JPH07186451A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07186451A
JPH07186451A JP28326494A JP28326494A JPH07186451A JP H07186451 A JPH07186451 A JP H07186451A JP 28326494 A JP28326494 A JP 28326494A JP 28326494 A JP28326494 A JP 28326494A JP H07186451 A JPH07186451 A JP H07186451A
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JP
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head unit
printing
ink
recording
array head
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Application number
JP28326494A
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English (en)
Inventor
Takuro Sekiya
卓朗 関谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スモールアレイヘッドユニットの印写幅領域
をラージアレイヘッドユニットの印写幅より大きくし、
もって両ヘッドの使い分けを可能にし、各サイズの記録
紙に対処可能とする。 【構成】 記録ヘッドのノズル配列領域が大きいラージ
アレイヘッドユニット1と、ノズル配列領域が小さいス
モールアレイヘッドユニット4とを有する。ラージアレ
イヘッドユニットは、ラインプリンター,スモールアレ
イヘッドユニット4は、被記録体3の前で往復運動しな
がら印写するシリアルプリンターである。スモールアレ
イヘッドユニット4の印写領域はラージアレイヘッドユ
ニット1の印写領域より大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、中でも、2種類の記録ヘッドを有し、記録す
る紙のサイズあるいは記録画像の種類(ブラック/カラ
ー)などに応じて2種類の記録ヘッドを使いわけたり、
あるいは、記録領域を分担しながら効率よく記録を行う
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時の騒音
発生が無視できる程度に小さい点で、オフィス用等とし
て注目されている。その内、高速記録可能で、いわゆる
普通紙に特別の定着処理を要せずに記録できる、いわゆ
るインクジェット記録法は、極めて有力な方法であり、
従来から種々の方式が提案され、また、既に製品化さ
れ、実用されている。このようなインクジェット記録法
は、いわゆるインクと称される記録液体の小滴を飛翔さ
せ、被記録体に付着させて記録を行うもので、記録液体
の小滴の発生法及び小滴の飛翔方向を制御するための制
御方法により、幾つかの方式があるが、いずれの方式に
おいても、カラー印写が容易に実現できるというメリッ
トあるいは広幅領域の印写ができるというメリットを生
かし、従来よりデザイン関連の業種で広く使用されてき
た。
【0003】一方、近年、コンピューターグラフィク
ス,デスクトップパブリッシング,デスクトッププレゼ
ンテーション等の発展,普及により、カラーの文書ある
いはOHPシートなどが一般のオフィスで頻繁に使用さ
れるようになってきた。しかし、一般のオフィスで使用
される文書は、文書全体がカラーあるいはカラー写真の
ようなものは少なく、多くは文字文書(=ブラック記
録)の一部にカラーの図あるいは写真が挿入されている
ものである。このようなカラー文書は、原理的にはイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の3色のイ
ンクを印写できる記録ヘッドを用いることによりプリン
トできるが、多くの場合、これとは別にブラック(B)
を印写できる記録ヘッドを設け、Y,M,Cの合成によ
ってブラックを出すのではなく、ブラック単独でブラッ
ク部分を印写することが多い。
【0004】このような記録ヘッドをもつ記録装置とし
ては、たとえば、特開昭58−194542号公報に示
されているようなものが知られている。これは、インク
を噴射する複数のノズルを有する記録ヘッドを4個(4
色:Y,M,C,B)キャリッジ上にならべ、ノズル列
にほぼ直交する方向に記録ヘッドを走査し、カラー記録
を行うものである。このような記録装置は、一般にノズ
ル列の数が48〜128個程度のものが多く、記録ヘッド
を1回走査する際に印写できる範囲は、数mm〜10数mm
の幅であり、印写速度はそれほど速くはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、オフィスでは、比率的にはブラック印写が圧倒的に
多く、文字文書がすみやかに印写できるプリンターが望
まれている。このような要望を満たすものとして、たと
えば、特開昭58−63454号公報には、記録紙幅全
域をカバーするいわゆるフルラインマルチアレイタイプ
と呼ぶ記録装置の例が開示されている。このような装置
は、記録部が記録紙幅全域をカバーしているため、その
記録速度は速く、1分間に数10枚というプリント速度
も可能である。しかしながら、装置としては大がかりと
なるため、これを4色分備えた記録装置は構成が大がか
りすぎるため、あまり現実的とはいえない。
【0006】また、オフィスで使用される紙のサイズ
は、一般にA4サイズが主流であるが、デザイン分野で
は、それ以上の大きさのサイズが主流であり、そのよう
な大きな紙サイズ全体をカバーするようなフルラインマ
ルチアレイタイプは、信頼性の面からみても実現不可能
である。従って、現状では、オフィス分野,デザイン分
野双方に好適に使用できるようなプリンターは存在せ
ず、その実現が望まれている。
【0007】本発明は、上記のような実状に鑑みなされ
のであり、オフィス分野,デザイン分野双方で作成され
るカラー文書あるいはカラーデザインプリントを効率よ
く、しかも単純な構成の装置で印写できるような記録装
置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)記録ヘッドのノズル配列領域が大
きいラージアレイヘッドユニットと、ノズル配列領域が
小さいスモールアレイヘッドユニットを有し、該スモー
ルアレイヘッドユニットが、被記録体の前で往復運動し
