JPH0719362A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

Info

Publication number
JPH0719362A
JPH0719362A JP16677293A JP16677293A JPH0719362A JP H0719362 A JPH0719362 A JP H0719362A JP 16677293 A JP16677293 A JP 16677293A JP 16677293 A JP16677293 A JP 16677293A JP H0719362 A JPH0719362 A JP H0719362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
solenoid valve
valve
housing
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16677293A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Shimizu
睦 清水
Shinichi Okada
伸一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP16677293A priority Critical patent/JPH0719362A/ja
Publication of JPH0719362A publication Critical patent/JPH0719362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイド筒を有するハウジングと、固定コアと、
ガイド筒内に収納される可動コアと、ガイド筒を囲繞す
るボビンに巻装されるコイルと、ボビンおよびコイルを
囲繞するヨークとを有する複数の電磁弁構成ユニット
が、各ハウジングに共通な基体に配設され、各コイルに
導体がそれぞれ接続される電磁弁装置において、導体お
よびコイルの接続作業を不要として組付け作業性の向上
を図る。 【構成】各電磁弁構成ユニット36O のボビン63か
ら、コイル35の両端に連なる一対の接続端子35aが
基体21とは反対側に突出され、複数の接続孔78を有
して合成樹脂により形成されるモールド部77に導電製
金属板から成る複数の導体75が埋封されて成る配線部
組立体74が各電磁弁構成ユニット36O に共通に結合
され、各接続孔78に臨む導体75の端部75bは、接
続孔78内に挿入される接続端子35aに弾発接触する
形状に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性部を介在させて
円筒状に延びるガイド筒を有するハウジングと、ガイド
筒の一端側に固定される固定コアと、固定コアに対向し
てガイド筒内に収納される可動コアと、ガイド筒を囲繞
するボビンに巻装されるコイルと、ボビンおよびコイル
を囲繞するヨークとを有する複数の電磁弁構成ユニット
が、各ハウジングに共通な基体に配設され、各コイルに
導体がそれぞれ接続される電磁弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特公平3
−38466号公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、各コイルに接続される導体は配線基板上に設
けられており、各電磁弁構成ユニットの基体への取付け
後に、各コイルと配線基板上の導体との接続を、たとえ
ばはんだ付け等により行なう必要があって組付け作業性
に優れているとは言い難い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、コイルおよび導体の接続作業を不要として組
付け作業性の向上を図った電磁弁装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に従う電磁弁装置では、基体に配設される各
電磁弁構成ユニットのボビンには、コイルの両端に連な
る一対の剛性金属材料から成る接続端子が基体とは反対
側に突出して設けられ、各接続端子を挿入させる複数の
接続孔を有して合成樹脂により形成されるモールド部に
導電製金属板から成る複数の導体が埋封されて成る配線
部組立体が各電磁弁構成ユニットに共通に結合され、各
導体の端部は、各接続孔に臨んで配設されるとともにそ
れらの接続孔内に挿入される接続端子に弾発接触する形
状に形成される。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1ないし図9は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は電磁弁装置の正面図、図2は図1の
2−2線矢視図、図3は図1の3矢視図、図4は常開型
電磁弁の縦断面図、図5は常閉型電磁弁の縦断面図、図
6は図2の6−6線断面図、図7は配線部組立体の側面
図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図8の9−9
線断面図である。
【0008】先ず図1、図2および図3において、この
電磁弁装置は、四輪車両のアンチロックブレーキ装置に
