JPH07202729A - 誤り訂正符号化方法、誤り訂正復号化方法、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号化装置 - Google Patents

誤り訂正符号化方法、誤り訂正復号化方法、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号化装置

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JPH07202729A
JPH07202729A JP35445893A JP35445893A JPH07202729A JP H07202729 A JPH07202729 A JP H07202729A JP 35445893 A JP35445893 A JP 35445893A JP 35445893 A JP35445893 A JP 35445893A JP H07202729 A JPH07202729 A JP H07202729A
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JP35445893A
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Jun Yonemitsu
潤 米満
Yoshinori Shimizu
義則 清水
Toru Okazaki
透 岡崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は誤り訂正符号化方法において、従来方
式との互換性を保ちながら誤り訂正能力を高める。 【構成】それぞれ固有の符号長及び検査データ長を有す
る第1及び第2の誤り訂正符号のうちいづれか一方の誤
り訂正符号について、その符号長及び冗長符号長を固有
の符号長及び検査データ長に対して所定倍に拡張する。
これにより検査データによつて訂正できる符号誤りのデ
ータ長も所定倍される。この結果、予め設定されている
符号化方式を損なうことなく誤り訂正能力を強化するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図11〜図13) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図10) 作用 実施例(図1〜図10) (1)誤り訂正の原理(図1及び図2) (2)第1の実施例(図3及び図4) (2−1)符号化装置の構成(図3) (2−2)復号化装置の構成(図4) (2−3)復号処理 (3)第2の実施例(図5及び図6) (3−1)符号化装置の構成(図5) (3−1−1)CIRC符号化 (3−1−2)誤り訂正能力を高める符号化処理 (3−2)復号化装置の構成(図6) (3−2−1)CIRC復号化 (3−2−2)誤り訂正能力を高められた符号の復号化
処理 (4)第3の実施例(図7及び図8) (5)第4の実施例(図9及び図10) (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正符号化方法、誤
り訂正復号化方法、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復
号化装置に関し、特にデイジタル信号を積符号に符号化
する符号化方法及び符号化装置、並びに積符号を復号化
する復号化方法及び復号化装置に適用して好適なもので
ある。
【0003】
【従来の技術】デイジタル信号を再生する場合、記録時
に生じた不具合や再生時に生じた不具合により記録した
符号(「0」と「1」)を正しく読み出せないことがあ
る。そこで再生時に誤り訂正できるようにデイジタル信
号にパリテイビツトを付加した誤り訂正符号を記録する
のが一般的である。このようにパリテイビツトを付加す
ると、符号誤りが生じた場合にも訂正能力の範囲内で記
録時におけるデイジタル信号を復元することができる。
【0004】符号誤りには比較的長さの短いランダムエ
ラーと、比較的長さの長いバーストエラーとがあり、こ
のうちランダムエラーに対する訂正能力を高めた誤り訂
正符号としてリードソロモン(Reed-Solomon)符号が知
られている。またバーストエラーに対する誤り訂正能力
を高めたい場合には符号化するブロツクのデータを記録
するデータの時間的な並びとは無関係に並び変えるイン
タリーブという手法が用いられている。この手法はバー
ストエラーをランダムエラーに変換してから符号化する
ものある。
【0005】例えばコンパクトデイスク(以下、CDと
いう)等ではこれら技術を応用したCIRC(Cross In
terleave Reed-Solomon Code)と呼ばれる誤り訂正符号
が用いられている。このCIRCは2段のリードソロモ
ン符号をインタリーブを介して結合するものである。
【0006】2段のリードソロモン符号はそれぞれC1
符号及びC2符号と呼ばれており、それぞれ〔符号長、
次元、最小距離〕が〔32、28、5〕及び〔28、24、5〕
に定義されている。ここで次元とは情報シンボル数を表
し、最小距離は訂正能力を表すパラメータである。この
例の場合、最小距離はどちらも5であるため最大で2シ
ンボル長の誤り訂正、又は4シンボル長の消失訂正が可
能である。
【0007】このCIRCの機能は図11のように分割
して考えることができる。CIRCの符号化系1を精細
に示したものが図12であり、また復号化系11を精細
に示したものが図13である。まず従来用いられている
CIRCの符号化系1を図12を用いて説明する。
【0008】このCIRCの符号化系1ではデイジタル
オーデイオデータのLR各チヤンネルのうち6サンプル
分(L0 〜L5 、R0 〜R5 )を一つの単位として並列
に入力する。すなわち符号化系1は16ビツト×2×6
の192ビツト分(24バイト分)のデータを入力す
る。
【0009】偶数サンプル遅延回路2は各6サンプルの
データのうち偶数番目のサンプルのデータをそれぞれ2
シンボル分づつ遅延させる。これはC2符号復号回路に
おいて該当する系列が全て誤りになつた場合でも、補間
によつてデータを補うことができるようにするためであ
る。
【0010】次にスクランブル回路3は偶数サンプル遅
延回路2から入力し、当該データをスクランブルしてデ
ータの順序を並び変える。このスクランブルによつて最
大のバーストエラー補間長を得ることができる。C2符
号符号化回路4はスクランブル後のデータをC2符号に
符号化する。これにより24シンボルのデータに4シン
ボル長のパリテイQが付加される。これによりデータ長
は28バイトになる。
【0011】インタリーブ回路6はインタリーブ長Dを
4とし、最大遅延が108フレームに及ぶインタリーブ
をかける。C1符号符号化回路25はC1符号を符号化
する。これにより28シンボルのデータに4シンボル長
のパリテイPが付加される。これで全データ長は32バ
イトになる。
【0012】続いて奇数シンボル遅延回路7によつて奇
数番目のシンボルのみをさらに1シンボル分遅延させ
る。これによりランダムエラーが2シンボルにまたがつ
て発生した場合、その影響が1つのC1符号とC2符号
の系列においては1シンボルにしか及ばないようにして
いる。
【0013】パリテイ反転回路8はパリテイの極性を反
転させる。これはバーストエラーなどによつて全てのデ
ータが0になつてしまう可能性があるためであり、この
際、パリテイを反転しておかないと、これを誤りと判別
できないからである。これら一連の処理の後、パリテイ
反転回路8の出力端からCIRCの符号化出力が得られ
る。
【0014】次にCIRCを用いた復号化系11を図1
3を用いて説明する。復号化は符号化の逆の手順によつ
てなる。まず復号化回路は1フレーム分32シンボルの
データを並列に入力する。偶数シンボル遅延回路12は
偶数番目のシンボルを1シンボル分遅延する。
【0015】パリテイ反転回路13はパリテイを反転さ
せる。C1符号復号回路14はC1符号を復号化する。
これにより32シンボルのデータから4シンボル長のパ
リテイPが取り除かれる。これでデータ長は28バイト
になる。デインタリーブ回路15はインタリーブをもと
に戻す。C2符号復号回路16はC2符号を復号する。
これにより28シンボルのデータから4シンボル長のパ
リテイQが取り除かれる。これでデータ長は24バイト
になる。
【0016】デスクランブル回路17はスクランブルを
解く。ここで奇数サンプル遅延回路18は奇数番目のサ
ンプルを2シンボル分遅延させる。これにより1フレー
ム分24バイトのデータを出力することができる。この
ようにCIRCはランダムエラー及びバーストエラーの
両方に有効な誤り訂正符号である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが信号を高密度
に記録すると、主にランダムエラーが頻繁に起こり易く
なり、訂正不能や誤訂正を起こし易い。またかなり大き
なバーストエラーに対してはやはり訂正不能になつた
