JP3701437B2 - プレス加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平方向に進退作動する受動カム(上吊りカム)を強制的に後退戻し機能を備えたプレス加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレス成形したワークの端縁を切断する従来のプレス加工装置は図7で示すように、下型切刃2と、この下型切刃2の近傍に水平面のドライバーカム9が固設された下型1と、傾斜面5を備えたホルダ4と、このホルダ4の傾斜面に進退摺動可能に対接し、かつスプリング8により後退方向に付勢されて吊り下げられ、前記下型切刃2に対応する上型切刃7を備え、前記ドライバーカム9に当接して前記下型切刃2に向けて前進作動する受動カム6(上吊りカム)とが設けられた上型3とから構成されている。そして、上型3の下降によって受動カム6がドライバーカム9の水平面に当接し、受動カム6が前進作動するときに、受動カム6がドライバーカム9に密接して作動するよう断面コの字型の案内部材17をドライバーカム9に固設し、受動カム6には前記案内部材17に係合して案内される突起18を突設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の装置では、正常な作動時には図7で示すように受動カム6が前進して上型切刃7と下型切刃2とによってワークの端縁を切断し、図8に示すように上型3の上昇により受動カム6がスプリング8の力で後退移動され、受動カム6をドライバーカム9に密接させていた突起18が案内部材17から係合を外して受動カム6をドライバーカム9から離間している。
【0004】
しかしながら、上型切刃7と下型切刃2とにカジリ等の異常が発生したときには上型3の上昇時に受動カム6が後退戻り不良となり、図9で示すように突起18は案内部材17に係合した状態を維持し、また、上型切刃7と下型切刃2は対接した状態で上型3が上昇作動して案内部材17や受動カム6等のプレス型が破損する恐れがある。
【0005】
本発明の目的は、受動カム(上吊りカム)を確実に戻し移動させプレス型の破損を防止したプレス加工装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成は、下型切刃と、この下型切刃の近傍に水平面のドライバーカムが固設された下型と、傾斜面を備えたホルダと、このホルダの傾斜面に進退摺動可能に対接し、かつスプリングにより後退方向に付勢されて吊り下げられ、前記下型切刃に対応する上型切刃を備え、前記ドライバーカムに当接して前記下型切刃に向けて前進作動する受動カムとが設けられたプレス加工装置において、前記受動カムの前記ドライバーカムとの対接面に係合凹部を設け、前記ドライバーカムの上面に前記受動カムの進退移動方向に長い案内溝を形成し、この案内溝に前記係合凹部に係合する係合突起と下カムとを備えた受動カム戻し部材を受動カムの進退移動と同方向に移動可能に案内し、前記ホルダに上型の下死点から上昇時に前記下カムを押動して前記受動カム戻し部材を後退方向に移動させ前記係合突起により前記受動カムを強制的に後退戻し移動させて前記上型切刃と下型切刃とのカジリを解除するための上カムを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は下型、3は上型である。前記下型1には下型切刃2と、この下型切刃2の近傍に水平面のドライバーカム9が固設されている。
【0008】
前記上型3には傾斜面5を備えたホルダ4と、受動カム6(上吊りカム)とが設けられている。この受動カム6は前記ホルダ4の傾斜面5に進退摺動可能に対接し、かつスプリング8により後退方向に付勢されて吊り下げられ、前記下型切刃2に対応する上型切刃7を備えており、前記下型1のドライバーカム9に当接して前記下型切刃2に向けて前進作動する。この受動カム6の吊り下げ構造は図2で示すように、ホルダ4の受動カム6が対接する摺動面にスライドプレート4aが固設され、受動カム6をホルダ4に吊り下げる部位にはカムアッパプレート4bが固設された構造である。
【0009】
本発明は上記の構成において、前記受動カム6の前記ドライバーカム9との対接面に係合凹部14を設け、前記ドライバーカム9に形成した案内溝10に前記係合凹部14に係合する係合突起13と下カム12とを備えた受動カム戻し部材11が受動カム6の進退移動と同方向に移動可能に案内されている。
