JPH07218180A - 横型熱交換器 - Google Patents

横型熱交換器

Info

Publication number
JPH07218180A
JPH07218180A JP907394A JP907394A JPH07218180A JP H07218180 A JPH07218180 A JP H07218180A JP 907394 A JP907394 A JP 907394A JP 907394 A JP907394 A JP 907394A JP H07218180 A JPH07218180 A JP H07218180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
water chamber
partition plate
fluid
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP907394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Nomoto
孝雄 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP907394A priority Critical patent/JPH07218180A/ja
Publication of JPH07218180A publication Critical patent/JPH07218180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水室の水平仕切板の開口を熱交換器運転中は
閉鎖するようにする。 【構成】 横型熱交換器の水室17に水平に仕切板18
cが設けられており、この仕切板18cに設けられた開
口19cの下側に浮遊体20を配置し、開口19cへ浮
遊体20を案内するガイド部21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水室に仕切板を有し、
仕切板の上面に溜まるドレン、下面に滞留する空気を排
出する装置を有する横型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、横型熱交換器は、熱伸縮差が大
きく、流れの激しい流体における熱交換を行う場合等に
適用される。図7は4パス横型熱交換器の縦断面図の一
例を示す。円筒状の胴1内には多数本の伝熱管2が水平
層状に配置され、胴1の両端に設けられた基部管板3と
頭部管板4に挟持され、これを貫通して後述する水室に
導通している。胴1内にはさらに、伝熱管2を支持する
と共に胴1内を区画して胴1内の流体の流れを案内する
バッフルプレート5が設けられている。また、胴1に
は、基部管板3近傍で上部に入口ノズル6が設けられ、
頭部管板4近傍で下部に出口ノズル7が設けられてい
る。
【0003】基部管板3の外側には、一端が蓋9で閉ざ
され、他端で基部管板3と接合する円筒状の基部ケーシ
ング8が設けられ、上部に入口ノズル10、下部に出口
ノズル11が設けられている。また、頭部管板4の外側
には、一端が蓋13で閉ざされ、他端で頭部管板4と接
合するケーシング12が設けられ、上部にベント弁1
4、下部にドレン弁15が設けられている。基部管板
3、基部ケーシング8、蓋9は水室16を構成し、頭部
管板4、頭部ケーシング12、蓋13は水室17を構成
する。水室16,17内には水平に仕切板18a,18
b,18cが設けられ、伝熱管2と共に4パスの流路を
構成している。各仕切板18a,18b,18cにはエ
ア抜きとドレン抜き用の開口19a,19b,19cが
設けられている。
【0004】胴1の入口ノズル6からは破線で示すよう
に流体が流入して出力ノズル7より排出され、基部ケー
シング8の入口ノズル10からは実線で示すように流体
が流入し、水室16,17を経て伝熱管2で熱交換され
て出口ノズル11より排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】横型熱交換器の水室に
はドレンや空気が抜けるようにドレン弁やベント弁が設
けられている。横型熱交換器の場合水室に水平に仕切板
が設けられるため、水室の流体を抜いた時仕切板上面に
ドレンが残留し、水室に流体を注入した時仕切板下面に
空気が残留する。図7に示した熱交換器の場合、水室仕
切板18aにはドレンが、仕切板18bにはドレンと空
気が残留する。水室17では仕切板18cにドレンと空
気が残留する。
【0006】ドレンが残留すると熱交換器の運転停止中
に接触している部材に腐食が発生し、空気が残留すると
運転中作動流体の圧力変動の原因になり、また水置換に
より保管する場合腐食の原因となる。このため、従来は
仕切板18に開口19を設けドレンや空気が抜けるよう
にしていた。しかし、このように開口19を設けると、
運転中この開口19より作動流体が流入し伝熱管2の一
部をバイパスするため熱交換器の熱効率が低下する。図
7は4パスの熱交換器について説明したが、横型熱交換
器の場合水平に仕切板が設けられるため、上述の問題は
必ず発生する。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みて成されたも
ので、水室内に水平に設けられた仕切板のドレンおよび
空気抜き開口より運転中流体の流出を防止する装置を備
えた横型熱交換器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、両端を管板で支持され水平に複数層配置された伝熱
管と、管板の外側に配置され伝熱管と導通している水室
と、水室内に水平に設けられ伝熱管に対応して水室内の
流路を形成する仕切板とを備えた横型熱交換器におい
て、前記仕切板に設けられた開口部と、水室内の流体に
より浮遊して該開口部を閉塞する浮遊体と、該浮遊体を
上下方向に案内するガイド部とを備えたものである。
【0009】
【作用】横型熱交換器に流体が流入し、水室に流体が充
満してくると、浮遊体はガイド部に沿って上昇し仕切板
の開口を閉塞するが、閉塞するまでは仕切板下面の空気
は開口を通り上に抜けてゆく。閉塞後は、運転中流体が
開口を通り伝熱管の一部をバイパスすることがなくなる
ので、熱交換器の熱効率低下は生じない。また、流体が
排出されると、浮遊体はガイド部に沿って降下するので
