JPH07182112A - 機密保護機能を持つデータ処理装置 - Google Patents

機密保護機能を持つデータ処理装置

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JPH07182112A
JPH07182112A JP5346049A JP34604993A JPH07182112A JP H07182112 A JPH07182112 A JP H07182112A JP 5346049 A JP5346049 A JP 5346049A JP 34604993 A JP34604993 A JP 34604993A JP H07182112 A JPH07182112 A JP H07182112A
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JP
Japan
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file management
data
management data
read
file
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JP5346049A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Toyoda
清 豊田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の装置でも可換記憶媒体のファイルデータ
の読出しができるように可換記憶媒体への書込みを行な
う機密保護機能を備えたデータ処理装置を提供する。 【構成】 可換記憶媒体16に記録するファイル管理デー
タ17の暗号化手段7と、暗号化されたファイル管理デー
タの復号化手段8とを備えるデータ処理装置において、
暗号化されていないファイル管理データを可換記憶媒体
16に書込みまたは読出す読み/書き手段12を設け、復号
化手段8で復号化したファイル管理データを読み/書き
手段12で可換記憶媒体16に記録する。ユーザが、他のデ
ータ処理装置でファイルデータを読むことを認める場合
は、可換記憶媒体16の暗号化されたファイル管理データ
が復号された後、読み/書き手段12を通じて、この復号
されて他の装置でも読める状態のファイル管理データが
可換記憶媒体16に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作成したファイルデー
タをフロッピディスクやICメモリカード等の可換記憶
媒体に保存するデータ処理装置に関し、特に、可換記憶
媒体に記憶されたファイルデータの機密を保持すると共
にデータ交換の便をも与えることができるように構成し
たものである。
【0002】
【従来の技術】情報化時代の昨今では、パーソナルコン
ピュータ等のデータ処理装置を用いて個人用のファイル
を作成し、管理することが広く行なわれている。これら
の装置では、ファイルの保存や他の装置へのデータ交換
にフロッピディスクやICメモリカード等の可換記憶媒
体が使用される。可換記憶媒体は、誰でも簡単に装置か
ら取外すことができ、データ交換が非常に便利である。
しかし、これは、逆に言えば、知られたくないデータが
他人に簡単に漏れてしまう可能性も高く、そのため、可
換記憶媒体に記録された個々人のデータの機密保護を如
何に行なうかということが重要な問題になっている。
【0003】従来、可換記憶媒体に記憶されたファイル
データの機密を守るために、可換記憶媒体にファイルデ
ータとは別のパスワードファイルを付加し、ユーザが入
力したパスワードを照合して、一致したときのみにファ
イルの読出しを許可し、パスワードが一致しなければフ
ァイルデータを読み出すことができないように構成して
いた。しかし、この方法では、データ交換先のデータ処
理装置がパスワードの照合機能を持たない構造の場合に
は、可換記憶媒体のファイルデータが読出されてしま
う。
【0004】こうした点を改善するため、特開平4―1
63768号公報には、可換記憶媒体に記憶されるファ
イル管理データを暗号化することによって、機密保護を
図ることが提案されている。
【0005】この可換記憶媒体を扱うデータ処理装置
は、図9に示すように、ディスクカートリッジ43(可換
記憶媒体)のファイル管理データ44およびファイルデー
タ45の読出しまたは書込みを行なうディスク読み/書き
部42と、ファイルデータの読出しまたは書込みを行なう
ファイルデータ読み/書き部40と、暗号化されたファイ
ル管理データの読出しまたは書込みを行なう暗号ファイ
ル管理データ読み/書き部41と、ファイル管理データの
暗号化に使用される暗号化キーを記憶する暗号化キーレ
ジスタ36と、この暗号化キーを用いてディスク43に書込
むファイル管理データを暗号化する暗号化部37と、暗号
化されたファイル管理データを解読するための復号化キ
ーを記憶する復号化キーレジスタ39と、この復号化キー
を用いてファイル管理データを解読し平文に変換する復
