JPH0718976U - 移動電源車の電源ケーブル接続構造 - Google Patents

移動電源車の電源ケーブル接続構造

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JPH0718976U
JPH0718976U JP5494993U JP5494993U JPH0718976U JP H0718976 U JPH0718976 U JP H0718976U JP 5494993 U JP5494993 U JP 5494993U JP 5494993 U JP5494993 U JP 5494993U JP H0718976 U JPH0718976 U JP H0718976U
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power
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亨 増井
勝弘 島津
庄一 藤本
和幸 蔵本
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デンヨー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源ケーブルの着脱作業が容易で、安全性や
信頼性が高く、構造が簡単で、腐食や絶縁劣化の問題が
生じない優れた移動電源車を提供すること。 【構成】 移動電源車1の発電機操作盤2における内部
構造を示した一部断面正面図であり、電源ケーブル10
を接続した状態を示している。発電機操作盤2には発電
機の操作や状態を管理するエンジン計器3や発電機用遮
断器4が配設されているとともに、出力端子板5がこれ
らの下の低い位置に設けられている。出力端子板5には
三相出力端子として4つの電源端子5a〜5dが一列に
配置され、これら各電源端子はボルトにより電源ケーブ
ル10との着脱を行う。出力端子板5の下はケーブル接
続口9が設けられ、これの底部にカバー11が開閉自在
に取り付けられ、電源ケーブル10が接続されていない
ときにはカバー11を閉め、電源端子5a〜5dの腐食
や端子番5の絶縁劣化を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は移動電源車、とくに大容量の発電装置を搭載した移動電源車の電源ケ ーブル接続部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動電源車は、エンジン発電機、冷却用ラジエータ等をベース上に配置し、仕 切り壁により防音ダクトを構成し、全体を防音箱で囲った防音型エンジン発電機 をトラック等の荷台に搭載したものである。この移動電源車は停電、災害時等の 予備電源やテレビ、ラジオの放送中継用電源および各種展示会用電源として使用 されている。とくに近年ではコンサートや屋外で行われる各種イベントの電源と してその用途が拡がり、低騒音の移動電源車が望まれている。
【0003】 従来、この種の移動電源車としてはたとえば実開昭56−86862号公報に 開示されている。これに示すように移動電源車は、防音型エンジン発電機全体を 防音箱で囲み、これとは別の室の荷台後部にケーブルドラムを配設し、車両後部 に設けたケーブル引出口よりケーブルドラムに巻かれた電源ケーブルを引き出す ことで各種の負荷に電力を供給していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、小容量の電力供給を行う電源車の場合には前記公報に記載され ているようにケーブルドラム等を用いることができるが、たとえば三相4線式の 30kVA〜75kVAを出力する大型発電機を搭載している場合には、ケーブ ルの外径が50mm〜70mm程度の太さになるので電源ケーブルをケーブルドラム に巻くことができない。このため、このような大型発電機を搭載している移動電 源車の場合には、ケーブルドラムを用いずに使用する際に電源ケーブルを発電機 の出力端子に接続していた。
【0005】 移動電源車は、緊急時の場合、いち早く現場に駆けつけて電源ケーブルを出力 端子に接続して負荷に電気を供給する必要があり、また作業性の面からも電源ケ ーブルと出力端子との着脱は容易なことが好ましい。しかし、出力端子を外部に 露出した状態で電源ケーブルと接続すると防音性が悪化するため、前記公報のよ うにたとえばケーブル引出口より電源ケーブルを挿入して出力端子に接続する必 要がある。なお、出力端子は着脱性や取扱性等を考慮すると車両の後部に配置す るのが好ましい。
