JPH07209718A - カメラの電気基板接続構造 - Google Patents

カメラの電気基板接続構造

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JPH07209718A
JPH07209718A JP6004888A JP488894A JPH07209718A JP H07209718 A JPH07209718 A JP H07209718A JP 6004888 A JP6004888 A JP 6004888A JP 488894 A JP488894 A JP 488894A JP H07209718 A JPH07209718 A JP H07209718A
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JP
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lens
camera
wiring board
shutter
unit
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JP6004888A
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English (en)
Inventor
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Minoru Kato
稔 加藤
Junichi Omi
淳一 尾見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高性能化、超コンパクト化及び低コスト化を
実現できる、スペース効率のよいカメラの電気基板接続
構造を提供する。 【構成】 レンズ鏡筒内に防振レンズ群を有する防振ユ
ニット100と、防振レンズ群に比較して径の小さいレ
ンズ群と一体化されたシャッタユニット40と、カメラ
本体に設けられた電気基板とシャッタユニットの電気部
品を接続するシャッタ用配線基板63と、防振ユニット
の電気部品を接続する防振用配線基板61とを含むカメ
ラにおいて、シャッタ用配線基板63と防振用配線基板
63は、シャッタユニット40のレンズ群の近くに形成
される光軸に略垂直な面で電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの電気基板接続
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの電気基板は、カメラ本体
に固設された実装基板とレンズ鏡筒内の電気部品は一枚
のFPC(フレキシブルプリント基板)によって接続さ
れていた(実開平3−160594等)。このようなカ
メラでは、内部に配置されるシャッタ部及びフォーカス
部等は、一つのユニツトにより構成されているのが一般
的であり、電気部品が一箇所に集中するので、FPCの
接続も容易であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近のカメラ
は、カメラの高性能化、超コンパクト化及び低コスト化
などを実現するために、レンズ鏡筒の内部に、手振れを
防止する防振部が取り入れられたり、シャッタ部とフォ
ーカス部を分離して構成する等の工夫がなされるように
なってきた。このために、レンズ鏡筒の内部には、多く
の電気部品が必要となり、また、構成上一ヶ所にまとめ
て電気部品を配置することが不可能となり、FPCも複
雑な形状になってしまう。
【0004】また、一枚のFPCでは、全部の電気部品
を接続することは不可能であるために、第二のFPCを
設け、従来の(第一の)FPCに接続することが考えら
れるが、第一のFPCと第二のFPCを接続するための
スペースを設けなくてはならず、超コンパクト化の障害
となる、という別の問題が発生する。
【0005】本発明の目的は、前述の課題を解決し、高
性能化、超コンパクト化及び低コスト化を実現できる、
スペース効率のよいカメラの電気基板接続構造を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの電
気基板接続構造の第1の解決手段は、レンズ鏡筒内に配
置される複数のレンズ群と、前記各レンズ群を支持する
レンズユニットと、カメラ本体に設けられた電気基板と
前記レンズ鏡筒との間に配置される第1の配線基板と、
前記レンズ鏡筒の内部に配置される第2の配線基板とを
含むカメラにおいて、前記第1の配線基板と前記第2の
配線基板とは、前記レンズ群のうちの径の小さいものの
周辺で接続されることを特徴としている。
【0007】第2の解決手段は、第1の解決手段のカメ
ラの電気基板接続構造において、前記第1の配線基板と
前記第2の配線基板は、前記レンズユニットに形成され
る光軸に垂直な面で電気的に接続されることを特徴とし
ている。
【0008】第3の解決手段は、レンズ鏡筒内に配置さ
れる複数のレンズ群と、前記各レンズ群を支持するレン
