JPH0718259Y2 - 刈払機の刈刃回転体 - Google Patents

刈払機の刈刃回転体

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JPH0718259Y2
JPH0718259Y2 JP6003890U JP6003890U JPH0718259Y2 JP H0718259 Y2 JPH0718259 Y2 JP H0718259Y2 JP 6003890 U JP6003890 U JP 6003890U JP 6003890 U JP6003890 U JP 6003890U JP H0718259 Y2 JPH0718259 Y2 JP H0718259Y2
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JP
Japan
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cutting blade
bobbin
rotary shaft
case
upper case
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JP6003890U
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Inventor
雄一郎 真鍋
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株式会社マルナカ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、草刈等に使用される携帯用の刈払機の刈刃回
転体に関するものである。
[従来の技術] この種の刈払機としては、第4図に示すように、回転軸
aの先端部分におねじ部bを設けておき、そのおねじ部
bに締着したナットcでカップ状の刈刃取付金具dを介
して板状の刈刃eを前記回転軸aの先端部分に締付けて
固定するようにしたものが知られている。
また、刈払機を専ら草刈に使用する場合には、合成樹脂
等からなる可撓線状刃を備えた刈刃回転体を回転軸の先
端部分に取着して使用する例も少なくない。この刈刃回
転体は、例えば、特開昭63−32421号公報に示されるよ
うに、上ケースと、この上ケースの下部に開閉可能に蓋
着された下ケースと、両ケース内に上下動可能に収容さ
れ、外周に合成樹脂製の可撓線状刃が巻装されたボビン
と、このボビンの下面を前記下ケースの底面に押し付け
るコイルスプリングとを備えている。そして、可撓線状
刃が減った場合に、前記ボビンと下ケースとの係合状態
を運転中に一時的に解除すると、遠心力によって可撓線
状刃が略一定寸法づつケースから出てくるようになって
いる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来の刈刃回転体は、ケース内の軸心部分に
ナット部材が固設してあり、そのナット部材を刈刃取付
金具とナットを取り外した回転軸のおねじ部に螺合させ
ることによって、回転軸の先端部分に取着されるように
なっている。しかも、回転軸のおねじ部の径やピッチ
は、刈払機のメーカーによって異なっている場合が多
く、その刈払機の回転軸に刈刃回転体を装着して使用し
たい場合には、前記おねじ部に適合するナット部材を埋
設した特定の刈刃回転体を選択購入して取り付ける必要
がある。すなわち、このような構成のものは、板状の刈
刃とは取付構造が全く異なるため、誤って他メーカーの
刈刃回転体を購入してしまうと回転軸に装着できないこ
とが起こり得る。
本考案は、刈刃回転体を板状の刈刃と同一の態様で回転
軸に定着できるようにして、このような不具合を解消す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成を採用したものである。
すなわち、本考案にかかる刈払機の刈刃回転体は、回転
軸の先端部分に着脱可能に止着した上ケースと、この上
ケースの下端側に開閉可能に蓋着した下ケースと、前記
両ケース内に上下動可能に収納されるとともに、周囲に
可撓線状刃を巻装したボビンと、前記両ケース内の軸心
部に配設され、前記ボビンを押し下げてその下面と前記
下ケースの底面に形成した凹凸係合部を係合させるコイ
ルスプリングとを具備してなる刈払機の刈刃回転体にお
いて、前記上ケースの上壁における少くとも軸心部分を
平坦に形成するとともに、前記コイルスプリングの上端
側を下端側よりも大径にして軸心部分に空間を形成し、
その空間に配置した刈刃取付金具とナットを前記上壁を
貫通させた回転軸のおねじ部に装着して、前記上ケース
を前記回転軸に取着していることを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、板状の刈刃を回転軸に