【0006】 大容量の電源装置の出力端子を車両後部に設けた場合、出力端子が高い位置に ある程、電源ケーブルの自重によりこれが外れる可能性が高くなり、安全性や信 頼性に問題が生じる。電源ケーブルが外れないようにするには、たとえば何らか の手段により電源ケーブルを固定して電源端子に荷重がかからない構造にする必 要があり、取付作業に時間がかかるとともに構造が複雑になるという欠点が生じ る。
【0007】 また、自重により電源ケーブルの外れを防止するには、なるべく出力端子を低 い位置に配設して電源ケーブルが地面に達するまでの距離を短くすればその分電 源ケーブルの重さが減るが、移動電源車は通常の車のように移動して種々の環境 下で使用されるため、単に低い位置に出力端子を配置するとケーブル接続口より 侵入した泥や水により出力端子材の腐食や絶縁劣化が生じるという問題があった 。
【0008】 本考案はこのような従来技術の欠点を解消し、電源ケーブルの着脱作業が容易 で、安全性や信頼性が高く、構造が簡単で、腐食や絶縁劣化の問題が生じない優 れた移動電源車の電源ケーブル接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するために、発電装置を車両に搭載した移動電源車 の電源ケーブル接続構造は、車両の後輪後部に発電装置の出力端子が低部に配置 され、出力端子の下方に車両の後方泥よけと兼用したホッパー状のケーブル接続 口を配置し、ケーブル接続口の下部には開閉可能なカバーを設けた。
【0010】
【作用】
本考案によれば、走行時を含む発電装置を使用していないときには出力端子が 外部に露出して腐食や絶縁劣化が生じないようにカバーが閉められ、発電装置の 使用時にカバーが開けられてケーブル導入口より挿入された電源ケーブルが出力 端子に接続される。
【0011】
【実施例】
次に添付図面を参照して本考案による移動電源車の電源ケーブル接続構造の実 施例を詳細に説明する。
【0012】 図2は本考案による移動電源車の概観を示す斜視図である。移動電源車1は、 エンジン発電機、冷却用ラジエータ等をベース上に配置し、仕切り壁により防音 ダクトを構成し、全体を防音箱で囲った防音型エンジン発電機をトラック等の車 両の荷台に搭載した移動電源車である。本実施例における移動電源車1には、た とえば三相4線式で30kV〜75kVを出力可能な大型発電機が搭載されてい る。
【0013】 この発電機の操作盤2は図2に示すように左側側面の後輪の直ぐ後ろに配置さ れ、操作盤2の操作ができるようにこの部分側面が扉15により開閉自在の構造 になっている。このように扉15を左側に配置しているので、道路に移動電源車 1を駐車した場合でも歩道側で操作でき作業者の安全性が高い。
【0014】 図1は移動電源車1の発電機操作盤2における内部構造を示した一部断面正面 図であり、電源ケーブル10を接続した状態を示している。発電機操作盤2には 発電機の操作や状態を管理するエンジン計器3や発電機用遮断器4が配設されて いるとともに、出力端子板5がこれらの下の低い位置に設けられている。出力端 子板5には三相出力端子として4つの電源端子5a〜5dが一列に配置され、こ れら各電源端子はボルトにより電源ケーブル10との着脱が行なわれる。出力端 子板5の下はケーブル接続口9が設けられ、これの底部にカバー11が開閉自在 に取り付けられている。
【0015】 ケーブル接続口9は、電源ケーブル10の挿入や着脱が容易なように車輪のフ ェンダ8の形状を利用し、上部の方が底部に比べ広くなっている。すなわち、ケ ーブル接続口9は車両後方の泥よけと兼用したホッパー状になっており、フェン ダ8には泥よけ13が取り付けられている。図3は図1の一点鎖線A−A’にお ける断面図である。図1および図3でも判るように本実施例によれば、出力端子 板5が低い位置に設けられ、これと地面30との距離が短いため、ケーブル10 が短い長さで地面に達してこれの自重により電源端子5a〜5dに加わる荷重が 少なくて済む。したがって、発電機の稼働中にこれら端子に振動が伝わってもボ ルトが緩んで電源ケーブル10が外れる心配が無い。
【0016】 電源ケーブル10を電源端子5a〜5dに接続する場合、まず底部に設けられ ているカバー11が開けられ、これより電源ケーブル10がケーブル接続口9に 挿入される。このとき、図2に示した扉15は開けられており、ケーブル接続口 9より挿入されたケーブルの各線がボルトにより電源端子5a〜5dの所定の端 子に接続される。なお、発電機の稼働中は外部に音が漏れないように扉15は閉 められる。
【0017】 図4は移動電源車1が移動中の状態を示す説明図である。たとえば雨天時や降 雪時などに移動すると、車輪の回転により矢印に示すような泥はねが生じる。移 動による泥や水のはねは泥よけ13によりカバー11のある車輪後部に直接達す るのを防ぐが、泥よけ13だけでは泥はね等を完全に防止することはできない。 これは走行時の路面状態が悪いほど顕著になる。出力端子板5は低い位置にある ため、図4に示すようにカバー11を設けて泥や水がケーブル接続口9から侵入 するのを防ぎ、出力端子板5の各電源端子5a〜5dに付着して腐食や絶縁劣化 等が生じない構造になっている。