用いられるものであり、左前輪ブレーキ装置、右後輪ブ
レーキ装置、右前輪ブレーキ装置および左後輪ブレーキ
装置にそれぞれ対応して並ぶ常開型電磁弁VOFL ,V
ORR ,VOFR ,VORL と、それらの常開型電磁弁
OFL,VORR ,VOFR ,VORL に個別に対応して並ぶ
常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL とを備え
る。
【0009】磁性金属によりブロック状に形成される基
体21には、各ブレーキ装置に個別に接続される4つの
ブレーキ装置側接続ポート25FL,25RR,25FR,2
RLと、図示しないタンデム型マスタシリンダの一対の
出力ポートに接続される一対のマスタシリンダ側接続ポ
ート261 ,262 と、図示しないリザーバに接続され
るリザーバ側接続ポート27とが設けられる。而して常
開型電磁弁VOFL はブレーキ装置側接続ポート25FL
よびマスタシリンダ側接続ポート261 間の連通・遮断
を切換可能であり、常閉型電磁弁VCFL はブレーキ装置
側接続ポート25FLおよびリザーバ側接続ポート27間
の連通・遮断を切換可能であり、常開型電磁弁VORR
ブレーキ装置側接続ポート25RRおよびマスタシリンダ
側接続ポート261 間の連通・遮断を切換可能であり、
常閉型電磁弁VCRR はブレーキ装置側接続ポート25RR
およびリザーバ側接続ポート27間の連通・遮断を切換
可能であり、常開型電磁弁VOFR はブレーキ装置側接続
ポート25FRおよびマスタシリンダ側接続ポート262
間の連通・遮断を切換可能であり、常閉型電磁弁V CFR
はブレーキ装置側接続ポート25FRおよびリザーバ側接
続ポート27間の連通・遮断を切換可能であり、常開型
電磁弁VORL はブレーキ装置側接続ポート25RLおよび
マスタシリンダ側接続ポート262 間の連通・遮断を切
換可能であり、常閉型電磁弁VCRL はブレーキ装置側接
続ポート25RLおよびリザーバ側接続ポート27間の連
通・遮断を切換可能である。
【0010】各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR
ORL は、基本的に同一の構成を有し、また各常閉型電
磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL は基本的に同一の
構成を有するものであるので、以下、常開型電磁弁V
OFL ,VORR ,VOFR ,VORLについては常開型電磁弁
OFL により、また常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCF
R ,VCRL については常閉型電磁弁VCFL により、その
詳細構成を説明する。
【0011】図4において、常開型電磁弁VOFL は、円
筒状のガイド筒30を有するハウジング31O 、ガイド
筒30の一端側に固定される固定コア32O 、固定コア
32 O に対向してガイド筒30内に収納される可動コア
33、固定コア32O および可動コア33間に縮設され
るばね34、ばね34のばね力に抗して可動コア33を
固定コア32O 側に吸引する磁気吸引力を発揮すべくガ
イド筒30を囲繞するコイル35、ならびにコイル35
を囲繞する円筒状のヨーク37を有する電磁弁構成ユニ
ット36o を備え、各電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR
ORL ,VCFL,VCRR ,VCFR ,VCRL に共通な磁性
金属製押さえ板22とハウジング31Oとが磁気的に結
合される。
【0012】ハウジング31O は、磁性金属から成る段
付き円筒状の弁ハウジング38O と、該弁ハウジング3
O に同軸に結合されるガイド筒30とを有する。弁ハ
ウジング38O は、大径部38OA、中径部38OBおよび
小径部38OCが同軸に連設されて成るものであり、中径
部38OBの外面には環状溝41が設けられる。またガイ
ド筒30は、非磁性材により円筒状に形成されるととも
に前記大径部38OAに段差をなして同軸に連設される非
磁性部39に、磁性材により円筒状に形成されて非磁性
部39に同軸に連設される磁性部40とから成る。
【0013】一方、基体21の下部には、前記ハウジン
グ31O における弁ハウジング38 O の大径部38OA
嵌合させる大径嵌合孔42と、前記弁ハウジング38O
の中径部38OBを囲繞する内面を有する中径嵌合孔43
と、弁ハウジング38O の小径部38OCを嵌合させる小
径嵌合孔44と、通路45O とが、下方から順に段差を
なして設けられ、通路45O はマスタシリンダ側接続ポ
ート261 に連通される。また前記大径部38OAには大
径嵌合孔42の内面に接触する環状のシール部材46が
装着され、小径部38OCには小径嵌合孔44の内面に接
触する環状のシール部材47が装着される。さらに弁ハ
ウジング38O の中径部38OBには環状溝41を覆うフ
ィルタ48が装着されており、このフィルタ48と中径
嵌合孔43との間に形成される環状室49はブレーキ装
置側接続ポート25FLに連通される。
【0014】ガイド筒30において弁ハウジング38O
から離隔した側の端部には閉塞部材50がシール部材5