取着する場合と全く同様な態様で、この刈刃回転体を前
記回転軸の先端部分に取付けることができる。すなわ
ち、上ケースの上壁を貫通させた回転軸のおねじ部に、
上ケースの内側から板状刈刃を定着する場合にも用いる
刈刃取付金具とナットを装着して、その刈刃取付金具で
前記上壁を締付ければ、上ケースを回転軸に固定するこ
とができる。次いで、上ケースに下ケースを蓋着しつ
つ、両ケース内にボビン等を収容し、コイルスプリング
によって前記ボビンと下ケースとを凹凸係合させておけ
ば、これらが前記回転軸と一体に回転することになる。
また、前記刈刃取付金具を配置した空間は、上ケースの
上壁における軸心部分を平坦にするとともに、コイルス
プリングの上端側を下端側よりも大径にして形成してあ
るため、刈刃回転体自体の大径化を招くことがなく、し
かも、刈刃回転体から固定ナット部材を廃止することも
可能となる。なお、板状の刈刃を回転軸に締付固定する
ための前記刈刃取付金具およびナットは、刈払機の一部
品として、もともと回転軸側に装着して販売されるもの
であるため、メーカー毎に回転軸のねじピッチ等が異な
っていても、問題は生じない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参照して説
明する。
この刈刃回転体1は、第1図に示すように、刈払機の回
転軸2の先端部分に着脱可能に止着されたもので、上ケ
ース3と、上ケース3の下端に着脱可能に蓋着した下ケ
ース4と、両ケース3、4内に上下動可能に収納したボ
ビン5と、ボビン5の外周に巻装した可撓線状刃6と、
コイルスプリング7とを具備している。
回転軸2は、基端部が図示しない原動機に接続されてお
り、先端部分には、おねじ部2aを形成してあるととも
に、そのおねじ部2aに締着したナット8により刈刃取付
金具9が着脱可能に装着してある。刈刃取付金具9は、
カップ状のもので、底壁9aの軸心部分に軸貫通孔9bを設
けてある。
上ケース3は、第1図および第2図に示すように、キャ
ップ状のもので、上壁3aの軸心部分を平坦に形成してあ
るとともに、その中心部に軸貫通孔3bを設けてある。上
壁3aの内面3hには、円周方向に等角間隔を空けて複数の
凹係合部3cを形成してあり、周壁3dの外面には、係止爪
3eを形成してある。
下ケース4は、第1図および第3図に示すように、皿状
のもので、底面4aの中央部分に設けた挿通孔4bの周辺部
分に、上ケース3の凹係合部3cと同様な複数の凹係合部
4cを有している。また、外縁部には、上ケース3の掛止
爪3eを掛止するための掛止鍔4dと、上ケース3の周壁3d
の下面3fに穿設した係止孔3gに嵌挿するたの突起4eをそ
れぞれ設けてある。
ボビン5は、軸心部分に空間を有したもので、上ケース
3の上壁3aの内面3hに対向する上面5aと、下ケース4の
底面4aに対向する下面5bに、複数の凸係合部5cをそれぞ
れ突設してある。上面5a側の凸係合部5cと、下面5b側の
凸係合部5cとは、円周上の等角位置に配設してある。ま
た、このボビン5の底には、突出部5dを形成してあり、
その突出部5dを下ケース4の挿通孔4bを貫通させて、下
ケース4の下面4fから突出させてある。
可撓線状刃6は、合成樹脂製のもので、その基端を前記
ボビン5の外周に止着してあり、先端を上ケース3の周
壁3dに設けた導出孔3kから外部に延出させてある。
コイルスプリング7は、前記ボビン5を押し下げてその
下面5bの凸係合部5cと下ケース4の凹係合部4cとを係合
させるためのもので、下端7aをボビン5の底部に弾接さ
せ、上端7bを上ケース3の上壁3aに弾接させてある。こ
のコイルスプリング7の上端7b側の径を下端7a側の径よ
りも大きなものにして、その軸心部分に空間10を形成
し、この空間10に前記刈刃取付金具9を配置してある。
すなわち、この実施例のコイルスプリング7はテーパ形
状をなしている。
しかして、この刈刃回転体1は、通常の使用時には、ボ
ビン5の下面5b側の凸係合部5cと下ケース4の凹係合部
4cとがコイルスプリング7によって係合されているた
め、運転中の遠心力によって可撓線状刃6が外部に繰り
出されることはない。一方、可撓線状刃6が減った場合
に、使用者がボビン5の突出部5dを一時的に、地面に押
し付けて、ボビン5の凸係合部5cを下ケース4の凹係合
部4Cから離すと、その上面5aの凹係合部5cが上ケース3
の凹係合部3cに係合する。ここで、下ケース4の凹係合
部4cと上ケース3の凹係合部3cとは、円周方向の位置を
ずらせてあるため、そのずれに相当する寸法だけ、ボビ
ン5が瞬間的に空転状態になるとともに、可撓線状刃6
が遠心力によっとて外部に繰り出されることになる。前
記突出部5dを地面から離すと、コイルスプリング7の弾
性付勢力によって、ボビン5の上面5aの凸係合部5cが上
ケース3凹係合部3cから離れるとともに、下面5bの凸係
