JPH07211158A - ケーブル被覆材 - Google Patents

ケーブル被覆材

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JPH07211158A
JPH07211158A JP1393994A JP1393994A JPH07211158A JP H07211158 A JPH07211158 A JP H07211158A JP 1393994 A JP1393994 A JP 1393994A JP 1393994 A JP1393994 A JP 1393994A JP H07211158 A JPH07211158 A JP H07211158A
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JP
Japan
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cable
radio wave
frequency
predetermined
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JP1393994A
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English (en)
Inventor
Tomonori Takada
知典 高田
Hiroshi Sakurai
浩 桜井
Takao Kakehashi
孝夫 掛橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】隠れた場所に配線されたケーブルの配線場所、
及び該ケーブルの損傷の検出、並びに複数のケーブルの
識別を容易ならしめるケーブル被覆材を提供する 【構成】内部にケーブル収納空間1Aa、1Ba、1C
a、1Daを有する絶縁チューブ1A、1B、1C、1
Dに、所定の第一周波数の電波に共振し、所定の第二周
波数の電波を発する共振部材5A、5B、5C、5Dを
前記ケーブル収納空間の長手方向に沿って連続的に設
け、前記ケーブル収納管に、名前情報N1、N2、N
3、N4を記録し得る情報素子6A、6B、6C、6D
を、前記ケーブル収納管外部から非接触で読み出し自在
な形で設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスの床下に配線
されたOA機器のケーブル等、隠れた場所に配線された
ケーブルの配線場所、及び該ケーブルの損傷を検出する
際、並びに複数のケーブルの識別をする際に好適なケー
ブル被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床下等の隠れた場所に配線された
ケーブルに損傷が生じた場合には、その損傷により機能
停止等の生じた機器に関係する全てのケーブルを取り出
し、その損傷の有無を通電検査して、損傷の有るケーブ
ルを特定し、該ケーブルを交換していた。また、複数の
ケーブルの識別は、ケーブルの色により行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、床下等の隠れ
た場所に配線されたケーブルを数多く取り出すことは、
大変手間のかかる作業であるという問題を有している。
また、複数のケーブルの識別をケーブルの色により行な
っていては、ケーブルが多数の場合、その色とケーブル
の種類の対応を全て記録しておき、その対応表を用いて
識別を行なうことになり、すると、該作業は、煩雑な作
業となってしまうという問題を有している。本発明は、
上記事情に鑑み、隠れた場所に配線されたケーブルの配
線場所、及び該ケーブルの損傷の検出、並びに複数のケ
ーブルの識別を容易ならしめるケーブル被覆材を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の内第一の発明
は、内部にケーブル収納空間(1Aa、1Ba、1C
a、1Da)を有するケーブル収納管(1A、1B、1
C、1D)を有し、前記ケーブル収納管(1A、1B、
1C、1D)に、電波応答部材(5A、5B、5C、5
