JPH07191828A - 正規化・丸め回路 - Google Patents

正規化・丸め回路

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Publication number
JPH07191828A
JPH07191828A JP5330441A JP33044193A JPH07191828A JP H07191828 A JPH07191828 A JP H07191828A JP 5330441 A JP5330441 A JP 5330441A JP 33044193 A JP33044193 A JP 33044193A JP H07191828 A JPH07191828 A JP H07191828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rounding
bits
output
normalization
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5330441A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuyuki Okamoto
冬樹 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH07191828A publication Critical patent/JPH07191828A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】浮動小数点演算において、正規化処理と丸め処
理とを並列に実行する。 【構成】浮動小数点演算では正規化処理と丸め処理が必
要である。従来例の浮動小数点データ形式においては、
もしも正規化シフト処理が、3ビット以上のシフトであ
る場合には、シフト後のLSBも必ず0になるので、丸
めで1を加えるという処理は該ビットに1を付加するだ
けであって、丸め加算処理をおこなう必要はない。そこ
で正規化前のデータに対して、正規化シフトが3ビット
以上なのか否かに応じて、3ビット以上ならば、正規化
シフタの出力を選択的に出力し、2ビット以下ならば、
2ビット以下のシフタを経由して、丸め器(+1加算
器)にデータを送出する。最後に適切な方を選択して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浮動小数点演算装置中の
正規化・丸めを実行する回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】浮動小数点演算では、正規化されていな
いデータにたいして、正規化、および丸め処理を施すこ
とが必要である。正規化とは、仮数部の最上位桁を非0
値にし、それに応じて指数の値も変更する処理である。
また丸めとは、いわば”四捨五入”や、”切り上げ”
や”切り捨て”に相当する処理である。
【0003】浮動小数点データ形式の一例を図2に示
す。以後は図2の形式を想定して従来例、及び発明の説
明を行う。図2のデータ形式は、1ビット長の符号部s
gn、11ビット長の指数部e、56ビット長の仮数部
fをもつ。sgnは0のとき正、1のとき負を示す。f
の最下位3ビットはガードビット(Gビット)、ラウン
ドビット(Rビット)、及びスティッキビット(Sビッ
ト)と呼ばれる。スティッキビットは、Rビットより下
位に位置する全ビットの論理和である。
【0004】従来の正規化・丸め回路の構成例を図4に
示す。以下図4をもとに従来回路の説明をする。
【0005】被正規化データの仮数部401は、プライ
オリティエンコーダ402の入力となる。
【0006】プライオリティエンコーダ402は被正規
化データノ仮数部401に対して、その最上位桁から数
えてゼロが何桁連続して並んでいるか(リーディングゼ
ロ数と呼ぶ)をエンコードする。
【0007】このリーディングゼロ数408をシフト量
として正規化シフタ403は被正規化データの仮数部4
01をシフトする。このときシフトの対象となるのは、
Sビット以外の55ビットである(Sビットはシフトし
ない)。正規化された仮数部404は加算回路405の
入力となる。
【0008】加算回路405は、正規化された仮数部4
04のG,R,Sビット、及び被正規化データの符号部
406から、被正規化データの仮数部401に対して丸
めを行う。通常、丸めには4種類のモードがあり、それ
ぞれRN(最近値への丸め)、RP(正方向丸め)、R
M(負方向丸め)、RZ(零方向丸め)と呼ぶ。この丸
めモード407に応じて、加算器が丸めをおこなう。
【0009】加算器は、具体的には図3に示した規則に
したがってLSBに1を加算するという操作をおこな
い、正規化・丸めされた仮数部409を出力する。
【0010】なお指数部の正規化はプライオリティエン
コーダの出力を、非正規化データの指数から減じること
で実現できる。しかし、指数については本発明と直接の
