JPH07201550A - 鉄損の低い一方向性電磁鋼板 - Google Patents

鉄損の低い一方向性電磁鋼板

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JPH07201550A
JPH07201550A JP5335649A JP33564993A JPH07201550A JP H07201550 A JPH07201550 A JP H07201550A JP 5335649 A JP5335649 A JP 5335649A JP 33564993 A JP33564993 A JP 33564993A JP H07201550 A JPH07201550 A JP H07201550A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線状溝の形成による低鉄損化をさらに促進し
た、極めて鉄損の低い方向性電磁鋼板を提供する。 【構成】 仕上げ焼鈍済の方向性けい素鋼板の表面に、
その圧延方向とほぼ直交する向きに延びる線状溝および
線状の高転位密度域をそれぞれ圧延方向に間隔を置いて
多数有し、該線状溝同士および線状の高転位密度域同士
の圧延方向における間隔l1 およびl2 を、 1≦l1 ≦30(mm) かつ 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変圧器その他の電気
機器の鉄心に用いて好適な低鉄損方向性電磁鋼板に関す
るものである。
【0002】方向性電磁鋼板は、主として変圧器の鉄心
材料として用いられ、その磁気特性が良好であることが
要求される。特に鉄心として使用した場合のエネルギー
損失、すなわち鉄損が低いことが重要である。
【0003】
【従来の技術】そこで従来、鉄損を低減させるために、
結晶方位を(110)(001)方位に高度に揃えるこ
と、Si 含有量を高めて鋼板の電気抵抗を増加させるこ
と、不純物を低減させること、そして板厚を薄くするこ
となど種々の試みがなされてきた。その結果、板厚が0.
23mm以下の鋼板では、鉄損W17/50 (最大磁束密度1.
7 Tで50Hzの周波数にて交番磁化したときの鉄損)
が0.9 W/kg以下のものが製造されるようになった
が、冶金学的な手法ではこれ以上の大幅な鉄損の改善は
期待できない。
【0004】そこで近年、鉄損の大幅な低減を達成する
手段として、人為的に磁区を細分化する方法が種々試み
られている。その中で現在工業化されている方法の1つ
として、特公昭57−2252号公報に開示されてい
る、仕上げ焼鈍済みの鋼板表面にレーザーを照射する方
法がある。この方法により得られた鋼板は、レーザービ
ームのもつ強いエネルギーにより導入された、局所的な
高転位密度領域を有する。この高転位密度領域は180
°磁区の細分化をもたらし、鉄損の低い鋼板が得られ
る。しかしながら、このようにして得られた鋼板におい
ては歪取り焼鈍により高転位密度領域が消失し鉄損の劣
化を来すため、歪取り焼鈍を必須とする巻鉄心には用い
ることができないという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、歪取り焼鈍が可
能な技術として、特公昭62−54873号公報には、
仕上げ焼鈍済の鋼板に対して、レーザーや機械的手段に
よって局所的に絶縁被膜を除去したのち被膜除去部を酸
洗する方法や、ナイフなどにより機械的に直接地鉄まで
届くけがきを施すなどの手段により、線状の溝を局所的
に形成したのち、この溝をりん酸系の張力付与被膜処理
を施すことで埋める方法が、また特公昭62−5357
9号公報には、仕上げ焼鈍済の鋼板に90〜220kg
/mm2 の荷重で地鉄部分に深さ5μm超の溝を形成し
たのち、750℃以上の温度で加熱処理する方法が提案
されている。さらに、特公平3−69968号公報に
は、最終冷間圧延後の鋼板に、その圧延方向とほぼ直角
な方向に線状の刻み目を導入する方法が開示されてい
る。
【0006】これらの方法により得られた鋼板はいずれ
も表面に線状の溝を有し、この溝近傍に生ずる磁極によ
り磁区が細分化されることが1つの原因となって、鉄損
低減が実現されると考えられている。
【0007】上記方法により歪取り焼鈍が可能な低鉄損
材料が得られるようなったが、その後の詳細な調査の結
果、このような鋼板の鉄損は特公昭57−2252号公
報等に開示された線状の高転位密度領域を有する鋼板に
比べやや劣る場合があることが判明した。
【0008】そこで、この発明は線状溝の形成による低
鉄損化をさらに促進した、極めて鉄損の低い方向性電磁
鋼板を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者らが上記した鉄損
低減効果が劣る原因につき調査したところ、高転位密度
領域を導入する手法に比べて、もたらされる磁極量によ
る差のあることが推定できた。さらに、この推測を基に
低鉄損化の手法について鋭意実験検討を進めた結果、線
状の溝と線状の高転位密度領域の適正化によって、従来
に増して鉄損の低減がはかれるとの新たな知見を得た。
【0010】この発明は上記知見に立脚するものであ
る。即ちこの発明は、仕上げ焼鈍済の方向性けい素鋼板
の表面に、その圧延方向とほぼ直交する向きに延びる線
状溝および線状の高転位密度域をそれぞれ圧延方向に間
隔を置いて多数有し、該線状溝同士および線状の高転位
密度域同士の圧延方向における間隔l1 およびl2 が、 1≦l1 ≦30(mm) かつ
【数2】 を満足することを特徴とする鉄損の低い一方向性電磁鋼
板である。
【0011】また、実施に当たり、線状溝は幅0.03〜0.
