JPH07213894A - マスクや空気浄化器に取付けた脱Nox、Sox剤 - Google Patents

マスクや空気浄化器に取付けた脱Nox、Sox剤

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JPH07213894A
JPH07213894A JP6046317A JP4631794A JPH07213894A JP H07213894 A JPH07213894 A JP H07213894A JP 6046317 A JP6046317 A JP 6046317A JP 4631794 A JP4631794 A JP 4631794A JP H07213894 A JPH07213894 A JP H07213894A
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sox
air
acid
mask
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友爾 田中
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    • Y02C20/10Capture or disposal of greenhouse gases of nitrous oxide (N2O)

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】繊維、粘土、カルシウムやゼオライト、サンゴ
礁粉を成型して800℃〜1200℃で焼成した多孔性
円筒や球やペレットにタングステン酸ソーダーやモリブ
デン酸ソーダー、トリエタノールアミン、グライコール
を加えた水溶液を吸収乾燥せしめた吸着媒体やタングス
テン酸、モリブデン酸塩単結晶を付着せしめた吸着媒体
をマスクの中芯材や繊維マットに嵌挿し、大気汚染の脱
Nox、Soxマスクや空気ファンを取付けて室内や大
気中の脱Nox、Soxを行う浄化体や、この縮合体を
氷塊にしてこれを吸着媒体とした脱Nox、Sox体。 【効果】空気中の脱Nox、Sox率は80%以上で持
続性があり、自動車、燃焼機、焼却炉内の脱Nox、S
oxを行うばかりでなく、大気汚染ガスによる病気をマ
スクや空気浄化器の浄化によって軽減する。又、タング
ステン酸、モリブデン酸塩の混合物の安価なものを有効
利用出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、年々増加する空気中の汚染物質のSox、
Noxを空気ガス中から分離吸着するに、選択的な吸着
を行うタングステン酸、モリブデン酸錯塩を繊維質、鉱
砿物質、セラミックスに吸着せしめる接着剤、ゲルマニ
ウム、ハフニウム酸化物、グライコール、活性炭やフミ
ン酸やゼオライトの吸着剤を混合し、これを水に溶解し
又は分散せしめたものを吸着塗布せしめたものを感想せ
しめた繊維を繊維マスク内に嵌挿し、又は、フィルター
に付着せしめた吸着フィルターに加工することを特徴と
した、Sox、Noxを除去するマスク、フィルター及
び、松枯れ予防の農薬とした散布剤にかかるものであ
る。一般公知のNox、Soxの吸着剤としては、活性
炭やゼオライトや粘土質による場合が多く、活性炭やゼ
オライトは重量の10〜20%までのガス吸着は行うが
それ以上のガスは満杯となってガス吸着は行われ難い。
粘土質は最近行われる様になったが、これは粘土のモン
モルナイトに水分が吸着し、これに土壌菌が付着したも
のが使用されていた。この粘土に於いてもSox、No
xは約20%前後で終了する。そこで本願は、これらの
一般の吸着剤の粘土を更にガス吸着を高めるには、So
