JPH07180355A - 水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法 - Google Patents

水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法

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JPH07180355A
JPH07180355A JP32839793A JP32839793A JPH07180355A JP H07180355 A JPH07180355 A JP H07180355A JP 32839793 A JP32839793 A JP 32839793A JP 32839793 A JP32839793 A JP 32839793A JP H07180355 A JPH07180355 A JP H07180355A
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JP
Japan
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hydraulic fluid
pressure
pressurized gas
spraying
fluid
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Application number
JP32839793A
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Inventor
Hiroshi Maruoka
浩 丸岡
Seiichi Mori
清一 森
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Ibiden Industries Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 法面等の吹付施工作業の能率向上、省力化、
品質安定が可能な水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及
びこれを用いた吹付方法を提供すること。 【構成】 予め調合し混練した水硬性流体物7を可動式
の貯蔵供給部2より法面等の吹付打設部9へ圧送するた
めの圧送方法であって、水硬性流体物7の貯蔵供給部2
と、これに連結した電源部4及び小型ポンプ3と、コン
プレッサー8に連結した圧縮空気用ホース52及び小型
ポンプ3に連結した材料用ホース51等の耐圧輸送管5
と、該材料用ホース51と圧縮空気用ホース52との分
岐点50に配置した気体投入装置、加圧気体混合タンク
11等の加圧気体混合手段1とを有する流体圧送装置を
用いて、前記貯蔵供給部2より吹付打設部9へ水硬性流
体物7の流束物間に加圧気体が介在するように水硬性流
体物7を連続流として圧送するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業能率が良く省力化
が可能で品質が安定した法面吹付施工等のための水硬性
流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、モルタル、セメントミルク等の水硬
性セメント材料は、土木、建築分野の各種工法において
多用されている。
【0003】ところで、水硬性セメント材料を土木、建
築現場で使用するに当り、予め工場等で調合し混練した
たものをミキサー車で運搬して使用する場合と、上記現
場で調合し混練した直後に使用する場合とがある。
【0004】前者の場合は、品質の安定化を図り工期の
短縮及び工費の低減を図る上で有利である。しかしなが
ら、多量の水硬性セメント材料を用いる場合や高所又は
広域において吹付施工する場合には、例えば吐出容量が
10m3 /時間以上のプランジャー型の圧送式のポンプ
等の比較的大型のポンプを使用しなければならない。
【0005】一方、後者の場合は、吹付施工毎にセメン
ト及び骨材等を調合するため、セメント材料や調合及び
混練装置の設置場所を必要とし、調合のバラツキを生じ
たり、セメント材料の計量及び混練に長時間を要するた
め、セメント混和物の品質が不安定になり、また吹付施
工の作業能率は悪くなることが多い。
【0006】他方、土木、建築現場が小規模であった
り、作業場所及び通路が狭い場合には、大型ミキサー車
によるセメント材料の搬入が困難であるため、加圧タン
ク方式による場合は、吐出容量が10m3 /時間以下の
比較的小型のポンプであるスクイズ型ポンプ等使用しな
