JPH07213489A - 生体眼計測装置 - Google Patents

生体眼計測装置

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JPH07213489A
JPH07213489A JP6013747A JP1374794A JPH07213489A JP H07213489 A JPH07213489 A JP H07213489A JP 6013747 A JP6013747 A JP 6013747A JP 1374794 A JP1374794 A JP 1374794A JP H07213489 A JPH07213489 A JP H07213489A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置光学系のアライメント操作を迅速かつ容
易に行うことができる生体眼計測装置を提供する。 【構成】 装置光学系のアライメント操作のための、干
渉波形に基づく表示を行うための表示部170aを被検
眼前眼部観察用のモニターテレビ170の近くに配置
し、アライメント操作を迅速かつ容易に行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒーレント長の短い
光源から射出された測定光束を被検眼に向けて照射する
と共に、その測定光束の一部を分割して被検眼対応参照
反射面に参照光として導き、前記被検眼からの測定反射
光と前記被検眼対応参照反射面からの参照反射光とを干
渉させて得られた干渉信号を有する干渉光学系で計測さ
れる眼底位置と、角膜位置測定系で計測される角膜頂点
位置とにより被検眼の計測を行う生体眼計測装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コヒーレント長の短い光源から射出され
た測定光束を被検眼に向けて照射すると共に、その測定
光束の一部を分割して被検眼対応参照反射面に参照光と
して導き、前記被検眼からの測定反射光と前記被検眼対
応参照反射面からの参照反射光とを干渉させて得られた
干渉信号を有する干渉光学系で計測される眼底位置と、
角膜位置測定系で計測される角膜頂点位置とにより被検
眼の計測を行う生体眼計測装置が知られている。
【0003】この従来の生体眼計測装置では、アライメ
ント操作と共に、屈折力補正レンズを光軸方向に移動さ
せることにより屈折力補正が行われる。また、その時の
干渉信号のレベルを確認するために、オシロスコープ等
の測定器が外部に接続され、検者は常に干渉信号の波形
を観測しながら、生体眼の計測を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の生体眼計測装置は、測定の際に検者が外部に接続さ
れたオシロスコープ等の測定器で干渉信号の波形を観測
し、そのレベルを確認しながら、被検眼に対する装置光
学系のアライメントを行うため、前眼部観察用の表示部
から視線を逸らすことにつながり、アライメント操作性
の向上と測定の迅速化を図り難いという問題点があっ
た。
【0005】また、検者にとっては、測定中に屈折力補
正レンズが屈折力補正範囲のどの位置にあるのかが判ら
ず、適切な屈折力補正がなされているのかが確認できな
い、あるいは、水晶体の混濁によっては、多少のアライ
メントのずれによって干渉信号を得ることが困難になり
測定しずらい、という問題もあった。
【0006】本発明は、上記従来装置の欠点を解決する
ためになされたものであり、装置光学系のアライメント
操作を迅速かつ容易に行うことができる生体眼計測装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の生体眼計測装置
は、コヒーレント長の短い光源から射出された測定光束
を被検眼に向けて照射すると共に、その測定光束の一部
を分割して被検眼対応参照反射面に参照光として導き、
前記被検眼からの測定反射光と前記被検眼対応参照反射
面からの参照反射光とを干渉させて得られた干渉信号を
有する干渉光学系で計測される眼底位置と、角膜位置測
定系で計測される角膜頂点位置とにより被検眼の計測を
行う生体眼計測装置において、装置光学系のアライメン
ト操作のための、干渉波形に基づく表示を行うための表
示手段が被検眼前眼部観察用のモニターの近くに配置さ
れていることを特徴とする。
【0008】また、本発明の生体眼計測装置は、前記表
示手段を前記モニターと一体的に設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の生体眼計測装置は、前記表
示手段に、干渉信号波形そのものを表示させるようにし
たことを特徴とする。