ながら印写する記録装置において、前記スモールアレイ
ヘッドユニットの印写領域が前記ラージアレイヘッドユ
ニットの印写領域より大きいことを特徴としたものであ
り、更には、(2)前記ラージアレイヘッドユニット及
びスモールアレイヘッドユニットは、ともにブラックイ
ンクによる印写を行い、使用する被記録体の大きさに応
じてヘッドユニットを使いわけ可能であること、或い
は、(3)前記ラージアレイヘッドユニットは、ブラッ
クインクによる印写を行い、前記スモールアレイヘッド
ユニットは、複数色のカラーインクによる印写を行うこ
と、或いは、(4)前記ラージアレイヘッドユニット
は、ブラックインクによる印写を行い、前記スモールア
レイヘッドユニットは、複数色のカラーインクとブラッ
クインクによる印写を行うこと、或いは、(5)前記
(1)乃至(4)において、前記スモールアレイヘッド
ユニットは、記録ヘッド部とインク容器部とが一体化さ
れていること、或いは、(6)前記(1)乃至(5)に
おいて、前記スモールアレイヘッドユニットは、記録ヘ
ッド部とインク容器部とが分離可能であること、或い
は、(7)前記(1),(3)又は(4)において、前
記スモールアレイヘッドユニットは、複数色の色ごとに
記録ヘッド部とインク容器部とが一体化された複数個の
ヘッドカートリッジとよりなること、或いは、(8)前
記(7)において、前記ヘッドカートリッジは、記録ヘ
ッド部とインク容器部とが分離可能であること、或い
は、(9)前記(1),(3)又は(4)において、前
記スモールアレイヘッドユニットは、複数色のインクを
噴射するヘッド部とインク容器部とが一体化されたヘッ
ドカートリッジよりなること、或いは、(10)前記
(9)において、前記ヘッドカートリッジは、ヘッド部
とインク容器部とが分離可能であること、或いは、(1
1)前記(10)において、前記インク容器部は、各色
ごとに分離可能であること、或いは、(12)前記
(1)乃至(11)のいずれか1において、前記ラージ
アレイヘッドユニットのノズル配列密度が、該ラージア
レイヘッドユニットによって印写される画素密度と同じ
であること、或いは、(13)前記(1)又は(2)又
は(4)乃至(12)のいずれか1において、前記スモ
ールアレイヘッドユニットのブラックインクで印写を行
う場合は、該ヘッドユニットが往復運動する際の往路,
復路ともに印写を行うこと、或いは、(14)前記
(1)又は(3)乃至(12)のいずれか1において、
前記スモールアレイヘッドユニットのカラーインクで印
写を行う場合は、該ヘッドユニットが往復運動する際の
往路もしくは復路のどちらか一方のみに印写を行うこ
と、或いは、(15)前記(1)乃至(14)のいずれ
か1において、前記スモールアレイヘッドユニットのヘ
ッド駆動周波数が、前記ラージアレイヘッドユニットの
駆動周波数の自然数倍であること、或いは、(16)前
記(1)乃至(15)のいずれか1において、前記ラー
ジアレイヘッドユニットの実効的なノズル数が、前記ス
モールアレイヘッドユニットの実効的なノズル数の自然
数倍であることを特徴としたものである。
【0009】
【作用】スモールアレイヘッドユニットの印写幅領域を
ラージアレイヘッドユニットの印写幅より大きくし、も
って、両ヘッドの使い分けを可能にし、各サイズの記録
紙に対処可能とする。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による記録装置の一実施例を
説明するための図で、図中、1はラージアレイヘッドユ
ニット、2は該ヘッドのノズル、3は記録紙、4はスモ
ールアレイヘッドユニットであり、41,42,43,
44は、それぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シ
アン(C),ブラック(B)を印写できるようになって
いる。5は該ヘッドのノズル、6はキャリッジ、7はキ
ャリッジのガイドロッド、8はキャリッジを移動させる
ためのネジ棒、9は記録紙搬送ローラ、10は記録紙押
えコロである。
【0011】ここで、本発明では、一例として、記録紙
3のサイズを例えばA3サイズとすると、ラージアレイ
ヘッドユニット1はその半分の領域、つまりA4サイズ
相当を印写領域としてカバーできるようなマルチノズル
ヘッドであり、ヘッドは固定されており、ヘッドの前を
紙が移動することによって印写が行われ、一方、スモー
ルアレイヘッドユニット4は、その印写幅は数ミリ〜2
0ミリ程度であるが、該ヘッドユニットはキャリッジ6
に搭載され、紙面の前を往復運動することにより、広い
領域を印写でき、図1の例では、A3サイズの紙に印写
できる。
【0012】つまり、本発明では、ラージアレイヘッド
ユニットとスモールアレイヘッドユニットの2種類のヘ
ッドユニットをもち、使用する紙の大きさによって2種
類のヘッドユニットを使いわけるようにしている。具体
的には、一般オフィスで大量に使用するようなA4サイ
ズの紙などは、ラージアレイヘッドユニットによって迅
速に印写を行い、使用ひん度の低いより大型のサイズの
紙でラージアレイヘッドユニットの印写幅を越えるよう
な場合には、紙面の前を往復運動するスモールアレイヘ
ッドユニットで印写を行う。よって、本発明では、スモ
ールアレイヘッドユニットを搭載するキャリッジの移動
領域は、ラージアレイヘッドユニットの印写幅を越えて
広い領域とされる。
【0013】図1の例では、スモールアレイヘッドユニ
ット4は、カラー印写を行う例を示しているが、ブラッ
ク(B)のみのヘッドとしてもよい。この場合、ラージ
アレイヘッドユニットもブラック(B)インクで印写す
るので、小さい紙サイズ〜大きい紙サイズまで、紙サイ
ズに合せて使用するヘッドユニットを変えたモノクロプ
リンターとなる。
【0014】次に、本発明の別の特徴を説明する。図1
の例は、スモールヘッドユニットはY,M,C,Bの4
色のヘッドを搭載した例を示しているが、カラー印写を
行うには、原理的にはY,M,Cの3色で実現できる。
つまり、ラージアレイヘッドユニットではB(黒)印写
を行い、スモールアレイヘッドユニットではY,M,C
印写、つまりカラー印写を行う構成である。このような
構成の記録装置は、たとえば、オフィスにおいては大量
に使用される、たとえばA4サイズのモノクロ文書は、
ラージアレイヘッドユニットによって印写され、もし、
その文書一部にカラー領域があるようなモノクロ文字お
よびカラーイメージの混在文書を印写する際には、その
カラー部のみ、スモールアレイヘッドユニットに分担,
印写される。あるいは、デザイン事務所のように、大き
なサイズのカラー印写を必要とするような場合には、ス
モールアレイヘッドユニットによってカラー印写され
