JPH0720431A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0720431A
JPH0720431A JP18940593A JP18940593A JPH0720431A JP H0720431 A JPH0720431 A JP H0720431A JP 18940593 A JP18940593 A JP 18940593A JP 18940593 A JP18940593 A JP 18940593A JP H0720431 A JPH0720431 A JP H0720431A
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JP
Japan
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liquid crystal
image
display device
panel
crystal display
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JP18940593A
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Inventor
Haruhiko Okumura
治彦 奥村
Kazuki Taira
和樹 平
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型であり、高解像度且つ高開口率を有する
液晶表示装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明にかかる液晶表示装置は、1つの画像
に含まれる全画素のうちから左右方向または上下方向に
並ぶ画素列を1つおきに抽出して得られる互いに異なる
部分画像を表示する画像表示手段4,13,14と、前
記画像表示手段から得られる一方の前記部分画像に含ま
れる1つの画素列が他方の前記部分画像に含まれる画素
列のうち前記画像において隣接していた2つの画素列間
の領域を埋めるように2つの前記部分画像を合成して前
記画像を復元する復元手段7,8,9,10とを備えて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
特に、画素を高密度化した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置として投射型液晶表
示装置を例にして、その光学構成例を図9に、パネル内
配線例を図10に示す。図9において、光源101から
出た光は図示しないレンズで集光され、色分解用のダイ
クロイックミラー102、112に入射する。ダイクロ
イックミラー102では緑成分だけ反射され、ダイクロ
イックミラー112では赤成分が反射、青成分は透過さ
れ各色光が取り出され、それぞれ独立した液晶パネル1
04,113,114に入射する。その後、各光は液晶
パネルに形成された画像により変調され、合成用ダイク
ロイックミラー105、106により色合成され投影レ
ンズ111を通して拡大投射される。この構成では、光
源101から各液晶パネル104,113,114まで
の各距離は互いに等しく且つ各液晶パネル104,11
3,114から投影レンズ111までの各距離も互いに
等しいので、色むらが生じにくいという特徴がある。
【0003】しかし、通常液晶パネル内の配線は図10
(a)のように信号線120もゲート線121も真っ直
ぐになっているが、さらに液晶パネルの解像度を上げる
ために、図10(b)のように画素配列を1垂直ライン
毎に0.5画素分ずらす構成にすると、信号線123お
よびゲート線124が入り組んで実際の開口率を低下さ
せる。ここで、122,125は開口部である。このよ
うな解像度の改善のために引き起こされる開口率の低下
は、画素が高密度化されるほど顕著になる。つまり、高
密度化されると配線領域が全体の画素に占める割合が大
きくなり、開口率の低下が大幅になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
画像表示装置では、高解像度化されると表示パネルの配
線領域が画素領域に対して占める割合が大きくなり、各
配線のパターンを少しでも曲げたりしてその領域が大き
くなると、全体の開口率を大幅に低下させるという問題
があった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、画素を高密度化し且つ開口率を大きくすること
ができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶表示装
置は、1つの画像に含まれる全画素のうちから左右方向
または上下方向に並ぶ画素列を1つおきに抽出して得ら
れる互いに異なる部分画像を表示する2つの画像表示手
段と、一方の前記画像表示手段から得られる前記部分画
像に含まれる1つの画素列が他方の前記画像表示手段か
ら得られる前記部分画像に含まれる画素列のうち前記画
像において隣接していた2つの画素列間の領域を埋める
ように2つの前記部分画像を合成して前記画像を復元す
る復元手段とを備えてなることを特徴とする。当該液晶
表示装置がカラー画像を提供する場合は、前記2つの画