1を介して嵌合、固定される。また弁ハウジング38O
内の上部には該弁ハウジング38O の上部に装着される
フィルタ52を介して通路45O に通じる弁孔53を有
する弁座部材54が嵌合、固定される。しかも弁ハウジ
ング38O 内の下部には、ガイド筒30の非磁性部39
内に一部を嵌合させて円筒状の固定コア32O が嵌合さ
れており、この固定コア32O は、環状溝41に外端を
開放させて弁ハウジング38O の中径部38OBに放射状
に設けられた複数のかしめ用凹部57を利用して弁ハウ
ジング38O にかしめ固定される。さらに弁ハウジング
38O 内で弁座部材54および固定コア32O 間で固定
コア32 O 寄りには軸受部材58が固定され、該軸受部
材58および弁座部材54間には環状溝41に通じる弁
室59が形成される。
【0015】ハウジング31O 内で閉塞部材50および
固定コア32O 間には、可動コア33が収納される。こ
の可動コア33には、固定コア32O を同軸にかつ軸方
向移動可能に貫通して一端が軸受部材58で摺動可能に
支承されるロッド60が同軸に固定され、該ロッド60
の他端は閉塞部材50に摺動可能に嵌合される。しかも
固定コア32O および可動コア33間にはロッド60を
囲繞するばね34が縮設されており、可動コア33は該
ばね34により固定コア32O から離反する方向にばね
付勢される。
【0016】弁室59内でロッド60の一端には弁孔5
4を開閉可能な半球状の弁体61が設けられており、該
弁体61はコイル35が消磁状態にある通常時には弁孔
53を開放して通路45O すなわちマスタシリンダ側接
続ポート261 を環状溝41すなわちブレーキ装置側接
続ポート25FLに連通させている。
【0017】またハウジング31O における弁ハウジン
グ38O の上部には、環状溝41の液圧が通路45O
の液圧よりも設定値以上高くなったときに開弁する差圧
弁62が、弁孔53を迂回して配設される。
【0018】コイル35は、ガイド筒30を囲繞する合
成樹脂製のボビン63に巻装されるものであり、該ボビ
ン63には、コイル35の両端に連なって基体21とは
反対側に突出する一対の接続端子35a,35aが設け
られ、それらの接続端子35a,35aは剛性金属材料
により形成される。
【0019】常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,V
CRL は、その構成要素のうちの多くを上記常開型電磁弁
OFL ,VORR ,VOFR ,VORL と同一とするものであ
り、常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL と同
一の構成要素については同一の参照符号を付して、常閉
型電磁弁VCFL の構成について次に説明する。
【0020】図5において、常閉型電磁弁VCFL は、ガ
イド筒30を有するハウジング31 C 、ガイド筒30の
一端側に固定される固定コア32C 、固定コア32C
対向してガイド筒30内に収納される可動コア33、固
定コア32C および可動コア33間に縮設されるばね3
4、ガイド筒30を囲繞するボビン63に巻装されるコ
イル35、ならびにコイル35を囲繞する円筒状のヨー
ク37を有する電磁弁構成ユニット36C を備え、ヨー
ク37を介してハウジング31C および押さえ板22が
磁気的に結合される。
【0021】ハウジング31C は、磁性金属から成る段
付き円筒状の弁ハウジング38C と、該弁ハウジング3
C に同軸に結合されるガイド筒30とを有する。弁ハ
ウジング38C は、大径部38CA、中径部38CBおよび
小径部38CCが同軸に連設されて成るものであり、中径
部38CBの外面には環状溝41が設けられる。またガイ
ド筒30は、非磁性材により円筒状に形成されるととも
に前記大径部38CAに段差をなして同軸に連設される非
磁性部39に、磁性材により円筒状に形成されて非磁性
部39に同軸に連設される磁性部40とから成る。
【0022】一方、基体21の下部には、前記ハウジン
グ31C における弁ハウジング38 C の大径部38CA
嵌合させる大径嵌合孔42と、前記弁ハウジング38C
の中径部38CBを囲繞する内面を有する中径嵌合孔43
と、弁ハウジング38C の小径部38CCを嵌合させる小
径嵌合孔44と、通路45C とが、下方から順に段差を
なして設けられ、通路45C はリザーバ側接続ポート2
7に連通される。また前記大径部38CAには大径嵌合孔
42の内面に接触する環状のシール部材46が装着さ
れ、小径部38CCには小径嵌合孔44の内面に接触する
環状のシール部材47が装着される。さらに弁ハウジン
グ38C の中径部38CBには環状溝41を覆うフィルタ
48が装着されており、このフィルタ48と中径嵌合孔
43との間に形成される環状室49はブレーキ装置側接
続ポート25FLに連通される。
【0023】ガイド筒30において弁ハウジング38O
から離隔した側の端部には有底円筒状に形成される固定
コア32C が嵌合、固定される。また弁ハウジング38
C 内の上部には該弁ハウジング38C の上部に装着され
るフィルタ52を介して通路45C に通じる弁孔53を
有する弁座部材54が嵌合、固定される。また弁ハウジ
ング38C 内には、環状溝41に通じる弁室59を弁座