x、Noxのみを選択的に吸着する錯塩が別個に用意す
る必要があった。この為に、タングステン酸やモリブデ
ン酸塩を吸着媒体に吸着せめ、更に、この吸着の増強剤
として、カルシウムやマグネシウムの鉱砿物にタングス
テン酸やモリブデン酸を吸収せしめる時にはタングステ
ン酸、モリブデン酸との反応に於いて出来る硫タングス
テン酸錯塩や硝タングステン錯塩は不溶性の安定した錯
塩を作り、これはモリブデン酸塩に於いても同様な錯塩
を作る。粘土質が多いとこれらタングステン酸やモリブ
デン酸の縮合酸は硅酸の入った錯塩を作るからそれだけ
反応した硅化物はSox、Noxの吸着が減少して、吸
着の反応性は減少する。しかし、これをカルシウム塩や
マグネシウム塩やアルカリ性塩を増大させると、硅タン
グステン酸は解縮合物となり、吸着性はある程度回復さ
せられてSox、Noxのガスを吸着する能力を増大し
てくる。しかし、この粘土を球状やペレット状に加工し
て焼成したものは、粘土の如く、Oh基が少なくないの
でタングステン酸等の縮合酸は反応が緩和されるが、吸
着性は劣る。カルシウムやマグネシウムが炭酸塩である
場合は、Sox、Noxとが反応する時、炭酸ガスを発
生せしめるのでマスク繊維には問題があり、酸化マグネ
シウムの場合は問題がないが炭酸塩の場合は問題とな
る。しかし、これらを自動車や燃焼器の脱Sox、No
xに使うには炭酸塩でも差しつかえがない。次に、タン
グステン酸ソーダーをタングステン酸カルシウムとして
反応せしめる時、添加した水分が大きな作用を左右す
る。これらは、モリブデン酸の場合でも同様である。し
かるに、縮合酸として、他の錯塩のクローム酸やマンガ
ン酸を使用したものは第一に有害性であり、前者は無害
性である。そして、後者はより高い酸化力を持っていて
マスクの場合、体内へ吸収した時には副作用を生じ易い
欠点があるタングステン酸やモリブデン酸は酸化力は小
さく還元性でもあり、Sox、Noxを吸収して錯塩化
したものは縮合酸中に深く包み込まれて外面には接触し
難いので毒性も少なくない。しかし、タングステン酸ソ
ーダーやモリブデンソーダーが混在する同カルシウムや
マグネシウム塩は活性度は高くなり反応も高くなる。そ
して、水分の存在は特に活性化される。水酸化ジルコニ
ウムや酸化ジルコニウムや同様の酸化ハフニウムは安定
剤として使用し、又、活性カルシウムやマグネシウムに
放射性のウランやトリウム、ランタン、ラジウム等が含
まれたものはより吸着を活性化するが、これも4マイク
ロキマリー以下でないと法廷基準値には達しないから活
性度は小さいが、添加しないものより特に、磁鉄砿と石
灰石地層に於ける石灰石は、磁子の多く含んだミネラル
成分の多い石灰石が良い結果を得ている。この石灰石に
は、マグマ噴火の際に多く海水を吸収し、ウランやナト
リウム、ラヂウムを微量含んだものが良い。しかし、一
般の石灰石でも差し支えない事は言うまでもない。一般
にこの吸着効果の高いものとしては、タングステン酸や
モリブデン酸塩を含んだ氷は海水に該塩類を溶かしたも
のと同様に、Sox、Noxの吸着に有効であり、この
氷を冷凍機やサーモエレメントや起寒剤で保冷したもの
は、耐久性があるのでSoxやNoxの除去に有用であ
る。又、水分の蒸発を押さえる無機類や合成糊や含水樹
脂にタングステン酸、モリブデン酸塩を溶解したものを
使用する場合もよく吸収が行われる。タングステン酸塩
やモリブデン酸塩に結晶から硫化タングステン酸硝化タ
ングステン酸塩を形成するには、結晶構造が変化する必
要があるので、水分の存在がより効果的である。このタ
ングステン酸やモリブデン酸のNoxやSoxの吸収率
は水分存在下では30%を吸着し、周辺に散在するカル
シウム、マグネシウムイオンによって再反応してNox
やSoxのカルシウム、マグネシウムに結合し、タング
