JPH071918B2 - デ−タ通信装置 - Google Patents

デ−タ通信装置

Info

Publication number
JPH071918B2
JPH071918B2 JP60284312A JP28431285A JPH071918B2 JP H071918 B2 JPH071918 B2 JP H071918B2 JP 60284312 A JP60284312 A JP 60284312A JP 28431285 A JP28431285 A JP 28431285A JP H071918 B2 JPH071918 B2 JP H071918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
time
information
document
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60284312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62144442A (ja
Inventor
修一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP60284312A priority Critical patent/JPH071918B2/ja
Priority to GB8629890A priority patent/GB2185362B/en
Priority to US06/942,373 priority patent/US4823376A/en
Priority to DE3642969A priority patent/DE3642969C2/de
Priority to FR8617587A priority patent/FR2591835B1/fr
Publication of JPS62144442A publication Critical patent/JPS62144442A/ja
Publication of JPH071918B2 publication Critical patent/JPH071918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はデータ通信装置、とくに通信可能時間を超えて
通信のできない通信方式に適用可能なデータ通信装置に
関する。
従来技術 通常の有線または無線通信方式で通信時間に制約のある
ものは、一般にはたとえば、コイン式またはカード式の
有料公衆電話機があり、無線方式では、通信時間に制約
を設けることによって電波の有効利用を図るシステム、
たとえばMCA(マルチチャネルアクセス)方式がある。
これらの方式では、通信可能時間が経過すると、通信接
続が強制的に切断される。
MCA方式では、所定の長さの通信時間が経過すると、通
信接続が強制的に切断される。
公衆電話機による通話では、通話可能時間は、周知のよ
うに投入したコインの量、すなわち金額に依存する。通
話可能時間の残りが所定の量、たとえば残余度数が1度
数になると、残り時分が少ない旨を通話者に予告する可
聴音の警告信号が回線に送出される。コインを追加投入
すれば、通信可能時間が延長される。追加投入しない
と、通信可能時間の経過とともに回線接続が切断されて
しまう。
そこでこのような通信方式でファクシミリ通信を行なう
と、通信の途中、たとえば原稿のあるページを送信中に
回線接続が切断されてしまうことがある。原稿の残りの
部分を送信したいときには、改めて呼接続を要求する操
作を行なわなければならない。この操作には、通信相手
先の識別情報(加入者番号)の送出、読取部への原稿の
セット、送信する際の線密度の設定などの様々な手操作
が含まれる。これらの操作は、最初に原稿を送信すると
きに行なったものとほとんど同じでよく、したがって操
作者にとって、通信の切断ごとにこれを行なうことは、
かえって煩わしいばかりでなく、全体としての通信時間
が長びき、装置の運用性が低下する。
再送信に際して原稿を再度読取部にセットすることは煩
雑である。とくに、原稿のどの部分まで前の通信で送信
済みであるかを判断することが困難である。しかも、そ
れが判断できても、その次の部分から再送信を開始する
と、受信側では、前の通信で受信した情報と再開後の通
信で受信した情報との間の継続性を判断することが難し
い。すなわち、その間に情報の欠落があったか否か、ま
た前の通信の情報と再通信の情報が同じ原稿の一連性の
ある情報か否かを判断することは、困難である。
そこで、このような通信時間に制約がある通信システム
においても情報が確実に、しかも効率的に送信され、シ
ステム全体が効率的に使用される方式が要求される。
目 的 本発明はこのような要求に鑑み、簡単な操作で情報を確
