JPH07190343A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH07190343A
JPH07190343A JP5331724A JP33172493A JPH07190343A JP H07190343 A JPH07190343 A JP H07190343A JP 5331724 A JP5331724 A JP 5331724A JP 33172493 A JP33172493 A JP 33172493A JP H07190343 A JPH07190343 A JP H07190343A
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/02Regulating fuel supply conjointly with air supply
    • F23N1/025Regulating fuel supply conjointly with air supply using electrical or electromechanical means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な回路構成で送風負荷に対する燃焼用ファ
ンの回転数補正を行う。 【構成】バーナ6に空気を供給するファン10と、バー
ナ6の燃焼量に応じたファン6の回転数を指定する回転
数指定回路19と、ファン10の回転数を検出する回転
数検出回路20と、該検出回路20によって検出された
回転数と指定回路19によって指定された回転数とを比
較して検出回転数が指定回転数に一致するようにファン
6の回転数を制御するための電流値を指示する回転数制
御回路23と、回転数制御回路23からの電流値に応じ
てファン6を指定ファン回転数で回転させる駆動回路2
4と、ファン6に対する送風負荷の有無に応じて指定フ
ァン回転数に対する補正係数RAIR を求める補正係数設
定回路31と、補正係数を指定ファン回転数に乗じて求
められた補正回転数指示値を指定ファン回転数として回
転数制御回路23に指定する補正回転数指定回路34と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナに燃焼用の空気
を供給する燃焼用ファンと、該バーナに供給される燃料
の制御を行う比例制御弁とを備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、温度調節
ボリューム等により設定される設定温度に応じて比例制
御弁の開度が設定されてバーナに燃料が供給されると共
に、燃焼用ファンによりバーナに空気が供給されて該バ
ーナで燃料の燃焼が行われ、そして該燃焼用ファンによ
る燃焼用空気の供給量はバーナの炎の状態を検出する燃
焼検知センサの出力に応じて制御されるものが知られて
いる。。
【0003】しかしながら、かかる燃焼装置において
は、温度調節ボリュームを変化させた場合に、比例制御
弁の開度は該温度調節ボリュームの変化に素早く反応し
て変化するが、燃焼用ファンによる燃焼用空気の供給量
は、まず比例制御弁の開度の変化による炎の変化を燃焼
検知センサが検出し、該燃焼検知センサの出力変化によ
り燃焼用ファンの回転数を変化させることにより行われ
るため、温度調節ボリュームの変化に対する燃焼用ファ
ンの応答性が非常に悪いという問題点があった。
【0004】そこで、温度調節ボリュームによる設定温
度に基づいて燃焼用ファンの回転数を制御し、該回転数
に応じて比例制御弁の開度を制御することにより、温度
調節ボリュームの変化に対して比例制御弁の開度と燃焼
用ファンによる燃焼用空気の供給量とを素早く対応させ
ることのできる所謂ファン先行型の燃焼装置が提案され
ている(特公平3−59332号公報参照)。
【0005】かかる燃焼装置は、予め設定してあるバー
ナの燃焼量と燃焼用ファンの回転数との相関関係に基づ
き、回転数指定回路によって温度調節ボリュームによる
設定温度(燃焼量)に応じたファン回転数(指定ファン
回転数)をファン回転数制御回路に指定し、該ファン回
転数制御回路が該指定ファン回転数に応じた信号をファ
ン駆動回路に出力することにより燃焼用ファンを燃焼量
に応じて回転させ、また、一方においてこの時の回転数
を回転数検出回路によって検出してファン回転数制御回
路にフィードバックし、該回転数検出回路によって検出
された検出ファン回転数が前記指定ファン回転数と相違
