JPH0718516B2 - クランプ式管連結装置 - Google Patents

クランプ式管連結装置

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JPH0718516B2
JPH0718516B2 JP3144855A JP14485591A JPH0718516B2 JP H0718516 B2 JPH0718516 B2 JP H0718516B2 JP 3144855 A JP3144855 A JP 3144855A JP 14485591 A JP14485591 A JP 14485591A JP H0718516 B2 JPH0718516 B2 JP H0718516B2
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pipe
tightening
lever
case
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忠也 高橋
博 松井
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばタンカーの流体
受入管とローディングアームの接続管との接続・切離し
を迅速に行なうクランプ式管連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、かかるクランプ式管連結装置と
して、手動式や油圧式のものがあり、例えば、特公昭5
4−21563号公報に油圧式のものが知られている。
このクランプ式管連結装置は、管端に支持フランジを設
けた一方の管と、管端に支持フランジを設けた他方の管
を連結する装置であって、他方の管の外周部に、これを
囲んで円周状に配列される複数のクランプ機構を独立に
作動するように固設して構成され、各クランプ機構は、
トグル機構を利用するドライブリンクを有し、一方の管
の支持フランジを他方の管に対しバネ材等を付勢して締
付及び締付の解除を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したク
ランプ式管連結装置にあっては、クランプ機構の開状態
から閉状態またはその逆の作動において、各クランプ機
構のドライブリンクの動作抵抗に差があると、動きに差
が生じ、同時に作動しない場合があり、両管の支持フラ
ンジの片締めの原因となる虞がある。
【0004】また、一方の管の支持フランジの厚さが、
全周的に均一でない場合、締付時のドライブリンクの角
度が各クランプ機構毎に異なり、トグル機構として発生
させるクランプ締付力に差が出て、同様に両管の支持フ
ランジの片締の原因となる虞がある。また、従来、上述
したクランプ式管連結装置の他に、例えば特公昭49−
16372号公報に示すものが知られている。このクラ
ンプ式管連結装置では、接続れるべき2つの管のうち、
一方の管の周りにリング部材を設け、このリング部材に
複数のクランプ機構が設けられている。即ち、このクラ
ンプ機構は、圧縮コイルバネを用いたプッシュロッドの
一端にクランプを設けて構成され、プッシュロッドの他
端はリング部材に取り付けられている。そして、油圧シ
リンダでリング部材を所要の角度回転させて全てのクラ
ンプ機構を同時に作動させる。これにより、その全ての
クランプが同時に開閉し、一方の管の支持フランジに連
結される他方の管の支持フランジの締付けを、圧縮コイ
ルバネを圧縮することによって発生する力によって行わ
せるとともに、他方の管の支持フランジの、一方の管の
支持フランジに対する締付けを解除できるようになって
いる。
【0005】ところが、他方の管の支持フランジの厚さ
が均一でない場合、締付時の圧縮コイルバネの圧縮量が
各クランプによって異なり、クランプの締付力に差が生
じ、片締めの原因となる虞がある。本発明は、上述の問
題点を解決するためになされたもので、その目的は、管
端に支持フランジを設けた一方の管と他方の管を連結す
る場合、支持フランジの厚さが円周方向で異なっても均
一な締付力の基礎を得ることができるクランプ式管連結