【0018】 図5は図4の一点鎖線B−B’で切断したときの断面を示したものであり、こ れを用いてカバー11の構造例を説明する。カバー11は、一端(図5では右側 )が蝶番17により車両に軸着され、他端(図5では左側)が車両に取り付けら れたロック金具12に咬合自在な構造になっている。図1に示したように電源ケ ーブル10を出力端子板5に接続するときには、図5に示すようにロック金具1 2を外して矢印の方向にカバー11を開いてケーブル10を挿入する。
【0019】 このように本実施例では、出力端子板5を低い位置に配置したため、大型電源 を搭載した移動電源車でも電源ケーブルの自重により端子板5の電源端子5a〜 5dから外れることがなく、安全性および信頼性が高い移動電源車を複雑な構造 を用いること無く提供できる。また、端子板5の底部にワンタッチにより開閉自 在なカバー11を設けたので、電源端子5a〜5dの腐食や端子板5の絶縁劣化 の防止が可能となるとともに、電源ケーブル10の接続やメンテナンスが容易に なる。
【0020】 なお、本実施例ではカバー11は蝶番17による片開き構造としたが、本考案 はこれに限定されるものではなく、たとえばスライド式の構造としても良い。
【0021】
【考案の効果】
このように本考案の移動電源車の電源ケーブル接続構造によれば、出力端子板 を低い位置に配置したため、大型発電機を搭載した移動電源車でも電源ケーブル の自重により電源端子から外れることがなく、安全性および信頼性が高い移動電 源車を複雑な構造を用いること無く提供できる。また、出力端子板の底部に開閉 自在なカバーを設けたので、電源端子の腐食や出力端子板の絶縁劣化の防止が可 能となるとともに、電源ケーブルの接続やメンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による移動電源車のケーブル接続構造の
実施例を説明するための構造図。
【図2】本考案による移動電源車の実施例を示す斜視
図。
【図3】図1の一点鎖線A−A’で切断したときの断面
図。
【図4】カバーを閉めたときの状態を示す説明図。
【図5】図4の一点鎖線B−B’で切断したカバーの構
造を説明する説明図。
【符号の説明】
1 移動電源車 2 発電機操作盤 3 エンジン計器 4 発電機用遮断器 5 出力端子板 8 フェンダー部 9 ケーブル接続口 10 電源ケーブル 11 カバー 12 ロック 13 泥よけ 15 扉 17 蝶番
フロントページの続き (72)考案者 蔵本 和幸 福井県三方郡相田38番地1号 デンヨー株 式会社福井工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電装置を車両に搭載した移動電源車の
    電源ケーブル接続構造において、 前記車両の後輪後部に前記発電装置の出力端子が低部に
    配置され、 前記出力端子の下方に前記車両の後方泥よけと兼用した
    ホッパー状のケーブル接続口を配置し、 前記ケーブル接続口の下部には開閉可能なカバーを設け
    たことを特徴とする移動電源車の電源ケーブル接続構
    造。
JP5494993U 1993-09-17 1993-09-17 移動電源車の電源ケーブル接続構造 Expired - Lifetime JP2569089Y2 (ja)

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JPH0718976U true JPH0718976U (ja) 1995-04-04
JP2569089Y2 JP2569089Y2 (ja) 1998-04-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068693A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kanamoto Co Ltd エンジン駆動型発電機
JP2012191687A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Sanyo Denki Co Ltd 移動電源車
JP2012188052A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電機車

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JP2569089Y2 (ja) 1998-04-22

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