ければならないことが多い。
【0007】一方、現場において前記セメント材料を調
合、混練の装置を用いる場合には、これらの装置の設置
場所を多く必要とする。上記土木現場としては、例えば
図6に示す如く、加圧タンク方式によりセメント材料を
圧送する場合としては、地山の切土又は盛土斜面等の法
面91において、モルタル又はコンクリートを吹付施工
する場合がある。この場合、セメント混和物を調合する
に当り、まずセメント92と細骨材としての砂93と急
結剤94等のその他混和物を計量しつつ配合する。
【0008】次いで、例えばミキシング装置を装えた加
圧タンク29を用いてセメント材料79を混練する。そ
して、混練されたセメント材料79をコンプレッサー8
より発生させた圧縮空気等の加圧気体80を用いて材料
用ホース51内で圧送する。その後、材料用ホース51
に取付けられた吹付用ノズル6より、セメント材料79
は法面91に対して吹付施工が行われる。この場合、図
7に示す如く、圧送効率を向上させるため、材料用ホー
ス51と圧縮空気用ホース52との分岐点において、加
圧気体80を他の系より導入することがある。そして、
法面91には、モルタル又はコンクリートの吹付面が形
成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次のような問題がある。前記プランジャー
ポンプ等の比較的大型の加圧タンク方式のポンプを使用
する場合においては、騒音の発生や残材量が多く発生
し、環境保全上好ましくない事態が発生し易い。
【0010】また、作業場所やこれに通じる通路が狭い
場合には、前記大型のポンプであるプランジャー型の加
圧方式のポンプ等は搬入が困難な場合が多い。しかも緊
急工事や小規模工事においては、大型ポンプの使用は適
さず、機動性に乏しいことがある。
【0011】一方、スクイズ型のポンプ又はピストン型
のポンプ等の比較的小型のポンプを使用する場合におい
ては、セメント材料が圧送できる範囲に制限があり、例
えば水平距離で60m以下、立ち上がり距離(高さ)で
15m以下と大型ポンプの約半分以下となる。
【0012】しかも、小型ポンプにおいては、流束断面
積が小さいため、モルタル、コンクリート等の流束の速
度のバラツキが大きくなる。また、図7に示す如く、加
圧気体80の導入により、輸送管での脈動50が生じ吐
出ムラを生じる場合が多い。そのため、吹付施工作業の
中断を余儀なくされたり、余分の作業を伴うため多大の
労力を必要とし、ポンプの吐出量が一定しないなどの品
質管理上好ましくない事態が生じることがある。
【0013】本発明は、かかる問題を解決することを主
目的とし、作業能率が良く省力化が可能で品質が安定し
た水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた
吹付方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の採った手段は、実施例におい
て使用する図面符号を用いて説明すると、「予め調合し
混練した水硬性流体物7を可動式の貯蔵供給部2より法
面、建造物等の吹付打設部9へ圧送するための圧送方法
であって、該圧送方法は水硬性流体物7の貯蔵供給部2
と、該貯蔵供給部2に連結した電源部4及び小型ポンプ
4と、コンプレッサー8に連結した圧縮空気用ホース5
2及び小型ポンプ3に連結した材料用ホース51等の耐
圧輸送管5と、該材料用ホース51と圧縮空気用ホース
52との分岐点50に配置した気体投入装置12、加圧
気体混合タンク11等の加圧気体混合手段1とを有する
流体圧送装置を用いて、前記貯蔵供給部2より吹付打設
部9へ水硬性流体物7の流束物71間に加圧気体80が
介在する状態で水硬性流体物7を連続流として圧送する
ものであることを特徴とする水硬性流体物の圧送方法
1。」(図1参照)である。
【0015】請求項2に係る発明の採った手段は、「前
記流体圧送装置は、加圧気体混合タンク11等の加圧気
体混合手段1に配置した請求センサー検知手段115を
用いて自動制御されていることを特徴とする請求項1に
記載の水硬性流体物7の圧送方法。」(図2参照)であ
る。
【0016】請求項3に係る発明の採った手段は、「前
記小型ポンプ3は、10m3 /時間以下の吐出容量を有
するスクイズポンプ又はピストン型の加圧式ポンプであ
って、公称50〜125Aの耐圧輸送管5に連結された
ものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の水硬性流体物7の圧送方法1。」(図1参照)であ
る。
【0017】請求項4に係る発明の採った手段は、「水
