JPH0720385A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

顕微鏡対物レンズ

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JPH0720385A
JPH0720385A JP5165510A JP16551093A JPH0720385A JP H0720385 A JPH0720385 A JP H0720385A JP 5165510 A JP5165510 A JP 5165510A JP 16551093 A JP16551093 A JP 16551093A JP H0720385 A JPH0720385 A JP H0720385A
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JP
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lens
lens group
group
convex
concave
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JP5165510A
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Katsuyoshi Arisawa
勝義 有澤
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視光領域と近紫外領域とを同時に補正し、
操作性を格段に良好にした超長作動距離を有する顕微鏡
対物レンズを提供する。 【構成】 第1レンズ群G1 と、第2レンズ群G2 とか
らなる。第1レンズ群G 1 は凸レンズと凹レンズ、また
は、凸レンズと凹レンズとの接合レンズからなる第1,
第2レンズ組C1,2 を有する。第2レンズ群G2 は、
単独の凸レンズと、凸レンズおよび凹レンズの接合レン
ズとを含み、接合レンズのうち少なくとも1つは3枚接
合レンズによって形成する。以上の構成において、2
F<D12<10F 、F< IF1I <3.5F、n
2n−n2p>0.1、ν2p−ν2n>20,ν2p>80の
条件を満たすように各レンズ群の光学定数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡対物レンズに関
する。詳しくは、物体側から遠い側にあり全体として負
の屈折力を有する第1レンズ群と、物体側に近い側にあ
り全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからな
る、いわゆる、レトロフォーカス光学系の無限遠補正型
の顕微鏡対物レンズに関する。
【0002】
【背景技術】半導体ICパターンの観察などにおいて
は、顕微鏡が利用されている。また、YAGレーザ(波
長;1064nm)やYAGレーザの第2高調波(波
長;532nm)などによる半導体や半導体マスクのリ
ペアなどのレーザ加工も行われている。最近では、更に
短波長の光〔例えば、YAGレーザの第3高調波(波
長;355nm)〕を利用して高解像観察や微細加工、
光化学反応を利用してのレーザ加工などが行われ始めよ
うとしている。
【0003】これらの場合において、操作の便宜上、顕
微鏡対物レンズの作動距離が長いことが要求される。こ
のような要求に対し、本出願人は、先に、作動距離が長
い顕微鏡対物レンズとして、特開昭60−70412号
公報および特開昭63−23119号公報のに開示した
対物レンズを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各公報で開示した顕微鏡対物レンズは、主に、可視光
領域において収差補正されたものである。従って、可視
光領域での観察以外に、近紫外領域のYAG第3高調波
によるレーザ加工や近紫外観察などを行おうとした場
合、次のような問題が生じる。例えば、可視光領域にお
いて結像条件を満たすように焦点合わせをしたとして
も、近紫外領域においては結像条件を満たさず、そのた
め、YAG第3高調波のレーザスポットをICパターン
の正確な位置に照射できないか、肉眼で捉えることがで
きないYAG第3高調波のレーザスポットを試行錯誤的
に照射して焦点合わせをしなければならないという問題
が生じる。
【0005】ところで、可視光領域から近紫外領域まで
補正された対物レンズとして、例えば、特開昭62−4
9313号公報に開示された顕微鏡対物レンズが知られ
ている。しかし、この顕微鏡対物レンズの作動距離は、
50X程度の倍率の対物レンズにおいて、たかだか焦点
距離の1倍というようにきわめて短いものであるため、
操作上、大きな問題であった。