り、誤訂正を起こすおそれがあつた。そこで信号を高密
度に記録しながらもその信号の誤り率を低く保つたまま
再生するために従来のCIRCを用いた符号化方式や復
号化方式と全く異なる強力な誤り訂正能力を有する方式
を用いることが考えられる。
【0018】しかし再生系においては、従来のCIRC
を用いた符号化方式で記録された信号も読めるようにす
る必要が生じる可能性がある。この場合、再生系におい
て新たな誤り訂正符号を復号化するための回路と、従来
のCIRCを復号化するための回路とを共に設ける必要
が生じ、回路規模が非常に大きくなるおそれがある。
【0019】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来の符号化方式で記録されている信号を高密度で
記録する場合についても従来に比して誤り率を低く保つ
たまま再生することができる誤り訂正符号化方法、誤り
訂正復号化方法、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号
化装置を提案しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、情報データL0 〜L5 、R0 〜R
5 を、それぞれ固有の符号長及び検査データ長を有する
第1及び第2の誤り訂正符号の積符号に符号化すること
により誤り訂正能力を高めた誤り訂正符号化方法におい
て、符号化の際、第1又は第2の誤り訂正符号(C2符
号又はC1符号)のいづれか一方について、当該誤り訂
正符号の符号長及び検査データ長をそれぞれ予め定義さ
れている基本処理単位の符号長及び検査データ長に対し
て所定倍(例えば4倍)に拡張する。
【0021】また本発明においては、情報データL0
5 、R0 〜R5 を、それぞれ固有の符号長及び検査デ
ータ長を有する第1及び第2の誤り訂正符号の積符号に
符号化することにより誤り訂正能力を高めた誤り訂正符
号化方法において、符号化の際、第1の誤り訂正符号
(C2符号)の符号長及び検査データ長を、それぞれ予
め定義されている基本処理単位の符号長及び検査データ
長に対して所定倍に拡張し、かつ第2の誤り訂正符号
(C1符号)の符号長及び検査データ長を、それぞれ予
め定義されている基本処理単位の符号長及び検査データ
長に対して所定倍に拡張する。
【0022】さらに本発明においては、情報データL0
〜L5 、R0 〜R5 を、それぞれ固有の符号長及び検査
データ長を有する第1及び第2の誤り訂正符号の積符号
に符号化することにより誤り訂正能力を高めた誤り訂正
符号化方法において、符号化の際、情報データL0 〜L
5 、R0 〜R5 のデータ長を、情報データの基本処理単
位として予め設定されているデータ長に対して所定倍
(例えば4倍)に拡張する処理と、情報データに、予め
設定されているデータ長に対してデータ長が所定倍(例
えば4倍)に拡張された第1の検査データを付加し、第
1の誤り訂正符号(C2符号)を得る処理と、第1の誤
り訂正符号(C2符号)をインタリーブする処理と、イ
ンタリーブ処理された後の第1の誤り訂正符号(C2符
号)に、予め設定されているデータ長に対してデータ長
が所定倍(例えば4倍)に拡張された第2の検査データ
を付加し、第2の誤り訂正符号(C1符号)を得る処理
とを設けるようにする。
【0023】また本発明においては、それぞれ固有の符
号長及び検査データ長を有する第1及び第2の誤り訂正
符号の積符号として伝送される伝送データを復号化する
誤り訂正復号化方法において、復号化の際、伝送データ
のデータ長を基本処理単位として予め設定されているデ
ータ長に対して所定倍(例えば4倍)に拡張する処理
と、伝送データを、予め設定されているデータ長に対し
てデータ長がそれぞれ所定倍(例えば4倍)に拡張され
た第2の検査データに基づいて復号する処理と、第2の
検査データに基づいて復号化された伝送データをデイン
タリーブする処理と、デインタリーブ処理された後の伝
送データを予め設定されているデータ長に対してデータ
長が所定倍(例えば4倍)に拡張された第1の検査デー
タに基づいて復号化する処理とを設けるようにする。
【0024】さらに本発明においては、情報データL0
〜L5 、R0 〜R5 を、それぞれ固有の符号長及び検査
データ長によつて定義される第1及び第2の誤り訂正符
号の積符号として符号化することにより誤り訂正能力を
高めた誤り訂正符号化方法において、符号化の際、第1
及び第2の誤り訂正符号(C2符号及びC1符号)の符
号長及び検査データ長を、それぞれ予め定義されている
基本処理単位のまま符号化する処理と、第1及び第2の
誤り訂正符号(C2符号及びC1符号)の符号長及び検
査データ長を、それぞれ予め定義されている基本処理単
位の符号長及び検査データ長の所定倍(例えば4倍)に
拡張して符号化する処理とを適宜切り換える。
【0025】また本発明においては、それぞれ固有の符
号長及び検査データ長を有する第1及び第2の誤り訂正
符号の積符号として伝送される伝送データを復号化する
誤り訂正復号化方法において、復号化の際、伝送データ
を、予め定義されている基本処理単位のデータ長ごと入
力し、予め定義されているデータ長と同じ長さの第1及
び第2の検査データに基づいて復号化する復号化処理
と、伝送データを、予め定義されている基本処理単位の
所定倍(例えば4倍)のデータ長ごと入力し、予め定義
されているデータ長に対して所定倍(例えば4倍)のデ
ータ長に拡張された第1及び第2の検査データに基づい
て復号化する復号化処理とを適宜切り換える。
【0026】さらに本発明においては、所定長さのデー
タ長を有する情報データL0 〜L5、R0 〜R5 を複数
組並列に出力し、データ長を所定倍に拡張する情報デー
タ長拡張手段22と、複数組の情報データそれぞれ対応
し、情報データのうち偶数サンプルのデータを所定量
(2シンボル)づつ遅延して出力する複数組の偶数サン
プル遅延手段23A〜23Dと、複数の偶数サンプル遅
延手段23A〜23Dにそれぞれ対応し、情報データの
データを並び替えて出力する複数組のスクランブル手段
24A〜24Dと、複数組のスクランブル手段24A〜
24Dから情報データを入力し、当該情報データの拡張
分に応じてデータ長が拡張された第1の検査データを情
報データに付加して第1の誤り訂正符号(C2符号)を
発生する第1の符号化手段25と、第1の誤り訂正符号
(C2符号)の時間的な順序を並び換えて出力するイン
タリーブ手段26と、インタリーブ手段26からインタ
リーブされた第1の誤り訂正符号(C2符号)を入力
し、情報データの拡張分に応じてデータ長が拡張された
第2の検査データを第1の誤り訂正符号(C2符号)に
付加して第2の誤り訂正符号(C1符号)を発生する第
2の符号化手段27と、第2の符号化手段27から出力
された第2の誤り訂正符号(C1符号)のうち奇数シン
ボルのデータを所定量(1シンボル)づつ遅延して出力
する複数組の奇数シンボル遅延手段28A〜28Dと、
複数組の奇数シンボル遅延手段28A〜28Dから出力
される誤り訂正符号にそれぞれ対応し、第1及び第2の
検査データのデータ値を反転するパリテイ反転手段29
A〜29Dとを設ける。
【0027】また本発明においては、所定長さのデータ
長を有する伝送データを複数組並列に出力し、データ長
を予め設定されているデータ長の所定倍(例えば4倍)
に拡張するデータ長拡張手段32と、複数組の伝送デー
タにそれぞれ対応し、伝送データのうち偶数シンボルの
データを所定量(1シンボル)づつ遅延して出力する複
数組の偶数シンボル遅延手段33A〜33Dと、複数組
の偶数シンボル遅延手段33A〜33Dから出力される
伝送データにそれぞれ対応し、伝送データに含まれる第
1及び第2の検査データのデータ値を反転するパリテイ
反転手段34A〜34Dとパリテイ反転手段34A〜3
4Dから伝送データを入力し、当該伝送データの拡張分
に応じてデータ長が拡張された第2の検査データに基づ
いて伝送データを復号化する第1の復号化手段35と、
第1の復号化手段35から出力された伝送データの時間
的な順序を並び換えて出力するデインタリーブ手段36
と、デインタリーブ手段36から伝送データを入力し、
当該伝送データの拡張分に応じて符号長が拡張された第
1の検査データに基づいて伝送データを復号化する第2
の復号化手段37と、第2の復号化手段37から出力さ
れた伝送データを入力し、当該伝送データのデータを並
び替えて出力する複数組のデスクランブル手段38A〜
38Dと、複数のデスクランブル手段38A〜38Dに
それぞれ対応し、伝送データのうち奇数サンプルのデー
タを所定量(2シンボル)づつ遅延して出力する複数組
の奇数サンプル遅延手段39A〜39Dとを設ける。
【0028】さらに本発明においては、データ長が予め
設定されたデータ長でなる情報データ又はデータ長が予
め設定されたデータ長の所定倍(例えば4倍)に拡張さ
れた情報データのうち偶数サンプルのデータを所定量
(2シンボル)づつ遅延して出力する偶数サンプル遅延
手段23A又は23A〜23Dと、偶数サンプル遅延手