する場合は、ファン回転数制御回路で該検出ファン回転
数が該指定ファン回転数に一致するように燃焼用ファン
の回転数を制御し、これにより空燃比を適正に維持する
ようにしたものである。
【0006】ところで、排気通路が閉塞されたり排気通
路に外部から強風が吹きつけたりすると燃焼用ファンの
送風に対して送風負荷が加えられるが、この場合、燃焼
用ファンの回転数は、上述したフィードバック制御によ
って一定に保たれるので、燃焼用ファンの送風量は該送
風負荷が増すにつれてだんだん低下することになり、そ
の結果、空燃比が悪化して不完全燃焼の発生を招く不都
合がある。
【0007】そこで、このような不都合を解消するため
に、燃焼用ファンに送風負荷が加わった場合に、回転数
指定回路からファン回転数制御回路に出力される指定フ
ァン回転数を補正する補正手段を備えた燃焼装置が提案
されている(特開平3−186113号公報参照)。
【0008】かかる燃焼装置は、燃焼量に応じた燃焼用
ファンの駆動電流を指定する電流指定回路と、該燃焼用
ファンの実際の駆動電流を検出する電流検出回路と、該
電流検出回路による検出電流値が電流指定回路による指
定電流値より小さくなったとき(送風負荷時において燃
焼ファンの回転数が上述したフィードバック制御によっ
て一定に保たれるとき)、該検出電流値が指定電流値に
一致するように回転数指定回路からファン回転数制御回
路に出力される指定ファン回転数を補正する補正回路と
を備えたものであり、かかる補正制御によって燃焼用フ
ァンの回転数を増大補正して空燃比を適正に保つように
したものである。
【0009】しかしながら、かかる燃焼装置において
は、補正制御に際して燃焼用ファンの回転数を検出する
回転数検出回路の他に、ファン駆動電流を駆動電流を検
出する電流検出回路を備えているために2つのセンサが
必要となって回路構成が複雑になりコスト高を招くとい
う不都合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、簡単な回路構成
で送風負荷に対する燃焼用ファンの回転数の補正を行う
ことができる燃焼装置を提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、簡単な回路構成で送風負
荷に対する燃焼用ファンの回転数の補正を行うことがで
きると共に、温度調節ボリューム等の変化に対して比例
制御弁の開度と燃焼用ファンによる燃焼用空気の供給量
とを素早く対応させることのできる燃焼装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、か
かる目的を達成するために、バーナに供給される燃料の
制御を行う比例制御弁と、前記バーナに燃焼用空気を供
給する燃焼用ファンと、前記バーナの燃焼量に応じた前
記燃焼用ファンの回転数を指定する回転数指定回路と、
前記燃焼用ファンの回転数を検出する回転数検出回路
と、該回転数検出回路によって検出された検出ファン回
転数と前記回転数指定回路によって指定された指定ファ
ン回転数とを比較して該検出ファン回転数が該指定ファ
ン回転数に一致するように該燃焼用ファンの回転数を制
御するための回転制御信号を出力するファン回転数制御
回路と、該ファン回転数制御回路からの出力値に応じて
前記燃焼用ファンを前記指定ファン回転数で回転させる
ファン駆動回路と、前記燃焼用ファンによる送風に対し
て送風負荷が加わらない時における前記出力値と前記検
出ファン回転数との関係によって定められる特性と、前
記送風負荷が加わった時の前記出力値と前記検出ファン
回転数との関係によって定められる特性との比較に基づ
いて前記指定ファン回転数に対する補正係数を求める補
正係数設定回路と、前記補正係数を前記指定ファン回転
数に乗じて求められた補正回転数指示値を指定ファン回
転数として前記ファン回転数制御回路に指定する補正回
転数指定回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明は、前記検出ファン回転数に
応じて前記比例制御弁に供給される燃料供給量を求める
燃料供給量設定回路と、前記燃料供給量を電流値に変換
する電流値変換回路と、該電流値変換回路によって変換
された電流値を前記補正係数で除して求められた補正電
流値を指定する補正電流値指定回路と、前記補正電流値
に基づいて前記比例制御弁を駆動させる比例弁駆動回路
と、該比例弁駆動回路から前記比例制御弁に指示される
電流値を検知する電流値検知回路と、該電流値検知回路
