JP3607964B2 - シリンダヘッドの冷却構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等に代表される内燃機関のシリンダブロックの上部に固定されるシリンダヘッドの冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシリンダヘッドの冷却構造としては、例えば図3に例示するものが知られている。
【0003】
すなわち、シリンダヘッド31は、4つの燃焼室2a,2b,2c,2dが設けられているシリンダブロック(図3においては図示略)の上側に接合固定されている。またこのシリンダヘッド31において、上記各燃焼室2a,2b,2c,2dのほぼ中心軸線上に対応する位置には、それぞれ点火プラグ取付孔3が穿設され、同取付孔3には点火プラグ5が取付けられている。さらに、シリンダヘッド31の上面には、これら各燃焼室2a,2b,2c,2dの配列方向に各々それら燃焼室2a,2b,2c,2dを挟む態様で合計5つの凹部39が設けられている。これら凹部39は、同シリンダヘッド31のプラグ穴(砂抜き穴)となっている。
【0004】
一方、上記シリンダヘッド31において、その各燃焼室2a,2b,2c,2dの図中各右側には吸気ポート4が設けられている。吸気ポート4は、それら各燃焼室2a,2b,2c,2dごとに2つの開口端4aをもって開口している。これら開口端4aは、吸気バルブ(図示略)によって選択的に開閉されるようになっている。
【0005】
さらに、同シリンダヘッド31において、その各燃焼室2a,2b,2c,2dの図中各左側には排気ポート6が設けられている。排気ポート6も、それら各燃焼室2a,2b,2c,2dごとに2つの開口端6aをもって開口している。これら開口端6aは、排気バルブ(図示略)によって選択的に開閉されるようになっている。
【0006】
次に、シリンダヘッド31の冷却構造について説明する。
シリンダヘッド31の略中央部には、燃焼室2a,2b,2c,2dに沿って吸排気ポート間ジャケット33が設けられ、またその両側には、同ジャケット33と平行に延びる一対の排気ポートジャケット34及び吸気ポートジャケット35が設けられている。排気ポートジャケット34は、排気ポート6の下部に設けられており、一方、吸気ポートジャケット35は、吸気ポート4の下部に設けられている。シリンダヘッド31の下部には、これらジャケット33,34,35にそれぞれ開口して、シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却水を同ジャケット33,34,35へ導入するための供給通路36,37,38がそれぞれ上流側(図3の上側)に1つずつ形成されている。そして、これら供給通路36,37,38を経て上記ジャケット33,34,35に供給された冷却水は、同ジャケット33,34,35内を流通することにより、シリンダヘッド31の吸気ポート4、排気ポート6及びその周辺を冷却する。そして下流側で合流した後、排出口40から排出されてラジエータ(図示略)に導かれ、再度循環に供されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなシリンダヘッドの冷却構造にあっては前述のように、凹部39が各燃焼室2a,2b,2c,2dの配列方向に各々それら燃焼室2a,2b,2c,2dを挟む態様で、すなわち気筒と気筒との間に設けられているため、吸排気ポート間ジャケット33内を流れる冷却液も、この凹部39の設けられた各気筒間にあっては、下方に流れてシリンダブロック30側の冷却に供されるようになる。このことを図4を併せ参照して更に説明する。なお、図4は図3の4−4線に沿った断面図であり、図3は図4の3−3線に沿った断面図に相当している。
【0008】
同図4に示すように、凹部39は前記吸排気ポート間ジャケット33に断面略縦コの字状(略有底円筒状)に突設する態様で設けられている。したがって、前記供給通路36から吸排気ポート間ジャケット33に流入する冷却液は、同ジャケット33内の形状に沿って、すなわち凹部39の下部39aにおいてはシリンダブロック30上面を冷却する態様で同ジャケット33内を流通するようになる。
【0009】
一方、内燃機関の運転に伴い最も温度が上昇して冷却が必要とされる部分は燃焼室2a,2b,2c,2d上に対応する位置付近である。しかし、上記従来の冷却構造において、冷却液は、各気筒間ではシリンダヘッド31内を下方に流れるものの、それら各燃焼室2a,2b,2c,2d付近では、同燃焼室2a,2b,2c,2dから離れた上部を流れるため、同部分を効果的に冷却することができなかった。