D)を前記ケーブル収納空間(1Aa、1Ba、1C
a、1Da)の長手方向に沿って連続的に設けて構成さ
れる。本発明の内第二の発明は、内部にケーブル収納空
間(1Aa、1Ba、1Ca、1Da)を有するケーブ
ル収納管(1A、1B、1C、1D)を有し、前記ケー
ブル収納管(1A、1B、1C、1D)に、ケーブル種
別情報(N1、N2、N3、N4)を記録し得る記録部
材(6A、6B、6C、6D)を、前記ケーブル収納管
(1A、1B、1C、1D)外部から非接触で読み出し
自在な形で設けて構成される。なお、( )内の番号等
は、図面における対応する要素を示す、便宜的なもので
あり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束される
ものではない。以下の「作用」の欄についても同様であ
る。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明の内第一の発明
は、ケーブル収納管(1A、1B、1C、1D)のケー
ブル収納空間(1Aa、1Ba、1Ca、1Da)にケ
ーブル(3A、3B、3C、3D)を収納し得るよう
に、また、電波(Wo1)を前記ケーブル収納管(1
A、1B、1C、1D)に当てると、電波応答部材(5
A、5B、5C、5D)によりその応答(Wi2)があ
るように、また、ケーブル収納管(1A、1B、1C、
1D)のケーブル収納空間(1Aa、1Ba、1Ca、
1Da)に設けられた該ケーブル収納管(1A、1B、
1C、1D)、従って、電波応答部材(5A、5B、5
C、5D)の一部に損傷が生じた際には、ケーブル(3
A、3B、3C、3D)にも同じ箇所に損傷が生じると
考えられるので、電波(Wo1)を前記ケーブル収納空
間(1Aa、1Ba、1Ca、1Da)の長手方向に沿
って連続的に当てることにより、前記電波(Wo1)に
対する応答(Wi2)の無い箇所(8)をケーブル(3
A、3B、3C、3D)に損傷のある箇所(8)として
検出し得るように作用する。また、本発明の内第二の発
明は、記録部材(6A、6B、6C、6D)により、ケ
ーブル種別情報(N1、N2、N3、N4)を、前記ケ
ーブル収納管(1A、1B、1C、1D)外部から非接
触で読み出すことが出来るので、複数のケーブル(3
A、3B、3C、3D)があっても、該ケーブルの種別
情報(N1、N2、N3、N4)を読み出し得るよう
に、また、ケーブル(3A、3B、3C、3D)が隠れ
た場所に設置されていても、該ケーブルの種別情報(N
1、N2、N3、N4)を読み出し得るように作用す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明のケーブル被覆材の一実施例を示す
側面断面図である。図2は、図1のケーブル被覆材を上
方から見た図である。図3は、図1のケーブル被覆材の
共振部材を示す斜視図である。図4は、オフィスの床上
に設置された第一、第二ワープロ及びプリンターを接続
した図1のケーブル被覆材を用いた第一〜第四コードを
示す図である。図5は、図4の第一〜第四コードの損傷
を検査しているコード検査器を示す図である。図6は、
図5のコード検査器の制御系を示すブロック図である。
【0007】オフィスの床板30上には、図4に示すよ
うに、第一ワープロ31、第二ワープロ32、プリンタ
ー33が設置されており、床板30の下には、第一ワー
プロ31、第二ワープロ32、プリンター33を接続す
る第一〜第四コード41〜44の配線が為されている。
第一ワープロ31とプリンター33とは、第一コード4
1により接続されており、第二ワープロ32とプリンタ
ー33とは、第二コード42により接続されている。ま
た、第一ワープロ31と第二ワープロ32とは、第三コ
ード43、及び第四コード44により接続されている。
また、第一乃至第四コード41〜44は、図1に示すよ
うに、それぞれ、ケーブル被覆材101〜104を有し
ており、ケーブル被覆材101〜104は、合成樹脂等
の絶縁体により形成された絶縁チューブ1A、1B、1
C、1Dを有している。絶縁チューブ1A、1B、1
C、1Dは、内部にケーブル収納空間1Aa、1Ba、
1Ca、1Daを設ける形で円筒状に形成されており、