像表示手段を赤、青および緑色毎に設け、さらに復元す
る前に各色ごとに1つの部分画像を合成するための合成
手段を設ける。
【0007】一方、本発明に係る単板のカラー液晶パネ
ルを用いた液晶表示装置は、1つの画像に含まれる全画
素のうちから所定の1色に対応する画素を抜き出して得
られる第1の部分画像を表示する第1の画像表示手段
と、前記全画素のうちから他の2色に対応する画素を抜
き出して得られる第2の部分画像を表示する第2の画像
表示手段と、前記第1の画像表示手段から得られる前記
第1の部分画像に含まれる1つの画素が前記第2の画像
表示手段から得られる前記第2の部分画像に含まれるの
画素のうち前記画像において隣接していた各画素間の領
域を埋めるように前記第1および第2の部分画像を合成
して前記画像を復元する復元手段とを備えてなることを
特徴とする。この場合、液晶パネル上に色フィルターを
作成しても良いし、そのする代わりに、液晶パネル独立
に対して設けた色フィルターによりフィルターをかけて
も良い。
【0008】以上において、合成すべき各部分画像から
変調を受ける光束は、互いに偏光方向を異ならせるのが
好ましく、この場合、前記復元手段は、偏光方向を回転
させる少なくとも1つの偏光回転手段と1つの偏光方向
のみ抽出する少なくとも1つの偏光手段とを用いて構成
れば良い。
【0009】この互いに偏光方向を異ならせるための手
段として、液晶パネルに設けた偏光素子を用いても良い
し、前記復元手段とは作用する偏光方向が90度回転さ
れた少なくとも1つの偏光回転手段と1つの偏光手段と
光源の直後に設けて構成しても良い。
【0010】
【作用】本発明では、元の1つの画像から抽出した各部
分画像を左右や上下等のようにに並べて表示し、これら
部分画像を光学系で合成して原画像を復元する。
【0011】それゆえ、本発明によれば、一方の部分画
像を表示するためのパネルにおける配線領域に該当する
部分には、合成時に他方のパネルから得られる部分画像
がオーバーラップされるので、配線領域による開口率の
低下が回避できる。従って、配線を真っ直ぐ作成しても
解像度を高くすることができるため、高解像度で高開口
率つまり明るい液晶表示装置を実現することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明について
説明する。対応する部分には同一番号を付して、詳細な
説明は省略する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例に係る液晶
表示装置の概略構成図である。この液晶表示装置は、光
源1、色分離合成用ダイクロイックミラー2,5,6,
12、ミラー3,7,10,15、それぞれが独立した
2つの表示領域を有する液晶パネル4,13,14、偏
光ビームスプリッター8、λ/4板9、投影レンズ1
1、偏光素子(図示せず)、集光レンズ(図示せず)を
備えてなる。光源1から出射された光束を集光するため
の集光レンズは、光源1とダイクロイック光学素子2と
の間、あるいは液晶パネル4,13,14の各表示領域
毎にその前方に設けられるが、図1においてこれらは省
略してある。なお、後述する他の実施例においても、前
記集光レンズに関する説明および図面は省略する。
【0014】光源1から出射された光束から、色分離用
ダイクロイックミラー2で緑成分を抽出した後、色分離
用ダイクロイックミラー12によって反射で赤を、透過
で青を抽出する。抽出された緑、赤、青成分は、それぞ
れ液晶パネル4,13,14に入射する。
【0015】この液晶パネル4,13,14は、図2
(a)に示すようにそれぞれ2つの表示領域16a,1
6bを有する。液晶パネルに表示される画像は従来は1
つであるが、本発明では解像度を上げるために1つの画
像のうちのサンプリングの位置の異なる隣接するひとま
とまりの画素を上下あるいは左右に分割して表示領域1
6a,16bに振り分けて表示する。例えば、表示領域
16a,16bにおいて、信号線17a,17bとゲー
ト線18a,18bとの交点にそれぞれ形成される各開
口部18a,18bは、元は1つの画像での互いに隣接
する位置にあったものである。以下、この2つ表示領域
16a,16bから得られる各表示画像を、部分画像と
言う。これら各部分画像は、後述するような手段によっ
て合成されて、図2(b)のような元の1つの画像に復
元されるわけである。
【0016】また、この液晶パネル4,13,14に
は、この合成のために、各表示画像に入射される光束の
うちそれぞれ偏光方向が90度異なるもののみ通過する
ように図示しない偏光素子が配置されている。
【0017】次に、この液晶パネル4,13,14に形
成された画像により変調された光束は、ダイクロイック
ミラー5、6で合成される。従来は緑、赤、青成分に対
する画像が合成された後すぐに投影レンズ11によって
拡大投影されるが、本発明では上記のように各液晶パネ
ル4,13,14において上下あるいは左右に表示され
た部分画像を合成するために光学素子7〜10を用い
る。すなわち、各液晶パネル4,13,14において上
下あるいは左右の各部分を通過したそれぞれ90度偏光
方向の異なる光束は、一方が偏光ビームスプリッター8
とλ/4板9と反射板10によって90度回転した後、