実に送信できるデータ通信装置を提供することを目的と
する。
構 成 本発明は上記の目的を達成させるため、通信可能時間を
超えて通信のできないデータ通信装置において、通信の
開始から経過時間を計数して所定の時限を監視する時限
手段と、未送信情報の残存を検出する検出手段と、前記
時限手段が前記所定の時限に達すると、前記検出手段の
検出結果に基づいて通信を続行するか或いは終了するか
を判定する判定手段とを有し、通信を終了するものと判
定された場合には、所定の通信終了手順を進めて通信回
線を切断し、次に通信が再開された際に、前記未送信情
報の送信を実行することを特徴としたものである。
なお本明細書において用語「データ」は、狭義のディジ
タルデータのみならず、たとえばファクシミリ情報など
のアナログ形式の画情報や、音声情報などをも含む広義
に解釈するものとする。以下、本発明の一実施例に基づ
いて具体的に説明する。
コイン投入式やカード挿入式の一般の公衆電話機にファ
クシミリ装置を接続してファクシミリ通信を行なうこと
ができる。また、コイン投入やカード挿入による料金精
算によって通信可能時間や度数に制約を課す制御機構を
ファクシミリ装置に設けることによって通信時間を制約
したファクシミリ通信を行なうことができる。後者の場
合、ファクシミリ機能とコイン式またはカード式公衆電
話機能が単一の装置に配備されたシステムであり、有料
の公衆電話機としてファクシミリ通信や音声通信を行な
うことができる。
こうしたシステムでは、通話可能時間は投入したコイン
の金額やコードに記録された残額に依存する。通話可能
時間の残りが所定の度数になると警告信号が回線に送出
される。通信をさらに継続したいときは、コインを追加
投入すれば、通信可能時間が延長されるが、追加投入し
なければ、通信可能時間の経過とともに回線接続が切断
される。
従来の方式によるファクシミリ装置には、原稿読取部に
おいて原稿が搬送され、原稿情報を送信中に通信が切断
されると、原稿はその読取部から排出される方式のもの
がある。このように原稿が排出されてしまうと、未送信
部分を次に送信したいとき、その未送信部分が定かでな
くなってしまう。また、未送信部分を受信するときは、
改めて原稿を読取部に設定し、相手先加入者番号の送
出、送信線密度の設定などの様々な手操作を行なわなけ
ればならなかった。
しかし本実施例では、原稿情報の送信中に通信が切断さ
れたときは、原稿は、未送信部分を残してそのままの位
置で読取部に保持しておく。次に、残存原稿を送信する
際は、読取部の保持されている原稿を所定の量だけ逆方
向に搬送し、改めてその位置から原稿情報の送信を開始
する。再送信のときは、最初の接続設定のときより少な
い操作、たとえば1回ないし2回程度のボタン操作によ
り自動的に同じ着信先に再呼し、通信網に接続を要求す
る。これによって、利用者の操作の簡便化を図り、確実
な情報伝達を実現している。
第1図を参照すると、本発明によるデータ通信装置の実
施例では、ファクシミリ装置100は回線インタフェース
(I/F)130を有し、これを通して回線に接続される。回
線は本実施例ではたとえば、電波の使用に時間的制約が
あるMCA通信方式回線か、または投入コインの量やカー
ドの記録残高に応じた通話時分を許容する公衆電話機回
線でよい。本発明はしかし、これらの通信方式に限ら
ず、通信時間に制約のある無線、有線のあらゆる通信シ
ステムに効果的に適用される。
回線インタフェース130からの信号線102は、変調機104
およびバッファ106を介して符号化器108に接続されてい
る。バッファ106は、送信すべきファクシミリデータを
一時蓄積するメモリである。変調器104は、送信すべき
ファクシミリ信号を所定の変調方式で変調する変調装置
である。符号化器108は、送信するファクシミリ信号を
フレーム化して所定の符号化方式に従って圧縮符号化す
る符号化回路である。
送信するファクシミリデータは、読取部116の光電変換
素子324で原稿300(第3図および第4図)からラスタ走
査にて順次読み取られ、ラインバッファ118に1副走査
ライン単位で格納される。これは、ラインバッファ118
から符号化器108に順次読み出され、符号化器108を通し
てバッファ106に転送される。
読取部116は、その機構部分を第3図に示すように、原
稿トレイ302の上に載置された原稿300が分離ローラ322
により1枚ごとに分離され、搬送ローラ306により順次
読取り位置P2の方へ搬送される。読取り位置P2には、タ
ーゲットガラス312の下方に蛍光管308が配設され、その
発光光326が原稿300の画情報担持面で反射され、ミラー
310を介して光電変換素子324に入射するように構成され
ている。ターゲットガラス312の上には、これを覆うよ