絶縁チューブ1A、1B、1C、1Dの、ケーブル収納
空間1Aa、1Ba、1Ca、1Daに接する面には、
電磁シールド材等からなるノイズシールド材2A、2
B、2C、2Dがケーブル収納空間1Aa、1Ba、1
Ca、1Daを取り巻く形で周設されている。また、ケ
ーブル収納空間1Aa、1Ba、1Ca、1Daには、
ケーブル3A、3B、3C、3Dが収納されており、該
ケーブル3A、3B、3C、3Dは、ノイズシールド材
2A、2B、2C、2Dにより被覆された形になってい
る。また、絶縁チューブ1A、1B、1C、1Dには、
図3に示すように、その図3上部に、共振部材収納空間
5Aa、5Ba、5Ca、5Daが形成されており、共
振部材収納空間5Aa、5Ba、5Ca、5Daは、断
面形状を長方形にする形で、ケーブル収納空間1Aa、
1Ba、1Ca、1Daの長手方向、従って、絶縁チュ
ーブ1A、1B、1C、1Dの中心線CL1に沿って連
続的に設けられている。共振部材収納空間5Aa、5B
a、5Ca、5Daには、磁性体5Ab、5Bb、5C
b、5Db及びアモルファス5Ac、5Bc、5Cc、
5Dcを有する共振部材5A、5B、5C、5Dが設け
られており、該共振部材5A、5B、5C、5Dは、所
定の第一周波数の電波Wo1に対して磁性体5Ab、5
Bb、5Cb、5Dbを介してアモルファス5Ac、5
Bc、5Cc、5Dcが共振することにより、所定の第
二周波数の電波Wi2を発することが出来る。即ち、共
振部材収納空間5Aa、5Ba、5Ca、5Daの図3
上面には、板状に形成された磁性体5Ab、5Bb、5
Cb、5Dbが絶縁チューブ1A、1B、1C、1Dの
中心線CL1に沿って連続的に設けられており、磁性体
5Ab、5Bb、5Cb、5Dbの図3下方の共振部材
収納空間5Aa、5Ba、5Ca、5Daには、板状の
アモルファス5Ac、5Bc、5Cc、5Dcが、中心
線CL1に沿って連続的に、且つ、前記共振部材収納空
間5Aa、5Ba、5Ca、5Daにおいて、振動し得
る形で設けられている。また、絶縁チューブ1A、1
B、1C、1Dには、第一〜第四コード41〜44の名
前情報N1、N2、N3、N4を記録し得る公知の第一
〜第四情報素子6A、6B、6C、6Dが、複数個、前
記共振部材5A、5B、5C、5Dに沿って等間隔に内
蔵されている。該第一〜第四情報素子6A、6B、6
C、6Dは、アモルファス、磁性体等により形成され、
所定の第三周波数の電波Wo3及び所定の第四周波数の
電波Wo4及び所定の第五周波数の電波Wo5が当たる
と、該各電波Wo3、Wo4、Wo5毎に、共振して、
対応する所定の第六周波数の電波Wi6、若しくは所定
の第七周波数の電波Wi7、若しくは所定の第八周波数
の電波Wi8を発したり、共振せず所定の第六周波数の
電波Wi6、若しくは所定の第七周波数の電波Wi7、
若しくは所定の第八周波数の電波Wi8を発しなかった
りして、該コード41〜44の名前情報N1、N2、N
3、N4を発する。尚、第一コード41の絶縁チューブ
1Aに設けられた第一情報素子6Aは、所定の第三周波
数の電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び
所定の第五周波数の電波Wo5が当たると、前記第三周
波数の電波Wo3にのみ共振して所定の第六周波数の電
波Wi6のみを発するように設けられており、これによ
り、第一コード41の名前情報N1を読み取り得るよう
に設けられている。第二コード42の絶縁チューブ1B
に設けられた第二情報素子6Bは、所定の第三周波数の
電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び所定
の第五周波数の電波Wo5が当たると、前記第四周波数
の電波Wo4にのみ共振して所定の第七周波数の電波W
i7のみを発するように設けられており、これにより、
第二コード42の名前情報N2を読み取り得るように設
けられている。また、第三コード43の絶縁チューブ1
Cに設けられた第三情報素子6Cは、所定の第三周波数
の電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び所
