JPH07213446A - 巻き取り式保温蓋 - Google Patents

巻き取り式保温蓋

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JPH07213446A
JPH07213446A JP726294A JP726294A JPH07213446A JP H07213446 A JPH07213446 A JP H07213446A JP 726294 A JP726294 A JP 726294A JP 726294 A JP726294 A JP 726294A JP H07213446 A JPH07213446 A JP H07213446A
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JP
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lid
tubular body
elongated tubular
slender cylindrical
resin
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JP726294A
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Inventor
Yasuhiko Kubota
安比古 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の間隔を置いて多数平行に配設されてい
る中空の細長筒体(1) とこれら細長筒体(1)(1)相互間を
連結する軟質合成樹脂製の連結片(2) から構成される巻
き取り式保温蓋において、細長筒体(1) の強度及び保温
蓋全体の保温効果を高めること。 【構成】 各細長筒体(1) 内に、高発泡樹脂(10)を充填
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き取り式保温蓋、特
に、風呂蓋等のように、多数の横長筒状体を薄肉の連結
片によって平行に連結させてなる合成樹脂製の巻き取り
式保温蓋に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】従来の巻き取り式保温蓋としての
風呂蓋は、図1に示すように、断面略台形状の細長筒体
(1) を多数平行に配列させるとともにその下辺相互を軟
質樹脂製の薄肉の連結片(2) によって一体的に連結させ
た構成のものが一般的である。このものでは、細長筒体
(1) と細長筒体(1) との間に、折り曲げ自在な連結片
(2) を介在させているため、不使用時には、風呂蓋全体
を細長筒体(1)(1)の連結方向に巻き取っておくことがで
きる。尚、前記各細長筒体(1) は中空であり、その両端
の開放部は、閉塞体(3) によって閉塞せしめられてい
る。該閉塞体(3) は、図3に示すように、細長筒体(1)
の断面形状に略一致する蓋部(33)と、該蓋部(33)から細
長筒体(1) 側に突出し且前記細長筒体(1) の内周壁に接
触する脚部(31)から構成されており、前記脚部(31)を細
長筒体(1) 内に嵌入させた後、細長筒体(1) の開放端部
と蓋部(33)の裏面とを高周波溶着又は接着により取り付
けられる。
【0003】この従来の標準タイプのものでは、図1に
示すように、前記細長筒体(1) 内は中空であるから、
又、細長筒体(1) の断面係数が比較的小さいことから、
曲げ強度が不足し、外的衝撃によって割れ易いという問
題がある。又、破損した場合、細長筒体(1) の破片が飛
び散り危険である。この問題を解決するために、図2に
示すように、細長筒体(1) 全体を、厚肉に成型した強化
タイプのものがある。このものでは、外的衝撃により破
損しにくくなるが、図1のものに比べて樹脂が多く必要
になるため製作コストが高くなる。さらには、細長筒体
(1) の断面形状が大きくなるとともに、風呂蓋全体の重
量が増すため扱いにくくなるという不都合もある。
【0004】又、従来のものでは、浴槽内に張った湯か
らの湯気により風呂蓋が加熱された時、細長筒体(1) 内
の空気が膨張し高圧状態になるという不都合を防止する
ために、前記閉塞体(3) には、図3に示すように、細長
筒体(1) の内部に連通する空気抜き用の小孔(30)が形成
されている。この小孔(30)により、細長筒体(1) 内の空
気の出入りが可能となるので、細長筒体(1) の内圧の上
昇は抑えられる。又、この小孔(30)は、閉塞体(3) と細
長筒体(1) との隙間から不用意に細長筒体(1)内に侵入
した水滴を排出することにも利用することができる。
【0005】しかしながら、逆に、この小孔(30)から、
細長筒体(1) 内の温められた空気が逃げてしまうため、
又、この空気対流によって空気断熱効果が大幅に低くな
