JPH0720454Y2 - 減圧弁付き湯水混合栓 - Google Patents

減圧弁付き湯水混合栓

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JPH0720454Y2
JPH0720454Y2 JP3915189U JP3915189U JPH0720454Y2 JP H0720454 Y2 JPH0720454 Y2 JP H0720454Y2 JP 3915189 U JP3915189 U JP 3915189U JP 3915189 U JP3915189 U JP 3915189U JP H0720454 Y2 JPH0720454 Y2 JP H0720454Y2
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JP
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valve
pressure
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cold water
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JP3915189U
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由男 橋岡
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Tabuchi Corp
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Tabuchi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として壁付け型の湯水混合栓における冷水
と熱水間の水圧差によって生ずる湯水温度の変動をなく
し、更に必要に応じて逆止機能をも付帯させ得るように
した減圧弁付き湯水混合栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、減圧弁として、例えば特開昭62−155383号公報に
は、先端が一次室側に設けた減圧用弁座に離接自在に対
向する減圧用の筒状弁の基端部に、二次室側の圧力を感
知して作動する感圧板を連繋せしめてなる筒状弁式の減
圧弁において、前記筒状弁の基端部と感圧板との連繋部
を離接自在にして、筒状弁の基端部に逃し弁用の弁を設
けるとともに、その逃し弁用の弁と対向する逃し弁用の
弁口を感圧板に形設し、かつ、感圧板と筒状弁との間
に、前記逃し弁用の弁口の周囲に形設する弁座を前述逃
し弁用の弁に圧接さすよう付勢するバネを張架し、その
バネのバネ圧を、感圧板を二次室側の圧力に対向さすよ
う設けるバネのバネ圧より強く設定し、感圧板の外面側
には前記逃し弁用の弁口を外部に連通させる開放口を装
設してなる筒状弁式の減圧・逃し弁が開示されている。
この減圧弁は、感圧板により二次側圧力を検出し、この
感圧板に応動する筒状弁によって二次側圧力を制御する
と共に、二次側圧力に異常が生じたとき、逃し弁の弁口
を開放させることにより、異常圧力を逃すようにしたも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の減圧弁は、感圧板、つまりダイヤフ
ラムを利用する方式であったから、いきおい弁機構自体
が大型となり、通常湯水混合栓等のような小型の栓筐内
には組込み難く、特殊な大型混合栓以外には利用されて
いなかったというのが実情である。
ところで、浴室や炊事場等に使用される所謂壁付け型の
湯水混合栓において、その栓筐の両側から水および熱水
通路に臨まして逆止弁やストレーナなどを装脱可能とし
たものは知られている。しかし湯水混合栓の冷水は、水
道管から直接導入されるのに対し、熱水は水道水を一旦
ボイラー又は瞬間湯沸器に導入して加熱した後、上記冷
水と同時に混合室に供給する関係上、通常冷水側の水圧
が高く、しかも水道水には経時的に水圧変動が見られる
こともあって、蛇口から取出される混合水の湯温が屡々
不安定となるものであった。
この他、従来の逆止弁のみからなる湯水混合栓では、水
道管内に発生するウオーターハンマー等による配管系付
属機器への悪影響を効果的に回避できなかったという課
題があった。
本考案は、上述したような従来技術の問題点を解決する
ことを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は栓筐両側から、水お
よび熱水通路に臨んで逆止弁等を装脱可能に固定するよ
