JPH07212432A - データ中継装置 - Google Patents

データ中継装置

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Publication number
JPH07212432A
JPH07212432A JP6006655A JP665594A JPH07212432A JP H07212432 A JPH07212432 A JP H07212432A JP 6006655 A JP6006655 A JP 6006655A JP 665594 A JP665594 A JP 665594A JP H07212432 A JPH07212432 A JP H07212432A
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JP
Japan
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data
transmission
computer
relay device
data relay
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JP6006655A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Yoshida
信隆 吉田
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機からの指示に基づき制御装置とのデー
タ伝送を行うデータ中継装置がデータ伝送中に電源断と
なり復帰した場合に、データ伝送を再開させる。 【構成】 起動時に、データ中継装置2から計算機1
に、イニシャル状態フラグFiを“1”に設定して応答
要求“ENQ”を送信し、応答要求“ENQ”に対する
応答を計算機1から受信するまで、伝送速度BPSを予
め設定した仮伝送速度Bxの高速度から順次低速度に変
更して応答要求“ENQ”を送信し、応答要求“EN
Q”に対する応答を計算機1から受信したとき、データ
中継装置2では、その時の仮伝送速度Bxを計算機1と
の伝送速度BPSとして設定し、計算機1では、応答要
求“ENQ”に付加されたイニシャル状態フラグFiを
参照して、データ中継装置2が初期起動状態であること
を認識し、データ中継装置2に所定の設定データを伝送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、マイクロコン
ピュータ等の計算機とシーケンサ等の制御装置とを接続
するデータ中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータとシーケン
サとを専用回線を用いて接続する場合等のように、マイ
クロコンピュータと制御装置とを接続する場合にはRS
232Cインタフェースを用いてシリアル伝送でデータ
伝送を行っており、無手順方式、又は、簡易伝送手順方
式による伝送制御手順によってデータ伝送が行われてい
る。また、RS232Cインタフェースは、ノイズに弱
く、伝送距離を長くすることができないという欠点があ
るので、RS422インタフェース、或いは、RS48
5インタフェースによってデータ伝送を行う場合もあ
る。
【0003】一般に、マイクロコンピュータ等の計算機
とシーケンサ等の装置とを専用回線を用いてRS485
インタフェース等で接続し、全二重のシリアル伝送を行
う場合等には、両者間での伝送速度を同一に設定する必
要があり、計算機では伝送速度を、セットアップ時、又
は、シリアル伝送開始時にプログラムで設定し、また、
シーケンサでは、ハードウェアの設定スイッチによって
伝送速度を設定するようになされている。
【0004】そして、計算機とシーケンサ間でのデータ
伝送制御は、シーケンサ側で行う場合と、計算機とシー
ケンサとの間に配設したデータ中継装置によって行う場
合とがあり、データ伝送制御をどの機器によって行うか
は用途によって使い分けするようになされている。この
データ中継装置は、起動時には、その伝送速度は予め設
定されたデフォルト値が設定されるようになされてお
り、データ中継装置によって計算機とシーケンサ間のデ
ータ伝送制御を行う場合に、デフォルト値以外の伝送速
度でデータ伝送を行う場合には、まず、計算機から伝送
速度設定情報をデータ中継装置に出力し、データ中継装
置では入力した伝送速度設定情報をもとに、伝送速度を
変更する。次いで、計算機において、所望の伝送速度に
変更し、計算機とデータ中継装置との伝送速度を同一に
