JPH0719622Y2 - プレス用カム型 - Google Patents
プレス用カム型Info
- Publication number
- JPH0719622Y2 JPH0719622Y2 JP3663992U JP3663992U JPH0719622Y2 JP H0719622 Y2 JPH0719622 Y2 JP H0719622Y2 JP 3663992 U JP3663992 U JP 3663992U JP 3663992 U JP3663992 U JP 3663992U JP H0719622 Y2 JPH0719622 Y2 JP H0719622Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- pad
- lower die
- upper die
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークの端縁を切断す
るプレス用カム型に関するものである。
るプレス用カム型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ワークの端縁を切断する従来のプレス用
カム型は図３で示すように、ボルスター１上に固定され
た下型切刃２ａを有する下型２にカムドライバー３を固
設し、上下方向に移動可能な上型４にパッド５をスプリ
ング６により下方に押圧付勢して上下動可能に内設し、
かつ上型切刃７を備えた加工カム８を下型切刃２ａに対
してスプリング９により常に後退方向に付勢して進退可
能に案内支持された構造である。
カム型は図３で示すように、ボルスター１上に固定され
た下型切刃２ａを有する下型２にカムドライバー３を固
設し、上下方向に移動可能な上型４にパッド５をスプリ
ング６により下方に押圧付勢して上下動可能に内設し、
かつ上型切刃７を備えた加工カム８を下型切刃２ａに対
してスプリング９により常に後退方向に付勢して進退可
能に案内支持された構造である。
【０００３】そして、図４で示すように、上型４の下降
によりパッド５でワークＷを下型２に押し付け、また、
加工カム８がカムドライバー３に当接し、両者の傾斜カ
ム面によって加工カム８を前進移動させ、固定の下型切
刃２ａと可動の上型切刃７とによってワークＷの端縁を
切断する。
によりパッド５でワークＷを下型２に押し付け、また、
加工カム８がカムドライバー３に当接し、両者の傾斜カ
ム面によって加工カム８を前進移動させ、固定の下型切
刃２ａと可動の上型切刃７とによってワークＷの端縁を
切断する。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のカム型で
は、下型切刃２ａと上型切刃７とで切断した切り屑を下
型２の側面とカムドライバー３との間の空間Ｂをスクラ
ップ排出通路１０として排出している。
は、下型切刃２ａと上型切刃７とで切断した切り屑を下
型２の側面とカムドライバー３との間の空間Ｂをスクラ
ップ排出通路１０として排出している。
【０００５】しかしながら、下型２の側面とカムドライ
バー３との間の空間Ｂが狭いため、切り屑の円滑な排出
処理ができない問題がある。
バー３との間の空間Ｂが狭いため、切り屑の円滑な排出
処理ができない問題がある。
【０００６】本考案の目的は、上記従来の問題点を解消
したプレス用カム型を提供することである。
したプレス用カム型を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、下型切刃を有する下型と、上下方
向に移動可能な上型にパッドをスプリングにより下方に
押圧付勢して上下動可能に内設し、かつ上型切刃を備え
た加工カムを下型切刃に対してスプリングにより常に後
退方向に付勢して進退可能に案内支持されたプレス用カ
ム型において、前記パッドに傾斜カム面を設け、下端に
前記加工カムと当接する傾斜カム面を有し、前記加工カ
ムを進退作動するカムドライバーを上型に上下方向に摺
動可能に案内し、前記パッドの傾斜カム面とカムドライ
バーの上端に設けた傾斜カム面との間に作動カムを水平
方向に移動可能に配置したものである。
めの本考案の要旨は、下型切刃を有する下型と、上下方
向に移動可能な上型にパッドをスプリングにより下方に
押圧付勢して上下動可能に内設し、かつ上型切刃を備え
た加工カムを下型切刃に対してスプリングにより常に後
退方向に付勢して進退可能に案内支持されたプレス用カ
ム型において、前記パッドに傾斜カム面を設け、下端に
前記加工カムと当接する傾斜カム面を有し、前記加工カ
