JPH07213715A - 遊技機の裏機構構造 - Google Patents

遊技機の裏機構構造

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JPH07213715A
JPH07213715A JP2486194A JP2486194A JPH07213715A JP H07213715 A JPH07213715 A JP H07213715A JP 2486194 A JP2486194 A JP 2486194A JP 2486194 A JP2486194 A JP 2486194A JP H07213715 A JPH07213715 A JP H07213715A
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wiring
board
game
ball
base frame
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JP2486194A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検時にコネクタの抜けや断線等の事故
のおそれがなく、配線作業がしやすく、遊技球が配線部
に乗ることがなく、整然とした配線処理を可能にする。 【構成】 基枠体110に配線通路(凹室部)124を
凹室状に形成し、この配線通路124はパチンコ機2の
裏側方向に向けて開口する。そして、パチンコ機2に備
えられる各電気部品(例えば、枠用中継基盤103、制
御回路盤106など)を接続する配線123は樹脂製の
チューブ232を通して集められて配線集合体402と
なり、この配線集合体402を配線通路124の途中に
設けられた固定部240によって固定することにより配
線処理を行う。これにより、配線123をパチンコ機2
の裏機構側にむきだし状態でなくし、保守点検時に配線
が引掛かってコネクタが抜けたり断線する等の事故のお
それをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機の裏機構構造に
係わり、詳しくは、遊技機に備えられる各電気部品を接
続する複数の配線に対して、その配線処理の改良を図っ
た遊技機の裏機構構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体として玉を用いた遊技
機では各種の遊技態様の制御のためや玉の排出制御など
のために、例えばマイクロコンピュータなどの電子回路
からなる基盤を収納する制御回路盤を設けており、制御
回路盤としては例えば役物装置の制御を行う役物制御回
路盤、玉の排出制御や発射制御を行う排出制御回路盤等
がある。そのうち、役物制御回路盤は通常その取り付け
位置が遊技機の裏面側(例えば、裏機構盤に配置かある
いは遊技盤の裏面に配置)になっている。なお、裏機構
盤とは、遊技機の前面枠の裏面側に取り付けられ合成樹
脂製の一体成型品からなる基枠体と、この基枠体に配置
される各種の機構体(ユニット部品:例えば、玉排出装
置)とを総称する概念である。
【0003】また、従来、遊技機の裏機構における配線
は、数本のリード線を結束バンド等である程度ひとまと
めにして、それらのリード線を裏機構に配置された固定
手段(例えば、樹脂で一体成形されたL字状の突起部
材)により配線を固定して配線処理を行っていた。さら
に、配線を基枠体の裏側(裏機構側から見て)に回して
配線処理を行う場合も多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、裏機構側(いわゆる裏メカ側)における
配線処理について、以下のような問題点があった。 (イ)配線が裏機構側にむきだし状態になっている箇所
があり、保守点検時に配線が引掛かり、コネクタの抜け
や断線等の事故が起こる可能性があるという欠点があっ
た。 (ロ)配線がまとまっていないために、配線作業がしづ
らかった。 (ハ)配線部が裏機構の表面から突出状になっているた
めに、遊技球が配線部に乗ってしまい、その結果、断
線、コネクタの抜け、ショート等の事故の原因になって
いた。 (ニ)配線を基枠体の裏側に回して配線処理をする場合
には、遊技機の裏側から配線処理ができないために、作
業性が悪かった。例えば、遊技機の基枠体に各機構体を
配置した後で、配線作業をする場合、基枠体の裏側に配
線が通っていると、各機構体を取り外したり、基枠体自
体を取り外さなければ配線作業ができない場合がある。 (ホ)裏機構側の配線が乱雑であるために、見た目が悪
い(つまり、配線が整然としていない)という欠点があ
った。
【0005】そこで本発明は、保守点検時にコネクタの
抜けや断線等の事故のおそれがなく、配線作業がしやす
く、遊技球が配線部に乗ることがなく、整然とした配線
処理が可能な遊技機の裏機構構造を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技機の裏機構構造は、遊技機の裏側に配置
される基枠体110と、該基枠体110に配置される各
種機構体(例えば、玉排出装置104など)と、を有す
る裏機構盤120を備えた遊技機(例えば、パチンコ装
置1)の裏機構構造において、遊技機の裏側方向に向け
て開口する開口部210、510、610を有し、前記
基枠体110に形成された凹室部(例えば、配線通路1
24、501、601)と、前記遊技機に備えられる各
電気部品を接続する複数の配線123、223、224
を所定の配線ガイド部材(例えば、チューブ227、2