定の第五周波数の電波Wo5が当たると、前記第五周波
数の電波Wo5にのみ共振して所定の第八周波数の電波
Wi8のみを発するように設けられており、これによ
り、第三コード43の名前情報N3を読み取り得るよう
に設けられている。第四コード44の絶縁チューブ1D
に設けられた第四情報素子6Dは、所定の第三周波数の
電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び所定
の第五周波数の電波Wo5が当たると、前記第三周波数
の電波Wo3と前記第四周波数の電波Wo4に共振して
所定の第六周波数の電波Wi6と所定の第七周波数の電
波Wi7を発するように設けられており、これにより、
第四コード44の名前情報N4を読み取り得るように設
けられている。また、上記第一〜第七周波数の各電波W
o1、Wi2、Wo3、Wo4、Wo5、Wi6、Wi
7、Wi8の周波数は、40KHz〜1.2MHzの範囲内
の周波数である。
【0008】また、図4に示すように、オフィスの床板
30上の、第二コード42の上では、コード検査器50
により、第二コード42の損傷等を検査しており、コー
ド検査器50は、図5に示すように、検査器本体10及
び送受信アンテナ12を有している。検査器本体10に
は、接続コード23を介して、送受信アンテナ12が設
けられており、検査器本体10は、キーボード17、警
報器18、ディスプレイ19及び肩掛け紐22を有して
いる。また、検査器本体10は、その内部に、図6に示
すように、送受信アンテナ12に接続した電波生成出力
部13、同じく送受信アンテナ12に接続した電波受信
部15、損傷検出部16、タグ情報読取部14、警報器
18に接続した警報制御部11が設けられており、電波
生成出力部13、電波受信部15、損傷検出部16、タ
グ情報読取部14、キーボード17、ディスプレイ19
は、バス線21を介して主制御部20に接続している。
【0009】ケーブル被覆材101、102、103、
104を用いた第一乃至第四コード41〜44、コード
検査器50等は、以上のような構成を有するので、図4
に示す第一〜第四コード41〜44の損傷検査を行なう
場合には、まず、図5に示すコード検査器本体10のキ
ーボード17より、図6に示す損傷検査開始信号S1
を、主制御部20に入力する。すると、主制御部20
は、該検査開始信号S1に基づいて、電波生成出力部1
3と電波受信部15に、損傷検査開始指令S2を出力す
る。すると、電波生成出力部13は、損傷検査開始指令
S2に基づいて、所定の第一周波数の電波Wo1を生成
し、送受信アンテナ12より出力する。また、電波受信
部15は、損傷検査開始指令S2に基づいて、送受信ア
ンテナ12で、所定の第二周波数の電波Wi2を受信す
ると、該電波Wi2を受信している内は、正信号S3を
損傷検出部16に出力し続ける。損傷検出部16は、電
波受信部15より、正信号S3が入力されている内は、
第一乃至第四コード41〜44には、損傷が無いと判断
し、正信号S3の入力が無くなると、第一乃至第四コー
ド41〜44に損傷が有ると判断し、警報制御部11に
警報信号S4を出力する。該警報信号S4は、損傷検出
部16に正信号S3が入力されないうちは、出力され続
ける。警報制御部11は、警報信号S4が入力されてい
る間だけ、警報器18より警報音を発するように制御す
る。そこで、図示しない作業員は、図5に示すコード検
査器本体10を肩掛け紐22により持ち、送受信アンテ
ナ12を手にして、該送受信アンテナ12を床板30に
向ける。すると、送受信アンテナ12から発せられてい
る電波Wo1は、床板30を抜けてその床下にまで達す
る。作業員は、送受信アンテナ12を床板30上で移動
させて、床板30の下に設けられている第一〜第四コー
ド41〜44の内の何れかの位置を探る。送受信アンテ
ナ12の下の床板30の下に何も無ければ、送受信アン
テナ12は、前述した所定の第二周波数の電波Wi2を
受信することはないので、前記警報音は鳴り続ける。従
って、該警報音が鳴り止んだとき、送受信アンテナ12
の下の床下には、第一〜第四コード41〜44の内の何
れかが有ることになる。第一〜第四コード41〜44の