30mmおよび深さ0.01〜0.07mm、高転位密度域は幅0.
03〜1mmであり、かつ線状溝および線状の高転位密度
域の圧延方向と直角する向きに対するずれが30°以内
であることが有利に適合する。
【0012】以下、この発明を詳しく説明する。まず、
この発明の基礎となった研究結果について説明する。イ
ンヒビターとしてMnSeおよびAlNを含む、3.2 wt
%けい素鋼の熱間圧延板を、中間焼鈍をはさむ2回の冷
間圧延により0.23mm厚まで圧延し、グラビアオフセツ
ト印刷によるエッチングレジスト塗布後に電解エッチン
グを施すことにより、圧延方向と直角の方向に延びる、
幅180μmおよび深さ18μmの線状溝を、グラビア
ロールのパターンを換えることにより溝間隔を0.7 mm
から100mmまで変化させて形成し、20%NaCl
電解浴中にて20A/dm2 の電流密度下で電解エッチ
ングを行なうに当たり、エッチング時間をコントロール
することでより線状溝の幅が変化しても溝深さが18μ
mと一定になるようにした。そして、線状溝形成処理後
の鋼板に、脱炭焼鈍、次いで最終仕上げ焼鈍を施し、更
に上塗りコーティングを施して製品とした。
【0013】かくして得られた製品板からエプスタイン
試片を切り出し、この試片に歪取り焼鈍を施したのち磁
気特性を測定した。その測定結果を、図1に線状溝の間
隔と鉄損W17/50 との関係として図1に示す。図1よ
り、線状溝の間隔が1mm以上30mm以下の範囲にお
いて鉄損が著しく低減することがわかる。
【0014】
【作用】次に、発明者らは、間隔1〜30mmの範囲で
線状溝を形成した上記製品に対し、更にプラズマ炎を照
射することによる、磁気特性の変化を調査した。プラズ
マ炎は、ノズル穴径0.35mmのノズルを用いて、アーク
電流7Aの条件下で圧延方向と直角な方向に走査して照
射した。このとき照射間隔を0.7 mmから100mmま
で変化させた。その結果、プラズマ照射部には鋼板圧延
方向に長さ300μmにわたって線状の高転位密度域が
観察された。
【0015】かくして得られた製品から幅150mmお
よび長さ280mmの試料を採取し、単板磁気試験(S
ST)により磁気特性を測定したところ、プラズマ炎の
照射により線状溝のみを導入した鋼板に比べて低鉄損と
なった製品と逆に鉄損が劣化した製品が得られた。これ
らの測定結果をさらに詳細に解析した結果、線状溝の圧
延方向における間隔をl1 (mm)、プラズマ炎の圧延
方向における照射間隔をl2 (mm)とすると、図2に
示すように線状溝の間隔l1 に対し
【数3】 が5以上、100以下となるようにプラズマ炎を照射し
た製品において、極めて低い鉄損が得られることが新た
に判明した。ここで、〔数3〕が5未満では、鉄損は線
状溝のみの場合に比べてむしろ劣化する。これは高転位
密度域の形成において導入される磁極量が多くなりすぎ
て、履歴損の増大を招くためと考えられる。一方、〔数
3〕が100をこえると、磁極生成量が少ないため、線
状溝のみに比べて鉄損の改善は少ない。
【0016】以上述べた通り、鋼板に形成した線状溝の
圧延方向における間隔l1 が1mm以上30mm以下で
かつ線状の間隔l1 と関係して〔数2〕を満足する、圧
延方向における間隔l2 で形成された線状の高転位密度
域を有する鋼板は、溝のみを形成した鋼板に比べて極め
て低い鉄損を示すことが新たに見出された。なお、この
ような材料は歪取り焼鈍を要しない積鉄心用材料として
特に従来材よりも優れた性能を示すが歪取り焼鈍を要す
る巻鉄心材料として用いられた場合にも従来材と同等の
性能を発揮する。
【0017】さらに、この発明を実施するに当たって
は、次の諸点に留意することが好ましい。まず、鋼板表
面に形成する線状溝の形状について述べる。図3および
4に板厚0.23mmの鋼板に形成された線状溝の幅および
深さと鉄損W17/50 との関係をそれぞれ示すように、線
状溝の幅が0.03mm以上、同深さが0.01mm以上0.07m
m以下において、特に優れた鉄損が得られることがわか
る。なお溝幅に関しては0.30mmを超える場合にも低鉄
損が得られるが、一方で磁束密度が大きく低下するため
に、溝幅は0.03mm以上0.30mm以下の範囲とすること
が好ましい。
【0018】また図5に線状溝の幅0.2 mm、および深
さ0.020 mmとしたときの圧延方向と直交する向き(以
下、交差方向という)に対する線状溝の傾斜角度とW
17/50との関係を示す。図5より、線状溝の交差方向に