る。
【0015】次に、本発明のさらに別の特徴を説明す
る。上記の例では、スモールアレイヘッドユニットY,
M,Cの3色のインクによってカラー印写を行う例を説
明したが、ここでは、それに加えてBインクのヘッドも
もつようにしたものである。上述のように、原理的には
Y,M,C3色でカラー印写はできるが、Y,M,C3
色を混合してブラックを出すより、Bだけ単独にもって
いてブラック部を印写する方が、色のにじみなどがな
く、鮮明な画像が得られる。
【0016】一般に、紙面の前をキャリッジに搭載され
た記録ヘッドが往復運動しながら印写する、いわゆるシ
リアルプリンターとしては、前述のような特開昭58−
194542号公報に開示されているようなものが知ら
れている。この場合、記録ヘッドとは離れた別のところ
にインクタンクが設れられ、両者はインク供給チューブ
で結ばれてインク供給がなされるわけであるが、キャリ
ッジが往復運動する際に、その供給チューブは極めてじ
ゃまな存在になる。とりわけ、本発明のように大きな紙
サイズの場合に、キャリッジの往復運動を利用して広い
領域に印写を行う場合には、深刻な問題となる。
【0017】そこで、本発明では、このような供給チュ
ーブを使用しなくてもよいように、図2に示すような構
成のスモールアレイヘッドユニットとしている。図2
は、本発明のスモールアレイヘッドユニットに適用され
る記録ヘッドユニットの一例であり、(a)は全体斜視
図、(b)は分解斜視図である。このヘッドユニット2
0は、インクを噴射するヘッドチップ21とそこにイン
クを供給するためのインク容器部24とを一体的に形成
したものである。ヘッドチップ21は、FPC(フレキ
シブルプリントサーキット)22に接続され、FPCに
設けられた電気接点をキャリッジ側の接点(図示せず)
と接触することにより、プリンター本体側より電気信号
を受け取り、インクを噴射して記録を行うようになって
いる。25は裏蓋、26はインク吸収体で、吸収体26
は、インクを含浸させたスポンジであり、キャリッジが
移動して振動しても、容器内部でインク中に泡が発生す
るようなことはないような構成となっている。吸収体2
6に含浸されているインクを使いきった時点で、このヘ
ッドユニット全体を交換するようになっている。本発明
では、このようにインク供給チューブのない構成となっ
ているため、キャリッジの往復運動にともなうチューブ
の処理の問題がなく、又、インク補給などの問題もなく
(インクがなくなったらヘッドユニット全体も交換して
しまうため)、取扱いが非常に簡単である。
【0018】図3は、上述のようなヘッドユニットにお
いて、ヘッド部23とインク容器部24とを分離可能に
したもので、図(a)は全体斜視図、図(b)は分解斜
視図で、この場合、ヘッド部23とインク容器部24と
は、弾性部材24aを介して分離可能になっているの
で、インクを使いきったら、インク容器部24のみを交
換すればよく、ランニングコストの低域が実現する。も
ちろん、ヘッド部23とインク容器部24とが接続され
た状態の時(図3(a))は、前述の図2(a)と同等
であるため、操作性の良さは図2(a)のものと同じで
ある。
【0019】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明する。図2に示した例は、1色のみのヘッド部とイン
ク容器部とを一体的に構成する例であったが、本発明で
は、このような一体型ヘッドをY,M,Cの3色あるい
はY,M,C,Bの4色分、つまり3個ないしは4個を
キャリッジに搭載して使用する。スモールヘッドユニッ
トがブラック1色だけのモノクロプリンターでは、イン
ク供給チューブも1色分ですむが、カラーの場合には、
3色ないしは4色分必要となり、非常に煩雑になる。し
かし、本発明では、図2に示したような一体型ヘッドを
3〜4色分(3〜4個)搭載するようにしたので、取扱
いが非常に楽になる。このような構成において、ある色
の一体型ヘッドのインクを使い切った場合には、その色
のヘッドを交換する。プリンターの構成例は、図1に示
したとおりである(ただし、スモールヘッドユニット4
の形は、図2のような形になっていないので注意)。
【0020】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明するが、ここでは、図1のスモールヘッドユニット4
へ図3のヘッド部とインク容器部とが分離可能なヘッド
ユニットを搭載する例を説明する。一般に、カラー印写
は、モノクロのブラック印写(主に文字印写)と異な
り、イメージを印写する。そのため、一枚の印写を完成
するのに要するインクの量は、文字印写に比べてはるか
に多く、大量にインクを消費する。そこで、本発明例で
は、スモールヘッドユニットの3色〜4色用として、図
3に示したヘッド部とインク容器部が分離可能なヘッド
ユニットを搭載した。こうすることによって、大量にイ
ンク消費をするカラー印写であっても、インクがなくな
ったらインク容器部のみ交換すればよいので、ランニン
グコストを低減化できる。
【0021】図4は、複数色(この例では、Y,M,C
の3色)のインクを噴射できるヘッドユニットをインク
容器部と一体的に形成した例であり、(a)は全体斜視
図、(b)は分解斜視図で、図中、30はヘッドユニッ
ト、31はヘッドチップ、32はプリントサーキット、
33は上蓋、34はカートリッジ、35(35Y,35
M,35C)はフィルター、36(36Y,36M,3
6C)はインク容器、37は底蓋、38はキャップで、
この例では、図2(この場合は単色)に示したようなイ
ンク容器一体型ヘッドユニットにおいて、ヘッド部およ
びそれに連絡するインク容器部を内部で3つに分けて、
Y,M,Cのインクを別々に充填したものである。この
ように、複数色を一体型にしたヘッドユニットは、非常
にコンパクトに形成できるので、キャリッジに搭載する
際、軽量小型であるため、小さなキャリッジですみ、
又、キャリッジを駆動するモーターも小型,省エネルギ
ーが実現できる。
【0022】図5は、図4に示した複数色のインク容器
一体型ヘッドユニットにおいて、インク容器部のみを分
離可能な構成とした場合の例を説明するための図で、
(a)はヘッドユニット40の全体斜視図、(b)は該
ヘッドユニット40を記録ヘッド部41とインク容器部
42を分離した状態の斜視図を示す。これにより、カラ
ーイメージ印写で大量にインクを消費しても、インク容
器部42のみを交換すればよいので、コスト低減が実現
する。しかも、図4で説明したカラーの一体型ヘッドの
利点はそのまま維持される。
【0023】図6は、上記のような一体型ヘッドユニッ
トで、インクの色ごとにインク容器部を分離できるよう
