JPH07202322A - サーミスタ - Google Patents

サーミスタ

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Publication number
JPH07202322A
JPH07202322A JP35149293A JP35149293A JPH07202322A JP H07202322 A JPH07202322 A JP H07202322A JP 35149293 A JP35149293 A JP 35149293A JP 35149293 A JP35149293 A JP 35149293A JP H07202322 A JPH07202322 A JP H07202322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
semiconductor laser
heat sink
temperature
thermistor element
Prior art date
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Pending
Application number
JP35149293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Kosugi
智也 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH07202322A publication Critical patent/JPH07202322A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明によるサーミスタを用いて半導体レー
ザモジュールを動作使用する場合に、サーミスタ素体の
信頼性の向上と、半導体レーザの精度のよい温度制御を
同時に保証する。 【構成】 本発明によるサーミスタ14では、半導体レ
ーザ1は、半導体レーザ1の温度を検出するためのサー
ミスタ素体3が設置されているヒートシンク12の上面
のスペース13に設置される。これにより、電子冷却素
子7からみた半導体レーザ1およびサーミスタ素体3ま
での熱抵抗はほぼ等しい。したがって、半導体レーザ1
の温度変化を正確に検出することができるので、精度よ
く半導体レーザ1の温度制御を行うことができる。ま
た、サーミスタ素体3は、ガラスで封止されている。し
たがって、経時的にサーミスタ素体3と電極5が剥がれ
ることなどが生じて抵抗値が増加することはなく、サー
ミスタ素体3の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信や光情報処理等
に用いられる半導体レーザモジュールの内部に実装され
るサーミスタに関する。
【従来の技術】半導体レーザの発振波長や光出力などの
発振条件は、温度により変化する。このため、光ファイ
バ伝送装置などに用いる半導体レーザモジュールでは、
安定な信号伝送を行う安定な発振条件のため、半導体レ
ーザの温度制御が必要である。このような半導体レーザ
モジュールにおいては、半導体レーザの温度を検出する
サーミスタの温度検出結果に基づいて、電子冷却素子を
制御する制御回路を用いて、半導体レーザの温度制御を
行う。従来のサーミスタを用いた半導体レーザモジュー
ルの温度制御部分の構成を図2に斜視図で示す。半導体
レーザモジュールは、レーザ光を出射する半導体レーザ
1と、半導体レーザ1を固定するためのヒートシンク2
と、半導体レーザ1の温度を検出するための温度センサ
であるガラスで封止されたサーミスタ素体3と、サーミ
スタ素体を設置した基板4と、基板4の上面に形成され
た電極5と、基板4と基板4上に設置されたサーミスタ
素体3を含んで構成されるサーミスタ6と、半導体レー
ザ1を冷却するための電子冷却素子7とから構成されて
いる。半導体レーザ1はヒートシンク2の上に設置され
ており、サーミスタ素体3は別の基板4の上に設置され
ている。したがって、半導体レーザ1を設置したヒート
シンク2と、サーミスタ6とを、電子冷却素子7上に設
置する際、電子冷却素子7からみた半導体レーザ1およ
びサーミスタ素体3までの熱伝導の経路が異なり熱抵抗
の差がある。このため半導体レーザ1の温度変化を正確
にモニタできなくなる。この結果、半導体レーザ1に対
して精度のよい温度制御ができないという問題がある。
このような半導体レーザモジュールの温度制御部分の構
成については、文献(仲川他「周波数応答に優れた冷却
素子内蔵LDモジュール」昭和63年度電子情報通信学
会全国大会、C−450、1−555ページ)に示され
ている。このような構成より、半導体レーザ1に対して
精度のよい温度制御ができるように改善した半導体レー
ザモジュールの温度制御部分の構成を図3に斜視図で示
す。図3の構成は、半導体レーザ1を固定するためのヒ
ートシンク8と、半導体レーザ1の温度を検出する温度
センサであるサーミスタ9と、サーミスタ9を固定する
ためのステム10と、サーミスタ9の両面にメタライズ
されている電極11とを有している。電子冷却素子7の
上にステム10が設置され、ステム10の上にサーミス
タ9が設置され、サーミスタ9の上にヒートシンク8が
設置し、ヒートシンク8の上に半導体レーザ1が設置さ
れている。このため、サーミスタ9を半導体レーザ1と
電子冷却素子7の間に設置することにより、半導体レー
ザ1より発生した熱はヒートシンク8を通過した後、図
2の場合のように電子冷却素子7の上面、基板4を介さ
ずに、直接サーミスタ9に流れ込むようになっている。