【0010】
また、燃焼室2a,2b,2c,2dの上部付近を流れる冷却液は、凹部39の内壁39bに衝突することでその一部が乱流となり、あるいはよどみを発生する。すなわち、上記凹部39の存在は冷却効果の低下を招く原因ともなっている。
【0011】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関のシリンダヘッドをより効率よく冷却することのできるシリンダヘッドの冷却構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の気筒が直列に配設される内燃機関のシリンダヘッド内に設けられて前記内燃機関の排気ポートと吸気ポートとの間のみにおいて前記各気筒の配列方向に冷却液を流通せしめる液体通路と、前記シリンダヘッドの少なくとも一つの気筒上に当該気筒の点火プラグ取付孔と同心円状に形成されて、前記液体通路を流通する冷却液の流通方向を当該気筒側に指向せしめる凹部とを備えることをその要旨とするものである。
【0013】
上記請求項1記載の発明によれば、上記凹部により前記液体通路を流れる冷却液は内燃機関の運転において最も温度が高くなりがちな前記気筒(燃焼室)側に指向されるため、より効率的に冷却をすることができる。
【0014】
また、シリンダヘッドの上面に設けられる上記凹部により、シリンダヘッド上面の剛性を併せ向上することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシリンダヘッドの冷却構造において、前記凹部はすり鉢状の形状を有してなることをその要旨とするものである。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、前記液体通路を流れる冷却液の上記凹部下面との衝突は緩和され、乱流やよどみの発生を好適に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を内燃機関としてのガソリンエンジンのシリンダヘッドの冷却構造に具体化した一実施の形態を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態にかかるシリンダヘッド1を上面から見た断面図である。
この図1に示されるシリンダヘッド1は、複数(本実施の形態においては4つ)の燃焼室2a,2b,2c,2dが設けられているシリンダブロック(図1においては図示略)の上側に接合固定されている。またこのシリンダヘッド1において、上記各燃焼室2a,2b,2c,2dのほぼ中心軸線上に対応する位置には、それぞれ点火プラグ取付孔3が穿設され、各取付孔3には点火プラグ5が取付けられている。さらに、シリンダヘッド1のこれら各燃焼室2a,2b,2c,2d上に対応する位置には前記各点火プラグ取付孔3と同心円状に形成された4つの凹部19が設けられている。
【0020】
一方、上記シリンダヘッド1において、その各燃焼室2a,2b,2c,2dの図中各右側には吸気ポート4が設けられている。吸気ポート4は、それら各燃焼室2a,2b,2c,2dごとに2つの開口端4aをもって開口している。これら開口端4aは、吸気バルブ(図示略)によって選択的に開閉されるようになっている。
【0021】
さらに、同シリンダヘッド1において、その各燃焼室2a,2b,2c,2dの図中各左側には排気ポート6が設けられている。排気ポート6も、それら各燃焼室2a,2b,2c,2dごとに2つの開口端6aをもって開口している。これら開口端6aは、排気バルブ(図示略)によって選択的に開閉されるようになっている。
【0022】
次に、こうしたシリンダヘッド1の冷却構造について説明する。
図1に示すように、シリンダヘッド1には、主に上記各排気ポート6に対応して燃焼室2a,2b,2c,2dの配列方向(図1の上下方向)に延在する液体通路の1つとして排気ポートジャケット11が設けられている。なお、図1においては便宜上、この排気ポートジャケット11を1本の通路として図示しているが、実際には排気ポート6の周辺において分岐され、複雑で入り組んだ形状をなしながら、相互に連絡するように設けられている。
【0023】
また同様に、シリンダヘッド1には、主に上記各排気ポート6と上記各吸気ポート4との間に対応して燃焼室2a,2b,2c,2dの配列方向(図1の上下方向)に延在するもう1つの液体通路として吸排気ポート間ジャケット12が設けられている。なお、この吸排気ポート間ジャケット12についても図1においては便宜上、これを1本の通路として図示しているが、実際には点火プラグ取付孔3の周辺において分岐され、複雑で入り組んだ形状をなしながら、相互に連絡するように設けられている。