対する傾き(ずれ)が30°以内において特に良好な鉄
損が得られるため、線状溝交差方向に対するずれは30
°以内とすることが好ましい。
【0019】次に、線状溝と同時に形成する高転位密度
域について述べる。図6は前述の例と同様の方法により
幅0.15mmおよび深さ0.02mmの線状溝を圧延方向と直
交する向きに圧延方向へ4mm間隔で形成した鋼板に、
プラズマ炎をアーク電流7Aで照射した際にもたらされ
た高転位密度領域の幅と鉄損W17/5 0 との関係を示すも
のである。なお、高転位密度域の幅はプラズマ炎照射ノ
ズル径を変えることにより変化させ、照射部の磁区構造
を走査型電子顕微鏡にて観察することにより、照射部に
もたらされた高転位密度域の幅を測定した。図6より、
高転位密度域の幅が1mmを越えると鉄損は線状溝のみ
の場合に比べむしろ劣化する傾向にある。また、0.03m
m未満では鉄損低減の効果が小さくなる。従って、高転
位密度域の幅は0.03mm以上、1mm以下とすることが
好ましい。さらに図7に、図6において高転位密度域の
幅0.30mm、間隔4mmで導入した際の高転位密度域の
交差方向に対する傾斜角度とW17/50 との関係を示す。
図7より、高転位密度域は交差方向に対するずれを30
°以内とすることが有利であることがわかる。
【0020】ここに、線状溝と線状の高転位密度域を形
成する位置に関しては特に限定されない。即ち、線状溝
と高転位密度域は同一位置であっても、線状溝間に高転
位密度域があっても良く、また両者が交差していても良
く、さらに両者は鋼板の片面、および両面のいずれに形
成されていてもよいことが確認されている。
【0021】この発明で対象とする方向性電磁鋼板を製
造する方法は特に限定されず、要は得られた製品がこの
発明に従う条件を満足していればよい。ちなみに、方向
性電磁鋼板は、一般に次に述べるような工程で製造され
る。即ち、方向性電磁鋼板用スラブを熱間圧延し、その
後必要に応じて熱延板焼鈍を行ったのち、1回又は中間
焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延により最終製品板厚と
し、その後脱炭焼鈍、次いで最終仕上げ焼鈍を施したの
ち、通常は上塗りコーティングを施して製品とする。
【0022】また、線状溝を導入する時期に関しては最
終仕上げ焼鈍の前後のいずれでも構わない。溝を形成す
る方法については、局所的にエッチング処理する方法、
刃物でけがく方法、突起つきロールで圧延する方法等が
あげられる。最も望ましい方法は最終冷間圧延後の鋼板
に印刷等によりエッチングレジストを付着させたのち、
電解エッチング等の処理により溝を形成する方法であ
る。
【0023】さらに、特公昭62−53579号公報に
記載された、仕上げ焼鈍済の鋼板を歯車型ロールで圧延
する方法は、溝と高転位密度域を同時に形成できるが、
この場合、高転位密度域の幅を1mm以下にコントロー
ルすることが困難であり、却って鉄損を劣化させてしま
うことが多いため望ましくない。
【0024】この発明は、形成した線状溝の間隔に応じ
た適正な間隔のもとに、高転位密度域を形成した場合に
大きな効果を奏する。従って、線状溝の形成と高転位密
度域の形成は独立に行われることが望ましい。
【0025】一方、高転位密度域を形成する方法に関し
ても特に限定はされないが、工業化の容易性から例えば
特開昭60−236271号公報に開示されたプラズマ
炎を照射する方法などが適当である。
【0026】
【実施例】
実施例1 インヒビターとしてMnSe,SbおよびAlNを含む
3.3 wt%けい素鋼の熱間圧延板を、中間焼鈍をはさむ2
回の冷間圧延により0.23mm厚まで圧延したのち、グラ
ビアオフセツト印刷によるエッチングレジストを塗布
し、引き続く電解エッチングおよびアルカリ液中でのレ
ジスト剥離により、幅0.16mmおよび深さ0.018 mmの
線状溝を、圧延方向と直交する向きに対して10°の傾
斜角度にて、圧延方向へ3mmピッチ(l1 =3mm)
で形成した。その後、脱炭焼鈍、次いで最終仕上げ焼鈍
を施し、更に上塗りコーティングを施した。さらに、得
られた鋼板に対して、プラズマ炎を照射して局所的に高
転位密度域を導入した。プラズマ炎は、ノズル穴径0.35
mmのノズルを用いアーク電流7.5 Aの条件下で圧延方
向と直交する向きに照射間隔(l2)を1mmから100
mmまで段階的に変化させて照射した。
【0027】かくして得られた製品から幅150mmお