【0006】ここに、本発明の目的は、このような従来
の問題を解消し、可視光領域と近紫外領域とを同時に補
正し、操作性を格段に良好にした超長作動距離を有する
顕微鏡対物レンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の顕微
鏡対物レンズは、物体側から遠い側にあり全体として負
の屈折力を有する第1レンズ群と、物体側に近い側にあ
り全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからな
る無限遠補正型の顕微鏡対物レンズにおいて、前記第1
レンズ群は、第1レンズ組と第2レンズ組とを有し、各
組はそれぞれ凸レンズと凹レンズ、または、凸レンズと
凹レンズとの接合レンズからなり、前記第2レンズ群
は、単独の凸レンズと、凸レンズおよび凹レンズの接合
レンズとを有し、接合レンズのうち少なくとも1つは3
枚接合レンズからなり、 D12;第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ間隔、 F ;全体の焦点距離、 F1 ;第1レンズ群の焦点距離、 n2p;第2レンズ群中の接合レンズのうちの凸レンズの
d線における平均屈折率、 n2n;第2レンズ群中の接合レンズのうちの凹レンズの
d線における平均屈折率、 ν2p;第2レンズ群中の凸レンズの平均アッベ数、 ν2n;第2レンズ群中の凹レンズの平均アッベ数、 としたとき、各レンズ群の光学定数が次式 2F<D12<10F ………………(1) F< IF1I <3.5F………………(2) n2n−n2p>0.1 ………………(3) ν2p−ν2n>20,ν2p>80………(4) を満たすようにされていることを特徴とする。
【0008】
【作用】ここで、上記(1)式は、第1レンズ群と第2
レンズ群との間隔を規定するものである。(1)式にお
いて、D12が上限(10F)を超えると、収差補正には
第1レンズ群、第2レンズ群のパワーがゆるくなり有利
であるが、作動距離を長くすることができない。また、
12が下限(2F)を超えると、パワーが強くなり球面
収差やコマ収差などの高次収差が発生し、これを補正す
ることが困難になる。
【0009】また、上記(2)式は、第1レンズ群の焦
点距離を規定するものである。(2)式において、 IF
1Iが上限(3.5F)を超えて焦点距離が長くなると、
収差補正が有利になるが、作動距離が短くなる不都合が
発生する。また、 IF1Iが下限(F)を超えて焦点距離
が短くなると、作動距離を長くするには有利であるが、
第1レンズ群での収差の発生が顕著になり、第1レンズ
群で発生した収差を第2レンズ群で補正しきることが困
難になる。
【0010】また、上記(3)式は、第2レンズ群中の
接合レンズの屈折率を規定するものである。(3)式を
満たさないと、接合面の曲率半径をきつくしなければな
らず、球面収差、とりわけ、高次収差が発生し、他のレ
ンズ群である第1レンズ群では補正しきれない。特に、
短波長域での収差の発生が激しく、収差のバランスがく
ずれ、収差の補正がきわめて難しくなる。
【0011】また、上記(4)式は、第2レンズ群中の
レンズのアッベ数を規定するものである。後式のν2p
80は、凸レンズのアッベ数を規定するものである。こ
の条件を満たさないと、短波長域と可視光域での球面収
差、色収差などの発生に多大なずれを生じ、各波長の諸
収差を同時に補正することが困難になる。前式のν2p
ν2n>20は、凸レンズと凹レンズとのアッベ数を規定
するものである。この条件を満たさないと、色収差を補
正したときに凸レンズと凹レンズのパワーが強くなりす
ぎ、球面収差、コマ収差などの高次収差を発生させる。
この発生を小さく抑えるには、レンズ枚数を増やさなけ
ればならず、生産コストの大幅な上昇を招く。
【0012】本発明では、(1)〜(4)式を同時に満
たすように各レンズ群の光学定数を設定することによ
り、各波長での球面収差、コマ収差、色収差などの諸収
差を同時に補正し、作動距離のきわめて長い、可視域〜
近紫外域まで使用可能な顕微鏡対物レンズを得ることが
できた。
【0013】
【実施例】以下、本発明の顕微鏡対物レンズについて好
適な実施例を挙げ、図面に基づいて詳細に説明する。第1実施例 第1実施例の顕微鏡対物レンズは、図1に示す如く、物
体側から遠い側にあり全体として負の屈折力を有する第
1レンズ群G1 と、物体側に近い側にあり全体として正
の屈折力を有する第2レンズ群G2 とから構成されてい
る。第1レンズ群G1 は、第1レンズ組C1 と第2レン
ズ組C2 とを有し、各組C 1,C2 はそれぞれ凸レンズL
1,3 と凹レンズL2,4 からなる。第2レンズ群G2
は、単独の凸レンズと、凸レンズおよび凹レンズの接合