関係が無いために、その説明は省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の正規化・丸め回
路は、正規化処理部(プライオリティエンコーダと正規
化シフタ)と加算回路が直列に接続されている。正規化
シフトにおけるシフト量は、0〜55であり、このよう
な長いシフト量のシフトを実現するシフタは、当然のそ
の遅延時間は長い。
【0012】また、加算回路は、LSBに1を加えるこ
とで発生する桁上げの伝播の計算に時間がかかり、高速
な加算を実現することが、難しいことが知らている。
【0013】このように遅延時間の長い回路が2個直列
接続されているので、従来構成の正規化・丸め回路は、
その処理時間が長いという欠点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による正規化・丸
め回路は、被正規化データの仮数部を入力とする第1の
プライオリティエンコーダと、前記第1のプライオリテ
ィエンコーダの出力をシフト量として前記被正規化デー
タの仮数部をシフトする第1の正規化シフタと、前記第
1の正規化シフタの出力と、前記被正規化データの符号
部と、丸めモードとを入力とするLSB変更回路と、前
記被正規化データの仮数部の上位3ビットを入力する第
2のプライオリティエンコーダと、前記第2のプライオ
リティエンコーダの出力をシフト量として前記被正規化
データの仮数部をシフトする第2の正規化シフタと、前
記第2の正規化シフタの出力と、前記被正規化データの
符号部と、前記丸めモードとを入力とする加算回路と、
前記LSB変更回路の出力と前記加算回路の出力とを入
力とし、前記第2のプライオリティエンコーダの出力を
制御信号とするセレクタとから構成されることを特徴と
する。
【0015】
【作用】もしも正規化シフトにおいて、そのシフト量が
3ビット以上であったならば、シフト後のGビット、R
ビット、LSBはいずれも0である。したがって、丸め
処理は以下のようになる。
【0016】RN……単に、G,R,Sをきりすてる。
【0017】RP……(sgn、S)=(0、1)なら
ばLSBに1を加える。LSBは0であるから、この加
算によって桁上がりは生じない。G,R,Sはきりすて
る。それ以外のときはG,R,Sをきりすてる。
【0018】RM……(sgn、S)=(1、1)なら
ばLSBに1を加える。LSBは0であるから、この加
算によって桁上がりは生じない。G,R,Sはきりすて
る。
【0019】それ以外のときは、単に、G,R,Sをき
りすてる。
【0020】RZ……単に、G,R,Sをきりすてる。
【0021】これからわかるように、シフト量が3ビッ
ト以上であった場合には、丸め処理はLSBを1にする
処理とG,R,Sを切り捨てる処理だけである。すなわ
ち実質的には加算処理は行わなくて良い。一方シフト量
が2以下であるときには、桁上がりを生じる加算処理が
必要となる。
【0022】本発明では、正規化シフト量が3以上の場
合と2以下の場合とに対応した2つの正規化・丸めデー
タパスを設け、出力直前の段階で適切な方を選択的に出
力する構成をとる。
【0023】3ビット以上のシフトをおこなう第1の正
規化シフタの出力には、必要に応じてLSBを1にする
LSB変更回路を接続する。LSB変更回路は、LSB
を1にするだけの処理をする回路で、加算回路とちがっ
て桁上げ計算をしなくて良いので、その処理時間は短
い。
【0024】また上位3ビットのみについて、そのリー
ディングゼロ数をカウントする第2のプライオリティエ
ンコーダを設け、さらに、その出力をシフト量として被
正規化データの仮数部をシフトする第2の正規化シフタ
を設ける。第2の正規化シフタは、2ビット以上のシフ
トしかおこなわないので、その処理時間は、従来構成に
おける正規化シフタの処理時間よりも、短い。第2の正
規化シフタの出力部には加算回路を接続し、丸めをおこ
なう。この加算は桁上がりを発生する計算であり、LS
Bに1を加えるか否かの判定は、従来構成と同じく図3
の規則に従う。
【0025】最後にセレクタによってLSB変更回路の
出力か、加算回路の出力かが選択される。
【0026】このような構成をとると、長いシフト量の
シフタと桁上げ計算を必要とする加算回路とを直列に接
続する必要が無いので、全体として高速な処理が実現で
きる。
【0027】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図を示す
ものである。
【0028】まず第1のプライオリティエンコーダ10
2は被正規化データの仮数部101を入力して、そのS
ビットを除くすべてのビットに対して第1のリーディン
グゼロ数103を出力する。第1の正規化シフタ104
は前記第1のリーディングゼロ数103をシフト量とし
て、被正規化データの仮数部101をシフトし、正規化
する。このときシフトの対象となるのは、Sビット以外
の55ビットである(Sビットはシフトしない)。
【0029】LSB変更回路109は、次の論理にした
がって、動作する。
