JP4170495B2 - 輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置 - Google Patents

輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機、特にウェブを処理する輪転印刷機に用いられる、針無し式の折り装置であって、刷り本を案内する胴と、断裁胴とが設けられていて、刷り本を案内する胴が、該胴の軸線を中心にして回転して、進入する材料を受け取るようになっており、断裁胴の周面に断裁装置が取り付けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第5122109号明細書には、輪転印刷機に用いられる折り装置に設けられた折り胴が開示されている。この折り胴において断裁したい材料ウェブは、折り胴の軸方向で見て相並んで配置された多数のベルト列によって保持される。折り胴の周面では、個々のベルト列の間の隙間を通って折りブレードの先端が突出する。少なくとも2つのベルト列は相応する範囲内で互いに結合されており、この場合、このように互いに結合された多数のベルト列が設けられている。折り胴に設けられた、これらのベルト列グループは作動ユニットに結合されているので、各ベルト列のプレロードもしくはプレテンションが可変となる。有利には各作動ユニットが作動プレートと作動軸とを有している。作動プレートは熊手状もしくはレーキ状の作動部材に結合されており、この作動部材にベルト列が対応している。作動プレートは、熊手状の作動部材における位置に関して、作動軸に対して偏心的な位置に固定されている。
【0003】
ドイツ連邦共和国実用新案第29511605号明細書には、輪転印刷機に用いられるドラム型折り装置が開示されている。このドラム型折り装置は上側のベルトグループと下側のベルトグループとを有しており、両ベルトグループは、折りたい刷り本を2つの折込みローラを介して案内する。この公知のドラム型折り装置はさらに、折りドラムと共に運動させられる折りブレードを備えており、この折りブレードは、折りたい刷り本を両折込みローラの進入ギャップ内に押し込む。この公知のドラム型折り装置には、さらに、折りたい刷り本の上で前記進入ギャップに対して両側に配置された案内装置が設けられている。舌片を備えた案内薄板または舌片は、折りブレードの運動領域内に突入しており、折りブレードは、これらの舌片の範囲に窓形の切欠きを有している。
【0004】
実公平7―24370号公報には、針無し式の折り装置に設けられた断裁装置が開示されている。この公知の手段では、断裁機構を有する断裁胴も、対向胴もしくは刃受け胴も、胴の周方向に延びる弾性的な材料から成るテープで覆われている。胴の周面に設けられたこれらのテープは、互いに内外に係合して、両胴の間に存在する材料ウェブに波形横断面を付与する。これにより、自由に送られる材料の剛性が高められるので、自由に送られる材料ウェブ区分を、後置された搬送ベルトへ申し分なく引き渡すことが可能となる。
【0005】
特開平7―89670号公報には、輪転印刷機に用いられるくわえ折り装置が開示されている。この公知の手段では、到来する材料ウェブがまず部分的にのみ断裁され、引き続きグリッパによって把持され、その後に材料ウェブが完全に断裁される。しかし、このような配置構成は針無し式の折り装置とは云えず、穿刺針を備えた折り装置である。
【0006】
針無し式の折り装置では、断裁胴と対向胴、つまり刃受け胴とから成る断裁胴対に後置されたベルト列の使用が幾つかの不都合を招くことが判った。特に、これらのベルト列の均一なテンション付与や、疲労後の交換はかなりの時間を費やし、しかも極めて面倒な作業を必要とする。その結果、生産設備の数時間にも及ぶ停止時間が生じ、このことは生産中断時間の増大を招く。さらに、搬送ベルトは材料ウェブ速度に比べて増速されて駆動されており、このこともかなりの手間を伴う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上で述べた公知先行技術から出発して、本発明の課題は、断裁胴対に後置された搬送ベルト列の使用を避け、しかも断裁胴対において対向胴を節約することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭で述べた形式の針無し式の折り装置において、刷り本を案内する胴と断裁胴のうちの少なくともいずれか一方の胴に、周期的に作動可能な刷り本保持装置が対応しており、該刷り本保持装置が、刷り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、断裁過程後にその都度次の刷り本の前縁を把持するようにした。
【0009】
【発明の効果】
本発明による解決手段により、種々様々の利点が得られる。本発明によれば、断裁過程の直後に刷り本保持装置が刷り本を位置固定するので、多層ウェブの生産時でも、自由端部が引き続き搬送される際に空気抵抗によってばたつきが生じることは阻止されている。刷り本を次の折り胴に搬送するための搬送ベルト列を完全に不要にすることができる。さらに、断裁胴対の対向胴、つまり刃受け胴も節約される。なぜならば、断裁胴が、対向胴として働く、刷り本を案内する胴と協働するからである。