によって検知された電流値と前記補正電流値とを比較し
て該電流値が該補正電流値に一致するように前記比例制
御弁に対する電流値を制御する電流値制御回路とを備え
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の燃焼装置によれば、回転数指定
回路がバーナの燃焼量に応じた燃焼用ファンの回転数を
ファン回転数制御回路に指定し、該ファン回転数制御回
路から出力される出力値に基づいてファン駆動回路が燃
焼用ファンを指定ファン回転数で回転させる。この時、
燃焼用ファンの回転数は回転数検出回路によって検出さ
れてファン回転数制御回路にフィードバックされ、該フ
ァン回転数制御回路で前記指定ファン回転数と比較され
る。そして、回転数検出回路で検出された検出ファン回
転数が指定ファン回転数と相違する場合は、ファン回転
数制御回路が、検出ファン回転数が指定ファン回転数に
一致するように燃焼用ファンの回転数を制御する。これ
により、燃焼用ファンの回転数が回転数指定回路から指
定される燃焼量に応じた指定ファン回転数に回転制御さ
れる。
【0015】また、この回転制御状態において、燃焼用
ファンに送風負荷が加わることによって変化したファン
回転数が上述したフィードバック制御により指定ファン
回転数に戻された場合には、補正係数設定回路が、燃焼
用ファンに送風負荷が加わらない時における前記ファン
回転数制御回路からの出力値と前記検出ファン回転数と
の関係によって定められる特性と、前記送風負荷が加わ
った時の前記出力値と前記検出ファン回転数との関係に
よって定められる特性との比較に基づいて前記指定ファ
ン回転数に対する補正係数を求め、補正回転数指定回路
が、該補正係数を指定ファン回転数に乗じて求められた
補正回転数指示値をファン回転数制御回路に出力するこ
とにより指定ファン回転数の補正、ひいては燃焼用ファ
ンの回転数の補正がなさて燃焼量に応じた適正な風量が
確保される。
【0016】請求項2記載の燃焼装置によれば、回転数
検出回路によって検出された検出ファン回転数は燃料供
給量設定回路に出力され、該燃料供給量設定回路によっ
て該検出ファン回転数に応じた比例制御弁への燃料供給
量が求められる。そして該燃料供給量は電流値変換回路
によって電流値に変換されて補正電流値指定回路に出力
される。該補正電流値指定回路は、上述した燃焼用ファ
ンの回転数補正が行われた場合に該補正によってバーナ
に供給される燃料の量が変化しないように該燃料量の調
整を行うためのもので、該電流値変換回路によって変換
された電流値を補正係数で除して比例制御弁に対する補
正電流値を求め、該補正電流値を比例弁駆動回路に指示
し、該比例弁駆動回路は該補正電流値に基づいて比例制
御弁を駆動する。
【0017】この時、比例弁駆動回路から比例制御弁に
実際に指示された電流値は電流値検知回路によって検知
され、該検知電流値は電流値制御回路によって前記補正
電流値と比較される。そして両者が相違する場合は、電
流値制御回路によって該電流値が該補正電流値に一致す
るように前記比例制御弁に対する電流値が制御される。
なお、指定ファン回転数の補正がなされない場合は電流
値変換回路で変換された電流値が該補正電流値指定回路
で補正されないで即ち変換電流値のまま比例弁駆動回路
に指示される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。図1は本発明の実施の一例である給湯器
の概略図、図2は補正係数の算出方法を説明するための
グラフ、図3は燃焼用ファンのバーナへの送風量の制御
と比例制御弁の開度の制御を説明するためのブロック図
である。
【0019】図1に従って給湯器の全体構成を説明する
と、符号1は燃焼ハウジング、2は燃焼ハウジング1に
設けられた熱交換器3を通って配設された通水管、3a
は通水管2の上流側で通水管2を流れる水の流量を検知
する水量センサ、4は熱交換器3の下流側で通水管2に
設けられた温度センサであるサーミスタ、5は燃焼ハウ
ジング1に設けられたガスバーナ6にガスを供給するガ
ス供給管、7,8,9はそれぞれガス供給管5にその上
流側から順次設けられた元電磁弁、給湯電磁弁及びガス
比例制御弁、10はガスバーナ6に燃焼用空気を供給す
る燃焼用ファン、11は熱交換器3の上方でガスバーナ
6で燃焼された燃焼排ガスを排気する排気通路、12は
ガスバーナ6の点火を行うイグナイタ、13はガスバー
ナ6の着火を検知するフレームロッド、14は給湯器の