硬性流体物7と加圧気体80とを混合撹拌するための加
圧気体混合タンク11を有する水硬性流体物の圧送装置
1であって、該圧送装置1は加圧タンク11と、該加圧
タンク11の略中央部において回転シャフト113と撹
拌羽根114とよりなる混合撹拌手段と、材料投入口1
11と加圧気体投入口112と材料排出口116とを有
することを特徴とする請求項4に記載の水硬性流体物7
の圧送装置1」である。
【0018】請求項5に係る発明の採った手段は、「前
記圧送装置1は、トルクセンサーにより水硬性流体物7
の上限量と下限量を検知するためのセンサー検知手段1
15を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に
記載の水硬性流体物7の圧送装置1。」(図2参照)で
ある。
【0019】請求項6に係る発明の採った手段は、「予
め調合し混練した水硬性流体物7を入れた貯蔵供給部2
より法面、建造物等の吹付打設部9へ圧送するに当り、
水硬性流体物7の可動式の該貯蔵供給部2に連結した電
源部4及び小型ポンプ3と、コンプレッサー8に連結し
た圧縮空気用ホース52及び小型ポンプ3に連結した材
料用ホース51等の耐圧輸送管5と、該材料用ホース5
1と圧縮空気用ホース52との分岐点50に配置した気
体投入装置12、加圧気体混合タンク11等の加圧気体
混合手段1とを有する流体圧送装置を用いて前記貯蔵供
給部2より吹付打設部9へ水硬性流体物7の流束物71
間に加圧気体80が介在した状態で水硬性流体物7を連
続流として圧送して前記吹付打設部9に対して吹付施工
することを特徴とする水硬性流体物7の吹付方法。」
(図1、図2参照)である。
【0020】請求項7に係る発明の採った手段は、「前
記吹付打設部9は切土、盛土斜面又は岩盤斜面等の法面
であって、前記流体圧送装置における加圧気体混合タン
ク11等の加圧気体混合手段1に配設したセンサー検知
手段115を用いて自動制御しつつ水硬性流体物7を法
面に吹付施工することを特徴とする請求項6に記載の水
硬性流体物の吹付工法。」(図1参照)である。
【0021】請求項8に係る発明の採った手段は、「前
記吹付打設部9は、既存の土木諸工法の吹付工程におい
て、予め調合し混練した水硬性流体物7を用いるもので
あることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の吹
付方法。」である。前記水硬性流体物7としては、例え
ばモルタル、コンクリート、セメントミルク等のセメン
ト混和物のほかに、客土吹付材、石膏混和材等の比較的
高粘度の粘凋物で水の蒸発後に所定の硬さに硬化するも
のがある。前記貯蔵供給部2としては、例えばモルタル
又はコンクリート用のミキサー車、トラックや台車等に
取付けたホッパー付き貯蔵タンク等がある。前記加圧気
体混合手段1としては、例えば金属製のチェンバー13
1(加圧気体ストック用の環状気室)及びスリット状の
テーパー付きノズル132を内蔵する金属製二重管(図
5)等の加圧気体混入装置、撹拌機113及び電流検知
式のトルクセンサー等のセンサー検知手段115を内蔵
する金属製の加圧気体混合タンク11(図2)がある。
前記小型ポンプ3としては、例えば吐出容量が10m3
/時間以下の加圧式のスクイズポンプ、ピストン式ポン
プがある。これらは、吐出能力の割りに形状がコンパク
トで、運搬や移設に便利である。前記吹付打設部9とし
ては、例えば高速道路や宅地造成地等における切土又は
盛土斜面、岩盤等の法面のほかに、側溝、道路又は地下
道等の都市土木工事等における壁面等の建造物がある。
前記セメント混和物としては、例えば各種のセメント、
砂や砂利等の細骨材又は粗骨材、水のほかに急結剤、セ
メント混和剤を混合したものがある。
【0022】
【発明の作用】以上のようにして構成した本発明の水硬
性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方
法の作用につき、実施例の図面符号を用いて説明する。
【0023】本発明の圧送方法においては、材料用ホー
ス51と圧縮空気用ホース52との分岐点に配置した加
圧気体混入装置、加圧気体混合タンク等の加圧気体混合
手段を有する流体圧送装置(図2、図5参照)を用いて
いる。そのため、貯蔵供給部2より吹付打設部9へ水硬
性流体物7の流束物71間に加圧気体80が介在する状
態で水硬性流体物7を連続流として圧送することができ
る。
【0024】これにより、スクイズポンプ等の小型ポン
プ3を用いて材料用ホース51等の耐圧輸送管5内にお
ける水硬性流体物7の脈動の発生を防ぎつつ連続流とし
て吐出量を安定させ、作業効率良く、しかも長距離又は