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、管端に支持フ
ランジを設けた一方の管と他方の管を連結する装置であ
って、他方の管の外周部に固設されたケースと、ケース
の一端側に位置して一方の管の支持フランジを他方の管
に接離させるクランプレバー、及びケースの他端側に回
動自在に支持されており、前記クランプレバーを介して
一方の管の支持フランジを他方の管に対し少なくとも締
付及び締付の解除を行なう締付レバーを有するととも
に、前記管の円周方向に間隔をあけて配設される複数の
クランプ機構と、各クランプ機構にそれぞれ対応して設
けられ、ケースの一端側に管の軸方向に移動自在に支持
されるとともに、先端に前記クランプレバーが回動自在
に連結され、かつ、−方向に移動して両管を連結する閉
動作を行い他方向に移動することにより両管の連結を解
除する解放動作を行う複数のスライド軸と、ケース内に
各スライド軸にそれぞれ対応して設けられ、各スライド
軸をそれぞれ両方向に移動させる複数の駆動手段と、ケ
ースに各駆動手段にそれぞれ対応して設けられ、各駆動
手段にそれぞれ連結された複数のアクチュエータと、ケ
ース内に各駆動手段にそれぞれ対応して設けられ、各駆
動手段に対して前記各アクチュエータの駆動力の接続を
それぞれ行なうとともにスライド軸からの停止力により
上記駆動力の接続を解除される複数のクラッチ機構と、
各駆動手段にそれぞれ対応して設けられ、ケースの他端
側に管の軸方向に移動自在に支持されており、前記クラ
ッチ機構によりスライド軸に対して駆動力が断たれてい
る時、クランプ機構の締付レバーを回動させて両管の締
付またはその解除を行なう締付レバー押圧部材とを備え
ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、クランプ機構の作動で、両
管を連結する閉動作,両管を締め付ける締付動作,両管
の締付を解除する締付解除動作,両管の連結を解除する
連結解放動作の4つの動作が行なわれる。初期状態で
は、クランプ機構のクランプレバーが一方の管の支持フ
ランジから離れ、且つ、クラッチ機構により駆動手段に
対して駆動力が接続状態になっている。アクチュエータ
からの駆動力はクラッチ機構,駆動手段を介してスライ
ド軸に伝達し、スライド軸が移動し、クランプ機構のク
ランプレバーを作動させ、一方の管を他方の管に押圧す
る。これにより、両管の閉動作が行なわれる。
【0008】両管の閉動作の継続により、クランプ機構
のクランプレバーが一方の管の支持フランジに接触する
に至ると、クラッチ機構に停止力が働いてスリップ状態
となる。従って、スライド軸に対して駆動力が断たれ、
スライド軸の移動は停止される。この時、駆動手段から
の駆動力で、締付レバー押圧部材を介してクランプ機構
の締付レバーが作動し、さらに、クランプ機構のクラン
プレバーが作動し、両管を締め付ける締付動作が行なわ
れる。
【0009】そして、両管を使用に供した後、クラッチ
機構によりスライド軸に対して駆動力が断たれている
時、締付レバー押圧部材により、クランプ機構の締付レ
バーを作動させて両管の締付解除が行なわれる。さら
に、両管の締付解除により、クラッチ機構に作用する停
止力が所定の値以下になると、クラッチ機構は接続状態
となり、スライド軸に対してアクチュエータからの駆動
力が与えられ、スライド軸が移動する。クランプ機構の
クランプレバーが作動し、一方の管を他方の管から離
す。即ち、両管の連結の解除が行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1ないし図3は本発明の実施例に係わるクラ
ンプ式管連結装置を示す。図において、1は接続すべき
一方の管で、その管端には環状の支持フランジ1Aが形
成されている。2は接続すべき他方の管で、その管端に
環状の支持フランジ2Aが形成されている。一方の管1
の支持フランジ1Aと他方の管2の支持フランジ2A
は、向い合わせた状態で当接している。
【0011】3はリング状のケースで、他方の管2の支
持フランジ2Aの裏面に、他方の管2の外周部を囲んで
複数のボルト4を介して固設されている。そして、ケー