にした例を説明するための図で、(a)は全体斜視図で
あり、(b)はヘッドユニット40の記録ヘッド部41
と各色のインク容器部42(42Y,42M,42C)
を分離した状態の斜視図を示す。このようにすることの
メリットは、カラーイメージ印写では、必ずしもY,
M,Cのインクが同じスピードで消費されるわけではな
いので、もし、図4,図5の例において、どれかのイン
クがなくなった時に他のインクが残っていても、ヘッド
ユニットあるいは一体型インク容器全体を交換しなけれ
ばならず、ランニングコストの面で不利であるのに対し
て、本発明のように各色のインク容器を別々にしておく
ことにより、なくなったインクの容器のみ交換すること
で、よりいっそうのランイングコストの低減が実現す
る。
【0024】次に、本発明の他の特徴について説明す
る。本発明では、ラージアレイヘッドユニットとスモー
ルアレイヘッドユニットとを有しており、それらを単独
で、あるいは併用して印写を行っている。その際、スモ
ールアレイヘッドユニットは、キャリッジによる往復運
動と紙の搬送とによって印写が実行されるので、その印
写密度はキャリッジの速度,紙の速度,そしてヘッドの
ノズル配列密度とで決定される。したがって、たとえ
ば、ノズルの配列密度を8本/mm程度であったとして
も、キャリッジの速度,紙の速度および印写のタイミン
グを適切に選ぶことにより、16本/mmあるいはそれ以
上の印写密度で記録することが可能である。
【0025】しかしながら、ラージアレイヘッドユニッ
トで印写する場合は、ヘッドが固定であるため、紙搬送
方向における印写密度は、紙の送り速度と印写のタイミ
ングを適切に選ぶことにより、その印写密度は自由にな
るが、それと垂直な方向、つまりノズル配列の方向の印
写密度はノズル配列密度と同じ密度となる。従って、高
画質な印写品質を得るには、たとえば、16本/mm程度
(約400dpi相当)のノズル配列が要求され、そのような
高密度なノズル配列密度は、本出願人が先に提案した特
公昭56−9429号公報で示したようなサーマルイン
クジェットの原理を利用し、半導体製造プロセスによっ
て製作される記録ヘッドによって実現できる。このよう
な手段によって、ラージアレイヘッドユニットは製作さ
れるので、ノズル配列密度と同じ高密度な印写密度が得
られる。しかも、ラージアレイヘッドユニット固定して
いるので、信頼性が高い記録装置となる。
【0026】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明する。本発明のスモールアレイヘッドユニットでブラ
ック印写を行う場合、これは、ラージアレイヘッドユニ
ットではその印写を越えているような大きなサイズの紙
に印写する場合である。従って、このような大きなサイ
ズに印写する場合は、キャリッジにスモールアレイヘッ
ドユニットを搭載した、いわゆるシリアルプリンター方
式の印写では、印写速度が遅いので、本発明では、キャ
リッジの往路,復路ともに印写を行うことによって、印
写速度を速くしている。これは、本発明のように大きな
サイズの紙に印写しなければならないような場合、特に
有効である。
【0027】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明する。本発明でカラー印写を行う場合、前述のよう
に、カラーのスモールアレイヘッドユニットによってキ
ャリッジ走査で印写を行うわけであるが、上記のブラッ
ク印写とちがい、キャリッジ往路,もしくは復路のどち
らか一方の走査の時に印写を行う。これは、Y,M,C
によって色を合成する際に、たとえばY→M→Cという
具合に打って1つの色を出した場合と、M→Y→Cとい
う具合に打って色を出した場合に、打ち込むインクの量
は同じであっても、打つ順番が変わると、微妙にカラー
バランスがくずれて、同じ色を再現できないからであ
る。従って、本発明では、良好な発色を得るために、キ
ャリッジ走査の一方向だけで印写を行っている。
【0028】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明する。本発明では、1つの記録装置の中にラージアレ
イヘッドユニットと、スモールアレイヘッドユニットを
有し、それらを単独であるいは併用して、印写を得てい
る。その際、両ヘッドユニットへ画像信号を送る場合の
ことを考えると、両方とも同じタイミングで送ることが
望ましい、あるいは、両ヘッドユニットからインクを噴
射する頻度が同じであることが望ましい。たとえば、両
ヘッドユニットとも1つのノズルから噴射されるインク
滴の頻度(ヘッド駆動周波数)を同じ4kHzに設定した
とすると、画像信号を送る場合に大変都合がよい(逆
に、たとえば片方を3kHz、もう片方を5kHzなどという
ように設定することは、画像信号を送ることは困難であ
る)。
【0029】しかしながら、スモールアレイヘッドユニ
ットは、印写するためのノズル数が少ないので、駆動周
波数は高く設定することが望まれ、ラージアレイヘッド
ユニットは、ノズル数が多いので、必がしもスモールア
レイヘッドユニットほど駆動周波数を高くする必要はな
い(もちろん高くしておいても問題はない)。従って、
本発明ではスモールアレイヘッドユニットの駆動周波数
をラージアレイヘッドユニットのそれの自然数倍となる
ように設定した。具体的には、ラージアレイヘッドユニ
ットの駆動周波数を2kHz、スモールアレイヘッドユニ
ットのそれは8kHzとして、この場合、8は2で割れる
ために、画像信号を処理する際、何ら問題は生じない
(前述の3kHzと5kHzの組合せでは不可)。
【0030】次に、本発明のさらに別の特徴について説
明する。本発明ではラージアレイヘッドユニットの実効
的なノズル数をスモールアレイヘッドユニットのそれの
自然数倍となるようにしている。ここで、「実効的な」
といっているのは実際に印写に使用するノズルとは別の
目的(製造上の留歩り,インク残量確認用噴射を行うた
めなどの理由で)で、ダミーノズルを保有する場合があ
るからである。具体的には、スモールアレイヘッドユニ
ットのノズル数を128ノズルとした場合、ラージアレイ
ヘッドユニットのノズル数は3584ノズルとされる。な
お、この時のノズル配列密度は400dpi相当である。
【0031】なお、本発明は、必ずしも、上記の128ノ
ズルと3584ノズルの組合せに限定されるものではなく、
たとえば64ノズル(スモールアレイヘッドユニット)
と、7168ノズル(ラージアレイヘッドユニット)の組合
せでもよい。要するに、スモールアレイヘッドユニット
のノズル数の自然数倍となるようにラージアレイヘッド
ユニットのノズル数が設定される。こうする理由は、前