【0030】RN……単に、G,R,Sをきりすてる。
【0031】RP……(sgn、S)=(0、1)なら
ばLSBに1を加える。LSBは0であるから、この加
算によって桁上がりは生じない。G,R,Sはきりすて
る。それ以外のときはG,R,Sをきりすてる。
【0032】RM……(sgn、S)=(1、1)なら
ばLSBに1を加える。LSBは0であるから、この加
算によって桁上がりは生じない。G,R,Sはきりすて
る。
【0033】第2のプライオリティエンコーダ105は
前記被正規化データの仮数部の上位3ビット114を入
力して、第2のリーディングゼロ数105を出力する。
第2の正規化シフタ106は第2のリーディングゼロ数
106をシフト量としてシフトをおこなう。ここで、シ
フト量は2以下である。加算回路108は、被正規化デ
ータの符号部111と丸めモード112とを入力し、図
4の論理にしたがって加算をおこなう。
【0034】最後のセレクタ110は、第2のリーディ
ングゼロ数106を制御信号とし、もしも正規化シフト
量が3以上であったなら、LSB変更回路109の出力
を選択的に出力し、もしも正規化シフト量が2ビット以
下であったなら、加算回路108の出力を、選択的に出
力し、正規化・丸めされた仮数部113とする。
【0035】
【発明の効果】従来構成の遅延時間=プライオリティエ
ンコーダの遅延時間 +シフト量0〜54のシフト遅延時間 +丸め加算の遅延時間 であるのに対し、 本発明回路の遅延時間=第1のプライオリティエンコー
ダの遅延時間 +シフト量が3〜54のシフタの遅延時間 +LSBを1に変更するのに要する遅延時間 または、 =第2のプライオリティエコーダの遅延時間 +シフト量が0〜2のシフタの遅延時間 +丸め加算の遅延時間 であるから、本発明によって高速な処理が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正規化・丸め回路の一実施例を示す図
である。
【図2】本発明、従来例にて使用される浮動小数点デー
タ形式を示す図である。
【図3】加算回路の動作を示す図である。
【図4】従来構成の正規化・丸め回路を示す図である。
【符号の説明】
101,401 被正規化データの仮数部 102 第1のプライオリティエンコーダ 103 第1のリーディングゼロ数 104 第1の正規化シフタ 105 第2のプライオリティエンコーダ 106 第2のリーディングゼロ数 107 第2の正規化シフタ 108,405 加算回路 109 LSB変更回路 110 セレクタ 111,406 被正規化データの符号部 112,407 丸めモード 113,409 正規化・丸めされた仮数部 402 プライオリティエンコーダ 403 正規化シフタ 404 正規化された仮数部 408 リーディングゼロ数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被正規化データの仮数部を入力とする第
    1のプライオリティエンコーダの出力をシフト量として
    前記被正規化データの仮数部をシフトする第1の正規化
    シフタと、前記第1の正規化シフタの出力と、前記被正
    規化データの符号部と、丸めモードとを入力とするLS
    B変更回路と、前記被正規化データの仮数部の上位3ビ
    ットを入力する第2のプライオリティエンコーダと、前
    記第2のプライオリティエンコーダの出力をシフト量と
    して前記被正規化データの仮数部をシフトする第2の正
    規化シフタと、前記第2の正規化シフタの出力と、前記
    被正規化データの符号部と、前記丸めモードとを入力と
    する加算回路と、前記LSB変更回路の出力と前記加算
    回路の出力とを入力とし、前記第2のプライオリティエ
    ンコーダの出力を制御信号とするセレクタとから構成さ
    れることを特徴とする正規化・丸め回路。
JP5330441A 1993-12-27 1993-12-27 正規化・丸め回路 Pending JPH07191828A (ja)

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JP5330441A Pending JPH07191828A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 正規化・丸め回路

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115926A (ja) * 1988-10-26 1990-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浮動小数点正規化丸め装装置
JPH04170636A (ja) * 1990-11-02 1992-06-18 Mitsubishi Electric Corp 正規化回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970520