ステン酸、モリブデン酸に遊離して次の反応を繰り返す
から脱Nox、Soxは増大し、付加したソーダーやカ
リウム、アンモニアの縮合酸塩は交換作用を水分の存在
下で有利展開するから、不活性化するNoxやSoxを
包着したタングステン酸やモリブデン酸縮合酸錯塩はソ
ーダーカリウム、アンモニア、リチウムのアルカリによ
って解離する性質がある。特に、苛性アルカリ水の持続
的添加は、脱硝硫率を高く保持するので有効利用され
る。マスクの様な場合は空気が通過する際にタングステ
ン酸塩やモリブデン酸塩との接触断面積が充分高くない
と吸着効果は発揮出来ないから、或る程度の厚みの層を
通過せしめる必要がある。防毒ガスマスクの様な大型の
仕掛けは理想的であるが、簡便的に吸込み口を平均7c
m以上になる様にすればかなりの効果が得られる。又、
小型モーターファンを電池で作動せしめて空気を触媒層
を循環せしめた浄化空気を導入して吸収せしめるのも一
つの方法である。このタングステン酸、モリブデン酸錯
塩の脱硝硫後の触媒は、一般に活性炭やフミン酸やゼオ
ライト、セラミックス、砿物、植物 繊維に吸着され
又、粘土やカルシウム、マグネシウムの塊粒に吸着され
たものが使用されるが、タングステン酸やモリブデン酸
の単結晶を充填しても良いがコストが高くなるので特殊
な用途に利用される。従って、一般の場合はカルシウ
ム、マグネシウム、バリウム、ソーダーカリ、アンモニ
ア、リチウム等のアルカリ金属やアルカリ土類がアンモ
ニアアミン類に併用される。例えば、炭酸ガスを吸収す
るトリエタノールアミンにタングステン酸やモリブデン
酸塩を溶解した水液では、炭酸ガスとNoxとSoxの
3者を除去するに役立ち、燐酸や硅酸による燐錯均や硅
錯塩を作り難くなるので、よりNox、Soxの分離が
効果的となる。このトリエタノールアミンに吸着される
炭酸ガスは加熱すれば蒸発し、カルシウムやマグネシウ
ムを入れれば沈殿して除去されるバリウムの存在も同様
である。塩素ガスが存在すると塩化オキシタングステン
酸や同モリブデン酸塩が出来、特に酸性化に於いて著し
いが、カルシウムやマグネシウムのアルカリ土類の存在
下では塩素は塩化カルシウムや塩化マグネシウムとして
反応して塩化オキシ縮合酸は出来難い。勿論、アルカリ
金属に於いても同様の作用がある。亦、吸着媒体として
ゲルマニウムやハフニウムを存在する時は、比熱が高い
ので空気との接触に於いて温度を高め吸着反応を速やか
にする作用がある。この外、マンガン酸やクローム酸が
利用されるが、人体への悪影響が強いので余り喜ばれな
い。又、触媒吸収媒体として、製紙のヘドロやノット粕
に吸水樹脂と前記縮合酸塩とを混合し、カルシウム、マ
グネシウムを混合したものを押出機で生型した多孔質や
砿物繊維を入れた耐火性のものは、含水量が高く極めて
安価なものが作られるばかりでなく、吸水樹脂によって
保水性が20%も高められるので補給水の添加が軽減さ
れる。又、この様に選択的Nox、Soxを吸収して錯
塩を形成するタングステ酸やモリブデン酸の縮合酸塩は
アルカリ性で溶出が容易であるから、アルカリ性水液で
抽出すれば回収は容易であり、カルシウムの存在下でS
oxは不溶性のSoxカルシウムが分離され、特にバリ
ウムはその不溶性が高くなるので併用するのもよい。ア
ルカリ性縮合酸塩中のNoxは電気透析で分離され、縮
合酸はイオンの輸率がが低いので膜分離が容易である。
科学的分離は、常法の分析分離法で除去される。例え
ば、縮合酸カルシウムは溶解性が小さいがNoxカルシ
ウムは溶解性が高いので分離が容易である。従って、ア
ルカリ水で洗滌すれば硝酸は溶液中に移行し縮合酸は活
性化される。この様に、NoxやSoxの分離として粘
土質との併用も可能であるが、硅化縮合酸塩を作り易い