述の駆動周波数の場合と同様に画像信号を送る際の処理
上の理由による。つまり、両者の関係が自然数倍になっ
ていないと、両ヘッドユニットの共同作業によって印写
する場合、画像信号を送れないからである。又、別の理
由としては、図1に示したラージアレイヘッドユニット
は、紙幅一体型のラージアレイヘッドユニットとなる
が、スモールアレイヘッドをつなぎ合わせて1つのラー
ジアレイヘッドユニットとすることも可能であるからで
ある。たとえば、スモールアレイヘッドユニットを128
ノズル400dpiとしてそのヘッドを28個(28は自然
数)ならべて、3584ノズル400dpiのラージアレイヘッド
ユニットとすることができる。こうすると、ヘッド製造
時に128ノズル400dpiのヘッドを作るだけで、スモール
ヘッドユニットにも使えるし、ラージアレイヘッドユニ
ットにも使えるということがあって、量産効果が出て非
常に安くつくることができるからである(3584ノズル40
0dpiの1枚の基板に作るラージアレイヘッドを製作する
必要がない)。
【0032】なお、本発明のインクジェットとしては、
オンデマンド型のインクジェットが有効に使用できる
が、中でも半導体ウエハプロセスを利用して製作できる
サーマルインクジェット方式が良好に用いられる。特
に、本発明のラージアレイヘッドユニットとしては、1
6本/mmあるいはそれ以上の配列密度が容易に得られ、
その配列密度がそのまま印写密度となるようなサーマル
インクジェット方式が用いられる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、次のような効果がある。課題を解決するため
の手段1,2に対応する効果;スモールアレイヘッドユ
ニットの印写領域をラージアレイヘッドユニットの印写
幅より大きくしたので、それらを使いわけることによっ
て各サイズの紙に対処できるようになった(大サイズに
も可,小サイズは高速印写可)。課題を解決するための
手段3に対応する効果;黒文字,カラーイメージ混在文
書が印写できるようになった。又、大サイズの紙にも対
処できる。課題を解決するための手段4に対応する効
果;スモールアレイヘッドユニットによるブラック印写
部で、専用ブラックヘッドをもっているので、鮮明なブ
ラック印写が可能となった。課題を解決するための手段
5に対応する効果;一体化ヘッドとしたので、供給チュ
ーブ配設の煩雑さがなくなり、非常に簡単な構成の記録
装置となった。課題を解決するための手段6に対応する
効果;ランニングコストの低域が可能となった。課題を
解決するための手段7に対応する効果;カラーで各色一
体型ヘッドとしたため、供給チューブの煩雑さがなくな
り、簡単な構成の記録装置となった。課題を解決するた
めの手段8に対応する効果;ランニングコスト低域が可
能となった。課題を解決するための手段9に対応する効
果;複数色一体型のスモールヘッドユニットのため、小
型軽量コンパクト可能となった。よって、キャリッジも
小型,駆動モーターも小型で、省エネルギー化が可能と
なった。課題を解決するための手段10に対応する効
果;上記9に加えて、ランニングコスト低減が可能とな
った。課題を解決するための手段11に対応する効果;
上記9,10に加えて、さらにランニングコスト低減が
可能となった。課題を解決するための手段12に対応す
る効果;ラージアレイの印写による印写密度とノズル配
列密度を同じにしたので、ラージアレイヘッドユニット
は固定で、可動部がないため、信頼性が高い。課題を解
決するための手段13に対応する効果;大サイズのモノ
クロ印写で、印写速度の高速化が可能となった。課題を
解決するための手段14に対応する効果;カラーバラン
スがくずれることなく、高画質カラーイメージが可能と
なった。課題を解決するための手段15に対応する効
果;記録装置から各ヘッドユニットへの画像信号処理が
容易になった。課題を解決するための手段16に対応す
る効果;上記15の効果の他に、ラージアレイヘッドユ
ニットをスモールアレイヘッドのつぎたし(組合せ)で
実現できるため、量産効果が出てコストダウンが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録装置の一実施例を説明するた
めの要部構成図である。
【図2】本発明によるスモールアレイヘッドユニットが
適用される記録ヘッドユニットの一例を示す全体斜視図
及び分解斜視図である。
【図3】ヘッド部とインク容器部を分離可能としたスモ
ールアレイヘッドユニットの全体斜視図及び分解斜視図
である。
【図4】複数色のインクを噴射できるスモールアレイヘ
ッドユニットの全体斜視図及び分解斜視図である。
【図5】インク容器部を分離可能としたカラースモール
アレイヘッドユニットの全体斜視図及び分解斜視図であ
る。
【図6】インクの色ごとにインク容器部を分離可能とし
たスモールアレイヘッドユニットの全体斜視図及び分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…ラージアレイヘッドユニット、2…ノズル、3…記
録紙、4…スモールアレイヘッドユニット、5…ノズ
ル、6…キャリッジ、7…ガイドロッド、8…ネジ棒、
9…記録紙搬送ローラ、10…記録紙押えローラ、20
…記録ヘッドユニット、21…ヘッドチップ、22…F
PC、23…ヘッド部、24…インク容器、25…裏
蓋、26…インク吸収体、30…カラーヘッドユニッ
ト、31…ヘッドチップ、32…プリントサーキット、
33…上蓋、34…カートリッジ、35…フィルター、
36…インク容器、37…底蓋、38…キャップ、40
…記録ヘッドユニット、41…ヘッド部、42…インク
容器部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 インクジェット記録装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーインクジェット
記録装置に関し、より詳細には、ヘッド部を記録装置本
体に対して脱着自在にするとともに、該ヘッド部に対し
てインク供給部を取り外し可能としたインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時の騒音
発生が無視できる程度に小さい点で、オフィス用等とし
て注目されている。その内、高速記録可能で、いわゆる
普通紙に特別の定着処理を要せずに記録できる、いわゆ
るインクジェット記録法は、極めて有力な方法であり、
従来から種々の方式が提案され、また、既に製品化さ
れ、実用されている。このようなインクジェット記録法
は、いわゆるインクと称される記録液体の小滴を飛翔さ
