JP2010280134A - 2色成形用金型、2色成形品、および2色成形品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】2色成形品の第1層と第2層とが剥離しにくい2色成形用金型を提供する。
【解決手段】2色成形用金型1は、コアブロック18と、1次成形時にコアブロック18に組み合わされ、コアブロック18との間に2色成形品2の第1層4が成形される第1の空間21を空ける第1のキャビティブロック15と、2次成形時にコアブロック18に組み合わされ、第1層4との間に2色成形品2の第2層5が成形される第2の空間22を空ける第2のキャビティブロック16と、コアブロックに18設けられ、1次成形時に第1の空間21の端部21aに面するとともに、2次成形時に第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動し、第1層4の端部4aとの間に第2の空間22に繋がる第3の空間25を形成する可動入れ子23とを具備する。
【選択図】 図4
【解決手段】2色成形用金型1は、コアブロック18と、1次成形時にコアブロック18に組み合わされ、コアブロック18との間に2色成形品2の第1層4が成形される第1の空間21を空ける第1のキャビティブロック15と、2次成形時にコアブロック18に組み合わされ、第1層4との間に2色成形品2の第2層5が成形される第2の空間22を空ける第2のキャビティブロック16と、コアブロックに18設けられ、1次成形時に第1の空間21の端部21aに面するとともに、2次成形時に第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動し、第1層4の端部4aとの間に第2の空間22に繋がる第3の空間25を形成する可動入れ子23とを具備する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、2色成形品に係る技術に関する。
近年、内層と外層とが異なる材料で成形されたいわゆる2色成形品が提供されている。ここで「2色成形」とは、2段階成形(ダブルモールド)と同義であり、内層と外層が色違いであるものに限定されるものではない。
特許文献1は、内層に対して外層を分離不能に一体化できる2色成形用金型を開示している。この2色成形用金型は、油圧摺動することで1次成形時に内層に導入穴や締結穴を形成する駒を有し、2次成形時に導入穴を通じて締結穴に締結片が成形される。
ところで一般的に、2色成形品は、互いになじみ易い合成樹脂材を用いて内層および外層を成形し、内外層を溶融密着させることで剥離強度を得ている。しかしながら、溶融密着であるため剥離する可能性がある。また溶融密着させるために内外層の材料の種類が制約されてしまう。
特許文献1の金型によれば、2次成形材料を導入する導入穴や締結片が係合する締結穴を1次成形時に内層に形成しておく必要があり、2色成形品の構造が制約を受ける。
本発明の目的は、第1層と第2層とが剥離しにくい2色成形品、2色成形用金型、および2色成形品の製造方法を提供することにある。
本発明の一つの形態に係る2色成形用金型は、コアブロックと、1次成形時に前記コアブロックに組み合わされ、前記コアブロックとの間に2色成形品の第1層が成形される第1の空間を空ける第1のキャビティブロックと、2次成形時に前記コアブロックに組み合わされ、前記第1層との間に2色成形品の第2層が成形される第2の空間を空ける第2のキャビティブロックと、前記コアブロックに設けられ、1次成形時に前記第1の空間の端部に面するとともに、2次成形時に前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動し、前記第1層の端部との間に前記第2の空間に繋がる第3の空間を形成する可動入れ子とを具備する。
本発明の一つの形態に係る2色成形品は、第1層と、第2層とを具備する。前記第2層は、前記第1層に重ねられた本体部と、前記本体部の端部に繋がるとともに前記本体部とは反対側から前記第1層の端部に接するように前記第1層の端部に対して回り込んだ折返部とを有する。
