロアプレート16,16を当接させて載
置され、ストッパ11,11の底面11a,11a及びロアプレート
16,16の各ボルト孔11c,11c及び16a,16a(第2図)を挿
通するボルト40,40を介して強固に螺着される。。
エンジン2はクロスメンバ3の中央に配置され、両側壁
2b,2cに固設された各サポートブラケット30,30の各底面
30b,30bが対応するエンジンマウント10のアッパプレー
ト17,17上に載置され、且つ各ボルト孔30c,30c(第1
図)にボルト19,19が貫通され、ナット41,41が螺合され
る。これによりエンジン2がエンジンマウント10,10を
介してクロスメンバ3上に搭載され且つ弾性的に支持さ
れる。この状態においてエンジン2の各サポートブラケ
ット30,30の前、後端面30d,30dはブラケット12の前、後
端面12a,12bの内側に位置し、且つ各切欠30e,30eはボル
ト14の軸部14aの下方に位置する。
エンジン2の後部も前部と同様にエンジンマウントを介
してクロスメンバ(いずれも図示せず)に支持される。
この場合、エンジン2の後部は前部と同様な構造のエン
ジンマウント30により支持してもよく、或いは従来のエ
ンジンマウントにより支持してもよい。
以下に作用を説明する。
通常の状態においてはエンジン2は各エンジンマウント
10,10を介してクロスメンバ3上に弾性的に支持され、
各サポートブラケット30,30の各前、後端面30d,30dはエ
ンジンマウント10,10の各ブラケット12,12の各前、後端
面12a,12bの内側にこれらから離隔して対向している。
車体1が例えば衝突した場合、エンジン2はその慣性に
より車体の停止後前方に各エンジンマウント10,10の各
ゴム部材18,18を引っ張りながら移動する。エンジン2
が前記通常状態にある位置から前方に移動すると、各サ
ポートブラケット30,30の各前端面30d,30dが各エンジン
マウント10,10の各前端面12a,12aに当接して係止され、
上方への浮き上がりに対しては各切欠30eがボルト14の
軸部14aに当接して係止される。この結果、エンジン2
の前方への移動が規制され、その移動量は略ブラケット
12とサポートブラケット30の各前端面12aと30dとの間隔
程度に抑えられる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、車体のフレームと
エンジンとの間に介在され当該エンジンを弾性的に支持
するエンジンマウントのインシュレータのロアプレート
前、後部に当該インシュレータのアッパプレートの上方
に延出するブラケットを立設し、これらの両ブラケット
を前記アッパプレートの上方においてシャフトにより剛
結合する一方、前記エンジンに固設され前記アッパプレ
ートに螺着されるエンジンサポートブラケットに前記イ
ンシュレータの伸長時に前記シャフトに係止されて前記
エンジンの前方へ移動を規制するフックを突設したこと
により、前記エンジンの前方への移動量を極めて少なく
して当該エンジンの移動を規制することが可能となり、
しかも係止機構の構造も簡単且つ小型化を図ることが可
能となり、レイアウトが容易になる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジンの係止機構の一実施例を
示す上面図、第2図は第1図のエンジンマウントの正面
図、第3図は第1図のエンジンマウントの側面図、第4
図は第1図のエンジンマウントを介してクロスメンバに
エンジンを搭載した状態を示す正面図、第5図は従来の
エンジン係止機構を備えた車輌の側面図である。 2…エンジン、3…クロスメンバ、10…エンジンマウン
ト、12…ブラケット、13…ナット、14…ボルト、15…イ
ンシュレータ、16…ロアプレート、17…アッパプレー
ト、30…サポートブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフレームとエンジンとの間に介在さ
    れ当該エンジンを弾性的に支持するエンジンマウントの
    インシュレータのロアプレートの前、後部に当該インシ
    ュレータのアッパプレートの上方に延出するブラケット
    を立設し、これらの両ブラケットを前記アッパプレート
    の上方においてシャフトにより剛結合する一方、前記エ
    ンジンに固設され前記アッパプレートに螺着されるエン
    ジンサポートブラケットに前記インシュレータの伸長時
    に前記シャフトに係止されて前記エンジンの前方への移
    動を規制するフックを突設したことを特徴とするエンジ
    ンの係止機構。
JP1986072604U 1986-05-16 1986-05-16 エンジンの係止機構 Expired - Lifetime JPH0722512Y2 (ja)

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JP1986072604U JPH0722512Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 エンジンの係止機構

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JPS62184243U JPS62184243U (ja) 1987-11-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939217U (ja) * 1982-09-07 1984-03-13 スズキ株式会社 エンジンのマウント装置

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JPS62184243U (ja) 1987-11-24

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