段23A又は23A〜23Dから出力される情報データ
のデータを並び替えて出力するスクランブル手段24A
又は24A〜24Dと、スクランブル手段24Aから出
力される情報データのうち、予め設定されたデータ長を
有する情報データを入力し、当該情報データに第1の検
査データを付加して第1の誤り訂正符号(C2符号)を
発生する第1の符号化手段4と、第1の誤り訂正符号
(C2符号)の時間的な順序を並び換えて出力する第1
のインタリーブ手段5と、第1のインタリーブ手段5か
らインタリーブされた第1の誤り訂正符号(C2符号)
を入力し、第2の検査データを第1の誤り訂正符号(C
2符号)に付加して第2の誤り訂正符号(C1符号)を
発生する第2の符号化手段6と、スクランブル手段24
A〜24Dから出力される情報データのうち、データ長
が予め設定されたデータ長に対して拡張された情報デー
タを入力し、当該情報データの拡張分に応じてデータ長
が拡張された第3の検査データを情報データに付加して
第3の誤り訂正符号(C2符号)を発生する第3の符号
化手段25と、第3の誤り訂正符号(C2符号)の時間
的な順序を並び換えて出力する第2のインタリーブ手段
26と、第2のインタリーブ手段26からインタリーブ
された第3の誤り訂正符号(C2符号)を入力し、情報
データの拡張分に応じてデータ長が拡張された第4の検
査データを第3の誤り訂正符号(C2符号)に付加して
第4の誤り訂正符号(C1符号)を発生する第4の符号
化手段27と、第2又は第4の符号化手段6又は27か
ら出力された第2又は第4の誤り訂正符号のうち奇数シ
ンボルのデータを所定量づつ遅延して出力する奇数シン
ボル遅延手段28A又は28A〜28Dと、奇数シンボ
ル遅延手段28A又は28A〜28Dから出力される情
報データのうち、情報データに付加された第1及び第2
の検査データ、又は第3及び第4の検査データのデータ
値を反転するパリテイ反転手段29A又は29A〜29
Dと、情報データの符号長を拡張するか否かに基づいて
手段を切り換え制御する制御手段42とを設ける。
【0029】また本発明においては、データ長が予め設
定されたデータ長でなる伝送データ又はデータ長が予め
設定されたデータ長の所定倍(例えば4倍)に拡張され
た伝送データのうち偶数シンボルのデータを所定量(1
シンボル)づつ遅延して出力する偶数シンボル遅延手段
33A又は33A〜33Dと、偶数シンボル遅延手段3
3A又は33A〜33Dから出力される伝送データに対
応し、伝送データに付加された第1及び第2の検査デー
タ、又は第3及び第4の検査データのデータ値を反転す
るパリテイ反転手段34A又は34A〜34Dとパリテ
イ反転手段からデータ長が拡張されていない伝送データ
を入力し、第2の検査データに基づいて伝送データを復
号する第1の復号化手段14と、第1の復号化手段14
から出力された伝送データの時間的な順序を並び換えて
出力する第1のデインタリーブ手段15と、第1のデイ
ンタリーブ手段15から伝送データを入力し、第1の検
査データに基づいて伝送データを復号化する第2の復号
化手段16と、パリテイ反転手段34A〜34Dからデ
ータ長が予め設定されているデータ長に対して拡張され
た伝送データを入力し、当該伝送データの拡張分に応じ
てデータ長が拡張された第4の検査データに基づいて伝
送データを復号化する第3の復号化手段35と、第3の
復号化手段35から出力された伝送データの時間的な順
序を並び換えて出力する第2のデインタリーブ手段36
と、第2のデインタリーブ手段36から伝送データを入
力し、当該伝送データの拡張分に応じて符号長が拡張さ
れた第3の検査データに基づいて伝送データを復号化す
る第4の復号化手段37と、第2又は第4の復号化手段
16又は37から出力された伝送データを入力し、伝送
データのデータを並び替えて出力するデスクランブル手
段38A又は38A〜38Dと、デスクランブル手段3
8A又は38A〜38Dに対応し、伝送データのうち奇
数サンプルのデータを所定量(2シンボル)づつ遅延し
て出力する奇数サンプル遅延手段39A又は39A〜3
9Dと、伝送データのデータ長が拡張されているか否か
に基づいて手段を切り換え制御する制御手段52とを設
ける。
【0030】
【作用】符号化の際、第1又は第2の誤り訂正符号(C
2符号又はC1符号)のいづれか一方について、当該誤
り訂正符号の符号長及び検査データ長をそれぞれ予め定
義されている基本処理単位の符号長及び検査データ長に
対して所定倍(例えば4倍)に拡張して符号化する。こ
れにより第1の誤り訂正符号(C2符号)又は第2の誤
り訂正符号(C1符号)による誤り訂正能力が向上され
る。この結果、記録すべきデータ量と情報量の割合を変
えることなしに、従来のCIRCよりランダムエラーに
もバーストエラーにも強い誤り訂正能力を有する符号を
実現できる。
【0031】同様に、符号化の際、第1及び第2の誤り
訂正符号(C2符号及びC1符号)について、当該誤り
訂正符号の符号長及び検査データ長をそれぞれ予め定義
されている基本処理単位の符号長及び検査データ長に対
して所定倍に拡張して符号化する。これにより第1の誤
り訂正符号(C2符号)又は第2の誤り訂正符号(C1
符号)による誤り訂正能力が向上される。この結果、記
録すべきデータ量と情報量の割合を変えることなしに、
従来のCIRCよりランダムエラーにもバーストエラー
にも強い誤り訂正能力を有する符号を実現できる。
【0032】また予め定義されている基本処理単位の符
号長及び検査データ長をそれぞれ所定倍に符号化する符
号化処理と基本処理単位の符号長及び検査データ長をそ
のまま符号化する符号化処理との適宜切り換えを一部の
回路を新たに付加するだけで実現できる。これにより現
在運用されている符号化方式のデータとの互換性を保つ
たまま必要に応じて誤り訂正能力を一段と高めることが
できる。
【0033】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0034】(1)誤り訂正の原理 まず図1及び図2を用いて誤り訂正の原理を説明する。
図1は従来のCIRCを用いた誤り訂正方法、また図2
は実施例によるCIRCを用いた誤り訂正方法である。
ここで×印は記録媒体から信号を読み出す際に読取り誤
りが生じたシンボルの位置を示している。因に図1にお
いて並んでいるデータは、すでに偶数シンボル遅延回路
12及びパリテイ反転回路13において処理された後の
ものである。また図2において並んでいるデータは、す
でに偶数シンボル遅延回路33A〜33D及びパリテイ
反転回路34A〜34Dにおいて処理された後のもので
ある。
【0035】まず従来のCIRCを用いた誤り訂正を図
1を用いて説明する。この誤り訂正ではC1符号がまず
復号化される。この例ではフレーム1、フレーム5、フ
レーム13中に読み取り誤りが3シンボル以上存在する
ため、1フレームにつき2シンボルまでの誤り訂正能力
しか有しないC1符号ではこれらの誤りを訂正すること
ができない。次にC2符号が復号化されるが、この処理
の前にデインタリーブ処理されるため、C2符号復号化
回路に入力される符号は、図中「C2−従」のようなデ
ータ列になる。
【0036】このうちシンボルA1、シンボルA2及び
シンボルA4はC1符号の復号化によつても正しく誤り
訂正されていないシンボルである。従つてやはり2シン
ボルまでの誤り訂正能力しか有しないC2符号ではこの
フレームを正しく誤り訂正することができない。その結
果、このような読み取り誤りが起きた場合、従来のCI
RCでは誤り訂正不可能なフレームが発生することにな
る。
【0037】これに対して本符号化方式では、このよう
な場合にも誤り訂正できるように、C1符号及びC2符
号を符号化する際に符号長を整数倍する。例えばC1符
号の符号長及びC2符号の符号長をそれぞれ4倍し、一
度に入力するシンボル数を4フレーム、インタリーブ長
Dを4フレームとする。これにより従来の場合には図1
中で「C2−従」であつたデータ列は図2中「C2−
新」のデータ列のように拡張される。このときC1符号
及びC2符号はそれぞれ符号長が4倍されており、8シ
ンボルまでの誤り訂正が可能となつていることにより従
来方式では訂正できなかつた符号誤りを訂正することが
できる。
【0038】(2)第1の実施例 (2−1)符号化装置の構成 この場合における符号化装置を図3に示す。因にC1符
号及びC2符号の符号長を何倍するか(その値をn、m
とする)、また一度に入力するシンボル数を何フレーム
にするか(その値をLとする。このとき一度に入力され
るシンボル数は24×Lである。因に復号化装置に一度に
入力されるシンボル数は32×Lである)、インタリーブ
長Dを何フレームとするかの各パラメータは本実施例に
限定されるものではない。Lはnとmの整数倍である必
要があり、かつDはLの整数倍である必要はある。つま
りL=j×LCM(n、m)(LCM:最小公倍数、j
=1、2、……)、D=k×L(k=1、2、……)の
ような関係がある必要がある。しかしその条件さえ満た
せば目的とする誤り訂正能力や回路規模に応じて、各値