ズユニットと、カメラ本体に設けられた電気基板と前記
レンズ鏡筒との間に配置される第1の配線基板と、前記
レンズ鏡筒の内部に配置される第2及び第3の配線基板
とを含むカメラにおいて、前記第2の配線基板と前記第
3の配線基板とは、前記レンズ群のうちの径の小さいも
のの周辺で接続されることを特徴としている。
【0009】第4の解決手段は、第3の解決手段のカメ
ラの電気基板接続構造において、前記第2の配線基板と
前記第3の配線基板は、前記レンズユニットに形成され
る光軸に垂直な面で電気的に接続されることを特徴とし
ている。
【0010】第5の解決手段は、レンズ鏡筒内に防振レ
ンズ群を有する防振ユニットと、前記防振レンズ群に比
較して径の小さいレンズ群と一体化されたシャッタユニ
ットと、カメラ本体に設けられた電気基板と前記シャッ
タユニットの電気部品を接続するシャッタ用配線基板
と、前記防振ユニットの電気部品を接続する防振用配線
基板とを含むカメラにおいて、前記シャッタ用配線基板
と前記防振用配線基板は、前記シャッタユニットのレン
ズ群の近くに形成される光軸に略垂直な面で電気的に接
続されることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明によれば、複数のレンズ群の内で径の小
さいものの周辺で、配線基板同士を接続しているので、
特別なスペースを設けることなく、接続することが可能
である。このとき、レンズユニットに形成される光軸に
対する垂直面で電気的に接続すれば、レンズ群の径の小
さいものほど、電気基板の接続のために有効な垂直面は
大きくなる。つまり、レンズ群とレンズ群の間は、レン
ズの構成上所定の間隙が取られるために、レンズ群を支
持するレンズユニットの間にも若干の間隙が設けられ
る。そして、その間隙には、光軸に対する垂直面に存在
するので、その垂直面を利用して、電気的な接続を行う
ようにしたものである。この垂直面で接続を行うので、
平面的に大きなスペースを利用でき、多くの接続が可能
であるとともに、大きな平面で受けられるので半田付け
等の作業もしやすくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1、図2は、本実施例
におけるレンズ鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)を
示す側面断面図であり、図1はレンズ鏡筒が広角位置に
ある状態を、図2はレンズ鏡筒が望遠位置にある状態を
それぞれ示した図である。カメラ本体1には、固定鏡筒
2が固定されており、この固定鏡筒2の周面には光軸方
向の直進溝2a、2bが形成されている。固定鏡筒2の
外周面には、カム筒3が回転可能に外挿されており、リ
ング4により抜け止めがなされる。カム筒3の外周面に
は、ギア部3dが形成されており、このギア部3dに
は、ギアGRを介してズームモータ77(図5)の回転
が伝達され、これにより、カム筒3が回転する。また、
カム筒3の周面には、カム溝3a、3b、3cが形成さ
れている。
【0013】固定鏡筒2の内周面側には、レンズ基板5
が挿通され、この基板5に手振れ補正装置100が保持
されている。この手振れ補正装置100は、レンズホル
ダ6に保持された手振れ補正レンズ群(以下、防振レン
ズと呼ぶ)L3と、この防振レンズL3を駆動する駆動
機構101とから成り、駆動機構101は、例えば図3
に示すように、防振レンズL3をX方向に駆動するX方
向駆動機構10と、Y方向に駆動するY方向駆動機構2
0とから構成されている。ここで、X方向およびY方向
は、共に撮影レンズの光軸と直交する方向である。
【0014】Y方向駆動機構20は、Y方向モータ21
と、このモータ21の出力軸と一体に回転するギア22
と、このギア22の回転を減速する減速ギア列23と、
ギア列23に連結されたY方向シフト駆動軸24と、駆
動軸24の回転を直線運動に変換するY方向駆動腕25
とを有している。Y方向シフト駆動軸24は、一対のフ
ランジ24a、24bにより基板5に回転可能に軸支さ
れ、その上部には、減速ギア列23の最終ギアと噛合す
るギア24cが連結されるとともに、下部には雄ねじ部
24dが形成されている。Y方向駆動腕25は、基板5
に形成された空間に昇降可能にかつ回転不能に保持され
ており、その上部に形成された雌ねじ部25aに上記駆
動軸24のねじ部24dが螺合される。
【0015】駆動腕25の下端部には、挟持部25bが
形成され、4つのスライダボール26を介して、挟持部
25bによりレンズホルダ6の上部連結部が挟持されて
いる。したがって、駆動腕25の昇降によりレンズホル
ダ6、すなわち防振レンズL3が図示Y方向にシフトさ
れる。そのシフト量は、モータ21の回転量に依存す
る。また、X方向駆動機構10もY方向駆動機構20と
同様の構成により、防振レンズL3をX方向にシフトす
るようになっている。
【0016】また、Y方向モータ21の出力軸と一体に
回転するギア22には、複数の孔が同心円状に穿設され
た円盤31が一体に回転可能に取り付けられている。フ
