JPH07187231A - 食品保存容器 - Google Patents

食品保存容器

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JPH07187231A
JPH07187231A JP33841193A JP33841193A JPH07187231A JP H07187231 A JPH07187231 A JP H07187231A JP 33841193 A JP33841193 A JP 33841193A JP 33841193 A JP33841193 A JP 33841193A JP H07187231 A JPH07187231 A JP H07187231A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
food
storage container
food storage
barley stone
Prior art date
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Pending
Application number
JP33841193A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takakuwa
実 高桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EARTH CLEAN CO Ltd
EARTH CLEAN KK
NISHIO KK
Original Assignee
EARTH CLEAN CO Ltd
EARTH CLEAN KK
NISHIO KK
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Publication date
Application filed by EARTH CLEAN CO Ltd, EARTH CLEAN KK, NISHIO KK filed Critical EARTH CLEAN CO Ltd
Priority to JP33841193A priority Critical patent/JPH07187231A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然に存在する鉱石を用いて、食品の保存安
定性を向上させることのできる合成樹脂からなる安全性
の高い食品保存容器を提供することにある。 【構成】 食品保存容器1は、麦飯石が均一に混入され
たポリプロピレンやポリエチレン,ポリスチレン等の合
成樹脂2により形成されている。麦飯石は、その粒子が
全て8ミクロン以下、好ましくは3ミクロン以下となる
ように調整されている。そして、このような麦飯石は、
合成樹脂に対し、0.3〜20重量%、好ましくは0.
5〜10重量%混入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品を保存するための
合成樹脂からなる容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、麦飯石は漢方薬の一つとして
知られている。近年はその成分を分析することにより、
構成物質は25000種類にも及ぶことが判明してい
る。特に、主成分であるケイ酸、酸化アルミニウム以外
に、鉄、カルシウム、マンガン、マグネシウム、カリウ
ム、ナトリウム、リンなど、生体に必要なミネラルを多
数含むことが判明している。
【0003】また、麦飯石は、遠赤外線放射機能や滅菌
機能を有することが知られている。さらに、麦飯石は、
相当程度の微粉末状態であっても、海綿のような多孔性
が維持されているため、非常に強い吸着・脱臭効果が得
られることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、食品類に
は高い安全性が求められ、野菜については無農薬・有機
栽培のものが高く評価されている。また、これに伴い、
加工食品についても、保存剤等の使用を制限したものが
要求されている。
【0005】しかしながら、食品類に保存剤等が使用さ
れない場合には、短期間で食品類が変質し、保存性が低
下することになる。これでは、食品類の賞味期限が短く
なってしまう。近年のように大型冷蔵庫の普及により、
一般家庭において食品の購入が一週間に1〜2回となっ
ていることから考えると、賞味期限が短いものの普及は
難しく、保存剤等の低減は困難なものとなっている。
【0006】このため、食品類の容器では、生鮮物・加
工食品の保存性や鮮度の維持等に寄与するものについ
て、安価に提供されることが切望されている。現在の時
点で、食品類の容器材料としては、一般的に大量加工性
・清潔性・断熱性・軽量性・経済性等の面から、合成樹
脂からなる加工品が多用されている。しかし、このよう
な容器には、前記要望を十分に満足するものは見当たら
ない。このため、従来の容器に殺菌剤等を混入すること
が考えられるが、これでは、安全性について問題が残る
ことになる。
【0007】本発明の目的は、天然に存在する鉱石を用
いて、食品の保存安定性を向上させることのできる合成
樹脂からなる安全性の高い食品保存容器を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の食品保存容器
は、麦飯石の混入された合成樹脂からなることを特徴と
する。特に、前記麦飯石は、粒径3ミクロン以下の微細
粒であることが望ましい。また、このような麦飯石は、
合成樹脂に0.5〜10重量%混入されていることが望
ましい。また、合成樹脂は、少なくともポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレンからな
りることが望ましい。このような合成樹脂は、これを他
の構成材料、例えば合成樹脂や紙またはアルミニウムに
積層し、この積層したものから容器を形成して、食品保
存容器とすることもできる。また、麦飯石を混入された
合成樹脂をフィルム状にして、食品類を密封状態で包む
ような食品保存容器とすることもできる。
【0009】
【作用】本発明の食品保存容器によれば、食品衛生上安
全である麦飯石が合成樹脂中に購入され、これによって
食品保存容器が形成されることにより、麦飯石の遠赤外
線放射機能や滅菌機能、さらには吸着・脱臭効果によ
り、食品類を保存剤等のを添加することに比べ大幅に安
全な状態で、保存剤等の無添加に比べ長期間保存が可能
となる。特に、粒径3ミクロン以下の微細粒であれば、
その表面積が大きくなるため、少量で高い効果を得るこ
とができる。また、従来の食品保存容器のための合成樹
脂や紙またはアルミニウムに、麦飯石の混入された樹脂
を積層することにより、麦飯石は、必要且つ十分な量に
より、食品の保存性を向上することができる。
【0010】
【実施例】
(1)主な実施例 以下、本発明の食品保存容器について、一実施例を図面
に基づき説明する。図1は、本実施例の麦飯石の混入さ
れた合成樹脂からなる食品保存容器を示す側面断面図、
図2は麦飯石の粒度分布を示すグラフである。
【0011】すなわち、図1に示すように、本実施例の
食品保存容器1は、麦飯石が均一に混入されたポリプロ
ピレンやポリエチレン,ポリスチレン等の合成樹脂2に
より形成されている。麦飯石は、その粒子が全て8ミク
ロン以下、好ましくは3ミクロン以下となるように調整
されている。そして、このような麦飯石は、合成樹脂に
対し、0.3〜20重量%、好ましくは0.5〜10重
量%混入されている。
【0012】このような本実施例の食品保存容器では、
次のような作用・効果を得ることができる。すなわち、
本実施例で使用した麦飯石は、図2に示すように、95
%となるほとんどが3ミクロン以下であることが判明し
ている。このように、麦飯石が8ミクロン以下、好まし
くは3ミクロン以下となる微粒子であるため、麦飯石と
しての表面積は、かなり大きいものとなる。これによ
り、麦飯石が合成樹脂に対し0.3重量%と少量でも、
食品保存容器1の食品の接する表面側に、麦飯石として
作用する十分な量を得ることができる。また、微粒子で
あるため、合成樹脂に対し20重量%と多量でも、合成
樹脂中に均一に混入することができる。
【0013】このように合成樹脂に麦飯石が均一に混入
されているため、食品保存容器1の食品の接する表面側
にも、麦飯石が均一に分布した状態となっている。この
麦飯石は、3ミクロン以下の微粉末状態であっても、海
綿のような多孔性が維持されているため、非常に強い吸
着・脱臭効果がある。これにより、食品類の熟成により
発生するエチレンやアルデヒド等についても吸着し、さ
らに逸散することになる。したがって、本実施例の食品
保存容器の内部に保存された食品類は、熟成が進み過ぎ
ることによる食品類の劣化を防止できる。
【0014】また、麦飯石は滅菌機能を有するため、本
実施例の食品保存容器の内部に保存された食品類は、細
菌類の増殖を押さえることができ、変敗を大幅に遅延さ
せることができる。
【0015】しかも、麦飯石には、遠赤外線放射機能も
有しているため、次のような殺菌効果を得ることもでき
る。すなわち、本実施例の食品保存容器の内部に食品類
を収納して密封し、加熱をすると、容器中に含有する麦
飯石も加熱される。麦飯石が加熱されると遠赤外線を放
射し、容器内部の食品類を比較的短時間の内に効率良く
加熱殺菌することができる。これにより、殺菌のための
加熱時間が短縮されるため、食品類の加熱による変質を
低減することができる。
【0016】また、遠赤外線は室温においても放射され
る。このため、本実施例の食品保存容器内部では、遠赤
外線は食品類に含有される水分・油分・高分子物質に吸
収され、そして活発な状態で維持されることになる。こ
れにより、食品組織の経時的変化や破壊を防止すること
が可能となる。
【0017】以上のように、本実施例の食品保存容器に
よれば、容器を構成する樹脂中に麦飯石が含有されるこ
とにより、食品類の熟成が進み過ぎることによる劣化、
細菌類の増殖による変敗、食品類の加熱による変質、食
品組織の経時的変化や破壊等を防止することができる。
しかも、麦飯石は、生体に必要なミネラルを多数含む食
品衛生上、安全性の高いものであるため、食品の保存安
定性を安全な状態で向上することができる。
【0018】(2)他の実施例 なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。例えば、容器は1種類の合成樹脂からなることに限
定されず、複数種類の合成樹脂を積層させて構成するこ
ともできる。この場合、全種類の合成樹脂に麦飯石を混
入することに限定されず、食品と接する内部表面側のみ
を、麦飯石の混入された合成樹脂により構成することも
できる。
【0019】このような複数の樹脂を積層してなる食品
保存容器の一例としては、図3に示すように、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル、スチロール樹
脂、塩化ビニル樹脂等からなる本体容器用合成樹脂3の
表面に、麦飯石の混入された合成樹脂2を積層させて容
器を形成する。これは、麦飯石の混入された合成樹脂2
をフィルム状にして行うことにより、容易に積層すると
ができる。また、本体容器が、合成樹脂により構成され
る場合、市販の容器に積層させることも可能となる。こ
のような構成によっても、容器の内部表面には、食品類
に対して十分な量の麦飯石を有していることになる。
【0020】また、本発明では、麦飯石の混入された合