ので効率は劣り分離にコストが高くつくので、ゼオライ
トやセラミックスが使用されるが水分の蒸発が低いので
水分の補給が多くなる欠点がある。しかし、分離には操
作が容易である。この様に、縮合酸塩にアルカリ土類や
アルカリ金属を併用する時は、縮合酸塩水の吸着が30
%であるに対して、50%くらいに引き上げる効果が有
り、静電気による吸着を併用すれば更に、5%以上の効
果上昇する。この様に、縮合酸塩水にアルカリ土類やア
ルカリ金属を併用する時は、縮合酸塩水の吸着が30%
であるに対して、5%くらい引き上げる効果か有り、静
電気による吸着を併用すれば更に5%以上の効果があ
る。。この様に、ゼンソクや気管支炎、肺結核等に対し
て空気が浄化されるので、予防効果が有り、マスク単独
のものより効果があるばかりでなく空気浄化器内の触媒
として水と共に使用する時は、大気汚染の浄化となり、
交通道路の付近の浄化器の吸収剤として有用であり、前
述の縮合酸水として冷却しながら吸収に使用する時は水
による吸収増加と相俟って、又、縮合酸回収が容易とな
り有用である。前回、自動車排気ガス浄化剤として又、
燃焼器の排気ガス浄化剤として利用されているものが更
に、それ以外の大気汚染の浄化剤として利用され、産業
上有用な発明である。この発明の実施要領を示せば、次
の如くである。
【図1】はセラミックス多孔質や繊維質より成る直径5
〜10mmφの球体の正面図を示し、表面多孔質面
(1)にタングステン酸、モリブデン酸アルカリ水を含
浸せしめ、その表面にカルシウム、マグネシウム粉を点
在せしめて吸水樹脂を予め溶解したもので固定化せしめ
る。一般に、アルギニン酸ソーダー液、キトサン液ポリ
アクリル酸ソーダー、ポリビニールアルコール樹脂液、
ポパールアセトアルデヒド液が使用される。
【図2】はこの球を山積みした側面図を示す。
【図3】は繊維円筒蓋の斜正面図を示し、繊維紙袋
(3)内に嵌挿して密封し、袋表面は多孔面とする。こ
の袋は、植物繊維やプラスチックス繊維のいづれも使用
されるが金属繊維やガラス繊維布袋で外装せしめたもの
である。
【図4】は、ノット粕に縮合酸塩を吸着せしめたペレッ
トの側面図である。
【図5】は、紙のノット粕にカルシウム粉吸水樹脂、溶
性樹脂、キトサン、セラシン絹糸溶解液が混合され更
に、タングステン酸モリブデン酸アルカリ金属液が混合
され、ジルコニウム、ハフニウム粉が混合されて適当な
水分80〜90%の水分で素練して押出機で押出され
る。そして、乾燥して円筒状とする多孔質とこの吸着円
筒(B)には吸着を促進せしめる為に、活性炭やゼオラ
イト、セラミックス粉、フミン酸を混合する吸着坦体斜
正面図を示し、
【図3】の繊維袋の如く下部に水タンク(3a)を架設
し、その上に毛管吸収体に吸水して常に繊維袋を濕潤せ
しめる。
【図6】は、マスクの側面図を示し、繊維状マスク
(C)の内面にマスクより少し小さな繊維膜(5)が圧
着糊(6)でマスク(C)内面に張付けられて、その内
部に
【図1】kpyeqj7セラミックスが嵌挿される。こ
のマスクの中央外面には、プラスチックスや繊維質の外
筐(7)が取付けられて空気がマスク内部に吸引される
多孔体(8)があり、マスク(9)からも吸引される様
になったもので、
【図7】は、その正面図を示す。このマスクは、無織布
でも良くプラスチックス繊維成型体でも良い。
【図8】は、ガーゼより成る中芯の繊維マット(10)
を示した斜正面図である。この吸着マットの表面には、
幅広い布(11)が接着され、この外線(12)(1
2’)に圧着糊がついていてこれをの繊維マスク(1
3)の内部に圧着糊で圧着し、ベルクロで嵌着せしめて
成る吸着繊維マスクの斜正面図を
【図9】に示しニーダで素練りした後、圧縮成型した固