るため、風呂蓋としては保温性に欠けるという問題があ
る。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、
『中空の細長筒体(1) を一定の間隔を置いて多数平行に
配設させるとともにこれら相互間を軟質合成樹脂製の連
結片(2) によって連結させてなる巻き取り式保温蓋』に
おいて、細長筒体(1) の強度及び保温性を高めることを
課題とする。 [請求項1について]
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『細長筒体(1) 内に、高発泡樹脂(10)を充填
した』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。細長筒
体(1) 内には高発泡樹脂(10)が充填されているので、該
細長筒体(1) は中実となる。よって、細長筒体(1) の構
成壁の肉厚が薄い場合でも、細長筒体(1) に曲げ力が作
用した時、この構成壁自体が内方へ撓みにくい。
【0008】高発泡樹脂(10)は、軽量で且保温性に富む
特性があることから、細長筒体(1)内に高発泡樹脂(10)
を充填させても保温蓋全体の重量増加が低く抑えられ、
又、保温蓋全体が断熱保温層として機能することとな
る。
【0009】
【効果】外的衝撃を受けても細長筒体(1) の構成壁自体
が内方へ撓みにくいから、細長筒体(1) の剛性が向上す
る。よって、細長筒体(1) の高さや肉厚を大きくしなく
ても、保温蓋の強度が高まることとなる。従って、細長
筒体(1) の断面が扁平・薄肉であっても、従来の強化タ
イプのものと同等の強度が得られ、例えば、高温湯を収
容した湯槽の蓋として利用する場合に、この蓋に手をつ
いた時に該蓋が湾曲して湯槽内に落下してしまうような
危険も回避される。又、万一、細長筒体(1) が破損して
しまっても、細長筒体(1) の破片は高発泡樹脂(10)を介
して繋がっているため周囲に散乱する危険がない。
【0010】細長筒体(1) 内に高発泡樹脂(10)を充填さ
せても保温蓋全体の重量の増加が少ないから、重くて扱
いにくくなるといった問題もなく、高発泡樹脂(10)の断
熱保温効果により、保温蓋全体が断熱保温層として機能
することとなるから、湯槽の蓋等に利用する場合では、
湯の保温性が向上する。又、細長筒体(1) と連結片(2)
の成型後に、細長筒体(1) 内に高発泡樹脂(10)の合成樹
脂を充填して発泡させるだけであるから、製造も容易で
あり、又、安価に製作することができる。 [請求項2について]請求項2の発明のものは、請求項
1と同じ課題を解決するとともにさらに細長筒体(1) 内
に水を侵入させないようにするものである。
【0011】
【技術的手段】そのために講じた請求項2の発明の技術
的手段は、『高発泡樹脂(10)を独立気泡タイプとした』
ことである。
【0012】
【作用・効果】高発泡樹脂(10)を独立気泡タイプとした
から、細長筒体(1) 内に水が侵入しようとしても、高発
泡樹脂(10)全体に浸透することがない。よって、細長筒
体(1)の開放端に隙間が生じたり、細長筒体(1) の表面
に亀裂が生じたりしても、それら隙間や亀裂等から細長
筒体(1) 内に水が入り込む不都合がない。
【0013】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。本発明実施例のものは巻き取り式の風呂蓋
に実施するものである。このものは、従来の風呂蓋と同
様に、間隔を置いて並列する複数の細長筒体(1)(1)と、
該細長筒体(1)(1)間に位置し且これらを連結する薄肉の
連結片(2)(2)とを合成樹脂の押し出し成型によって一体
的に成型することにより、風呂蓋の1ユニットを構成す
るもので、該1ユニットの両側に設けておく連結片(2)
(2)によって、他のユニットと連結一体化することによ
り、一枚の風呂蓋を構成するものである。
【0014】各細長筒体(1) は、所定の長さを有する断
面略台形状の中空体に成型されるとともにその内部は、
図4に示すように、区画壁(1a)によって長手方向に沿っ
て2室に分割されており、その断面の大きさ及び肉厚等
は、従来の標準タイプのものと同等に設定されている。
これら細長筒体(1)(1)の隣接下端相互が前記連結片(2)
によって連結されている。
【0015】上記のように成型されたユニットの各細長
筒体(1) の両端部を閉塞させる閉塞体(3a)(3b)は、従来
のものと同様に、細長筒体(1) の断面形状に一致する蓋
部(33)と細長筒体(1) の内周壁に接触するように前記蓋
部(33)から延長形成されてなる脚部(31)とからなる。こ
の実施例では、まず、前記細長筒体(1) の一方の開放端
にのみ、前記閉塞体(3a)を高周波溶着により取り付けて
おく。この閉塞体(3a)には、従来例のような、空気抜き
