JPH07196060A - 車両の懸架装置 - Google Patents

車両の懸架装置

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Publication number
JPH07196060A
JPH07196060A JP6000854A JP85494A JPH07196060A JP H07196060 A JPH07196060 A JP H07196060A JP 6000854 A JP6000854 A JP 6000854A JP 85494 A JP85494 A JP 85494A JP H07196060 A JPH07196060 A JP H07196060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
vehicle
body frame
suspension
lower arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP6000854A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Matsumoto
義信 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重量の増加を招くことなくロワーアーム取付ブ
ラケットの変形・破損を防止できる車両の懸架装置を提
供するにある。 【構成】アッパーメンバ13とロワーメンバ14とから
なる左右一対のサイドフレーム15をクロスメンバで連
結して車体フレーム12を形成し、この車体フレーム1
2の前部および後部に車輪32,35を懸架支持する懸
架装置34,36を備えた車両11において、前記懸架
装置36はアッパーアーム37とロワーアーム38とか
らなるサスペンションアームとショックアブソーバ40
とから構成され、前記ロワーメンバ14の上部に前記ロ
ワーアーム38の取付ブラケット43を設ける一方、前
記取付ブラケット43の上部に前記アッパーメンバ13
を固着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の懸架装置に係り、
特に不整地走行用車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、不整地走行用車両は、アッパー
パイプとロワーパイプとからなる左右一対のサイドフレ
ームをクロスメンバで連結してクレードル型の車体フレ
ームを形成し、この車体フレームの前部および後部に幅
広の低圧タイヤ付車輪(前輪および後輪)を装着して構
成されている。
【0003】これらの車輪を懸架支持する懸架装置とし
て、例えばサイドフレームにアッパーアームとロワーア
ームとからなるサスペンションアームを揺動自在に取り
付け、これらのアームと車体フレームとの間にショック
アブソーバを配設すると共に、アッパーおよびロワーア
ームの先端部間にナックルブラケットを取り付けたダブ
ルウィッシュボーン型のものがある。
【0004】例えば、前輪の懸架装置、特にロワーアー
ムの車体フレームへの取付方法としては、図6(a)お
よび(b)に示すようなものが一般的である。図6
(a)は車体フレームの左前部下端を拡大した斜視図で
あり、図6(b)はその正面図である。
【0005】図6(a)および(b)において、車体フ
レーム1を構成するサイドフレーム2のアッパーパイプ
3とロワーパイプ4とは、それらの前端部3a,4aが
溶接等で固着され一体化される。アッパーパイプ3とロ
ワーパイプ4との接合面側部にはロワーアーム5基端部
6取付用のブラケット7が溶接等で固着される。そして
ロワーアーム5はこのブラケット7にボルト8で揺動自
在に取付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不整地
走行用車両は不整地を走行中石などを跳ね上げることが
あり、跳ね上げられた石は車体フレーム1下部に強く当
たることがある。特にロワーアーム取付ブラケット7は
車体フレーム1の側方に突出して設けられているため、
跳ね上げられた石により変形または破損する可能性が大
きい。ブラケット7が変形または破損すると懸架装置が
作動不良を起こし操縦安定性が損なわれて好ましくな
い。
【0007】従来は、ブラケット7の変形・破損防止の
ために板厚の比較的厚い金属製補強部材9をブラケット
7の例えば前側等に溶接してこの問題に対処していた
が、板厚の厚い補強部材9はバネ下重量の増加を招き好
ましくない。また、部品数の増加や組立て工程数の増加
等も起こる。
【0008】一方、アッパーパイプ3とロワーパイプ4
との前端部3a,4aが固着されているため、ロワーア
ーム5基端部6の取付け位置に自由度が少なかった。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、重量の増加を招くことなくロワーアーム取付ブ
ラケットの変形・破損を防止できる車両の懸架装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両の懸架
装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、アッパーメンバとロワーメンバとからな
る左右一対のサイドフレームをクロスメンバで連結して
車体フレームを形成し、この車体フレームの前部および
後部に車輪を懸架支持する懸架装置を備えた車両におい
て、前記懸架装置はアッパーアームとロワーアームとか
らなるサスペンションアームとショックアブソーバとか
ら構成され、前記ロワーメンバの上部に前記ロワーアー
ムの取付ブラケットを設ける一方、前記取付ブラケット