レンズとを有し、接合レンズのうち少なくとも1つは3
枚接合レンズからなる。具体的には、3枚の単独の凸レ
ンズL5,13, 14と、凹レンズL6 および凸レンズL
7 からなる2枚接合レンズと、凸レンズL8 、凹レンズ
9 および凸レンズL 10からなる3枚接合レンズと、凸
レンズL11および凹レンズL12からなる2枚接合レンズ
とを含み形成されている。
【0014】上記のような構成で、焦点距離200mmの
結像レンズで結像したときの倍率が50倍、物体側の開
口数NAが0.42、焦点距離が4.0mmとなるよう、
前記(1)〜(4)式の関係を満足させて、各レンズの
光学定数を表1に示すように設定したところ、レンズ系
の最も物体側の面の頂点から物体面までの距離(作動距
離)WDが16.97mmとなり、長い作動距離を得るこ
とができた。ここで、L1 …L14は各レンズ、r1 …r
24は各レンズ各面の曲率、d1 …d 23は各レンズの厚さ
およびレンズ間隔、n1 …n14は各レンズの屈折率、ν
1 …ν14は各レンズのアッベ数〔=(nd−1)/(n
F−nC)〕である。
【0015】 〔表1〕 r1 = - 8.928 d1 = 3.6 n1 = 1.62004 ν1 = 36.3 L1 2 = - 4.68 d2 = 0.032 r3 = - 4.55 d3 = 1.5 n2 = 1.58913 ν2 = 61.2 L2 4 = 16.277 d4 = 4.4 r5 = -60.663 d5 = 4.2 n3 = 1.62004 ν3 = 36.3 L3 6 = - 6.707 d6 = 0.043 r7 = - 6.52 d7 = 1.5 n4 = 1.51633 ν4 = 64.1 L4 8 = ∞ d8 =14 r9 = -20.602 d9 = 5.2 n5 = 1.45650 ν5 = 90.3 L5 10= -11.802 d10= 1 r11= -48.514 d11= 1.5 n6 = 1.69680 ν6 = 55.5 L6 12= 15.24 d12= 7.2 n7 = 1.49700 ν7 = 81.1 L7 13= -34.684 d13= 1 r14= 290.47 d14= 7.2 n8 = 1.49700 ν8 = 81.1 L8 15= -18.6 d15= 1.4 n9 = 1.69680 ν9 = 55.5 L9 16= 40.06 d16= 6.5 n10= 1.49700 ν10= 81.1 L1017= -33.1 d17= 0.3 r18= 22.12 d18= 9 n11= 1.45650 ν11= 90.3 L1119= -18.831 d19= 1.4 n12= 1.77250 ν12= 49.6 L1220=-145.3 d20= 0.3 r21= 33.1 d21= 5.1 n13= 1.45650 ν13= 90.3 L1322= -46.56 d22= 0.33 r23= 14.003 d23= 4.1 n14= 1.49700 ν14= 81.1 L1424= 30.654
【0016】以上の各レンズ系の光学定数を基に、上記
(1)〜(4)式を求めると、次の通りである。 (1)式……D12=3.5F (2)式… IF1I=2.5F (3)式……n2n−n2p=0.24 (4)式……ν2p−ν2n=31.5 , ν2p=85.0
【0017】本実施例における、球面収差、非点収差お
よび歪曲収差の測定結果を図2に示す。この図2は、像
側より物体面に向かって光線追跡することによって得ら
れたものであり、Y’は焦点距離200mmの結像レンズ
で結像させるときの像高さを表す。図から明らかな如
く、開口数NAが大きく、作動距離WDが長いにも拘ら
ず、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0018】第2実施例 第2実施例の顕微鏡対物レンズは、図3に示す如く、第
1実施例と同様に、第1レンズ群G1 と、第2レンズ群
2 とから構成されている。第1レンズ群G1 は、第1
レンズ組C1 と第2レンズ組C2 とを有し、各組C 1,C
2 は凸レンズL1,3 および凹レンズL2,4 からなる
接合レンズによって形成されている。第2レンズ群G2
は、3枚の単独の凸レンズL5,13, 14と、凸レンズ
6および凹レンズL7 からなる2枚接合レンズと、凸
レンズL8 、凹レンズL9 および凸レンズL10からなる
3枚接合レンズと、凸レンズL11および凹レンズL12
らなる2枚接合レンズとを含み形成されている。
【0019】上記のような構成で、焦点距離200mmの
結像レンズで結像したときの倍率が50倍、物体側の開
口数NAが0.4、焦点距離が4.0mmとなるよう、前
記(1)〜(4)式の関係を満足させて、各レンズの光