うに原稿押え板318が配設され、その間の間隙を原稿300
が通過して排紙ローラ316によって原稿排紙トレイ314に
排出される。
原稿300は、パルスモータ(PM)132(第1図)によって
駆動される搬送ローラ306により通常は矢印A1の方向に
搬送される。また通信切断後の再送信の際は、搬送ロー
ラ306が逆方向に駆動され、矢印A2の方向に所定量だけ
搬送されるように構成されている。パルスモータ132
は、パルスモータ駆動部134によって駆動され、後者
は、システム制御部136によって制御されるパルスモー
タ制御138によって制御される。
原稿300の搬送方向における分離ローラ322の直前には、
原稿センサ304が配設されている。原稿センサ304は、フ
ォトインタラプタ型または限界スイッチ型の検出器であ
り、原稿300のスタック、すなわち次に送信すべき原稿
の有無を検出する。また搬送ローラ306の後方には、や
はりフォトインタラプタ型の原稿センサ320が配設され
ている。
原稿センサ320は、第4図に拡大して示すように、原稿
読取り位置P2から所定の距離だけ搬送方向A1の前方に配
設され、読取り位置P2から所定の距離を超える長さの原
稿300が存在するか否かを検出する機能を有する。この
検出は、通信の開始から所定の時間が経過したときに、
センサ320の出力によって原稿300の後端330がセンサ320
の位置に存在するか否かを識別することによって行なわ
れる。原稿300の後端330の通過が検出されると、その時
点から高々、この所定の距離に相当する副走査ライン数
だけ原稿300を搬送すれば送信すべきメッセージが終了
することを後述すのシステム制御部136が判定すること
ができる。
本実施例では、原稿300の未送信情報量の判定に原稿読
取り位置P2を規定するセンサ320を利用しているが、こ
のようにしないで、別な検出手段を配設するなど、原稿
300における未送信情報の量を判別する他の手段を利用
してもよい。
なお本装置100は、回線からファクシミリデータを受信
してこれを記録媒体に可視情報として記録する受信機能
を有していてもよい。しかしこの受信機能は、本発明の
理解に直接関係ないので、ここでは図示を省略し、詳細
な説明を避ける。
符号化器108には画信号変換部124を介して文字発生回路
(CG)126が接続されている。画信号変換部124は、文字
発生回路126の発生する文字パターンデータを画信号に
変換する回路である。本装置内で生成する文字データを
回線インタフェース130から送信する場合、画信号変換
部の出力は符号化器108を通してバッファ106に転送され
る。文字発生回路126は、システム制御部136からの文字
データに応じた文字パターンデータを発生する通常の文
字発生器でよい。
信号線102はまた、手順信号検出部110および手順信号送
出部112に接続されている。手順信号検出部110は、たと
えばCCITT勧告によるG3ファクシミリ伝送制御手順など
のファクシミリ伝送制御手順で相手局から回線インタフ
ェース130に受信された手順信号を検出する機能を有す
る。手順信号送出部112は、システム制御部136の制御の
下に、ファクシミリ伝送制御手順で相手局に回線インタ
フェース130から送信する手順信号を回線インタフェー
ス130に送出する機能部である。
これらの本装置内各部の機能や動作は、システム制御部
136によって統括、制御される。システム制御部136は、
本実施例ではたとえばマイクロプロセッサなどの処理装
置(CPU)141を有する処理システムによって有利に構成
される。その記憶装置には、後述のように通信可能時間
の経過により切断された通信を再開するのに必要な操作
情報を保持するための操作メモリ144が設けられてい
る。操作メモリ144には、そのような操作情報としてた
とえば、送信する際の線密度の設定値などが保持され
る。
システム制御部136にはまた、ダイヤルメモリ150が接続
されている。これは、通信相手先の識別情報(加入者番
号)を保持する記憶装置である。ダイヤルメモリ150に
はダイヤル送出部152が接続され、その出力154は回線に
接続されている。ダイヤル送出部152は、ダイヤルメモ
リ150の保持データに従ってダイヤルパルスまたはMF信
号の形で被呼者選択信号を回線に送出する回路である。
システム制御部136はまた、タイマ146を有していてもよ
い。これは、発信の場合、相手局を呼び出して通信開始
状態になると起動され、その通信に割り当てられた所定
の通信可能時間T(第2図)内における通信時間の経過
を計数する計数機能部である。
システム制御部136には操作部140が接続されている。操
作部140は、本装置に指示を与える手操作ボタン、たと
えば送信開始、同停止、リセット、電源入切、コピー指
示などのボタンの他に、たとえば送信相手先の加入者番