【0010】また、本発明の生体眼計測装置は、前記表
示手段に、屈折力補正範囲内における屈折力補正部の補
正値を表示させるようにしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の生体眼計測装置は、前記表
示手段に、過去に測定された前眼部像のアライメント照
準位置を全て表示させるようにしたことを特徴とする。
【0012】また、本発明の生体眼計測装置は、干渉信
号のピーク値の前後において、ピーク値に向かうアライ
メント方向を表示するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の生体眼計測装置においては、被検眼前
眼部観察用のモニター近くに、アライメント操作を行う
ための、干渉信号に基づく表示を行う表示手段があるの
で、モニターから眼を離さずにアライメント操作を行う
ことができる。
【0014】また、本発明の生体眼計測装置において
は、モニターと表示手段が一体的に設けられているの
で、表示部の省スペース化を図ることができ、また、ア
ライメント操作がさらに容易になる。
【0015】また、本発明の生体眼計測装置において
は、干渉信号の波形を直接見ることで、干渉信号のレベ
ルを容易に認識することができる。
【0016】また、本発明の生体眼計測装置において
は、屈折力補正部の補正値を見ることができるので、被
検眼の屈折力を容易に認識することができる。
【0017】また、本発明の生体眼計測装置において
は、過去に測定された前眼部像のアライメント照準位置
を全て見ることができるので、適切なアライメント位置
を容易に認識することができる。
【0018】また、本発明の生体眼計測装置において
は、アライメント方向を知ることができるので、アライ
メント操作がより簡単なものとなる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の生体眼寸
法測定装置の各実施例を説明する。
【0020】図1は本発明に係わる測定装置の第1実施
例を示すものである。図1において、100は角膜位置
測定系(リング像投影受像光学系)、101は眼底位置
測定系である干渉光学系、102は被検眼角膜に光束を
照射する照射光学系としてのリング状光源投影部、10
3は被検眼、104は対物レンズである。
【0021】図2は図1に示す二次元イメージセンサ1
07に形成されたリング像を示す図である。リング像投
影受像光学系100の構成は特開平4−35637号と
ほぼ同一であるので、その説明は省略する。
【0022】干渉光学系101は、レーザダイオード1
30、レンズ133、ピンホール134、ビームスプリ
ッタ135、レンズ136、合焦レンズ137、コリメ
ートレンズ138、全反射ミラー172、模型眼ユニッ
ト部材173、ピンホール140、レンズ141、ホト
センサ142を有する。レーザダイオード130は低コ
ヒーレント長のもので、そのコヒーレント長は、例え
ば、0.05mm〜0.1mmのものを使用する。レー
ザダイオード130を出射されたレーザ光は、レンズ1
33によってピンホール134に集光される。ピンホー
ル134は準点光源としての役割を果たす。なお、光源
としては、レーザダイオードの代わりにスペクトル幅の
狭いLED等を用いてもよい。
【0023】ピンホール134を通過したレーザ光は、
ビームスプリッタ135によってレンズ136に向かう
光束と、コリメートレンズ138に向かう光束とに分割
される。レンズ136は、合焦レンズ137、ダイクロ
イックミラー115と共に測定光路171を構成してい
る。コリメートレンズ138は、全反射ミラー172、
模型眼ユニット部材173と共に参照光路174を構成
している。
【0024】レンズ136は、ピンホール134を通過
したレーザ光をコリメートする役割を果たす。レンズ1
36によってコリメートされたレーザ光は、測定光束と
して合焦レンズ137に導かれる。合焦レンズ137
は、光軸方向に移動可能とされ、被検眼103に対する
屈折力補正部材としての役割を果たす。合焦レンズ13
7は合焦レンズ駆動部200によって移動され、合焦レ
ンズ137の移動量は例えば、駆動部200のモータの
回転に伴ってパルス列を出力するエンコーダの出力信号
をカウントし、そのカウント数から検出する構成となっ
ているものとする。合焦レンズ137を通過した測定光
束は、ダイクロイックミラー115、対物レンズ104
を経由して被検眼103に導かれ、後述する屈折力補正
を行うことにより、眼底152上に収束される。
【0025】合焦レンズ137は眼底反射光をコリメー
トする機能を果たし、コリメートされた眼底反射光は、
レンズ136、ビームスプリッタ135を経由してピン