本発明の一つの形態に係る2色成形品の製造方法は、コアブロックと、1次成形時に前記コアブロックに組み合わされる第1のキャビティブロックと、2次成形時に前記コアブロックに組み合わされる第2のキャビティブロックと、前記コアブロックに設けられた可動入れ子とを備えた金型を準備し、前記コアブロックに前記第1のキャビティブロックを組み合わせ、前記コアブロックおよび前記可動入れ子と前記第1のキャビティブロックとの間に第1の空間を形成し、この第1の空間に2色成形品の第1層を成形する1次成形を行い、前記コアブロックに前記第2のキャビティブロックを組み合わせ、前記第1層と前記第2のキャビティブロックとの間に第2の空間を形成するとともに、前記可動入れ子を前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動させ、前記第1層の端部と前記可動入れ子との間に前記第2の空間に繋がる第3の空間を形成し、前記第2の空間および前記第3の空間に2色成形品の第2層を成形する2次成形を行う。
本発明によれば、2色成形品の第1層と第2層とが剥離しにくくなる。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法について、図1乃至図9を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法について、図1乃至図9を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る2色成形品2の一例を模式的に示す。この2色成形品2は、例えばノート型パーソナルコンピュータのような電子機器の筐体の一部となる部品である(図6,図7参照)。なお本発明が適用可能な2色成形品は、上記例に限らず、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などを含む種々の製品が広く該当する。
図5に示すように、2色成形品2は、内層である第1層4と、外層である第2層5とを有している。第1層4は、平坦部6(内層平坦部)と、周壁部7(内層周壁部)とを有する。平坦部6は、例えば略平坦状に広がっている。周壁部7は、平坦部6の縁部(例えば略全周縁部)から例えば下方に向いて起立している。これにより第1層4は、全体として椀状に形成されている。この椀状に形成された第1層4の内側の表面が、2色成形品2の内側の表面S1となる。
第2層5は、平坦部8(外層平坦部)と、周壁部9(外層周壁部)とを有する。平坦部8は、例えば略平坦状に広がり、第1層4の平坦部6に積層されている。周壁部9は、平坦部8の縁部(例えば略全周縁部)から例えば下方に向いて起立し、第1層4の周壁部7に積層されている。これにより第2層5は、全体として椀状に形成されている。この椀状に形成された第2層5の外側となる表面が、2色成形品2の表側の表面S2となる。
図5に示すように、第2層5の平坦部8および周壁部9は協働して、第1層4に重ねられた第2層5の本体部10(外層本体部)を形成している。第2層5はさらに、上記本体部10の端部に繋がるとともに、本体部10とは反対側から上記第1層4の端部4aに接するように第1層4の端部4aに対して回り込んだ折返部11(外層折返部)とを有する。
第1層4の端部4aは、第2層5の本体部10に面しない端面4b(すなわち、第1層4の厚みによって形成される面)を有する。第2層5の折返部11(すなわち第2層5の一部)は、例えば第1層4の厚さに対応した長さだけ折り返されており、第1層4の端面4bを覆っている。第1層4の端部4aは、第2層5の本体部10と折返部11との間に挟持されている。
次に、図1乃至図4を参照して、本実施形態に係る2色成形用金型1を説明する。
図1に示すように、2色成形用金型1は、固定型13と、この固定型13に組み合わされる可動型14とを備えている。なお説明の便宜上、固定側取付板や可動側取付板などは省略して図示している。可動型14は、固定型13に組み合わされる型閉め位置と、固定型13から離される型開き位置との間で進退自在である。
図1に示すように、2色成形用金型1は、固定型13と、この固定型13に組み合わされる可動型14とを備えている。なお説明の便宜上、固定側取付板や可動側取付板などは省略して図示している。可動型14は、固定型13に組み合わされる型閉め位置と、固定型13から離される型開き位置との間で進退自在である。
本実施形態では、固定型13は、固定側型板である第1および第2のキャビティブロック15,16を有する(図1,図3参照)。可動型14は、可動側型板17と、この可動側型板17に取り付けられたコアブロック18とを有する。なお、可動側型板17は、必須の構成要素ではなく、コアブロック18自身が可動側型板であってもよい。また、固定型13は、第1および第2のキャビティブロック15,16に加えて別に形成された固定側型板を有してもよい。