号化部38と、操作者が暗号化キーおよび復号化キーを入
力する操作部32と、この装置の動作を総合的に制御する
CPU31と、CPU31の実行する制御プログラムが格納
されたROM34と、CPU31のワーク領域として機能す
るRAM35と、所要の表示を行なう表示部33とを備えて
いる。
【0006】ファイル管理データには、ファイル名、フ
ァイルのサイズ、ロケーション(記憶場所)等が含ま
れ、また、機密保護をさらに確実にするためにファイル
データを変換キーで変換して記録する場合には、その変
換キーも管理データの内に含まれる。こうしたファイル
管理データが分からなければ、可換記憶媒体に正しくア
クセスすることができないため、可換記憶媒体に記憶さ
れたファイルデータの読出しが不可能になる。
【0007】この装置を使って、装着したディスクカー
トリッジ43にデータを記録する場合には、操作者は、操
作部32から暗号化キーを入力する。この暗号化キーは、
暗号化キーレジスタ36に記録される。
【0008】ファイルデータは、ファイルデータ読み/
書き部40およびディスク読み/書き部42を介して、ディ
スクカートリッジ43のファイルデータ部45に書込まれ
る。また、ファイル管理データは、暗号化部37におい
て、暗号化キーレジスタ36に記録された暗号化キーを用
いて暗号化され、暗号ファイル管理データ読み/書き部
41およびディスク読み/書き部42を介して、ディスクカ
ートリッジ43のファイル管理データ部44に書込まれる。
【0009】一方、このディスクカートリッジ43を装着
してファイルデータを読出す場合には、操作者は、操作
部32から復号化キーを入力する。この復号化キーは、復
号化キーレジスタ39に記録される。
【0010】ディスクカートリッジ43のファイル管理デ
ータ部44に記録されている暗号化されたファイル管理デ
ータは、ディスク読み/書き部42および暗号ファイル管
理データ読み/書き部41を介して読出され、復号化部38
は、この暗号化されたファイル管理データを、復号化キ
ーレジスタ39に記録された復号キーを用いて解読し、平
文のファイル管理データに変換して、RAM35に格納す
る。
【0011】CPU31は、RAM35に格納されたファイ
ル管理データからアクセスすべきファイルのファイル
名、サイズ、ロケーション等の情報を読取り、それを基
にデータ読出しの動作を制御する。その結果、ディスク
カートリッジ43のファイルデータ部45に記録されたファ
イルデータは、ディスク読み/書き部42およびファイル
データ読み/書き部40を介して読取られる。
【0012】このように、暗号化されたファイル管理デ
ータは、復号化キーを入力することによって復号化さ
れ、それによりファイルデータの読出しが可能になる。
従って、復号化キーを知らない他人はファイルデータを
読出すことができず、ファイルデータの機密が保護され
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように暗
号化および復号化する機構を備えた従来のデータ処理装
置で記録された可換記憶媒体のファイルデータは、同じ
機構を備えた装置以外では読出すことができない。その
ため、可換記憶媒体に記録されたファイルデータをデー
タ交換しよとする場合等には不便が生ずる。
【0014】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、必要に応じて、同じ機密保護機能を持た
ない装置でも可換記憶媒体のファイルデータを読出すこ
とができるように、可換記憶媒体への書込みを行なうこ
とができる機密保護機能を備えたデータ処理装置を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、可
換記憶媒体に記録するファイル管理データを暗号化する
暗号化手段と、暗号化されたファイル管理データを復号
化する復号化手段とを備える機密保護機能を持つデータ
処理装置において、暗号化されていないファイル管理デ
ータを可換記憶媒体に書込みまたは読出す読み/書き手
段を設け、復号化手段によって復号化されたファイル管
理データをこの読み/書き手段により可換記憶媒体に記
録できるように構成している。
【0016】また、パスワードを入力する入力手段を設
け、パスワードが入力されたときに、読み/書き手段が
復号化されたファイル管理データを可換記憶媒体に記録
するように構成している。
【0017】また、可換記憶媒体が装着されたことを検
知する検知手段を設け、この検知手段の検知に応じて、
暗号化手段を起動し、暗号化されたファイル管理データ
を可換記憶媒体に記憶させるように構成している。
【0018】また、暗号化手段を、暗号化テーブルと、
この暗号化テーブルに書込まれた値とファイル管理デー
タの値とを演算して、暗号化されたファイル管理データ
の値を生成する演算手段とで構成している。
【0019】また、この暗号化テーブルが、各バイト毎
に書込まれたランダムな値を有し、演算手段が、ファイ
ル管理データの各バイト毎の値の大きさに応じて、この