高所へ圧送することができる。これは、加圧気体80の
流速が水硬性流体物7の流速よりも大きいため、水硬性
流体物7の上部位の粒子は加圧気体80の気体流の作用
により飛翔流動(Splashing Flow)と滑
り流動(Slidin−g Flow)が生じて、材料
用ホース51内での摩擦抵抗を減少させ、水硬性流体物
7の流動を円滑にするためと考えられる。
【0025】一方、前記流体圧送装置において、加圧気
体混合タンク11に配置したセンサー検知手段115を
用いて自動制御している場合(図2参照)においては、
貯蔵供給部2からの水硬性流体物7の材料用ホース51
への供給量等が正確にコントロールでき、また予め調合
され混練された高品質の水硬性流体物7を使用している
ため、法面91の吹付施工の品質の向上及び作業能率の
向上がもたらされる。
【0026】従って、本例によれば、前記小型ポンプ3
の採用により流体圧送装置全体がコンパクト化し、設置
場所が狭くても搬送や使用時の機動性が向上すると共
に、騒音や粉塵の発生、汚水の流出や残材料が少なくな
り、環境保全の改善につながる。また、コンパクト化に
より通路等の開放が可能となる。
【0027】そのため、水硬性流体物の圧送方法を用い
て法面等の吹付打設部9に対する吹付施工においては、
作業能率が向上して該吹付施工作業に要する人員を低減
でき省力化が可能になると共に、加圧気体混合手段1を
用いることにより水硬性流体物7の吐出量を安定化して
法面等への吹付施工の品質向上を図ることができる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)本例は、図1〜図3に示す如く、法面91
の吹付打設部作業としての水硬性流体物7の圧送装置・
圧送方法及びこれを用いた吹付方法を提供するものであ
る。まず、図1に示す如く、本例の圧送方法において
は、予め調合し混練した水硬性流体物7をミキサー車等
の可動式の貯蔵供給部2を法面吹付施工現場に配置す
る。
【0029】次に、水硬性流体物7をホッパー21及び
材料用ホース51を通じて小型ポンプ3としてのスクイ
ズポンプにより加圧気体混合手段1としての加圧気体混
合タンク11まで圧送する。なお、小型ポンプ3は電源
部4に通電用コード41を通じて接続してある。
【0030】一方、コンプレッサー8により加圧気体8
0としての圧縮空気を発生しつつ、圧縮空気用ホース5
2を通じて加圧気体80を加圧気体混合タンク11内に
導入する。これにより、図2に示す如く、加圧気体混合
手段1においては、材料投入口111より水硬性流体物
7が一定量づつ供給されると共に、均一に撹拌羽根11
4により混合される。一方、加圧気体投入口112より
加圧気体80が一定量づつ加圧気体混合手段1内に導入
される。
【0031】そこで、図2に示す如く、加圧気体混合タ
ンク11内においては、回転シャフト113を通じて一
定速度で回転される撹拌羽根114により、水硬性流体
物7が均一に混合されながら、加圧気体80により、こ
れらが更に均一混合される。
【0032】この時、加圧気体混合タンク11には、ト
ルクセンサーを用いたセンサー検知手段115が配置さ
れている。そのため、このトルクセンサーにより、回転
シャフト113、撹拌羽根114に発生したトルクに伴
う所要電流値を検知し、水硬性流体物7の上限量と下限
量の情報を貯蔵供給部2に伝達して、これにより水硬性
流体物7の投入量及び供給量が正確に自動制御されるこ
とになる。
【0033】そして、均一に混合された水硬性流体物7
は、材料排出口116より材料用ホース51内へ一定量
づつ排出される。
【0034】ここで注目すべきことは、加圧気体混合タ
ンク11は、材料用ホース51と圧縮空気用ホース52
との分岐点50において連結され、材料排出口116よ
り水硬性流体物7の流束物71間に加圧気体80が介在
する状態で、前記飛翔流動と滑り流動を生じつつ水硬性
流体物7を加圧気体80により圧送することである。こ
れにより、図2に示す如く、材料用ホース51内におい
ては、水硬性流体物7の流束物71間に加圧気体80が
介在する状態で水硬性流体物7の連続流が発生する。そ
のため、水硬性流体物7は、材料用ホース51内におい
て脈動することなく、均一量の流束物71が安定した状
態で法面91の吹付施工現場である吹付打設部9まで圧
送される。この時、水硬性流体物7は流束物71間に加
圧気体80が介在した連続流として圧送されるため、材
料用ホース51内では水硬性流体物7の摩擦抵抗が低減
して、水硬性流体物7の輸送水平距離が例えば100m
以上で、立ち上げ距離(高さ)が30m以上になる。
【0035】このようにして、吹付用ノズル6まで安定