【0010】
本発明の根底を成す思想を実現するための構成では、刷り本保持装置が、刷り本を案内する胴か、または断裁胴に配置されていてよい。刷り本保持装置の周期的な操作は横裁ち過程が完全に終了した後に行われ、刷り本は刷り本保持装置によって上方から把持されて、刷り本を案内する胴の周面に捕捉される。
【0011】
刷り本保持装置は、電動モータまたはカム制御装置を用いるか、または蓄力器、たとえばばね積層体により負荷されて操作され得る。刷り本保持装置の把持運動は、レバー機構による重畳された引出し・把持運動によって行うことができる。この場合、互いに連結されたレバーアームは互いに異なる軸線を中心にして運動する。刷り本を案内する胴の1回転に関して10〜15゜にわたって延びる把持領域内において、刷り本保持装置は対応する胴から引き出されて、刷り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に向けられた把持運動によって、断裁されたばかりの前縁を把持する。刷り本を案内する胴における刷り本保持装置の組付けの他に、これらの刷り本保持装置が断裁胴に設けられていてもよい。その場合、刷り本保持装置は、断裁胴に対向して位置する、刷り本を案内する胴の表面に、対応する押さえとして当て付けられ、これにより断裁された刷り本の前縁が、刷り本を案内する胴に位置固定される。
【0012】
本発明による折り装置は、端物印刷であれ、新聞印刷であれ、特に輪転印刷機において使用される。
【0013】
本発明はさらに、扁平な材料のための、刷り本を案内する胴を備えた折り装置と、断裁装置を備えた断裁胴とを有する輪転印刷機であって、刷り本を案内する胴が、該胴の回転軸線を中心にして運動するようになっていて、該胴の周面が、進入する材料を支持するようなっている形式のものに関する。この場合、本発明による輪転印刷機の構成では、前記胴のうちの少なくとも1つの胴に、周期的に作動可能な刷り本保持装置が対応しており、該刷り本保持装置が、刷り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、断裁過程後にその都度次の刷り本の前縁を把持するようになっている。
【0014】
本発明はさらに、針無し式の折り装置でウェブ状の材料を断裁する方法に関する。この場合、本発明による方法では、折り装置に進入する材料を、自軸線を中心にして回転する、刷り本を案内する胴の表面に支持し、
断裁装置が取り付けられている断裁胴を、刷り本を案内する胴と協働させ、
断裁胴と刷り本を案内する胴のうちの少なくともいずれか一方の胴に対応していて、刷り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、しかも断裁過程後にその都度次の刷り本の前縁を把持する刷り本保持装置を周期的に作動させるようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0016】
図1には、断裁胴対5の背後に配置された搬送ベルトを備えた、公知先行技術による針無し式の折り装置が示されている。
【0017】
この場合、単層または多層の材料ウェブ3が、第1の引張ローラ対2と、第2の引張ローラ対4とを介して折り装置1に進入する。断裁胴と対向胴もしくは刃受け胴とから成る断裁胴対5の間に形成されたギャップにおいて材料ウェブ3から刷り本が断裁され、刷り本はその後に、循環する搬送ベルト6,7の間に進入した後に折り胴8にまで搬送される。到来する刷り本は折り胴8に設けられたグリッパ10によって把持され、引き続き、折られた刷り本の折り背が折りブレード9によってくわえ胴11のくわえに突き込まれる。
【0018】
このくわえ胴11から刷り本は上側の搬送胴12もしくは下側の搬送胴13に引き渡される。これらの搬送胴12,13はくわえ胴11の周面から刷り本を連続的に受け取る。各搬送胴12;13には、上側の排出装置14もしくは下側の排出装置15が対応しており、これらの排出装置14,15を介して刷り本は引き続き別の処理に供給される。
【0019】
図2には、刷り本を案内する胴と、この胴に対応する断裁胴とを備えた折り装置における本発明による胴配置構成を示す側面図が示されている。
【0020】
第1の引張ローラ対2もしくは第2の引張ローラ対4を介して折り装置に進入する材料ウェブ3は、途中に搬送ベルト(図1参照)を接続することなしに、折り胴8と断裁胴16との間の断裁ニップ内に搬送される。断裁胴16は2つの断裁刃17を有していて、その外周面に沿って2つの刷り本を相前後して位置するように受け取ることができる(この理由から「2倍径胴」とも呼ばれる)。それに対して、折り胴8は図2に示した配置構成では、周面19に沿って4つの刷り本を相前後して位置するように受け取ることができる。折り胴8に設けられた刷り本保持装置については、後続の図面につき詳しく説明する。折り胴8は、この配置構成ではやはり4つの刷り本を相前後して受け取るくわえ胴11と協働する。このくわえ胴11はくわえ20を備えている。両搬送胴12;13に設けられたグリッパ21は、くわえ胴11の周面から、横折りされた刷り本を引き取って、これらの刷り本を上側の排出装置14もしくは下側の排出装置15に引き渡す。