32、503、603)を通して集合させる配線集合体
401、402、505、605と、を備え、前記配線
集合体401、402、505、605を前記凹室部に
固定して配線処理を行うことを特徴とする。また、好ま
しい態様として、例えば請求項2記載のように、前記凹
室部(例えば、配線通路601)の開口部610を覆う
カバー体(例えば、配線カバー604)を備えるように
してもよい。
【0007】
【作用】本発明では、基枠体に凹室部が形成され、この
凹室部は遊技機の裏側方向に向けて開口する。そして、
遊技機に備えられる各電気部品を接続する複数の配線は
所定の配線ガイド部材を通して集められ、配線集合体と
なり、この配線集合体を凹室部に固定することにより配
線処理が行われる。したがって、配線が裏機構側にむき
だし状態でなくなり、保守点検時に配線が引掛かってコ
ネクタの抜けや断線等の事故のおそれがなくなる。配線
がまとまっており、配線作業がしやすくなる。また、配
線が凹室内部で配線処理され、遊技球が配線部に乗るこ
とがなくなる。配線が凹室部に遊技機の裏側から固定さ
れ、配線作業を遊技機の裏側から行うことが可能で、作
業性が良くなる。配線が凹室部に固定され、裏機構側の
配線が整然とする。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図12は本発明をプリペイドカード
方式の遊技機に適用した場合の一実施例を示している。パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
【0009】パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガ
ラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面操作パネル15と
を有している。額縁状前面枠11は木製の機枠16に対
して上部蝶番17および下部蝶番(図示略)によって開
閉可能に支持され、金枠12は額縁状前面枠11に開閉
可能に支持されている。前面表示パネル14には上皿2
1と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表
示器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに
操作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカード
を排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)2
4と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の
玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設け
られている。
【0010】なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例
えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報
や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用
い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能
なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペ
イドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶さ
れいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶さ
れている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよ
い。要は、遊技用カードを使用するために、このカード
情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み
/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。
例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入
球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも
本発明を適用することができる。また、遊技用カードと
して磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカ
ードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場
合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリー
ダ・ライタはICカードに対応するものを使用すること
になる。なお、カードリーダとカード制御装置とは別体
として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体
化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御
装置を組み込むようにしてもよい。
【0011】前面操作パネル15には、灰皿31と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には