成樹脂の食品の接触しない側の表面に、紙やアルミニウ
ムまたは合成樹脂からなるフィルムを蒸着等により積層
させることも可能である。
【0021】さらに、前記積層体は、本体容器用合成樹
脂3と麦飯石混入の合成樹脂2との間に、別の合成樹脂
や紙またはアルミニウム等の他の構成材料を挟んだ構成
とすることもできる。この一例としては、麦飯石混入の
合成樹脂の表面にアルミニウムを蒸着によりフィルム状
に積層し、このフィルム状アルミニウムの表面に他の合
成樹脂や紙等を積層した構成が挙げられる。また、別の
合成樹脂や紙またはアルミニウム等の他の構成材料表面
に麦飯石混入の合成樹脂フィルムを積層させた構成とす
ることもできる。
【0022】また、本発明では、食品を密封状態に包む
ためのフィルムを、麦飯石の混入された合成樹脂から構
成することもできる。この場合、食品は密封状態となる
ため、空気による酸化を防止することができ、より保存
安定性に優れた食品保存容器とすることができる。
【0023】そして、本発明では、麦飯石と共に、セラ
ミックや他の天然に存在する鉱石も混合して、これを合
成樹脂中に混入させる構成とすることもできる。
【0024】以上のような構成によっても、上述の主な
実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、本体
容器が紙の場合は、使用後は可燃物として処理できるた
め、環境衛生上も好ましいものとすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
麦飯石の含有された合成樹脂を使用することにより、食
品衛生上、安全性の高い状態で、食品類の熟成が進み過
ぎることによる劣化、細菌類の増殖による変敗、食品類
の加熱による変質、食品組織の経時的変化や破壊等を防
止することができる食品保存容器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品保存容器の一実施例の構成を示す
断面図。
【図2】図1の容器中に含有される麦飯石の粒度分布を
示すグラフ。
【図3】他の実施例の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…食品保存容器 2…麦飯石の混入された合成樹脂 3…本体容器用合成樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/08 F B29K 503:04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麦飯石の混入された合成樹脂からなるこ
    とを特徴とする食品保存容器。
  2. 【請求項2】 前記麦飯石が、粒径3ミクロン以下の微
    細粒であることを特徴ととする請求項1記載の食品保存
    容器。
  3. 【請求項3】 前記麦飯石が合成樹脂に0.5〜10重
    量%混入されていることを特徴とする請求項2記載の食
    品保存容器。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂が、少なくとも、ポリプロ
    ピレン、ポリエチレン、ポリエステル、スチロール樹
    脂、塩化ビニル樹脂からなることを特徴とする請求項1
    記載の食品保存容器。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂が、紙またはアルミニウム
    または合成樹脂に積層されていることを特徴とする請求
    項1記載の食品保存容器。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂がフィルムとして形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の食品保存容器。
JP33841193A 1993-12-28 1993-12-28 食品保存容器 Pending JPH07187231A (ja)

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JP33841193A JPH07187231A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 食品保存容器

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JP33841193A Pending JPH07187231A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 食品保存容器

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JP (1) JPH07187231A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2763965A1 (fr) * 1997-05-28 1998-12-04 Seok Mi Soo Produit fibreux a base d'elvan
JP2004099142A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Shin Etsu Polymer Co Ltd 透明性を有する食品包装用フィルム

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FR2763965A1 (fr) * 1997-05-28 1998-12-04 Seok Mi Soo Produit fibreux a base d'elvan
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