作動を制御するコントロールユニット、15は使用者が
出湯温の設定(燃焼量の設定)等を行うための温度調節
ボリュームである。通水管2の下流端部には、図示しな
い給湯栓が取り付けられている。コントロールユニット
14は、燃焼用ファン10のガスバーナ6への送風量を
制御する送風量制御手段及び比例制御弁9の開度を制御
する比例弁制御手段とを備えた制御装置を含むマイクロ
コンピュータにより構成されている。
【0020】かかる給湯器の基本的作動は次の通りであ
る。
【0021】すなわち、図示しない給湯栓を開くと、コ
ントロールユニット14が水量センサ3aを介してこれ
を検知し、該コントロールユニット14は、温度調節ボ
リューム15による設定温度に基づいて燃焼用ファン1
0の回転数を制御してガスバーナ6に燃焼量に応じた空
気を供給し、元電磁弁7及び主電磁弁8を開成するとと
もに燃焼ファン10による空気の供給量に応じて比例制
御弁9の開度を制御し、さらに、イグナイタ12を駆動
してガスバーナ6を着火せしめる。これにより、ガスバ
ーナ6が燃焼を開始し、通水管2を給湯栓に向かって流
れる水が温度調節ボリューム15の設定温度と一致する
ように熱交換器3を介して加熱される。
【0022】次に、燃焼用ファン10のガスバーナ6へ
の送風量の制御と比例制御弁9の開度の制御を行う制御
装置を図2及び図3を参照して説明する。
【0023】図3において符号16はこれらの作動制御
を行う制御装置であり、該制御装置16は、燃焼用ファ
ン10の送風量を制御する送風量制御手段17と比例制
御弁9の開度の制御を行う比例弁制御手段18とを備え
る。
【0024】送風量制御手段17は、燃焼量に応じて燃
焼用ファン10の回転数を指定する回転数指定回路1
9、燃焼用ファン10の回転数を検出する回転数検出回
路20、回転数検出回路20からフィードバックされた
検出ファン回転数と回転数指定回路19によって指定さ
れた指定ファン回転数とを比較回路21により比較して
該検出ファン回転数が該指定ファン回転数に一致するよ
うに該燃焼用ファン10の回転数を制御するための電流
値(又は電圧値)を回転制御信号出力回路22にて指示
するファン回転数制御回路23、該電流値に応じて燃焼
用ファン10を指定ファン回転数で回転させるファン駆
動回路24及び排気通路11の閉塞や排気通路11への
外部からの強風の吹け等によって燃焼用ファン10に送
風負荷が加わった場合に、回転数指定回路19からファ
ン回転数制御回路23に指定される指定ファン回転数を
補正する補正回路25を備える。
【0025】回転数指定回路19は、温度調節ボリュー
ム15からの出力値に基づいて燃焼量演算回路26でガ
スバーナ6の燃焼量を算出し、回転数指示回路27によ
り該燃焼量に応じたファン回転数を補正回路25を介し
てファン回転数制御回路23に指示する。
【0026】補正回路25は、燃焼ファン10に送風負
荷が加わった場合に、上述したフィードバック制御によ
って燃焼用ファン10の回転数が一定に保たれてガスバ
ーナ6への送風量が変化するのを回転数指定回路19か
らファン回転数制御回路23に指定される指定ファン回
転数を補正して適正な送風量に維持するためのもので、
比較回路28、相関検出回路29及び補正係数演算回路
30を備えた補正係数設定回路31と、補正回転数演算
回路32及び補正回転数指示回路33を備えた補正回転
数指定回路34とから構成され、送風負荷が加わった場
合に補正係数設定回路31により回転数指定回路19か
ら指示される指定ファン回転数に対する補正係数RAIR
を算出すると共に、補正回転数指定回路34にて回転数
指定回路19から指示された指定ファン回転数に該補正
係数RAIR を乗じて補正回転数指示値を算出して該補正
回転数指示値を指定ファン回転数としてファン回転数制
御回路23に出力する。
【0027】補正係数RAIR は、燃焼用ファン10に対
して送風負荷が加わらない時のファン回転数制御回路2
3から指示される電流値と検出ファン回転数との関係に
よって定められる特性と、該送風負荷が加わった時の該
電流値と検出ファン回転数との関係によって定められる
特性との比較に基づいて求められるもので、次のように
して算出される。
【0028】即ち、燃焼用ファン10の送風量Qと回転
数Φとが概ね、Q=a×Φ(以下、(1)式という。)
の関係で、しかも燃焼用ファンに対する送風負荷に応じ
てaの値が変化することを利用し、補正係数RAIR をQ
=RAIR ×a×Φ(以下(2)式という。)で定義す