号などの着信者識別情報を入力するキー、たとえばテン
キーなどの操作機構を有する操作装置部である。
この他に本実施例では、一旦切断された通信を、同じ着
信者に再呼して接続を交換網に要求するすることによっ
て再開させる指示を与える「再通信」ボタン142を有す
る。操作部140にはまた、たとえば送信すべき原稿300が
残存しているときに残存通信時間の不足により接続が切
断された場合、その旨を使用者に表示する表示機能を有
していてもよい。この表示は、可視表示でも、また音声
による可聴表示でもよい。
ところで通信時間が制限されている通信システムでは、
1単位のメッセージの送信中に接続が強制切断されるこ
とがある。本実施例では、たとえば第5図に示すよう
に、原稿300の長さL1の部分300aが送信されて接続が復
旧されると、残りの長さL2の部分300bは、操作部140の
再送信ボタン142を操作して送信することができる。そ
の際、原稿300が所定の長さL3だけ逆方向A2に搬送さ
れ、前半部分300aの末尾部分300cの原稿情報を再度送信
する。同図における斜線部分300cが再通信で重複して送
信される部分である。この場合受信側では、末尾部分30
0cおよび後半部分300bは前半部分300aと同じ頁の記録紙
に続いて記録してもよく、また別な頁の記録紙に改めて
記録してもよい。
本実施例では、送信側から後半部分300bの送出の際、そ
れに先立って、それが前半部分300aの続きである旨を示
す文字、記号などの付加情報を画情報として作成して送
信するように構成してもよい。受信側では、これが後半
分300bの記録に先立って記録紙に記録される。または、
後半部分300bの一部が付加情報で置換されて記録紙に記
録される。これによって利用者は、中断された原稿300
の前半部分300aの続きの部分300bを受信したことを識別
することができる。
勿論、原稿300の長さが通信可能時間Tで送信しきれな
いほど長い場合は、上述の通信切断以降の送信操作を繰
り返せばよい。
第2図を参照して、本装置がCCITT勧告のG3ファクシミ
リ伝送制御手順に従って典型的な複数ページの原稿のフ
ァクシミリ送信を行なう呼接続フローを説明する。この
例の場合、本装置は送信局TXとして機能する。受信局RX
はは本装置であっても、他の装置であってもよい。
ファクシミリ通信を行なう場合まず、操作部140のテン
キーを操作して着信加入者番号を入力する。また、送信
の際の線密度を、たとえば3.85本/mmまたは7.7本/mmに
設定する。これらの設定値は、システム制御部136に入
力され、加入者番号はダイヤルメモリ150に、また線密
度は操作メモリ144にそれぞれ格納される。
送信局TXのシステム制御部136は、回線インタフェース1
30から回線に起呼し、ダイヤルメモリ150の蓄積情報に
基づいてダイヤル送出部152に選択信号を送出させる。
そこで手順信号送出部112から回線インタフェース130を
通して受信局RXを呼び出す。この呼出しは、自動モード
であれば呼出信号の送出によって行なわれる。呼出信号
に応答して受信局RXは、CED(被呼局識別)信号を送信
局TXに返送し、これに続けてDIS(ディジタル識別)信
号を返送する。手動モードであれば送信局TXから音声信
号による呼出しが行なわれ、受信局RXでは操作ボタンの
操作によりこれに応答する。
受信局RXからのCED信号を確認後送信者は操作部140の開
始ボタンを操作する。送信局TXのシステム制御部136
は、相手局の呼出しとともにタイマ146を起動する。こ
れによって既通信時間の計数が開始される。送信局TXの
手順信号検出部110はCEDおよびDIS信号を検出し、シス
テム制御部136はこれに応答して前述と同様にしてDCS
(ディジタル命令)信号を送出する。その後、通常のフ
ァクシミリ伝送制御手順に従って所定のモデムトレーニ
ング用パターン信号を受信局RXに受信して、受信局RXの
変復調装置のトレーニングを行なう。受信局RXがトレー
ニングを終了すると、CFR(受信準備確認)信号を送信
局TXに返送する。
送信局TXでは手順信号検出部110にてCFR信号を検出する
と、システム制御部136は、パルスモータ制御部138を制
御して読取部116のパルスモータ132を駆動し、操作メモ
リ144に設定されている線密度設定値をパルスモータ制
御部138に設定する。これによって、その線密度にて原
稿300の画情報の読取りが開始される。原稿300から光電
変換素子324にて読み取られた画情報すなわちメッセー
ジは、ラインバッファ118,符号化器108,バッファ106お
よび変調器104を介して圧縮符号化され、伝送フレーム
に組み立てられ、変調されて回線インタフェース130か
ら回線に送出される。
受信局RXでは、このメッセージを受信して復調し、デフ