部材54との間に形成する軸受部材58が固定される。
【0024】ハウジング31C 内で固定コア32C およ
び軸受部材58間には、可動コア33が収納される。こ
の可動コア33には、一端が軸受部材58で摺動可能に
支承されるとともに他端が固定コア32C 内に挿入され
るロッド60が同軸に固定される。しかも固定コア32
C および可動コア33間にはロッド60を囲繞するばね
34が縮設されており、可動コア33は該ばね34によ
り固定コア32C から離反する方向にばね付勢される。
【0025】弁室59内でロッド60の一端には弁孔5
4を開閉可能な半球状の弁体61が設けられており、該
弁体61はコイル35が消磁状態にある通常時には弁孔
53を閉鎖して通路45C すなわちリザーバ側接続ポー
ト27を環状溝41すなわちブレーキ装置側接続ポート
25FLから遮断させている。
【0026】各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR
ORL における電磁弁構成ユニット36O のうち、フィ
ルタ48,52、シール部材46,47、弁座部材5
4、軸受部材58および差圧弁62が設けられた弁ハウ
ジング38O に閉塞部材50で閉塞されたガイド筒30
が結合されて成るハウジング31O 、該ハウジング31
O に固設される固定コア32O 、固定コア32O に対向
してガイド筒30内に収納されるとともに弁座部材54
に着座可能な弁体61を有するロッド60が固設される
可動コア33、ならびに固定コア32O および可動コア
33間に縮設されてガイド筒30内に収納されるばね3
4は、作動部組立体64O としてそれぞれユニット化さ
れる。また常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,V
CRL のうち、フィルタ48,52、シール部材46,4
7、弁座部材54および軸受部材58が設けられた弁ハ
ウジング38C にガイド筒30が結合されて成るハウジ
ング31C 、該ハウジング31C のガイド筒30に嵌
合、固定される固定コア32C 、固定コア32C に対向
してガイド筒30内に収納されるとともに弁座部材54
に着座可能な弁体61を有するロッド60が固設される
可動コア33、ならびに固定コア32C および可動コア
33間に縮設されてガイド筒30内に収納されるばね3
4は、作動部組立体64C としてそれぞれユニット化さ
れる。
【0027】而して各作動部組立体64O …、64C
は、それらの作動部組立体64O ,64C にそれぞれ対
応して基体21に同軸に設けられた大径嵌合孔42、中
径嵌合孔43および小径嵌合孔44にそれぞれ嵌合され
ることになる。
【0028】一方、各電磁弁構成ユニット36O ,36
C の構成要素たるヨーク37、該ヨーク37で囲繞され
るボビン63、ならびにボビン63に巻装されるコイル
35は、全ての電磁弁構成ユニット36O …,36C
に共通なコイル組立体65としてユニット化されるもの
であり、該コイル組立体65には、各作動部組立体64
O …、64C …が抜き差し可能に嵌合される。
【0029】而してコイル組立体65と、押さえ板22
と、コイル組立体65との間に押さえ板22を挟む配線
部組立体74とは、複数たとえば8本のボルト24…に
より基体21に締着される。
【0030】図6を併せて参照して、コイル組立体65
は、ボビン63にそれぞれ巻装された複数のコイル35
…と、ボビン63およびコイル35をそれぞれ囲繞する
複数のヨーク37…と、複数のボルト24…をそれぞれ
挿通させるための剛性を有する金属から成る複数のカラ
ー67…とが、合成樹脂から成るモールド部68に一体
に埋封されて成るものであり、薄形の矩形ブロック状に
形成される。
【0031】押さえ板22には、上記コイル組立体65
における各コイル35…の接続端子35a,35a…に
対応する透孔71,71…と、各ボルト24…を挿通さ
せるための挿通孔72…とが穿設されており、透孔7
1,71…には、非導電性材料から成るスリーブ72,
72…を透孔71,71…内面との間に介在させて接続
端子35a,35a…が挿通され、各接続端子35a,
35a…は押さえ板22から配線部組立体74側に突出
することになる。
【0032】図7、図8および図9を併せて参照して、
配線部組立体74は、各コイル35…に一対ずつ対応す
る導電性金属板製導体としてのリードフレーム75…
と、各ボルト24…を挿通させるための剛性金属から成
る複数のカラー76…とが、合成樹脂から成るモールド
部77に埋封されて成るものであり、モールド部77に
は、配線部組立体74から突出されている複数の接続端
子35a,35a…をそれぞれ挿入させる複数の接続孔
78,78…が内端を閉じるようにして設けられる。
【0033】モールド部77の一側中央部にはカプラー
77aが一体に設けられる。また全てのリードフレーム
75,75…の一端部75a,75a…は、モールド部
77の一側中央部に集合されるものであり、接続端子と
して機能するために90度だけそれぞれねじられて、カ
プラー77a内で8列ずつ2段に配列される。
【0034】また各リードフレーム75,75…の他端
部75b,75b…は、接続孔78,78…に臨んで配