開口より残った流体がドレンとして排出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1実施例の構成を示
し、(a)は水室内の全体構造を示し、(b)は仕切板
の開口に設けられた浮遊体とガイド部の詳細図を示し、
(c)は(b)のX−X断面図を示す。なお水室は図7
の頭部管板4側の水室17を示したものであるが、水室
16にも同様に本実施例を適用することができる。図7
と同一符号は同一部材を表すものとする。
【0011】水室17内に水平に設けられた仕切板18
cにより上部水室17aと下部水室17bに分かれ、仕
切板18cには、上面に溜まったドレンを排出し、下面
に溜まった空気を排出する円形の開口19cが設けられ
ている。開口19cの下面には開口19cより大きな直
径を有する球状の浮遊体20が配置されている。浮遊体
20を囲んでガイド部21が開口19cの直下から浮遊
体20の直径の1.5から2倍ぐらいの位置に設けら
れ、上端で開口19c周囲と結合し下部で浮遊体20を
支持するように構成されている。これにより、水室17
bに流体が充満し浮遊体20が浮上して開口19cを閉
塞するまでは仕切板18cの下面の空気は開口19cよ
り放出される。なお上部水室17aの空気はベント弁1
4より排出される。熱交換器運転中は各水室に流体が充
満しているので浮遊体20により開口19cは閉塞され
る。これにより開口19cをバイパスする流れは発生せ
ず熱交換器の熱効率は低下しない。なお、水室17a,
17bの流体を抜くと浮遊体20は落下しガイド部21
の下部で保持され、残った流体がドレンとして開口19
cより排出される。
【0012】ガイド部21には図1(c)に示すように
上下方向にスリット22が設けられており、仕切板18
cの下面に溜まった空気や上面からのドレンを排出し、
水室17bに流体が充満するとき、この流体がガイド部
21内に流入するようになっている。
【0013】次に第2実施例を説明する。図2は本実施
例の水室内の全体構造を示す。本実施例は図7に示す基
部管板3側の水室16に適用した場合を示し、同一機能
を有するものは同一符号で表す。仕切板18a,18b
により水室16は上部水室16a,中部水室16b,下
部水室16cに区分けされ、仕切板18a,18bには
同一位置にそれぞれ開口19a,,19b,が設けられ
ている。開口19a,19bには栓30が取り付けられ
ており、各栓30は棒体32によって結合され、上部の
仕切板18aの栓30の上部には浮遊体31が結合され
ている。
【0014】図3は栓30と開口19の詳細を示し、
(a)は断面図、(b)は仕切板18がないとした場合
のX−X矢視図を示す。栓30は開口19より小さな直
径の胴部33と、この頂部に設けられ開口19より大き
な直径の円板で下側にテーパを取り下側の直径が開口1
9とほぼ同じ大きさのストッパ34と、胴部33の下端
に設けられ開口19より大きな直径の円板で上側にテー
パをとり上面の直径が胴部33と同じ閉塞部35からな
る。ストッパ34には図3(b)に示すように十字に溝
36が設けてあり、ドレンや空気が通過できるように構
成されている。
【0015】開口19の上部、下部にも栓30のストッ
パ34と閉塞部35のテーパに合わせてテーパが取られ
ている。胴部33の長さは図3(a)に示すようにスト
ッパ34が仕切板18に接しているときは、閉塞部35
と開口下部のテーパ部は間隙を構成しドレンや空気が通
過できるような寸法となっている。
【0016】図4(a)は熱交換器の運転を終了し作動
流体を排出したときの栓30と開口19からのドレン落
下の状態を示し、(b)は仕切板18の下面の水室に流
体を流入してゆくとき、栓30と開口19の間隙から空
気が放出される状態を示す。(a)の場合仕切板18の
上面にはドレンが残り、(b)の場合仕切板18の下面
には空気が滞留している。栓30に結合した浮遊体31
には流体の浮力が働いていないので栓30は落下しスト
ッパ34のテーパ部が開口19のテーパ部に接してい
る。ドレンは溝36を通って落下し、空気は溝36を通
り上昇し抜けてゆく。
【0017】図5は上部水室16aに流体が充満し浮遊
体31に浮力が働いて各開口19a,19bを閉塞した
状態を示す。閉塞部35のテーパ部は開口下面のテーパ
部と接し開口19a,19bを閉塞するので、流体は仕
切板18の開口19からバイパスすることがなくなり熱
交換器の熱効率の低下を防止することができる。また、
各栓30が棒体32で接続され、各開口19がガイドに
なるので、上下動がスムーズに行われる。
【0018】次に第3実施例を説明する。本実施例は図
2に示した開口19a,19bに浮遊体で構成した栓を
設けたものである。図6は本実施例の栓40を示す。形
状は図3に示した栓30のストッパ34の上部の形状を
大きくしたストッパ34aを用いた点以外は栓30と同
一である。材料は熱交換器の作動流体より比重の小さな
プラスチック等を使用する。ストッパ34aを大きくし
浮力の中心を上方にしているので仕切板18の下面まで
流体が充満してきても栓40は浮上せず、上面への流通
路が閉塞されないので下面に滞留する空気を抜くことが
容易になる。本実施例は図1に示した水室17の仕切板
18cにも適用できる。
【0019】上述の説明は4パス横型熱交換器について
のものであるが、横型熱交換器であれば、水室に水平な
仕切板が設けられるので、本発明が適用できる。なお、
上述の実施例では仕切板18には開口19を1個設けた
図で説明したが、適切な個数としてよい。またストッパ
34に設ける溝36の数や大きさも適切なものとすれば
よい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、熱交換器が運転中は水平仕切板の開口を閉塞し、停
止時には開口の閉塞を解除するようにしたので、運転中
の熱交換器の熱効率の低下を防止し、停止時開口よりド
レンの排出や水室に流体を充填してゆくとき仕切板下面
に滞留する空気を開口より放出することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の構成を示し、(a)は水室内の全体
構造を示し、(b)は仕切板の開口に設けられた浮遊体
とガイド材の詳細図を示し、(c)は(b)のX−X断
面図を示す。
【図 2】第2実施例の水室内の全体構造を示す図であ
る。
【図 3】栓30と開口7の詳細を示し、(a)は断面
図、(b)は仕切板がないとした場合のX−X矢視図を
示す。
