JP2587695Y2 - 車両用フレーム補強装置 - Google Patents

車両用フレーム補強装置

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JP2587695Y2
JP2587695Y2 JP1993025758U JP2575893U JP2587695Y2 JP 2587695 Y2 JP2587695 Y2 JP 2587695Y2 JP 1993025758 U JP1993025758 U JP 1993025758U JP 2575893 U JP2575893 U JP 2575893U JP 2587695 Y2 JP2587695 Y2 JP 2587695Y2
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frame
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JP1993025758U
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俊男 近藤
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のフレームの開断
面内に補強部材を介して補強する車両用フレーム補強装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車両は、車体の後方に荷台
が設けられているが、この荷台は、断面コ字状のフレー
ムの上に根太を設けて取付けられる。しかし、フレーム
のコ字状に開口した開断面側は、荷台の荷重によっては
変形する虞がある。そのため、その開断面側を補強する
必要がある。
【0003】従来、フレームの補強手段として、実開昭
64−42977号公報に示すものがあり、フレームの
開断面の上部フランジと下部フランジ間を三角形に折り
曲げた鋼管で支持していた。
【0004】しかし、フレームの開断面内には、一般に
は実願平3−61540号に示すように配線部品,配管
部品等が配設されるので、その配線部品,配管部品の配
設がし難くなる。
【0005】そこで、図5に示すような補強構造が採ら
れる。その補強構造は、フレーム1の上部に根太2を設
け、フレーム1の開断面3内に断面M字状の補強部材4
を挟持して重られたフレーム1と根太2とをU字ボルト
5とL字状のフランジ6で締結した構造を有する。
【0006】そして、フレーム1の開断面3の内壁面と
補強部材4のフレーム側内端4aとの間の隙間Aに配線
部品7等を配設している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記配線部
品7等が配設される開断面3内の隙間Aは、フレーム1
の強度を強化する上では、なるべく狭くすればよいが、
配線部品7等を配設する観点からは適当なスペースが必
要である。
【0008】そのために、配設された配線部品7等が車
両の振動等によるフレーム1の開断面3の内壁面又は補
強部材4のフレーム側内端4aとの干渉が生じてそれに
よる損傷(電線ショート,チューブ破損等)を受けるこ
とがある。
【0009】本考案は上記に鑑みて案出されたもので、
フレームの補強効果を大きくし、またフレームの開断面
内に配設した配線部品,配管部品がフレームの開断面の
内壁面又は補強部材のフレーム側端面との干渉を少なく
する車両用フレーム補強装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、フレームの開
断面内に配線部品又は配管部品の少なくとも一方を配設
し、前記開断面内に補強部材を介してUボルトとブラケ
ットで締結した車両用フレーム補強装置において、上記
補強部材のフレーム側内端に配線部品又は配管部品の少
なくとも一方を固縛する部品固定部材を設けたことを特
徴とする。
【0011】
【作用】このように補強部材のフレーム側内端に部品固
定部材で配線部品又は配管部品の少なくとも一方を固縛
すれば、部品固定部材がフレームの開断面の内壁面に接
するまで、補強部材のフレーム側内端をフレームの開断
面内部奥へ入り込ませることができる。
【0012】従って、フレームの開断面側が補強部材に
より強化され、フレームの補強効果が増大する。また、
補強部材のフレーム側内端に部品固定部材で配線部品又
は配管部品の少なくとも一方を固縛することにより、配
線部品,配管部品が部品固定部材により確実に保持され
てフレームの開断面の内壁面又は補強部材のフレーム側
端面との干渉が少なくなる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本考案を詳細に説明す
る。図1は、本考案の一実施例の車両用フレーム補強装
置を示したものである。
【0014】図において、1はトラック等の車両の断面
コ字状のフレームで、そのフレーム1の上部には根太2
が設けられて荷台(図示せず)が設けられる。前記フレ
ーム1の開断面3内の上部フランジ3aと下部フランジ