置されるとともに、接続孔78,78…に挿入される接
続端子35a,35a…に弾発接触すべく、たとえば接
続端子35aの接続孔78への挿入方向に沿う内方に向
けて挿入孔78の半径方向内方に傾斜するように形成さ
れる。
【0035】ところで、コイル組立体65における各カ
ラー67…の軸方向長さ、ならびに配線部組立体74に
おける各カラー76…の長さは、ボルト24…による締
付けによる大荷重がモールド部68,77に及ばないよ
うに設定される。
【0036】次にこの実施例の作用について説明する
と、各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL
は、コイル35の励磁により、固定コア32O から弁ハ
ウジング38O 、ヨーク37、押さえ板22、ガイド筒
30の磁性部40および可動コア33を経て固定コア3
O に至る磁束が生じ、可動コア33が固定コア32O
側に吸引されることにより弁体61が弁孔53を閉じる
ことになる。また各常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,V
CFR ,VCRL では、コイル35の励磁により、固定コア
32C から押さえ板22、ヨーク37、弁ハウジング3
C および可動コア33を経て固定コア32C に至る磁
束が生じ、可動コア33が固定コア32C 側に吸引され
ることにより弁体61が弁孔53を開くことになる。
【0037】このような電磁弁装置において、各電磁弁
OFL ,VORR ,VOFR ,VORL ,VCFL ,VCRR ,V
CFR ,VCRL における電磁弁構成ユニット36O ,36
C は、作動部組立体64O ,64C と、該作動部組立体
64O ,64C が抜き差し可能に嵌合されるコイル組立
体65とから構成されるので、基体21に各作動部組立
体64O …,64C …を組付けた状態でコイル組立体6
5を組付けることにより電磁弁装置が構成される。
【0038】すなわち各作動部組立体64O …,64C
…をコイル組立体65とは分離した状態で性能チェック
を行なうことができ、性能チェック終了後の作動部組立
体64O …,64C …を用いて電磁弁装置の組立を行な
うことができ、品質管理が容易となるとともに組付け作
業性が向上する。しかも各作動部組立体64O …,64
C …のシール性チェックをそれら64O …,64C …を
基体21に組付けた状態で行なうことができるので、コ
イル組立体65を組付けた後にも良好なシール性を確保
することができ、また各作動部組立体64O …,64C
…が基体21に組付けられた状態で、コイル組立体65
をさらに組付けるようにすることにより、コイル組立体
65の位置決めが容易である。
【0039】しかもコイル組立体65に押さえ板22を
挟んで配線部組立体74を結合することにより、各コイ
ル35…に連なる接続端子35a,35a…にリードフ
レーム75,75…の端部75b,75b…が弾発接触
するので、コイル35…およびリードフレーム75,7
5…との接続作業を特に行なう必要がなく、組付け作業
性をより向上することができる。
【0040】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基体に配
設される各電磁弁構成ユニットのボビンには、コイルの
両端に連なる一対の剛性金属材料から成る接続端子が基
体とは反対側に突出して設けられ、各接続端子を挿入さ
せる複数の接続孔を有して合成樹脂により形成されるモ
ールド部に導電製金属板から成る複数の導体が埋封され
て成る配線部組立体が各電磁弁構成ユニットに共通に結
合され、各導体の端部は、各接続孔に臨んで配設される
とともにそれらの接続孔内に挿入される接続端子に弾発
接触する形状に形成されるので、配線部組立体の各電磁
弁構成ユニットへの結合により各コイルと導体とが接続
されることになり、接続作業を特に行なう必要がなくな
って組付け作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の電磁弁装置の正面図である。
【図2】図1の2−2線矢視図である。
【図3】図1の3矢視図である。
【図4】常開型電磁弁の縦断面図である。
【図5】常閉型電磁弁の縦断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】配線部組立体の側面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【符号の説明】
21・・・基体 30・・・ガイド筒 31C ,31O ・・・ハウジング 32C ,32O ・・・固定コア 33・・・可動コア 35・・・コイル 35a・・・接続端子 36C ,36O ・・・電磁弁構成ユニット 37・・・ヨーク 39・・・非磁性部 63・・・ボビン 74・・・配線部組立体 75・・・導体としてのリードフレーム 75b・・・導体の端部 77・・・モールド部 78・・・接続孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性部(39)を介在させて円筒状に
    延びるガイド筒(30)を有するハウジング(31C
    31O )と、ガイド筒(30)の一端側に固定される固
