JPH07189688A - エンジンのマフラ冷却装置 - Google Patents

エンジンのマフラ冷却装置

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Publication number
JPH07189688A
JPH07189688A JP33396493A JP33396493A JPH07189688A JP H07189688 A JPH07189688 A JP H07189688A JP 33396493 A JP33396493 A JP 33396493A JP 33396493 A JP33396493 A JP 33396493A JP H07189688 A JPH07189688 A JP H07189688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
exhaust
cooling fan
engine
exhaust muffler
Prior art date
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Pending
Application number
JP33396493A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Nakano
啓一 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33396493A priority Critical patent/JPH07189688A/ja
Publication of JPH07189688A publication Critical patent/JPH07189688A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷却ファンから送風される冷却風で排気マフ
ラを効果的に冷却し、マフラカバー8へのミスタッチに
よる火傷を防止し、排気マフラ7内を通過する排気ガス
の温度を十分に低下して、この排気ガスによる膨張騒音
を解消する。 【構成】 冷却ファン2の軸心4をエンジン本体1の前
面でシリンダ中心軸線3から横方に外れた前面横位置に
配置するとともに、エンジン本体1の横側空間6を冷却
ファン2の旋回領域5に臨ませる。排気マフラ7を前後
へ横長に形成して上記横側空間6に配置するとともに、
当該排気マフラ7とマフラカバー8との間に、冷却風が
前後方向へ吹き流れる間隙Sを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのマフラ冷却
装置に関し、特に冷却ファンにより送風される冷却風で
排気マフラを有効に冷却できるものに関する。
【0002】
【従来技術】この種の従来技術として図3及び図4に示
すものがある。即ち、図4に示すように、エンジン本体
101の前側に冷却ファン102を配置して、この冷却
ファン102によりエンジン本体101に向けて冷却風
を送風するように構成し、冷却ファン102の軸心10
4は、エンジン本体101の前面で、シリンダの中心軸
線103とほぼ一致するように配置し、エンジン本体1
01の前面要部が冷却ファン102の旋回領域105内
に臨むように構成されている。
【0003】また、排気マフラ107は、エンジン本体
101の前側から見て、冷却ファン102の旋回領域1
05から外れた横側位置に縦向きに立設されている。こ
の排気マフラ107は、ミスタッチによる火傷や農作業
時の火災等を防ぐため、図3に示すように、放熱可能な
マフラカバー108で覆われている。即ち、このマフラ
カバー108には、排気マフラ107の放熱を促進する
ため、多数の放熱孔109があけられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、冷却
風はエンジン本体101の前面に吹き当たり、排気マフ
ラ107には殆ど行き届かないため、排気マフラ107
自体の冷却が不十分で、マフラカバー108へのミスタ
ッチによる火傷を防止することができない。また、排気
マフラ107内を通過する排気ガスの温度が十分に低下
せず、この排気ガスが比較的高い圧力のまま排気マフラ
107から放出されるため、大きな膨張騒音を発する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、冷却
ファンから送風される冷却風で排気マフラを効果的に冷
却して、上記不都合を解消することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。即
ち、エンジン本体1の前側に冷却ファン2を配置し、こ
の冷却ファン2からエンジン本体1に向けて後ろ向きに
冷却風を送風するように構成し、エンジン本体1の横側
に排気マフラ7を配置し、この排気マフラ7を放熱可能
なマフラカバー8で覆い、排気マフラ7を上記冷却風で
冷却可能に構成したエンジンのマフラ冷却装置におい
て、上記冷却ファン2の軸心4を、エンジン本体1の前
面でシリンダ中心軸線3から横方に外れた前面横位置に
配置するとともに、エンジン本体1の横側空間6を冷却
ファン2の旋回領域5に臨ませ、上記排気マフラ7を前
後へ横長に形成して上記横側空間6に配置するととも
に、当該排気マフラ7とマフラカバー8との間に、冷却
風が前後方向へ吹き流れる間隙Sを形成したことを特徴
とする。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明によれば、冷却ファン2に