他方の光束に合成され、元の1つの画像が復元される。
この時合成される位置はそれぞれの部分画像が空間的に
サンプリングされたところと同じ位置に合成されること
は言うまでもない。このようにして合成された図2
(b)に示すような高開口率且つ高密度の画像は投影レ
ンズ11を通して拡大投射される。
【0018】このように、本発明によれば、1つの画像
のうちのサンプリングの位置の異なる隣接するひとまと
まりの部分画像を左右や上下等のように2つの独立した
表示領域に並べて表示し、光学系で合成して元の1つの
画像に復元することにより、上記1つの画像を分割した
方向の配線領域による開口率の低下を完全に回避するこ
とができるため、配線領域は真っ直ぐでも高解像度化
し、開口率を大きくすることが可能となる。
【0019】さらに、液晶パネル4,13,14の各表
示領域の大きさは、同じ解像度を有する従来の液晶パネ
ルの大きさに比較して1/2で済むので、投影レンズ1
1を小さくすることができ、低コスト化が可能となる。
また、このような構成で画像を表示するシステムでは、
左右の画像に別々の極性の信号を入力することができ、
コモン電極を左右で独立に設ければコモン反転を従来の
ように水平周期で振る必要がなくなり、フィールド周期
にすることができるため低消費電力で低電圧の駆動が可
能となる。
【0020】もちろん、光源1から各液晶パネル4,1
3,14までの各距離は互いに等しく且つ各液晶パネル
4,13,14から投影レンズ11までの各距離も互い
に等しいので、色むらが生じにくいという従来からの効
果はそのまま奏せられる。
【0021】なお、1つの画像から複数の部分画像に分
離する画素パターンは、図2に示すように横方向に1つ
飛びに分離するパターンに限らず、図の縦方向に分離し
ても良いし、種々のバリエーションが考えられる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源1、色分離合成用
ダイクロイック光学素子2,5,6,12、ミラー3,
15,21,24,25,28、液晶パネル4,13,
14、偏光ビームスプリッター22,26、λ/4板2
3,27、集光レンズ(図示せず)、投影レンズ11を
備えてなる。
【0023】すなわち、この実施例は前記第1の実施例
と基本構成は同様であるが、光源1から放射される光束
のうちの半分が液晶パネルの前後に位置する偏光板で吸
収され効率が低下するのを改善するために、上記偏光板
を設けずに、光源1の直後に設けた光学素子群21〜2
4を用いて光束をあらかじめS偏光成分およびP偏光成
分のみに揃えた後、パネルに入射させるようにした点に
特徴がある。
【0024】上記構成において、光源1から出射された
光束は、偏光ビームスプリッタ22で反射されλ/4板
23を通過する光束と、直進してミラー21反射される
光束とに分離される。
【0025】その後、第1の実施例と同様に、各色に対
応する部分画像が最終的にミラー6で色合成される。
【0026】そして、光学素子25〜28を用いて、色
合成済みのサンプリング位置の異なる2つの部分画像を
合成して、元の1つの画像を復元する。ここで、λ/4
板23が入射波長依存性を持っていることにより2つの
光束で分光特性が異なるので、復元した画像に色むらが
生じるのを回避するために、画像を合成するときに光学
素子群25〜28は、上記分離したときの逆の補正をか
けて波長特性を打ち消す。つまり、分離時に波長板23
を通過した光束は合成時には波長板27を通過しないよ
うにし、分離時に波長板23を通過しない光束は合成時
には波長板27を通過するように配置する。
【0027】このようにして合成された画像は、投影レ
ンズ11を通して拡大投射される。
【0028】このように構成すると、上記第1の実施例
と同様の効果が得られると共に、効率を2倍に向上する
ことができる。
【0029】なお、上記第1および第2の実施例では、
カラー画像を提供する液晶表示装置について説明した
が、本発明は、白黒画像の液晶表示装置についても、適
用可能である。
【0030】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図4は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源1、ミラー31,
34,35,38、液晶パネル30、偏光ビームスプリ
ッター32,36、λ/4板33,37、集光レンズ
(図示せず)、投影レンズ11を備えてなる。
【0031】本実施例は、本発明を単板の液晶パネルに
適用した例である。液晶表示装置に単板の液晶パネルを
用いた場合、色フィルターを設ける必要がある。通常
は、RGBのカラーフィルターを1パネルに製造する
が、画素毎に違う色フィルターを作成するため製造工程
が複雑となりコストが増大する。また、強力な光束が入
射してくるにもかかわらず色フィルターの部分で2/3
は熱に変わってしまうため液晶パネルの温度上昇を招
く。本発明では、第2の実施例と類似の構成を用いてこ
れを改善したものである。
【0032】本実施例では、第2の実施例と同様に、光
源1から出射された光束は、偏光ビームスプリッタ32
で反射されλ/4板33を通過する光束と、直進してミ
ラー31反射される光束とに分離されて、あらかじめS