よび長さ280mmの試片を採取し、単板磁気試験器
(SST)により磁気特性について測定した結果を表1
に示す。また比較として、高転位密度域を形成しない線
状溝のみの鋼板の特性を表1に併記する。
【0028】
【表1】
【0029】表1より線状溝の間隔をl1 (mm)とし
たとき〔数2〕を満たす間隔l2 (mm)で線状の高転
位密度域を形成した鋼板は、比較例に比べ極めて低い鉄
損を示した。
【0030】実施例2インヒビターとしてMnSeおよ
びAlNを含む3.2 wt%けい素鋼の熱間圧延板を常法に
従って処理し0.18mm厚の鋼板とした。この鋼板に対
し、超音波振動子を用いて線状に絶縁被膜を除去したの
ち30%HNO3 液中で酸洗処理することにより、交差方
向に延びる、幅0.18mmおよび深さ0.015 mmの線状溝
を、圧延方向へ4mm間隔(l1 =4mm)で形成した
のち、再度上塗りコーティングを施し、800℃×3m
inで焼き付けた。さらに、得られた鋼板に対してプラ
ズマ炎を照射し、局所的に高転位密度域を導入した。プ
ラズマ炎は、ノズル穴径0.35mmのノズルを用いてアー
ク電流7Aの条件下で交差方向に走査して圧延方向の照
射間隔(l2 )を1mmから80mmまで段階的に変化
させて照射した。かくして得られた製品から幅150m
mおよび長さ280mmの試片を採取し、SSTにより
磁気特性について測定した結果を表2に示す。また、比
較として、高転位密度域を形成しない線状溝のみの鋼板
の特性も表2に併記する。
【0031】
【表2】
【0032】表2より線状溝の間隔をl1 (mm)とし
たとき〔数2〕を満たす間隔l2 (mm)で線状の高転
位密度域を形成した鋼板は、比較例に比べて極めて低い
鉄損を示した。
【0033】
【発明の効果】この発明は表面に圧延方向とほぼ直角な
方向に伸びる線状の溝と線状の高転位密度領域を定めら
れた条件を満たす間隔で同時に有することを特徴とする
鉄損の低い方向性電磁鋼板であって、この発明による鋼
板は、従来材に比べて極めて低い鉄損を示すため、変圧
器特に積鉄心変圧器の効率向上に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】線状溝の間隔と鉄損W17/50 との関係を示す図
である。
【図2】線状溝および高転位密度域の各間隔と鉄損W
17/50 との関係を示す図である。
【図3】線状溝および高転位密度部がともに導入された
鋼板における線状溝の幅と鉄損W17/50 の関係を示す図
である。
【図4】線状溝の深さと鉄損W17/50 との関係を示す図
である。
【図5】線状溝の傾斜角度と鉄損W17/50 の関係を示す
図である。
【図6】線状溝および高転位密度域がともに存在する場
合の高転位密度域の幅と鉄損W 17/50 との関係を示す図
である。
【図7】線状溝および高転位密度域が同時に存在する場
合の高転位密度域の傾斜角度と鉄損W17/50 との関係を
示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 千田 邦浩 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 小松原 道郎 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ焼鈍済の方向性けい素鋼板の表面
    に、その圧延方向とほぼ直交する向きに延びる線状溝お
    よび線状の高転位密度域をそれぞれ圧延方向に間隔を置
    いて多数有し、該線状溝同士および線状の高転位密度域
    同士の圧延方向における間隔l1 およびl2 が、 1≦l1 ≦30(mm) かつ 【数1】 を満足することを特徴とする鉄損の低い一方向性電磁鋼
    板。
  2. 【請求項2】 線状溝は幅0.03〜0.30mmおよび深さ0.
    01〜0.07mm、高転位密度域は幅0.03〜1mmであり、
    かつ線状溝および線状の高転位密度域の圧延方向と直角
    する向きに対するずれが30°以内である請求項1記載
    の方向性電磁鋼板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021535955A (ja) * 2018-08-28 2021-12-23 ポスコPosco 方向性電磁鋼板およびその磁区微細化方法

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