内の何れかに電波Wo1が当たると、該第一〜第四コー
ド41〜44の絶縁チューブ1A、1B、1C、1Dに
は、所定の第一周波数の電波Wo1に対して共振し、所
定の第二周波数の電波Wi2を発する、共振部材5A、
5B、5C、5Dが内蔵されているので、該共振部材5
A、5B、5C、5Dにより、電波Wi2が送受信アン
テナ12に向けて発せられる。すると、送受信アンテナ
12は、前記電波Wi2を受信するので、上記のよう
に、警報音が鳴り止むこととなる。よって、作業員は、
警報音が鳴らない方向に、送受信アンテナ12を移動し
ていくことにより、第一〜第四コード41〜44の配線
場所を検出することが出来る。
【0010】また、第一〜第四コード41〜44の内の
何れかに損傷があり、共振部材5A、5B、5C、5D
が断裂又は損傷している場合には、その損傷箇所8にお
いては、共振部材5A、5B、5C、5Dがその断裂又
は損傷のために、前記第一周波数の電波Wo1を受けて
も、共振することが出来ず、所定の第二周波数の電波W
i2を発することが不可能となるので、警報音が鳴るこ
ととなる。その原理は、上記同様である。従って、第一
〜第四コード41〜44の損傷箇所8を床板30を取り
去ることなく容易に検出することが出来る。
【0011】損傷箇所8を検出したならば、次に、作業
員は、該コードが第一〜第四コード41〜44のうち何
れであるかを検出する。そのために、まず、コード検査
器本体10のキーボード17より、図6に示すタグ情報
読取信号S5を、主制御部20に入力する。すると、主
制御部20は、タグ情報読取信号S5に基づいて、電波
生成出力部13と電波受信部15に、タグ情報読取指令
S6を出力する。すると、電波生成出力部13は、タグ
情報読取指令S6に基づいて、所定の第三周波数の電波
Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び所定の第
五周波数の電波Wo5を生成し、送受信アンテナ12よ
り出力する。また、電波受信部15は、タグ情報読取指
令S6に基づいて、送受信アンテナ12で、所定の第六
周波数の電波Wi6が受信されると、第一信号S7を、
タグ情報読取部14に出力し、所定の第七周波数の電波
Wi7が受信されると、第二信号S8を、タグ情報読取
部14に出力し、所定の第八周波数の電波Wi8が受信
されると、第三信号S9を、タグ情報読取部14に出力
する。そして、タグ情報読取部14は、入力された第一
信号S7若しくは第二信号S8若しくは第三信号S9の
組み合わせを、予め入力されているカタログに照らし合
わせて、第一〜第四コード41、42、43、44の内
いずれのコードで有るかを検出する。すると、タグ情報
読取部14は、検出したコードの名前N1若しくはN2
若しくはN3若しくはN4を、ディスプレイ19に出力
することが出来る。そこで、作業員は、図5に示すよう
に、損傷箇所8を見つけた第二コード42を辿るよう
に、送受信アンテナ12を移動する。すると、第二コー
ド42には、情報素子6Bが、複数個、前記共振部材5
A、5B、5C、5Dに沿って等間隔に内蔵されている
ので、送受信アンテナ12から発せられる所定の第三周
波数の電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及
び所定の第五周波数の電波Wo5は、送受信アンテナ1
2が第二コード42を辿って移動していれば必ず前記情
報素子6Bに当たることとなる。また、該情報素子6B
は、送受信アンテナ12より出力される所定の第三周波
数の電波Wo3及び所定の第四周波数の電波Wo4及び
所定の第五周波数の電波Wo5を受けると、該所定の第
四周波数の電波Wo4のみに共振して、所定の第七周波
数の電波Wi7を発するので、送受信アンテナ12は、
該第七周波数の電波Wi7を受信する。すると、該電波
Wi7は、図6に示す電波受信部15に入力される。す
ると、電波受信部15は、該電波Wi7に基づいて、第
二信号S8のみを、タグ情報読取部14に出力する。す
ると、タグ情報読取部14は、第二信号S8のみが入力
されたことに基づいて、予め入力されているカタログに
照らし合わせて、前記コード42が第二コード42で有