    定コア(32C ,32O )と、固定コア(32C ,32
    O )に対向してガイド筒(30)内に収納される可動コ
    ア(33)と、ガイド筒(30)を囲繞するボビン(6
    3)に巻装されるコイル(35)と、ボビン(63)お
    よびコイル(35)を囲繞するヨーク(37)とを有す
    る複数の電磁弁構成ユニット(36C ,36O )が、各
    ハウジング(31C ,31O )に共通な基体(21)に
    配設され、各コイル(35)に導体(75)がそれぞれ
    接続される電磁弁装置において、基体(21)に配設さ
    れる各電磁弁構成ユニット(36C ,36O )のボビン
    (63)には、コイル(35)の両端に連なる一対の剛
    性金属材料から成る接続端子(35a)が基体(21)
    とは反対側に突出して設けられ、各接続端子(35a)
    を挿入させる複数の接続孔(78)を有して合成樹脂に
    より形成されるモールド部(77)に導電製金属板から
    成る複数の導体(75)が埋封されて成る配線部組立体
    (74)が各電磁弁構成ユニット(36C ,36O )に
    共通に結合され、各導体(75)の端部(75b)は、
    各接続孔(78)に臨んで配設されるとともにそれらの
    接続孔(78)内に挿入される接続端子(35a)に弾
    発接触する形状に形成されることを特徴とする電磁弁装
    置。
JP16677293A 1993-07-06 1993-07-06 電磁弁装置 Pending JPH0719362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16677293A JPH0719362A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 電磁弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16677293A JPH0719362A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 電磁弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0719362A true JPH0719362A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15837408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16677293A Pending JPH0719362A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 電磁弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719362A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970015322A (ko) 앤티로크 브레이크 시스템용 솔레노이드 밸브 및 제조방법
JP3151591B2 (ja) 電磁弁装置
JP2566726Y2 (ja) 電磁弁装置
JPH0719362A (ja) 電磁弁装置
JP2967382B2 (ja) 電磁弁装置
JP2587772Y2 (ja) 電磁弁装置
JP2967384B2 (ja) 電磁弁装置
JPH0747939A (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JP2967383B2 (ja) 電磁弁装置
JP2566725Y2 (ja) 電磁弁装置
JP2990401B2 (ja) 電磁弁装置およびボビン製造装置
JP3571513B2 (ja) ソレノイドバルブ
JPH0656575U (ja) 電磁弁装置
JPH06213349A (ja) 電磁弁装置
JPH076576U (ja) 電磁弁装置
JP2587773Y2 (ja) 電磁弁装置
JP2000264192A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH0684078U (ja) 電磁弁装置
JP3089445B2 (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JP3164334B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP3182478B2 (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JPH0752776A (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JPH07269734A (ja) 電磁弁装置
JP3164333B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置およびマウント軸の形成方法
JP3164332B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置およびマウント軸の形成方法