形坦体やセラミックスに焼結した鉱物体を示す
【図5】の押出し成型円筒(B)は多孔体(4)を通気
孔のある、プラスチックスや金属筐(15)(15’)
に嵌挿したものを吸着体とする。
【図11】は、ゴムマスクの側面図を示し、ゴムマスク
(14)の吸引円筒(16)内に水分と共に嵌挿し、多
孔面(17)から空気を吸引し、吸着円筒(B)を通
り、脱Nox、Soxして空気を吸引し又、吐き出しめ
る。
【図10】は、ゴムマスクの側面図を示し、ゴムマスク
(14)に直結した吸着フィルター(18)を導管(1
5’)無しで螺着せしめたマスク(14’)の側面図で
ある。
【図12】は、空気浄化器の側面図を示すもので、シロ
ッコファン送風機(19)の中央ダクト(20)をフラ
ンヂ(20’)で螺着し、そのダクト内に
【図4】の吸着円筒(B)(B’)を嵌挿し起電機(2
1)で静電気を発生せしめ導線(22)(22’)で多
孔電極板(24)(24’)に接触して7000ボルト
の静電気を印加して空気を加電接触せしめて、空気を更
に吸着浄化して吸引せしめ、更に、吸着円筒(B’)で
空気を更に吸着浄化して吸引せしめ、排気ダクト(2
5)から浄化した空気を排気せしめる。これをヂーゼル
燃焼機室に取付けて室内空気を浄化せしめる。
【図13】は、吸着体の斜正面図を示すもので、繊維マ
ット(K)を多数個、タービン翼の如く、中央多孔円筒
(L)に多数個弧状に曲げて取付け、これを縮合酸アル
カリ液で濕潤せしめると共に、多孔円筒体(N)に嵌挿
せしめ、その多孔体(25)からシロッコファンやルー
ツブロワで吸引せしめて、吸着翼体(L)に接触せしめ
て、脱Nox、Soxを行う。
【図14】はこの吸着坦体を収容した吸引送風機の斜正
面図を示し、このタービン翼状吸着体(L)を引筒(2
6)に入れてダクト(27)より吸引して吸着体(L)
に接触して脱Nox、Soxを行ったものはダクト(2
7’)から排気される。回転タービン方式の吸着もあ
る。吸着円筒(26)の上面には、縮合酸アルカリ水液
(O)がタンク(27)から滴下されて繊維筒(28)
から吸着翼(L)に濕潤を調整し、過剰液は吸着筒
(N)の下部の貯液タンク(S)に入り底部の毛細管に
溜る様にしてある。そして、そのタンク(S)の下部中
央に導水管(29)とコック(29’)が取付けられ汚
染水を下部のタンク(31)に回収し、浄化回収する。
この空気の大型浄化では、アルカリ水液が縮合酸アルカ
リと併用されて酸性化を防ぎ吸収が持続される。
【図15】は、氷塊(W)をいれた空気上記槽(Z)を
示した側面図である。浄化槽(Z)内には、氷塊(W
1)(W2)(W3)(W4)(W5)が一定間隔に林
立静置され、一部にフェルトマット又は、金属マット
(31)(31’)が嵌挿されて空気をダクト(W6)
から吸引ダクト(W9)から排気する間に氷塊に接して
縮合酸アルカリと反応し、反応した液は下部に流れて底
部のタンク(W8)に入り回収する。この吸着槽では室
内を冷却し、−5℃で保冷して操作する時は、持続製が
保持され2〜3日くらいは取換える必要がない。
【図16】は、NoxとSoxの吸着率と時間の関係を
示す特性である。この特性に於いて、(A)は5%のタ
ングステン酸、モリブデン酸アルカリ水に3%のカルシ
ウムカーボネート、0.1%の水酸化マグネシウムを添
加したものを−30℃で氷結して、氷としたものを使用
し、室温0〜5℃で空気を吹き込んで空気中にNox、
Soxを混合したものを吸着分離したもので、ガスクロ
マトグラフによって比色分析した。(B)はタングステ
ン酸、モリブデン酸アルカリ5%水液に前記の如く、3
%カルシウムカーボネート、0.5%炭酸マグネシウム
と0.05%水酸化バリウムを分散し、更に、ジルコニ
ウム、ハフニウム酸化物を1%を加えてアルギニン酸ソ