【0024】
さらに、シリンダヘッド1には、前記各吸気ポート4の下部側において燃焼室2a,2b,2c,2dの配列方向(図1の上下方向)に延在するさらにもう1つの液体通路として吸気ポートジャケット13が設けられている。
【0025】
一方、シリンダヘッド1の上流側(図1の上側)下部には、上記各ジャケット11,12,13にそれぞれ開口して、シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却水を同各ジャケット11,12,13へ導入するための供給通路1415,16が1つずつ形成されている。これら各供給通路14,15,16を経て排気ポートジャケット11、吸排気ポート間ジャケット12、吸気ポートジャケット13に供給された冷却水は、同各ジャケット11,12,13内を流通する。そしてその後、合流して排出口20に導かれ、同排出口20から図示しないラジエータに戻される。
【0026】
なお、上記各ジャケット11,12,13内を流通してラジエータに導かれた冷却水は、同ラジエータにおいて冷却された後、再度、シリンダブロックのウォータジャケットに供給されるようになっている。
【0027】
次に、前記凹部19について、図2を併せ参照して詳述する。なお、図2は図1の2−2線に沿った断面図である。
前述のように、各燃焼室2a,2b,2c,2d上に対応する位置(図1)には凹部19が設けられている。この凹部19は、図2に示すようにシリンダヘッド1上面側から前記吸排気ポート間ジャケット12側に断面略U字状(すり鉢状)に突設する態様で設けられている。そして、前記供給通路15から吸排気ポート間ジャケット12に流入する冷却液は、同吸排気ポート間ジャケット12内を同ジャケット12の形状に沿って、すなわち各燃焼室2a,2b,2c,2d上に対応する位置に設けられている上記凹部19下部においてはそれら燃焼室2a,2b,2c,2dの上部にその流通方向が指向するように波状に流通した後、前記排出口20から排出される。
【0028】
またさらに、本実施の形態にかかるシリンダヘッド1にあっては、図1及び図2に示すように、各燃焼室2a,2b,2c,2dの間に流線形状をなす3つの支柱21が前記吸排気ポート間ジャケット12内を流れる冷却水を整流する態様で設けられている。このため、冷却水が支柱21によって整流される際、同冷却水は各燃焼室2a,2b,2c,2d上にその流れが円滑に指向するようになる。また、支柱21は図2に示すように、吸排気ポート間ジャケット12の上面12aと下面12bとの支持を併せ行っている。
【0029】
次に、上記のように構成されたシリンダヘッドの冷却構造の作用について説明する。
前述のように、供給通路15から吸排気ポート間ジャケット12に流入する冷却液は、同吸排気ポート間ジャケット12内を、同ジャケット12の形状に沿って、すなわち各燃焼室2a,2b,2c,2d上に対応する位置に設けられている上記凹部19下部においてはそれら燃焼室2a,2b,2c,2dの上部にその流通方向が指向するように波状に流通する。したがって、温度の高くなりがちな各燃焼室2a,2b,2c,2dの上部が効率的に冷却される。
【0030】
また、冷却水が凹部19の位置において下方に指向される際、同冷却水は前記吸排気ポート間ジャケット12の上面12aに衝突するが、本実施の形態においてはこの上面12aはすり鉢状に形成されているため、こうした衝突は緩和され、それに伴う乱流やよどみの発生も防止される。したがって、冷却水は円滑に流通する。さらに、シリンダヘッド1にすり鉢状の凹部19を設けたことにより、シリンダヘッド1上面の剛性は向上されている。
【0031】
一方、吸排気ポート間ジャケット12を流れる冷却水は、各燃焼室2a,2b,2c,2dの間の各支柱21によって整流される。そしてこの整流によって、同冷却水の各燃焼室2a,2b,2c,2d上における流れが下方に指向されることが助長される。また、上記支柱21は吸排気ポート間ジャケット12の上面12aと下面12bとの間を支持する態様で設けられているため、シリンダヘッド1としてその全体の剛性も向上されている。
【0032】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
・シリンダヘッド1において温度の高くなりがちな各燃焼室2a,2b,2c,2d上において冷却水の流れを下方に指向させることにより、シリンダヘッド1を効率的に冷却することができる。
【0033】