図1および図3に示すように、コアブロック18は、1次成形(第1層4を成形するステップ)と、2次成形(第2層5を成形するステップ)とで、共通して用いられる。コアブロック18は、2色成形品2の内側の表面S1を形成する型面を有する。コアブロック18には、2色成形品2の第1層4が張り付く。可動側型板17は、コアブロック18を支持するとともに、可動側取付板(図示しない)に取付けられ、固定型13に対して進退自在である。
第1および第2のキャビティブロック15,16は、固定側取付板(図示しない)に取り付けられる。第1のキャビティブロック15は、1次成形用のキャビティブロックである。図1に示すように、第1のキャビティブロック15は、1次成形時にコアブロック18に組み合わされ、コアブロック18との間に2色成形品2の第1層4が成形される第1の空間21を空ける。第1のキャビティブロック15は、2色成形品2の表側となる第1層4の表面S3を形成する型面を有する。
第2のキャビティブロック16は、2次成形用のキャビティブロックである。図3に示すように、第2のキャビティブロック16は、2次成形時に第1のキャビティブロック15に代えてコアブロック18に組み合わされ、上記第1層4との間に2色成形品2の第2層5が成形される第2の空間22を空ける。第2のキャビティブロック16は、2色成形品2の表側の表面S2を形成する型面を有する。
図1乃至図4に示すように、前記コアブロック18には、可動入れ子23が設けられている。可動入れ子23は、金型1のパーティング部に設けられ、金型1のパーティング面の一部を形成している。コアブロック18と可動側型板17との間には、型閉方向に延びたガイド穴24が設けられている。可動入れ子23は、このガイド穴24に配置され、ガイド穴24に沿って摺動可能になっている。可動入れ子23は、金型1の型閉方向に進退自在である。可動入れ子23は、例えばコアブロック18の略全周縁部(全周パーティングライン)に設けられている。
図1に示すように、可動入れ子23は、1次成形時には、第1の空間21の端部21aに面する第1の位置にある。換言すれば、可動入れ子23の型面により第1の空間21の端部21aが規定されている。図2に示すように、可動入れ子23は、1次成形時に、第1のキャビティブロック15とは反対側から第1層4の端部4aに接する。より具体的には、可動入れ子23は、第1層4の端面4bに接する。
図3に示すように、可動入れ子23は、2次成形時に、上記第1の位置に対して第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動し、1次成形で成形された第1層4の端部4aとの間に第3の空間25を空ける第2の位置に移る。第3の空間25は、第2の空間22に繋がっており、2次成形時に第2層5の折返部11が成形される。なお「(可動入れ子が)第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動し」とは、可動入れ子が第2のキャビティブロックから離れることを意味するのではなく、第2のキャビティブロックから離れる方向(例えば図1の場合、下向き方向)に向いて可動入れ子が移動することを指す。
次に、可動入れ子23の一例について詳しく説明する。
図1に示すように、ガイド穴24は、穴底となる底部26を有する。このガイド穴24には、付勢部材の一例であるばね27が配置されている。ばね27は、ガイド穴24の底部26と可動入れ子23との間に配置され、第1のキャビティブロック15に向けて可動入れ子23を付勢している。
図1に示すように、ガイド穴24は、穴底となる底部26を有する。このガイド穴24には、付勢部材の一例であるばね27が配置されている。ばね27は、ガイド穴24の底部26と可動入れ子23との間に配置され、第1のキャビティブロック15に向けて可動入れ子23を付勢している。
図1に示すように、可動入れ子23は、第1の空間21を外れ、第1のキャビティブロック15に対向する領域に、第1のキャビティブロック15に向いて突出した凸部31を有する。第1のキャビティブロック15は、可動入れ子23の凸部31に対応した凹部32を有する。第1のキャビティブロック15をコアブロック18に組み合わせたとき、可動入れ子23の凸部31は、第1のキャビティブロック15の凹部に入り込む。このため、第1のキャビティブロック15は、可動入れ子23を押すことがなく、初期のパーティングラインの位置が維持される。