より送風される冷却風の一部が、エンジン本体1の横側
空間6を通過し、この冷却風が排気マフラ7とマフラカ
バー8との間に形成された間隙を前後方向へ吹き流れ
る。これにより、マフラカバー8の冷却は十分になさ
れ、マフラカバー8へのミスタッチによる火傷を防止す
ることができる。また、排気マフラ7を通過する排気ガ
スの温度も十分に低下するので、この排気マフラ7から
放出される膨張騒音が小さくなる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る頭上カム式水冷二気筒ガソ
リンエンジンの正面図である。このエンジン本体1は、
図1に示すように、シリンダブロック11の上部にシリ
ンダヘッド12を組み付け、その上部にヘッドカバー1
3を組み付け、シリンダブロック11の前部にギヤケー
ス14及びベルトケース14aを組み付けて構成されて
いる。ベルトケース14a内には、クランクプーリ1
5、水ポンプ入力プーリ16、動弁カム軸入力プーリ1
7、テンションプーリ18が配置され、これらに無端ベ
ルト19が巻掛けられている。また、エンジン本体1を
構成するシリンダヘッド12の左右の横側空間には、そ
れぞれエアクリーナ20と排気マフラ7とが振り分けて
配置されている。
【0008】エンジン本体1の前側には、図1中の仮想
線で示すように、ラジエータ30が配設され、水ポンプ
入力プーリ16に冷却ファン2が取り付けられている。
この水ポンプ入力プーリ16の裏側にラジエータ30か
らの戻り冷却水を導入する冷却水導入口31が付設さ
れ、これがシリンダブロック11内の図示しないシリン
ダジャケットに連通している。これにより冷却水は、エ
ンジン運転中は水ポンプの駆動により、シリンダジャケ
ット11・ヘッドジャケット12・ラジエータ30の順
に循環し、冷却ファン2で起風された冷却風がラジエー
タ30を通過して冷却水の熱交換を行う。また、ラジエ
ータ30を通過した冷却風は冷却ファン2により後ろ向
きに送風される。
【0009】以下、本発明の実施例に係る特徴構造につ
いて説明する。ここで、図2は排気マフラとマフラカバ
ーを示し、同図(A)は排気マフラ及びマフラカバーの横
断平面図、図2(B)は図2(A)のB−B線縦断正面図で
ある。このエンジンの排気装置は、図2に示すように、
水冷二気筒型のシリンダヘッド12から二本の排気ポー
ト58・58を導出し、その排気ポート58を排気管5
9・59を介して排気マフラ7の第一膨張室60に連通
して構成されている。なお、同図中の符号35はV字型
の吸気ポートである。
【0010】前記冷却ファン2が付設されている水ポン
プ入力プーリ16は、図1に示すように、ベルトケース
14aの右側の一頂点部分57に配置されている。つま
り、上記冷却ファン2の軸心4は、エンジン本体1の前
面でシリンダ中心軸線3から右横方に外れた前面横位置
に配置され、上記マフラ7を配置したエンジン本体1の
横側空間6が冷却ファン2の旋回領域5に臨むように構
成されている。上記排気マフラ7は、図2(A)に示すよ
うに、前後へ横長に形成され、上記横側空間6に配置さ
れている。尚、この実施例では排気マフラ7の全部が冷
却ファン2の旋回領域5内に位置するものではないが、
排気マフラ7の全部を冷却ファン2の旋回領域5内に位
置するようにしてもよい。
【0011】上記排気マフラ7は、図2に示すように、
放熱可能なマフラカバー8で覆われ、当該排気マフラ7
とマフラカバー8との間には、冷却風が前後方向へ吹き
流れる間隙Sが形成されている。即ち、上記マフラカバ
ー8は、図2(A)(B)に示すように、上記間隙Sを形成
するため、複数のスペーサ21…を介して排気マフラ7
に固設されている。また、マフラカバー8のシリンダヘ
ッド側に面する左側面と下側面の左半分は、開放状態に
なっている。この範囲ではミスタッチのおそれがないの
と、排気マフラ7の放熱を促進するためである。
【0012】マフラカバー8の前端側下部8aは下方に
向けて拡開されている。これは冷却ファン2の旋回領域
5内において、冷却風の取り込みを容易にするためであ
る。これにより、冷却風を上記間隙Sへ十分に取り込
み、マフラカバー8を十分に冷却して、マフラカバー8
へのミスタッチによる火傷を防止することができる。ま
た、これにより、排気マフラ7を通過する排気ガスの温
度も十分に低下するので、この排気マフラ7から放出さ
れる膨張騒音も小さくなる。
【0013】上記排気マフラ7は、図2(A)に示すよう
に、前後に長いケース本体40から成り、ケース本体4
0内は前方より順に第一膨張室41、第二膨張室42、
第三膨張室43に区画して構成されている。上記ケース
本体40の後端部より遮蔽板42aと多孔板42bの各
中央部を貫通する尾管44が導出されている。この尾管
44の前方開口端は第一膨張室41内に臨み、後方開口
端は大気に解放され、尾管44の後端部には外気の吸い
込みを抑制するロール状の金網45が内設されている。
【0014】上記尾管44には多数のガス透過孔46が
あけられ、これらが第二膨張室42内と第三膨張室43
内に臨んでいる。尾管44の内部は、多孔板42aと前
後方向同位置に内設されたプラグ47で区画されてい
る。また、第二膨張室42には多数のガス透過孔を備え
た筒壁48が尾管44と同心状に内設されている。この
排気マフラ7は、図2(A)中の矢印で示すように、各排
気ポート58から流出した高温高圧の排気ガスを第一膨
張室41に導入し、順次、第二膨張室42、第三膨張室
43を通過させ、その過程で圧力を低減させてから大気
中に放出するので、排気の膨張騒音を一層低減させる。