を任意に設定することができる。
【0039】符号化装置21は入力バツフア22によつ
て並列に並び変えられた4フレームのデータをそれぞれ
偶数サンプル遅延回路23A、23B、23C、23D
に与える。ここで各偶数サンプル遅延回路23A〜23
Dは、図12における偶数サンプル遅延回路2と全く同
じものであり、偶数番目のサンプルを2シンボル(8フ
レーム)分遅延させている。遅延させる理由はC2符号
復号回路で該当する系列がすべて誤りになつた場合で
も、補間によつてデータを補うことができるようにする
ためである。
【0040】次にデータはやはり4並列に配置されたス
クランブル回路24A〜24Dに供給される。このスク
ランブル回路24A〜24Dもそれぞれ図12における
スクランブル回路3と全く同じものであり、それぞれ1
フレーム分24バイトのデータを並び替える。
【0041】スクランブル回路24A〜24Dから出力
されたデータは4フレーム分まとめてC2符号符号化回
路25に供給される。C2符号符号化回路25は96シ
ンボルのデータに対して符号長が4倍されたC2符号を
符号化する。これにより16シンボル長のパリテイQが
付加され、データ長は112バイトになる。
【0042】インタリーブ回路26はC2符号符号化回
路25から112バイトのデータを受け取つて、順に、
0D′、1D′、2D′、3D′、……、111D′単
位分の遅延をかけ、インタリーブする。因にD′の値は
インタリーブ長Dを一度に入力されるフレーム数で割つ
た値(=インタリーブ長D/一度に入力されるフレーム
数)となる。本実施例の場合、この値D′は1(=4/
4)であるため最大遅延が444フレーム(=111×
4)に及ぶインタリーブがかけられる。
【0043】インタリーブがかかつたデータはC1符号
符号化回路27に供給される。C1符号符号化回路27
は112シンボルのデータに対して符号長が4倍された
C1符号に符号化する。これにより16シンボル長のパ
リテイPが付加され、データ長は128バイトになる。
このデータは32バイトづつ4並列に構成された奇数シ
ンボル遅延回路28A〜28Dに供給される。
【0044】奇数シンボル遅延回路28A〜28Dはそ
れぞれ図12における奇数シンボル遅延回路7と全く同
じものであり、奇数番目のシンボルを1シンボル(4フ
レーム)分遅延させている。遅延させる理由はランダム
エラーが2シンボルにまたがつて発生した場合、その影
響が1つのC1符号とC2符号の系列においては1シン
ボルにしか及ばないようにするためである。
【0045】この後、データはやはり並列に配置された
4つのパリテイ反転回路29A〜29Dに供給される。
パリテイ反転回路29A〜29Dは図12におけるパリ
テイ反転回路29A〜29Dと全く同じものであり、パ
リテイの極性を反転させている。これはバーストエラー
等によつて全てのデータが0になつてしまう可能性があ
るためであり、この際にパリテイを反転しておかないと
これを誤りと判別できないためである。
【0046】パリテイ反転回路29A〜29Dの出力
は、4フレーム分まとめて出力用バツフア30に送られ
る。これにより誤り訂正能力を高めた誤り訂正符号の符
号化出力が得られる。
【0047】(2−2)復号化装置の構成 このようにして構成された誤り訂正符号の読み出して復
号化する復号化装置を図4に示す。復号化装置の処理は
基本的には符号化装置の逆の処理となる。復号化装置3
1はまず入力用バツフア32に4フレーム分128バイ
トのデータを一度に与える。それぞれのデータは入力バ
ツフア32によつて1フレームづつ4つの偶数シンボル
遅延回路33A〜33Dに供給される。
【0048】偶数シンボル遅延回路33A〜33Dはそ
れぞれ図13における偶数シンボル遅延回路12と全く
同じものであり、偶数番目のシンボルを1シンボル(4
フレーム)分遅延させる。偶数番目のシンボルが遅延さ
せられたデータはやはり4つ並列に配置されたパリテイ
反転回路34に供給される。
【0049】パリテイ反転回路34は、図13における
パリテイ反転回路13と全く同じものであり、パリテイ
の極性を反転させる。パリテイ反転回路34からの出力
は4フレーム分まとめてC1符号復号化回路35に供給
される。C1符号復号化回路35は128シンボルのデ
ータに対して符号長が4倍されたC1符号を復号化す
る。これにより128シンボルのデータから16シンボ
ル長のパリテイPが取り除かれ、データ長は112バイ
トになる。
【0050】デインタリーブ回路36はC1符号符号化
回路35から出力された112バイトのデータを受け取
つて、順に、111D′、110D′、109D′、…
…、1D′、0D′単位分の遅延をかけ、デインタリー
ブする。因にD′の値はインタリーブ長Dを一度に入力
されるフレーム数で割つた値(=インタリーブ長D/一
度に入力されるフレーム数)となる。本実施例ではこの
値D′を1(=4/4)とする。これにより最大遅延が
444フレーム(=111×4)に及ぶインタリーブが
元に戻される。
【0051】デインタリーブされたデータはC2符号復
号化回路37に供給される。C2符号復号化回路37は
112シンボルのデータに対して符号長が4倍されたC
2符号を復号化する。これにより112シンボルのデー
タから16シンボル長のパリテイQが取り除かれ、デー
タ長は96バイトになる。C2符号復号化回路37は9
6バイトのデータを24バイトづつ4つ並列に配置され
たデスクランブル回路38A〜38Dに供給する。
【0052】デスクランブル回路38A〜38Dは図1
3におけるデスクランブル回路17と全く同じものであ
り、それぞれ1フレーム分24バイトのデータを並び替
える。データはやはり4つ並列に配置された奇数サンプ
ル遅延回路39A〜39Dに供給される。
【0053】奇数サンプル遅延回路39A〜39Dは、
図13における奇数サンプル遅延回路18と全く同じも
のであり、奇数番目のサンプルを2シンボル(8フレー
ム)分遅延させる。奇数サンプル遅延回路39A〜39
Dの出力は4フレーム分まとめて出力用バツフア40に
送られる。こうして誤り訂正能力が高められた誤り訂正
符号の復号化出力を得ることができる。
【0054】(2−3)復号処理 再度ここで図2に戻り、この符号化方式によつて記録さ
れたデータを読み出す際に、×印をつけた部分のシンボ
ルに読み取り誤りが生じた場合を考える。本実施例の方
法では、フレーム1〜4、フレーム5〜8というよう
に、4フレームが一度に復号化装置31に入力される場
合を説明する。また本実施例の方法では、C1符号及び
C2符号の符号長がそれぞれ4倍されているので、それ
ぞれ、8シンボルまでの誤り訂正が可能である。
【0055】まずC1符号が復号化される。一度に入力
される4フレーム内に9シンボル以上の読み取り誤りが
あるのはフレーム5〜8、フレーム9〜12、フレーム
13〜16である。これらのフレームにおいては8シン
ボルまでの誤り訂正能力しか持たないC1符号で誤り訂
正が不可能である。なお図2においては省略しているが
フレーム16以降においては、一度に入力される4フレ
ーム内に8シンボル以上の読み取り誤りはないものとす
る。
【0056】次にC2符号が復号化されるが、デインタ
リーブの処理がその前に行われるためC2符号復号化回
路37に入力される符号は図中「C2−新」のようなデ
ータ列になる。ここでシンボルA2、シンボルA3、シ
ンボルA4の3個のシンボルは、C1符号の復号化によ
つても正しく誤り訂正できないシンボルである。しかし
ながらこの実施例で用いるC2符号は8シンボルまでの
誤り訂正能力を有しているためこれらのフレームは無事
に誤りなく復号化されることになる。
【0057】以上の構成によれば、従来のCIRCでは
正しく復号化が行われないほどの読み取り誤りが起きた
場合でも、本実施例の誤り訂正符号を用いれば正しく復
号化することができる。このようにランダムエラーにも
バーストエラーにも強い誤り訂正能力を有する符号を実
現できる。またこの符号はランダムエラーがインタリー
ブ方向に発生した際にも強い誤り訂正能力を有する。
【0058】(3)第2の実施例 (3−1)符号化装置の構成 続いて図3及び図4との対応部分に同一符号を付して示
す図5及び図6を用いて、誤り訂正能力を高めた誤り訂
正符号だけでなく、従来から用いられているCIRCも
扱える符号化装置及び復号化装置を説明する。
【0059】図5において示す符号化装置41は、図3
に示す符号化装置21の回路構成にCIRC符号化用回
路群(すなわちC2符号符号化回路4、インタリーブ回
路5及びC1符号符号化回路6)を加えた構成でなり、
符号化方式が従来から用いられているCIRCであるの
か誤り訂正能力を高めた符号化に応じて使用する回路を
適宜切り換えるようになされている。因にこの切り換え
には制御回路42が用いられる。制御回路42は選択さ
れる符号化方式に応じて制御信号S1〜S4を出力し、
各回路によるデータの入出力を切り換える。
【0060】(3−1−1)CIRC符号化 まず従来より用いられているCIRCに符号化する場