用の小孔を具備させないものとする。
【0016】このように、細長筒体(1)(1)の一端のみを
前記閉塞体(3a)によって閉塞させた風呂蓋ユニットを、
図5に示すように、前記閉塞体(3a)が下端となるように
直立させるとともに、細長筒体(1) の上端開放部に、充
填装置(6) のノズル(61)(61)をそれぞれ対応させ、各細
長筒体(1) の2室内それぞれに、高発泡樹脂(10)用の未
発泡樹脂を前記ノズル(61)(61)から充填する。
【0017】この実施例では、高発泡樹脂(10)として、
ウレタン発泡樹脂、例えば、50%のポリオールと50
%のイソシアネートからなる独立気泡タイプの高発泡樹
脂を採用している。この高発泡樹脂(10)の発泡倍率は、
30倍であることから、細長筒体(1) の長さの30分の
1の高さまで前記未発泡樹脂を充填させておけば良い。
【0018】細長筒体(1) 内の高発泡樹脂(10)が十分発
泡硬化した後、細長筒体(1) の上端開放部から、はみ出
した部分を切りそろえて、該細長筒体(1) の開放端部を
小孔(30)を具備する閉塞体(3b)により閉塞させる。細長
筒体(1) 内には高発泡樹脂(10)が充満しているが、閉塞
体(3b)の脚部(31)を強制的に細長筒体(1) 内に挿入させ
ることにより、閉塞体(3b)の蓋部(33)の裏面が細長筒体
(1) の開放端部に接触する態様で、閉塞体(3b)を細長筒
体(1) の他端に取り付けることができる。
【0019】その後、各風呂蓋ユニットの両側の連結片
(2)(2)相互を溶着させることにより、各細長筒体(1) 内
に高発泡樹脂(10)を充填させてなる風呂蓋が完成する。
高発泡樹脂(10)を細長筒体(1) 内に充填させたことによ
り、風呂蓋全体の剛性が向上し、撓みにくいものとなる
から、図6に示すように、浴槽(4) を閉塞させた時に、
その中央部に手をつく等の圧力がかかっても風呂蓋が撓
んで浴槽(4) 内に落下するといった不都合はない。
【0020】高発泡樹脂(10)は重量を殆ど考慮する必要
がない程軽量なものであるから、細長筒体(1) 内にこの
高発泡樹脂(10)を充填させても風呂蓋全体の重量の増加
は低く抑えられる。又、強度を得るために細長筒体(1)
を厚肉にする必要もないので、従来のものと同様に巻き
取り等の取扱いが可能である。又、浴槽に張った湯から
の湯気により風呂蓋が加熱されても細長筒体(1) 内には
独立気泡タイプからなる高発泡樹脂(10)が充満している
ことから、細長筒体(1) の内圧が著しく変化することが
ない。よって、必ずしも閉塞体(3b)には空気抜きのため
の小孔(30)を設ける必要がない。
【0021】この実施例では、風呂蓋として利用した
が、他の油槽等の保温蓋としても利用できることは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の標準タイプの風呂蓋の断面図。
【図2】従来の強化タイプの風呂蓋の断面図。
【図3】従来の細長筒体(1) と閉塞体(3) との関係を示
す断面図。
【図4】本発明実施例の断面図。
【図5】高発泡樹脂(10)の充填時の説明図。
【図6】本発明実施例の使用例。
【符号の説明】
(1) ・・・細長筒体 (10)・・・高発泡樹脂 (2) ・・・連結片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の細長筒体(1) を一定の間隔を置い
    て多数平行に配設させるとともにこれら相互間を軟質合
    成樹脂製の連結片(2) によって連結させてなる巻き取り
    式保温蓋において、細長筒体(1) 内に、高発泡樹脂(10)
    を充填した巻き取り式保温蓋。
  2. 【請求項2】 高発泡樹脂(10)を独立気泡タイプとした
    請求項1に記載の巻き取り式保温蓋。
JP726294A 1994-01-26 1994-01-26 巻き取り式保温蓋 Pending JPH07213446A (ja)

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JP726294A JPH07213446A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 巻き取り式保温蓋

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS44666Y1 (ja) * 1965-12-17 1969-01-13
JPH0521788B2 (ja) * 1987-08-26 1993-03-25 Daimler Benz Ag

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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