変更した後、データ伝送を行うようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ中継装置においては、起動時には伝送速度の
デフォルト値が設定されるようになされているため、計
算機とデータ中継装置との間でデフォルト値とは異なる
伝送速度でデータ伝送を行っているときに、例えば、停
電等によってデータ中継装置の電源が電源断となり、そ
の後復帰した場合等には、データ中継装置の伝送速度
は、予め設定した伝送速度のデフォルト値に設定されて
しまい、このとき、計算機は電源断となる前の伝送速度
が設定されているために、計算機とデータ中継装置とで
伝送速度が異なってしまい、計算機とデータ中継装置と
の間でのデータ伝送を行うことができないという未解決
の課題がある。
【0006】また、計算機側では、データ中継装置の伝
送速度が変更されてしまったことを認識することができ
ないため、設定した伝送速度が異なるだけであるのにも
かかわらず、伝送異常として認識し、伝送異常が継続し
て生じているものと判断してしまうという問題もある。
また、データ中継装置とシーケンサ間とのデータ伝送に
おいて、データ中継装置がマスタモードとして作動して
いる場合に、データ中継装置が電源断等によって停電
し、そして復帰した場合等には、データ中継装置の動作
モードがデフォルト値であるスレーブモードに設定され
てしまうために、以後シーケンサとのデータ伝送ができ
ず、シーケンサのデータの読み書きができなくなってし
まうという未解決の課題もある。
【0007】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
課題に着目してなされたものであり、計算機と制御装置
との間でデータ伝送中に電源断等によって停電になり、
その後復帰した場合でも、確実にデータ伝送を再開する
ことのできるデータ中継装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係わるデータ中継装置においては、図1
の基本構成図に示すように、上位計算機からの指令に基
づき制御装置とのデータ授受を行うデータ中継装置にお
いて、起動時に、前記上位計算機から応答が得られるま
で伝送速度を変更して応答要求キャラクタを送信する送
信手段と、前記上位計算機から前記応答要求キャラクタ
に対する応答を受信したとき、そのときの伝送速度を前
記上位計算機との間の伝送速度として設定する伝送速度
設定手段とを備えることを特徴としている。
【0009】また、請求項2に係わるデータ中継装置に
おいては、請求項1記載の応答要求キャラクタは、デー
タ中継装置の初期起動情報を格納する初期情報領域を備
えることを特徴としている。
【0010】
【作用】例えば、上位計算機からの指令に基づき制御装
置とのデータ授受を行うデータ中継装置において、起動
時に、送信手段によって上位計算機に応答要求キャラク
タを送信し、送信した応答要求キャラクタに対する応答
を上位計算機から得られるまで、伝送速度を変更して送
信し、上位計算機からの応答が得られたとき、伝送速度
設定手段によってその時点での伝送速度を上位計算機と
のデータ伝送時の伝送速度として決定し、このとき、応
答要求キャラクタに設けた初期情報領域に、データ中継
装置が初期起動状態であるという初期起動情報を設定す
ることによって、計算機側は、データ中継装置が初期起
動状態であることを認識する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、本発明によるデータ中継装置を用いた
データ伝送システムの一実施例を示す概略構成図であ
る。データ中継装置2は、マイクロコンピュータ等の上
位計算機としての計算機1と専用回線L1で接続されR
S485インタフェースによって双方向のデータ伝送を
行い、また、シーケンサ3と専用回線L2によって接続
される。
【0012】シーケンサ3は、シーケンスコントローラ
31と、外部からの操作指令や制御対象の状態等を検出
する外部機器10に接続され、シーケンス制御に必要な
条件の取り込みを行う入力カプセル32と、制御対象の
外部機器10等に接続され、制御指令を出力する出力カ
プセル33と、例えば他のシーケンサと接続され、シー
ケンサ間のデータ伝送制御等を行うマイクロコントロー
ラ34とから構成され、シーケンスコントローラ31
と、入力カプセル32と、出力カプセル33と、マイク
ロコントローラ34とはツイストペアケーブル等の専用
回線L3によって接続され、入力カプセル32を介して
入力した外部機器10からの入力データをもとにシーケ
ンスコントローラ31において所定の演算処理を行い、
処理結果を出力カプセル33を介して外部機器10に出