ることを検出する。すると、タグ情報読取部14は、検
出したコードの名前N2を、ディスプレイ19に出力す
る。すると、ディスプレイ19は、該コードの名前N2
を表示する。これにより、作業員は、損傷箇所8のある
コード43の名前N2を床板30を取り去ることなく、
容易に知ることが出来る。
【0012】従って、作業員は、床板30を取り去るこ
となく、損傷のあるコード42の配線場所及びそのコー
ド42の名前N2を知ることが出来るので、そのコード
42の交換に際して、交換用のコードを予め用意してお
くことが出来、且つ必要最小限の床板30を取り去るだ
けで作業を行なうことが出来る。よって、該作業を容易
且つ迅速に行なうことが出来る。
【0013】また、上記コード検査器50は、資材格納
庫等の第一乃至第四コード41〜44等のケーブルが複
数在る場所で、該ケーブルの名前を検出する際にも、該
ケーブルの名前の検出を容易且つ迅速に行なうことが出
来る。
【0014】また、図1二示すノイズシールド材2A、
2B、2C、2Dは、ケーブル3A、3B、3C、3D
を流れる電流により生じる電波を遮断し、共振部材5
A、5B、5C、5D及び情報素子6A、6B、6C、
6Dに影響を与えないようにすることが出来る。尚、上
記実施例中の第一乃至第四コード41〜44のケーブル
被覆材101〜104においては、情報素子6A、6
B、6C、6Dより取り出される情報は、必ずしも、コ
ードの名前N1、N2、N3、N4のみである必要はな
く、コードを接続すべき場所等如何なる情報であっても
良いことは勿論である。また、上記実施例中の情報素子
6A、6B、6C、6Dは、アモルファス、磁性体等に
より形成され、所定の第三周波数の電波Wo3及び所定
の第四周波数の電波Wo4及び所定の第五周波数の電波
Wo5が当たると、該各電波Wo3、Wo4、Wo5毎
に、共振して、対応する所定の第六周波数の電波Wi
6、若しくは所定の第七周波数の電波Wi7、若しくは
所定の第八周波数の電波Wi8を発したり、共振せず、
所定の第六周波数の電波Wi6、若しくは所定の第七周
波数の電波Wi7、若しくは所定の第八周波数の電波W
i8を発しなかったりして、該コード41〜44の名前
情報N1、N2、N3、N4を発するものである必要は
なく、遠隔的に名前情報N1、N2、N3、N4等の情
報を読み取り得る情報素子であれば、如何なる情報素子
であっても良い。また、これに伴い、コード検査器50
も、前記情報素子の情報を遠隔的に読み取り得る限りに
おいて如何なるコード検査器であっても良い。また、共
振部材5A、5B、5C、5Dは、必ずしも、アモルフ
ァス、磁性体等により形成され、所定の第一周波数の電
波Wo1に対して共振し、所定の第二周波数の電波Wi
2を発する、共振部材5A、5B、5C、5Dである必
要はなく、所定の電波が当たると、該電波の照射に基づ
いて、所定の電波を反射又は発生する限りにおいて、如
何なる部材であっても良い。また、絶縁チューブ1A、
1B、1C、1Dに、図3に示すようにスリット1bを
中心線CL1方向に沿って形成し、既設のケーブル本体
3A、3B、3C、3D等をスリット1bを介して絶縁
チューブ1A、1B、1C、1D間のケーブル収納空間
1Aa、1Ba、1Ca、1Da中に収納出来るように
して構成することも当然可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内第一の
発明によれば、内部にケーブル収納空間1Aa、1B
a、1Ca、1Da等のケーブル収納空間を有する絶縁
チューブ1A、1B、1C、1D等のケーブル収納管を
有し、前記ケーブル収納管に、共振部材5A、5B、5
C、5D等の電波応答部材を前記ケーブル収納空間の長
手方向に沿って連続的に設けて構成したので、前記ケー
ブル収納管の前記ケーブル収納空間に前記ケーブルを収
納することが出来る。また、前記電波を前記ケーブル収
納管に当てると、前記電波応答部材は、該電波に対し
て、所定の第二周波数の電波Wi2等の応答を発するこ
とが出来る。よって、前記電波を前記ケーブル収納空間
の長手方向に沿って連続的に当て、床板30等の遮蔽物