学定数を表2に示すように設定したところ、作動距離W
Dが16.52mmとなり、長い作動距離を得ることがで
きた。
【0020】 〔表2〕 r1 = - 6.76 d1 = 3.5 n1 = 1.62004 ν1 = 36.3 L1 2 = - 4.07 d2 = 1.5 n2 = 1.58913 ν2 = 61.2 L2 3 =-444.12 d3 = 4.5 r4 = -12.245 d4 = 4 n3 = 1.62004 ν3 = 36.3 L3 5 = - 5.723 d5 = 1.5 n4 = 1.51633 ν4 = 64.1 L4 6 = ∞ d6 =12.1 r7 = -29.306 d7 = 5.5 n5 = 1.49700 ν5 = 81.1 L5 8 = -14.227 d8 = 1.15 r9 = 118.97 d9 = 7.5 n6 = 1.45650 ν6 = 90.3 L6 10= -14.01 d10= 1.5 n7 = 1.69680 ν7 = 55.5 L7 11=-242.23 d11= 1.3 r12= 54.78 d12= 8.5 n8 = 1.49700 ν8 = 81.1 L8 13= -19 d13= 1.4 n9 = 1.69680 ν9 = 55.5 L9 14= 27.8 d14= 7.5 n10= 1.49700 ν10= 81.1 L1015= -26.929 d15= 0.3 r16= 28.486 d16= 7.5 n11= 1.45650 ν11= 90.3 L1117= -20.88 d17= 1.4 n12= 1.77250 ν12= 49.6 L1218=-294.03 d18= 0.3 r19= 26.5 d19= 5.3 n13= 1.45650 ν13= 90.3 L1320= -52.51 d20= 0.3 r21= 14.79 d21= 4.2 n14= 1.49700 ν14= 81.1 L1422= 38.1
【0021】以上の各レンズ系の光学定数を基に、上記
(1)〜(4)式を求めると、次の通りである。 (1)式……D12=3.0F (2)式… IF1I=2.0F (3)式……n2n−n2p=0.25 (4)式……ν2p−ν2n=31.5 , ν2p=85.0
【0022】本実施例における、球面収差、非点収差お
よび歪曲収差の測定結果を図4に示す。図から明らかな
如く、開口数NAが大きく、作動距離WDが長いにも拘
らず、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0023】第3実施例 第3実施例の顕微鏡対物レンズは、図5に示す如く、第
1実施例と同様に、第1レンズ群G1 と、第2レンズ群
2 とから構成されている。第1レンズ群G1 は、第1
レンズ組C1 と第2レンズ組C2 とを有し、各組C 1,C
2 は凸レンズL1,3 と凹レンズL2,4 とからなる。
第2レンズ群G2 は、3枚の単独の凸レンズL5,16,
17と、凹レンズL6および凸レンズL7 からなる2枚
接合レンズと、凸レンズL8 、凹レンズL9 および凸レ
ンズL10からなる3枚接合レンズと、凸レンズL11、凹
レンズL12および凸レンズL13からなる3枚接合レンズ
と、凸レンズL14および凹レンズL15からなる2枚接合
レンズとを含み形成されている。
【0024】上記のような構成で、焦点距離200mmの
結像レンズで結像したときの倍率が100倍、物体側の
開口数NAが0.5、焦点距離が2.0mmとなるよう、
前記(1)〜(4)式の関係を満足させて、各レンズの
光学定数を表3に示すように設定したところ、作動距離
WDが12.89mmとなり、長い作動距離を得ることが
できた。
【0025】 〔表3〕 r1 = - 7 d1 = 3.15 n1 = 1.62004 ν1 = 36.3 L1 2 = - 3.816 d2 = 0.041 r3 = - 3.654 d3 = 1 n2 = 1.58913 ν2 = 61.2 L2 4 = 9.609 d4 = 3.15 r5 = -11.498 d5 = 3.42 n3 = 1.62004 ν3 = 36.3 L3 6 = - 4.181 d6 = 0.038 r7 = - 4.07 d7 = 1 n4 = 1.51633 ν4 = 64.1 L4 8 = ∞ d8 =17.29 r9 = -35.407 d9 = 4.5 n5 = 1.49700 ν5 = 81.1 L5 10= -13.402 d10= 1.3 r11= -29.643 d11= 1.4 n6 = 1.51633 ν6 = 64.1 L6 12= 13.402 d12= 6 n7 = 1.49700 ν7 = 81.1 L7 13= -62.519 d13= 0.3 r14= ∞ d14= 5.8 n8 = 1.49700 ν8 = 81.1 L8 15= -14.364 d15= 1.5 n9 = 1.64000 ν9 = 60.2 L9 16= 28.956 d16= 5.6 n10= 1.49700 ν10= 81.1 L1017= -30.404 d17= 0.3 r18= 31.998 d18= 6.6 n11= 1.45650 ν11= 90.3 L1119= -21.83 d19= 1.5 n12= 1.69680 ν12= 55.5 L1220= 31.998 d20= 4.8 n13= 1.45650 ν13= 90.3 L1321= -54.009 d21= 0.3 r22= 29.295 d22= 5.7 n14= 1.45600 ν14= 90.3 L1423= -26.811 d23= 1.4 n15= 1.74100 ν15= 52.6 L1524= -97.615 d24= 0.35 r25= 26.811 d25= 4.1 n16= 1.45650 ν16= 90.3 L1626=-128.56 d26= 0.34 r27= 11.802 d27= 4.1 n17= 1.49700 ν17= 81.1 L1728= 30.144
【0026】以上の各レンズ系の光学定数を基に、上記
(1)〜(4)式を求めると、次の通りである。 (1)式……D12=8.6F (2)式… IF1I=2.4F (3)式……n2n−n2p=0.17 (4)式……ν2p−ν2n=27.1 , ν2p=85.2
【0027】本実施例における、球面収差、非点収差お
よび歪曲収差の測定結果を図6に示す。図から明らかな
如く、開口数NAが大きく、作動距離WDが長いにも拘
らず、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0028】なお、本発明は無限遠補正型の顕微鏡対物
レンズに関するものであるが、良く補正された小型の結
像レンズを第1レンズ群G1 の像面側に設ければ、有限
補正型として使用できることは自明である。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、可視光領
域と近紫外領域とを同時に補正し、操作性を格段に良好
にした超長作動距離を有する顕微鏡対物レンズを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顕微鏡対物レンズの第1実施例の
レンズ構成を示す線図である。
【図2】同上実施例の諸収差を示す線図である。
【図3】本発明に係る顕微鏡対物レンズの第2実施例の
レンズ構成を示す線図である。
【図4】同上実施例の諸収差を示す線図である。
【図5】本発明に係る顕微鏡対物レンズの第3実施例の
レンズ構成を示す線図である。
【図6】同上実施例の諸収差を示す線図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 C1 第1レンズ組 C2 第2レンズ組 L1 〜L17 レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から遠い側にあり全体として負の屈
    折力を有する第1レンズ群と、物体側に近い側にあり全
    体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる無
    限遠補正型の顕微鏡対物レンズにおいて、 前記第1レンズ群は、第1レンズ組と第2レンズ組とを
    有し、各組はそれぞれ凸レンズと凹レンズ、または、凸
    レンズと凹レンズとの接合レンズからなり、 前記第2レンズ群は、単独の凸レンズと、凸レンズおよ
    び凹レンズの接合レンズとを有し、接合レンズのうち少
    なくとも1つは3枚接合レンズからなり、 D12;第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ間隔、 F ;全体の焦点距離、 F1 ;第1レンズ群の焦点距離、 n2p;第2レンズ群中の接合レンズのうちの凸レンズの
    d線における平均屈折率、 n2n;第2レンズ群中の接合レンズのうちの凹レンズの
    d線における平均屈折率、 ν2p;第2レンズ群中の凸レンズの平均アッベ数、 ν2n;第2レンズ群中の凹レンズの平均アッベ数、 としたとき、各レンズ群の光学定数が次式 2F<D12<10F ………………(1) F< IF1I <3.5F………………(2) n2n−n2p>0.1 ………………(3) ν2p−ν2n>20,ν2p>80………(4) を満たすようにされていることを特徴とする顕微鏡対物
    レンズ。
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