ーダー10%水液を前記100ccの水に入れて分散し
たものに、0.5PPm:0.5PPmの濃度のNo
x、Soxを混合した空気を導管に導入してB液をガス
クロマトグラフによって比色分析を常法で行ったもので
ある。(B’)はトリエタノールアミンの80%液、タ
ングステン酸モリブデン酸ソーダーの5%溶液100c
cに対して10cc加えた液であった。(C’)は、パ
ルプスラヂより成るノット粕30gを(B)液に加えた
ものを押出機にポリアクリル酸ソーダーをいれて滑性を
出しながら成型したものである。(C)は(C’)の脱
水したものである。(G)はセラミックスに(B)液を
含浸せしめて脱水した吸着媒体であり、セラミックスは
ゼオライト粉にサンゴ礁カルシウム粉を80:20に混
合焼成したものである。(F)は生粘土と炭酸カルシウ
ム4:1としたものである。(D)は脱水粘土による結
果である。(E)は(B’)のNox、Sox空気ガス
を静電着したものを示している。この曲線が見られる様
に静電機発生を行ったものは、吸着の立上りが高くなっ
ているので、Nox、Soxの除去が速やかに行われ
る。タングステン酸モリブデン酸アルカリの単結晶体を
顆粒化したものを使用したものは、(H)に示してい
る。この結果から脱NOx、Soxには水分の存在が大
きく作用し、水分の多い程、吸着が速やかである。これ
は、硫化縮合酸や硝化縮合酸塩より錯塩化がスムースに
行われている事を示すものである。次の頁にあります
が、以上の様にこのタングステン酸モリブデン酸の縮合
酸は、脱Nox、Soxに対し選択的に吸収作用し、硫
化縮合酸や硝化縮合酸の錯塩を作る。次にセラミックの
作り方は、ゼオライト80%にラヂエーシン性カルシウ
ム20%を混合した鉱物粉100gに0.1%のポパー
ルを溶解した水を200cc混合したポリアクリル酸ソ
ーダー1gを入れてニーダーで素練して押出機に入れて
押出成型した、練炭状成型体を常温で乾燥し、800℃
で仮焼して作る。縦 15cm直径 25cmの方法の
成型セラミックスや直径 6cm長さ 5cmの焼結マ
スク用セラミックスを作り、これにタングステン酸ソー
ダーやモリブデン酸ソーダの10%水液300ccにグ
ライコール、トリエタノールアミン1gを添加したもの
を吸水樹脂1gを入れて溶解したものを前記焼成セラミ
ックス練炭に吸収せしめて、乾燥したものに又、吸収せ
しめて乾燥を繰返したものを脱Nox、Soxの吸収媒
体として使用する。ノット粕は、含水率80%のパルプ
生産工場の廃棄物を使用すれば、産業廃棄物の有効利用
出来るが、古紙パルプの脱水したものも使用される。こ
の、脱Nox、Soxの吸収坦体を作るには、ノット粕
(パルプスラヂ)5000gにラヂエーション性炭酸カ
ルシウム粉100g 水酸化マグネシウム50gを入れ
て、必要に応じて活性オイルカーボン粉60g 又は、
ゼオライト粉をフミン酸粉0〜40g入れ、これに吸水
樹脂のポリアクリル酸ソーダー、アルギニン酸ソーダー
を50g入れて、タングステン酸ソーダー、モリブデン
酸ソーダーの10%水液500ccにトリエタノールア
ミン300cc、グライコール30cc入れて溶解した
水液を作り、これを前記1000gノット粕混合繊維に
後者のタングステン酸ソーダー等の混合液を1000g
加えて素練りして、ニーダーで素練りしたものを押出し
練炭状金型成型して、乾燥したものを更に、タンググス
テン酸モリブデン酸ソーダーの10%液に軽く浸積して
引上げて遠心分離機で脱水したものを脱Nox、Sox
吸収媒体として使用する。このタングステン酸やモリブ
デン酸ソーダーは0.5〜10%で、空気浄化剤として
使用する事によって空気1m中のNox、Sox平均
5gの含有する汚染ガスに対して99.98%のNo