せ、被記録体に付着させて記録を行うもので、記録液体
の小滴の発生法及び小滴の飛翔方向を制御するための制
御方法により、幾つかの方式があるが、いずれの方式に
おいても、カラー印写が容易に実現できるというメリッ
トあるいは広幅領域の印写ができるというメリットを生
かし、従来よりデザイン関連の業種で広く使用されてき
た。
【0003】一方、近年、コンピューターグラフィク
ス,デスクトップパブリッシング,デスクトッププレゼ
ンテーション等の発展,普及により、カラーの文書ある
いはOHPシートなどが一般のオフィスで頻繁に使用さ
れるようになってきた。しかし、一般のオフィスで使用
される文書は、文書全体がカラーあるいはカラー写真の
ようなものは少なく、多くは文字文書(=ブラック記
録)の一部にカラーの図あるいは写真が挿入されている
ものである。このようなカラー文書は、原理的にはイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の3色のイ
ンクを印写できる記録ヘッドを用いることによりプリン
トできるが、多くの場合、これとは別にブラック(B)
を印写できる記録ヘッドを設け、Y,M,Cの合成によ
ってブラックを出すのではなく、ブラック単独でブラッ
ク部分を印写することが多い。
【0004】このような記録ヘッドをもつ記録装置とし
ては、たとえば、特開昭58−194542号公報に示
されているようなものが知られている。これは、インク
を噴射する複数のノズルを有する記録ヘッドを4個(4
色:Y,M,C,B)キャリッジ上にならべ、ノズル列
にほぼ直交する方向に記録ヘッドを走査し、カラー記録
を行うものである。このような記録装置は、一般にノズ
ル列の数が48〜128個程度のものが多く、記録ヘッ
ドを1回走査する際に印写できる範囲は、数mm〜10
数mmの幅であり、印写速度はそれほど速くはない。
【0005】図4は、本発明が適用される記録装置の一
例を説明するための図で、図中、1はラージアレイヘッ
ドユニット、2は該ヘッドのノズル、3は記録紙、4は
スモールアレイヘッドユニットであり、41,42,4
3,44は、それぞれイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(B)を印写できるよ
うになっている。5は該ヘッドのノズル、6はキャリッ
ジ、7はキャリッジのガイドロッド、8はキャリッジを
移動させるためのネジ棒、9は記録紙搬送ローラ、10
は記録紙押えコロである。
【0006】ここで、記録紙3のサイズを例えばA3サ
イズとすると、ラージアレイヘッドユニット1はその半
分の領域、つまりA4サイズ相当を印写領域としてカバ
ーできるようなマルチノズルヘッドであり、ヘッドは固
定されており、ヘッドの前を紙が移動することによって
印写が行われ、一方、スモールアレイヘッドユニット4
は、その印写幅は数ミリ〜20ミリ程度であるが、該ヘ
ッドユニットはキャリッジ6に搭載され、紙面の前を往
復運動することにより、広い領域を印写でき、図4の例
では、A3サイズの紙に印写できる。
【0007】つまり、図示記録装置では、ラージアレイ
ヘッドユニットとスモールアレイヘッドユニットの2種
類のヘッドユニットをもち、使用する紙の大きさによっ
て2種類のヘッドユニットを使いわけるようにしてい
る。具体的には、一般オフィスで大量に使用するような
A4サイズの紙などは、ラージアレイヘッドユニットに
よって迅速に印写を行い、使用ひん度の低いより大型の
サイズの紙でラージアレイヘッドユニットの印写幅を越
えるような場合には、紙面の前を往復運動するスモール
アレイヘッドユニットで印写を行う。よって、スモール
アレイヘッドユニットを搭載するキャリッジの移動領域
は、ラージアレイヘッドユニットの印写幅を越えて広い
領域とされる。
【0008】而して、図4の例は、スモールヘッドユニ
ットはY,M,C,Bの4色のヘッドを搭載した例を示
しているが、カラー印写を行うには、原理的にはY,
M,Cの3色で実現できる。つまり、ラージアレイヘッ
ドユニットではB(黒)印写を行い、スモールアレイヘ
ッドユニットではY,M,C印写、つまりカラー印写を
行う構成である。このような構成の記録装置は、たとえ
ば、オフィスにおいては大量に使用される、たとえば、
A4サイズのモノクロ文書は、ラージアレイヘッドユニ
ットによって印写され、もし、その文書の一部にカラー
領域があるようなモノクロ文字およびカラーイメージの
混在文書を印写する際には、そのカラー部のみ、スモー
ルアレイヘッドユニットに分担,印写される。あるい
は、デザイン事務所のように、大きなサイズのカラー印
写を必要とするような場合には、スモールアレイヘッド
ユニットによってカラー印写される。
【0009】更に、図4の例では、スモールアレイヘッ
ドユニットY,M,Cの3色のインクによってカラー印
写を行う例を説明したが、ここでは、それに加えてBイ
ンクのヘッドももつようにしたものである。上述のよう
に、原理的にはY,M,C3色でカラー印写はできる
が、Y,M,C3色を混合してブラックを出すより、B
だけ単独にもっていてブラック部を印写する方が、色の
にじみなどがなく、鮮明な画像が得られる。
【0010】一般に、紙面の前をキャリッジに搭載され
た記録ヘッドが往復運動しながら印写する、いわゆるシ
リアルプリンターとしては、前述のような特開昭58−
194542号公報に開示されているようなものが知ら
れている。この場合、記録ヘッドとは離れた別のところ
にインクタンクが設れられ、両者はインク供給チューブ
で結ばれてインク供給がなされるわけであるが、キャリ
ッジが往復運動する際に、その供給チューブは極めてじ
ゃまな存在になる。とりわけ、大きな紙サイズの場合
に、キャリッジの往復運動を利用して広い領域に印写を
行う場合には、深刻な問題となる。
【0011】そこで、このような供給チューブを使用し
なくてもよいように、図5に示すような構成のスモール
アレイヘッドユニットとしている。図5は、前述のスモ
ールアレイヘッドユニットのようなシリアルプリンタに
適用される記録ヘッドユニットの一例であり、図5
(a)は全体斜視図、図5(b)は分解斜視図である。
このヘッドユニット20は、インクを噴射するヘッドチ
ップ21とそこにインクを供給するためのインク容器部
24とを一体的に形成したものである。ヘッドチップ2
1は、FPC(フレキシブルプリントサーキット)22
に接続され、FPCに設けられた電気接点をキャリッジ
側の接点(図示せず)と接触することにより、プリンタ
ー本体側より電気信号を受け取り、インクを噴射して記
録を行うようになっている。25は裏蓋、26はインク
吸収体で、吸収体26は、インクを含浸させたスポンジ