【0021】
図3には、互いに協働する2つの胴、つまり断裁胴と、刷り本を案内する胴の拡大側面図が示されている。
【0022】
横裁ち過程が完全に終了した後に、刷り本を案内する胴8、つまりこの実施例では折り胴8への刷り本を確実に引き渡すために、折り胴8も断裁胴16も、刷り本保持装置22を備えている。図示の配置構成では、折り胴8はその周面19に3つの刷り本を受け取ることができ、断裁胴16はその周面に2つの刷り本を受け取ることができる。折り胴8には周面19に沿って3つの溝刃受け17.1が設けられているのが判る。これらの溝刃受け17.1は、断裁胴16で刃支承部18に保持された断裁刃17と協働する。すなわち、各断裁刃17は材料ウェブ3の断裁過程において、それぞれ対応する溝刃受け17.1に当接するようになっている。刷り本走行方向で見てそれぞれ溝刃受け17.1のすぐ背後には、刷り本保持装置22が配置されており、この刷り本保持装置22はこの場合、グリッパ10として形成されている。断裁胴16には、刷り本保持装置が押さえ27の形で設けられており、これらの押さえ27は刷り本走行方向で見て断裁刃17の手前に配置されている。押さえ27は休止状態において、刃支承部18の、丸く面取りされた載着面23に支持されていて、たとえば図3に示したカム・ローラ機構によって引き出されるか、もしくは再び引き込まれる。押さえ27は、レバーアーム24,28から成るレバー機構のレバーアーム24に取り付けられており、このレバーアーム24は旋回軸25を中心にして運動可能である。この場合、旋回軸25を中心とした旋回運動はカムローラ26によって形成される。このカムローラ26は制御カム(図3には図示されていない)に沿って転動する。刷り本走行方向で見て、引き出された押さえ27は、その都度1つの断裁刃17によって新たに断裁される刷り本の前縁に接触し、この前縁を断裁終了後に折り胴8の周面19に当て付ける。したがって、まず最初に刷り本の前縁が位置固定され、その後に、グリッパ10の形の刷り本保持装置22が折り胴8から引き出され、これにより刷り本の前縁が引き取られる。図4〜図8には、両胴に設けられた刷り本保持装置の個々の構成部分の、刷り本引渡しの間に生じる種々の段階が連続的に詳しく図示されている。
【0023】
図4に示した状態では、新しい刷り本35の新しい前縁36が形成される。断裁胴16に設けられた接触面29が材料ウェブに接触して、断裁胴16の断裁刃17が材料ウェブを断裁し、これにより断裁ニップ34内に新しい刷り本前縁が形成される。図示の状態では、折り胴8に設けられたグリッパ10の形の刷り本保持装置22はまだ休止位置にある。制御ローラもしくはカムローラ26;31のための制御カム30;33(断片的にのみ図示する)において、カムローラ26;31は、刷り本保持装置の引き込まれた状態においてそれぞれ図示の位置を占めている。
【0024】
両制御ローラもしくはカムローラ26;31は、それぞれ各制御カムの輪郭に設けられた高点に乗り上げていて、次いで図5につき詳しく説明するように高点を通過する。
【0025】
図5に示した状態、つまり溝刃受け32と断裁胴16との間で行われる横裁ち過程が完全に終了した後の状態では、両カムローラ26;31が制御カム30;33の各輪郭の高点から遠ざかり、これにより刷り本保持装置22を断裁ニップ34内に引き出す。このことは、各胴外周面によって損なわれることなく可能となる。なぜならば、刷り本保持装置22が既に本来の断裁ニップ34から少しだけ前進して、両胴の間に形成された隣接の楔形ギャップ内に位置しているからである。図5から判るように、押さえ27の先端は刷り本35の前縁36に当て付けられ、ひいてはこの前縁36を溝刃受け32の範囲で折り胴8の周面19に圧着している。これにより、刷り本35の前縁36は横裁ちの終了直後に、刷り本を案内する折り胴8の周面19に位置固定される。それと同時に、グリッパ10の形の刷り本保持装置22も、断裁ニップ34に続いた楔形ギャップ内に引き出され、刷り本35の前縁36を上方から把持しようとしている。引き出された両刷り本保持装置22の間の衝突を回避するためには、これらの刷り本保持装置22がそれぞれ折り胴8もしくは断裁胴16の周面で互いにずらされて取り付けられている。押さえ27の先端は、刷り本を案内する胴、つまり折り胴の周面19の湾曲に適合可能されていてよく、かつ弾性的な材料から成っていてよい。押さえ27がフレキシブルに形成されていることにより、種々異なる厚さの刷り本35を処理することも可能となる。このことは、特に刷り本の頁数や印刷を施される材料に関連している。
【0026】