ファイル管理データの値と暗号化テーブルの値とを加算
または減算し、この加算または減算の別を暗号化テーブ
ルに残すように構成している。
【0020】さらに、暗号化手段を、可換記憶媒体への
ファイル管理データの書込み位置をずらす手段によって
構成している。
【0021】
【作用】そのため、ユーザが、可換記憶媒体に記録され
たファイルデータを機密保護機能を持たない他のデータ
処理装置で読出すことを認める場合には、可換記憶媒体
の暗号化されているファイル管理データが、復号化手段
によって復号された後、読み/書き手段を通じて可換記
憶媒体に記録される。従って、可換記憶媒体は、暗号化
されていないファイル管理データを持つことになり、こ
のファイル管理データは他の装置でも読むことが可能に
なる。
【0022】このファイル管理データの非暗号化は、機
密保護の観点から、ユーザがパスワードを入力したとき
に実行される。
【0023】可換記憶媒体の装着を検知する検知手段を
設けた場合には、暗号化の指令を入力しなくとも、装着
した可換記憶媒体のファイル管理データに対する暗号化
が自動的に行なわれる。
【0024】また、暗号化テーブルと演算処理手段とに
よってファイル管理データの暗号化を行なうことによ
り、特別な暗号化の回路が不要になり、構成を簡素化す
ることができる。
【0025】さらに、ファイル管理データの記録位置を
ずらすことによっても、他の装置ではファイル管理デー
タが読めなくなり、暗号化の効果を上げることができ
る。この場合、復号時には、記録時にずらした位置から
ファイル管理データを読出すことにより、元のファイル
管理データを復元できる。
【0026】
【実施例】
(第1実施例)本発明の第1実施例のデータ処理装置
は、図1に示すように、可換記憶媒体として、ファイル
管理データ部17とファイルデータ部18とを具備するIC
メモリカード16を使用している。ICメモリカード16
は、またインタフェース15を有している。装置本体は、
インタフェース14を通じてICメモリカード16との間で
ファイル管理データおよびファイルデータの読出しまた
は書込みを行なうICメモリカード読み/書き部13と、
ファイルデータの読出しまたは書込みを行なうファイル
データ読み/書き部10と、暗号化されたファイル管理デ
ータの読出しまたは書込みを行なう暗号ファイル管理デ
ータ読み/書き部11と、暗号化されていない生ファイル
管理データの読出しまたは書込みを行なう生ファイル管
理データ読み/書き部12と、ICメモリカード16に書込
むファイル管理データを暗号化する暗号化部7と、暗号
ファイル管理データを解読して生ファイル管理データに
変換する復号化部8と、操作者が指示を入力する操作部
2と、この装置の動作を総合的に制御するCPU1と、
CPU1の実行する制御プログラムが格納されたROM
4と、読出された生ファイル管理データが一時格納され
るRAM5と、回線9を通じてファクシミリデータを送
受信するファクシミリ制御部6と、所要の表示を行なう
表示部3とを備えている。
【0027】この装置は、暗号化されたファイル管理デ
ータを有するICメモリカード16からファイルデータを
読出したり、書込んだりすることができ、また、ICメ
モリカードの暗号化されていないファイル管理データを
暗号化することができ、その逆に、暗号化されているフ
ァイル管理データを暗号化されていないファイル管理デ
ータに変換することができる。
【0028】ICメモリカード16のファイル管理データ
が暗号化されている場合には、復号方法を知る操作者
が、この機密保護機能を備えた装置を使ってファイルデ
ータを読出す以外に、それを読出すことができない。こ
のファイル管理データを暗号化されていないファイル管
理データに変換した場合には、他の装置によりファイル
データを読出すことが可能になる。
【0029】この装置を用いて、いずれの操作をする場
合にも、まず、装着したICメモリカード16のファイル
管理データを読取ることが必要になる。このファイル管
理データには、図2に例示するように、ファイル管理デ
ータが暗号化されているか否かを示す暗号化フラグ、各
ファイルに対応するファイル名、カード上の記録位置、
ファイルの長さ、記録の日付およびファイルの属性等が
含まれる。
【0030】装着したICメモリカード16のファイル管
理データが暗号化されていない場合(暗号化フラグが非
暗号化を示している場合)には、生ファイル管理データ
読み/書き部12が、ICメモリカード読み/書き部13を
介して、ICメモリカード16のファイル管理データを読
出し、RAM5に書込む。また、暗号化されている場合
(暗号化フラグが暗号化を示している場合)には、暗号
化ファイル管理データ読み/書き部11が、ICメモリカ
ード読み/書き部13を介して、ICメモリカード16のフ
ァイル管理データを読出し、復号化部8がこれを解読し
て生ファイル管理データに変換し、RAM5に書込む。
【0031】CPU1は、RAM5に格納されたファイ
ル管理データからアクセスすべきファイルを識別し、デ
ータ読出しまたは書込みの動作を制御する。例えば、読
出しの場合には、CPU1の制御を受けたファイルデー
タ読み/書き部10が、ICメモリカード16のファイルデ
ータ部18に記録されたファイルデータを、ICメモリカ
ード読み/書き部13を介して読取り、ファクシミリ制御
部6を通じて回線9に送信する。
【0032】また、この装置を用いて、ICメモリカー
ドの暗号化されていないファイル管理データを暗号化す
る場合には、このICメモリカードのファイル管理デー
タを生ファイル管理データ読み/書き部12が読出してR
AM5に書込み、次いで暗号化部7がRAM5に書込ま
れたファイル管理データを読出して暗号化し、この暗号
化したファイル管理データを、暗号ファイル管理データ
読み/書き部11が、ICメモリカード読み/書き部13を
介して、ICメモリカード16のファイル管理データ部17
に書込む。この場合、暗号化は、ファイル管理データの
少なくともファイル名および記憶位置のデータについて
行なわれる。
【0033】また、ICメモリカードの暗号化されたフ
ァイル管理データを暗号化されていないファイル管理デ
ータに変換する場合は、ICメモリカードのファイル管
理データを暗号ファイル管理データ読み/書き部11が読
出し、復号化部8が生ファイル管理データに変換してR
AM5に書込み、次いで生ファイル管理データ読み/書
き部12がRAM5に書込まれたファイル管理データを読
出し、ICメモリカード読み/書き部13を介して、IC
メモリカード16のファイル管理データ部17に書込む。こ
の動作は、操作者が操作部2からパスワードを入力した
場合に限って行なわれる。
【0034】ここで、ICメモリカードの生ファイル管
理データを暗号化し、ICメモリカードにファイルデー
タを書込み、次いで、他の装置による読出しを可能にす
るためにICメモリカードの機密化を解除するまでの一
連の手順を図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0035】ステップ1;操作者は、データ処理装置に
ICメモリカード16を装着し、 ステップ2;操作部2より、暗号化の指示を入力する。
【0036】ステップ3;CPU1は、この指示を受け
て、ICメモリカード16のファイル管理データの読込み
を指令し、生ファイル管理データ読み/書き部12は、I
Cメモリカード読み/書き部13を介して、ICメモリカ
ード16のファイル管理データを読込み、RAM5に書込
む。
【0037】ステップ4;暗号化部7は、CPU1の指
令を受けて、RAM5に書込まれた生ファイル管理デー
タの少なくともファイル名および記憶位置のデータを暗
号化する。この暗号化されたファイル管理データは、暗
号ファイル管理データ読み/書き部11およびICメモリ
カード読み/書き部13を介して、ICメモリカード16の
ファイル管理データ部17に書込まれる。こうしてICメ
モリカードの生ファイル管理データの暗号化が終了す
る。
【0038】ステップ5;ファイルデータの書込みは、
CPU1の指令に従ってファイルデータ読み/書き部10
が実行し、ファクシミリ制御部6を通じて受信した回線
9からのデータを、ICメモリカード読み/書き部13を
介して、ICメモリカード16のファイルデータ部18に記
録する。このファイルデータの書込みに伴って、RAM
5に記憶されたファイル管理データの内容が変更され、
変更後のファイル管理データは、暗号化部7で暗号化さ
れた後、暗号ファイル管理データ読み/書き部11から、
ICメモリカード読み/書き部13を介して、ICメモリ
カード16のファイル管理データ部17に送られ、ファイル
管理データを更新する。こうしてICメモリカードへの
ファイルデータの書込みが終了する。
【0039】ステップ6;操作者は、ICメモリカード
16に記録されたファイルデータを、機密保護機能を持た
ない他の装置でも読出せるようにしたいときは、操作部
2からパスワードを入力する。
【0040】ステップ7;パスワードが入力されると、
ICメモリカード16の暗号化されたファイル管理データ
は、暗号ファイル管理データ読み/書き部11に読出さ
れ、復号化部8で生ファイル管理データに変換された
後、RAM5に格納される。次いでこのファイル管理デ
ータは、生ファイル管理データ読み/書き部12に読出さ
れ、ICメモリカード16のファイル管理データ部17に格
納される。
【0041】ステップ8;この格納が終了すると、表示
部3は、ICカードを装置から抜いても良い状態にある
ことをユーザに表示し、ユーザはこれを確認してICメ
モリカードを抜く。
【0042】このようにICメモリカード16の機密化の
解除は、操作者がパスワードを入力すると、装置が自動
的に実行する。
【0043】(第2実施例)第2実施例のデータ処理装
置では、ICメモリカードを挿入すると、操作者が暗号
化の指令を入力しなくても、自動的にICメモリカード
のファイル管理データが暗号化される。この装置は、図
4に示すように、ICメモリカード読み/書き部13にI
Cメモリカードの装着を検出するカード挿入検知部19を
備えている。その他の構成は、第1実施例の装置(図
1)と変わりがない。
【0044】この装置では、操作者がICメモリカード
16を挿入すると、カード挿入検知部19を通じてそれを検
知したCPU1が、ICメモリカード16のファイル管理
データの暗号化を指令し、図3におけるステップ3以降
の動作が実行される。
【0045】なお、ICメモリカードが挿入された後、
初めてファイルアクセスが行なわれた時期を自動検知す
るように構成し、この自動検知の時期に合わせて暗号化
を実施させることも可能である。
【0046】(第3実施例)第3実施例のデータ処理装
置は、ファイル管理データの暗号化を、暗号化回路を用
いずに、簡単な方式によって実施している。この装置
は、図5に示すように、ファイル管理データの暗号化に
使用する暗号化テーブル21と、暗号化の演算を実行する
演算処理部20とを備えている。その他の構成は第1実施
例の装置(図1)と変わりがない。
【0047】暗号化テーブル21は、1バイト毎に1〜1
27のランダムな値が収められており、演算処理部20
は、この暗号化テーブル21を使って、図6に示す手順で
ファイル管理データを暗号化する。
【0048】ステップ31;暗号化テーブル21の1バイ
ト毎の値と、ファイル管理データの1バイト毎の値とを
比較する。
【0049】ステップ32;ファイル管理データの値が
0〜127の範囲にあるかどうかを見て、 ステップ33;ファイル管理データの値が0〜127の
ときは、このデータの値から暗号化テーブルの値を減算
し、その結果、得られた値をファイル管理データの値と
する。 ステップ34;また、ファイル管理データの値が−12
7〜−1のときは、このデータの値と暗号化テーブルの
値とを加算し、その結果、得られた値をファイル管理デ
ータの値とする。
【0050】ステップ35;加算したときは暗号化テー
ブル21の該当する数値にマイナス符号をつけて暗号化テ
ーブル21を更新する。
【0051】ステップ36;こうした処理をファイル管
理データの暗号化すべき項目について繰り返し実施す
る。
【0052】一方、復号化するときは、暗号化テーブル
21の値とファイル管理データの値とを各バイト毎に加算
する。こうすることにより基のファイル管理データの値
が求められる。復号化の演算後は、暗号化テーブルの数
値に付けたマイナス符号を取り除く。
【0053】(第4実施例)第4実施例のデータ処理装
置は、ファイル管理データをICメモリカードのファイ
ル管理データ部17に位置をずらして書込むことにより、
暗号化と同じ効果を上げている。この装置は、図7に示
すように、ファイル管理データ部17にファイル管理デー
タを位置をずらして書込みまたは読出すことができるフ
ァイル管理データ位置制御部22を備えている。その他の
構成は第1実施例の装置(図1)と変わりがない。
【0054】この装置では、図3のステップ4における
暗号化に際して、図8(a)に示すように、 ステップ41;ファイル管理データ位置制御部22は、フ
ァイル管理データをICメモリカード16のファイル管理
データ部17に、位置をずらして書き込む。こうすること
によりICメモリカード16は、本装置以外で読めなくな
る。
【0055】また、このICメモリカード16を他の装置
でも読出せるように、操作者が操作部2からパスワード
を入力した場合には、図8(b)に示すように、 ステップ42;ファイル管理データ位置制御部22は、フ
ァイル管理データ部17のずれた位置(書込み時にずらし
た位置)からファイル管理データを読込んでRAM5に
書込み、 ステップ43;生ファイル管理データ読み/書き部12
は、このRAM5のファイル管理データを読出し、IC
メモリカード16のファイル管理データ部17の正規の位置
にこのファイル管理データを書込む。
【0056】このように、第4実施例の装置では、暗号
化回路を使わずに、簡単な構成でICメモリカードの機
密保護を実現している。
【0057】なお、各実施例では、可換記憶媒体として
ICメモリカードを用いているが、フロッピディスク
等、他の装着・着脱の可能な記憶媒体を用いることも勿
論可能である。
【0058】また、先に示した従来のデータ処理装置と
同じように、ファイルデータを変換キーによって変換し
て可換記憶媒体に書込むと共に、この変換キーをファイ
ル管理データの中に含めて暗号化することも可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のデータ処理装置は、可換記憶媒体に記憶さ
れたファイルデータの機密を厚く保護することができ
る。また、ユーザが許す場合には、可換記憶媒体に記憶
されたファイルデータを機密保護機能を持たないデータ
処理装置で読出せるように変換することができる。この
変換は、ユーザがこの装置にパスワードを入力すること
により自動的に実行される。従って、ユーザ自身は、変
換のためのロードを特に必要としない。一方、パスワー
ドを知らない第三者は、この変換を行なうことができ
ず、データの機密は保護される。
【0060】また、暗号化テーブルと演算処理部とを用
いることにより、特別な暗号化回路を使わずに、可換記
憶媒体のファイルデータの機密を保護することができ
る。
【0061】さらに、ファイル管理データをずらして書
込むという簡便な手段によって、暗号化に相当する効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるデータ処理装置の
構成を示すブロック図、
【図2】前記データ処理装置で処理されるファイル管理
データの内容を示す図、
【図3】第1実施例のデータ処理装置における動作手順
を示すフローチャート、
【図4】本発明の第2実施例におけるデータ処理装置の
構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第3実施例におけるデータ処理装置の
構成を示すブロック図、
【図6】第3実施例のデータ処理装置における動作手順
を示すフローチャート、
【図7】本発明の第4実施例におけるデータ処理装置の
構成を示すブロック図、
【図8】第4実施例のデータ処理装置における暗号化
(a)および復号化(b)の動作手順を示すフローチャ
ート、
【図9】従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1、31 CPU 2、32 操作部 3、33 表示部 4、34 ROM 5、35 RAM 6 ファクシミリ制御部 7、37 暗号化部 8、38 複合化部 9 回線 10 ファイルデータ読み/書き部 11 暗号ファイル管理データ読み/書き部 12 生ファイル管理データ読み/書き部 13 ICメモリカード読み/書き部 14 データ処理装置のインターフェイス部 15 ICカードのインターフェイス部 16 ICメモリカード 17 ファイル管理データ部 18 ファイルデータ部 19 カード挿入検知部 20 演算処理部 21 暗号化テーブル 22 ファイル管理データ部位置制御部 36 暗号化キーレジスタ 39 復号化キーレジスタ 40 ディスクカートリッジのファイルデータ読み/書き
部 41 ディスクカートリッジの暗号ファイル管理データ部
読み/書き部 42 ディスク読み/書き部 43 ディスクカートリッジ 44 ディスクカートリッジのファイル管理データ部 45 ディスクカートリッジのファイルデータ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可換記憶媒体に記録するファイル管理デ
    ータを暗号化する暗号化手段と、暗号化された前記ファ
    イル管理データを復号化する復号化手段とを備える、機
    密保護機能を持つデータ処理装置において、 暗号化されていない前記ファイル管理データを前記可換
    記憶媒体に書込みまたは読出す読み/書き手段を設け、
    前記復号化手段によって復号化された前記ファイル管理
    データを前記読み/書き手段により前記可換記憶媒体に
    記録できるように構成したことを特徴とするデータ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 パスワードを入力する入力手段を設け、
    前記パスワードが入力されたときに、前記読み/書き手
    段が復号化された前記ファイル管理データを前記可換記
    憶媒体に記録するように構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記可換記憶媒体が装着されたことを検
    知する検知手段を設け、前記検知手段の検知に応じて、
    前記暗号化手段を起動し、暗号化された前記ファイル管
    理データを前記可換記憶媒体に記憶させることを特徴と
    する請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記暗号化手段が、暗号化テーブルと、
    前記暗号化テーブルに書込まれた値と前記ファイル管理
    データの値とを演算して暗号化されたファイル管理デー
    タの値を生成する演算手段とを備えることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記暗号化テーブルが、各バイト毎に書
    込まれたランダムな値を有し、前記演算手段が、前記フ
    ァイル管理データの各バイト毎の値の大きさに応じて、
    該ファイル管理データの値と前記暗号化テーブルの値と
    を加算または減算し、前記加算または減算の別を前記暗
    号化テーブルに残すことを特徴とする請求項4に記載の
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記暗号化手段が、前記可換記憶媒体へ
    のファイル管理データの書込み位置をずらす手段によっ
    て構成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    処理装置。
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