JPH0719727Y2 - 手持ち電動切削機 - Google Patents

手持ち電動切削機

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JPH0719727Y2
JPH0719727Y2 JP40337990U JP40337990U JPH0719727Y2 JP H0719727 Y2 JPH0719727 Y2 JP H0719727Y2 JP 40337990 U JP40337990 U JP 40337990U JP 40337990 U JP40337990 U JP 40337990U JP H0719727 Y2 JPH0719727 Y2 JP H0719727Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chuck
switch
set ring
pressing
cutting tool
Prior art date
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JP40337990U
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English (en)
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JPH0489671U (ja
Inventor
克己 高橋
Original Assignee
浦和工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療用、歯科用、工作
用等の精密切削に用いる手持ち電動切削機に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、医療用、歯科用、工作用等の精密
切削に用いる手持ち電動切削機においては、電動機を回
動するための起動スイッチをドリル本体に設けていた
り、また手持ちのドリルとは別体に設けているものがあ
る。しかしながら、いずれも電動機の起動スイッチの開
閉と、切削工具の締着および締着解除の動作とが連動し
ていない。
【0003】そのため切削工具の締着時または締着解除
時の、いずれの時点においても、起動スイッチを入力状
態とすれば電動機が回動する。従って切削作業中、切削
目的部に応じて切削工具を交換する場合に、誤って起動
スイッチを入力してしまう可能性がある。このため工具
の交換の際に電動機が回動すれば、切削工具が回動し
て、切削工具を交換している切削作業者の手指を損傷す
る危険を有していた。また交換作業中における作業者の
手指の損傷を防止するためには、ドリルの電源を落とし
てから作業を行えば良いが、切削工具の交換が頻繁に行
われる場合には、手数を要し切削作業の能率が低下する
欠点を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上述のごとき
課題を解決しようとするものであって、チャックが切削
工具の締着状態にある時のみ、電動機の起動スイッチを
入力可能とすることによって、安全で迅速な切削工具の
交換を行おうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上述のごとき課
題を解決するため、電動機に接続して回動するチャック
を、ケーシング内に挿入位置し、このケーシングの外周
にセットリングを回動可能に装着するとともにこのセッ
トリングの回動によりチャックまたはチャックケース
を、押圧または非押圧状態とし、チャックによる切削工
具の締着および締着解除を可能としたものにおいて、セ
ットリングに、外部から人手で押圧可能な押圧スイッチ
を装着し、この押圧スイッチを、セットリングのチャッ
ク締着回動時に、ケーシング内部に設けた電動機の起動
スイッチに対応する位置に形成するとともに、セットリ
ングのチャック解放回動時には押圧スイッチと起動スイ
ッチとを非接触位置として形成して成るものである。
【0006】
【作用】本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、まずチャックに切削工具を締着していない状態で
は、切削目的に応じた切削工具を、解放したチャック内
に挿入する。この状態で、押圧スイッチは、電動機の起
動スイッチとは非接触状態と成っている。そのため、た
とえ誤って押圧スイッチを押圧しても、起動スイッチを
入力状態とすることができず、切削作業者の手指を損傷
する危険はない。
【0007】次にケーシング外周のセットリングを回動
すれば、チャックまたはチャックケースを押圧または非
押圧状態とし、切削工具をチャックに締着する。この切
削工具の締着状態で、押圧スイッチを、起動スイッチと
対応する位置に形成しているから、押圧スイッチの押圧
による起動スイッチの入力が初めて可能となり、切削工
具を回動して、切削目的部を切削することができる。
【0008】そして切削目的部の形状、大きさ、硬度等
の変化に応じて切削工具を交換したい場合には、セット
リングを回動して、チャックまたはチャックケースを非
押圧または押圧状態とすれば、切削工具の締着を解除す
ることができる。この切削工具の締着解除状態で、押圧