図6に示したように、刷り本を案内する胴もしくは折り胴8が断裁胴16と共に引き続き回転する間に、刷り本保持装置22は、断裁ニップ34に隣接した楔形ギャップ内に移動する。折り胴8のグリッパ10は折り胴8の回転方向とは反対の方向へ運動して、刷り本35の前縁36に徐々に被さる。前縁36は図6に示した状態ではまだ、引き出された押さえ27によって折り胴8の周面19の溝刃受け32に圧着されている。
【0027】
図7には、折り胴8と断裁胴16とが引き続きさらに一緒に回転した後の状態が示されており、この場合、グリッパ10の形の刷り本保持装置22は刷り本35の前縁36を折り胴8の周面19の溝刃受け32に把持している。押さえ27は、断裁ニップ34に隣接した楔形ギャップの範囲から進出する。制御カム30の別の輪郭部分(図示しない))により、押さえ27は再び断裁胴16内へ引き戻された位置にまで運動する。刷り本35はこのとき、折り胴8の周面19に受け取られており、こうして、前縁36がばたついたり、あるいは別の不都合を受けることなしに、刷り本35は断裁ニップ34と楔形ギャップとを通じてコントロールされて運動するようになる。刷り本を案内する胴もしくは折り胴8に設けられた制御カム33により、折り胴に設けられた刷り本保持装置の位置は、横折り装置によって各刷り本35の折り背が、くわえ胴に設けられた、折りブレードに対向して位置するくわえに突き込まれるまで、もはや変化しない。
【0028】
図7に示したように、断裁胴16に設けられた刷り本保持装置22、特に押さえ27は、断裁ニップ34内の刷り本接触範囲から離れる方向に運動している。押さえ27は再び断裁胴16内に引き込まれる。折り胴8と断裁胴16とが一緒に回転することによって刷り本35が完全に断裁ニップ34を通過するやいなや、各1つの溝刃受け32と断裁刃17とが再び、材料ウェブ3から別の刷り本35を断裁するために、互いに向かい合って位置する位置を占める。
【0029】
刷り本を案内する胴8は、図示の実施例の場合のように折り胴であるか、または刷り本35を別の胴に供給する渡し胴であってもよい。刷り本を案内する胴8は集合胴であってもよい。その場合、集合胴の周面19には種々の数の刷り本35が重ねられて、引き続き一緒に搬送されるか、または一緒に横折りされる。横折り過程は、平行折りあるいはまた二重平行折りであってもよい。また、デルタ折り(Deltafalze)も、慣用の折りサイズである。この場合、「平行折り」とは、刷り本を常に真ん中で折って、たとえば2つの等しい大きさの半部を形成するような折りを意味する。「二重平行折り」とは、既に1回の平行折りを施された折り丁をもう一度横折りする、つまり既に半分の長さに折られた折り丁をもう一度半分に折るような折りを意味する。これに対して「デルタ折り」では、刷り本が半分に折られるのではなく、3つのセクタが形成されるように折られる。たとえばこの場合、刷り本はその長さの1/3にまで折り畳まれる。
【0030】
材料ウェブ3から分断された刷り本の前縁36を把持することに基づき、刷り本35の、折り胴の周面19に対する相対運動は有効に阻止される。このような弱点が消滅したので、刷り本を引き続き処理するための、従来よりも著しく高い処理品質も保証されている。本発明により提供された折り装置からの刷り本の品質は、従来よりもかなり向上する。また、刷り本35の、従来よりも大きな面に印刷を施すことができる。なぜならば、後続の別の作業ステップにおいて取り除かれなければならない針穿刺部がもはや生じなくなるからである。したがって、被印刷物を節約することができ、しかも印刷したい絵柄のために、より多くのスペースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知先行技術による針無し式の折り装置の概略図である。
【図2】本発明による針無し式の折り装置における胴の配置構成を示す概略図である。
【図3】互いに協働する断裁胴と折り胴の拡大側面図である。
【図4】刷り本保持装置を対応する胴から引き出し、その都度次の刷り本の前縁を把持させる経過の最初の段階を示す概略図である。
【図5】図4に示した段階の次の段階を示す概略図である。
【図6】図5に示した段階の次の段階を示す概略図である。
【図7】図6に示した段階の次の段階を示す概略図である。
【符号の説明】
1 折り装置、 2 第1の引張ローラ対、 3 材料ウェブ、 4 第2の引張ローラ対、 5 断裁胴対、 6,7 搬送ベルト、 8 折り胴、 9 折りブレード、 10 グリッパ、 11 くわえ胴、 12,13 搬送胴、14,15 排出装置、 16 断裁胴、 17 断裁刃、 17.1 溝刃受け、 18 刃支承部、 19 周面、 20 くわえ、 21 グリッパ、22 刷り本保持装置、 23 載着面、 24 レバーアーム、 25 旋回軸、 26 カムローラ、 27 押さえ、 28 レバーアーム、 29 接触面、 30 制御カム、 31 カムローラ、 32 溝刃受け、 33 制御カム、 34 断裁ニップ、 35刷り本、 36 前縁

Claims (14)