一方、第2のキャビティブロック16には、可動入れ子23の凸部31に対応した凹部が存在しない。第2のキャビティブロック16は、可動入れ子23の凸部31に対向する平坦部33を有する。第2のキャビティブロック16をコアブロック18に組み合わせたとき、第2のキャビティブロック16は可動入れ子23の凸部31に当接し、型合わせ時の締め付け力により可動入れ子23を可動側型板17に向けて押す。
すなわち、可動入れ子23は、凸部31の高さに相当する分だけ第2のキャビティブロック16によって押し下げられ、第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動する。これにより、パーティングラインの位置も凸部31の高さに相当する分だけ押し下げられる。
図1に示すように、可動入れ子23の側部には、窪み部である被係合部34が設けられている。一方、可動側型板17には、被係合部34に係合可能な係合部の一例である油圧動作ピン35が設けられている。油圧動作ピン35は、被係合部34に向いて突出可能である。図4に示すように、油圧動作ピン35が突出して被係合部34に係合すると、可動入れ子23は、ばね27の付勢力に抗してその位置が固定される。
次に、図1乃至図4を参照し、2色成形品2の製造方法について説明する。
まず、上述の2色成形用金型1を準備し、この金型1を成形機にセットする。また原材料(例えば合成樹脂)を溶湯し、溶融材料とする。次いで成形サイクルに入る。
まず、上述の2色成形用金型1を準備し、この金型1を成形機にセットする。また原材料(例えば合成樹脂)を溶湯し、溶融材料とする。次いで成形サイクルに入る。
成形サイクルでは、まず1次成形を行い、2色成形品2の第1層4を成形する。具体的には、図1に示すように、コアブロック18に第1のキャビティブロック15を組み合わせ、コアブロック18と第1のキャビティブロック15との間に、2色成形品2の第1層4に対応した第1の空間21を形成する。
このとき、可動入れ子23の凸部31は第1のキャビティブロック15の凹部32に入り込み、可動入れ子23は第1のキャビティブロック15に押されない。可動入れ子23は、第1の空間21の端部21aに面し、第1の空間21の端部21aを規定する第1の位置にある。上記状態で、第1の空間21に溶融材料を充填することで、図2に示すように、2色成形品2の第1層4が成形される。
1次成形が完了した後、2次成形を行い、2色成形品2の第2層5を成形する。具体的には、図3に示すように、2色成形品2の第1層4をコアブロック18に付けた状態で、第1のキャビティブロック15に代えて第2のキャビティブロック16をコアブロック18に組み合わせる。これにより、上記第1層4と第2のキャビティブロック16との間に、2色成形品2の第2層5に対応した第2の空間22を形成する。
このとき、可動入れ子23の凸部31は第2のキャビティブロック16に当接して押され、第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動した第2の位置になる。これにより、2色成形品2の第1層4の端部4aと可動入れ子23との間に、第2の空間22に連続した第3の空間25が形成される。上記状態で、第2および第3の空間22,25に溶融材料を充填することで、図4に示すように、2色成形品2の第2層5が成形される。具体的には、第2の空間22にて本体部10が成形される。第3の空間25にて折返部11が成形される。
図4に示すように、型開き前に、被係合部34に向けて油圧動作ピン35を突出させ、可動入れ子23の位置を固定する。これにより、金型1を開いた状態になっても可動入れ子23が押し戻されないため、エジェクタピンの動作を待たずして2色成形品2が押し出されるようなことがない。
次に、図6および図7を参照し、2色成形品2の一例について詳しく説明する。
図6は、本実施形態に係る2色成形品2が組み込まれたノート型パーソナルコンピュータ41を示している。ノート型パーソナルコンピュータ41は、表示装置42を収容するディスプレイハウジング43を備えている。
図6は、本実施形態に係る2色成形品2が組み込まれたノート型パーソナルコンピュータ41を示している。ノート型パーソナルコンピュータ41は、表示装置42を収容するディスプレイハウジング43を備えている。