スイッチは、電動機の起動スイッチと非接触位置と成っ
ているから、たとえ誤って押圧スイッチを押圧しても、
起動スイッチを入力状態とすることができず、切削作業
者の手指を損傷する危険はない。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に於いて説明す
れば、(1)はケーシングで、軸受(2)(3)を介して挿入
したチャックケース(5)を軸方向中央に軸支している。
このチャックケース(5)は、先端方向の内周を径大とす
る内周テーパー面(6)を形成するとともに内部に摺動可
能にチャック(7)を挿入し、このチャック(7)の先端に
設けた外周テーパー面(8)を、チャックケース(5)の内
周テーパー面(6)に対応するテーパーとしている。そし
てこのチャック(7)の先端から軸方向に割溝(9)を形成
し、チャックケース(5)内への引込み時にチャック(7)
の口径を縮径し、切削工具(11)の締着を可能としてい
る。
【0010】またチャック(7)の後端部を、ジョイント
軸(12)の一端に接続固定し、このジョイント軸(12)
の後端方向の外周に係合段部(13)を突出形成してい
る。そしてこの係合段部(13)とチャックケース(5)と
の間に締着発条(14)を介装し、ジョイント軸(12)を
介してチャック(7)を、チャックケース(5)内への引込
み方向に押圧付勢し、チャック(7)の締着を可能として
いる。またジョイント軸(12)は、後端に電動機と連結
する主導軸(15)を、カップリング(16)を介して接続
している。
【0011】またケーシング(1)の後端に基部ケーシン
グ(17)を接続し、この基部ケーシング(17)の外周に
セットリング(18)を装着するとともにセットリング
(18)と基部ケーシング(17)との間に、セットリング
(18)と一体に回動カム(19)を装着している。この回
動カム(19)は、チャック(7)方向の端面を、カム面
(21)としている。そしてこのカム面(21)に臨ませて
ローラーリング(22)を位置し、このローラーリング
(22)を、支持軸(23)に回動自在に支持している。そ
して、この支持軸(23)を、基部ケーシング(17)の軸
方向に形成した割溝部(24)内に貫通し、この割溝部
(24)内を摺動可能とする。またこの支持軸(23)のジ
ョイント軸(12)側に押圧ローラー(25)を回転可能に
装着している。そしてこの押圧ローラー(25)を、ジョ
イント軸(12)の外周に突出した押圧鍔(26)に臨ませ
て位置し、ジョイント軸(12)を、締着発条(14)の収
縮方向に押圧可能としている。
【0012】そしてセットリング(18)の回動に伴う回
動カム(19)の回転時に、支持軸(23)の押圧ローラー
(25)を介しカム面(21)で締着発条(14)の収縮方向
に押圧鍔(26)を押圧する。この押圧鍔(26)の押圧に
より、ジョイント軸(12)を介してチャック(7)を、チ
ャックケース(5)から離脱方向に押圧し、内周テーパー
面(6)と外周テーパー面(8)相互の圧着力を弱める。こ
の圧着力の低下によりチャックケース(5)によるチャッ
ク(7)の締着を解除し、切削工具(11)の離脱を可能と
している。
【0013】またジョイント軸(12)方向の軸受(3)
と、上記押圧ローラー(25)との間に押圧発条(28)を
介装し、押圧ローラー(25)を押圧鍔(26)と分離する
方向に押圧している。そのため切削工具(11)の締着の
解除方向への回動カム(19)の回転時に、押圧鍔(26)
と押圧ローラー(25)とが接触するのを防止し、ジョイ
ント軸(12)の円滑な回転を可能としている。
【0014】またセットリング(18)には、外部から内
部へ押圧可能な押圧スイッチ(29)を装着している。そ
してこの押圧スイッチ(29)のセットリング(18)の内
部側に押圧部(31)を設けている。この押圧部(31)
を、セットリング(18)のチャック(7)締着方向への回
動時に、基部ケーシング(17)の側面に設けた電動機の
起動スイッチ(32)に対応する位置に形成し、押圧部
(31)の押圧により、起動スイッチ(32)を入力可能と
している。また基部ケーシング(17)には、起動スイッ
チ(32)を不動的に固定形成し、セットリング(18)の
チャック(7)解放方向への回動時に、押圧スイッチ(2
9)と起動スイッチ(32)とを接触することのない位置
としている。
【0015】上述のごとく構成したものに於いて、まず
切削工具(11)を締着するには、解放状態のチャック
(7)内に、切削目的に応じた切削工具(11)を、図2に
示すごとく挿入する。この状態で、押圧スイッチ(29)
は、図4、図6に示すごとく、電動機の起動スイッチ
(32)と非接触位置と成っている。従って、切削工具
(11)のチャック(7)内への挿入作業中に、誤って押圧
スイッチ(29)を押圧しても、起動スイッチ(32)を入
力状態とすることができないから、切削作業者の手指を
切削工具(11)で損傷する危険はない。
【0016】次に基部ケーシング(17)外周のセットリ
ング(18)を図3、図5に示すごとく、約90度回動す
れば、図1に示すごとく、チャック(7)を非押圧状態と
し、締着発条(14)の復元力でチャック(7)をケーシン