の上部に前記アッパーメンバを固着したものである。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、アッパ
ーメンバとロワーメンバとからなる左右一対のサイドフ
レームをクロスメンバで連結して車体フレームを形成
し、この車体フレームの前部および後部に車輪を懸架支
持する懸架装置を備えた車両において、前記懸架装置は
アッパーアームとロワーアームとからなるサスペンショ
ンアームとショックアブソーバとから構成され、前記ロ
ワーメンバの上部に前記ロワーアームの取付ブラケット
を設ける一方、前記取付ブラケットの上部に前記アッパ
ーメンバを固着したため、重量の増加を招くことなくロ
ワーアーム取付ブラケットの変形・破損を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は、この発明を適用した不整地走行用
車両の一例を示す左側面図であり、図2はその正面図で
ある。そして本実施例は、この不整地走行用車両の前輪
懸架装置に適用した例を示す。
【0014】図1に示すように、この不整地走行用車両
11は例えば鋼管製の車体フレーム12を有する。図3
はこの車体フレーム12の概略斜視図である。
【0015】図1、図2および図3において、この車体
フレーム12は、アッパーメンバであるアッパーパイプ
13とロワーメンバであるロワーパイプ14とからなる
左右一対のサイドフレーム15を複数のクロスメンバ1
6a…で連結することにより構成される。また、それぞ
れのサイドフレーム15の要部には複数の補強メンバ1
7a…が架設される。
【0016】車体フレーム12の上部は一体または別体
の車体カバー18で覆われており、車体カバー18の前
部にはフロントフェンダ19、そして後部にはリヤフェ
ンダ20がそれぞれ形成される。車体カバー18の上部
前寄りは図示しない燃料タンクを覆うタンクカバー21
であり、その後方に鞍乗型の運転シート22が設けられ
る。なお、符号23は操舵ハンドルであり、符号24は
ヘッドライトである。
【0017】車体フレーム12の中央下部にはエンジン
25が搭載され、このエンジン25にはエンジン吸気系
を構成するキャブレタ26およびエアクリーナ27が、
そしてエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ2
8およびマフラ29が接続される。
【0018】車体フレーム12の中央下部に架設された
ピボット軸30にはスイングアーム31がピボット軸3
0廻りにスイング自在に枢着され、このスイングアーム
31後端の左右に幅広低圧タイヤ付後輪32が回動自在
に支持される。また、スイングアーム31と車体フレー
ム12との間にはリヤショックアブソーバ33が配置さ
れ、スイングアーム31と共に後輪懸架装置34を構成
する。
【0019】一方、車体フレーム12の前方左右には幅
広低圧タイヤ付前輪35が配置され、これらの前輪35
は車体フレーム12に、例えばダブルウィッシュボーン
型の前輪懸架装置36により上下方向に揺動自在に支持
される。
【0020】この前輪懸架装置36は、主にサスペンシ
ョンアームであるV字状のアッパーアーム37とロワー
アーム38、およびこれらのアーム先端部間に設けられ
たコの字状のナックルブラケット39、さらにロワーア
ーム38とアッパーパイプ13との間に配設されたフロ
ントショックアブソーバ40とから構成される。そし
て、ナックルブラケット39に一体的に形成された車軸
39aに前輪35が回動自在に支持される。前輪35
は、操舵ハンドル23により図示しないステアリング機
構を介して左右に操舵される。
【0021】アッパーアーム37は、図1および図2に
示すように、その基部37aがアッパーパイプ13先端
部13a付近および第一補強メンバ17aに設けられた
アッパーアーム取付ブラケット41にボルト42等で上
下方向に揺動自在に取付けられる。このアッパーアーム
取付ブラケット41は、従来用いられていたものと同様
のものが適用できる。なお、アッパーアーム取付ブラケ
ット41は走行中の石跳ねなどにより変形・破損の可能
性が低いため、特にこのブラケット自体の補強部材を必
要としない。
【0022】一方、ロワーアーム38は、図1、図2お
よび図3に示すように、ロワーパイプ14先端部14a
付近に設けられたロワーアーム取付ブラケット43に取
り付けられる。
【0023】図4はロワーパイプ14先端部14a付近
を拡大した斜視図であり、図5(a)および(b)はそ
の正面図である。
【0024】図4、図5(a)および(b)において、
ロワーアーム取付ブラケット43は、両側面を開放した
矩形の枠状のもので、例えばロストワックスなどの鋳造
または鍛造により成形される。ロワーアーム取付ブラケ
ット43の底面43aは、例えばロワーパイプ14が丸
パイプの場合、ロワーパイプ14の外表面に沿った形状
に湾曲形成される。また、ロワーアーム取付ブラケット
43の前壁43bおよび後壁43cのアッパーパイプ1
3の中心線L上にはそれぞれボルト孔44が穿設される
(図5(a)参照)。なお、ボルト孔44は、アッパー
パイプ13の中心線Lにオフセットして穿設してもよい
(図5(b)参照)。
【0025】さらに、ロワーアーム取付ブラケット43
の上面43dにはアッパーパイプ取付ボス45が溶接等
で固着されると共にリブ46で補強される。そしてこの
ロワーアーム取付ブラケット43はロワーパイプ14の
上面に溶接等で固着され一体化される。
【0026】ロワーアーム38は、その基部38aがロ
ワーアーム取付ブラケット43内に配置され、ボルト4
7等で上下方向に揺動自在に取付けられる。また、アッ
パーパイプ13の最先端部13aがアッパーパイプ取付