合、このとき制御回路42は入力用バツフア22に対し
て制御信号S1を与え、デイジタルデータを1フレーム
分づつ入力するモードに切り換える。またスクランブル
回路24A〜24Dに対しては制御信号S2を与え、ス
クランブルされたデータをCIRC用C2符号符号化回
路4に対して供給するよう指示する。
【0061】同様に制御回路42は、奇数シンボル遅延
回路28A〜28Dに対して制御信号S3を与え、デー
タをCIRC用C1符号符号化回路6から読むよう指示
する。さらに出力用バツフア30に対して制御信号S4
を与え、データを1フレーム分づつ出力するモードにす
るよう指示する。
【0062】これら4つの制御信号S1〜S4によつて
モードが切り換え制御される符号化装置41の符号化手
順を順に説明する。まず入力用バツフア22は制御回路
42からの指示に基づいてデータを1フレームづつ入力
し、4つある偶数サンプル遅延回路24A〜24Dのう
ちの1つ、すなわち偶数サンプル遅延回路24Aにのみ
データを供給させる。
【0063】偶数サンプル遅延回路23A及びスクラン
ブル回路24Aは順にデイジタルデータの偶数サンプル
を2シンボル遅延し、また1フレーム分24バイトのデ
ータを並び換えて出力する。続いてスクランブル回路2
4AはデータをCIRC用C2符号符号化回路4に対し
て供給する。データはCIRC用C2符号符号化回路
4、CIRC用インタリーブ回路5、CIRC用C1符
号符号化回路6を順次通つて処理される。この後、デー
タは奇数シンボル遅延回路28A、パリテイ反転回路2
9Aを順に通つて処理されることになる。
【0064】ここでデータを順次処理する偶数サンプル
遅延回路23A、スクランブル回路24A、CIRC用
C2符号符号化回路4、CIRC用インタリーブ回路
5、CIRC用C1符号符号化回路6、奇数シンボル遅
延回路28A、パリテイ反転回路29Aは全て従来のC
IRCを構成する際に用いられる符号化装置1に用いら
れているものと同じである。従つて出力用バツフア30
から従来のCIRCと同様の構成を有する符号を得るこ
とができる。
【0065】(3−1−2)誤り訂正能力を高める符号
化処理 これに対して誤り訂正能力を高めた誤り訂正符号を構成
しようとする場合、制御回路42は、まず入力用バツフ
ア22に対して制御信号S1を与え、デイジタルデータ
を一度に4フレーム分づつ入力するモードに切り換え
る。またスクランブル回路24A〜24Dに対して制御
信号S2を与え、スクランブルされた4フレーム分のデ
ータをC2符号符号化回路25に供給するよう指示す
る。
【0066】同様に奇数シンボル遅延回路28A〜28
Dに対してはデータをC1符号符号化回路27から読む
ように指示する。さらに出力用バツフア30に対しては
データを一度に4フレーム分づつ出力するモードにする
よう指示する。これら制御回路42からの指示によりこ
の符号化回路41は、第1の実施例で説明した符号化装
置1と全く同じ動作をする。これにより出力用バツフア
30からは前項で説明した場合と同じ誤り訂正能力を有
する符号が出力される。
【0067】(3−2)復号化装置の構成 図6において示す復号化装置51は、図4に示す復号化
装置31の回路構成にCIRC符号化用回路群(すなわ
ちC1符号符号化回路14、デインタリーブ回路15及
びC2符号符号化回路16)を加えた構成でなり、符号
化方式が従来から用いられているCIRCであるのか誤
り訂正能力を高めた符号化に応じて使用する回路を適宜
切り換えるようになされている。因にこの切り換えには
制御回路52が用いられる。制御回路52はメデイアや
伝送データから与えられる符号化方式識別フラグを入力
し、当該フラグに基づいて復号化方式を切り換える。実
際には選択される符号化方式に応じて制御信号S11〜
S14を出力し、各回路によるデータの入出力を切り換
える。
【0068】(3−2−1)CIRC復号化 まず従来より用いられているCIRCに符号化されてい
る伝送データを復号化する場合、このとき制御回路52
は入力用バツフア32に対して制御信号S11を与え、
伝送データを1フレーム分づつ入力するモードに切り換
える。またパリテイ反転回路34A〜34Dに対して制
御信号S12を与え、パリテイ反転したデータをCIR
C用C1符号復号化回路14に対して供給するよう指示
する。
【0069】同様にデスクランブル回路38A〜38D
に対して制御信号S13を与え、データをCIRC用C
2符号復号化回路16から読むように指示する。さらに
出力用バツフア40に対して制御信号S14を与え、デ
ータを1フレーム分づつ出力するモードに切り換え制御
する。
【0070】これら4つの制御信号S11〜S14によ
つてモードが切り換え制御される復号化装置51の復号
化手順を順に説明する。まず入力用バツフア32は制御
回路52から制御信号S11を入力し、データを1フレ
ームづつ入力させる。続いて4つある偶数シンボル遅延
回路33Aのうちの1つ、すなわち偶数シンボル遅延回
路33Aにのみデータを供給する。
【0071】偶数シンボル遅延回路33A、パリテイ反
転回路34Aはこれらのデータを順に処理し、偶数シン
ボルを1シンボル(4フレーム)分遅延した後、パリテ
イの局性を反転させる。続いてデータはパリテイ反転回
路34AからCIRC用C1符号復号化回路14に対し
て供給され、順にCIRC用C1符号復号化回路14、
CIRC用デインタリーブ回路15、CIRC用C2符
号復号化回路16によつて処理される。この後、データ
はデスクランブル回路38A、奇数サンプル遅延回路3
9Aを通つて処理される。
【0072】ここで偶数シンボル遅延回路33A、パリ
テイ反転回路34A、CIRC用C1符号復号化回路1
4、CIRC用デインタリーブ回路15、CIRC用C
2符号復号化回路16、デスクランブル回路38A、奇
数サンプル遅延回路39Aは全て従来のCIRCを復号
する際に用いられる復号化回路11で用いられているも
のと同じである。従つてこれらの回路によつて従来の符
号化方式によつて符号化されたCIRCが復号化され
る。
【0073】(3−2−2)誤り訂正能力を高められた
符号の復号化処理 これに対して誤り訂正能力を高めた誤り訂正符号を構成
しようとする場合、制御回路52は、まず入力用バツフ
ア32に対し、伝送データを一度に4フレーム分づつ入
力するモードに切り換える。またパリテイ反転回路34
Aに対してパリテイ反転したデータをC1符号復号化回
路35に対して供給するよう指示する。
【0074】同様にデスクランブル回路38Aに対して
はデータをC2符号符号化回路37から読むように指令
を出す。さらに出力用バツフア40に対しては、データ
を一度に4フレーム分づつ出力するモードにするよう指
令を出す。制御回路52からこれらの指令を受けること
で、復号化装置51は第1の実施例にて説明した復号化
装置31と全く同じ動作をする。これにより符号長及び
パリテイ長が4倍に拡張された誤り訂正符号についても
復号化することができる。
【0075】以上の構成によれば、回路規模を格別大き
くすることなく誤り訂正能力を強化し誤り訂正符号にも
従来のCIRCにも対応することができる符号化装置4
1及び復号化装置51を実現することができる。
【0076】(4)第3の実施例 前2つの実施例ではC1符号及びC2符号ともに各符号
長及び各検査検査データ長を拡張し、ランダムエラーに
もバーストエラーにも訂正能力の高い誤り訂正符号に符
号化することができる符号化装置とその復号化装置につ
いて説明したが、ここではC2符号の符号長及びその検
査データ長のみを拡張し、主にバーストエラーに対する
誤り訂正能力を強化することができる符号化装置及び復
号化装置を説明する。
【0077】図3及び図4との対応部分に同一符号を付
して示す図7及び図8にこの機能を有する符号化装置6
1及び復号化装置71を示す。符号化装置61はバース
トエラーに対する誤り訂正能力を強化するためC2符号
のみ符号長を拡張する。このためC1符号については1
フレーム単位で信号処理するのに対してC2符号につい
ては4フレーム分まとめて処理する。
【0078】従つて符号化装置61の回路構成は入力用
バツフア22からインタリーブ回路26までは第1の実
施例によつて説明した符号化装置21と同じに構成され
ている。このためインタリーブ回路26から出力された
112バイトのデータは4フレームにつき8シンボルま
で誤り訂正することができるように符号化された後、4
44(=111×4)フレームに及ぶインタリーブがか
けられた後のデータである。
【0079】この符号化装置61はこのように符号化さ
れている112バイトのデータを1フレーム(28バイ
ト)づつ4つのデータに分割し、インタリーブ回路26
から4つのC1符号符号化回路62A、62B、62
C、62Dに与えている。
【0080】これら4つのC1符号符号化回路62A〜
62Dはそれぞれ図12で説明したC1符号符号化回路
6と同じものである。以後、奇数シンボル遅延回路28
A〜28Dによつて奇数番目のシンボルを1シンボル