うにした壁付け型の湯水混合栓において、上記逆止弁に
代えて弁座管内で二次側圧力に対向する方向に付勢され
る受圧部材と、該受圧部材と一体に連結され、上記弁座
管に当接可能な着座面を備え、内部を通水空間とした中
空状弁体を対設してなる減圧弁を装着するという手段を
講じた。また必要に応じて上記減圧弁における弁体の通
水空間に逆止弁を組込むという手段を用いた。
〔作用〕
上記構成に係る減圧弁は、その構成上、機構全体を小型
化することができたため、従来の逆止弁挿入スペースに
装着可能となった他、この減圧弁は、通常の減圧機能は
もとより、二次側流体の異常昇圧時における圧力緩和機
能、更には、ウオーターハンマー等に対する衝撃吸収作
用をも有する。
又、上記減圧弁の弁体内に逆止弁を組み込んだものは、
上述した機能に加えて、更に二次側流体の昇圧による一
次側への逆流防止機能を併有させることができるという
作用が得られるのである。
〔実施例〕
以下、本案減圧弁付き湯水混合栓の構成を図面に示す実
施例に基づいて更に詳述すると、第1図において1は背
面に、壁面に突成されるクランクパイプ(図示せず)と
の接続口1′・1′を有する壁付け型湯水混合栓の栓
筐、2は上端にハンドル2′を備えた混合室、3は蛇口
管、又4・4は栓筐1両側面に螺装自在な押え板であ
る。そして、栓筐1の両側に、水および熱水通路に臨ん
で逆止弁等を装脱可能に保持する空間がそれぞれ備えら
れている。5・5は、熱水通路に臨むように上記空間に
配置され、且つ上記押え板4によって装脱可能に保持さ
れた減圧弁である。
而して上記減圧弁5は、第2図に示すように、上記栓筐
1の両側面に貫設された開口6の下流側に固定されるス
ラストリング7に、中空状の弁体8を摺動自在に支持す
るとともに、該弁体と対向する面を受圧面9′とした受
圧部材9を連結板aを介して一体に構成したものであ
る。また上記受圧部材9は栓筐1の上記開口6側に嵌着
固定される弁座筒10の内周に案内されて二次側流体圧の
作用方向に弾装されたバネ11によって付勢されている。
次に上記減圧弁5の作動要領について述べると、先ず栓
筐の接続口1′側から流入した流体は、上記弁体8と弁
座筒10の隙間を経て中空状の弁体内を流下するが、上記
構成の減圧弁では、可動部分である弁体8に印加される
圧力は、弁体8のシールリング8′を含む着座表面と、
その反対面である同弁体8の他端周囲を含む弁体裏面の
面積が略同一であるから、上記弁体8の表裏面にかかる
液体圧は、互いに打ち消し合い、可動方向に影響する圧
力は、専ら受圧部材側の受圧面9′に作用する流体圧に
限られることとなるのである。
従って、受圧面9′に作用する流体圧とバネ11の付勢力
とが均衡している間は、予め設定したバネ圧に見合う流
体圧を二次側、即ち混合室2に供給するが、何らかの原
因で二次側圧力が設定圧よりも上昇した場合には、バネ
11圧との均衡が破れて受圧部材9が弁体8を併って第2
図の矢印方向に移動し、最終的には、弁体8のシールリ
ング8′が弁座筒10の内周面に嵌入、密接して二次側へ
の流路を確実に遮断する。
又その後、二次側の流体圧が低下すれば、バネ11の反発
力によって弁体8と弁座筒10間が開離するから、常にバ
ネ11によって設定されたバネ圧に見合う圧力の流体が二
次側に供給されるのである。
尚、上記減圧弁5は、その弁体8と弁座筒10間に位置し
て一次側流体の流入口を開口してなる別途筒状ケース
(図示せず)に上述した全構成部材を予め組み込んだ所
謂カートリッヂ型とすることにより、その装脱がより簡
単に行える。
更に本案の減圧弁付き湯水混合栓では、上記構成の減圧
弁における弁体8の中空部に、別途適宜な構造の逆止弁
12を装着することによって、減圧機能に加えて逆止機能
をも併有させ得るものである。而して、上記逆止弁12の
構造は特に限定するものではないが、その一例を示せ
ば、第3図に見られるように、上記中空状弁体8のシー
ルリング8′背面を着座面8″とする逆止弁体12aの弁
軸12bが通水域を有する脚12dに支持された筒部12cに案
内され、且つ上記弁体12aと脚12d間に、上記減圧弁のス
プリング11よりも弱い弾力のスプリング12eを弾装した
ものが利用されるのである。
このように逆止弁12を内装した減圧弁は、二次側圧力
(混合室側)が上昇した場合において、受圧部材9と逆
止弁12に内装されているスプリング12eの力関係は、逆
止弁のスプリング力の方が弱いから、先づ弁体中空部に
設けられた逆止弁12が作動して、中空状弁体8背面の着
座面8″を閉止して二次側流体の一次側への逆流を防止
するが、該逆止弁に更に強い二次圧が作用すれば、逆止
弁は押動されて弁体8を伴って弁座筒10の方向に移動
し、終局は弁体8のシールリング8′が弁座筒10の内周
