JPH072058U - 印刷機のシリンダ洗浄装置 - Google Patents

印刷機のシリンダ洗浄装置

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JPH072058U
JPH072058U JP3778193U JP3778193U JPH072058U JP H072058 U JPH072058 U JP H072058U JP 3778193 U JP3778193 U JP 3778193U JP 3778193 U JP3778193 U JP 3778193U JP H072058 U JPH072058 U JP H072058U
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JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
cylinder
solvent
nozzle
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Application number
JP3778193U
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English (en)
Inventor
敏彦 蛯名
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で廉価でかつ作業環境の悪化を防止を図
る。 【構成】 5および14は溶剤5aおよび水14aを貯
蔵する溶剤タンクおよび水タンクである。4,13は溶
剤5aおよび水14aを分流器8,16に押し出すポン
プである。そして、分流器8,16とノズル20との間
には、押し出しを断・接する電磁弁9,17と、溶剤5
aと水14aを混合する集流器19とが設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印刷胴,ローラ等のシリンダの周面に洗浄ウェブ,ブラシローラ等 の洗浄部材を押圧して洗浄部材でシリンダの周面を拭き取る印刷機のシリンダ洗 浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の洗浄装置においては、洗浄ウェブ等に洗浄液を供給し、この 洗浄ウェブ等でシリンダの周面の汚れを拭き取っている。ここで、洗浄液として は、シリンダとして例えばゴム胴の周面上に付着したガムや紙粉を除去する場合 に溶剤だけでなく水も使用するため、複数の洗浄液供給手段を備えている。そし て、この種の洗浄装置としては、特開昭63−115654号公報に開示された ものがある。
【0003】 ここに開示された洗浄装置には、洗浄液を貯蔵するための洗浄液タンクと供給 するためのポンプとを備えた液体ラインと、水を貯蔵するための水タンクとポン プとを備えた液体ラインと、これら両液体ラインとは別に圧縮空気を供給する圧 縮空気ラインとが設けられている。そして、両液体ラインによって混合された洗 浄液と水とは圧縮空気ラインから噴出される圧縮空気によって噴霧状となって洗 浄布に一定量吹きつけられるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシリンダ洗浄装置は、液体ラインの他に圧縮空 気ラインを設けるために、コストアップを招くとともに小型化に支障をきたして いた。また各印刷ユニットのシリンダに洗浄液を一定量供給するために各印刷ユ ニットに圧縮空気を供給する圧縮空気ラインおよび制御弁を含む圧縮空気供給手 段を設けなければならず、これもコストを押し上げる原因となっていた。さらに 、圧縮空気によって洗浄液を噴霧状態とするので、洗浄液が周囲に飛散し、この ため作業環境が悪化するといった問題もあった。
【0005】 したがって、本考案は、上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、そ の目的とするところは、小型で廉価でかつ作業環境の悪化を防止した印刷機のシ リンダ洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る印刷機のシリンダ洗浄装置は、印刷 機のシリンダ周面から汚れを除去する洗浄部材と、この洗浄部材に洗浄液を供給 するノズルとを備え、洗浄液を貯蔵する洗浄液タンクと、この洗浄液タンクから 洗浄液を前記ノズルに供給するポンプと、このポンプと前記ノズルとの間に介在 し洗浄液の供給を断接する弁とからなる洗浄液供給手段を複数設け、これら複数 の洗浄液供給手段を前記ノズルに接続する。 また、本考案に係る印刷機のシリンダ洗浄装置は、ポンプと弁との間にポンプ から供給される洗浄液を複数路に分流する分流手段を設ける。
【0007】
【作用】