・冷却水と吸排気ポート間ジャケット12の上面12aとの衝突を緩和し、冷却水の流通を円滑化することができる。
・支柱21により、冷却水の各燃焼室2a,2b,2c,2d上の流れが下方に指向されることを助長することができる。
【0034】
・凹部19及び支柱21により、シリンダヘッド1の剛性を向上させることができる。
なお、本実施の形態は上記に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
【0035】
・上記実施の形態においては、各燃焼室2a,2b,2c,2dに対応して4つの凹部19を設けたが、これは上記各燃焼室2a,2b,2c,2dの任意の3つ以下の燃焼室上に設けてもよい。
【0036】
・上記実施の形態においては、支柱21は流線形状に設けられていたが、これに適宜のガイドを設けて冷却水の流れが下方に指向されることを更に促進してもよい。
【0037】
・上記実施の形態においては、支柱21は各燃焼室2a,2b,2c,2dの中間にあたる位置に3つ設けられていたが、この位置は任意に変更することができる。また、その数は4つ以上でも、2つ以下でもよい。
【0038】
・上記実施の形態においては、各ジャケット11,12,13における冷却水の流通方向を同一方向に設定した。これに対し、それら冷却水の流通方向をそれぞれ任意にしてもよい。
【0039】
・上記実施の形態においては、各ジャケット11,12,13による3本の液体通路による構成としたが、これは何本の液体通路による構成としてもよい。
・上記実施の形態においては、各ジャケット11,12,13に対してそれぞれ1本のみ供給通路14,15,16を設ける構成とした。これに対して、同ジャケット11,12,13に対してそれぞれその冷却水の流通方向に沿って複数の供給通路を設けてもよい。
【0040】
・上記実施の形態においては、1気筒当たりそれぞれ2個の吸気バルブ(吸気ポート4の開口端4a)及び排気バルブ(排気ポート6の開口端6a)を備えたシリンダヘッド1に具体化したが、各バルブ(各ポートの開口端)は1個ずつ以上であれば何本備えられている構成であってもよい。
【0041】
・上記実施の形態においては、直列4気筒のガソリンエンジンのシリンダヘッド1に本発明にかかる冷却構造を具体化したが、これを例えばV型エンジンの少なくとも一方の側のシリンダヘッドの冷却構造に具体化してもよい。
【0042】
・上記実施の形態においては、ガソリンエンジンのシリンダヘッド1に本発明にかかる冷却構造を具体化したが、ディーゼルエンジンのシリンダヘッドに同冷却構造を具体化してもよい。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、上記凹部により前記液体通路を流れる冷却液は内燃機関の運転において最も温度が高くなりがちな前記気筒(燃焼室)側に指向されるため、より効率的に冷却をすることができる。
【0044】
また、シリンダヘッドの上面に設けられる上記凹部により、シリンダヘッド上面の剛性を併せ向上することができる。
請求項2記載の発明によれば、前記液体通路を流れる冷却液の上記凹部下面との衝突は緩和され、乱流やよどみの発生を好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシリンダヘッドの冷却構造の一実施の形態を示す断面図。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図。
【図3】従来のシリンダヘッドの冷却構造例を示す断面図。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、4…吸気ポート、6…排気ポート、11…排気ポートジャケット、12…吸排気ポート間ジャケット、12a…上面、12b…下面、13…吸気ポートジャケット、14,15,16…供給通路、19…凹部、21…支柱。
Claims (2)
- 複数の気筒が直列に配設される内燃機関のシリンダヘッド内に設けられて前記内燃機関の排気ポートと吸気ポートとの間のみにおいて前記各気筒の配列方向に冷却液を流通せしめる液体通路と、
前記シリンダヘッドの少なくとも一つの気筒上に当該気筒の点火プラグ取付孔と同心円状に形成されて、前記液体通路を流通する冷却液の流通方向を当該気筒側に指向せしめる凹部と
を備えることを特徴とするシリンダヘッドの冷却構造。 - 請求項1記載のシリンダヘッドの冷却構造において、
前記凹部はすり鉢状の形状を有してなる
ことを特徴とするシリンダヘッドの冷却構造。
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