【0010】
さらに、前記ホルダ4には、上型3の下死点から上昇時において前記下カム12を押動し、前記受動カム戻し部材11を後退方向に移動させ、この後退方向の移動で前記係合突起13により前記受動カム6を強制的に後退戻し移動させる上カム15が設けられている。
【0011】
前記上カム15は受動カム6と干渉して進退移動を阻害しないように、受動カム6に逃がし溝が設けられている。尚、符号16は上型3に設けられているパッドを示す。
【0012】
上記の構成による本発明の動作を図3乃至図6によって説明する。尚、説明の都合上で上型3の下死点から説明する。図3は上型3の下死点の状態である。このとき、上カム15は受動カム戻し部材11の下カム12とラップ量Lで当接しており、受動カム戻し部材11の係合突起13は受動カム6の係合凹部14に係合している。
【0013】
上記上型3の下死点から上型3が上昇すると図4で示すように、上型3の上昇に伴い、上カム15が下カム12を矢印Bの後退方向に強制的に押動する。これにより、上型切刃7と下型切刃2とにカジリ等の異常が発生しているときには、前記上カム15が下カム12を矢印Bの後退方向に強制的に押動して受動カム戻し部材11が受動カム6を強制的に後退移動し、上型切刃7は強制戻し量Cで後退され下型切刃2との食い込みを外す。この上型切刃7の強制戻し量Cは上カム15と受動カム戻し部材11の下カム12とのラップ量Lにより適宜変更することが可能である。
【0014】
上記受動カム6の強制戻しにより図5で示すように上型切刃7が下型切刃2から離間すると、それ以後は受動カム6はスプリング8の力によって図6で示すように後退移動端まで戻される。その後は図1で示すようにドライバーカム9から受動カム6が離間して上型3は上死点の原位置に戻る。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、上型のホルダに保持された上吊りカムである受動カムをホルダに設けた上カムにより、上型の上昇に伴って下型側のドライバーカムに設けた受動カム戻し部材を下カムを介して後退移動し、受動カム戻し部材によって強制的に後退戻しするようにした構成であるから、受動カムを確実に戻し移動させ、上型切刃と下型切刃とのカジリ等の異常が発生しても、これを解消しプレス型の破損を防止する。また、ホルダと受動カムとの間のスライドにかかる負担が減少するため、スライド面の耐久性を向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス加工装置の断面図
【図2】図1のA矢視図
【図3】本発明の動作説明図であり上型の下死点状態図
【図4】本発明の動作説明図であり上型の上昇開始状態図
【図5】本発明の動作説明図であり上型切刃が下型切刃から離間した状態図
【図6】本発明の動作説明図であり受動カムが後退端に戻された状態図
【図7】従来のプレス加工装置の断面図
【図8】従来のプレス加工装置の動作説明図
【図9】図7のD−D線断面図
【符号の説明】
1 下型
2 下型切刃
3 上型
4 ホルダ
4a スライドプレート
4b カムアッパプレート
5 傾斜面
6 受動カム(上吊りカム)
7 上型切刃
8 スプリング
9 ドライバーカム
10 案内溝
11 受動カム戻し部材
12 下カム
13 係合突起
14 係合凹部
15 上カム

Claims (1)

  1. 下型切刃と、この下型切刃の近傍に水平面のドライバーカムが固設された下型と、傾斜面を備えたホルダと、このホルダの傾斜面に進退摺動可能に対接し、かつスプリングにより後退方向に付勢されて吊り下げられ、前記下型切刃に対応する上型切刃を備え、前記ドライバーカムに当接して前記下型切刃に向けて前進作動する受動カムとが設けられたプレス加工装置において、前記受動カムの前記ドライバーカムとの対接面に係合凹部を設け、前記ドライバーカムの上面に前記受動カムの進退移動方向に長い案内溝を形成し、この案内溝に前記係合凹部に係合する係合突起と下カムとを備えた受動カム戻し部材を受動カムの進退移動と同方向に移動可能に案内し、前記ホルダに上型の下死点から上昇時に前記下カムを押動して前記受動カム戻し部材を後退方向に移動させ前記係合突起により前記受動カムを強制的に後退戻し移動させて前記上型切刃と下型切刃とのカジリを解除するための上カムを設けたことを特徴とするプレス加工装置。
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