ス3には、6つのクランプ機構5が、円周に沿って等間
隔をおいて他方の管2を囲むように設けられており、こ
れらの各クランプ機構5に対応して、各クランプ機構5
をそれぞれ作動させる6つの駆動機構11A,11B,
11C,11D,11E,11F(二点鎖線で図示)が
円周方向に沿って設けられている。各クランプ機構5及
び各駆動機構11A〜11Fは、それぞれ同じ構造とな
っているので、そのうちの1つのクランプ機構と1つの
駆動機構11Aを例にとって説明する。
【0012】クランプ機構5は、一端爪部6Aが当接し
て一方の管1の支持フランジ1Aを他方の管2の支持フ
ランジ2Aに接離させるクランプレバー6と、クランプ
レバー6を介して後述のように一方の管1の支持フラン
ジ1Aを他方の管2の支持フランジ2Aに対し少なくと
も締付及び締付の解除を行なう締付レバー7と、ケース
3に固設された軸受部8に管1,2の軸方向に摺動自在
に設けられ、クランプレバー6の連結端6Bと締付レバ
ー7の連結端7Bとの間にあってそれらに当接している
ロッド9とから構成されている。クランプレバー6は、
ケース3の一端(前壁3D)側に位置し、締付レバー7
はケース3の他端(後壁3B)側に位置している。ま
た、クランプレバー6の連結端6Bと、ロッド9の一端
側に固定して取り付けた円板ストッパー9Aとの間に
は、圧縮バネ9Bが装着されている。
【0013】上記のクランプレバー6の、その一端爪部
6Aに近い部分に、後述するスライド軸12の先端がピ
ン12Bにより回動自在に結合され、該クランプレバー
6が前記支持フランジ1A,2Aの直径方向の面内で上
記ピン12Bを中心に回動するようになっている。一
方、上記の締付レバー7は、その連結端7Bに近い部分
がケース3に固設されたブラケット10の先端にピン1
0Aにより回動自在に軸着され、前記クランプレバー6
と同一の平面内でピン10Aを中心に回動するようにな
っている。
【0014】また、駆動機構11Aは次のように構成さ
れている。ケース3の一端側に円筒支持部3Aが形成さ
れ、この円筒支持部3Aに管1,2の軸方向に向けてあ
けた軸穴内に、スライド軸12がその軸方向に摺動自在
に嵌合して支持されている。13は締付螺子軸で、円筒
支持部3Aの軸穴内に設けた第1軸受14、及びケース
3の内壁に支持部材15を介して固設した第2軸受16
に回転自在に支持され、締付螺子軸13の一端側にはス
ライド軸12の内螺子部12Aと螺合する第1雄螺子部
13Aが、他端側には第2雄螺子部13Bが形成されて
いる。
【0015】17は締付レバー押圧部材で、円筒部18
と、この円筒部18の外周部に形成された第1歯車19
とから構成され、締付レバー押圧部材17の円筒部18
がケース3の他端側の壁面3Bの摺動部3Cに、軸方向
及び周方向に摺動自在嵌合されており、壁面3Bから外
側に突出した前記円筒部18の先端に、上記の締付レバ
ー7の先端部7Aが当接している。また、前記円筒部1
8に形成した内螺子部18Aには前記締付螺子軸13の
第2雄螺子部13Bが螺合されている、さらに、締付螺
子軸13の途中部分には、第2歯車20が固定して設け
られている。
【0016】21は出力軸で、その前端はケース3の前
壁3Dに設けた第3軸受22に軸支され、その後端はケ
ース3の後壁3Bに設けた第4軸受23に軸支されてい
る。この出力軸21上に第5軸受24Aを介して第3歯
車24が該出力軸21との相対回転が可能に支持され、
この第3歯車24は第2歯車20に噛み合っている。第
3歯車24の端面には第1摩擦板25が設けられてい
る。また、この出力軸21上に、第4歯車26が固定し
て設けられ、第4歯車26の中央部分に設けた円筒ボス
部26Aには、押圧板27Aが、出力軸21の軸方向に
移動自在にかつ、周方に第4歯車26と一体に回転する
ように支持され、この押圧板27Aに第2摩擦板27が
一体に設けられている。この第2摩擦板27は、これと
第4歯車26の端面との間に装着された圧縮バネ28で
第1摩擦板25に押圧されている。即ち、圧縮バネ28
で第1摩擦板25に第2摩擦板27を押圧するクラッチ
機構29が、第3歯車24と第4歯車26の間に装着さ
れている。