従って図2の場合にように、電子冷却素子7の上面や基
板4を熱が通過する事によって熱抵抗に比例した温度差
が生じるという事がない。このような半導体レーザモジ
ュールの温度制御部分の構成については、文献(特開昭
61−131580号公報)に示されている。
【発明が解決しようとする課題】このような従来のサー
ミスタ9を用いた半導体レーザモジュールの温度制御部
分の構成では、ベアのサーミスタ9を使用しているが、
このようなサーミスタ9では経時的に、サーミスタ9の
上下にメタライズされた電極11が剥がれることなどが
生じて抵抗値が増加するなどの信頼性上の問題があっ
た。この信頼性上の問題を解決したものが、図2に示す
サーミスタ6である。サーミスタ素体3をガラスで封止
することにより、サーミスタ素体3の信頼性が向上す
る。しかし、ベアのサーミスタ9のように上下にメタラ
イズした電極11を形成することができないため、半導
体レーザ1に対して精度のよい温度制御ができる図3の
ような半導体レーザモジュールの温度制御部分の構成が
できないという問題があった。本発明の目的は上述の欠
点を除去したサーミスタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるサーミスタでは、半導体レーザと、ガラ
スで封止されたサーミスタ素体をヒートシンクの同一面
上に設置している。
【実施例】次に本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明によるサーミスタの一実施例を示す
斜視図である。半導体レーザ1の温度を検出するための
サーミスタ素体3は、図3のヒートシンク8とは異なる
ヒートシンク12の上に設置されている。ヒートシンク
12の材料はA1N(窒化アルミニウムセラミックス)
である。半導体レーザ1は、サーミスタ素体3を設置し
たヒートシンク12に設けたスペース13に設置され
る。ヒートシンク12、サーミスタ素体3、電極5、ス
ペース13で構成されるサーミスタ14は、電子冷却素
子7の上に設置される。半導体レーザ1とサーミスタ素
体3は、同じヒートシンク12の同一面上で、かつ半導
体レーザ1をサーミスタ素体3のより近傍に設置するこ
とができる。したがって、半導体レーザ1とサーミスタ
素体3は、電子冷却素子7からみて同じ熱抵抗となり、
サーミスタ素体3は電子冷却素子7からみた半導体レー
ザ1の温度を正確に検出することができる。このため、
半導体レーザ1に対して精度のよい温度制御ができるよ
うになる。サーミスタ14は、図3のベアのサーミスタ
9とは異なり、サーミスタ素体3全体と、電極5のサー
ミスタ素体3に接する部分がガスで封止されている。し
たがって、サーミスタ14では、経時的にサーミスタ素
体3と電極5が剥がれることなどが生じて抵抗値が増加
することはなく、サーミスタ素体3の信頼性が向上す
る。なお、ヒートシンク12はA1N(窒化アルミニウ
ムセラミックス)でなく、T−cBN(立方晶型窒化硼
素)でもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるサー
ミスタでは、半導体レーザを、温度センサ部分であるサ
ーミスタ素体のより近傍で、かつ同じヒートシンクの同
一面上に設置することができるので、半導体レーザの温
度を正確に検出でき、半導体レーザの温度制御を精度よ
く行うことができる。また、サーミスタ素体をガラスで
封止することにより、サーミスタ素体の信頼性が向上す
る。したがって、本発明によるサーミスタを用いれば、
サーミスタ素体の信頼性の向上と、半導体レーザの精度
のよい温度制御が同時に保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーミスタの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】従来のサーミスタを用いた半導体レーザモジュ
ールの温度制御部分の構成を示す斜視図である。
【図3】従来のサーミスタを用いた半導体レーザモジュ
ールの温度制御部分の他構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 ヒートシンク 3 サーミスタ素体 4 基板 5 電極 6 サーミスタ 7 電子冷却素子 8 ヒートシンク 9 サーミスタ 10 ステム 11 電極 12 ヒートシンク 13 スペース 14 サーミスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシンク基板と前記ヒートシンク基
    板上に設置されたサーミスタ素体から構成されるサーミ
    スタにおいて、前記ヒートシンク基板上に温度制御対象
    物を設置するスペースを設けていることを特徴とするサ
    ーミスタ。
  2. 【請求項2】 前記温度制御対象物が半導体レーザであ
    ることを特徴とする請求項1記載のサーミスタ。
  3. 【請求項3】 前記サーミスタ素体がガラスで封止され
    ていることを特徴とする請求項1記載のサーミスタ。
  4. 【請求項4】 前記ヒートシンクの材料がT−cBN
    (立方晶型窒化硼素)であることを特徴とする請求項1
    記載のサーミスタ。
  5. 【請求項5】 前記ヒートシンクの材料がA1N(窒化
    アルミニウムセラミックス)であることを特徴とする請
    求項1記載のサーミスタ。
JP35149293A 1993-12-29 1993-12-29 サーミスタ Pending JPH07202322A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980224