面に嵌入して二次側流体を確実に遮断するのである。
この場合、上記逆止弁によって閉止された弁体8が、更
に二次側圧力を受ける逆止弁12と共に弁座筒10側に移動
することにより、その分、混合室側の容積が増加するこ
ととなって二次側のオーターハンマーや異常な昇圧によ
る下流側配管系内の機器に対する悪影響を緩和乃至は吸
収する機能が得られるのである。
〔考案の効果〕 以上、記述した本案減圧弁付湯水混合栓は、これに供給
される冷水と熱水との間に圧力差が見られる場合に、少
なくとも高圧側の流体流路(一般には水道水側)に装着
して使用することにより、該流体圧を常に設定値、即ち
低圧側の流体圧に相応する圧力に減圧維持し、使用中に
流体圧の不同による湯温の変化が確実に防止できるとい
う格別の効果が得られる。また上記減圧弁は、構造簡
単、且つ小型であって栓筐に対する装脱が自在であるか
ら、弁の保全・修理などが容易である他、既成のこの種
壁付け型湯水混合栓における逆止弁と自由に置換できる
などの利点をも有する。
更に、減圧弁の弁体に逆止弁を組み込んだものは、一次
側の断水或いはウオーターハンマー現象による不都合
や、二次側流体の異常昇圧の影響を直ちに吸収緩和し得
るなど、多岐に亘る実用的効果が期待できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案壁付け型湯水混合栓の要部を切欠して示す
平面図、第2図は減圧弁の構造並びに栓筐えの装着状態
を示す中心部拡大断面図、又第3図は上記減圧弁に逆止
弁を組み込んだ他の実施例における弁体部分の中心線断
面図である。 尚、図中1…栓筐、2…混合室、3…蛇口管、4…押え
板、5…減圧弁、6…開口、7…スラストリング。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓筐両側から、水および熱水通路に臨んで
    逆止弁等を装脱可能に保持する空間を備えてなる壁付け
    型の湯水混合栓において、少くとも上記空間入口の一方
    に、弁座筒10を固定し、該筒内で二次側圧力に対向する
    方向に付勢される受圧部材と、該受圧部材と一体に
    連繋され、上記弁座筒10に着座可能な中空状弁体を対
    設したことを特徴とする減圧弁付き湯水混合栓。
  2. 【請求項2】上記減圧弁における弁体の中空部に逆止
    12を組込んだ請求項1項記載の減圧弁付き湯水混合
    栓。
JP3915189U 1989-03-31 1989-03-31 減圧弁付き湯水混合栓 Expired - Lifetime JPH0720454Y2 (ja)

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JP3915189U JPH0720454Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 減圧弁付き湯水混合栓

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JP3915189U JPH0720454Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 減圧弁付き湯水混合栓

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JPH02130474U JPH02130474U (ja) 1990-10-26
JPH0720454Y2 true JPH0720454Y2 (ja) 1995-05-15

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ID=31547802

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JP3915189U Expired - Lifetime JPH0720454Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 減圧弁付き湯水混合栓

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JP2557039Y2 (ja) * 1993-04-24 1997-12-08 株式会社三栄水栓製作所 湯水混合栓

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JPH02130474U (ja) 1990-10-26

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