(4フレーム)分遅延させ、続いてパリテイ反転回路2
9A〜29Dによつてパリテイの極性を反転して出力バ
ツフア30に与える。これら一連の処理によつてバース
トエラーに対して訂正能力の高い符号化出力を得ること
ができる。
【0081】一方、復号化装置71はパリテイ反転回路
34A〜34Dから出力される4フレーム分のデータを
1フレームづつ並列にC1符号復号化することを除いて
復号化装置31と同様の構成を有している。すなわち復
号化装置71は入力用バツフア32から4フレーム分
(128バイト)のデータを一度に入力し、その後、こ
れら4フレーム分のデータを1フレームづつ4つの偶数
シンボル遅延回路33A〜33Dに与える。
【0082】続いてパリテイ反転回路34A〜34Dに
よつて各フレームに付加されているパリテイの極性を反
転し、これを1フレームづつ並列にC1符号復号化回路
72A〜72Dに与えるのである。ここでC1符号復号
化回路72A〜72Dはそれぞれ図13で説明したC1
符号復号化回路14と同じものである。
【0083】復号化装置71はこのように1フレームづ
つ別々に復号化されたデータを4フレーム分まとめてデ
インタリーブ回路36に与え、112バイトのデータを
対象としてデインタリーブする。このときのインタリー
ブ長D’は1(=4/4)である。従つて最大遅延は4
44(=111×4)フレームにも及び、バーストエラ
ーに対する耐性が向上されていることが分かる。この後
は上述の第1の実施例の場合と同様である。
【0084】以上の構成によれば、CIRCに比して主
にバーストエラーに対する誤り訂正能力を強化した誤り
訂正符号とその符号化装置及び復号化装置を簡易な構成
によつて実現できる。
【0085】(5)第4の実施例 この実施例では前項にて説明した実施例の場合とは異な
り、C1符号の符号長及びその検査データ長のみを拡張
し、主にランダムエラーに対する誤り訂正能力を強化す
ることができる符号化装置及び復号化装置を説明する。
【0086】図3及び図4との対応部分に同一符号を付
して示す図9及び図10にこの機能を有する符号化装置
81及び復号化装置91を示す。符号化装置81はラン
ダムエラーに対する誤り訂正能力を強化するためC1符
号のみ符号長を拡張する。このためC2符号については
1フレーム単位で信号処理するのに対してC1符号につ
いては4フレーム分まとめて処理する。
【0087】従つて符号化装置81の回路構成はC2符
号符号化回路82A〜82Dとインタリーブ回路83A
〜83Dの回路構成が図3で説明した符号化装置21と
異なつていることを除いて同様の構成を有している。す
なわちこの符号化装置81ではスクランブル回路24A
〜24Dから並列に出力された4フレーム分のデータを
一括して処理することなく1フレームごと並列にC2符
号符号化回路82A〜82Dに入力し、各フレームごと
C2符号化する。ここでC2符号符号化回路82A〜8
2Dはそれぞれ図12に示すC2符号符号化回路4と同
じものである。
【0088】このようにC2符号化されたデータは各フ
レームごとインタリーブ処理された後、C1符号符号化
回路27に与えられる。ここでスクランブル回路24A
〜24Dはそれぞれ図12に示すスクランブル回路5と
同じものである。これによりデータは従来のCIRCの
場合と同様、1フレーム単位でインタリーブされること
になる。
【0089】このC1符号符号化回路27はこのように
それぞれインタリーブ処理の終了した4フレーム分のデ
ータを一括して処理する。ここで符号長はCIRCの場
合に比して4倍になり、C1符号に対する誤り訂正能力
が2シンボルから8シンボルへと強化されることにな
る。これら一連の処理によつてランダムエラーに対して
訂正能力の高い符号化出力を得ることができる。
【0090】一方、復号化装置91は入力用バツフア3
2からC1符号復号化回路35までの回路構成は第1の
実施例で説明した復号化装置31と同様であり、C1符
号復号化回路35から出力された4フレーム分のデータ
を一括に処理せず、1フレームづつ並列に後段の回路に
与えている。
【0091】すなわち復号化装置91はC1符号復号化
回路35によつて4フレーム分(128バイト)のデー
タを対象とした復号化処理により4フレーム中に含まれ
る8シンボルまでの符号誤りを訂正することができる。
この後、復号化装置91はC1符号復号化回路35から
出力される4フレーム分(128バイト)のデータを1
フレーム(28バイト)のデータに分割し、それぞれを
4つのデインタリーブ回路92A〜92Dに入力する。
【0092】ここでデインタリーブ回路92A〜92D
はそれぞれ図13で説明したデインタリーブ回路15と
同じであり、1フレーム内においてデータを並び換えた
後、後段のC2符号復号化回路93A〜93Dに与え、
1フレーム単位で復号化する。このC2符号復号化回路
93A〜93Dも図13で説明したC2符号復号化回路
16と同じであり、1フレーム内に含まれる2シンボル
の符号誤りが訂正されることになる。その後の処理は上
述の第1の実施例の場合と同様である。
【0093】以上の構成によれば、CIRCに比して主
にランダムエラーに対する誤り訂正能力を強化した誤り
訂正符号とその符号化装置及び復号化装置を簡易な構成
によつて実現できる。
【0094】(6)他の実施例 なお上述の第1及び第2の実施例においては、C1符号
とC2符号の符号長及びその検査データ長をそれぞれC
IRCの符号長及びその検査データ長に対して4倍する
場合について述べたが、本発明はこれに限るものではな
い。すなわちC1符号及びC2符号の符号長を何倍にす
るか(その値をn、mとする)、また一度に入力するシ
ンボル数を何フレーム分にするか(その値をLとする。
このとき一度に入力されるシンボル数は24×Lである。
因に復号化装置に一度に入力されるシンボル数は32×L
である)、インタリーブ長Dを何フレームにするかの各
パラメータは本実施例に限定されるものではない。ただ
しLはnとmの整数倍である必要があり、かつDはLの
整数倍である必要はある。つまりL=j×LCM(n、
m)(LCM:最小公倍数、j=1、2、……)、D=
k×L(k=1、2、……)のような関係がある必要が
ある。しかしその条件さえ満たせば目的とする誤り訂正
能力や回路規模に応じて、各値を任意に設定することが
できる。
【0095】例えばインタリーブ長Dが4の場合、C1
符号とC2符号の符号長を拡張できる倍数n、mは4の
約数である1倍、2倍又は4倍の中から選択できる。ま
たインタリーブ長Dが6の場合、C1符号とC2符号の
符号長を拡張できる倍数n、mは6の約数である1倍、
2倍、3倍、6倍の中から選択できる。インタリーブ長
Dがその他の値をとる場合にも同様である。いずれの場
合にもCIRCの場合に比してランダムエラー及びバー
ストエラーに対する訂正能力を高めることができる。
【0096】また上述の第3及び第4の実施例において
は、C2符号又はC1符号のいずれか一方の符号長及び
その検査データ長をそれぞれCIRCの符号長及びその
検査データ長に対して4倍にする場合について述べた
が、本発明はこれに限るものではなく、インタリーブ長
Dに応じて符号長の倍数n、mはそれぞれ種々選択でき
る。このとき前者の場合にはCIRCに比して主にバー
ストエラーに対する訂正能力を高めることができ、後者
の場合にはCIRCに比して主にランダムエラーに対す
る訂正能力を高めることができる。
【0097】さらに上述の第2実施例においては、デイ
ジタルデータをCIRCによつて符号化(復号化)する
か、又はC1符号及びC2符号共に誤り訂正能力を強化
した誤り訂正符号によつて符号化(復号化)するかを選
択できる符号化装置41及び復号化装置51について述
べたが、本発明はこれに限らず、選択できる符号化(復
号化)方式の組み合わせは他の組合せの場合に応用でき
る。
【0098】例えばCIRCによつて符号化(復号化)
するかC1符号についてのみ誤り訂正能力を強化する符
号によつて符号化(復号化)するかを選択できるように
しても良い。またCIRCによつて符号化(復号化)す
るかC2符号についてのみ誤り訂正能力を強化する符号
によつて符号化(復号化)するかを選択できるようにし
ても良い。さらには他の符号化方式で符号化されたもの
と選択できるようにしても良い。
【0099】さらに上述の第2の実施例においては、メ
デイアや伝送データから与えられる符号化方式識別フラ
グに基づいて回路動作を切り換える場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、デイツプスイツチ等によつ
て与えられた切換信号に基づいて回路動作を切り換えて
も良い。
【0100】さらに上述の実施例においては、デイジタ
ルオーデイオデータを処理対象とする場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、デイジタルデータであれ
ば良い。
【0101】また上述の実施例においては、いわゆるコ
ンパクトデイスクに記録されるデータの符号化装置又は
コンパクトデイスクから読み出されるデータの復号化装
置について述べたが、本発明はこれに限らず、他の記録
媒体、例えばデイスク状記録媒体や磁気テープ等に記録
再生する符号化装置や復号化装置にも適用し得る。さら
に伝送路を介してデータを送受する符号化装置や復号化
装置にも適用し得る。
【0102】さらに上述の実施例においては、デイジタ
ルデータを2段のリードソロモン符号をインタリーブに
よつて結合したCIRCに符号化する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、デイジタルデータに冗長
記号を付加してなる第1及び第2の誤り訂正符号を積符
号の場合にも適用し得る。
【0103】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、それぞれ
固有の符号長及び冗長データ長を有する第1及び第2の
誤り訂正符号のうちいづれか一方の誤り訂正符号につい
て、その符号長及び検査データ長を固有の符号長及び検
査データ長に対して所定倍に拡張することにより、予め
設定されている符号化方式を損なうことなく誤り訂正能
力を強化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CIRCによる誤り訂正能力の説明に供する略
線図である。
【図2】本発明による誤り訂正符号化方法によつて符号
化された符号による誤り訂正能力の説明に供する略線図
である。
【図3】本発明による誤り訂正符号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図4】本発明による誤り訂正復号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図5】本発明による誤り訂正符号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図6】本発明による誤り訂正復号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図7】本発明による誤り訂正符号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図8】本発明による誤り訂正復号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図9】本発明による誤り訂正符号化装置の一実施例を
示すブロツク図である。
【図10】本発明による誤り訂正復号化装置の一実施例
を示すブロツク図である。
【図11】従来用いられているCIRCの符号化方式及
び復号化方式の説明に供する略線図である。
【図12】従来用いられているCIRCの符号化装置の
回路構成を示すブロツク図である。
【図13】従来用いられているCIRCの復号化装置の
回路構成を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……符号化系、2、23A〜23D……偶数サンプル
遅延回路、3、24A〜24D……スクランブル回路、
4、25、82A〜82D……C2符号符号化回路、
5、26、83A〜83D……インタリーブ回路、6、
27、62A〜62D……C1符号符号化回路、7、2
8A〜28D……奇数シンボル遅延回路、8、29A〜
29D……パリテイ反転回路、11……復号化系、1
2、33A〜33D……偶数シンボル遅延回路、13、
34A〜34D……パリテイ反転回路、14、72A〜
72D……C1符号復号化回路、15、92A〜92D
……デインタリーブ回路、16、93A〜93D……C
2符号復号化回路、17、38A〜38D……デスクラ
ンブル回路、18、39A〜39D……奇数サンプル遅
延回路、21、41、61、81……符号化装置、2
2、32……入力用バツフア、30、40……出力用バ
ツフア、31、51、71、91……復号化装置、4
2、52……制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 13/00 8730−5J

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報データを、それぞれ固有の符号長及び
    検査データ長を有する第1及び第2の誤り訂正符号の積
    符号に符号化することにより誤り訂正能力を高めた誤り
    訂正符号化方法において、 符号化の際、 上記第1又は第2の誤り訂正符号のいづれか一方につい
    て、当該誤り訂正符号の符号長及び検査データ長をそれ
    ぞれ予め定義されている基本処理単位の符号長及び検査
    データ長に対して所定倍に拡張することを特徴とする誤
    り訂正符号化方法。
  2. 【請求項2】上記符号化の際、 上記第1の誤り訂正符号の符号長及び検査データ長を、
    それぞれ予め定義されている基本処理単位の符号長及び
    検査データ長に対して所定倍に拡張することを特徴とす
    る請求項1に記載の誤り訂正符号化方法。
  3. 【請求項3】上記符号化の際、 上記第2の誤り訂正符号の符号長及び検査データ長を、
    それぞれ予め定義されている基本処理単位の符号長及び
    検査データ長に対して所定倍に拡張することを特徴とす
    る請求項1に記載の誤り訂正符号化方法。
  4. 【請求項4】情報データを、それぞれ固有の符号長及び
    検査データ長を有する第1及び第2の誤り訂正符号の積
    符号に符号化することにより誤り訂正能力を高めた誤り
    訂正符号化方法において、 符号化の際、 上記第1の誤り訂正符号の符号長及び検査データ長を、
    それぞれ予め定義されている基本処理単位の符号長及び
    検査データ長に対して所定倍に拡張し、かつ上記第2の
    誤り訂正符号の符号長及び検査データ長を、それぞれ予
    め定義されている基本処理単位の符号長及び検査データ
    長に対して所定倍に拡張することを特徴とする誤り訂正
    符号化方法。
  5. 【請求項5】情報データを、それぞれ固有の符号長及び
    検査データ長を有する第1及び第2の誤り訂正符号の積
    符号に符号化することにより誤り訂正能力を高めた誤り
    訂正符号化方法において、 符号化の際、 上記情報データのデータ長を、上記情報データの基本処
    理単位として予め設定されているデータ長に対して所定
    倍に拡張する処理と、 上記情報データに、予め設定されているデータ長に対し
    てデータ長が所定倍に拡張された第1の検査データを付
    加し、上記第1の誤り訂正符号を得る処理と、 上記第1の誤り訂正符号をインタリーブする処理と、 インタリーブ処理された後の上記第1の誤り訂正符号
    に、予め設定されているデータ長に対してデータ長が所
    定倍に拡張された第2の検査データを付加し、上記第2
    の誤り訂正符号を得る処理とを具えることを特徴とする
    誤り訂正符号化方法。
  6. 【請求項6】それぞれ固有の符号長及び検査データ長を
    有する第1及び第2の誤り訂正符号の積符号として伝送
    される伝送データを復号化する誤り訂正復号化方法にお
    いて、 復号化の際、 上記伝送データのデータ長を基本処理単位として予め設
    定されているデータ長に対して所定倍に拡張する処理
    と、 上記伝送データを、予め設定されているデータ長に対し
    てデータ長がそれぞれ所定倍に拡張された第2の検査デ
    ータに基づいて復号する処理と、 上記第2の検査データに基づいて復号化された上記伝送
    データをデインタリーブする処理と、 デインタリーブ処理された後の上記伝送データを予め設
    定されているデータ長に対してデータ長が所定倍に拡張
    された第1の検査データに基づいて復号化する処理とを
    具えることを特徴とする誤り訂正復号化方法。
  7. 【請求項7】情報データを、それぞれ固有の符号長及び
    検査データ長によつて定義される第1及び第2の誤り訂
    正符号の積符号として符号化することにより誤り訂正能
    力を高めた誤り訂正符号化方法において、 符号化の際、 上記第1及び第2の誤り訂正符号の符号長及び検査デー
    タ長を、それぞれ予め定義されている基本処理単位のま
    ま符号化する処理と、 上記第1及び第2の誤り訂正符号の符号長及び検査デー
    タ長を、それぞれ予め定義されている基本処理単位の符
    号長及び検査データ長の所定倍に拡張して符号化する処
    理とを適宜切り換えることを特徴とする誤り訂正符号化
    方法。
  8. 【請求項8】それぞれ固有の符号長及び検査データ長を
    有する第1及び第2の誤り訂正符号の積符号として伝送
    される伝送データを復号化する誤り訂正復号化方法にお
    いて、 復号化の際、 上記伝送データを、予め定義されている基本処理単位の
    データ長ごと入力し、予め定義されているデータ長と同
    じ長さの第1及び第2の検査データに基づいて復号化す