レームして符号再生し、最終的には記録紙にハードコピ
ーとしてその記録部からこれを出力する。
一般に受信の最初には、発信元情報や日時情報が記録さ
れる。これは、たとえば特開昭54-106110に記載の送信
元表示機能が有利に適用される。その際システム制御部
136は、符号化器108を画信号変換部124に接続する。送
信元のデータは、送信局TXのシステム制御部136やタイ
マ146からの指示により必要なメッセージが組み立てら
れ、文字発生回路126でドットパターンデータとして展
開され、送信される。受信局RXではこれを通常のメッセ
ージと同様にして記録部で記録紙に記録する。
本実施例では、こうして1単位分、すなわち本実施例で
は1ページ分の画情報メッセージが送信局から伝送され
る。次の送信原稿が存在しないときは、送信局TXのシス
テム制御部136は、終了処理でEOP(手順終了)信号を送
出し、受信局RXはこれに応答してMCF信号を返送する。
送信局のTXは、MCF信号を検出するとDCN(切断命令)信
号を受信局RXへ返送し、この接続を復旧させる。
ところでその間、送信局TXのシステム制御部136はタイ
マ146の計数値を監視している。この計数値すなわち既
通信時間が、通信可能時間Tより若干短い所定の基準値
に達すると、システム制御部136は、読取部116に原稿30
0が残存しているか否かを判断する。これは、その時点
で読取部116のセンサ320からの出力をシステム制御部13
6に取り込み、それが位置P1での原稿300の存在を示して
いるか否かを判断することによって行なわれる。上述の
基準値は、その後、後述のEOP1信号の送出を含む終了処
理を行なうのに必要な長さに設定される。
残存メッセージ、すなわち所定の長さ以上の原稿300の
存在をセンサ320が検出していないと判定すると、シス
テム制御部136はそのとき送信中のメッセージの最終ま
で送信を続ける。すなわち、原稿300の最終端部330まで
画情報が読取部116にて読み取られ、送信されている。
これを終了すると、送信局TXのシステム制御部136は、
通常の終了処理を行なう。すなわち、EOP信号を送出
し、受信局RXはこれに応答してMCF信号を返送する。送
信局のTXは、MCF信号を検出するとDCN信号を受信局RXへ
返送し、この接続を復旧させる。これらは、残存時間内
で行なわれる。
残存メッセージ、すなわち所定の長さ以上の原稿300の
部分の存在をセンサ320が検出していると判定すると、
システム制御部136はそのメッセージの送信を中止し、
通常の終了処理におけるEOP信号とは異なるEOP1信号を
送出する等の必要な終了処理を行なって、最終的には呼
接続を復旧する。このときシステム制御部136はパルス
モータ制御部138を制御してパルスモータ132を停止し、
これによって原稿300は、後半部分300bを残したまま読
取部116にそのまま残留する。
そこで送信者は、操作部140の再送信ボタン142を操作す
る。システム制御部136はこれに応動して、再呼の制御
を行ない、ダイヤルメモリ150に格納されている着信者
の選択数字をダイヤル送出部152に転送して上述の起呼
動作を再度実行する。この選択信号の送出中システム制
御部136は、パルスモータ制御部138に指示してパルスモ
ータ132を逆回転させ、搬送ローラ306を逆回転方向に駆
動する。これによって原稿300は、矢印A2の方向に所定
の長さL3だけ搬送される。また、操作メモリ144の線密
度設定値をパルスモータ制御部138に設定する。以下の
動作は、前述したファクシミリ呼接続の設定と同様の手
順で進行する。
こうして通信系において再接続が設定され、モデムトレ
ーニングが終了すると、第2図に示すように、メッセー
ジ信号の冒頭に前半部分300aの末尾部分300cの画情報が
送信される。なおシステム制御部136は、発信元情報の
送出の場合と同様にして、画信号変換部124および文字
発生器126を制御し、前述の付加情報、すなわち、これ
より原稿300の後半部分300bのメッセージを送信する旨
の情報を送出してもよい。これは、文字発生器126で文
字列データとして生成され、画信号変換部124によって
画情報パターンに変換されて送信される。これは受信局
RXで受信され、通常の画情報と同様に記録紙に記録され
る。なお、前述した原稿300の逆方向の搬送は、通信系
において相手局への接続設定が完了し、伝送制御手順を
実行中にこれを行なうように構成してもよい。いずれに
せよ原稿300は、再送信ボタン142の操作からメッセージ
の送出開始までの間にシステム制御部136の制御の下に
逆方向A2に搬送される。
これからわかるように、最初の接続設定では、操作者は
被呼加入者番号を入力するキー操作を行なうが、以降の
再接続では、再送信ボタン142を操作するだけでよい。