図7に示すように、ディスプレイハウジング43は、下蓋44(カバー)と、上蓋45(マスク)とを備えている。下蓋44は、2色成形品2の一例であり、前側が開放された椀状に形成されている。下蓋44は、例えば左右の端部に第2層5の折返部11を有する。この図7に示すように、上蓋45は、下蓋44の左右の折返部11の間に配置されている。このため、第1層4の端面4bは、折返部11によって覆われ外部から隠される。
このような構成の2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法によれば、2色成形品2の第1層4(内層)と第2層5(外層)とが剥離しにくくなる。比較のため、図12は、第3の空間25を有しない2色成形用金型100を示す。この金型100を用いると、図13に示されるような第1層4と第2層5とが単に積層された2色成形品101が得られる。この2色成形品101は、第1層102と第2層103とが溶融密着されているだけであるので、剥離する可能性がある。また溶融密着させるために材料の種類が制約されてしまう。
一方、本実施形態に係る2色成形用金型1は、コアブロック18に設けられ、2次成形時に第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動し、第1層4の端部4aとの間に第3の空間25を形成する可動入れ子23を備えている。2次成形時に第3の空間25に溶融材料が充填されることで、図4に示すように、2色成形品2の第2層5には、第1層4の端部4aに対して第2層5の本体部10とは反対側へ回り込んだ折返部11が形成される。
これにより、第1層4の端部4aが第2層5の本体部10と折返部11とで挟まれて支持された状態になる。つまり、第1層4が第2層5によって機械的(構造的)に支持された状態になる。このため、第1層4と第2層5とが剥離しにくくなる。
特許文献1に記載の構造の場合、2次成形材料を導入する導入穴や締結片が係合する締結穴を内層に形成しておく必要がある。このため、例えば1次成形材料と2次成形材料とで材料の色や性質が異なる場合(例えば一方が透明部材であり、他方が非透明部材である場合など)、上記導入穴や締結穴を通じて色や性質が異なる材料が外部に露出されることになる。
一方、本実施形態に係る2色成形用金型1によれば、第1層4に穴を設ける必要がない。第2層5は、第1層4の端部4aに回り込んで機械的な連結構造を形成するので、この連結構造における第1層4と第2層5の境界部などが外部に露出されにくく、外観上の見た目や一体感が良好になる。さらに本実施形態によれば、第1層4が成形される第1の空間21の形状を単純にできる、すなわち導入穴や締結穴を形成するための突起などを設けなくて済む。このため、第1の空間21に対する溶融材料の充填が良好になり、充填不良などの発生を抑制することができる。
図8に示すように、第2層5の折返部11は、2色成形品2の略全周縁部51に設けられてもよい。一方で、第2層5の折返部11は、2色成形品2の周縁部の一部(例えば四隅部52)にだけ設けられてもよい。2色成形品2の周縁部の少なくとも一部に折返部11が設けられると、第1層4と第2層5とが機械的に連結されるので、第1層4と第2層5とが剥離しにくくなる。
本実施形態のように、第1層4の端部4aに対して回り込んだ折返部11が形成されると、2色成形品2およびその2色成形品2を用いた製品の意匠性が向上する。つまり、第1層4の端部4a(例えば端面4b)が第2層5の折返部11によって覆われて隠されるので、外部には第2層5の一続きの端部が露出され、見栄えが向上する。
図9は、本実施形態に係る2色成形品2を容器本体とした密封容器53の一例を示す。図9に示すように、2色成形品2には、他部品である蓋54が組み合わされる。第2層5は、例えば弾性が比較的強い材料(例えば第1層4の材料よりも弾性が強い材料)で形成されている。蓋54は、その弾性が比較的強い材料で形成された第2層5の折返部11に接触する。これにより、折返部11は、その弾性により蓋54の形状に柔軟に追従して変形し、蓋54に密着する。そのため、折返部11と蓋54との間に高い密封性が確保される。
一方、比較のため折返部11を有しない2色成形品101を用いた密封容器104を図14に示す。図14に示すように、折返部11を有しない場合、第1層102および第2層103がそれぞれ蓋54に接触する。このため、例えば第1層102と第2層103とで弾性などが異なると、第1層102および第2層103は、両者のうち弾性が低い方の変形に支配され、蓋54との密着性を高めることが制限されてしまう。つまり、本実施形態に係る2色成形品2を用いた方が密封性の高い容器を提供することができる。