偏光成分およびP偏光成分のみに揃えられる。
【0033】液晶パネル30は、2つの独立した表示領
域39a,39bを有し、各表示領域39a,39bに
は、それぞれ多くとも2色に対応する画素および色フィ
ルターが設けられている。例えば、表示領域39aに
は、緑成分に対応する画素および色フィルターが、表示
領域39bには、赤成分および青成分に対応する画素お
よび色フィルターが設けられる。
【0034】次に、この液晶パネル30に形成された2
つの画像により変調された光束は、上記ミラー31に反
射した方が偏光ビームスプリッター30とλ/4板37
と反射板39によって90度回転した後、反射版35で
反射した他方の光束に合成される。合成された画像は投
影レンズ11を通して拡大投射される。
【0035】このようにすると、高解像度化し且つ開口
率を大きくすることが可能になると共に、RGBのカラ
ーフィルターを1つのパネルに製造する必要がなくなる
ため製造工程が簡略化され、また、発熱源の分散化によ
りパネルの温度上昇を回避することができる。もちろ
ん、入射する光の各表示領域39a,39bまでの各距
離が互いに等しく且つ各表示領域39a,39bから投
影レンズ11までの各距離も互いに等しいため、色む
ら、輝度むらが生じにくい。
【0036】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図5は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源(図示せず)、ミ
ラー41,44、液晶パネル40、偏光ビームスプリッ
ター42、λ/4板43、色フィルタ45,46、投影
レンズ11を備えてなる。
【0037】本実施例は、上記第3の実施例とほぼ同様
の構成を有するが、色フィルターで事前あるいは事後に
不要な色をカットして、パネルでの発熱を抑えるように
改良したものである。
【0038】図示しない光学素子群によりあらかじめS
偏光成分およびP偏光成分のみに揃えられ光束は、それ
ぞれ液晶パネル40の表示領域47b、および色フィル
タ45を通して表示領域47aに入射される。色フィル
タ45はマゼンダであり、これを通過した光束は図5
(b)のようにパネルの右側の表示領域47aについた
市松の青フィルター48aおよび赤フィルター48bを
通過する。また、パネルの左側の表示領域47bには色
フィルターがないが、色フィルタ46によって緑成分の
み抽出される。
【0039】そして、前述の各実施例と同様に表示領域
47bにより得られた緑色に対応する画像と表示領域4
7aにより得られた赤および青色に対応する画像とは、
光学素子42,43,44,46により合成され、投影
レンズ11を通して拡大投射される。
【0040】このようにすると、高解像度化し且つ開口
率を大きくすることが可能になると共に、各パネルでの
発熱量は大幅に減少して特性が安定し寿命も長くなる。
また、色フィルターを各画素毎に作成するのは、例えば
この場合右半分のパネルでしかも赤と青のみであるよう
に、製造工程を簡略化することが可能となり、それゆえ
製造コストを削減してフィルターの低価格化を実現する
ことが可能となる。
【0041】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図6は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源1、ミラー53、
液晶パネル54、偏光ビームスプリッター51,56、
λ/4板52、λ/2板55、集光レンズ(図示せ
ず)、投影レンズ11を備えてなる。
【0042】この実施例は、本発明を単板の反射型パネ
ルに適用した場合の構成を示している。液晶パネル54
は、前記第3の実施例の単板の透過型パネルと同様に2
つの表示領域54a,54bを有し、各表示領域54
a,54bには、それぞれ多くとも2色に対応する画素
および色フィルターを設けたものである。
【0043】図6で、光源1から放射され偏光ビームス
プリッタ51に入射した光束は、P波成分は反射され、
λ/4波長板52で回転されS波となって反射パネル5
4の左側の表示領域54aに入射し、表示された画像パ
ターンに応じて変調を受けた後、λ/2波長板55でさ
らに回転され、偏光ビームスプリッタ56を透過する。
【0044】一方、偏光ビームスプリッター51を透過
したS波成分は、λ/2波長板55で回転された後、偏
光ビームスプリッタ56で反射され、反射パネル54の
右側の表示領域54bに入射する。このパネル54に表
示された画像で変調された光束は、λ/4波長板55で
回転され偏光ビームスプリッター56で検出され前記左
側の表示領域54aによる画像と合成された後、投影レ
ンズ11を通して拡大投射される。
【0045】この構成の特徴は、高解像度化し且つ開口
率を大きくすることが可能になると共に、RGBのカラ
ーフィルターを1つのパネルに製造する必要がなくなる
ため製造工程が簡略化され、また、発熱源の分散化によ
りパネルの温度上昇を回避することができる点にある。
もちろん、入射する光の各表示領域54a,54bまで
の各距離が互いに等しく且つ各表示領域54a,54b
から投影レンズ11までの各距離も互いに等しいため、
色むら、輝度むらが生じにくい。