【0017】また、出力軸21上に第5歯車30が固定
して設けられ、この第5歯車30は幅広に形成されて前
記の第1歯車19と噛み合っており、第1歯車19は第
5歯車30と常時噛み合いながら軸方向に移動できるよ
うになっている。31は入力軸で、その前端側はケース
3の前壁3Dに設けた第6軸受32に軸支され、その後
端側はケース3の後壁3Bに設けた第7軸受33に軸支
されている。入力軸31の前端側は、ケース3の前壁3
Dを貫通し、ケース3の前壁3Dの外側に取り付けた油
圧モータからなるアクチュエータ34に連結されてい
る。入力軸31上には、第8軸受33Aを介して第6歯
車35が入力軸31との相対回転が自在に支持されると
ともに、第7歯車36が固定して取り付けられている。
【0018】そして、図1に示すように、駆動機構11
Aにおける第6歯車35は、時計方向に向かって隣接す
る駆動機構11Bにおける第2歯車20に噛み合ってい
る。以下、同様にして、任意の駆動機構における入力軸
31上に支持されている第6歯車35は、時計方向に向
かって隣接する駆動機構における締付螺子軸13上に固
定されている第2歯車20に噛み合っている。従って、
全体としてみると、各駆動機構における入力軸31に
は、各入力軸31に対応してそれぞれアクチュエータ3
4が設けられているものの、駆動系が一体となってい
る。
【0019】次に、本発明の作用を説明する。本実施例
においては、各アクチュエータ34の油圧力をそれぞれ
適切に制御することにより、各駆動機構が以下のように
操作され、両管1,2の支持フランジ1A,2Aを各ク
ランプ機構5により連結する閉動作,締め付ける締付動
作,締付を解除する締付解除動作,連結を解除する連結
解放動作の4つの動作が行われる。各駆動機構における
各クランプ機構5の動作を行わせる作用は同じであるの
で、駆動機構11Aを例に取って説明し、次いで、両管
1,2の支持フランジ1A,2Aの厚さが、円周上で相
違する場合について、各駆動機構間における作用を説明
する。
【0020】先ず、駆動機構11Aにおいて、アクチュ
エータ34を所定の方向に回転させると、アクチュエー
タ34の駆動力は、入力軸31→第7歯車36→第4歯
車26→クラッチ機構29→第3歯車24→第2歯車2
0→締付螺子軸13の順序で伝達し、締付螺子軸13を
所定の方向に回転させる。締付螺子軸13の回転によ
り、スライド軸12が図2の右方に移動し、スライド軸
12にピン結合されたクランプ機構5のクランプレバー
6を右方に作動させて一方の管1の支持フランジ1Aを
他方の管2の支持フランジ2Aに押圧するに至り、両管
1,2を連結する閉動作が行われる。
【0021】この時、クラッチ機構29における伝達ト
ルクは適切な値に設定されており、クランプレバー6の
一端爪部6Aが一方の管1の支持フランジ1Aに当接す
ると、スライド軸12の移動が停止されるので、これに
駆動力を伝達している締付螺子軸13,第2歯車20,
第3歯車24も停止するに至り、クラッチ機構29は所
定の伝達トルク以上の値を受け、接続状態からスリップ
状態に変化する。
【0022】なお、上記の間、入力軸31の駆動力は、
第7歯車36→第4歯車26→出力軸21→第5歯車3
0→第1歯車19の順序で第1歯車19に伝達し、第1
歯車19を回転させるが、その回転は、締付螺子軸13
の回転と同一であり、両者は一体的に回転している。上
述のように、クラッチ機構29が接続状態からスリップ
状態に変化すると、第3歯車24に駆動力が伝達され
ず、スライド軸12に対して駆動力が断たれ、スライド
軸12の移動は停止される。この時、第1歯車19に伝
達されていた駆動力は、締付螺子軸13が停止している
ので、第1歯車19を一体に有する締付レバー押圧部材
17を締付螺子軸13に対し相対回転させ、締付螺子軸
13の第2雄螺子部13Bと内螺子部18Aとの螺合を
介して、該締付レバー押圧部材17を右方に移動し、ク
ランプ機構5の締付レバー7の先端部7Aを右方に移動
させる。
【0023】これにより、クランプ機構5においては、
締付レバー7が反時計方向に回動し、ロッド9を介して
クランプレバー6の連結端6Bが押圧され、クランプレ