ォトインタラプタ32は、円盤31の孔形成部分を挟ん
で対向する投光部と受光部とから構成されており、フォ
トインタラプタ32が円盤31の孔部を検出するたびに
パルス信号が出力される。したがって、そのパルス数を
カウントすることによりモータの回転量(防振レンズL
3のシフト量に依存する)が検知できる。また、X方向
モータ側にも同様の円盤およびフォトインタラプタが設
けられ、これによりモータの回転量が検知される。
【0017】ここで図3には、X、Y方向に対してフォ
トインタラプタ32がそれぞれ1個づつ示されている
が、実際には図1に示すように、各方向に対して2個づ
つのフォトインタラプタ32が設けられている。このよ
うに2個のフォトインタラプタを用いるのは、防振レン
ズL3の移動量に加えて移動方向をも検知するためであ
る。なお、ばね33は、上記レンズホルダ6をそれぞれ
Y方向駆動機構20およびX方向駆動機構10側に付勢
するためのものである。
【0018】図1において、上述のように構成された手
振れ補正装置100には、レンズシャッタ機構40が一
体的に取り付けられている。このレンズシャッタ機構4
0は、絞り兼用のシャッタ羽根41と、このシャッタ羽
根41を駆動する駆動部42とが一体化されており、駆
動部42がビス43により基板5に螺着される。また、
駆動部42には、シャッタ羽根41を駆動するためのモ
ータなどの電気部品42aが搭載されるとともに、その
内周面側には、レンズホルダ44を介してレンズ群L2
が保持されている。ここで、基板5に植設されたカムフ
ォロア5aは、直進溝2bを貫通してカム溝3bに係合
されている。また、固定鏡筒2の先端側には、レンズ群
L1を保持するレンズホルダ45が挿通され、その外周
面に植設されたカムフォロア45aが直進溝2aを貫通
してカム溝3aに係合されている。
【0019】さらに、固定鏡筒2の後部側には、内周面
にヘリコイド51aが形成されたレンズ基板51が挿通
され、その外周面に植設されたカムフォロア51bが直
進溝2bを貫通して、カム溝3cに係合されている。フ
ォーカシングレンズL4は、レンズホルダ52に保持さ
れており、そのレンズホルダ52の外周面に形成された
ヘリコイド52aが上記レンズ基板51のヘリコイド5
1aに螺合されている。また、ヘリコイド51aには、
フォーカシングモータ53の出力軸と一体のギア53a
が螺合しており、モータ53の回転によりレンズホルダ
52が回転される。レンズホルダ52が回転すると、ヘ
リコイド51a、52aの作用によりレンズホルダ5
2、すなわちフォーカシングレンズL4が光軸方向に移
動し、これによりフォーカシングが行われる。ここで、
上述した各レンズ群L1〜L4により、撮影レンズ光学
系が構成されている。
【0020】FPC案内部材54は、手振れ補正装置1
00およびレンズシャッタ機構40とレンズホルダ45
との間を光軸方向に延在し、光軸方向にスライド可能に
カメラ本体1に保持されている。この案内部材54に
は、光軸方向の長孔54aが形成され、ここを貫通する
段付ビス55が上記レンズ基板51に螺合される。した
がって、レンズ基板51は、後述するズーミングの際に
長孔54aに案内されて光軸方向に移動し、段付ビス5
5が長孔54aの前端部に達すると、レンズ基板51と
案内部材54とが一体に移動することになる。また、カ
ム筒3の後部内周面に沿って、FPC案内部材56が設
けられている。
【0021】防振用フレキシブルプリント基板(以下、
防振用FPCと呼ぶ)61は、図5、図6又は図8など
に示すように、手振れ補正装置100に取付けられた略
円環状となる基板であり、この防振用FPC61には、
手振れ補正装置100を構成する電気部品(X、Y方向
モータ21および各フォトインタラプタ32)が実装さ
れる。また、この防振用FPC61の下部は、レンズ基
板5に設けられた孔部を通って光軸に沿ってカメラ前方
に引き出され、シャッタ機構40の図示左面(前面)に
取付けられたシャッタ用フレキシブルプリント基板(以
下、シャッタ用FPCと呼ぶ)63に半田付けにより接
続される。シャッタ用FPC63には、シャッタ駆動部
42内の電気部品42aが半田付けにより接続される。
【0022】また、図1又は図2に示すように、フォー
カシングレンズ群L4を保持するレンズ基板51の図示
左面(前面)には、円環状の実装基板64が取り付けら
れている。この実装基板64には、フォーカシングモー
タ53が半田付けにより接続されるとともに、このフォ
ーカシングモータ53を鏡筒外のドライバに接続するた
めのフォーカシング用フレキシブルプリント基板(以
下、フォーカシング用FPCと呼ぶ)65の一端が接続
されている。
【0023】フォーカシング用FPC65は、図4の拡
大図に示すように、手振れ補正装置100およびレンズ
シャッタ機構40とFPC案内部材54との間の空間を
通ってカメラ前方に引き出され、シャッタ用FPC63
と重ね合わされた状態で後方に折り曲げられる。ここ
で、上記各シャッタ用FPC63,フォーカシング用F