可動入れ子23は、2次成形時に例えば油圧などによって移動してもよい。ここで、本実施形態のように、可動入れ子23が第2のキャビティブロック16に当接して押されることで第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動すると、可動入れ子23を駆動するための油圧機構などを設ける必要がなくなる。これは可動入れ子23の確実な動作を促すとともに、金型構造の単純化や金型製造費の低減に大きく寄与する。
可動入れ子23が第1のキャビティブロック15に向いて突出した凸部31を有し、第1のキャビティブロック15が、上記凸部31が入り込む凹部32を有し、第2のキャビティブロック16が凸部31に対向する平坦部33を有すると、第2のキャビティブロック16が可動入れ子23を押す機構を比較的単純な構造で実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法について、図10および図11を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、下記に説明する以外の構成は、上記第1の実施形態と同じである。
次に、本発明の第2の実施形態に係る2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法について、図10および図11を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、下記に説明する以外の構成は、上記第1の実施形態と同じである。
本実施形態に係る2色成形用金型1は、第1および第2のキャビティブロック15,16および可動入れ子23の形状が上記第1の実施形態と異なる。図10および図11に示すように、本実施形態に係る可動入れ子23は、第1および第2のキャビティブロック15,16に対向する平坦部61(第1の平坦部)を有する。
図10に示すように、本実施形態に係る第1のキャビティブロック15は、第1のキャビティブロック15に対向する平坦部62(第2の平坦部)を有する。1次成形時には、可動入れ子23の平坦部61と第1のキャビティブロック15の平坦部62が対向するため、可動入れ子23は第1のキャビティブロック15に押されない。可動入れ子23は、第1の空間21の端部21aに面し、第1の空間21の端部21aを規定する第1の位置にある。
図11に示すように、本実施形態に係る第2のキャビティブロック16は、第1のキャビティブロック15の平坦部62よりも可動入れ子23に向いて突出した凸部63を有する。2次成形時には、可動入れ子23の平坦部61は第2のキャビティブロック16の凸部63に当接して押され、可動入れ子23が第2のキャビティブロック16から離れる方向に向いて移動した第2の位置にある。これにより、2色成形品2の第1層4の端部4aと可動入れ子23との間に、第2の空間22に連続した第3の空間25が形成される。
このような構成の2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法によっても、上記第1の実施形態と同様に、2色成形品2の第1層4と第2層5とが剥離しにくくなるとともに、2色成形品2の意匠性の向上や、この2色成形品2を用いた密封容器53の密封性向上などの効果が得られる。
以上、本発明の第1および第2の実施形態に係る2色成形用金型1、2色成形品2、および2色成形品の製造方法について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。繰り返しになるが、本明細書でいう「2色成形」とは、2段階成形(ダブルモールド)と同義であり、内層と外層が色違いであるものに限定されるものではない。
上記第1および第2の実施形態では、コアブロック18が可動側に設けられ、第1および第2のキャビティブロック15,16が固定側に設けられたが、本発明はこれに限定されるものではない。これに代えて、コアブロック18が固定側に設けられるとともに、第1および第2のキャビティブロック15,16が可動側に設けられてもよい。
1…2色成形用金型、2…2色成形品、4…第1層、5…第2層、10…本体部、11…折返部、15…第1のキャビティブロック、16…第2のキャビティブロック、18…コアブロック、21…第1の空間、22…第2の空間、23…可動入れ子、25…第3の空間、31…凸部、32…凹部、33…平坦部、61…平坦部、62…平坦部、63…凸部。
Claims (10)