【0015】この実施例では、図2(A)に示すように、
排気マフラ7に排気ポート58・58と同数の二本の排
気管59・59が設けられ、各排気管59・59は排気
マフラ7の第一膨張室41に挿入・固定され、各排気ポ
ート58・58からそれぞれ流出する排気ガスが、各排
気管59・59を通過して多数の排気孔60より排気マ
フラ7の広い第一膨張室41内に流入するように構成さ
れている。これにより排気マニホルドが不要となり、排
気マフラ7をシリンダヘッド12に近づけることができ
るので、排気マフラ7の前面を図1に示す冷却ファン2
の回転領域5に臨ませることができる。また、上記構成
によれば、排気ガスの熱が第一膨張室41内全体に分散
し、排気ガスの集熱による排気経路の熱損傷を低減する
ことができる。
【0016】なお、上記実施例では頭上カム式の水冷二
気筒ガソリンエンジンについて説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものでなく、冷却ファンを備えた
エンジンであれば、水冷エンジン以外の液冷エンジン、
空冷エンジンにもこの発明を適用することができる。ま
た、ガソリンエンジンに限らず、ガスエンジン、ディー
ゼルエンジン、二気筒以上の多気筒エンジン、単気筒エ
ンジン、さらには、頭上弁式のエンジンにも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンの正面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る排気マフラとマフラカバ
ーを示し、同図(A)は排気マフラ及びマフラカバーの横
断平面図、図2(B)は同図(A)のB−B線縦断正面図で
ある。
【図3】従来技術に係るマフラカバーの縦断面図であ
る。
【図4】従来技術に係るエンジンの正面図である。
【符号の説明】
1…エンジン本体、 2…冷却ファン、 3…シ
リンダ中心軸線、4…冷却ファンの軸心、 5…旋回領
域、 6…横側方空間、7…排気マフラ
8…マフラカバー、 S…間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体(1)の前側に冷却ファン
    (2)を配置し、この冷却ファン(2)からエンジン本体
    (1)に向けて後ろ向きに冷却風を送風するように構成
    し、エンジン本体(1)の横側に排気マフラ(7)を配置
    し、この排気マフラ(7)を放熱可能なマフラカバー(8)
    で覆い、排気マフラ(7)を上記冷却風で冷却可能に構成
    したエンジンのマフラ冷却装置において、 上記冷却ファン(2)の軸心(4)を、エンジン本体(1)の
    前面でシリンダ中心軸線(3)から横方に外れた前面横位
    置に配置するとともに、エンジン本体(1)の横側空間
    (6)を冷却ファン(2)の旋回領域(5)に臨ませ、 上記排気マフラ(7)を前後へ横長に形成して上記横側空
    間(6)に配置するとともに、当該排気マフラ(7)とマフ
    ラカバー(8)との間に、冷却風が前後方向へ吹き流れる
    間隙(S)を形成した、ことを特徴とするエンジンの冷却
    装置。
JP33396493A 1993-12-28 1993-12-28 エンジンのマフラ冷却装置 Pending JPH07189688A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33396493A JPH07189688A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 エンジンのマフラ冷却装置

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JP33396493A JPH07189688A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 エンジンのマフラ冷却装置

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JPH07189688A true JPH07189688A (ja) 1995-07-28

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ID=18271962

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JP33396493A Pending JPH07189688A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 エンジンのマフラ冷却装置

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JP (1) JPH07189688A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007470A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd エンジン作業機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010007470A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd エンジン作業機

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