PC65の表面には、導電パターンが形成されており、
この導電パターンが形成された面(カバーレイ面)63
a,65aが、実装基板64の半田付け面(左面)64
aと、また、防振用FPC61のパターン面と同一方向
を向くようにFPC63,65が実装基板64と防振用
FPC61に接続される。したがって、各FPC63,
65は、FPC65のカバーレイ面と、FPC63の裏
面(導電パターンが形成されていない面であり、以下ベ
ース面と呼ぶ)とが対向する状態で重ね合わされること
になる。
【0024】これらのFPC63,65は、図1又は図
2に示すように、カメラ後方に折り曲げられ、互いに重
ね合わされた状態を保持しながら、FPC案内部材54
とレンズ基板45との間の空間を通ってカメラ後方に引
き回され、再び、カメラ前方に折り曲げられた後に、上
方のFPC案内部材56とカム筒3の間の空間を通っ
て、レンズ鏡筒の外に引き出され、FPC63,65の
先端部がカメラ本体1の上部に導かれる。FPC63,
65の先端部は、カメラ本体1の上部に固着された電気
基板66に、この電気基板66上に押圧板67および取
付ビス68をそれぞれ介して圧接接続される。
【0025】この実施例のカメラは、上記のように構成
されているので、ギアGRを介して、カム筒3を回転さ
せると、カム筒3の回転に伴って各カム溝3a,3b,
3cが移動するために、各カムフォロア45a,5a,
53aを介してレンズホルダ45、レンズ基板5,51
がそれぞれ光軸方向に駆動され、これにより各レンズ群
L1〜L4が図1に示す広角位置と図2に示す望遠位置
との間で駆動されズーミングが行われる。このズーミン
グに伴って、各FPC63,65が図示のように適宜変
形するので、レンズ群L1〜L4に無理な負荷を与える
ことはない。
【0026】つぎに、防振用FPC61とシャッタ用F
PC63のハンダブリッジ部について説明する。図5
は、本実施例に係る防振用FPCの表面(導電パターン
面)を示す展開図である。防振用FPC61は、フォト
インタラプタ32が半田付けされる4ヶ所の接続端部6
1eと、モータ21が半田付けされる接続端部61f
と、駆動部42の一部の出っ張りを逃げるための孔61
gと、レンズシャッタ機構40から突出した不図示の位
置決めピンに嵌合する孔61hと、ハンダブリッジのた
めの孔61iと、点線に囲まれた斜線部によって示した
導電パターン61jと、直線部61kなどが形成されて
いる。
【0027】図6は、本実施例に係る手振れ補正装置に
取り付けられた防振用FPCを詳細に示す斜視図であ
り、防振用FPC61に関係する部材のみを示してあ
る。接続端部61eは、4つのフォトインタラプタ32
に対して、前後から挟持するようにして、各々半田付け
される。接続端部61fは、モータ21の端子にカメラ
前側より半田付けされる。また、防振用FPC61は、
直線部61kがカメラの下部を通って、レンズシャッタ
機構40の前側で折り曲げられ、シャッタ用FPC63
にハンダブリッジされている。
【0028】図7は、本実施例に係るシャッタ用FPC
の先端部の表面を示す平面図である。シャッタ用FPC
63は、その先端部が円環状になっており、駆動部42
の一部の出っ張りを逃げるための孔63eと、位置決め
孔63fと、電気部品42aと接続される導電パターン
部を有する半田付け用孔63gと、斜線で示した導電パ
ターン63hなどが形成されている。導電パターン63
hと半田付け用孔63gの導電パターンとは、図示され
ていないが、シャッタ用FPC61上に形成された導電
ラインによって、電気基板66に接続されている。
【0029】図8は、本実施例に係るシャッタ用FPC
と防振用FPCがレンズシャッタ機構の前面でハンダブ
リッチされた状態を示す斜線図であり、各FPCは表面
が前側になっている。シャッタ用FPC63と防振用F
PC61の位置は、各々位置決め孔63fと61hによ
って、レンズシャッタ機構40に設けられた不図示の位
置決めピンにより位置決めされている。この状態におい
て、孔61iは、導電パターン63hと重ね合わされ
る。また、導電パターン61j1と63h1は、隣接し
た位置に配置される。ゆえに、導電パターン61jと6
3hは、2つのFPC61,63上においてハンダブリ
ッジされる。このようにして、必要なライン同士が接続
される。
【0030】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、前述の実施例では、図9(A)に示すよう
に、第1の配線基板と第2の配線基板を、最も小さ
い径のレンズ群L2のレンズユニットの垂直面で電気的
に接続した例で説明したが、図9(B)に示すように、
第1の配線基板に対して、2つの第2、第3の配線基
板、を接続するようにしてもよい。また、第2、第
3の配線基板、は、図9(C)に示すように、直列
的に接続してもよい。さらに、第2、第3の配線基板
、は、防振用、レンズシャッタ用、フォーカシング
用に限らず、カメラの他の構成要素、例えば、図9
(D)に示すように、レンズバリアLB用などであって