    る復号化処理と、 上記伝送データを、予め定義されている基本処理単位の
    所定倍のデータ長ごと入力し、予め定義されているデー
    タ長に対して所定倍のデータ長に拡張された第1及び第
    2の検査データに基づいて復号化する復号化処理とを適
    宜切り換えることを特徴とする誤り訂正復号化方法。
  9. 【請求項9】所定長さのデータ長を有する情報データを
    複数組並列に出力し、データ長を所定倍に拡張する情報
    データ長拡張手段と、 上記複数組の情報データそれぞれ対応し、上記情報デー
    タのうち偶数サンプルのデータを所定量づつ遅延して出
    力する複数組の偶数サンプル遅延手段と、 上記複数の偶数サンプル遅延手段にそれぞれ対応し、上
    記情報データのデータを並び替えて出力する複数組のス
    クランブル手段と、 上記複数組のスクランブル手段から情報データを入力
    し、当該情報データの拡張分に応じてデータ長が拡張さ
    れた第1の検査データを上記情報データに付加して第1
    の誤り訂正符号を発生する第1の符号化手段と、 上記第1の誤り訂正符号の時間的な順序を並び換えて出
    力するインタリーブ手段と、 上記インタリーブ手段からインタリーブされた上記第1
    の誤り訂正符号を入力し、上記情報データの拡張分に応
    じてデータ長が拡張された第2の検査データを上記第1
    の誤り訂正符号に付加して第2の誤り訂正符号を発生す
    る第2の符号化手段と、 上記第2の符号化手段から出力された上記第2の誤り訂
    正符号のうち奇数シンボルのデータを所定量づつ遅延し
    て出力する複数組の奇数シンボル遅延手段と、 上記複数組の奇数シンボル遅延手段から出力される誤り
    訂正符号にそれぞれ対応し、上記第1及び第2の検査デ
    ータのデータ値を反転するパリテイ反転手段とを具える
    ことを特徴とする誤り訂正符号化装置。
  10. 【請求項10】所定長さのデータ長を有する伝送データ
    を複数組並列に出力し、データ長を予め設定されている
    データ長の所定倍に拡張するデータ長拡張手段と、 上記複数組の伝送データにそれぞれ対応し、上記伝送デ
    ータのうち偶数シンボルのデータを所定量づつ遅延して
    出力する複数組の偶数シンボル遅延手段と、 上記複数組の偶数シンボル遅延手段から出力される伝送
    データにそれぞれ対応し、上記伝送データに含まれる第
    1及び第2の検査データのデータ値を反転するパリテイ
    反転手段と上記パリテイ反転手段から伝送データを入力
    し、当該伝送データの拡張分に応じてデータ長が拡張さ
    れた第2の検査データに基づいて上記伝送データを復号
    化する第1の復号化手段と、 上記第1の復号化手段から出力された伝送データの時間
    的な順序を並び換えて出力するデインタリーブ手段と、 上記デインタリーブ手段から伝送データを入力し、当該
    伝送データの拡張分に応じて符号長が拡張された第1の
    検査データに基づいて上記伝送データを復号化する第2
    の復号化手段と、 上記第2の復号化手段から出力された伝送データを入力
    し、当該伝送データのデータを並び替えて出力する複数
    組のデスクランブル手段と、 上記複数のデスクランブル手段にそれぞれ対応し、上記
    伝送データのうち奇数サンプルのデータを所定量づつ遅
    延して出力する複数組の奇数サンプル遅延手段とを具え
    ることを特徴とする誤り訂正復号化装置。
  11. 【請求項11】データ長が予め設定されたデータ長でな
    る情報データ又はデータ長が予め設定されたデータ長の
    所定倍に拡張された情報データのうち偶数サンプルのデ
    ータを所定量づつ遅延して出力する偶数サンプル遅延手
    段と、 上記偶数サンプル遅延手段から出力される情報データの
    データを並び替えて出力するスクランブル手段と、 上記スクランブル手段から出力される情報データのう
    ち、予め設定されたデータ長を有する情報データを入力
    し、当該情報データに第1の検査データを付加して第1
    の誤り訂正符号を発生する第1の符号化手段と、 上記第1の誤り訂正符号の時間的な順序を並び換えて出
    力する第1のインタリーブ手段と、 上記第1のインタリーブ手段からインタリーブされた上
    記第1の誤り訂正符号を入力し、第2の検査データを上
    記第1の誤り訂正符号に付加して第2の誤り訂正符号を
    発生する第2の符号化手段と、 上記スクランブル手段から出力される情報データのう
    ち、データ長が予め設定されたデータ長に対して拡張さ
    れた情報データを入力し、当該情報データの拡張分に応
    じてデータ長が拡張された第3の検査データを上記情報
    データに付加して第3の誤り訂正符号を発生する第3の
    符号化手段と、 上記第3の誤り訂正符号の時間的な順序を並び換えて出
    力する第2のインタリーブ手段と、 上記第2のインタリーブ手段からインタリーブされた上
    記第3の誤り訂正符号を入力し、上記情報データの拡張
    分に応じてデータ長が拡張された第4の検査データを上
    記第3の誤り訂正符号に付加して第4の誤り訂正符号を
    発生する第4の符号化手段と、 上記第2又は第4の符号化手段から出力された上記第2
    又は第4の誤り訂正符号のうち奇数シンボルのデータを
    所定量づつ遅延して出力する奇数シンボル遅延手段と、 上記奇数シンボル遅延手段から出力される情報データの
    うち、上記情報データに付加された第1及び第2の検査
    データ、又は第3及び第4の検査データのデータ値を反
    転するパリテイ反転手段と、 上記情報データの符号長を拡張するか否かに基づいて上
    記手段を切り換え制御する制御手段とを具えることを特
    徴とする誤り訂正符号化装置。
  12. 【請求項12】データ長が予め設定されたデータ長でな
    る伝送データ又はデータ長が予め設定されたデータ長の
    所定倍に拡張された伝送データのうち偶数シンボルのデ
    ータを所定量づつ遅延して出力する偶数シンボル遅延手
    段と、 上記偶数シンボル遅延手段から出力される伝送データに
    対応し、上記伝送データに付加された第1及び第2の検
    査データ、又は第3及び第4の検査データのデータ値を
    反転するパリテイ反転手段と、 上記パリテイ反転手段からデータ長が拡張されていない
    伝送データを入力し、上記第2の検査データに基づいて
    上記伝送データを復号する第1の復号化手段と、 上記第1の復号化手段から出力された伝送データの時間
    的な順序を並び換えて出力する第1のデインタリーブ手
    段と、 上記第1のデインタリーブ手段から伝送データを入力
    し、上記第1の検査データに基づいて上記伝送データを
    復号化する第2の復号化手段と、 上記パリテイ反転手段からデータ長が予め設定されてい
    るデータ長に対して拡張された伝送データを入力し、当
    該伝送データの拡張分に応じてデータ長が拡張された第
    4の検査データに基づいて上記伝送データを復号化する
    第3の復号化手段と、 上記第3の復号化手段から出力された伝送データの時間
    的な順序を並び換えて出力する第2のデインタリーブ手
    段と、 上記第2のデインタリーブ手段から伝送データを入力
    し、当該伝送データの拡張分に応じて符号長が拡張され
    た第3の検査データに基づいて上記伝送データを復号化
    する第4の復号化手段と、 上記第2又は第4の復号化手段から出力された伝送デー
    タを入力し、上記伝送データのデータを並び替えて出力
    するデスクランブル手段と、 上記デスクランブル手段に対応し、上記伝送データのう
    ち奇数サンプルのデータを所定量づつ遅延して出力する
    奇数サンプル遅延手段と、 上記伝送データのデータ長が拡張されているか否かに基
    づいて上記手段を切り換え制御する制御手段とを具える
    ことを特徴とする誤り訂正復号化装置。
JP35445893A 1993-12-30 1993-12-30 誤り訂正符号化方法、誤り訂正復号化方法、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号化装置 Pending JPH07202729A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328397A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> インターリーブ伝送システム、送信装置、及び受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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