- コアブロックと、
1次成形時に前記コアブロックに組み合わされ、前記コアブロックとの間に2色成形品の第1層が成形される第1の空間を空ける第1のキャビティブロックと、
2次成形時に前記コアブロックに組み合わされ、前記第1層との間に2色成形品の第2層が成形される第2の空間を空ける第2のキャビティブロックと、
前記コアブロックに設けられ、1次成形時に前記第1の空間の端部に面するとともに、2次成形時に前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動し、前記第1層の端部との間に前記第2の空間に繋がる第3の空間を形成する可動入れ子と、
を具備したことを特徴とする2色成形用金型。 - 請求項1の記載において、
前記可動入れ子は、前記第2のキャビティブロックに当接して押されることで前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動することを特徴とする2色成形用金型。 - 請求項2の記載において、
前記可動入れ子は、前記第1のキャビティブロックに向いて突出した凸部を有し、
前記第1のキャビティブロックは、前記凸部が入り込む凹部を有し、
前記第2のキャビティブロックは、前記凸部に対向する平坦部を有し、前記凸部に当接して前記可動入れ子を押すことを特徴とする2色成形用金型。 - 請求項2の記載において、
前記第1のキャビティブロックは、前記可動入れ子に対向する平坦部を有し、
前記第2のキャビティブロックは、前記第1のキャビティブロックの平坦部よりも前記可動入れ子に向いて突出し、前記可動入れ子に当接する凸部を有したことを特徴とする2色成形用金型。 - 請求項2の記載において、
前記第1層は、1次成形時に前記可動入れ子に接する端面を有し、
前記第3の空間には、前記第1層の端面を覆う前記第2層の一部が成形されることを特徴とする2色成形用金型。 - 第1層と、
前記第1層に重ねられた本体部と、前記本体部の端部に繋がるとともに、前記本体部とは反対側から前記第1層の端部に接するように前記第1層の端部に対して回り込んだ折返部とを有した第2層と、
を具備したことを特徴とする2色成形品。 - 請求項6の記載において、
前記第1層は、1次成形時に、コアブロックとこのコアブロックに組み合わされた第1のキャビティブロックとの間に形成された第1の空間で成形され、
前記第2層の本体部は、2次成形時に、前記コアブロックに組み合わされた第2のキャビティブロックと前記第1層との間に形成された第2の空間で成形され、
前記第2層の折返部は、前記コアブロックに設けられて1次成形時に前記第1の空間の端部に面するとともに、2次成形時に前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動する可動入れ子によって、前記第1層の端部と当該可動入れ子との間に形成された第3の空間で成形されることを特徴とする2色成形品。 - 請求項6の記載において、
前記第1層は、端面を有し、
前記第2層の折返部は、前記第1層の端面を覆うことを特徴とする2色成形品。 - コアブロックと、1次成形時に前記コアブロックに組み合わされる第1のキャビティブロックと、2次成形時に前記コアブロックに組み合わされる第2のキャビティブロックと、前記コアブロックに設けられた可動入れ子とを備えた金型を準備し、
前記コアブロックに前記第1のキャビティブロックを組み合わせ、前記コアブロックおよび前記可動入れ子と前記第1のキャビティブロックとの間に第1の空間を形成し、この第1の空間に2色成形品の第1層を成形する1次成形を行い、
前記コアブロックに前記第2のキャビティブロックを組み合わせ、前記第1層と前記第2のキャビティブロックとの間に第2の空間を形成するとともに、前記可動入れ子を前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動させ、前記第1層の端部と前記可動入れ子との間に前記第2の空間に繋がる第3の空間を形成し、前記第2の空間および前記第3の空間に2色成形品の第2層を成形する2次成形を行うことを特徴とする2色成形品の製造方法。 - 請求項9の記載において、
前記可動入れ子は、前記第2のキャビティブロックに当接して押されることで前記第2のキャビティブロックから離れる方向に向いて移動することを特徴とする2色成形品の製造方法。
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