【図 4】栓が落下した状態で(a)はドレンを排出す
る状態を示し、(b)は空気を放出する状態を示す図で
ある。
【図 5】栓が浮上し開口を閉塞した状態を示す図であ
る。
【図 6】第3実施例の栓と開口の断面図を示す。
【図 7】従来の4パス横型熱交換器の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 胴 2 伝熱管 3 基部管板 4 頭部管板 8 基部ケーシング 9,13 蓋 10 入口ノズル 11 出口ノズル 12 頭部ケーシング 14 ベント弁 15 ドレン弁 16,17 水室 16a,17a 上部水室 16b 中部水室 16c,17b 下部水室 18,18a,18b,18c 仕切板 19,19a,19b,19c 開口 20,31 浮遊体 21 ガイド部 30,40 栓 32 棒体 33 胴部 34,34a ストッパ 35 閉塞部 36 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を管板で支持され水平に複数層配置
    された伝熱管と、管板の外側に配置され伝熱管と導通し
    ている水室と、水室内に水平に設けられ伝熱管に対応し
    て水室内の流路を形成する仕切板とを備えた横型熱交換
    器において、 前記仕切板に設けられた開口部と、水室内の流体により
    浮遊して該開口部を閉塞する浮遊体と、該浮遊体を上下
    方向に案内するガイド部とを備えたことを特徴とする横
    型熱交換器。
JP907394A 1994-01-31 1994-01-31 横型熱交換器 Pending JPH07218180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP907394A JPH07218180A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 横型熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP907394A JPH07218180A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 横型熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07218180A true JPH07218180A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11710438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP907394A Pending JPH07218180A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 横型熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07218180A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249414A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Tlv Co Ltd 熱交換器
JP2016211814A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 縦型熱交換器
WO2019172293A1 (ja) * 2018-03-07 2019-09-12 いすゞ自動車株式会社 ラジエータ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249414A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Tlv Co Ltd 熱交換器
EP2241848A3 (en) * 2009-04-15 2011-05-25 TLV Co., Ltd. Heat exchanger
JP2016211814A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 縦型熱交換器
WO2019172293A1 (ja) * 2018-03-07 2019-09-12 いすゞ自動車株式会社 ラジエータ
JP2019158158A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 いすゞ自動車株式会社 ラジエータ
CN111801542A (zh) * 2018-03-07 2020-10-20 五十铃自动车株式会社 散热器
CN111801542B (zh) * 2018-03-07 2022-11-08 五十铃自动车株式会社 散热器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07218180A (ja) 横型熱交換器
JPH0523909Y2 (ja)
JP3314252B2 (ja) 不凍式空気弁
KR102398052B1 (ko) 응축수 트랩장치
JP2593317B2 (ja) 下水用空気弁
JP3030530B2 (ja) フロ―ト式スチ―ムトラップ
JP3381132B2 (ja) 油水分離器
JPH0619887Y2 (ja) 空気弁
JPS6143592B2 (ja)
JP2000320708A (ja) 空気弁
JP3476254B2 (ja) フロ―ト式トラップ
US787365A (en) Steam and oil trap.
JP2001193108A (ja) 空気弁付き消火栓
JPS60600B2 (ja) フロ−ト式トラツプ
JP4744045B2 (ja) 空気弁
JPS6321818Y2 (ja)
JP2002039415A (ja) 多室型自動排気弁
US3933168A (en) Liquid closure device
JP2004216274A (ja) 油水分離器
JP2524632Y2 (ja) 吸気主形空気弁
JP3484572B2 (ja) 床ドレンファンネル用汚染防止金具
JPH10227397A (ja) フロ―ト式ドレントラップ
SU1222955A1 (ru) Гидравлический затвор
JP2003144807A (ja) 油水分離器
JPS6139489Y2 (ja)