x、Soxを吸収するタングステン酸ソーダー量は15
gに対応する。そして出来たNox縮合錯塩やSox縮
合錯塩は5%苛性ソーダーで洗滌する時、Nox、So
xは水液に入り分離される。又、NoxやSoxは電解
透析処理によって80%以上が50ボルト1アンペアー
の10分間で直流陽極の電解隔膜で分離される。ノット
粕の練炭は焼却する時は、その発生灰中に酸化物やソー
ダー塩として残留し回収される。灰分中の回収は85〜
95%であった。亦、セラミックスとしてアルミナカル
シウムの様な硅タングステン酸塩の様な錯体を形成しな
いので、優秀な吸収坦体ができる安定した錯体を作る性
質がある。そして、その縮合酸の濃度は1%〜30%の
ものが一般的であるが、これらの縮合酸アルカリの単結
晶でも表面から硫化硝化縮合酸錯体を作って行くから、
含水性の錯体であれば充分反応を速進する特徴がある。
又、坦体のセラミックスやノット粕、粘土、カルシウム
粘土においては、反応は含水量の多い程吸着は増大する
が水分が少なくなると反応も縮小する性質がある。そこ
で、吸水樹脂を併用する時は水の蒸発が遅くなるが皮膜
が出来るくらい乾燥すると性能は低下する。水分だけで
も6〜10%くらいは吸着するので、水分の存在は大き
な影響がある。しかし、縮合酸塩の水液中の濃度は30
%までは吸着が比例して高くなり、それ以上では縮合酸
塩の沈殿結晶が底に溜るので反応速度はやや低下する結
果となった。カルシウムやマグネシウムの存在はカルシ
ウムやマグネシウムがNox、Soxと反応しやすくな
り、硫化硝化縮合酸塩となり、別に硫化硝化カルシウム
や同マグネシウムも混在する状態で共存するが、アルカ
リが充分あれば解離した状態で存在する。トリエタノー
ルアミン水液では、Nox、Soxガスの外と炭酸ガス
を多く吸着する性質があるのでタングステン酸モリブデ
ン酸の縮合酸をアンモニア塩とする時は、溶解液は安定
しているが、水酸化カルシウムや水酸化マグネシウムの
存在下では分解が行われ易いのでカルシウムカーボネー
トやマグネシウムカーボネートが混合される。塩化カル
シウムを縮合酸に加えるとカルシウム塩として沈殿する
ので反応は遅くなるが、硫化硝化縮合酸の錯体化は徐々
に行われている。この縮合酸に付着したSoxやNox
は錯体として存在し、酸性に於いては不溶性となり、ア
ルカリ性で解合するのでその回収は便利であり、回収率
は80%以上であるから縮合酸が高価であっても充分使
用に耐える。特に、ノット粕の様な坦体を使用する時
は、燃焼すれば縮合酸と灰分が残るので灰化物からアル
カリ抽出で回収が容易に出来る。この様に、この発明の
特徴はタングステン酸やモリブデン酸塩の様に人体に比
較的無害性の成分を使って脱硫脱硝を行わしめると共
に、Nox、Soxとを酸化吸着し、錯体を形成せしめ
るのでクローム酸やマンガン酸の様な公害性は少く、ア
ルカリ成分で容易に抽出回収が出来るので、回収損失は
5〜10%に止まるので余り高価とならない。又、マス
クや空気清浄器に取付けて使用する事が出来るので、交
通の自動車排気物のNox、Soxの除去が容易に行わ
れるので、大気汚染浄化に役立ち、大気汚染中の亜硫酸
2/m硝酸5/mくらいの濃度のものを100分の
1くらいに低下せしめる事が出来るので、室内や工場
内、高速道路、石炭燃焼室の外、石油を燃料とする亜硫
酸や亜硝酸ガスを除去し、空気の浄化に役立つから産業
上有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維や砿鉱物セラミックス球の拡大正面図
【図2】 山積みした繊維や砿鉱物セラミックスの側面
【図3】 多孔繊維筒に吸着媒体を入れた斜正面図
【図4】 押出成型によって加工した多孔円筒の斜正面
【図5】 無織布のマスクの側面図