した状態で圧送された水硬性流体物7は、図1に示す如
く、吐出量や吹付量が均一になり、しかも予め調合され
混練された高品質の水硬性流体物7が吹付打設部9とし
ての法面91に対して、吹付施工される。
【0036】ここで、以上の如く説明した水硬性流体物
7の圧送方法及び吹付方法につき、図3のフローチャー
トを用いて説明する。
【0037】図3に示す如く、ステップ(以下Sと略
す)1においては、まず工場等において、セメントと砂
等の骨材と水とその他の混和物が品質管理された状態で
ミキサーを用いて調合され、かつ所定時間混練される。
そして、S2において、上記の如く調合され混練された
水硬性流体物7は、ミキサー車等の貯蔵供給部2により
法面91の吹付施工現場へ運搬される。
【0038】一方、電源部4に連結された小型ポンプ3
及びコンプレッサー8、更にはこれらに接続された材料
用ホース51及び圧縮空気用ホース52と、その分岐点
50に配置された加圧気体混合手段1としての加圧気体
混合タンク11とからなる流体圧送装置も、同時に法面
吹付施工現場へ運搬される。そして、S3においては、
図1に示す如く、これらの流体圧送装置が法面吹付施工
現場の近傍に設置される。
【0039】次に、図3のS4においては、貯蔵供給部
2より水硬性流体物7をホッパー21へ供給開始した
り、電源部4により小型ポンプ3を作動して、コンプレ
ッサー8により加圧気体80を発生させるなどの流体圧
送装置の運転が開始される。なお、これらはコンピュー
ター制御(図示略)により自動制御される。
【0040】そして、S5においては、小型ポンプ3に
より水硬性流体物7は材料用ホース51を通じて、加圧
気体混合タンク11(図1、図2)まで圧送される。図
2に示す如く、加圧気体混合タンク11においては、材
料用ホース51より水硬性流体物7が材料投入口111
により加圧気体混合タンク11内へ一定量づつ供給され
る。
【0041】一方、圧縮空気用ホース52により加圧気
体80が、空気投入口112より加圧気体混合タンク1
1内へ一定量づつ導入される。ここで注目すべきこと
は、図2、図3に示す如く、センサー検知手段115に
より水硬性流体物7の上限量及び下限量等を所要電流値
を介して検知し、これにより水硬性流体物7の適正貯蔵
量を正確に制御し、この情報が貯蔵供給部へ伝達され、
水硬性流体物7の供給量が自動制御により正確にコント
ロールされていることである。
【0042】これにより、水硬性流体物7は、図2に示
す如く、加圧気体混合タンク11内において、常に一定
量に保たれながら、加圧気体80と撹拌羽根114によ
り均一に混合されつつ、排出口113を通じて材料用ホ
ース51に一定量づつ排出される。
【0043】S7(図3)において、図2に示す如く、
圧縮空気用ホース52を通じて材料用ホース51内に導
入された加圧気体80が水硬性流体物7の流束物71間
に介在する状態で連続流となり、材料用ホース51内を
脈動することなく、法面吹付施工現場である吹付打設部
9まで圧送されることになる。従って、本例によれば、
法面91に水硬性流体物7を吹付施工するに当り、予め
工場等で調合され充分に混練された高品質の水硬性流体
物7を、吐出量及び吹付量を均一にした状態で能率良く
吹付施工することができ、省力化も可能となる(S8、
図3)。
【0044】(実施例2)本例は、図4、図5に示す如
く、上記実施例1における加圧気体混合タンク11に代
えて気体混入装置12としての加圧気体混合手段1を用
いた水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用い
た法面91の吹付方法を提供するものである。
【0045】前記気体混入装置12は、図5に示す如
く、環状気室131と、これに通じるスリット状の空気
導入路132とを有するテーパー付二重ノズル構造の金
属製パイプ133を有する。この金属製パイプ133
は、水硬性流体物通路134とその先端テーパー部13
5とよりなる。先端テーパー部135は材料用ホース5
1としての気液混合管136に通ずる。ここで、図5に
示す如く、水硬性流体物通路134の内径はD1、先端テ
ーパー部135の内径はD2、気液混合管136の内径は
3、である。なお、D3 >D2 である。また、気液混合
管136は、材料用ホース51に接続されている。
【0046】そして、環状気室131は、下方側におい
て、空気導入口137を有し、この空気導入口137は
圧縮空気用ホース52及びコンプレッサー8に連結して
ある。そのため、加圧気体80は、圧縮空気用ホース5
2より一旦環状気室131内に入り、その後スリット状
の空気導入路132を経て、前記気液混合管136へ導