であり、キャリッジが移動して振動しても、容器内部で
ンク中に泡が発生するようなことはないような構成と
なっている。吸収体26に含浸されているインクを使い
きった時点で、このヘッドユニット全体を交換するよう
になっている。このように、インク供給チューブのない
構成とすると、キャリッジの往復運動にともなうチュー
ブの処理の問題がなく、又、インク補給などの問題もな
く(インクがなくなったらヘッドユニット全体を交換し
てしまうため)、取扱いが非常に簡単である。
【0012】図6は、複数色(この例では、Y,M,C
の3色)のインクを噴射できるヘッドユニットをインク
容器部と一体的に形成した例であり、図6(a)は全体
斜視図、図6(b)は分解斜視図で、図中、30はヘッ
ドユニット、31はヘッドチップ、32はプリントサー
キット、33は上蓋、34はカートリッジ、35(35
Y,35M,35C)はフィルター、36(36Y,3
6M,36C)はインク容器、37は底蓋、38はキャ
ップで、この例は、ヘッド部およびそれに連絡するイン
ク容器部を内部で3つに分けて、Y,M,Cのインクを
別々に充填したものである。このように、複数色を一体
型にしたヘッドユニットは、非常にコンパクトに形成で
きるので、キャリッジに搭載する際、軽量小型であるた
め、小さなキャリッジですみ、又、キャリッジを駆動す
るモーターも小型,省エネルギーが実現できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記インクジ
ェットヘッドユニットにおいては、ヘッド部と、該ヘッ
ド部にインクを供給するためのインク容器部とが一体的
に形成されているため、インクがなくなった場合、イン
ク容器部とともに高価なヘッド部も捨てることになり、
ランニングコストが高くなるという問題があった。ま
た、ヘッドが目づまりした場合にインク容器に、まだイ
ンクが残っていても、インク容器ごとヘッドを取り外し
て取り替えなければならず、不経済であった。さらに、
ヘッド部がネジ等により記録装置本体に堅固取り付けら
れているため、ヘッド部の取り外し、取り付け作業が大
変であった。
【0014】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、ヘッド部を記録装置本体に対して着脱自在
として、目づまり等でヘッド部の交換が必要になった場
合に、より容易にヘッド部の交換を可能とし、もって目
づまり等による印字品質の低下を防止し、更には、イン
クがなくなった場合でも、インク容器部をヘッド部から
分離して、インク容器部のみを捨てることができるよう
にし、もって、ランニングコストを低くおさえるように
することを目的としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)インクを噴射するためのインク噴
射口を備えたヘッド部と、該ヘッド部に供給するための
インクを備えたインク容器部とを有するインクジェット
記録装置において、前記ヘッド部は複数のインク噴射口
を有し、かつ、前記記録装置本体に対して着脱自在であ
り、前記インク容器部は、前記インク噴射口の夫々に異
なる色のインクを供給する単一の容器から成り、かつ、
前記ヘッド部に対して分離可能であること、更には、
(2)前記インク容器部は、前記インク噴射口の夫々に
異なる色のインクを供給する複数のインク容器を有し、
各色毎にインク容器が分離可能であることを特徴とした
ものである。
【0016】
【作用】インク噴射口を有するヘッド部と、該ヘッド部
にインクを供給するインク供給部とを有するカラーイン
クジェット記録装置において、前記ヘッド部を記録装置
本体に対して着脱自在とするとともに、前記インク供給
部を前記ヘッド部に対して取り外し可能とし、もって、
ヘッド部に目づまり等が生じた時等に、該ヘッド部のみ
を交換可能とし、更には、インクがなくなった時、前記
インク供給部のみを取り外して交換可能とした。
【0017】
【実施例】図1は、本発明が適用されるインクジェット
記録装置を説明するための要部概略構成図で、本例は、
図5に示したごときインクジェットヘッドユニットにお
いて、ヘッドユニット20を記録装置本体に対して着脱
自在にするとともに、ヘッド部23とインク容器部24
とを分離可能にしたもので、図1(a)は全体斜視図、
図1(b)は分解斜視図で、この場合、ヘッド部23と
インク容器部24とは、弾性部材24aを介して分離可
能になっているので、インクを使いきった時は、インク
容器部24のみを交換すればよく、ランニングコストの
低域が実現する。また、ヘッド部に目づまり等が生じた
時は、該ヘッド部をユーザサイドで取り外して新しいヘ
ッドと交換することができ、その際、インク容器にイン
クが残存している時は、そのインク容器を引き続き使用
することができる。
【0018】一般に、カラー印写は、モノクロのブラッ
ク印写(主に文字印写)と異なり、イメージを印写す
る。そのため、一枚の印写を完成するのに要するインク
の量は、文字印写に比べてはるかに多く、大量にインク
を消費する。図1に示した例は、1色のみのヘッド部と
インク容器部とを分離可能に構成した例であったが、カ
ラー印写の場合は、このような分離型ヘッドをY,M,
Cの3色あるいはY,M,C,Bの4色分、つまり3個
ないしは4個をキャリッジに搭載して使用する。スモー
ルヘッドユニットがブラック1色だけのモノクロプリン
ターでは、インク供給チューブも1色分ですむが、カラ
ーの場合には、3色ないしは4色分必要となり、非常に
煩雑になる。しかして、図1に示したような、分離可能
なヘッドを3〜4色分(3〜4個)搭載するようにし、
ある色のヘッドのインクを使い切った場合には、その色
のインク供給容器を交換するようにすると、取扱いが非
常に楽になる。こうすることによって、大量にインク消
費をするカラー印写であっても、インクがなくなった時
はインク容器部のみ交換すればよいので、ランニングコ
ストを低減化できる。
【0019】図2は、複数色のインクを噴射するヘッド
ユニットにおいてヘッド部とインク容器部を分離可能な
構成とした場合の例を説明するための図で、図2(a)
はヘッドユニット40の全体斜視図、図2(b)は該ヘ
ッドユニット40を記録ヘッド部41とインク容器部4
2を分離した状態の斜視図を示す。これにより、カラ
イメージ印写で大量にインクを消費しても、インク容器
部42のみを交換すればよいので、コスト低減が実現す
る。
【0020】図3は、図2に示したようなヘッドユニッ
トにおいて、インクの色ごとにインク容器部をヘッド部
より分離できるようにした例を説明するための図で、図
3(a)は全体斜視図であり、図3(b)はヘッドユニ
ット40の記録ヘッド部41と各色のインク容器部42