バー6が反時計方向に回動する。従って、両管1,2の
支持フランジ1A,2Aを締め付ける締付動作が行なわ
れる。この締付動作により、締付力が所定の値になる
と、アクチュエータ34に油を供給している図示しない
油圧回路がオフ状態になり、アクチュエータ34への油
の供給が停止され、両管1,2の支持フランジ1A,2
Aの締付力が所定の値に保持される。
【0024】そして、両管1,2の支持フランジ1A,
2Aの締付力を所定の値に保持した状態で、両管1,2
が使用に供された後、所要時に、各アクチュエータ34
をそれぞれ逆回転させると、第1歯車19を有する締付
レバー押圧部材17は、クラッチ機構29がスリップ状
態となっているので、停止している締付螺子軸13上を
逆回転しながら左方に移動する。次いで、圧縮バネ9B
の弾発力でクランプ機構5のロッド9が作動し、クラン
プ機構5の締付レバー7の先端部7Aが左方に移動す
る。これにより、クランプレバー6が時計方向に回動し
てその一端爪部6Aが左方に移動し、両管1,2の締付
の解除が行なわれる。
【0025】さらに、クランプレバー6の一端爪部6A
が一方の管1の支持フランジ1Aから離れると、強制的
に停止されているスライド軸12が移動できる状態とな
り、クラッチ機構29がスリップ状態から接続状態に変
化する。これにより、アクチュエータ34の逆回転力
で、クラッチ機構29を介して締付螺子軸13が逆回転
し、スライド軸12に対して駆動力が与えられ、スライ
ド軸12が左方に移動する。従って、クランプ機構5の
クランプレバー6が左方に移動し、一方の管1の支持フ
ランジ1Aが他方の管2の支持フランジ2Aから離れ、
両管1,2の連結を解除する開放動作が行われる。
【0026】クランプ機構5及び駆動機構11Aは以上
の説明の如く作用するが、両管1,2の支持フランジ1
A,2Aは、その周方向で厚さが異なっている場合、例
えば、駆動機構11Aに対応するクランプ機構5におけ
る支持フランジの部分の厚さが厚く、駆動機構11A以
外の駆動機構11B,11C・・・に対応するクランプ
機構5における支持フランジの部分の厚さが薄い場合を
例にとって各クランプ機構及び各駆動機構の相互間にお
ける作用を説明する。
【0027】各駆動機構におけるアクチュエータ34
は、独立に駆動回転し、先ず、駆動機構Aにおける両管
1,2の支持フランジ1A,2Aが接触すると、締付螺
子軸13が停止することにより第2歯車20,第3歯車
24が停止する。この時、隣接する駆動機構Bにおいて
は、駆動機構Bにおける両管1,2の支持フランジ1
A,2Aが離れており、そのアクチュエータ34からの
回転力でその第2歯車20が回転しようとするが、この
第2歯車20に噛み合っている駆動機構Aにおける第6
歯車35が停止しているので、強制的に停止する。この
ようにして、各駆動機構の第2歯車20が停止する。
【0028】そして、駆動機構Aが閉動作から締付動作
に移行すると、駆動機構A以外の各駆動機構では、各締
付螺子軸13が停止した状態で、各駆動機構が作動し
て、各クランプレバー6の一端爪部6Aが所定量移動し
て閉動作から締付動作に移行する。即ち、駆動機構Aに
おける締付動作が最初に開始するが、駆動機構A以外の
各駆動機構においては、支持フランジが薄い分だけ締付
動作の初期には閉動作が行われるため、その実質的な締
付動作は遅れて開始する。そして、駆動機構Aにおける
締付動作が停止した後、駆動機構A以外の各駆動機構の
締付動作も停止する。
【0029】以上の如き構成によれば、各クラッチ機構
29によりスライド軸12に対して駆動力が断たれてい
る時、各クランプ機構5の締付レバー7が互いに他のク
ランプ機構5の締付レバー7に対して独立に作動し、両
管1,2の支持フランジ1A,2Aの締付を行なうの
で、各クランプ機構5がそれらに対応する駆動手段を介
して他のクランプ機構5とは独立に作動し、たとえ、一
方の管1の支持フランジ1Aの円周方向における厚さが
同じでなくても、各クランプ機構5は互いに独立した状
態で、一方の管1の支持フランジ1Aを他方の管2に対
し締付動作を行ない、均一の締付力を得ることができ
る。
【0030】なお、本実施例においては、他方の管2に