入される。
【0047】その結果、図5に示す如く、水硬性流体物
7はその外周を加圧気体80により包囲された状態で流
束物71間に加圧気体80が介在した状態で連続流とな
って、材料用ホース51内を圧送されることになる。こ
こで、加圧気体混入装置12の作用について説明すれ
ば、スクイズ型ポンプにて圧送されてくる水硬性流体物
7の流束物71は水硬性流体物通路134の内径D1
を通過した後、該流路内で縮流となり、ノズルの吐出口
にて内径D2 の流束となる。水硬性流体物通路134の
内部を通過する水硬性流体物7の流束をVm1 とし、吐
出口の先端テーパー部135の内径D2 部を通過する流
束をVm2 とすると、π・D1 2・Vm1 /4=π・D2 2
・Vm2 /4からD1 2・Vm1 =D2 2・Vm2が成り立
つから、D1 >D2 からVm2 >Vm1 でノズル吐出部
では水硬性流体物7の流速は加速されていることがわか
る。
【0048】従って、本例によれば、実施例と同様に、
図4に示す如く、法面91の吹付施工作業において、能
率良く省力化が可能で品質が安定した水硬性流体物の圧
送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法を提供する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に係る発明
においては、実施例1においても例示した如く、「予め
調合し混練した水硬性流体物7を可動式の貯蔵供給部2
より法面、建造物等の吹付打設部9へ圧送するための圧
送方法であって、該圧送方法は水硬性流体物7の貯蔵供
給部2と、該貯蔵供給部2に連結した電源部4及び小型
ポンプ3と、コンプレッサー8に連結した圧縮空気用ホ
ース52及び小型ポンプ3に連結した材料用ホース51
等の耐圧輸送管5と、該材料用ホース51と圧縮空気用
ホース52との分岐点50に配置した気体投入装置1
2、加圧気体混合タンク11等の加圧気体混合手段1と
を有する流体圧送装置を用いて、前記貯蔵供給部2より
吹付打設部9へ水硬性流体物7の流束物71間に加圧気
体80が介在する状態で水硬性流体物7を連続流として
圧送するものである。」ことに特徴があり、これにより
例えば法面91の吹付施工の作業能率が向上して省力化
が可能となると共に、水硬性流体物7の吐出量が安定し
て法面91の品質が安定する。
【0050】請求項2に係る水硬性流体物7の圧送方法
によれば、流体圧送装置において加圧気体混合タンク1
1等の加圧気体混合手段1に配置したセンサー検知手段
115を用いて自動制御しているため、貯蔵供給部2か
らの水硬性流体物7の材料用ホース51への供給量等を
正確にコントロールすることができる。
【0051】請求項3に係る水硬性流体物7の圧送方法
によれば、小型ポンプ3はスクイズポンプ等のコンパク
トな圧送装置を用いているため、流体圧送装置全体がコ
ンパクトとなり、搬送及び使用時において緊急工事や小
規模工事にも充分に対応でき、機動性が向上する。ま
た、騒音や粉塵の発生や汚水の流出や残材料が減少し環
境保全の改善がもたらされる。
【0052】請求項4に係る水硬性流体物7の圧送装置
1によれば、加圧気体混合タンク11を有する圧送装置
1を用いるため、水硬性流体物7の長距離及び高所への
圧送が可能となる。
【0053】請求項5に係る水硬性流体物7の圧送装置
1によれば、水硬性流体物7の上限量と下限量とを検知
して、水硬性流体物7の適正量となるよう正確にコント
ロールすることができる。
【0054】請求項6に係る水硬性流体物7の吹付方法
によれば、前記加圧気体混合手段1を有する流体圧送装
置を用いるため、法面91等の吹付打設部9に対する吹
付施工の作業能率が向上し省力化が可能となり、吹付施
工上の品質の安定がもたらされる。
【0055】請求項7に係る水硬性流体物7の吹付方法
によれば、貯蔵供給部2からの水硬性流体物7の供給量
等が正確にコントロールされ、水硬性流体物7の吐出量
及び吹付量等が安定する。そのため、吹付施工上の品質
が安定する。
【0056】請求項8に係る水硬性流体物7の吹付方法
によれば、予め調合し混練した水硬性流体物7を用いて
いるため、既存の土木諸工事の吹付施工作業の能率が向
上すると共に品質が向上する。従って、本発明によれ
ば、法面等の吹付施工の作業能率が向上して省力化がで
きると共に、吐出量等の品質が安定した水硬性流体物の
圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る水硬性流体物の圧送装置・
圧送方法及び吹付方法の概念説明図である。
【図2】 実施例1に係る水硬性流体物の圧送装置・