3b間には、補強部材4が挟持されている。その補強部
材4は図3に示すように断面M字状の部材で、図2及び
図3に示すように左右のフレーム側内端4aには配線部
品7を固縛する部品固定部材8が設けられている。
【0015】部品固定部材8はその先端がY字状に分岐
した上下片8a,8bを有し、その上下片8a,8bを
上下に折り曲げて配線部品7を固縛している。尚、部品
固定部材8の補強部材4への固定は、例えば溶接により
固定する。
【0016】そして、フレーム1上に根太2が重ねたフ
レーム1と根太2とを、Uボルト5とL字状のブラケッ
ト6で締結している。このような車両用フレーム補強装
置によれば、補強部材4のフレーム側内端4aに設けた
部品固定部材8で配線部品7を固縛するので、部品固定
部材8がフレーム1の開断面3の内壁面に接するまで、
補強部材4のフレーム側内端4aをフレーム1の開断面
3内部奥へ入り込ませることができる。
【0017】即ち、図2に示すようにフレーム1の開断
面3の内壁面と補強部材4のフレーム側内端4aとの隙
間Lを小さくでき、従ってフレーム1の開断面3内部奥
まで入り込んだ補強部材4により補強されて補強効果が
大きくなる。
【0018】また、補強部材4のフレーム側内端4aに
部品固定部材8を設けて配線部品7を固縛するので、配
線部品7は部品固定部材8によって確実に保持されて、
車体の振動によっても大きく揺動することはなく、フレ
ーム1の開断面3の内壁面又は補強部材4のフレーム側
内端4aとの干渉が防止され、干渉に起因する損傷も少
なくなる。
【0019】図4は本考案の他の実施例で、配管部品を
配設した場合の例である。即ち、補強部材4のフレーム
側内端4aに、配管部品用の部品固定部材9を設けてこ
の部品固定部材9のクリップ10で配管部品11を保持
するようにした。
【0020】この場合も、補強部材4のフレーム側内端
4aをフレーム1の開断面3内部奥へ入り込ませること
により、補強部材4による補強効果が大きくなり、また
配管部品11を部品固定部材9で固縛することにより、
フレーム1の開断面3の内壁面又は補強部材4のフレー
ム側内端4aとの干渉が防止される。
【0021】尚、本考案は配線部品7又は配管部品11
のいずれか一方を固縛する場合のみならず、配線部品
7,配管部品11の両方を固縛する場合にも適用できる
ものである。その場合には、補強部材4のフレーム側内
端4aに配線部品用の部品固定部材8と配管部品用の部
品固定部材9との双方を設ける。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、フ
レームの補強効果が大きくなって、フレームが強固なも
のとなり、また配線部品,配管部品とフレームの開断面
の内壁面又は補強部材のフレーム側内端との干渉が防止
されて干渉による配線部品,配管部品の損傷も少なくな
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の要部拡大側面図である。
【図3】図1の要部拡大平面図である。
【図4】本考案の他の実施例の要部拡大側面図である。
【図5】従来の車両用フレーム補強装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 3 開断面 4 補強部材 4a フレーム側内端 5 Uボルト 6 ブラケット 7 配線部品 8,9 部品固定部材 11 配管部品

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの開断面内に配線部品又は配管
    部品の少なくとも一方を配設し、前記開断面内に補強部
    材を介してUボルトとブラケットで締結した車両用フレ
    ーム補強装置において、上記補強部材のフレーム側内端
    に配線部品又は配管部品の少なくとも一方を固縛する部
    品固定部材を設けたことを特徴とする車両用フレーム補
    強装置。
JP1993025758U 1993-05-18 1993-05-18 車両用フレーム補強装置 Expired - Lifetime JP2587695Y2 (ja)

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JPH0683566U JPH0683566U (ja) 1994-11-29
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JP7183980B2 (ja) * 2019-07-02 2022-12-06 いすゞ自動車株式会社 Uボルト移動規制装置
US11865981B2 (en) * 2020-05-05 2024-01-09 Thor Tech, Inc. Wire loom support

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JPH0683566U (ja) 1994-11-29

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