合5cが下ケース4の凹係合部4cと再び係合する。その際
にも、ボビン5が瞬間的に空転状態になるとともに、上
ケース3の凹係止部3cと下ケース4の凹係合部4cとのず
れに相当する寸法だけ、可撓線状刃6が遠心力によって
外部に繰り出されることになる。
このような構成によると、上ケース3の軸貫通孔3bを上
方から貫通させた回転軸2のおねじ部2aに、上ケース3
の下側から刈刃取付金具9およびナット8を装着すると
ともに、このナット8を締付けて、刈刃取付金具9と取
付板11とで上ケース3の上壁3aを締付ければ、該上ケー
ス3を回転軸2に確実に固定することができる。次い
で、上ケース3の内側にボビン5やコイルスプリング7
等を収容しつつ、下ケース4を蓋着すれば、これらが前
記回転軸2と一体に回転することになる。板状の刈刃を
取付ける場合には、これとは逆の手順で刈刃回転体1を
取り外し、前記刈刃取付金具9と取付板11との間に板状
の刈刃を締付けるとよい。
したがって、このような構成のものであれば、板状の刈
刃を回転軸2に取付ける場合に用いる刈刃取付金具9お
よびナット8等を利用して、この刈刃回転体1を回転軸
2に取付けることができる。すなわち、このような刈刃
回転体1によれば、回転軸2のおねじ部2aのピッチ等が
刈払機のメーカーによって異なっても、各刈払機に簡単
にこの刈刃回転体1を装着して使用することができる。
また、この刈刃回転体1は、上ケース3の上壁3aの軸心
部分を平坦にするとともに、コイルスプリング7の上端
7b側を下端7a側よりも大径にして、その内側に刈刃取付
金具9を配置するための空間10を形成したものであるた
め、上ケース3および下ケース4等の大型化を招くこと
がなく、しかも、刈刃回転体1からナット部材を廃止す
ることもできる。
さらに、径が上端側と下端側とで同じ寸法に一般的なコ
イルスプリングを用いると、突出部5dの片側に押付力が
作用した場合にボビン5が傾き易く、その上面5aの凸係
合部5cと下面5bの凸係合部5cとが、上ケース3と下ケー
ス4にそれぞれ同時に係合してしまい、可撓線状刃6が
繰り出されないこともあるが、コイルスプリング7を、
その径が上端側に徐々に大きくなるテーパ状のものにし
ておけば、このような不具合が発生するのを有効に回避
することもできる。
なお、コイルスプリングは、上端側の径が下端側の径よ
り大きな段付き状のものでもよい。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、刈払機の回転
軸に板状の刈刃を取着する場合と同様な態様で刈刃回転
体を前記回転軸に取付けることができる。その結果、メ
ースーや機種の違いによって、装着できたり、できなか
ったりするような煩雑さを解消することが可能となり、
簡単かつ確実に回転軸に取付けて使用することができ
る。また、本考案によれば、刈刃回転体の部品点数を削
減することができるとともに、刈刃回転体の大型化を招
くようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は刈
刃回転体の内部を示すための一部断面図、第2図は上ケ
ースの下面部、第3図は下ケースの平面図である。第4
図は従来例を示す分解した正面図である。 1……刈刃回転体、2……回転軸 2a……おねじ部、3…上ケース 3a…上壁、4……下ケース 4a……底面、4c……凹係合部 5……ボビン、5b……下面 5c……凸係合部、6…可撓線状刃 7……コイルスプリング 7a……下端、7b……上端 8……ナット、9……刈刃取付金具 10……空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の先端部分に着脱可能に止着した上
    ケースと、この上ケースの下端側に開閉可能に蓋着した
    下ケースと、前記両ケース内に上下動可能に収納される
    とともに、周囲に可撓線状刃を巻装したボビンと、前記
    両ケース内の軸心部に配設され、前記ボビンを押し下げ
    てその下面と前記下ケースの底面に形成した凹凸係合部
    を係合させるコイルスプリングとを具備してなる刈払機
    の刈刃回転体において、前記上ケースの上壁における少
    くとも軸心部分を平坦に形成するとともに、前記コイル
    スプリングの上端側を下端側よりも大径にして軸心部分
    に空間を形成し、その空間に配置した刈刃取付金具とナ
    ットを前記上壁を貫通させた回転軸のおねじ部に装着し
    て、前記上ケースを前記回転軸に取着していることを特
    徴とする刈払機の刈刃回転体。
JP6003890U 1990-06-05 1990-06-05 刈払機の刈刃回転体 Expired - Lifetime JPH0718259Y2 (ja)

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