  1. 輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置であって、断裁胴(16)が設けられており、該断裁胴(16)の周面に断裁刃(17)が取り付けられており、自軸線を中心にして回転する、刷り本を案内する胴(8)が設けられており、該刷り本を案内する胴(8)が、進入する材料(3)を受け取るようになっており、さらに該刷り本を案内する胴(8)に、周期的に作動可能な刷り本保持装置(22)が配置されており、該刷り本保持装置(22)が、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、断裁過程後にその都度次の刷り本(35)の前縁(36)を把持するようになっている形式のものにおいて、断裁胴(16)に、周期的に作動可能な別の刷り本保持装置(22)が配置されており、該別の刷り本保持装置(22)が、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、前記前縁(36)を、刷り本を案内する胴(8)の周面(19)に押さえ付けるようになっていることを特徴とする、輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置。
  2. 刷り本を案内する胴(8)に配置された刷り本保持装置(22)が、グリッパ(10)として形成されている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  3. 断裁胴(16)に配置された、周期的に作動可能な別の刷り本保持装置(22)が、押さえ(27)として形成されている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  4. 刷り本保持装置(22)が、各胴(8,16)から引き出された位置もしくは各胴(8,16)内に引き込まれた位置を周期的に操作可能に占めるようになっている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  5. 刷り本保持装置(22)が、カム制御装置(26,30,31,33)によって操作可能である、請求項2または3記載の針無し式の折り装置。
  6. 刷り本保持装置(22)が、ばね負荷されて操作可能である、請求項2または3記載の針無し式の折り装置。
  7. 刷り本保持装置(22)が、レバー機構(24,28)の重畳運動によって、それぞれ次の刷り本(35)の前縁(36)を把持するようになっている、請求項2または3記載の針無し式の折り装置。
  8. 刷り本保持装置(22)がまず、刷り本を案内する胴(8)の周面(19)もしくは断裁胴(16)の周面から出現し、その後に、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対の方向へ運動するようになっている、請求項7記載の針無し式の折り装置。
  9. 刷り本(35)の引取り領域が、刷り本を案内する胴(8)の胴1回転の10〜15゜にわたって延びている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  10. 前記押さえ(27)が、刷り本走行方向で見て断裁刃(17)の手前に配置されている、請求項3記載の針無し式の折り装置。
  11. 前記押さえ(27)が、カム制御されている、請求項10記載の針無し式の折り装置。
  12. 前記押さえ(27)が、ばね負荷されて操作可能である、請求項10記載の針無し式の折り装置。
  13. 針無し式の折り装置を備えた輪転印刷機において、請求項1記載の針無し式の折り装置が設けられていることを特徴とする輪転印刷機。
  14. 針無し式の折り機でウェブ状の材料を断裁する方法において、以下の方法ステップ:
    進入する材料(3)を、自軸線を中心にして回転する、刷り本を案内する胴(8)の表面(19)に受け取り、
    周面に断裁刃(17)が取り付けられている断裁胴(16)を、刷り本を案内する胴(8)と協働させ、
    断裁過程後にその都度次の刷り本(35)の前縁(36)を把持するために、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対の方向に運動可能である、刷り本を案内する胴(8 )に配置された刷り本保持装置(22)を周期的に作動させ、
    さらに、前記前縁(36)を、刷り本を案内する胴(8)の周面(19)に押さえ付けるために、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対の方向に運動可能である、断裁胴(16)に配置された別の刷り本保持装置(22)を周期的に作動させる、
    を実施することを特徴とする、ウェブ状の材料を断裁する方法。
JP01752099A 1998-01-27 1999-01-26 輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置 Expired - Fee Related JP4170495B2 (ja)

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