圧送方法における加圧気体混合タンクの説明図である。
【図3】 実施例1に係る水硬性流体物の圧送装置・
圧送方法における自動制御のフローチャートを示す説明
図である。
【図4】 実施例2に係る水硬性流体物の圧送装置・
圧送方法及び吹付方法の概念説明図である。
【図5】 実施例2に係る水硬性流体物の圧送装置・
圧送方法における加圧気体混入装置の説明図である。
【図6】 従来の法面の吹付施工の状態を示す説明図
である。
【図7】 従来の空気導入管の説明図である。
【符号の説明】
1 加圧気体混合手段 11 加圧気体混入装置 12 加圧気体混合タンク 115 センサー検知手段 2 貯蔵供給部 3 小型ポンプ 4 電源部 5 耐圧輸送管 51 材料用ホース 52 圧縮空気用ホース 6 吹付用ノズル 7 水硬性流体物 8 コンプレッサー 9 吹付打設部 91 法面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め調合し混練した水硬性流体物を可動
    式の貯蔵供給部より法面、建造物等の吹付打設部へ圧送
    するための圧送方法であって、該圧送方法は水硬性流体
    物の貯蔵供給部と、該貯蔵供給部に連結した電源部及び
    小型ポンプと、コンプレッサーに連結した圧縮空気用ホ
    ース及び小型ポンプに連結した材料用ホース等の耐圧輸
    送管と、該材料用ホースと圧縮空気用ホースとの分岐点
    に配置した気体投入装置、加圧気体混合タンク等の加圧
    気体混合手段とを有する流体圧送装置を用いて、前記貯
    蔵供給部より吹付打設部へ水硬性流体物の流束物間に加
    圧気体が介在する状態で水硬性流体物を連続流として圧
    送するものであることを特徴とする水硬性流体物の圧送
    方法。
  2. 【請求項2】 前記流体圧送装置は、加圧気体混合タン
    ク等の加圧気体混合手段に配置したセンサー検知手段を
    用いて自動制御されていることを特徴とする請求項1に
    記載の水硬性流体物の圧送方法。
  3. 【請求項3】 前記小型ポンプは、10m3 /時間以下
    の吐出容量を有するスクイズポンプ又はピストン型の加
    圧式のポンプであって、公称50〜125Aの耐圧輸送
    管に連結されたものであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の水硬性流体物の圧送方法。
  4. 【請求項4】 水硬性流体物と加圧気体とを混合撹拌す
    るための加圧気体混合タンクを有する水硬性流体物の圧
    送装置であって、該圧送装置は加圧タンクと、該加圧タ
    ンクの略中央部において回転シャフトと撹拌羽根とより
    なる混合撹拌手段と、材料投入口と加圧気体投入口とを
    有することを特徴とする水硬性流体物の圧送装置。
  5. 【請求項5】 前記圧送装置は、トルクセンサーにより
    水硬性流体物の上限量と下限量を検知するためのセンサ
    ー検知手段を有することを特徴とする請求項4に記載の
    水硬性流体物の圧送装置。
  6. 【請求項6】 予め調合し混練した水硬性流体物を入れ
    た貯蔵供給部より法面、建造物等の吹付打設部へ圧送す
    るに当り、水硬性流体物の可動式の該貯蔵供給部に連結
    した電源部及び小型ポンプと、コンプレッサーに連結し
    た圧縮空気用ホース及び小型ポンプに連結した材料用ホ
    ース等の耐圧輸送管と、該材料用ホースと圧縮空気用ホ
    ースとの分岐点に配置した気体投入装置、加圧気体混合
    タンク等の加圧気体混合手段とを有する流体圧送装置を
    用いて前記貯蔵供給部より吹付打設部へ水硬性流体物の
    流束物間に加圧気体が介在した状態で水硬性流体物を連
    続流として圧送して前記吹付打設部に対して吹付施工す
    ることを特徴とする水硬性流体物の吹付方法。
  7. 【請求項7】 前記吹付打設部は切土、盛土斜面又は岩
    盤斜面等の法面であって、前記流体圧送装置における加
    圧気体混合タンク等の加圧気体混合手段に配設したセン
    サー検知手段を用いて自動制御しつつ水硬性流体物を法
    面に吹付施工するを特徴とする請求項6に記載の水硬性
    流体物の吹付方法。
  8. 【請求項8】 前記吹付打設部は、既存の土木諸工法の
    吹付工程において、予め調合し混練した水硬性流体物を
    用いるものであることを特徴とする請求項6又は請求項
    7に記載の水硬性流体物の吹付方法。
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