本考案によれば、それぞれの洗浄液タンクからポンプによって洗浄液が弁の手 前まで押し出されその状態を保持され、弁を開放するとそれぞれの洗浄液が合流 してノズルから液体のまま洗浄部材に噴射される。 また、分流手段によって洗浄液タンクからの洗浄液が各印刷ユニットに分流さ れる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る印刷機 のシリンダ洗浄装置の全体構成図、図2は同じく側面図である。これらの図にお いて、2はレギュレータ、3はレギュレータ2の圧縮エアーを断接する電磁弁、 4は電磁弁3が吸引側に働くと後述する溶剤5aを吸引し、電磁弁3が押し出し 側に働くと溶剤5aを分流器8側に押し出すポンプである。5は溶剤5aを貯蔵 する溶剤タンクで、液面低下検知器6とフィルター7を備えている。
【0009】 8は各印刷ユニットに溶剤5aを供給するための分流器で、本実施例では4色 の多色刷りなので、4本の分流路8a〜8dに分流している。9は分流器8に押 し出された溶剤5aの後述する集流器10への押し出しを遮断・接続する電磁弁 で、分流器8によって分流された分流路8a〜8dに対応して4個設けられてい る。(本実施例では、1個のみ図示し、残りは図示を省略している。)
【0010】 11はレギュレータ、12はレギュレータ11の圧縮エアーを断接する電磁弁 、13は電磁弁12が吸引側に働くと後述する水14aを吸引し、電磁弁12が 押し出し側に働くと水14aを分流器16側に押し出すポンプである。14は水 14aを貯蔵する水タンクで、液面低下検知器15とフィルター16を備えてい る。16は各印刷ユニットに水14aを供給するための分流器で、4本の分流路 16a〜16dに分流している。17は分流器16に押し出された水14aの後 述する集流器19への押し出しを遮断・接続する電磁弁で、分流器16によって 分流された分流路16a〜16dに対応して4個設けられている。(本実施例で は、1個のみ図示し、残りは図示を省略している。)19は押し出された複数の 溶剤を混合する集流器、20はノズルである。なお、図中符号21で示すものは 圧力計、22は逆流防止弁である。
【0011】 25は対向する一対のサイドフレーム、26はサイドフレーム25に回転自在 に支持された布供給ロール、27はサイドフレーム25に図示を省略した一方向 クラッチを介して一方向(巻取り方向)のみに回転自在となるように、図示を省 略した間欠送り機構によって洗浄布28を巻取る巻取ロールである。29はサイ ドフレーム25間に横架された角状のステー、30は両端が直角に折曲され、一 端がステー29に当接するようにして他端が緩衝部材31を介してステー29に 取付けられたプレートである。このプレート30上に洗浄布28が張設されてい る。32はサイドフレーム25に、偏心軸を介して回動自在に支持されたコロで ある。
【0012】 サイドフレーム25は支点ピン33を中心に揺動自在に支持され、図示を省略 したピストンを駆動源としてプレート30上の洗浄布28がゴム胴35の周面に 接離自在となっている。また、コロ32がゴム胴35の図示を省略したベアラに 当接し、コロ32を回動させることによって洗浄布28のゴム胴35の周面への 接触幅を調整することができる。ノズル20は、洗浄布28の裏面側に反射板3 4を介してステー29に取付けられている。
【0013】 次に、このように構成されたシリンダ洗浄装置の洗浄動作を説明する。先ず、 両電磁弁3,12を吸引側に働かせると、溶剤5a,水14aがポンプ4,13 に吸引される。しかるのち両電磁弁3,12を押し出し側に働かせると、溶剤5 a,水14aが分流器8,16に押し出される。分流器8,16では、洗浄が必 要な印刷ユニットに対応した分流路、本実施例では分流路8b,16bが選択さ れる。
【0014】 それぞれの分流路8b,16bに押し出された溶剤5a,水14aは電磁弁9 ,17によって一旦遮断される。洗浄のタイミングを見計らって、電磁弁9,1 7を開放すると、溶剤5aおよび水14aは集流器19に押し出され、ここで混 合されてノズル20から液体のままで噴射される。噴射された洗浄液は反射板3 4を伝って洗浄布28にしみこむので、周囲に洗浄液が漂うことがなく、このた め作業環境の悪化を防止することができる。
【0015】 洗浄布28に洗浄液が充分にしみわたったら、支点ピン33を中心としてサイ ドフレーム25を図中時計方向に回動させて洗浄布28をゴム胴35の周面に当 接させる。ゴム胴35の回転にともなって洗浄布28にしみわたった洗浄液によ ってゴム胴35の周面を洗浄する。洗浄布28の汚れにともなって、巻取ロール 27によって洗浄布28を間欠的に巻取り、新しい洗浄布28をゴム胴35の周 面に当接させる。
【0016】 このように、溶剤5aと水14aとをそれぞれのポンプ4,13によって吸引 ,押し出しを行い、電磁弁9,17の開閉によって押し出しのタイミングを調整 し、集流器19で溶剤5aと水14aとを混合してノズル20から噴出するよう にし、従来のように洗浄液を噴出させるための圧縮空気ラインおよび制御弁を含 む圧縮空気供給手段を必要としないようにしたので、小型化を図ることができる ともに、コストダウンを図ることができる。
【0017】 また、分流器8,16によって各印刷ユニットに溶剤5aと水14aとを分流 するようにしたので、各印刷ユニット毎にポンプ4,13、溶剤タンク5および 水タンク14を設ける必要がなく、これによっても小型化とコストダウンを図る ことが可能となる。
