JPH07186018A - 環状工作物の研削方法 - Google Patents
環状工作物の研削方法Info
- Publication number
- JPH07186018A JPH07186018A JP33400393A JP33400393A JPH07186018A JP H07186018 A JPH07186018 A JP H07186018A JP 33400393 A JP33400393 A JP 33400393A JP 33400393 A JP33400393 A JP 33400393A JP H07186018 A JPH07186018 A JP H07186018A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- grindstone
- respect
- work
- grinding wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】環状工作物を高精度かつ高能率に研削加工する
方法を提供すること。 【構成】環状工作物を自転させるとともに、砥石作業面
が研削面に対して微小な角度θだけ傾斜するように成形
した平形砥石を、研削面に平行な軸のまわりに回転さ
せ、研削面に平行な方向に送り運動させ、あるいは、環
状工作物を自転させるとともに、研削面に対して微小な
角度θを成す軸のまわりに回転する平形砥石を、研削面
に平行な方向に送り運動させて研削加工する。また、平
形砥石の回転軸の研削面に対する傾斜角θを調整可能と
し、砥石切り込み量をｔ、砥石幅をＢとしたときに、平
形砥石の研削面に対する傾斜角θを略θ＝ｔａｎ-1（ｔ
／Ｂ）とする。さらには、砥石幅の送り方向に対する後
端側の一部を研削面に平行に成形する。
方法を提供すること。 【構成】環状工作物を自転させるとともに、砥石作業面
が研削面に対して微小な角度θだけ傾斜するように成形
した平形砥石を、研削面に平行な軸のまわりに回転さ
せ、研削面に平行な方向に送り運動させ、あるいは、環
状工作物を自転させるとともに、研削面に対して微小な
角度θを成す軸のまわりに回転する平形砥石を、研削面
に平行な方向に送り運動させて研削加工する。また、平
形砥石の回転軸の研削面に対する傾斜角θを調整可能と
し、砥石切り込み量をｔ、砥石幅をＢとしたときに、平
形砥石の研削面に対する傾斜角θを略θ＝ｔａｎ-1（ｔ
／Ｂ）とする。さらには、砥石幅の送り方向に対する後
端側の一部を研削面に平行に成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は環状工作物の研削方法に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】環状工作物は図４に示すような方法で研
削加工されている。すなわち、（ａ）は環状の工作物１
とカップ形の研削砥石３を工作物１の半径方向に相対的
に送り運動させて研削加工する方法であり、（ｂ）は自
転する工作物１にカップ形の研削砥石３を連続的に切り
込んで研削加工する方法であり、（ｃ）は工作物１を紙
面に関して垂直な方向に往復運動させながら、微小切込
み量を繰り返し与えて、平形の研削砥石３を工作物１の
半径方向に間欠的に送り運動させて研削加工する方法で
あり、（ｄ）は工作物１を自転させながら、微小切込み
量を繰り返し与えて、平形の研削砥石３を工作物１の半
径方向に連続的に送り運動させて研削加工する方法であ
る。
削加工されている。すなわち、（ａ）は環状の工作物１
とカップ形の研削砥石３を工作物１の半径方向に相対的
に送り運動させて研削加工する方法であり、（ｂ）は自
転する工作物１にカップ形の研削砥石３を連続的に切り
込んで研削加工する方法であり、（ｃ）は工作物１を紙
面に関して垂直な方向に往復運動させながら、微小切込
み量を繰り返し与えて、平形の研削砥石３を工作物１の
半径方向に間欠的に送り運動させて研削加工する方法で
あり、（ｄ）は工作物１を自転させながら、微小切込み
量を繰り返し与えて、平形の研削砥石３を工作物１の半
径方向に連続的に送り運動させて研削加工する方法であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のう
ち、（ａ）では工作物１と研削砥石３との接触面積が送
り方向の位置により変化し、これに伴って研削抵抗も変
化するため、工作物１と研削砥石３との間の弾性変位量
が変化して、高精度な平面度を得ることが困難であっ
た。◆（ｂ）では工作物１と研削砥石３との接触面積が
大きく、かつ、接触面に垂直な方向に切り込みを行うの
で、特に硬脆材料では研削抵抗が著しく大きくなり、高
能率な研削加工を行うことが困難であった。◆また、
（ｃ）及び（ｄ）では複数回の横送り運動が必要なた
め、高能率な研削加工を行うことが困難であった。◆本
発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、高能
率かつ高精度な加工が可能な環状工作物の研削方法を提
供することにある。
ち、（ａ）では工作物１と研削砥石３との接触面積が送
り方向の位置により変化し、これに伴って研削抵抗も変
化するため、工作物１と研削砥石３との間の弾性変位量
が変化して、高精度な平面度を得ることが困難であっ
た。◆（ｂ）では工作物１と研削砥石３との接触面積が
大きく、かつ、接触面に垂直な方向に切り込みを行うの
で、特に硬脆材料では研削抵抗が著しく大きくなり、高
能率な研削加工を行うことが困難であった。◆また、
（ｃ）及び（ｄ）では複数回の横送り運動が必要なた
め、高能率な研削加工を行うことが困難であった。◆本