ムを進退作動するカムドライバーを上型に上下方向に摺
動可能に案内し、前記パッドの傾斜カム面とカムドライ
バーの上端に設けた傾斜カム面との間に作動カムを水平
方向に移動可能に配置したものである。
【０００８】
【作用】上記の構成により、カムドライバーが上型に配
置され、このカムドライバーをパッドの上下動を利用し
て作動することにより加工カムの進退作動を可能とし、
下型には大きな切り屑の排出通路を形成し、切り屑の円
滑な処理を可能としたものである。
置され、このカムドライバーをパッドの上下動を利用し
て作動することにより加工カムの進退作動を可能とし、
下型には大きな切り屑の排出通路を形成し、切り屑の円
滑な処理を可能としたものである。
【０００９】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１において、１はボルスター、２は前記ボルスタ
ー１上に固定された下型であり、下型切刃２ａを備えて
いる。
る。図１において、１はボルスター、２は前記ボルスタ
ー１上に固定された下型であり、下型切刃２ａを備えて
いる。
【００１０】４は上下方向に移動可能な上型である。こ
の上型４には、パッド５をスプリング６により下方に押
圧付勢して上下動可能に内設している。この上型４の側
方下部には顎部２０が設けられ、この顎部２０に上型切
刃７を備えた加工カム８が下型切刃２ａに対してスプリ
ング９により常に後退方向に付勢して進退可能に案内支
持されている。
の上型４には、パッド５をスプリング６により下方に押
圧付勢して上下動可能に内設している。この上型４の側
方下部には顎部２０が設けられ、この顎部２０に上型切
刃７を備えた加工カム８が下型切刃２ａに対してスプリ
ング９により常に後退方向に付勢して進退可能に案内支
持されている。
【００１１】前記パッド５には傾斜カム面２１が設けら
れている。また、前記加工カム８の上部には、下端に加
工カム８と当接する傾斜カム面２２ａを有し、加工カム
８を進退作動するカムドライバー２２が上型に上下方向
に摺動可能に案内され、前記パッド５の傾斜カム面２１
とカムドライバー２２の上端に設けた傾斜カム面２２ｂ
との間に作動カム２３を水平方向に移動可能に配置した
構造である。
れている。また、前記加工カム８の上部には、下端に加
工カム８と当接する傾斜カム面２２ａを有し、加工カム
８を進退作動するカムドライバー２２が上型に上下方向
に摺動可能に案内され、前記パッド５の傾斜カム面２１
とカムドライバー２２の上端に設けた傾斜カム面２２ｂ
との間に作動カム２３を水平方向に移動可能に配置した
構造である。
【００１２】本考案は上記の通りの構造であるから、図
２で示すように、上型４が下降してパッド５が下型２に
当接し、上型４とパッド５とが相対移動する。これによ
り、パッド５の傾斜カム面２１によって作動カム２３が
図２において右方向に水平移動し、カムドライバー２２
を押し下げ移動する。
２で示すように、上型４が下降してパッド５が下型２に
当接し、上型４とパッド５とが相対移動する。これによ
り、パッド５の傾斜カム面２１によって作動カム２３が
図２において右方向に水平移動し、カムドライバー２２
を押し下げ移動する。
【００１３】前記カムドライバー２２を押し下げ移動に
よって加工カム８を前進移動させ、上型切刃７は下型切
刃２ａとでワークＷの端縁を切断し、切り屑はスクラッ
プ排出通路１０に落下して下型２の側方へ排出処理され
る。
よって加工カム８を前進移動させ、上型切刃７は下型切
刃２ａとでワークＷの端縁を切断し、切り屑はスクラッ
プ排出通路１０に落下して下型２の側方へ排出処理され
る。
【００１４】そこで、本考案では、加工カム８を作動す
るカムドライバー２２等は全て上型４側に設けられてい
て、下型２の側面のスクラップ排出通路１０には構造物
が全然存在しない。そのため、スクラップ排出通路１０
は大きな空間Ｂが形成され、切り屑の排出処理を円滑に
するものである。
るカムドライバー２２等は全て上型４側に設けられてい
て、下型２の側面のスクラップ排出通路１０には構造物
が全然存在しない。そのため、スクラップ排出通路１０
は大きな空間Ｂが形成され、切り屑の排出処理を円滑に
するものである。
【００１５】
【考案の効果】以上のように本考案は、下型切刃を有す
る下型と、上下方向に移動可能な上型にパッドをスプリ
ングにより下方に押圧付勢して上下動可能に内設し、か
つ上型切刃を備えた加工カムを下型切刃に対してスプリ
ングにより常に後退方向に付勢して進退可能に案内支持
されたプレス用カム型において、前記パッドに傾斜カム