る。ここで、送風量Qは基本的にはファン回転数制御回
路23からファン駆動回路24に指示される電流値Aで
定められるので該送風量Qを該電流値Aで代用すると共
に、回転数Φを回転数検出回路20で検出された検出フ
ァン回転数とし、燃焼用ファン10に送風負荷が加わら
ない場合と加わった場合との両者の関係を図2に示す。
【0029】図2は、縦軸を電流値A、横軸を検出ファ
ン回転数Φとして燃焼用ファンに対する送風負荷の有無
による電流値Aと検出ファン回転数Φとの関係を示した
グラフである。符号(イ)は燃焼用ファン10に送風負
荷が加わらない場合の両者の関係、(ロ)は排気通路1
1の閉塞等によって燃焼用ファン10に送風負荷が加わ
った場合に燃焼用ファン10の回転数が増大傾向となる
ところを上述したフィードバック制御によって該回転数
が一定に保たれることにより電流値Aが小さくなる(送
風量が低下する)という両者の関係及び(ハ)は強風に
より排気通路11の出口付近が負圧になること等によっ
て燃焼用ファン10に送風負荷が加わった場合に該燃焼
用ファン10の回転数が減少傾向となるところを上述し
たフィードバック制御によって該回転数が一定に保たれ
ることにより電流値Aが大きくなる(送風量が過剰にな
る)という両者の関係を示している。
【0030】(イ),(ロ),(ハ)の各特性を(1)
式との関係でみると、(1)式のaの値は(イ),
(ロ),(ハ)の原点Oからの各傾きに相当し、送風負
荷が無い(イ)場合におけるaの値を仮に1と設定すれ
ば、(ロ)及び(ハ)の各aの値はそれぞれ0.9及び
1.1となる(これら傾きは電流値Aと検出ファン回転
数Φとが比較回路28で比較された後、相関検出回路2
9で検出される。)。
【0031】ここで、送風負荷の有無にかかわらず一定
の送風量を得るためには、まず、(2)式において
(イ)の場合(標準状態)の補正係数RAIR を1とし
て、(ロ)及び(ハ)の各補正係数RAIR をRAIR ×a
=1となるようにして求め(補正係数演算回路の演算処
理によって算出される。)、次いで、補正回転数演算回
路32によって該補正係数RAIR を回転数指定回路19
から指定される指定ファン回転数に乗じて補正回転数指
示値を算出し、該補正回転数指示値を補正回転数指示値
回路33からファン回転数制御回路23に指定ファン回
転数として指示することにより、送風負荷の有無にかか
わらずファン回転数制御回路23からファン駆動回路2
4に一定の電流値Aが出力されて適正な送風量が得られ
る。尚、(ロ)では補正係数RAIR =1/O.9=1.
1となって燃焼用ファン10の回転数が増大補正され、
(ハ)では補正係数RAIR =1/1.1=0.9となっ
て該回転数が減少補正される。
【0032】次に、比例弁制御手段18について説明す
ると、該比例弁制御手段18は、回転数検出回路20に
よって検出された検出ファン回転数に応じて比例制御弁
9に供給される燃料供給量を求める燃料供給量設定回路
35と、該燃料供給量を電流値に変換する電流値変換回
路36と、上述した燃焼用ファン10の回転数補正がな
された場合に該補正によってガスバーナ6に供給される
燃料の量が変化しないように該燃料量の調整を行うべく
該電流値変換回路36によって変換された電流値I
(Φ)を前記補正係数RAIR で除して補正電流値を求め
る補正電流値演算回路37と、該補正電流値を出力する
補正電流値指定回路38と、該補正電流値に基づいて比
例制御弁9を駆動させる比例弁駆動回路39と、該比例
弁駆動回路39から比例制御弁9に指示される電流値を
検知する電流値検知回路40と、該電流値検知回路40
によって検知された電流値と前記補正電流値とを比較し
て該電流値が該補正電流値に一致するように前記比例制
御弁9に対する電流値を制御する電流値制御回路41と
を備える。
【0033】次に、上述した燃焼用ファン10の送風量
の制御と比例制御弁9の開度の制御を図3を参照して説
明する。
【0034】温度調節ボリューム15によって湯温が設
定されると、燃焼量演算回路26が該設定温度に応じた
ガスバーナ6の燃焼量を算出し、回転数指示回路27に
よってガスバーナ6の燃焼量に応じた燃焼用ファン10
の回転数を補正回転数指定回路34を介してファン回転
数制御回路23に指定し、回転制御信号出力回路22か
ら指示される電流値Aに基づいてファン駆動回路24が
燃焼用ファン10を指定ファン回転数で回転させる。
【0035】この時、燃焼用ファン10の回転数は回転
数検出回路20によって検出されてファン回転数制御回