(42Y,42M,42C)を分離した状態の斜視図を
示す。このようにすることのメリットは、カラーイメー
ジ印写では、必ずしもY,M,Cのインクが同じスピー
ドで消費されるわけではないので、もし、図2に示した
例において、どれかのインクがなくなった時に他のイン
クが残っていても、ヘッドユニットあるいは一体型イン
ク容器全体を交換しなければならず、ランニングコスト
の面で不利であるのに対して、このように各色のインク
容器を別々にしておくことにより、なくなったインクの
容器のみ交換することができ、よりいっそうのランニン
グコストの低減が実現する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。請求項1に対応す
る効果:カラーインクジェット記録装置におけるヘッド
部を記録装置本体に対して着脱自在としたので、ヘッド
部に目づまり等が発生した時、ヘッド部のみを交換する
ことが可能であり、ランニングコストを低減することが
できる。更に、インク供給部をヘッド部に対して分離可
能にしたので、インクがなくなった時、インク供給部の
みを交換することができ、ランニングコストを低減でき
る。請求項2に対応する効果:インク供給部が、色毎の
複数のインク容器からなる場合に、各インク容器毎に分
離可能であるため、使用し切った色のインク容器のみを
交換することができ、ランニングコストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置を
説明するための要部構成図で、ヘッド部とインク容器部
を分離可能としたヘッドユニット部の一色分を示す斜視
図及び分解斜視図である。
【図2】カラーインクジェット記録装置におけるインク
容器部をインクジェット記録装置本体から分離可能とし
たヘッドユニットの全体斜視図及び分解斜視図である。
【図3】インクの色ごとにインク容器部を分離可能とし
たヘッドユニットの全体斜視図及び分解斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を説明するため
の要部構成図である。
【図5】単色のインクジェット記録ヘッドユニットの一
例を示す全体斜視図及び分解斜視図である。
【図6】複数色のインクを噴射できるヘッドユニットの
全体斜視図及び分解斜視図である。
【符号の説明】 1…ラージアレイヘッドユニット、2…ノズル、3…記
録紙、4…スモールアレイヘッドユニット、5…ノズ
ル、6…キャリッジ、7…ガイドロッド、8…ネジ棒、
9…記録紙搬送ローラ、10…記録紙押えローラ、20
…記録ヘッドユニット、21…ヘッドチップ、22…F
PC、23…ヘッド部、24…インク容器、25…裏
蓋、26…インク吸収体、30…カラーヘッドユニッ
ト、31…ヘッドチップ、32…プリントサーキット、
33…上蓋、34…カートリッジ、35…フィルター、
36…インク容器、37…底蓋、38…キャップ、40
…記録ヘッドユニット、41…ヘッド部、42…インク
容器部。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 19/18 G B41J 3/04 102 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドのノズル配列領域が大きいラ
    ージアレイヘッドユニットと、ノズル配列領域が小さい
    スモールアレイヘッドユニットを有し、該スモールアレ
    イヘッドユニットが、被記録体の前で往復運動しながら
    印写する記録装置において、前記スモールアレイヘッド
    ユニットの印写領域が前記ラージアレイヘッドユニット
    の印写領域より大きいことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ラージアレイヘッドユニット及びス
    モールアレイヘッドユニットは、ともにブラックインク
    による印写を行い、使用する被記録体の大きさに応じて
    ヘッドユニットを使いわけることを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ラージアレイヘッドユニットは、ブ
    ラックインクによる印写を行い、前記スモールアレイヘ
    ッドユニットは、複数色のカラーインク又はカラーイン
    クとブラックインクによる印写を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記スモールアレイヘッドユニットは、
    複数色の色ごとに記録ヘッド部とインク容器部とが一体
    化された複数個のヘッドカートリッジとよりなることを
    特徴とする請求項1又は3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドカートリッジは、記録ヘッド
    部とインク容器部とが分離可能であることを特徴とする
    請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ラージアレイヘッドユニットのノズ
    ル配列密度が、該ラージアレイヘッドユニットによって
    印写される画素密度と同じであることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記スモールアレイヘッドユニットのブ
    ラックインクで印写を行う場合は、該ヘッドユニットが
    往復運動する際の往路,復路ともに印写を行い、前記ス
    モールアレイヘッドユニットのカラーインクで印写を行
    う場合は、該ヘッドユニットが往復運動する際の往路も
    しくは復路のどちらか一方のみに印写を行うことを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記スモールアレイヘッドユニットのヘ
    ッド駆動周波数が、前記ラージアレイヘッドユニットの
    駆動周波数の自然数倍であることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれか1に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ラージアレイヘッドユニットの実効
    的なノズル数が、前記スモールアレイヘッドユニットの
    実効的なノズル数の自然数倍であることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれか1に記載の記録装置。
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