は支持フランジ2Aが形成されているが、支持フランジ
2Aが形成されていない直管に適用することもできる。
また、本実施例においては、クランプ機構及び駆動機構
の個数は6個となっているが、かかる個数に限定される
ことはない。さらに、本実施例においては、アクチュエ
ータ34は入力軸31に設けられ、第7歯車36,第4
歯車26を介して出力軸21に回転力を伝達している
が、出力軸21をケース3の前端3Dを貫通させて、こ
れにアクチュエータ34を連結することもできる。
【0031】この場合、入力軸31を省略し、代りに、
各締付螺子軸13にスプロケットホイールを取り付け、
隣接する各締付螺子軸13のスプロケットホイールの相
互をチェーンで連結した構成にすることにより、部品点
数が減少し、構造を簡単にすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相互に連結しようとする一対の管の一方に円周状に配列
される各クランプ機構が、それらにそれぞれ対応するア
クチュエータ,駆動手段,クラッチ機構を介して他のク
ランプ機構とは独立に作動し、たとえ、一方の管の支持
フランジの円周方向における厚さが同じでなくても、各
クランプ機構は互いに独立した状態で、一方の管の支持
フランジを他方の管に対し締付動作を行ない、均一の締
付力を得ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるクランプ式管連結装置
の横断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した縦断面図であ
る。
【図3】図2のクランプ機構の外観図である。
【符号の説明】
1 一方の管 1A 支持フランジ 2 他方の管 5 クランプ機構 6 クランプレバー 7 締付レバー 12 スライド軸 13 締付螺子軸 17 締付レバー押圧部材 20 第2歯車 24 第3歯車 26 第4歯車 34 アクチュエータ 36 第7歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管端に支持フランジを設けた一方の管と
    他方の管を連結する装置であって、他方の管の外周部に
    固設されたケースと、ケースの一端側に位置して一方の
    管の支持フランジを他方の管に接離させるクランプレバ
    ー、及びケースの他端側に回動自在に支持されており、
    前記クランプレバーを介して一方の管の支持フランジを
    他方の管に対し少なくとも締付及び締付の解除を行なう
    締付レバーを有するとともに、前記管の円周方向に間隔
    をあけて配設される複数のクランプ機構と、各クランプ
    機構にそれぞれ対応して設けられ、ケースの一端側に管
    の軸方向に移動自在に支持されるとともに、先端に前記
    クランプレバーが回動自在に連結され、かつ、−方向に
    移動して両管を連結する閉動作を行い他方向に移動する
    ことにより両管の連結を解除する解放動作を行う複数の
    スライド軸と、ケース内に各スライド軸にそれぞれ対応
    して設けられ、各スライド軸をそれぞれ両方向に移動さ
    せる複数の駆動手段と、ケースに各駆動手段にそれぞれ
    対応して設けられ、各駆動手段にそれぞれ連結された複
    数のアクチュエータと、ケース内に各駆動手段にそれぞ
    れ対応して設けられ、各駆動手段に対して前記各アクチ
    ュエータの駆動力の接続をそれぞれ行なうとともにスラ
    イド軸からの停止力により上記駆動力の接続を解除され
    る複数のクラッチ機構と、各駆動手段にそれぞれ対応し
    て設けられ、ケースの他端側に管の軸方向に移動自在に
    支持されており、前記クラッチ機構によりスライド軸に
    対して駆動力が断たれている時、クランプ機構の締付レ
    バーを回動させて両管の締付またはその解除を行なう締
    付レバー押圧部材とを備えていることを特徴とするクラ
    ンプ式管連結装置。
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