もよい。
【0031】一方、配線基板、、同士の接続は、
レンズユニットの周辺であればよく、光軸に対する垂直
面以外にも、図9(E)に示すように、円周上であって
もよく、また、最も小さいレンズ群L2のレンズユニッ
トでなく、比較的小さいレンズ群L3のレンズユニット
の周辺で接続してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、複数のレンズ群の内の径の小さなものの周辺で配
線基板同士を電気的に接続するので、特別なスペースを
設けなくて済み、カメラのコンパクト化が可能になる。
【0033】また、小さいレンズ群を有するレンズユニ
ットの周辺、例えば、レンズユニットに形成される光軸
に垂直な面を利用するので、平面的に大きなスペースを
利用できる。したがって、多くの接続が可能であるとと
もに、大きな平面で受けるので半田付け等の電気的な接
続作業もしやすくなり、作業効率が向上する、という効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるレンズ鏡筒一体型のカメラ
(ズームカメラ)を示す側面断面図(レンズ鏡筒が広角
位置にある状態)である。
【図2】本実施例におけるレンズ鏡筒一体型のカメラ
(ズームカメラ)を示す側面断面図(レンズ鏡筒が望遠
位置にある状態)である。
【図3】本実施例における手振れ補正装置を示す光軸に
直交する断面図である。
【図4】本実施例におけるFPC接続構造を示した拡大
図である。
【図5】本実施例における防振用FPCの導電パターン
面を示す展開図である。
【図6】本実施例における手振れ補正装置に取り付けら
れた防振用FPCを詳細に示す斜視図である。
【図7】本実施例におけるシャッタ用FPCの先端部の
表面を示す平面図である。
【図8】本実施例におけるシャッタ用FPCと防振用F
PCがハンダブリッチされた状態を示す斜線図である。
【図9】本発明によるカメラの電気基板接続構造の他の
実施例を示す模式図である。
【符号の説明】 40 レンズシャッタ機構 100 手振れ補正装置 61 防振用FPC 63 シャッタ用FPC 64 フォーカシング用FPC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒内に配置される複数のレンズ
    群と、 前記各レンズ群を支持するレンズユニットと、 カメラ本体に設けられた電気基板と前記レンズ鏡筒との
    間に配置される第1の配線基板と、 前記レンズ鏡筒の内部に配置される第2の配線基板とを
    含むカメラにおいて、 前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とは、前記レ
    ンズ群のうちの径の小さいものの周辺で接続されること
    を特徴とするカメラの電気基板接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラの電気基板接続
    構造において、 前記第1の配線基板と前記第2の配線基板は、前記レン
    ズユニットに形成される光軸に垂直な面で電気的に接続
    されることを特徴とするカメラの電気基板接続構造。
  3. 【請求項3】 レンズ鏡筒内に配置される複数のレンズ
    群と、 前記各レンズ群を支持するレンズユニットと、 カメラ本体に設けられた電気基板と前記レンズ鏡筒との
    間に配置される第1の配線基板と、 前記レンズ鏡筒の内部に配置される第2及び第3の配線
    基板とを含むカメラにおいて、 前記第2の配線基板と前記第3の配線基板とは、前記レ
    ンズ群のうちの径の小さいものの周辺で接続されること
    を特徴とするカメラの電気基板接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカメラの電気基板接続
    構造において、 前記第2の配線基板と前記第3の配線基板は、前記レン
    ズユニットに形成される光軸に垂直な面で電気的に接続
    されることを特徴とするカメラの電気基板接続構造。
  5. 【請求項5】 レンズ鏡筒内に防振レンズ群を有する防
    振ユニットと、 前記防振レンズ群に比較して径の小さいレンズ群と一体
    化されたシャッタユニットと、 カメラ本体に設けられた電気基板と前記シャッタユニッ
    トの電気部品を接続するシャッタ用配線基板と、 前記防振ユニットの電気部品を接続する防振用配線基板
    とを含むカメラにおいて、 前記シャッタ用配線基板と前記防振用配線基板は、前記
    シャッタユニットのレンズ群の近くに形成される光軸に
    略垂直な面で電気的に接続されることを特徴とするカメ
    ラの電気基板接続構造。
JP6004888A 1994-01-20 1994-01-20 カメラの電気基板接続構造 Pending JPH07209718A (ja)

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