【図6】 無織布のマスクの正面図
【図7】 吸着媒体を吸着せしめた中芯材フィルターの
斜正面図
【図8】 繊維マスクの正面図
【図9】 浄化器を着帯した側面図
【図10】浄化器を導管に直結した防毒面の側面図
【図11】浄化器を取付けた送風吸引機の側面図
【図12】吸着円筒の斜正面図
【図13】この吸着円筒を使用し、吸着媒体を上面に取
付けた吸引排気器の斜側面図
【図14】縮合酸の入った氷塊を林立せしめた吸着、浄
化槽の側面図
【図15】その、Nox、sOxの特性
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維や砿鉱物セラミックス球の拡大正面図
【図2】 山積みした繊維や砿鉱物セラミックスの側面
【図3】 多孔繊維筒に吸着媒体を入れた斜正面図
【図4】 押出成型によって加工した多孔円筒の斜正面
【図5】 無織布のマスクの側面図
【図6】 無織布のマスクの正面図
【図7】 吸着媒体を吸着せしめた中芯材フィルターの
斜正面図
【図8】 繊維マスクの正面図
【図9】 浄化器を着帯した側面図
【図10】浄化器を導管に直結した防毒面の側面図
【図11】浄化器を取付けた送風吸引機の側面図
【図12】吸着円筒の斜正面図
【図13】この吸着円筒を使用し、吸着媒体を上面に取
付けた吸引排気器の斜側面図
【図14】縮合酸の入った氷塊を林立せしめた吸着、浄
化槽の側面図
【図15】その、Nox、Soxの特性
【図16】Nox、とSoxの吸着力の特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/50 53/81 53/56 B01D 53/34 129 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 後文記載の如く、SoxとNoxを選択的に吸収するタ
    ングステン酸塩にモリブデン酸塩、カルシウムマグネシ
    ウム塩、トリエタノールアミンをカルシウム塩や粘土と
    混合したカルシウム混合体やセラミックス混合体の多孔
    体や繊維質に含浸せしめたものを少量の殺菌剤、接着
    剤、ヂルコニウム、ハフニウム酸化物、活性炭、フミン
    酸、ゼオライト吸着体とを付着せしめる事を特徴とした
    Sox、Nox除去繊維マスクやフィルター及び吸着媒
    体の空気浄化体。
JP6046317A 1994-02-07 1994-02-07 マスクや空気浄化器に取付けた脱Nox、Sox剤 Pending JPH07213894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106423102A (zh) * 2016-11-23 2017-02-22 广西大学 一种空气净化材料及其制备方法
CN115155306A (zh) * 2022-07-05 2022-10-11 汕头市优森活新材料科技有限公司 室内甲醛及有机挥发物的高效去除剂及其制备方法和应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106423102A (zh) * 2016-11-23 2017-02-22 广西大学 一种空气净化材料及其制备方法
CN115155306A (zh) * 2022-07-05 2022-10-11 汕头市优森活新材料科技有限公司 室内甲醛及有机挥发物的高效去除剂及其制备方法和应用
CN115155306B (zh) * 2022-07-05 2024-01-26 汕头市优森活新材料科技有限公司 室内甲醛及有机挥发物的高效去除剂、制备方法及应用

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