路23の比較回路21にフィードバックされて前記指定
ファン回転数と比較される。そして、回転数検出回路2
0で検出された検出ファン回転数が指定ファン回転数と
相違する場合は、燃焼用ファン10の回転数が指定ファ
ン回転数に一致するように回転制御信号出力回路22か
らファン駆動回路24に電流値が指示されて燃焼用ファ
ン10の回転数が制御される。これにより、燃焼用ファ
ン10の回転数が回転数指示回路27から指定された燃
焼量に応じたファン回転数に制御される。
【0036】また、この回転制御状態においては検出フ
ァン回転数と電流値Aは補正係数設定回路31の比較回
路28で比較されて相関検出回路29が上述した傾きa
を算出し、補正係数演算回路30が該傾きaに基づいて
補正係数RAIR を算出する。そして、燃焼ファン10に
対する送風負荷が無い場合は、該補正係数RAIR は上述
したように1であるため、回転数指示回路27から指定
された指定ファン回転数は補正回転数演算回路32で補
正されないまま補正回転数指示回路33からファン回転
数制御回路23に出力される。
【0037】一方、送風負荷が加わった場合には、燃焼
用ファン10に送風負荷が加わることによって変化した
ファン回転数が上述したフィードバック制御により指定
ファン回転数に戻されないように、補正係数演算回路3
2が、補正係数RAIR を回転数指示回路27から指定さ
れた指定ファン回転数に乗じて補正回転数指示値を求
め、補正回転数指示回路33が該補正回転数指示値をフ
ァン回転数制御回路23の比較回路21に指定ファン回
転数として出力し、これにより、補正された指定ファン
回転数と検出ファン回転数との偏差に応じて回転制御信
号出力回路22からファン駆動回路24に電流値が指示
され、燃焼用ファン10の回転数の増大あるいは減少補
正がなされて燃焼量に応じた適正な風量が確保される。
【0038】さらに、一方において回転数検出回路20
によって検出された検出ファン回転数は燃料供給量設定
回路35に出力され、該燃料供給量設定回路35によっ
て該検出ファン回転数に応じた比例制御弁9への燃料供
給量が求められる。そして該燃料供給量は電流値変換回
路36によって電流値に変換されて補正電流値演算回路
37に出力される。
【0039】該補正電流値演算回路37は、送風負荷に
よって燃焼用ファン10の回転数の増大あるいは減少補
正が行われた場合に該補正によってバーナに供給される
燃料の量が変化しないように、電流値変換回路36によ
って変換された電流値を補正係数演算回路30から指示
される補正係数RAIR で除して補正電流値を求める。そ
して、補正電流値演算回路37で算出された該補正電流
値は補正電流値指示回路38によって比例弁駆動回路3
9に指示され、該比例弁駆動回路39は該補正電流値に
基づいて比例制御弁9の開度を制御する。なお、送風負
荷が無くて燃焼用ファン10の回転数補正がなされない
場合は電流値変換回路36で変換された電流値が該補正
電流値演算回路37で補正されないで即ち変換電流値の
まま比例弁駆動回路39に指示される。
【0040】比例弁駆動回路39から比例制御弁9に実
際に指示された電流値は電流値検知回路40によって検
知され、該検知電流値は電流値制御回路40によって前
記補正電流値と比較される。そして両者が相違する場合
は、電流値制御回路41によって該電流値が該補正電流
値に一致するように前記比例制御弁9に対する電流値が
制御され、これにより送風負荷の有無にかかわらす燃焼
用ファン10の送風量に応じたガスバーナ6の燃焼量が
確保され、適正な空燃比を得ることができる。
【0041】かかる給湯器においては、温度調節ボリュ
ーム15による設定温度に基づいて燃焼用ファン10の
回転数を制御し、該回転数に応じて比例制御弁9の開度
を制御しているので、温度調節ボリューム15の変化に
対して燃焼用ファン10による燃焼用空気の供給量と比
例制御弁9の開度とを素早く対応させることができる。
【0042】また、送風負荷に対する燃焼用ファン10
の回転数補正制御に際して必要なセンサは燃焼用ファン
10の回転数を検出する回転数検出回路20だけで済む
ため、従来のようにファン駆動電流の駆動電流を検出す
る電流検出回路が不要となり、従って、簡単な回路構成
となって安価なものを提供することができる。
【0043】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、送風負荷に対応して燃焼用ファンの回転数を