グ(1)内に引き込み、切削工具(11)をチャック(7)に
締着する。この切削工具(11)の締着状態で、押圧スイ
ッチ(29)を、起動スイッチ(32)と対応する位置に形
成している。そのため押圧スイッチ(29)の押圧による
起動スイッチ(32)の入力が切削工具(11)の締着完了
により初めて可能となり、電動機を作動し切削工具(1
1)を回動して、切削目的部を切削することができる。
【0017】そして切削目的や切削目的部の形状、大き
さ、硬度等の変化に応じて切削工具(11)を交換したい
場合には、図4、図6に示すごとく、セットリング(1
8)を回動して、図2に示すごとくチャック(7)を押圧
状態とすれば、切削工具(11)の締着を解除することが
できる。この切削工具(11)の締着解除状態で、押圧ス
イッチ(29)は、図4に示すごとく、電動機の起動スイ
ッチ(32)と非接触位置として成っているから、たとえ
誤って押圧スイッチ(29)を押圧しても、起動スイッチ
(32)を入力状態とすることができず、交換作業中の切
削作業者の手指を損傷する危険はない。
【0018】
【考案の効果】本考案は上述のごとく構成したもので、
チャックが切削工具の締着状態にある時にのみ、電動機
の起動スイッチを入力可能としたから、切削工具の交換
作業中に、誤って電動機を回動することがなく、安全か
つ迅速に切削工具を交換することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャックの締着状態を示す断面図である。
【図2】チャックの解放状態を示す断面図である。
【図3】起動スイッチの押圧可能状態の一部切欠き斜視
図である。
【図4】起動スイッチの押圧不能状態の一部切欠き斜視
図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】手で保持した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 5 チャックケース 7 チャック 11 切削工具 18 セットリング 29 押圧スイッチ 32 起動スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機に接続して回動するチャックを、
    ケーシング内に挿入位置し、このケーシングの外周にセ
    ットリングを回動可能に装着するとともにこのセットリ
    ングの回動によりチャックまたはチャックケースを、押
    圧または非押圧状態とし、チャックによる切削工具の締
    着および締着解除を可能としたものにおいて、セットリ
    ングに、外部から人手で押圧可能な押圧スイッチを装着
    し、この押圧スイッチを、セットリングのチャック締着
    回動時に、ケーシング内部に設けた電動機の起動スイッ
    チに対応する位置に形成するとともに、セットリングの
    チャック解放回動時には押圧スイッチと起動スイッチと
    を非接触位置として形成したことを特徴とする手持ち電
    動切削機。
JP40337990U 1990-12-14 1990-12-14 手持ち電動切削機 Expired - Lifetime JPH0719727Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40337990U JPH0719727Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 手持ち電動切削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40337990U JPH0719727Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 手持ち電動切削機

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Publication Number Publication Date
JPH0489671U JPH0489671U (ja) 1992-08-05
JPH0719727Y2 true JPH0719727Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31881168

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40337990U Expired - Lifetime JPH0719727Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 手持ち電動切削機

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WO2015072525A1 (ja) * 2013-11-13 2015-05-21 日立工機株式会社 作業工具

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JPH0489671U (ja) 1992-08-05

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