を透過する電波を用いることにより、隠れた場所に配線
されたケーブルの配線場所を検出することが出来る。ま
た、前記ケーブル収納管の前記ケーブル収納空間に設け
られた該ケーブル収納管、従って、前記電波応答部材の
一部に損傷が生じた際には、前記ケーブルにも同じ箇所
に損傷が生じていると考えられるので、前記電波を前記
ケーブル収納空間の長手方向に沿って連続的に当てるこ
とにより、前記電波に対する前記応答の無い箇所を前記
ケーブルに損傷箇所8等の損傷のある箇所として検出す
ることが出来る。よって、従来のように床下30等の遮
蔽物を取り去ることなく、容易に、隠れた場所に配線さ
れたケーブルの配線場所及び損傷箇所の検出を行なうこ
とが出来る。本発明の内第二の発明は、内部に前記ケー
ブル収納空間を有する前記ケーブル収納管を有し、前記
ケーブル収納管に、名前情報N1、N2、N3、N4等
のケーブル種別情報を記録し得る情報素子6A、6B、
6C、6D等の記録部材を、前記ケーブル収納管外部か
ら非接触で読み出し自在な形で設けて構成したので、前
記記録部材により、前記ケーブル種別情報を、前記ケー
ブル収納管外部から非接触で読み出すことが出来る。よ
って、従来のように複数の前記ケーブルの識別を該ケー
ブルの色により行なう場合に比して、ケーブルの種類と
色の対応を記録し、該記録に照らし合わせてケーブルの
種類を識別する手間を省くことが出来るので、前記ケー
ブルの識別を容易に行なうことが出来る。また、前記ケ
ーブル種別情報を、前記ケーブル収納管外部から非接触
で読み出すことが出来るので、前記ケーブルが隠れた場
所に設置されていても、該ケーブルの識別を容易に行な
うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のケーブル被覆材の一実施例を
示す側面断面図である。
【図2】図2は、図1のケーブル被覆材を上方から見た
図である。
【図3】図3は、図1のケーブル被覆材の共振部材を示
す斜視図である。
【図4】図4は、オフィスの床上に設置された第一、第
二ワープロ及びプリンターを接続した図1のケーブル被
覆材を用いた第一〜第四コードを示す図である。
【図5】図5は、図4の第一〜第四コードの損傷を検査
しているコード検査器を示す図である。
【図6】図6は、図5のコード検査器の制御系を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1A……ケーブル収納管(絶縁チューブ) 1B……ケーブル収納管(絶縁チューブ) 1C……ケーブル収納管(絶縁チューブ) 1D……ケーブル収納管(絶縁チューブ) 1Aa……ケーブル収納空間(ケーブル収納空間) 1Ba……ケーブル収納空間(ケーブル収納空間) 1Ca……ケーブル収納空間(ケーブル収納空間) 1Da……ケーブル収納空間(ケーブル収納空間) 5A……電波応答部材(共振部材) 5B……電波応答部材(共振部材) 5C……電波応答部材(共振部材) 5D……電波応答部材(共振部材) 6A……記録部材(情報素子) 6B……記録部材(情報素子) 6C……記録部材(情報素子) 6D……記録部材(情報素子) N1……ケーブル種別情報(名前情報) N2……ケーブル種別情報(名前情報) N3……ケーブル種別情報(名前情報) N4……ケーブル種別情報(名前情報)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にケーブル収納空間を有するケーブル
    収納管を有し、 前記ケーブル収納管に、電波応答部材を前記ケーブル収
    納空間の長手方向に沿って連続的に設けて構成したケー
    ブル被覆材。
  2. 【請求項2】内部にケーブル収納空間を有するケーブル
    収納管を有し、 前記ケーブル収納管に、ケーブル種別情報を記録し得る
    記録部材を、前記ケーブル収納管外部から非接触で読み
    出し自在な形で設けて構成したケーブル被覆材。
JP1393994A 1994-01-12 1994-01-12 ケーブル被覆材 Pending JPH07211158A (ja)

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