発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、高能
率かつ高精度な加工が可能な環状工作物の研削方法を提
供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、環状工
作物を自転させるとともに、砥石作業面が研削面に対し
て微小な角度θだけ傾斜するように成形した平形砥石
を、研削面に平行な軸のまわりに回転させ、研削面に平
行な方向に送り運動させ、あるいは、環状工作物を自転
させるとともに、研削面に対して微小な角度θを成す軸
のまわりに回転する平形砥石を、研削面に平行な方向に
送り運動させて研削加工することにより解決される。◆
また、平形砥石の回転軸の研削面に対する傾斜角θを調
整可能とし、砥石切り込み量をｔ、砥石幅をＢとすると
き、砥石作業面の研削面に対する傾斜角θ叉は平形砥石
の回転軸の研削面に対する傾斜角θを略θ＝ｔａｎ-1
（ｔ／Ｂ）としたものである。さらには、送り方向に対
して後端側の砥石作業面の一部を研削面に平行に成形し
たものである。
作物を自転させるとともに、砥石作業面が研削面に対し
て微小な角度θだけ傾斜するように成形した平形砥石
を、研削面に平行な軸のまわりに回転させ、研削面に平
行な方向に送り運動させ、あるいは、環状工作物を自転
させるとともに、研削面に対して微小な角度θを成す軸
のまわりに回転する平形砥石を、研削面に平行な方向に
送り運動させて研削加工することにより解決される。◆
また、平形砥石の回転軸の研削面に対する傾斜角θを調
整可能とし、砥石切り込み量をｔ、砥石幅をＢとすると
き、砥石作業面の研削面に対する傾斜角θ叉は平形砥石
の回転軸の研削面に対する傾斜角θを略θ＝ｔａｎ-1
（ｔ／Ｂ）としたものである。さらには、送り方向に対
して後端側の砥石作業面の一部を研削面に平行に成形し
たものである。
【０００５】
【作用】砥石作業面が研削面に対して傾斜しているの
で、切込み方向の各深さ位置が砥石作業面の送り方向の
前端側から後端側までの各砥粒により逐次加工される。
したがって、切込み量を大きくしても、研削抵抗が各砥
粒に分散微小化されて加わるので、大きい切込み量で１
回の送り運動で加工することができ、高能率な研削加工
ができる。◆また、工作物と研削砥石が線接触で、か
つ、接触面積の変化が少ないから、研削抵抗そのものや
送り方向の位置による変化が小さくなり、工作物・研削
砥石間の弾性変位量も小さくなるので、高精度な平面度
が得られる。
で、切込み方向の各深さ位置が砥石作業面の送り方向の
前端側から後端側までの各砥粒により逐次加工される。
したがって、切込み量を大きくしても、研削抵抗が各砥
粒に分散微小化されて加わるので、大きい切込み量で１
回の送り運動で加工することができ、高能率な研削加工
ができる。◆また、工作物と研削砥石が線接触で、か
つ、接触面積の変化が少ないから、研削抵抗そのものや
送り方向の位置による変化が小さくなり、工作物・研削
砥石間の弾性変位量も小さくなるので、高精度な平面度
が得られる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図１により説
明する。図１は研削加工状態を模式的に示す正面断面図
である。１は環状の工作物で、回転軸２のまわりに自転
する。３は平形の研削砥石で、その作業面４は研削面５
に対して微小な角度θを成すように成形されており、か
つ、研削面に平行な軸６のまわりに回転する。◆また、
図２は本発明の他の実施例における加工状態を示す説明
図である。図１と同じ部分は同じ符号で示してあるので
説明を省略する。この場合には、砥石作業面４は回転軸
６に平行に、すなわち、円筒状に成形されており、回転
軸６は研削面５に対して微小な角度θを成すように構成
されている。◆図１及び図２の状態で、切込み量ｔを与
えて、工作物１と研削砥石３を研削面５に平行な方向に
送り速度ｆで相対移動させる。このとき、工作物１の１
回転当たりの送り量が研削砥石３の幅よりも小さくなる
ように送り量ｆを決めれば、工作物１の全面を研削加工
することができる。◆なお、図３に示すように送り方向
に対して後端側の砥石作業面の一部７を研削面に平行に
成形するようにしてもよい。このようにすると、研削面
の粗さや平面度を一層向上させることができる。
明する。図１は研削加工状態を模式的に示す正面断面図
である。１は環状の工作物で、回転軸２のまわりに自転
する。３は平形の研削砥石で、その作業面４は研削面５
に対して微小な角度θを成すように成形されており、か
つ、研削面に平行な軸６のまわりに回転する。◆また、
図２は本発明の他の実施例における加工状態を示す説明
図である。図１と同じ部分は同じ符号で示してあるので
説明を省略する。この場合には、砥石作業面４は回転軸
６に平行に、すなわち、円筒状に成形されており、回転
軸６は研削面５に対して微小な角度θを成すように構成
されている。◆図１及び図２の状態で、切込み量ｔを与
えて、工作物１と研削砥石３を研削面５に平行な方向に
送り速度ｆで相対移動させる。このとき、工作物１の１
回転当たりの送り量が研削砥石３の幅よりも小さくなる
ように送り量ｆを決めれば、工作物１の全面を研削加工
することができる。◆なお、図３に示すように送り方向
に対して後端側の砥石作業面の一部７を研削面に平行に
成形するようにしてもよい。このようにすると、研削面
の粗さや平面度を一層向上させることができる。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、切
込み方向の各深さ位置の部分が、砥石作業面の送り方向
の前端側から後端側までの各砥粒により逐次加工され
る。したがって、研削抵抗が各砥粒に分散微小化されて
加わり、大きい研削代を１パスで高送り研削できるの