【0018】 なお、本実施例では、溶剤タンク5と水タンク14を設けて2液を混合させる ようにしたが、タンクを複数設けて3液以上の混合としてもよい。また2液を混 合させるようにしたが、溶剤5aのみ必要な場合は水側の電磁弁17を閉じてお けばよいことは勿論である。また、ポンプ4,13をレギュレータ2,11と電 磁弁3,12とによって作動する構造としたが、種々の構造のポンプを使用でき ることはいうまでのないことである。
【0019】 また、洗浄部材として洗浄布28を用いて洗浄布28に洗浄液をしみこませる ようにしたが、これに限定されず、シリンダの汚れを落とすものとしてブラシロ ーラを用いて、ブラシローラに洗浄液を噴射させるようにしてもよい。 また、本実施例では、洗浄するシリンダとしてゴム胴の例を挙げたが、これに 限定されず、圧胴等の印刷胴やインキローラ等のローラに適用できることは勿論 である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、印刷機のシリンダ周面から汚れを除去す る洗浄部材と、この洗浄部材に洗浄液を供給するノズルとを備え、洗浄液を貯蔵 する洗浄液タンクと、この洗浄液タンクから洗浄液をノズルに供給するポンプと 、このポンプとノズルとの間に介在し洗浄液の供給を断接する弁とからなる洗浄 液供給手段を複数設け、これら複数の洗浄液供給手段をノズルに接続したので、 洗浄液を洗浄布に噴射するための噴射手段を特別に設ける必要がなく、このため 小型化を図ることができるとともに、部品点数を大幅に減らすことができてコス トダウンを図ることが可能となる。また、ポンプからの押し出しによって洗浄液 をノズルから噴射させ、洗浄液を液状のまま洗浄部材にしみわたらせるようにし たので、洗浄液が周囲に飛散することなく、作業環境の悪化を防止できる。
【0021】 また、ポンプと弁との間にポンプから供給される洗浄液を複数路に分流する分 流手段を設け、複数の印刷ユニットに対してポンプおよび洗浄液タンクとを兼用 するようにしたので、小型化を図ることができるとともに、部品点数を大幅に減 らすことができてコストダウンを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る印刷機の洗浄装置の全体構成図で
ある。
【図2】本考案に係る印刷機の洗浄装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
4,13 ポンプ 5 溶剤タンク 5a 溶剤 8,16 分流器 9,17 電磁弁 14 水タンク 14a 水 19 集流器 20 ノズル 28 洗浄布

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機のシリンダ周面から汚れを除去す
    る洗浄部材と、この洗浄部材に洗浄液を供給するノズル
    とを備えた印刷機のシリンダ洗浄装置において、洗浄液
    を貯蔵する洗浄液タンクと、この洗浄液タンクから洗浄
    液を前記ノズルに供給するポンプと、このポンプと前記
    ノズルとの間に介在し洗浄液の供給を断接する弁とから
    なる洗浄液供給手段を複数設け、これら複数の洗浄液供
    給手段を前記ノズルに接続したことを特徴とする印刷機
    のシリンダ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷機のシリンダ洗浄装
    置において、前記ポンプと弁との間にポンプから供給さ
    れる洗浄液を複数路に分流する分流手段を設けたことを
    特徴とする印刷機のシリンダ洗浄装置。
JP3778193U 1993-06-18 1993-06-18 印刷機のシリンダ洗浄装置 Pending JPH072058U (ja)

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JP3778193U JPH072058U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 印刷機のシリンダ洗浄装置

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JP3778193U JPH072058U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 印刷機のシリンダ洗浄装置

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JPH072058U true JPH072058U (ja) 1995-01-13

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JP3778193U Pending JPH072058U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 印刷機のシリンダ洗浄装置

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