【0046】一方、反射パネルに表示する画像に両眼の
視差分に相当する画像のズレがあるものを表示すれば立
体表示も可能である。
【0047】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図7は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源1、ミラー64、
液晶パネル66、偏光ビームスプリッター61,68、
λ/4板63、λ/2板67、色フィルタ62,65、
集光レンズ(図示せず)、投影レンズ11を備えてな
る。
【0048】すなわち、この実施例は前記第5の実施例
と基本構成は同様であるが、色フィルターを液晶パネル
上には設けずに分離して構成したものである。
【0049】本実施例の基本的動作は、第5の実施例と
同様であるが、色フィルター62,65で事前あるいは
事後に不要な色をカットする。従って、熱を分散してパ
ネルでの発熱を抑えることができる。
【0050】もちろん、本実施例では、第5の実施例の
実施例と同様の効果も奏せられる。また、第4の実施例
同様、1つの色フィルターに赤、青、緑色に対応する画
素をすべて作成する必要がないので、製造工程を簡略化
することが可能となり、製造コストを削減してフィルタ
ーの低価格化を実現することが可能となる。
【0051】次に、本発明の第7の実施例について説明
する。図8は、本実施例に係る液晶表示装置の概略構成
図である。この液晶表示装置は、光源(図示せず)、ミ
ラー31,34,35,38、液晶パネル72、偏光ビ
ームスプリッター32,36、λ/4板33,37、旋
光方向制御素子70、駆動電源71、集光レンズ(図示
せず)、投影レンズ11を備えてなる。
【0052】この実施例では、あるフィールドでは、液
晶パネル72の表示領域72a,72bの一方にしか光
が当たらないように、事前に旋光方向を制御可能な素子
70(例えばPLZT)を配置することを特徴としてい
る。つまり、素子70から入力された光は、あるフィー
ルドでは90度旋光して、あるフィールドでは旋光しな
いでそのまま通過する。
【0053】一方、反射パネル72の2つの表示領域7
2a,72bには、表示する画像に互いに両眼の視差分
に相当する画像のズレがあるものを表示する。
【0054】このような素子を配置すると、左の画像を
走査しているときは右側のパネルに光が当たり、右の画
像を走査しているときは左のパネルに光を当てることに
より、立体表示を形成することが可能である。
【0055】また、通常液晶は保持特性を持っているた
めにノンインターレース走査が必須だが、本発明ではイ
ンターレース走査が可能となる。その結果、高価なデジ
タル信号処理を用いることなしに安価なアナログ信号処
理だけで表示することができる。
【0056】以上説明してきた各実施例においては、左
右の各表示領域を1枚のパネルとして構成し、左右の画
像を供通のゲートもしくは信号線として共通のドライバ
ーで駆動することにより、コストの安い、レジ合わせの
やり易い液晶モジュールを用いることもできる。また、
左右の各表示領域を独立したパネルとして構成すること
も可能である。
【0057】また、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示パネルの配線が真っ直ぐでも、左右や上下に異なるサ
ンプリング点の部分画像を表示することにより、高解像
度な画像且つ高開口率を得ることができ、より小型で高
解像度な液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】同実施例の液晶パネル部分の要部構成例を示す
【図3】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図4】本発明の第3の実施例を示す図
【図5】本発明の第4の実施例を示す図
【図6】本発明の第5の実施例を示す図
【図7】本発明の第6の実施例を示す図
【図8】本発明の第7の実施例を示す図
【図9】従来の液晶表示装置の光学構成を示す図
【図10】従来のパネルの要部配線図
【符号の説明】
1…光源1 2,5,6,12…色分離合成用ダイクロイック光学素
子2,5,6,12 3,7,10,15…ミラー 4,13,14…液晶パネル 8…偏光ビームスプリッター 9…λ/4板 11…投影レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの画像に含まれる全画素のうちから左
    右方向または上下方向に並ぶ画素列を1つおきに抽出し
    て得られる互いに異なる部分画像を表示する画像表示手
    段と、 前記画像表示手段から得られる一方の前記部分画像に含
    まれる1つの画素列が他方の前記部分画像に含まれる画
    素列のうち前記画像において隣接していた2つの画素列
    間の領域を埋めるように2つの前記部分画像を合成して
    前記画像を復元する復元手段とを備えてなることを特徴
    とする液晶表示装置。
JP18940593A 1993-06-30 1993-06-30 液晶表示装置 Pending JPH0720431A (ja)

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