したがって操作が非常に簡略である。勿論、操作部140
に再送信号ボタンを設けなくても、たとえばテンキーな
どのボタンの操作を組み合わせることによって、最初の
接続設定操作より少ない操作数で、また原稿300を読取
部116に再セットすることなく、同じ着信者に原稿300の
続きの部分300bおよびその直前の部分300cを送信するよ
うに構成してもよい。
ところで従来の方式では、原稿送信中に通信可能時間の
経過により送信を終始し、改めて再通信によりその次の
原稿部分から送出すると、受信者は、前半の受信と後半
の受信との間に情報の欠落があったのではないかという
不安が残る。また、原稿読取部は一般にパルスモータを
使用しており、送信を中止した際、パルスモータ機構系
の誤差や、その間の振動などにより原稿が若干移動して
しまうことがある。このような原因により、従来の装置
では、1ラインないし数ライン分の画情報の脱落が生ず
る危険性があった。
本実施例では、これに対する対策として、再通信の際、
次の原稿部分の送信に先立って前に送信した原稿部分の
末尾を重複して再送するように構成されている。したが
って本発明の実施例では、再送する重複部分300cの長さ
L3がこの数ライン分を含むように設定されていればよい
ことがわかる。これによって受信者は、この重複部分を
認識できるとともに、読取部の機構系などから生ずる不
都合も解消される。
図示の実施例では、CCITT勧告G3ファクシミリの標準的
な伝送手順について本発明を説明したが、同G2ファクシ
ミリなど他の伝送手順に従うファクシミリや、他のデー
タ伝送にも本発明は効果的に適用される。また本発明
は、通信可能時間の経過による通信の復旧のみならず、
未送信情報が残存したまま通信が切断される可能性のあ
るあらゆる通信系に効果的に適用される。
また上述の実施例は、読取部118から直接原稿300の画情
報を読み取って送信するものであったが、メモリに保持
された情報から所定の単位のメッセージを送信するよう
なシステムにも本発明は効果的に適用される。その場
合、メモリから情報を読み出すアドレスを管理すること
で情報の残存を判定することができる。つまり、送信す
べき情報が記憶されている最終アドレスと現在送信中の
情報のアドレスとを比較することで残存情報の存否が判
別される。メモリにおけるこの残存情報の先頭アドレス
を保持し、次の通信再開ではそのアドレスより所定の値
だけ遡ったアドレスの記憶位置から情報の送信を開始す
るように構成してもよい。
効 果 本発明によれば、通信時間長が制約されているデータ通
信方式において、通信中に切断されたとき、送信局で未
送信情報が残存すれば、次の再呼接続で、前に送信した
情報と重複させてこれを送信することができる。またそ
の際、先の通信接続にて設定された条件を保持し、次の
再送信の際にこれを使用する。これによって、再送信の
操作が簡略化され、情報を確実に送信することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデータ通信装置の実施例を示す機
能ブロック図、 第2図は、第1図に示す実施例において、CCITT勧告のG
3ファクシミリ伝送制御手順に従ってファクシミリ送信
を行なう呼接続フローの例を示すフロー図、 第3図は、第1図に示す実施例における読取部の機構部
分の構成例を示す説明図、 第4図は、第3図の一部を拡大して示す説明図、!第5
図は送信原稿の例を示す説明図である。 主要部分の符号の説明 112……手順信号送出部 116……読取部 126……文字発生回路 132……パルスモータ 136……システム制御部 138……パルスモータ制御部 140……操作部 141……CPU 142……再通信ボタン 144……操作メモリ 146……タイマ 150……ダイヤルメモリ 152……ダイヤル送出部 304,320……原稿センサ 306……搬送ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信可能時間を超えて通信のできないデー
    タ通信装置において、 通信の開始から経過時間を計数して所定の時限を監視す
    る時限手段と、 未送信情報の残存を検出する検出手段と、 前記時限手段が前記所定の時限に達すると、前記検出手
    段の検出結果に基づいて通信を続行するか或いは終了す
    るかを判定する判定手段とを有し、 通信を終了するものと判定された場合には、所定の通信
    終了手順を進めて通信回線を切断し、次に通信が再開さ
    れた際に、前記未送信情報の送信を実行することを特徴
    とするデータ通信装置。