力すると共に、マイクロコントローラ34を介して、他
のシーケンサ等とのデータ伝送を行う。
【0013】データ中継装置2は、計算機1と所定の通
信制御手順によって通信を行い、計算機1からのシーケ
ンサ3のデータの読み書きの指示等の伝送データを受信
し、受信した伝送データが、シーケンサ3へのデータ送
信指令である場合には、シーケンスコントローラ31に
計算機1からの伝送データを送信し、送信終了後、送信
結果を計算機1に送信する。また、計算機1からの伝送
データが、シーケンサ3のデータの読み込み指令である
場合には、指定されたデータをシーケンスコントローラ
31から読み込み、読み込み終了後、シーケンスコント
ローラ31との通信結果と読み込みデータとを計算機1
に送信する。
【0014】また、データ中継装置2は、起動時に、自
己の初期起動情報を付加した応答要求キャラクタとして
の応答要求“ENQ”を計算機1に送信し、応答要求
“ENQ”に対する応答を計算機1から受信するまで、
伝送速度を変更して応答要求“ENQ”を送信する。図
3は、計算機1とデータ中継装置2との間の伝送制御手
順を示したものである。
【0015】計算機1からデータ中継装置2へデータ送
信を行う場合には、図3(a)に示すように、まず、計
算機1から、データ中継装置2に対し応答要求“EN
Q”を送信する。データ中継装置2では、応答要求“E
NQ”に対する応答として、計算機1からの伝送データ
を受信可能であれば、肯定応答“ACK”を送信し、受
信不可であれば、否定応答“NAK”を送信する。
【0016】そして、計算機1は、データ中継装置2か
ら肯定応答“ACK”を受信したとき、伝送データの送
信を開始し、データ中継装置2に対し、テキスト開始キ
ャラクタ“STX”に続いて、所定の送信データを送信
し、送信データの送信終了後、テキスト終了キャラクタ
“ETX”を送信する。データ中継装置2では、テキス
ト終了キャラクタ“ETX”を受信したとき、入力した
送信データに伝送誤り等がないかチェックを行い、受信
した送信データに伝送誤りが生じた場合には、計算機1
に否定応答“NAK”を送信し、送信データに伝送誤り
が生じない場合には、通信が正常に行われたものとして
肯定応答“ACK”を送信する。
【0017】計算機1では、肯定応答“ACK”を受信
したとき、正常にデータ伝送が行われたものと判定しデ
ータ伝送を終了する。ここで、計算機1は、送信データ
の送信が終了し、テキスト終了キャラクタ“ETX”を
送信した後、所定時間以内にデータ中継装置2からなん
らかの応答がない場合には、データ伝送が正常に行われ
なかったものとして、上記と同様にデータ伝送処理を行
い、再度データ中継装置2に応答要求“ENQ”を送信
し、肯定応答“ACK”を受信したとき、伝送データの
送信を開始するものとする。
【0018】逆に、データ中継装置2から計算機1へデ
ータ送信を行う場合には、上記とは反対に、図3(b)
に示すように、データ中継装置2から、計算機1に対し
て応答要求“ENQ”を送信し、計算機1は応答要求
“ENQ”に対する応答として、伝送データを受信可能
であれば、肯定応答“ACK”を送信し、受信不可であ
る場合には、否定応答“NAK”を送信する。
【0019】データ中継装置2は、計算機1から肯定応
答“ACK”を受信したとき、伝送データの送信を開始
し、テキスト開始キャラクタ“STX”に続いて、所定
の送信データを送信し、所定の送信データの送信が終了
したとき、テキスト終了キャラクタ“ETX”を送信す
る。計算機1では、データ中継装置2からテキスト終了
キャラクタ“ETX”を受信すると、受信した送信デー
タに伝送誤り等がないかエラーチェック等を行い、伝送
エラーがない場合には肯定応答“ACK”を送信し、伝
送エラーがある場合には否定応答“NAK”をデータ中
継装置2に送信する。
【0020】そして、データ中継装置2では、計算機1
から肯定応答“ACK”を受信したとき、正常にデータ
伝送が行われたものとしてデータ伝送処理を終了する。
一方、計算機1から否定応答“NAK”を受信した場合
には、データ中継装置2では、再度、計算機1に応答要
求“ENQ”を送信し、上記と同様にデータ伝送処理を
行って、伝送データの再送を行う。
【0021】ここで、上述の応答要求“ENQ”、肯定
応答“ACK”等の伝送制御キャラクタは、図4に示す
ような構成であり、応答要求“ENQ”は、図4(a)
に示すように、それぞれ1バイトで構成される、ENQ
コードCENQ と、送信元局のアドレスと初期起動情報と
してのイニシャル状態フラグFiとで構成されるSAコ
ードCSAと、伝送制御キャラクタの終結を表すLFコー
ドCLFとの3バイトから、この順に最下位バイトから形
成される。
【0022】そして、SAコードCSAは、図4(b)に
示すように、最下位ビットを0ビット、最上位ビットを
7ビットとすると、初期情報領域としての3ビット目に
イニシャル状態フラグFiが格納され、4〜7ビット目
に送信元局のアドレスが格納される。また、肯定応答
“ACK”は、図4(c)に示すように、それぞれ1バ
イトで構成される、透過モードのデータ伝送を実現する
ためのDLEコードCDLE と、ACKコードCACK と、
LFコードCLFとの3バイトから、この順に最下位バイ
トから形成され、同様に、否定応答“NAK”は、図4
(d)に示すように、それぞれ1バイトで構成される、
DLEコードCDLE と、NAKコードCNAK と、LFコ
ードCLFとの3バイトから、この順に最下位バイトから
形成される。
【0023】そして、送信データは、図4(e)に示す
ように、それぞれ、1バイトで構成されるDLEコード
DLE と、送信データの開始を表すSTXコードCSTX
と、送信データとして送信するテキストデータのデータ
長に4バイトを加算した送信データバイト数を表すLE
NコードCLEN と、テキストデータ長に応じたバイト数
のテキストデータコードCDAT と、さらに、1バイトで
構成される、DELコードCDEL と、テキストデータの
終結を表すETXコードCETX と、伝送誤り検出のため
のBCCコードCBCC と、LFコードCLFとから、この
順に最下位バイトから形成される。
【0024】次に、上記実施例の動作を、図5に示す、
起動時のデータ中継装置2の処理手順を示すフローチャ
ートに基づき説明する。データ中継装置2は、起動時に
は、まず、ステップS1において、応答要求“ENQ”
のイニシャル状態フラグFiを“1”にセットし、ステ
ップS2に移行する。
【0025】そして、ステップS2では、仮伝送速度B
xの設定値として、例えば、B1<B2<……<Bnを
満たすn種類の伝送速度が設定した場合には、カウント
値Xの初期値として伝送速度の設定数“n”を設定し、
ステップS3に移行する。ステップS3では、予め設定
した仮伝送速度Bx を伝送速度BPSとして仮設定し、
ステップS4に移行において、ステップS3で仮設定し
た伝送速度BPS、すなわち、仮伝送速度Bxで、応答
要求“ENQ”を計算機1に送信する。
【0026】次いで、ステップS5では、ステップS4
で送信した応答要求“ENQ”に対する計算機1からの
応答を予め設定した所定時間内に受信したか否かを判定
し、応答要求“ENQ”に対する応答を受信した場合に
は、ステップS6に移行する。そして、ステップS6で
は、現時点での伝送速度BPS、すなわち、仮伝送速度
Bxを計算機1との伝送速度BPSとして決定し、応答
要求“ENQ”のイニシャル状態フラグFiを“0”に
設定し、起動時の処理を終了する。
【0027】一方、ステップS5で、計算機1からの応
答要求“ENQ”に対する応答を、予め設定した所定時
間内に受信しない場合には、ステップS7に移行し、X
=X−1とした後、ステップS8に移行し、X=0であ
るか否かを判定し、X=0でない場合にはステップS3
に戻り、X=0である場合にはステップS9に移行し
て、計算機1との伝送異常が発生したものと判定し処理
を終了する。
【0028】ここで、ステップS1〜S5及びステップ
S7〜S9が送信手段に対応し、ステップS6が伝送速
度設定手段に対応している。したがって、例えば、今、
各機器が正常に作動しており、シーケンサ3では、入力
カプセル32を介して外部機器10からの入力データを
もとに所定の演算処理を行い、その演算結果を出力カプ
セル33を介して外部機器10に出力すると共に、マイ
クロコントローラ34を介して他のシーケンサ等に演算
結果を出力しているものとする。
【0029】また、仮伝送速度として、B1<B2<B
3を満たす伝送速度が設定されているものとする。この
とき、計算機1とデータ中継装置2との間では、デフォ
ルト値とは異なる伝送速度BPS、例えば、B2bps
でデータ通信が行われ、データ中継装置2はマスタモー
ドでシーケンサ3とデータ通信を行い、計算機1からの
指令に基づいて、例えば、シーケンサ3の演算処理結果
等を読み込み、読み込んだ演算処理結果を読み込みデー
タとして、計算機1に送信しているものとする。
【0030】この状態で、例えば、データ中継装置2が
停電等によって電源断となったものとする。これによっ
て、データ中継装置2は、電源断となったことにより、
各種設定値が、全てデフォルト値に設定されてしまい、
伝送速度BPSはデフォルト値としてB1bpsが設定
され、また、動作モードがスレーブモードに設定された
とする。
【0031】この状態で、データ中継装置2が再起動し
た場合には、データ中継装置2では、まず、応答要求
“ENQ”のイニシャル状態フラグFiを“1”に設定
し、この場合、仮伝送速度として3種類の伝送速度が設
定されているので、伝送速度BPSとして、最大伝送速
度である仮伝送速度B3bpsを仮設定し、伝送速度B
3 bpsで、応答要求“ENQ”を計算機1に送信す
る。
【0032】このとき、計算機1の伝送速度BPSは、
デフォルト値に戻ることなくB2bpsのままであり、
データ中継装置2からは伝送速度BPS=B3bpsで
送信されるので、計算機1側は、データ中継装置2から
の応答要求“ENQ”を受信することができない。よっ
て、データ中継装置2では、予め設定した所定時間内
に、計算機1からの応答要求“ENQ”に対する応答を
受信することができないので、計算機1と伝送速度BP
Sが異なるものと判定し、次に、伝送速度BPSとし
て、次に伝送速度の大きい仮伝送速度B2を設定し、伝
送速度B2bpsで、応答要求“ENQ”を計算機1に
送信する。
【0033】このとき、計算機1とデータ中継装置2と
の伝送速度BPSは共に、B2bpsであるので、計算
機1は、データ中継装置2からの応答要求“ENQ”を
受信することができ、応答要求“ENQ”のアドレス情
報を参照してデータ中継装置2からの応答要求“EN
Q”であることを認識し、応答要求“ENQ”に対する
応答として肯定応答“ACK”をデータ中継装置2に送
信する。
【0034】また、計算機1では、受信した応答要求
“ENQ”のイニシャル状態フラグFiを参照し、イニ
シャル状態フラグFiが“1”であるので、データ中継
装置2が初期起動状態であることを認識し、例えば、デ
ータ中継装置2の動作モードはマスタモードであること
等、電源断となる前にデータ中継装置2に対して設定し
た各種設定データを再度データ中継装置2に送信する。
【0035】データ中継装置2では、計算機1から肯定
応答“ACK”を受信したことによって、計算機1との
伝送速度BPSをB2bpsとして決定し、応答要求
“ENQ”のイニシャル状態フラグFiを“0”に変更
し、続いて、計算機1からの動作モードはマスタモード
であるという設定データに基づきモード設定を行い、ま
た、計算機1からの各種設定データに基づき所定の設定
を行う。
【0036】これによって、データ中継装置2は、電源
断となる前と同一の各種設定データが設定されることに
なり、よって、計算機1との間のデータ通信を行うこと
が可能となり、また、データ中継装置2では動作モード
をマスタモードとして設定することによって、シーケン
サ3に対してデータの読み書きを行うことが可能とな
り、データ中継装置2が電源断となる以前の機器状態を
再現することができ、計算機1とシーケンサ3とのデー
タ伝送を再開することができる。
【0037】一方、データ中継装置2において、伝送速
度BPSとして仮伝送速度B1,B2,B3を設定して
送信しても、応答要求“ENQ”に対する応答が得られ
ない場合には、計算機1との通信異常であるものと判定
し処理を終了する。したがって、上記実施例において
は、起動時に、データ中継装置2が、イニシャル状態フ
ラグを“1”とし、伝送速度BPSを予め設定した仮伝
送速度Bxの最大値に仮設定して応答要求“ENQ”を
計算機1に送信し、計算機1から応答があるまで、伝送
速度BPSを順次仮伝送速度Bxの小さい値に変更して
応答要求“ENQ”を送信し、計算機1から応答があっ
たときの仮伝送速度Bxを計算機1との伝送速度BPS
として決定することによって、計算機1とデータ中継装
置2とでデータ伝送中にデータ中継装置2が電源断とな
り再起動した場合でも、データ中継装置2において計算
機1の伝送速度BPSを検索して、検索した伝送速度B
PSを伝送速度として設定することによって、オペレー
タが介入することなくデータ伝送を再開することがで
き、計算機側ではデータ中継装置2に電源断が生じたこ
とを何ら気にすることなくデータ伝送を継続して行うこ
とができる。
【0038】また、データ中継装置2は、起動時に、計
算機1に、応答要求“ENQ”のイニシャル状態フラグ
Fiを“1”として送信することによって、計算機1で
は、イニシャル状態フラグFiが“1”か“0”である
かを判定することによってデータ中継装置2が初期状態
であるか否かを容易に認識することができ、データ伝送
中に停電等によって電源断となった場合でも、データ中
継装置2との伝送異常であると認識することなく、デー
タ中継装置2が新たに起動したことを確実に認識するこ
とができる。
【0039】なお、上記実施例においては、伝送速度B
PSとして仮伝送速度Bxの大きいものから設定するよ
うになされているが、伝送速度の小さいものから設定す
るようにすることも可能である。また、上記実施例にお
いては、データ中継装置と上位計算機間とでのRS48
5インタフェースによって全二重のシリアル伝送を行う
場合について説明したが、これに限らず、装置間でのデ
ータ伝送を行う場合に、両者間での伝送速度を同一に設
定してデータ伝送を行う場合であれば適用することが可
能である。
【0040】さらに、上記実施例においては、上位計算
機とデータ中継装置との間で透過モードでデータ伝送を
行う場合について説明したが、透過モードでデータ伝送
を行わない場合でも適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるデ
ータ中継装置によれば、上位計算機からの指令に基づき
制御装置とのデータ授受を行うデータ中継装置におい
て、起動時に、送信手段によって応答要求キャラクタを
上位計算機に送信し、上位計算機から応答が得られるま
で伝送速度を順次変更して送信し、応答要求キャラクタ
を送信する際に、応答要求キャラクタに設けた起動情報
領域にデータ中継装置の初期起動情報を付加して送信す
ることにより、データ伝送中にデータ中継装置が電源断
となりその後再起動した場合でも、確実に計算機と制御
装置との間でのデータ伝送を再開することができ、ま
た、計算機に対してデータ中継装置の初期起動状態を容
易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】計算機及びデータ中継装置間の通信制御手順を
示した説明図である。
【図4】伝送制御キャラクタの構成を示す説明図であ
る。
【図5】データ中継装置の起動時の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 計算機 2 データ中継装置 3 シーケンサ 31 シーケンスコントローラ 32 入力カプセル 33 出力カプセル Fi イニシャル状態フラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位計算機からの指令に基づき制御装置
    とのデータ授受を行うデータ中継装置において、起動時
    に、前記上位計算機から応答が得られるまで伝送速度を
    変更して応答要求キャラクタを送信する送信手段と、前
    記上位計算機から前記応答要求キャラクタに対する応答
    を受信したとき、そのときの伝送速度を前記上位計算機
    との間の伝送速度として設定する伝送速度設定手段とを
    備えることを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】 前記応答要求キャラクタは、データ中継
    装置の初期起動情報を格納する初期情報領域を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ中継装置。
JP6006655A 1994-01-25 1994-01-25 データ中継装置 Pending JPH07212432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6006655A JPH07212432A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 データ中継装置

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JP6006655A JPH07212432A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 データ中継装置

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JPH07212432A true JPH07212432A (ja) 1995-08-11

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ID=11644398

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014041548A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Canon Inc 電子システム及び通信制御方法

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