面を設け、下端に前記加工カムと当接する傾斜カム面を
有し、前記加工カムを進退作動するカムドライバーを上
型に上下方向に摺動可能に案内し、前記パッドの傾斜カ
ム面とカムドライバーの上端に設けた傾斜カム面との間
に作動カムを水平方向に移動可能に配置した構成である
から、下型の側面のスクラップ排出通路には構造物がな
くなり、スクラップ排出通路を大きな空間とし、切り屑
の排出処理を円滑にする利点を有している。
る下型と、上下方向に移動可能な上型にパッドをスプリ
ングにより下方に押圧付勢して上下動可能に内設し、か
つ上型切刃を備えた加工カムを下型切刃に対してスプリ
ングにより常に後退方向に付勢して進退可能に案内支持
されたプレス用カム型において、前記パッドに傾斜カム
面を設け、下端に前記加工カムと当接する傾斜カム面を
有し、前記加工カムを進退作動するカムドライバーを上
型に上下方向に摺動可能に案内し、前記パッドの傾斜カ
ム面とカムドライバーの上端に設けた傾斜カム面との間
に作動カムを水平方向に移動可能に配置した構成である
から、下型の側面のスクラップ排出通路には構造物がな
くなり、スクラップ排出通路を大きな空間とし、切り屑
の排出処理を円滑にする利点を有している。
【図１】本考案の上死点状態の断面図
【図２】本考案の下死点状態の断面図
【図３】従来装の上死点状態の断面図
【図４】従来装の上死点状態の断面図
１ ボルスター ２ 下型 ２ａ 下型切刃 ４ 上型 ５ パッド ６ スプリング ７ 上型切刃 ８ 加工カム ９ スプリング ２１ 傾斜カム面 ２２ カムドライバー ２３ 作動カム
Claims (1)
- 【請求項１】 下型切刃を有する下型と、上下方向に移
動可能な上型にパッドをスプリングにより下方に押圧付
勢して上下動可能に内設し、かつ上型切刃を備えた加工
カムを下型切刃に対してスプリングにより常に後退方向
に付勢して進退可能に案内支持されたプレス用カム型に
おいて、前記パッドに傾斜カム面を設け、下端に前記加
工カムと当接する傾斜カム面を有し、前記加工カムを進
退作動するカムドライバーを上型に上下方向に摺動可能
に案内し、前記パッドの傾斜カム面とカムドライバーの
上端に設けた傾斜カム面との間に作動カムを水平方向に
移動可能に配置したことを特徴とするプレス用カム型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3663992U JPH0719622Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | プレス用カム型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3663992U JPH0719622Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | プレス用カム型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588722U JPH0588722U (ja) | 1993-12-03 |
| JPH0719622Y2 true JPH0719622Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=12475416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3663992U Expired - Lifetime JPH0719622Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | プレス用カム型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719622Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4662180B2 (ja) * | 2007-04-11 | 2011-03-30 | 関東自動車工業株式会社 | プレス型構造 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP3663992U patent/JPH0719622Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0588722U (ja) | 1993-12-03 |
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