左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器
41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、
パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯す
る完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉
排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器
43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点
滅する制御)も表示可能である。
【0012】なお、遊技盤13における遊技領域は本発
明の適用対象である遊技媒体として遊技球を使用するパ
チンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例え
ば、複数の図柄を可変表示可能な図柄表示装置を備え、
この図柄表示装置における可変表示結果が予め定められ
た特別図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特
別遊技状態(大当り状態)を発生可能な遊技機(いわゆ
る「第1種」に属するもの)、図柄表示装置を備えた
「第3種」に属する遊技機、あるいはいわゆる「第2
種」に属する遊技機、さらにはその他の種類の遊技機
(例えば、電動役物装置を備えた遊技機)等に幅広く適
用が可能である。本実施例では「第1種」に属するタイ
プの遊技盤13を使用している。
【0013】パチンコ装置の裏機構の構成 次に、図2はパチンコ装置1の裏機構の構成を示す図で
ある。図2において、パチンコ装置1の裏機構の主要な
ものとして、玉を貯留する貯留タンク(上タンク)10
1と、貯留タンク101内の玉を誘導する2条の誘導路
102と、枠用中継基盤(外部端子基盤)103(後述
のように、枠用中継基盤103が収納されるターミナル
基盤部212には遊技盤用外部情報端子基盤155も同
時に配置される)と、貯留タンク101からの玉の排出
を行う玉排出装置104と、玉排出装置104から排出
した玉の流路を形成する排出流路ユニット105と、制
御回路盤106と、玉寄せカバー(カバー部材)107
と、中継基盤108と、玉を発射する発射装置109
と、合成樹脂(例えば、ABS樹脂)製の一体成型品か
ら形成され各種のユニット部品(例えば、貯留タンク1
01等)がその上に取り付けられた裏機構盤の基枠体1
10とがある。なお、基枠体110の上に取り付けられ
た各種ユニット部品(機構体)と基枠体110とを総称
する概念として裏機構盤120と称している。前述した
遊技盤13は裏機構盤120に対して分離可能に取り付
けられる。
【0014】枠用中継基盤103はAC電源の入力やホ
ールの管理装置との間における信号の授受などについて
の中継を行うもので、具体的にはパチンコ装置1におけ
る枠側の各種情報、例えば玉の排出に関する玉貸し、賞
球などの情報、玉の補給、玉の発射、金枠12の開閉情
報などをホールの管理装置に出力する際の配線の中継を
行う。なお、枠用中継基盤103のそばには遊技盤用外
部情報端子基盤155も配置されるようになっている。
制御回路盤106は玉の排出制御、発射制御等の処理を
行うための回路を組み込んだもので、本実施例では基枠
体110に形成した凹室部110B(図5参照)に制御
回路盤106が取り付けられている。制御回路盤106
には枠用中継基盤103および後述の役物制御回路盤1
57からの配線123が基枠体110に形成された配線
通路124を通して接続されているとともに、中継基盤
108からの配線125、発射装置109からの配線1
26が接続されている。なお、配線123は詳細には後
述のように樹脂製のチューブ232に収納されている。
【0015】なお、配線通路124は後述の配線部カバ
ー(カバー体)241を取り外した状態を示しており、
配線部カバー241を装着することで、配線通路124
内の配線123を保護可能である。また、制御回路盤1
06の表面には2つのボリウム(つまみ)121、12
2が配置されており、一方のボリウム121は発射装置
109における玉の飛距離を粗調整するもので、他方の
ボリウム122は発射操作ノブ34のタッチ感度を調整
するものである。なお、ボリウム121、122の取付
け部は制御回路盤106の表面よりくぼんだ状態になっ
ており、これにより、保守点検時に誤ってボリウムに触
ってしまうのを防ぐことが可能である。
【0016】基枠体110の中央部は大きく開口して中
央開口部110A(図5参照)になっており、中央開口
部110Aには遊技盤の裏面部が臨み、役物装置の取り
付けのための空間になっている。中央開口部110Aに
は膨出状の玉寄せカバー107が配置され、玉寄せカバ
ー107は上方の貯留タンク101から落下する玉が役
物装置に衝突しないように保護する機能を有している。
中継基盤108は玉貸機3からの配線127や開閉パネ
ルに備えられるカード操作部からの配線128と、制御
回路盤106からの配線125との相互間における中継
を行う。なお、玉寄せカバー107の内部には遊技盤1
3における役物装置の作動に必要な各種制御を行う役物
制御回路盤157が配置されている。
【0017】役物制御回路盤の配置構造 次に、図3を参照して役物制御回路盤157の配置構造
について、詳細に説明する。図3は玉寄せカバー107