JP60284312A 1985-12-16 1985-12-19 デ−タ通信装置 Expired - Fee Related JPH071918B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60284312A JPH071918B2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19 デ−タ通信装置
GB8629890A GB2185362B (en) 1985-12-16 1986-12-15 Time limited data communication system
US06/942,373 US4823376A (en) 1985-12-16 1986-12-16 Time limited data communication system
DE3642969A DE3642969C2 (de) 1985-12-16 1986-12-16 Faksimilesystem mit einem Münz-Faksimilesender
FR8617587A FR2591835B1 (fr) 1985-12-16 1986-12-16 Systeme de transmission de donnees avec limitation dans le temps

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60284312A JPH071918B2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19 デ−タ通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62144442A JPS62144442A (ja) 1987-06-27
JPH071918B2 true JPH071918B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=17676912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60284312A Expired - Fee Related JPH071918B2 (ja) 1985-12-16 1985-12-19 デ−タ通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071918B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0797791B2 (ja) * 1987-11-28 1995-10-18 日本電気株式会社 公衆通信回線切断方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62144442A (ja) 1987-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1984001075A1 (en) Facsimile transmission control system
US4823376A (en) Time limited data communication system
JPS5829262A (ja) 送信済み原稿へのファクシミリ通信相手先記録方式
JPH071918B2 (ja) デ−タ通信装置
JP2822939B2 (ja) 不達返信通知機能付きファクシミリ装置
JPS62188462A (ja) フアクシミリ装置
JPS62140538A (ja) デ−タ通信装置
JPH0215778A (ja) フアクシミリ装置
JP2556306B2 (ja) デ−タ通信方式
JP3193661B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0715611A (ja) ファクシミリ装置の秘密文書送信方法
JPS59125172A (ja) フアクシミリ再送通信方式
JPH0787524B2 (ja) デ−タ通信制御装置
JP2574604B2 (ja) 画像通信装置
JPH02135865A (ja) ファクシミリ装置
KR950009599B1 (ko) 팩시밀리의 통화 요금계산 장치 및 방법
JPS62109466A (ja) フアクシミリ通信装置
JPH0535626B2 (ja)
JPS61224775A (ja) フアクシミリ送信装置
JPH0314361A (ja) ファクシミリ通信方式
JPH07162655A (ja) ファクシミリ装置
JPH10107987A (ja) 通信端末装置
JPS62145963A (ja) フアクシミリ装置
JPH0720065B2 (ja) デ−タ通信装置
JPH04281665A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees