JP2005130261A - 画像形成装置、その制御方法及びその制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 暗号鍵を設定する暗号鍵設定手段16−1と、画像データを暗号鍵を使って暗号化する画像暗号化手段12−1と、暗号化された画像データを、装置本体10から着脱可能な記録媒体13内部に設けられた親展ボックス13−1に書き込むデータ書込手段12−2とを備えた。
【選択図】 図1
Description
したがって、受信した画像データにIDコードが付されておらず、その画像データは親展扱いされることのない通常の画像データであると判断すると、通常のデータ処理を行い、さらに、記録部においてサーマルヘッドにより記録紙上に記録してプリントアウトしていた。
この場合、IDコードを格納したIDコード格納エリアと、画像データを格納した受信画像データ格納エリアとは対応して対となっている。
この状態で、親展扱いされた画像データによる文書などの内容を知るためには、ICカードをICカードソケット部に挿入する。
このICカードには、ICカード所有者の固有のIDコードが記憶されているので、マイクロプロセッサはICカードがICカードソケット部に挿入されたことを認識すると、ICカード内に記憶されているIDコードを読み出して所定のレジスタに読み込む。
一致するIDコードがあるときには、そのIDコードが格納されているIDコード格納エリアと対になっている受信画像データ格納エリアに格納されている画像データを読み出し、ICカードソケット部に挿入されているICカードに転送し出力する(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、ICカードに代えてメモリカードのような汎用の記録媒体(以下、単に「記録媒体」という。)を用いることにより、コスト負担を軽減させるとともに、汎用パーソナルコンピュータとの互換性を高め、専用の再生装置を不要とすることも考えられる。
このため、記録媒体により画像データを格納すれば、ICカードに比べコスト面では優位であるものの、機密性が低下してしまうため利用することができないといった問題点があった。
さらに、記録媒体は画像形成装置本体から着脱可能であるので、記録媒体に書き込まれた画像データを自在に持ち運ぶことができる。このため、画像形成装置本体と異なる、他の汎用パーソナルコンピュータに記録媒体を接続して画像データを読み取り再生することもできるため、利便性を向上させることができる。
なお、汎用のパーソナルコンピュータにより画像データを手軽に読み出すことができるが、その画像データは暗号化されているため、その機密性は保持される。
このため、従来のファクシミリ装置のように、受信した画像データをそのまま出力印刷してしまうことによる、秘匿性がまったくないといった事態を回避することができる。すなわち、ファクシミリ装置においても高い機密性を保持することが可能となる。
このため、画像データの読み出し時には、親展ボックスごとに読み出しが可能となり、必要最小限の画像データを得ることができる。
このため、アクセス用パスワードを知らない利用者は、親展ボックスを展開することはできず、画像データにアクセスすることはできないため、機密性を保持することができる。
このため、記録媒体からアクセス用パスワードを不正な手段により読み取られた場合においても、アクセス用パスワードは暗号化されているため容易に解読されることはなく、画像データに対しての機密性も高めることができる。
なお、汎用のパーソナルコンピュータにより画像データを手軽に読み出すことができるが、その画像データは暗号化されているため、その機密性は保持される。
なお、汎用のパーソナルコンピュータにより画像データを手軽に読み出すことができるが、その画像データは暗号化されているため、その機密性は保持される。
さらに、画像データは、記録媒体内で親展ボックスに書き込まれて保持されているため、親展ボックスごとに管理することも可能である。
また、汎用性が高くなり利便性が向上した反面、記録媒体を紛失したり、盗難にあった場合の情報漏えいの危険性が大きくなるが、記録媒体の画像データを暗号化させているため、第三者に容易に解読されることはなく機密性を保つことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。
なお、本実施形態においては、ファクシミリ機能について言及しているため、ネットワーク20は公衆回線網、端末30は、画像形成装置10とは異なるファクシミリ装置、又はファクシミリ機能を有する復号装置を想定している。
なお、各親展ボックス13−1は、それぞれ固有のボックスIDにより識別されている。
制御手段12は、CPU(Central Processing Unit)により構成され、暗号化部(画像暗号化手段,パスワード暗号化手段)12−1と、データ書込部(データ書込手段)12−2と、復号化部(復号化手段)12−3と、データ読出部(データ読出手段)12−4と、表示制御部12−5と、印刷制御部12−6と、入力制御部12−7とを有している。
データ書込部12−2は、暗号化部12−1により暗号化された画像データとアクセス用パスワードを、画像形成装置10と着脱可能な記録媒体13に書き込む。
すなわち、データ書込部12−2は、受信手段11により受信されたボックスIDが指定する親展ボックス13−1に、暗号化部12−1により暗号化された画像データを書き込む。また、この親展ボックス13−1に対応するパスワード記憶部13−2に、パスワード設定部16−2により設定され暗号化されたアクセス用パスワードを書き込む。
データ読出部12−4は、入力手段16により入力されたデータ読出要求に応じて、記録媒体13に書き込まれ保存されていた画像データ及びアクセス用パスワードを読み取る。
表示制御部12−5は、各種入力指示を利用者に伝えるための情報データを表示手段14に送って表示させる。
印刷制御部12−6は、復号化部12−3により復号化された画像データに基づいて印刷手段15に印刷処理を実行させる。
入力制御部12−7は、入力手段16で設定入力されたデータを受け取る。これにより、制御手段12は、その設定内容に基づいて、画像形成装置10の各種機能を制御する。
さらに、入力制御部12−7は、復号鍵が入力手段16で設定されると、この設定された復号鍵のデータを復号化部12−3に送る。これにより、復号化部12−3は、データ読出部12−4により記録媒体13から読み取られた画像データ及びアクセス用パスワードを復号化することができる。
親展ボックス13−1は、ボックスID(BOX ID;0123,BOX ID;0124,BOX ID;0125,...)により識別される複数の画像データ格納部であり、暗号化部12−1により暗号化された画像データがデータ書込部12−2により書き込まれている。
したがって、親展ボックス管理情報を指定することにより、画像データを書き込む親展ボックスを選択することができる。例えば、FAX通信では、Fコード(サブアドレス・パスワード)を使用して、相手機(送信先のFAX機)のいずれの親展ボックス13−1に画像データを収めるかを指定して送信することができる。
したがって、このボックスパスワードが親展ボックスに設定され、この親展ボックス内に書き込まれた画像データを読み出す場合には、設定されたボックスパスワードを入力しなければ画像データを読み出すことはできないため、機密性をさらに高めることができる。
したがって、利用者は、画像出力したいときには、アクセス用パスワードを入力し、これがパスワード記憶部13−2に格納されているパスワードと一致すれば、画像データの読み出しを許可されて、画像データを展開することができる。
印刷手段15は、印刷制御部12−6から送られてきた画像データの印刷処理を実行する。
入力手段16は、画像形成装置10で行われる印刷処理の各種設定を行い、暗号鍵/復号鍵設定部(暗号鍵設定手段,復号鍵設定手段)16−1と、パスワード設定部(パスワード設定手段)16−2とを含んでいる。
パスワード設定部16−2は、記録媒体13内の一又は二以上の親展ボックス13−1に格納された画像データにアクセス許可するためのアクセス用パスワードを設定する。また、ボックスパスワードを設定する場合においても、パスワード設定部16−2により同様に設定操作が可能である。
上述したように、記録媒体15は、(1)親展ボックス管理情報,(2)親展ボックス内の画像データ,及び(3)アクセス用パスワードで構成されている。
より詳細には、これら(1)〜(3)に、(4)ボックス画像管理情報,(5)ページ単位の画像管理情報、を含めた五つのファイルとして登録されている。なお、すべてのデータは暗号鍵により暗号化された状態で記録することができる。
上記(1)〜(5)のファイル内に登録される情報の具体例を、以下に列記する。
・ボックス登録番号;特定のボックスを識別するためのID
・BOX ID;利用者が登録したBOXの番号(四桁の数字)
・BOXパスワード;BOXのデータにアクセスするためのパスワード(四桁の数字)
(2)画像データ情報;実際の画像データファイルポインタにより管理される情報
(3)アクセス用パスワード;アクセスするときに必要なパスワード
(4)ボックス画像管理情報;各ボックスに保存される画像データの管理情報
・画像ID;特定のBOX画像を識別するためのID
・BOX登録番号;本画像が保存されているBOXを識別するための番号
・画像ページ数;BOXに保存されているBOXのページ数
(5)ページ単位の画像管理情報;BOX画像管理情報に属する各ページごとの管理情報
・画像ID;管理されているBOX画像管理情報を特定するためのID
・ページ番号;何ページ目かを示す番号
・画像サイズ;本ページ画像のデータサイズ
・画像ファイルタイプ;本ページ画像のデータフォーマット
・ファイルポインタ;画像データにアクセスするための情報
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における制御手段の動作処理を示すフローチャートである。
図2において、制御手段12は、記録媒体13が画像形成装置10本体に取付けられたことを検出する(ステップS201)。
暗号鍵/復号鍵設定部16−1により入力された暗号鍵を読み取り、記憶する(暗号鍵設定ステップ、ステップS202)。
その後、画像データ及びボックスIDが受信されたか否かを判断し(ステップS204)、受信したと判断された場合(受信ステップ)には、記憶されていた暗号鍵に基づいて画像データ及びアクセス用パスワードを暗号化する(暗号化ステップ、ステップS205)。
一方、ステップS204で受信されたと判断されない場合には、ステップS204を繰り返して画像データの受信を待つ。
ステップS205で暗号化された画像データをボックスIDにより指定された親展ボックス13−1に書き込むとともに、ステップS203で設定されたアクセス用パスワードをパスワード記憶部13−2に書き込む(データ書込みステップ、ステップS206))。
なお、上記動作処理においては、暗号化部12−1は、画像データのみを暗号化していたが、これに限らず、パスワード設定部16−2により設定されたアクセス用パスワードを暗号化し、データ書込部12−2を介して記録媒体13内のパスワード記憶部13−2に格納させることもできる。
さらに、上記ステップS203では、画像データに対する認証情報としてアクセス用パスワードのみを設定したが、これに限らず、ボックスIDにより指定された親展ボックスに対してボックスパスワードを設定することも可能である。
図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置により画像データを記録した記録媒体からデータを読み出す手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、画像形成装置10に取付けられた記録媒体13から画像データを読み出す場合について説明するが、記録媒体13は、画像形成装置10に限らず、他の汎用パーソナルコンピュータのメモリカード専用ソケット部に取付けた場合においても、以下に述べる手順と同様にして読み出すことができる。
復号鍵の入力要求に応じて、暗号鍵/復号鍵設定部16−1により設定された復号鍵を読み取り(ステップS302)、続けて表示手段14にアクセス用パスワードの入力を要求する。
次いで、記録媒体13内のパスワード記憶部13−2に記録されているアクセス用パスワードが暗号化されている否かを判断する(ステップS304)。
ステップS304の判断の結果、暗号化されていると判断された場合には、パスワード記憶部13−2に記録されているアクセス用パスワードをステップS302で読み取った復号鍵に基づいて復号化する(ステップS305)。
ステップS306の照合の結果、一致すると判断された場合には、親展ボックス13−1に格納されている画像データを図示しないワークRAMに展開する(ステップS307)。
一方、ステップS306の照合の結果、一致しないと判断された場合には、画像データを展開することなく処理を終了する。
しかしながら、機密性を高めるために各親展ボックスに対してボックスパスワードを設定されている場合もある。この場合には、上記動作処理に引き続き、以下の処理を行う必要がある。以下に、図4を参照しながら説明する。
ステップS401で選択された親展ボックスにボックスパスワードが設定されているか否かを判断する(ステップS402)。
ボックスパスワードが設定されていると判断された場合には、表示手段14にボックスパスワード入力要求を表示させて、利用者により入力されたボックスパスワードを読み取る(ステップS403)。
そして、ステップS403で読み取ったボックスパスワードと、設定されていたボックスパスワードとの照合を行う(ステップS404)。
展開された管理情報をもとに、画像データにアクセスする(ステップS406)。なお、画像データは読み出しの直前に復号化する。
また、記録媒体に記録された画像形成装置の制御プログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
11 受信手段
12 制御手段
12−1 暗号化部(画像暗号化手段)
12−2 データ書込部(データ書込手段)
12−3 復号化部(復号化手段)
12−4 データ読出部(データ読出手段)
12−5 表示制御部
12−6 印刷制御部
12−7 入力制御部
13 記録媒体
13−1 親展ボックス
13−2 パスワード記憶部
14 表示手段
15 印刷手段
16 入力手段
16−1 暗号鍵/復号鍵設定部
16−2 パスワード設定部
20 ネットワーク
30a,30b 端末
Claims (9)
- 暗号鍵を設定する暗号鍵設定手段と、
画像データを前記暗号鍵を使って暗号化する画像暗号化手段と、
暗号化された前記画像データを、装置本体から着脱可能な記録媒体内部に設けられた親展ボックスに書き込むデータ書込手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
復号鍵を設定する復号鍵設定手段と、
前記記録媒体の親展ボックスから前記画像データを読み出すデータ読出手段と、
読み出された前記画像データを前記復号鍵を使って復号化する復号化手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
公衆回線を介して外部から送信されてくる画像データを受信する受信手段を備え、
前記画像暗号化手段が、前記受信手段により受信された画像データを暗号化する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜3に記載の画像形成装置において、
前記記録媒体が、複数個の前記親展ボックスを有し、
これら複数個の親展ボックスが、それぞれ固有の親展ボックス管理情報によって識別されており、
前記受信手段が、設定された一の前記親展ボックス管理情報を受信し、
前記データ書込手段が、前記受信手段で受信された前記親展ボックス管理情報により指定された親展ボックスに前記画像データを書き込む
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記記録媒体が、前記親展ボックスに書き込まれた画像データにアクセス許可するためのアクセス用パスワードを記憶するパスワード記憶部を有し、
前記画像形成装置の本体が、前記アクセス用パスワードを設定するパスワード設定手段を備え、
前記データ書込手段が、設定された前記アクセス用パスワードを前記パスワード記憶部に書き込む
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記アクセス用パスワードを暗号化するパスワード暗号化手段を備え、
前記データ書込手段が、暗号化された前記アクセス用パスワードを前記パスワード記憶部に書き込む
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5又は6に記載の画像形成装置において、
前記データ読出手段が、前記パスワード記憶部から前記アクセス用パスワードを読み出し、
前記復号化手段が、前記パスワード記憶部から読み出されたアクセス用パスワードを前記復号鍵を使って復号化する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 暗号鍵を設定する暗号鍵設定ステップと、
画像データを前記暗号鍵を使って暗号化する画像暗号化ステップと、
暗号化された前記画像データを、装置本体から着脱可能な記録媒体内部に設けられた親展ボックスに書き込むデータ書込ステップと
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 暗号鍵を設定する暗号鍵設定ステップと、
画像データを前記暗号鍵を使って暗号化する画像暗号化ステップと、
暗号化された前記画像データを、装置本体から着脱可能な記録媒体内部に設けられた親展ボックスに書き込むデータ書込ステップと
を画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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JP2003364806A JP2005130261A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 画像形成装置、その制御方法及びその制御プログラム |
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2003
- 2003-10-24 JP JP2003364806A patent/JP2005130261A/ja active Pending
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