で、高能率な研削加工ができるという効果がある。ま
た、工作物と研削砥石が線接触でかつ接触面積の変化も
少ないので、研削抵抗そのものや送り方向の位置による
変化が小さいので、高精度な平面度が得られるという効
果がある。
込み方向の各深さ位置の部分が、砥石作業面の送り方向
の前端側から後端側までの各砥粒により逐次加工され
る。したがって、研削抵抗が各砥粒に分散微小化されて
加わり、大きい研削代を１パスで高送り研削できるの
で、高能率な研削加工ができるという効果がある。ま
た、工作物と研削砥石が線接触でかつ接触面積の変化も
少ないので、研削抵抗そのものや送り方向の位置による
変化が小さいので、高精度な平面度が得られるという効
果がある。
【図１】本発明の一実施例における研削加工状態を示す
説明図。
説明図。
【図２】本発明の他の実施例における研削加工状態を示
す説明図。
す説明図。
【図３】図１及び図２における研削砥石の他の成形形態
を示す説明図。
を示す説明図。
【図４】従来技術における研削加工状態を示す説明図。
１ 工作物 ２ 回転軸 ３ 研削砥石 ６ 回転軸
Claims (5)
- 【請求項１】環状工作物を自転させるとともに、砥石作
業面が研削面に対して微小な角度θだけ傾斜するように
成形した平形砥石を、研削面に平行な軸のまわりに回転
させ、研削面に平行な方向に送り運動させて研削加工す
るようにしたことを特徴とする環状工作物の研削方法。 - 【請求項２】環状工作物を自転させるとともに、研削面
に対して微小な角度θを成す軸のまわりに回転する平形
砥石を、研削面に平行な方向に送り運動させて研削加工
するようにしたことを特徴とする環状工作物の研削方
法。 - 【請求項３】砥石作業面の研削面に対する傾斜角θ叉は
平形砥石の回転軸の研削面に対する傾斜角θを調整可能
としたことを特徴とする請求項１及び請求項２に記載の
環状工作物の研削方法。 - 【請求項４】砥石切込み量をｔ、砥石幅をＢとすると
き、砥石作業面の研削面に対する傾斜角θ叉は平形砥石
の回転軸の研削面に対する傾斜角θを略θ＝ｔａｎ-1
（ｔ／Ｂ）としたことを特徴とする請求項１ないし請求
項３に記載の環状工作物の研削方法。 - 【請求項５】送り方向に対して後端側の砥石作業面の一
部を研削面に平行に成形したことを特徴とする請求項１
ないし請求項４に記載の環状工作物の研削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33400393A JPH07186018A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 環状工作物の研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33400393A JPH07186018A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 環状工作物の研削方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186018A true JPH07186018A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18272414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33400393A Pending JPH07186018A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 環状工作物の研削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07186018A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001198780A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-24 | Bando Kiko Kk | ガラス板の皮膜層を除去する方法及びその装置並びにその装置を具備したガラス板加工装置 |
| JP2004291207A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-21 | Toyoda Mach Works Ltd | 研削加工方法 |
| TWI810334B (zh) * | 2018-07-24 | 2023-08-01 | 日商迪思科股份有限公司 | 深切緩進磨削方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33400393A patent/JPH07186018A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001198780A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-24 | Bando Kiko Kk | ガラス板の皮膜層を除去する方法及びその装置並びにその装置を具備したガラス板加工装置 |
| JP2004291207A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-21 | Toyoda Mach Works Ltd | 研削加工方法 |
| TWI810334B (zh) * | 2018-07-24 | 2023-08-01 | 日商迪思科股份有限公司 | 深切緩進磨削方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011016 |