の内部にある遊技盤13の裏面側の構成を示す図であ
る。図3において、遊技盤13は木製の合板(ベニア)
からなる矩形板によって成形されている。なお、遊技盤
13は木製の合板でなく、例えばプラスチック(樹脂)
を素材としてもよい。遊技盤13はその前面側が遊技領
域になっており、裏面側には玉寄せ部材150が配置
(例えば、ビスによって固定)されている。玉寄せ部材
150は透明の樹脂製(例えば、ABS樹脂)で、遊技
盤13の各入賞口に入ったセーフ玉を寄せて集める機能
を有している。
【0018】玉寄せ部材150の中央部には役物装置1
51の取り付けのための開口部(中央開口部)が形成さ
れ、この開口部には役物装置151の後方部が臨んでい
る。また、玉寄せ部材150には基盤取付部152およ
び回路取付部153が同様の樹脂によって一体成形され
るとともに、中継基盤154が取り付けられている。基
盤取付部152は遊技盤用外部情報端子基盤155を固
定するもので、遊技盤用外部情報端子基盤155はビス
により基盤取付部152に取り付けられる。遊技盤用外
部情報端子基盤155は遊技盤13上に配置された役物
装置151や役物制御回路盤157からの各種情報(例
えば、大当り信号)を外部(例えば、ホールの管理装
置)に出力する際の中継を行う。なお、遊技盤用外部情
報端子基盤155は後述のように枠用中継基盤103が
収納されるターミナル基盤部212内に同じく収納可能
になっている。
【0019】中継基盤154は遊技盤13の前面側に配
置された各種表示器やセンサ類からの配線や役物装置1
51からの一部の配線(例えば、役物装置151のソレ
ノイド、ランプ、LED、センサ、モータなどからの一
部の配線)と、役物制御回路盤157や遊技盤用外部情
報端子基盤155からの配線を途中で中継する。なお、
中継基盤154や遊技盤用外部情報端子基盤155から
の配線は玉寄せ部材150に形成された配線通路156
を通して回路取付部153の上に配置された役物制御回
路盤157のコネクタに接続される。
【0020】回路取付部153は役物制御回路盤157
を取り付けるもので、ほぼ直方体の形状をなし、その上
面にはスライド機構160が形成されている。また、回
路取付部153は遊技盤13を裏機構盤120に取り付
けた際に、裏機構盤120の一方の側に配置される遊技
球の排出機構部(すなわち、玉排出装置104等)と反
対側の遊技盤13裏面の所定箇所に位置し、透明の樹脂
製(例えば、ABS樹脂)で成形されている。スライド
機構160は回路取付部153の上面に形成されたスリ
ット状の一対の溝161a、161bと、役物制御回路
盤157をロック可能なロック部材162とからなる。
また、役物制御回路盤157を回路取付部153に取り
付けた際に、パチンコ機2の機枠16の後端よりもさら
に後方に、すなわち機枠16の前後幅よりも後方に役物
制御回路盤157が位置するように回路取付部153の
高さが形成されている。すなわち、役物制御回路盤15
7を遊技盤13から一定の高さだけ浮せた状態で回路取
付部153に取り付け可能になっている。
【0021】一方、役物制御回路盤157の底部にはス
ライド機構160の一対の溝161a、161bに対し
てそれぞれ係合可能な凸状のスライド部(図示略)が形
成されている。このように、役物制御回路盤157のス
ライド方向がパチンコ機2の外側方向(中央開口部11
0Aとは逆方向)であるため、役物制御回路盤157の
取り付け時に突出状の役物装置が邪魔にならずに取り付
けが可能である。役物制御回路盤157は役物装置15
1の作動に必要な各種制御を行うもので、断面が台形状
で図中左側角部が斜めにカットされた直方体に近似する
形状をなし、突出状に形成されるとともに、その斜めカ
ット面157aには確率設定部のキー挿入口164およ
び設定表示器(図示略)が配置されている。
【0022】役物制御回路盤157の外部は透明の樹脂
製(例えば、ABS樹脂)で成形され、その内部に役物
制御回路が収納されている。斜めカット面157aは前
面枠11を開閉する際に役物制御回路盤157が機枠1
6に接触しないようにするために形成されているもので
ある。また、役物制御回路盤157の後端側底部には複
数のコネクタが配置されており、これらのコネクタは遊
技盤用外部情報端子基盤155からの電源配線、遊技盤
用外部情報端子基盤155からの外部情報出力信号の配
線、役物装置151からの配線の各端部コネクタにそれ
ぞれ接続される。
【0023】役物制御回路盤157の内部に収納されて
いる確率設定部は役物装置151における大当りの確率
を変更、設定するもので、例えば1/200、1/21
0、1/220の3段階に役物装置の大当りの確率を変
更できるように、3つの接点を有している。各接点は、
例えば大当り確率の[設定1]〜[設定3]に対応す
る。この接点はホールの係員によって操作可能であり、
その設定値は7セグメントのLEDからなる設定表示器
に表示されるが、設定後一定時間が経過すると、消えて
外部から目視できないように、機密が保たれている。な
お、役物装置の大当り確率の変更は、上記のような3段
階に限らず、他の変更内容にしてもよい。
【0024】遊技盤用外部情報端子基盤の構成 次に、遊技盤用外部情報端子基盤155の詳細な構成に
ついて説明する。図4は遊技盤用外部情報端子基盤15
5の斜視図である。図4において、遊技盤用外部情報端
子基盤155を取り付ける基盤取付部152は玉寄せ部
材150と一体型で一体成形されている。遊技盤用外部
情報端子基盤155には複数のリレー171、中継基盤
154や役物制御回路盤157との間の配線を接続する
コネクタ172、173、枠用中継基盤(外部端子基
盤)103との間の配線を接続するコネクタ174、1
75が配置されるとともに、島設備やホールの管理装置
との間の信号の送信/受信を行う配線181を接続する
コネクタ182が配置されている。なお、コネクタ17
2、174は各種信号用で、コネクタ173、175は
電源供給用である。
【0025】複数のリレー171は管理装置にパチンコ
装置1から必要な信号を送出するときに信号レベルを変
換するものである。コネクタ172、173に接続され
た配線191は玉寄せ部材150に形成された配線通路
192に収納され、固定部材193によって保持されて
いる。コネクタ174、175には枠用中継基盤103
との間の配線が接続されるが、その中には電源配線、役
物制御回路〜排出制御回路間の配線が含まれ、排出関連
情報(例えば、賞球データ)、各種遊技情報(例えば、
不正情報)の伝送が行われる。例えば、不正情報が発生
すると、玉の発射を停止するような処理が行われる。
【0026】コネクタ182に接続された島設備やホー
ルの管理装置との間の信号の送信/受信を行う配線18
1は、複数本がまとめられて一定の長さにカットされた
状態になっており、その端末部分は被覆(例えば、ビニ
ールの絶縁部材)を残しつつ部分的に一部に心線が現れ
た状態になっている。このように、あえて配線181の
端末にコネクタを付けないのは、ホールにおけるパチン
コ装置1の設置状態や管理装置、島設備等の種類によっ
て遊技盤用外部情報端子基盤155との接続形態が異な
るので、一律にコネクタを装着するのを避けて、多様な
形態に合せるためである。例えば、配線181をホール
の管理装置に接続する際には、被覆の残った部分をつま
んで引くことにより、簡単に心線を露出させることがで
き、その心線に管理装置からの配線を接続することで配
線処理が行われ、作業効率を高めるようになっている。
なお、配線接続後は被覆を引抜いた状態になる。したが
って、最初に被覆を残すことで、配線の接続前に心線が
ばらばらにならないという利点がある。また、遊技盤用
外部情報端子基盤155には遊技盤13に形成された配
線用の開口部194を通して遊技盤13の前面側のサイ
ドケースランプからの配線196が接続されている。な
お、開口部194を通して、例えば賞球ランプ等を前面
側に臨ませることが可能になっている。
【0027】基枠体の配線処理の構成 次に、基枠体110の配線処理を行う構成について説明
する。図5は基枠体110の全体図である。図5におい
て、基枠体110は各種のユニット部品を着脱可能に取
り付けることができるように多数のボス部201(繁雑
になるので、他のボス部は番号付けを省略)が形成され
るとともに、配線を収納可能な配線通路(凹室部に相
当)124が凹室状に形成されている。なお、配線通路
124はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口し、その
部分は開口部210(図7参照)になり、配線を入れる
ことができるようになっている。基枠体110は各種の
ユニット部品を着脱可能に取り付けることができる部分
として、大きく分けて上タンク101や誘導路102を
配置可能なタンク部211と、枠用中継基盤103を取
り付け可能なターミナル基盤部212と、玉排出装置1
04を取り付け可能な排出装置部213と排出流路ユニ
ット105を取り付け可能な排出流路部214とを有し
ている。
【0028】また、基枠体110には制御回路盤106
を取り付け可能な凹室部110Bが形成されている。制
御回路盤106にはコネクタ221、コネクタ222が
接続されるようになっており、コネクタ221は排出関
連の配線、すなわち玉排出装置104に接続される配線
223、224の一方の端部に設けられている。配線2
23、224の他方の端部には2つのコネクタ225、
226が設けられており、コネクタ225、226は玉
排出装置104に接続される。配線223、224は樹
脂製のチューブ(配線ガイド部材)227に収納されて
おり、チューブ227は凹凸状をなし、弾力性を有して
屈曲自由である。また、チューブ227には図6に示す
ように軸線方向に沿って切り込み228が形成され、こ
の切り込み228を割ってチューブ227の内部に配線
223、224を簡単に収納することが可能である。例
えば、配線223に追加の線223aがある場合、この
追加の線223aは切り込み228を開くようにチュー
ブ227を割ってその内部に簡単に収納できる。配線2
23、224およびチューブ227は全体として、配線
集合体401を構成する。
【0029】なお、コネクタ225、226は基枠体1
10の裏面側(パチンコ機2から見ると、パチンコ機2
の裏面)から玉排出装置104に接続され、チューブ2
27は基枠体110の裏面側に沿って凹室部110Bに
至り、コネクタ221、コネクタ222が制御回路盤1
06に接続される。制御回路盤106に接続されるもう
1つのコネクタ222は玉の排出制御や発射制御関連の
配線、すなわち枠用中継基盤103および役物制御回路
盤157からの配線123の一方の端部に設けられてい
る。配線123の他方の端部にはコネクタ231が設け
られており、コネクタ231は枠用中継基盤103に接
続される。配線123は同じく樹脂製のチューブ(配線
ガイド部材)232に収納されており、チューブ232
は表面が凹凸状をなし、弾力性を有して屈曲自由であ
る。また、チューブ232には同様に軸線方向に沿って
切り込み(図示略)が形成され、この切り込みを割って
チューブ232の内部に配線123を簡単に収納するこ
とが可能である。配線123およびチューブ232は全
体として、配線集合体402を構成する。
【0030】枠用中継基盤103にはAC電源(AC2
4V)を供給するACコード233が接続され、ACコ
ード233の端部にはACプラグ234が付けられてい
る。ACプラグ234は島設備におけるAC24Vの供
給ラインに接続される。また、枠用中継基盤103はカ
バー235が開閉自在に設けられている。そして、図7
に示すように枠用中継基盤103は基枠体110のター
ミナル基盤部212に取り付けられ、枠用中継基盤10
3と制御回路盤106とを接続する配線123の収納さ
れたチューブ232は配線通路124に収納される。こ
の場合、配線通路124は玉排出装置103の配置され
ている側と反対側に設けられ、排出関連の装置の保守点
検に邪魔になることが防止される。
【0031】図7に断面を示すように、配線通路124
は基枠体110の裏側方向に突出し(つまり基枠体11
0の表面から見ると、凹室状に形成され)、その内部に
配線123を通したチューブ232が完全に収納されて
いる。また、配線通路124の途中のには複数箇所に固
定部240が設けられ、チューブ232を保持してい
る。なお、固定部240は図5においても番号が付けら
れているが、説明の都合上、1つの固定部に対して番号
を付け、他は省略している。
【0032】配線通路124にチューブ232を完全に
収納した状態は、図8のように示される。また、図8に
おいて、配線通路124は同じく樹脂製の配線部カバー
241によって覆うことができるようになっており、配
線部カバー241は、例えば基枠体110に形成された
複数のボス部242(他のボス部は図示略)に対してワ
ンタッチで係合可能なくクリップ243、244を押し
込むことにより、基枠体110に着脱可能に固定され
る。このように配線部カバー241を固定することによ
り、配線通路124に収納されたチューブ232が防護
される。また、基枠体110のタンク部211には樹脂
製の誘導路102を取り付け可能で、例えば基枠体11
0に形成された複数のボス部251、252に対してワ
ンタッチで係合可能なくクリップ253、254をそれ
ぞれ押し込むことにより、誘導路102が基枠体110
に着脱可能に固定される。このとき、誘導路102を固
定することにより、配線通路124に収納されたチュー
ブ232のうち誘導路102に沿った部分が防護され
る。すなわち、誘導路102は配線通路124の一部に
対して配線部カバーとしての機能を発揮する。
【0033】ターミナル基盤部の構成 図9はターミナル基盤部212の詳細な構成を示す図で
ある。図9において、パチンコ機2の前面枠11の裏面
側には取り付けフレーム300が固定(例えば、ビス3
01によって固定)されており、取り付けフレーム30
0には一定の大きさの開口部302が形成されている。
開口部302は遊技盤用外部情報端子基盤155が臨む
のに十分な大きさを有している。一方、取り付けフレー
ム300に続くパチンコ機2の裏面側には基枠体110
を装着可能で、基枠体110にはターミナル基盤部21
2が同様の樹脂によって一体成形されている。ターミナ
ル基盤部212の底部には遊技盤用外部情報端子基盤1
55が臨むのに十分な大きさの開口部304が形成され
ている。ターミナル基盤部212にはボス部305およ
び支持部306が形成され、枠用中継基盤103の端部
を支持部306に差し込むとともに、ボス部305に対
して枠用中継基盤103をビス止めすることにより、枠
用中継基盤103が着脱可能にターミナル基盤部212
に固定される。
【0034】枠用中継基盤103には複数のリレー31
1、ヒューズ312、賞球ランプ313、遊技盤用外部
情報端子基盤155との間の配線321、322を接続
するコネクタ314、315、制御回路盤106との間
の配線を接続するコネクタ316が配置されるととも
に、島設備やホールの管理装置との間の信号の送信/受
信を行う配線317を接続するコネクタ318が配置さ
れている。複数のリレー311は管理装置にパチンコ装
置1から必要な信号を送出するときに信号レベルを変換
するものである。コネクタ316に接続された配線12
3は樹脂製のチューブ232に収納され、制御回路盤1
06に接続される。
【0035】コネクタ318に接続された島設備やホー
ルの管理装置との間の信号の送信/受信を行う配線31
7は、複数本がまとめられて一定の長さにカットされた
状態になっており、その端末部分は被覆(例えば、ビニ
ールの絶縁部材)を残しつつ部分的に一部に心線が現れ
た状態になっている。このように、あえて配線317の
端末にコネクタを付けないのは、ホールにおけるパチン
コ装置1の設置状態や管理装置、島設備等の種類によっ
て枠用中継基盤103との接続形態が異なるので、一律
にコネクタを装着するのを避けて、多様な形態に合せる
ためである。例えば、配線317をホールの管理装置に
接続する際には、被覆の残った部分をつまんで引くこと
により、簡単に心線を露出させることができ、その心線
に管理装置からの配線を接続することで配線処理が行わ
れ、作業効率を高めるようになっるようになっている。
なお、配線接続後は被覆を引抜いた状態になる。したが
って、最初に被覆を残すことで、配線の接続前に心線が
ばらばらにならないという利点がある。
【0036】一方、遊技盤13は前面枠11に対してそ
の表側から取り付けられ、このとき遊技盤用外部情報端
子基盤155は取り付けフレーム300の開口部302
およびターミナル基盤部212の開口部304を順次通
してターミナル基盤部212の前面側に臨むようにな
る。これにより、図10に示すように遊技盤用外部情報
端子基盤155はターミナル基盤部212の内部で枠用
中継基盤103の横に並んで配置されることになる。遊
技盤用外部情報端子基盤155が枠用中継基盤103の
横に並んで配置されると、両者の配線接続処理を行う。
すなわち、コネクタ314、315に接続された配線3
21、322の他方の端部にはそれぞれコネクタ33
1、332が設けられており、遊技盤用外部情報端子基
盤155が枠用中継基盤103の横に並んで配置された
時点でコネクタ331、332を遊技盤用外部情報端子
基盤155に配置されているコネクタ341、342に
それぞれ接続する。これにより、枠用中継基盤103と
遊技盤用外部情報端子基盤155の間が接続される(図
10参照)。また、この接続により遊技盤13とパチン
コ機2の枠側との間における信号の中継を1箇所で完全
に行うことができるとともに、遊技盤13に対して必要
な電源の供給が両者の配線接続によって行われる。
【0037】以上の構成において、本実施例では基枠体
110に配線通路(凹室部)124が凹室状に形成さ
れ、この配線通路124はパチンコ機2の裏側方向に向
けて開口する。そして、パチンコ機2に備えられる各電
気部品(例えば、枠用中継基盤103、制御回路盤10
6など)を接続する配線123は樹脂製のチューブ23
2を通して集められて配線集合体402となり、この配
線集合体402を配線通路124の途中に設けられた固
定部240によって固定することにより配線処理が行わ
れる。したがって、配線123がパチンコ機2の裏機構
側にむきだし状態でなくなり、保守点検時に配線が引掛
かってコネクタが抜けたり断線する等の事故のおそれを
なくすことができる。また、配線123がチューブ23
2を通してひとまとめにすることができ、配線作業をし
やすくすることができる。配線123が配線通路124
内で配線処理され、遊技球が配線部(配線集合体40
2)に乗ることをなくすことができ、配線123の断
線、コネクタの抜け、ショート等の事故を防止すること
ができる。配線123が配線通路124内でパチンコ機
2の裏側から固定部240によって固定され、配線作業
をパチンコ機2の裏側から行うことができる。その結
果、配線の作業性を良くすることができる。また、配線
123が配線通路124に固定され、裏機構側の配線1
23を整然とすることができ、見た目を良くすることが
できる。
【0038】配線処理の第1の変形例 図11は配線処理の第1の変形例を示す図である。図1
1において、基枠体110には凹室状の配線通路501
が形成され、配線通路501の断面はほぼコ字状で、基
枠体110の裏側方向に突出している(つまり基枠体1
10の表面から見ると、凹室状に形成されている)。配
線通路501はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口
し、その部分は開口部510になり、配線を入れること
ができるようになっている。配線通路501の内部に配
線502を通した弾力性を有する樹脂製のチューブ(配
線ガイド部材)503の一部が収納されている。また、
配線通路501の途中には複数箇所に固定部504が設
けられ、チューブ503を保持している。配線502お
よびチューブ503は全体として、配線集合体505を
構成する。なお、固定部504は複数箇所にところどこ
ろ設けるのではなく、連続して設けてもよい。
【0039】ここで、固定部504は基枠体110と一
体成形され、上方向から配線通路501の開口部510
を半分程度覆うような構造になっている。また、固定部
504の断面はチューブ503の外形に沿ってほぼ円形
の一部をなすように形成されている。したがって、例え
ば遊技球Tが上方から落下してきた場合に、固定部50
4に衝突しても円形の一部をなすような断面を有する固
定部504の表面に当って跳ね返り、配線通路501の
内部に収納された配線集合体505に遊技球Tが乗っか
ることはなく、しかも配線集合体505を完全に防護す
ることができる。
【0040】配線処理の第2の変形例 図12は配線処理の第2の変形例を示す図である。図1
2において、基枠体110には凹室状の配線通路601
が形成され、配線通路601の断面はほぼコ字状で、基
枠体110の裏側方向に突出している(つまり基枠体1
10の表面から見ると、凹室状に形成されている)。配
線通路601はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口
し、その部分は開口部610になり、配線を入れること
ができるようになっている。配線通路601の内部に配
線602を通した弾力性を有する樹脂製のチューブ(配
線ガイド部材)603の一部が収納されている。また、
配線通路601の途中には複数箇所に樹脂製の配線カバ
ー(カバー体)604が設けられ、配線カバー604は
クリップ605a、605bを基枠体110の固定穴に
挿入することによってワンタッチで基枠体110に固定
される。
【0041】配線カバー604は円形の一部をなす断面
を有し、チューブ603を保持している。配線602お
よびチューブ603は全体として、配線集合体606を
構成する。なお、配線カバー604は複数箇所にところ
どころ設けるのではなく、連続して設けてもよい。ここ
で、配線カバー604は配線通路601の開口部610
を2/3程度覆うような構造になっている。また、配線
カバー604の断面はチューブ603の外形に沿ってほ
ぼ円形の一部をなし、チューブ603を防護可能であ
る。したがって、例えば遊技球が図11の場合と同様に
上方から落下してきた場合に、配線カバー604に衝突
しても円形の一部をなすような断面を有する配線カバー
604の表面に当って跳ね返り、配線通路601の内部
に収納された配線集合体606に遊技球が乗っかること
はなく、しかも配線集合体506を完全に防護すること
ができる。
【0042】なお、チューブの断面は円形でなくてもよ
く、遊技球が乗らないような形状であれば、他の断面形
状を有していてもよい。例えば、傾斜面(三角形等)を
備えて遊技球が乗らないような断面形状にしてもよい。
また、配線カバーの形状についても同様に、円形の一部
をなすような断面を有する例に限らず、例えば、傾斜面
(三角形等)を備えて遊技球が乗らないような断面形状
にしてもよい。
【0043】なお、ターミナル基盤部や回路取付部の大
きさや形状は上記実施例のようなタイプに限定されず、
同様に配線通路の形状、凹室形状の深さなども上記実施
例のようなタイプに限定されない。要は、本発明の適用
される要件を満たせばよく、したがって、本発明の目的
の範囲内で各種の変形が可能である。また、玉貸機の配
置場所は上記例に限るものではない。例えば、前面パネ
ルの部分や皿前装飾体の部分に設けるようにしてパチン
コ機と一体にしてもよい。さらに、本発明に係わるパチ
ンコ機の裏機構構造は上記実施例のようなパッキーカー
ド方式のパチンコ装置に適用する例に限らない。、例え
ば、クレジット方式のパチンコ装置あるいは通常のパチ
ンコ装置にも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、基枠体に凹室部(配線
通路)を形成し、この凹室部は遊技機の裏側方向に向け
て開口し、遊技機に備えられる各電気部品を接続する配
線を所定の配線ガイド部材を通して集めて配線集合体と
し、この配線集合体を凹室部に固定することにより配線
処理を行っているので、以下の効果を得ることができ
る。 配線が遊技機の裏機構側にむきだし状態でなくなり、
保守点検時に配線が引掛かってコネクタが抜けたり断線
する等の事故のおそれをなくすことができる。 配線を配線ガイド部材を通してひとまとめにすること
ができ、配線作業をしやすくすることができる。 配線が凹室部内で配線処理され、遊技球が配線集合体
に乗ることをなくすことができ、配線の断線、コネクタ
の抜け、ショート等の事故を防止することができる。 配線が凹室部内で遊技機の裏側から配線集合体を介し
て固定され、配線作業を遊技機の裏側から行うことがで
きる。その結果、配線の作業性を良くすることができ
る。 配線が凹室部内に固定され、裏機構側の配線を整然と
することができ、見た目を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード方式のパチンコ装置の一実
施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例のパチンコ装置の裏機構の構成を示す
図である。
【図3】同実施例の遊技盤の裏面側の構成を示す図であ
る。
【図4】同実施例の遊技盤用外部情報端子基盤の斜視図
である。
【図5】同実施例の基枠体の全体図である。
【図6】同実施例のチューブの斜視図である。
【図7】同実施例の配線通路の断面図である。
【図8】同実施例の配線通路にチューブを収納した状態
を示す図である。
【図9】同実施例のターミナル基盤部の詳細な構成を示
す図である。
【図10】同実施例のターミナル基盤部の配置を示す図
である。
【図11】同実施例の配線処理の第1の変形例を示す図
である。
【図12】同実施例の配線処理の第2の変形例を示す図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置 2 パチンコ機 3 玉貸機 11 前面枠 13 遊技盤 103 枠用中継基盤 110 基枠体 120 裏機構盤 123、223、224 配線 124、501、601 配線通路(凹室部) 155 遊技盤用外部情報端子基盤 210、510、610 開口部 227、232、503、603 チューブ(配線ガイ
ド部材) 241 配線部カバー 401、402、505、605 配線集合体 504 固定部 604 配線カバー(カバー体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の裏側に配置される基枠体と、該
    基枠体に配置される各種機構体と、を有する裏機構盤を
    備えた遊技機の裏機構構造において、 遊技機の裏側方向に向けて開口する開口部を有し、前記
    基枠体に形成された凹室部と、 前記遊技機に備えられる各電気部品を接続する複数の配
    線を所定の配線ガイド部材を通して集合させた配線集合
    体と、を備え、 前記配線集合体を前記凹室部に固定して配線処理を行う
    ことを特徴とする遊技機の裏機構構造。
  2. 【請求項2】 前記凹室部の開口部を覆うカバー体を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の裏機構構
    造。
JP2486194A 1994-01-27 1994-01-27 遊技機の裏機構構造 Pending JPH07213715A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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