ボス45に溶接等で固着され一体化される。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】ロワーアーム取付ブラケット43をロワー
パイプ14の上方に設け、アッパーパイプ13をロワー
アーム取付ブラケット43の上面43dに固着するよう
にしたため、ロワーアーム取付ブラケット43の下方は
ロワーパイプ14により防御されることになる。不整地
走行用車両11が走行中に跳ね上げる石などはロワーパ
イプ14に遮られてロワーアーム取付ブラケット43に
当たらないので、従来用いられていた補強部材が必要な
くなる。補強部材が不要になるに伴ってバネ下重量の軽
減、部品数および組立て工程数の軽減が図られる。バネ
下重量の軽減により走行安定性や乗り心地が向上し、ま
た、部品数および組立て工程数の軽減により生産性の向
上、コストの低減が図れる。
【0029】さらに、アッパーパイプ13をロワーアー
ム取付ブラケット43の上面43dに固着するようにし
たため、図5(a)および(b)に示すように、ロワー
アーム38基部38aの取付け位置に自由度が増し、操
縦安定性向上のための前輪懸架装置36のセッティング
の自由度も増す。
【0030】なお、上記実施例においては、サスペンシ
ョンアームが二つのアーム(アッパーおよびロワー)か
ら構成されるダブルウィッシュボーン型の懸架装置を前
輪35に用いた例を示したが、サスペンションアームが
一本のものや後輪の懸架装置にも適用できるのは勿論の
こと、車体フレームにサスペンションアームを揺動自在
に取り付けた懸架装置であればあらゆる車両に適用でき
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
の懸架装置によれば、アッパーメンバとロワーメンバと
からなる左右一対のサイドフレームをクロスメンバで連
結して車体フレームを形成し、この車体フレームの前部
および後部に車輪を懸架支持する懸架装置を備えた車両
において、前記懸架装置はアッパーアームとロワーアー
ムとからなるサスペンションアームとショックアブソー
バとから構成され、前記ロワーメンバの上部に前記ロワ
ーアームの取付ブラケットを設ける一方、前記取付ブラ
ケットの上部に前記アッパーメンバを固着したため、重
量の増加を招くことなくロワーアーム取付ブラケットの
変形・破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の懸架装置の一実施例を示す
不整地走行用車両の左側面図。
【図2】不整地走行用車両の正面図。
【図3】車体フレームの概略斜視図。
【図4】ロワーパイプ先端部付近を拡大した斜視図。
【図5】(a)および(b)は、ロワーパイプ先端部付
近を拡大した正面図。
【図6】(a)および(b)は、従来の前輪懸架装置の
車体フレームへの取付方法を示す車体フレームの左前部
下端を拡大した斜視図およびその正面図。
【符号の説明】
11 不整地走行用車両 12 車体フレーム 13 アッパーパイプ(アッパーメンバ) 14 ロワーパイプ(ロワーメンバ) 15 サイドフレーム 16a… クロスメンバ 17a… 補強メンバ 32 後輪 34 後輪懸架装置 35 前輪 36 前輪懸架装置 37 アッパーアーム(サスペンションアーム) 38 ロワーアーム(サスペンションアーム) 40 フロントショックアブソーバ 41 アッパーアーム取付ブラケット 43 ロワーアーム取付ブラケット 44 ボルト孔 45 アッパーパイプ取付ボス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーメンバとロワーメンバとからな
    る左右一対のサイドフレームをクロスメンバで連結して
    車体フレームを形成し、この車体フレームの前部および
    後部に車輪を懸架支持する懸架装置を備えた車両におい
    て、前記懸架装置はアッパーアームとロワーアームとか
    らなるサスペンションアームとショックアブソーバとか
    ら構成され、前記ロワーメンバの上部に前記ロワーアー
    ムの取付ブラケットを設ける一方、前記取付ブラケット
    の上部に前記アッパーメンバを固着したことを特徴とす
    る車両の懸架装置。
JP6000854A 1994-01-10 1994-01-10 車両の懸架装置 Pending JPH07196060A (ja)

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JP6000854A JPH07196060A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 車両の懸架装置

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JP6000854A JPH07196060A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 車両の懸架装置

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JPH07196060A true JPH07196060A (ja) 1995-08-01

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JP6000854A Pending JPH07196060A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 車両の懸架装置

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