適正に補正することができるとともに、該補正制御に必
要なセンサが回転数検出回路だけで足りるので、従来の
ようにファン駆動電流の駆動電流を検出する電流検出回
路が不要となり、従って、回路構成を簡単ものとするこ
とができるとともに装置のコスト低減を図ることができ
る。
【0044】また、燃焼用ファンの回転数に応じて比例
制御弁の開度を制御することにより温度調節ボリューム
等の変化に対して燃焼用ファンの燃焼用空気の供給量と
比例制御弁の開度とを素早く対応させるようにした場合
には、送風負荷によって燃焼用ファンの回転数補正が行
われた際に該補正によってバーナに供給される燃料の量
が変化しないように、電流値変換回路によって変換され
た電流値を補正係数で除して比例制御弁に対する電流値
を指定するようにしたので、送風負荷による燃焼用ファ
ンの回転数補正がなされた場合でも比例制御弁の開度が
該補正に影響されることなく一定の燃料量をバーナに供
給することができ、従って、送風負荷の有無にかかわら
ず適正な空燃比を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例である給湯器の概略図であ
る。
【図2】補正係数の算出方法を説明するためのグラフで
ある。
【図3】燃焼用ファンのガスバーナへの送風量の制御と
比例制御弁の開度の制御を説明するためのブロック図で
ある。
【符号の説明】 6…ガスバーナ、9…比例制御弁、10…燃焼用ファ
ン、19…回転数指定回路、20…回転数検出回路、2
3…ファン回転数制御回路、24…ファン駆動回路、R
AIR …補正係数、31…補正係数設定回路、34…補正
回転数指定回路、35…燃料供給量設定回路、36…電
流値変換回路、38…補正電流値指定回路、39…比例
弁駆動回路、40…電流値検知回路、41…電流値制御
回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナに供給される燃料の制御を行う比例
    制御弁と、前記バーナに燃焼用空気を供給する燃焼用フ
    ァンと、前記バーナの燃焼量に応じた前記燃焼用ファン
    の回転数を指定する回転数指定回路と、前記燃焼用ファ
    ンの回転数を検出する回転数検出回路と、該回転数検出
    回路によって検出された検出ファン回転数と前記回転数
    指定回路によって指定された指定ファン回転数とを比較
    して該検出ファン回転数が該指定ファン回転数に一致す
    るように該燃焼用ファンの回転数を制御するための回転
    制御信号を出力するファン回転数制御回路と、該ファン
    回転数制御回路からの出力値に応じて前記燃焼用ファン
    を前記指定ファン回転数で回転させるファン駆動回路
    と、前記燃焼用ファンによる送風に対して送風負荷が加
    わらない時における前記出力値と前記検出ファン回転数
    との関係によって定められる特性と、前記送風負荷が加
    わった時の前記出力値と前記検出ファン回転数との関係
    によって定められる特性との比較に基づいて前記指定フ
    ァン回転数に対する補正係数を求める補正係数設定回路
    と、前記補正係数を前記指定ファン回転数に乗じて求め
    られた補正回転数指示値を指定ファン回転数として前記
    ファン回転数制御回路に指定する補正回転数指定回路と
    を備えたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記検出ファン回転数に応じて前記比例制
    御弁に供給される燃料供給量を求める燃料供給量設定回
    路と、前記燃料供給量を電流値に変換する電流値変換回
    路と、該電流値変換回路によって変換された電流値を前
    記補正係数で除して求められた補正電流値を指定する補
    正電流値指定回路と、前記補正電流値に基づいて前記比
    例制御弁を駆動させる比例弁駆動回路と、該比例弁駆動
    回路から前記比例制御弁に指示される電流値を検知する
    電流値検知回路と、該電流値検知回路によって検知され
    た電流値と前記補正電流値とを比較して該電流値が該補
    正電流値に一致するように前記比例制御弁に対する電流
    値を制御する電流値制御回路とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の燃焼装置。
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