ホール140にリレーされる。ピンホール140は、ピ
ンホール134とビームスプリッタ135の反射面に関
して共役であり、ピンホール134と眼底152上のス
ポット光は共役であるので、被検眼103に対して測定
装置のアライメントが多少ずれても、眼底反射光はピン
ホール140を通過できる。
【0026】コリメートレンズ138によってコリメー
トされたレーザ光は、全反射ミラー172によって模型
眼ユニット部材173に導かれる。模型眼ユニット部材
173は、参照光路174の光路長と測定光路171の
光路長とが同じになるように光軸方向に移動可能とされ
ている。この模型眼ユニット部材173は、レンズ17
5、反射ミラー176、可動枠体177から概略構成さ
れている。模型眼ユニット部材173は、その移動に伴
って生じるぶれによる反射光束の偏向を解消するために
用いたものであり、原理的には単なる可動ミラーを用い
ても構わない。反射ミラー176で反射された参照光束
は、同一光路をたどってビームスプリッタ135を経由
し、測定光束と合成されてピンホール140にリレーさ
れ、そのピンホール140を通過した光束は、レンズ1
41によってフォトセンサ142に収束される。
【0027】模型眼ユニット部材173を移動させて、
参照光路174と測定光路171との光路差がレーザダ
イオード130のコヒーレント長以下になると、参照光
束と測定光束とが干渉を起こし、模型眼ユニット部材1
73の移動速度とレーザダイオード130の発振波長と
に応じた干渉信号が得られる。そして繰り返し干渉信号
が観察できるように、例えば、毎秒10往復程度の速度
で模型眼ユニット部材173を駆動するものとする。干
渉波形は、参照光路174と測定光路171との光路差
が、レーザダイオード130の発振波長の1波長分変化
するごとに正弦波的に変化し、参照光路174と測定光
路171との光路長が等しくなった時、最も強い干渉が
得られる。つまり、最も強い干渉が得られた時の参照光
路174の光路長が測定光路171の光路長に等しく、
模型眼ユニット部材173の反射ミラー176の位置が
ビームスプリッタ135の反射面に対して眼底152と
同一の位置になる。
【0028】ホトセンサ142の出力は、図3に示すよ
うに、増幅器150を介して波形整形回路178に入力
され、干渉信号のピーク位置を検出し、そのピーク時の
模型眼ユニット部材173の反射ミラー176の位置か
ら、眼底152の位置を測定することができる。ここ
で、レーザダイオード130のコヒーレント長を0.1
mmと仮定すれば、干渉信号のピーク位置の検出は、コ
ヒーレント長である0.1mmの数分の一の分解能で決
定でき、眼内寸法の測定に十分な精度を得ることができ
る。
【0029】次に、図3ないし図7を参照しつつ信号処
理の詳細について説明する。
【0030】眼底152からの反射光としての測定光束
は、参照光束に比べて微弱光であり、光量差がある。し
かし、両光束を干渉させて干渉信号として測定するの
で、フォトセンサ142の暗電流に基づくノイズ成分を
除去することができ、効率よく信号成分を検出すること
ができる。そのため、増幅器150は、フォトセンサ1
42の干渉信号の交流成分のみを増幅する。
【0031】この時得られる干渉信号C4 は、図4に示
すように、0Vを中心とした交流波形となるが、ショッ
トノイズ等のランダムノイズに埋もれているため、その
ままでは干渉信号C4 が得られた時の模型眼ユニット部
材173の位置を検出することが困難である。しかし、
干渉信号C4 の周波数fは、模型眼ユニット部材173
の移動速度Vとレーザダイオード130の発振波長λ0
によって次式により決まる。
【0032】f=2・V/λ0 ここで、模型眼ユニット部材173の移動量を適当にと
れば、測定中の移動速度Vは一定と考えてよく、周波数
fを装置定数とすることができる。
【0033】従って、干渉信号C4 を上式の周波数fに
合わせたバンドパスフィルタ(BPF)179に通すこ
とにより、ランダムノイズから信号成分のみを抽出する
ことができる。移動速度Vが一定にできなかった場合に
は、バンドパスフィルタ179の代わりに移動速度の変
化に合わせたトラッキングフィルタを使用すればよい。
【0034】模型眼ユニット部材173の反射ミラー1
76の位置Xを横軸にとり、ホトセンサ142の出力電
圧を縦軸にとると、バンドパスフィルタ179から干渉
信号C4 が得られる。干渉信号C4 は全波整流回路18
0に入力され、図5に示す整流波形C5 に整形される。
その整流波形C5 は平滑回路181に入力され、図6に
示す平滑波形C6 とされる。
【0035】平滑波形C6 は、ピークホールド回路18
2を介して比較回路183に入力されると共に直接比較
回路183に入力される。ピークホールド回路182
は、平滑波形C6 よりもΔVだけ低い電圧をピーク電圧
として保持し出力する。従って、ピークホールド回路1
82は、図7に示すような波形C7 を出力する。比較回
路183は、波形C6 と波形C7 とを比較し、波形C7
が波形C6 よりも大きくなった位置X0 で出力がLから
Hになり、ステップ信号C8 を出力することになる。
【0036】ここで、ΔVが平滑波形C6 の出力ピーク
レベルVに対して十分に小さければ、比較回路183の
出力信号の反転する位置X0 の本来のピーク位置Xpと
のずれ量としてのdは十分小さいと考えてよく、比較回
路183の出力信号が反転する時の模型眼ユニット部材
173の位置X0 を、干渉が最も強く生じている時の模
型眼ユニット部材173の位置(干渉信号がピークの時
の模型眼ユニット部材173の位置)としてよい。
【0037】比較回路183の出力信号は、ラッチ回路
184、制御回路157に入力される。模型眼ユニット
部材173は、ユニット駆動部185により駆動され、
位置検出回路186でその位置データを検出可能な構成
とされている。ラッチ回路184は、模型眼ユニット部
材173の移動量を表す位置検出回路186の位置デー
タをラッチする。
【0038】位置検出回路186は例えば、ユニット駆
動部185のモータの回転に伴ってパルス列を出力する
エンコーダの出力信号をカウントし、そのカウント数か
ら模型眼ユニット部材173の移動量を検出する構成と
すればよい。また、模型眼ユニット部材173に直接セ
ットされたリニアエンコーダの出力信号をカウントして
もよい。
【0039】従って、ラッチ回路184は、干渉信号C
4 が最も強く現れた時の模型眼ユニット部材173の位
置データを保存する。その位置データは、演算部158
に入力され、基準位置から眼底152までの距離が測定
される。また、特開平4−35637号に記載されてい
るように、角膜位置測定系100により基準位置から角
膜頂点120Pまでの距離を測定することが可能なた
め、両測定結果から眼内寸法を測定することができる。
測定結果は表示部164に表示される。
【0040】ここで、被検眼103の微動の影響を除去
するために、両測定が同時に行われる必要があるが、比
較回路183の出力信号を角膜位置測定系100のスタ
ート信号として使用し、制御回路157がスタート信号
を検出すると同時に、二次元イメージセンサ107のリ
ング像i1 ,i2 のデータをフレームメモリ163に取
り込むことにより、同時測定を行うことができる。
【0041】バンドパスフィルタ179、全波整流回路
180、平滑回路181、ピークホールド回路182、
比較回路183を有する波形整形回路178は、角膜位
置測定系100のスタート信号生成部としての機能を果
たす。
【0042】次に、屈折力補正について説明する。
【0043】本測定装置は、アライメント操作と共に被
検眼103の屈折力補正を行う。なお、屈折力補正は、
一度被検眼103に対して行えば再調整する必要はな
く、さらに、装置のアライメントが完全でなくても、概
略行われていれば補正を行うことができ、装置のアライ
メントを困難にすることはない。
【0044】この屈折力補正においては、眼底152か
らの反射光束は、模型眼ユニット部材173の反射ミラ
ー176からの反射光束と合成され干渉信号となるが、
反射ミラー176からの反射光束は一定の光量であるの
で、干渉信号の振幅量は眼底152からの反射光の光量
によって変化することになる。つまり、干渉信号の振幅
量が最大となった時、眼底152からの反射光が最大と
なり、被検眼103の屈折力に対する補正がなされたと
することができる。そこで、ホトセンサ142から得ら
れる干渉信号を観察しつつ、合焦レンズ137を光軸方
向に移動させることにより、被検眼103に対する屈性
力補正を行うことができる。
【0045】ここで、合焦レンズ137の移動に伴う平
滑波形C6 の変化を表示する手段について説明する。
【0046】本実施例においては、図3に示すように平
滑波形C6 の一部は、S/H(サンプルホールド)回路
300にも入力され、クロック生成回路301によるク
ロック信号に基づきサンプリングされる。
【0047】サンプリング出力は、A/D変換器302
に入力され、ディジタイズされてウエーブメモリ303
に順次入力される。次にウエーブメモリ303の内容を
順次読み出し、必要に応じて波形演算回路304で処理
をし、表示制御回路305を介して、図8に示すように
前眼部観察用モニターテレビ170の表示部170aに
平滑波形C6 を表示させる。さらに必要に応じて、図示
しないプリンタ等に出力させてもよい。
【0048】その結果、検者はモニターテレビ170か
ら視線を逸らすことなしに、常に平滑波形C6 の波形を
観察し、そのレベルを確認しながら被検眼103に対す
る装置光学系のアライメントを行うことができる。
【0049】また、被検眼光軸中心に水晶体の混濁があ
るような白内障眼の場合には、混濁が比較的少ない周辺
の部分で測定するために、アライメントを上下左右の方
向に動かすことがある。その際は、アライメントのずれ
が許される範囲内でXYアライメント(被検眼103に
対する装置光学系の上下左右のアライメント)の微動を
実行し、平滑波形C6 の波形を観測しながらそのレベル
を確認すればよい。
【0050】なお、干渉光学系101による眼底位置測
定、角膜位置測定系100の詳細な説明については、特
開平4−35637号を参照とする。
【0051】本実施例においては、合焦レンズ137を
移動させる合焦レンズ移動部200が備えられている。
この合焦レンズ移動部200は、屈折力補正に際し一旦
合焦レンズ137を所定範囲内で移動させ、ピークホー
ルド回路182からの出力が最大となった時の合焦レン
ズ137の位置を記憶しておき、その後、合焦レンズ1
37をその記憶位置に移動させることで屈折力補正を実
行する。
【0052】そしてその時の合焦レンズ137の移動量
より被検眼103の屈折力を求め、図9に示すように、
モニターテレビ170の表示部170aに被検眼103
の屈折力を表す合焦レンズ137の位置を表示する。さ
らに必要に応じて、図示しないプリンタ等に出力させて
もよい。
【0053】その結果、検者は常に合焦レンズ137の
位置と被検眼103の屈折値を把握でき、適切な屈折力
補正がなされているのを確認しながら、被検眼103に
対する装置光学系のアライメントを行うことができる。
【0054】合焦レンズ移動部200のモータにはパル
スモータを用い、入力パルス数に応じた合焦レンズ13
7の移動量を検出する構成とすればよい。また、合焦レ
ンズ移動部200のモータの回転に伴ってパルス列を出
力するエンコーダの出力信号をカウントし、そのカウン
ト数から合焦レンズ137の移動量を検出したり、合焦
レンズ137に直接セットされたリニアエンコーダの出
力信号をカウントして、移動量を検出する構成としても
よい。
【0055】次に、アライメント位置の表示について説
明する。
【0056】本実施例においては、二次元イメージセン
サ107に結像されたリング像i2の中心が、干渉光学
系101の光軸に等しい構成となっており、予め設定さ
れた基準位置とリング像パターン解析の際に求めたリン
グ像i2 の中心位置よりアライメント位置のずれ量を検
出して、図10に示すようにアライメント照準位置Pを
モニターテレビ170の表示部170aに表示し続け
る。
【0057】あるいは、図11に示すように、干渉光学
系101の光軸と同軸になるようにアライメント位置検
出用光源311を設け、アライメント位置検出光学系3
30を構成する。このアライメント位置検出光学系33
0は、アライメント位置検出用光源311、レンズ31
2、ピンホール313、レンズ314、絞り315、レ
ンズ316、ハーフミラー317、ハーフミラー31
8、レンズ319、レンズ320、二次元位置検出素子
(PSD)321を有する。アライメント位置検出用光
源311から出射された光束はレンズ312によってピ
ンホール313に集光される。ピンホール313を通過
した光束はレンズ314によってコリメートされ、絞り
315、レンズ316、ハーフミラー317を通過し、
対物レンズ104の焦点位置にリレーされる。その後、
ハーフミラー318を介してダイクロイックミラー11
5、対物レンズ104を経由して、被検眼103に平行
光束として導かれ、被検眼角膜曲率の1/2の位置に虚
像を形成する。
【0058】被検眼角膜120からの反射光は同一光路
をたどってハーフミラー317を介し、レンズ319、
レンズ320により二次元位置検出素子321に導かれ
る。二次元位置検出素子321の出力は位置演算回路3
22に入力される。その後、図示しない測定スイッチを
押すことにより、演算結果としてアライメント照準位置
を示す座標値を得ることができる。そして、図10に示
すように得られたアライメント照準位置Pをモニターテ
レビ170の表示部170aに表示する。さらに必要に
応じて、図示しないプリンタ等に出力させてもよい。
【0059】その結果、検者は常にモニターテレビ17
0の表示部170aに表示され続けているアライメント
照準位置Pを目安にアライメントのずれあるいは被検眼
水晶体の混濁の部位による干渉信号の有無を確認しなが
ら、被検眼103に対する装置光学系のアライメントを
行うことができる。
【0060】つまり、被検眼水晶体の混濁が特定の部位
に集中し、干渉信号が確認しずらい時でもアライメント
照準位置Pを利用することで、測定が困難なアライメン
ト位置を意図的に避けて測定することができる。
【0061】なお、干渉信号のピーク値の前後におい
て、ピーク値に向かうアライメント方向を表示部170
aに表示することで、アライメントの操作性を高めるこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生体眼計
測装置によれば、アライメント操作を迅速かつ容易に行
うための表示手段を被検眼の前眼部観察用のモニターの
近傍に設けたので、モニターから視線を逸らすことなし
に、被検眼に対する装置光学系のアライメントを実行す
ることができ、アライメント操作性の向上と被検眼測定
の迅速化をもたらすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体眼寸法測定装置の第1実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】二次元イメージセンサに形成されたリング像を
示す説明図である。
【図3】本発明の生体眼寸法測定装置の要部の回路図で
ある。
【図4】干渉波形図である。
【図5】干渉波形の全波整流波形図である。
【図6】全波整流波形の平滑波形図である。
【図7】平滑波形、ピークホールド波形、ステップ信号
波形を示す図である。
【図8】モニターテレビの第1の表示例を示す説明図で
ある。
【図9】モニターテレビの第2の表示例を示す説明図で
ある。
【図10】モニターテレビの第3の表示例を示す説明図
である。
【図11】アライメント照準位置検出用の光学系のブロ
ック図である。
【符号の説明】
100 角膜位置測定系 101 干渉光学系 103 被検眼 130 レーザダイオード(光源) 137 合焦レンズ(屈折力補正部構成要素) 142 ホトセンサ(受光部) 170 モニターテレビ(モニター) 170a 表示部(表示手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレント長の短い光源から射出され
    た測定光束を被検眼に向けて照射すると共に、その測定
    光束の一部を分割して被検眼対応参照反射面に参照光と
    して導き、前記被検眼からの測定反射光と前記被検眼対
    応参照反射面からの参照反射光とを干渉させて得られた
    干渉信号を有する干渉光学系で計測される眼底位置と、
    角膜位置測定系で計測される角膜頂点位置とにより被検
    眼の計測を行う生体眼計測装置において、 装置光学系のアライメント操作のための、干渉波形に基
    づく表示を行うための表示手段が被検眼前眼部観察用の
    モニターの近くに配置されていることを特徴とする生体
    眼計測装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記モニターと一体的
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の生体
    眼計測装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段には、干渉信号波形そのも
    のを表示させるようにしたことを特徴とする請求項1お
    よび2記載の生体眼計測装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段には、屈折力補正範囲内に
    おける屈折力補正部の補正値を表示させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1および2記載の生体眼計測装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段には、過去に測定された前
    眼部像のアライメント照準位置を全て表示させるように
    したことを特徴とする請求項1および2記載の生体眼計
    測装置。
  6. 【請求項6】 干渉信号のピーク値の前後において、ピ
    ーク値に向かうアライメント方向を表示するようにした
    ことを特徴とする請求項1および2記載の生体眼計測装
    置。
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JP2016187461A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社トプコン 眼科装置

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