JPH07178778A - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
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- JPH07178778A JPH07178778A JP32746493A JP32746493A JPH07178778A JP H07178778 A JPH07178778 A JP H07178778A JP 32746493 A JP32746493 A JP 32746493A JP 32746493 A JP32746493 A JP 32746493A JP H07178778 A JPH07178778 A JP H07178778A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】バルブピンの往復運動作動不良解消及び断熱空
間に漏洩した排出樹脂の除去作業の軽減を図ることがで
きる成形用金型を提供する。 【構成】マニホールド１２とバルブノズル１１間にブッ
シュ１３を装着する。バルブピン１４をマニホールド１
２及びブッシュ１３を挿通してバルブノズル１１中に延
設する。バルブピン１４に熱源を設け、その熱源により
バルブピン１４を加熱自在とする。
間に漏洩した排出樹脂の除去作業の軽減を図ることがで
きる成形用金型を提供する。 【構成】マニホールド１２とバルブノズル１１間にブッ
シュ１３を装着する。バルブピン１４をマニホールド１
２及びブッシュ１３を挿通してバルブノズル１１中に延
設する。バルブピン１４に熱源を設け、その熱源により
バルブピン１４を加熱自在とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブピン周囲からの
成形材料の漏洩及び固化により引き起こされるパルブピ
ンの作動不良を防止する機構を有するバルブゲート型の
成形用金型に関するものである。
成形材料の漏洩及び固化により引き起こされるパルブピ
ンの作動不良を防止する機構を有するバルブゲート型の
成形用金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】多数個取りタイプのバルブゲート型の成
形用金型において、往復運動するバルブピンの周囲から
漏洩した高温溶融成形材料が、断熱空間に進入するのを
防止するために、断熱空間との間にシール部材が必要と
なる。このようなシール部材として、例えば、特開昭６
３─１０７５２８号公報に記載の如く、シール及び支持
用ブッシュはマニホールドと成形型受け板との間でバル
ブピンを取り囲み、各ブッシングは中央部の孔を貫き、
これにより、加圧された溶融成形材料が往復運動するバ
ルブピンの周囲から漏洩するのをほぼ完全に防止するこ
とができる多数個取りバルブゲート型成形装置が提案さ
れている。
形用金型において、往復運動するバルブピンの周囲から
漏洩した高温溶融成形材料が、断熱空間に進入するのを
防止するために、断熱空間との間にシール部材が必要と
なる。このようなシール部材として、例えば、特開昭６
３─１０７５２８号公報に記載の如く、シール及び支持
用ブッシュはマニホールドと成形型受け板との間でバル
ブピンを取り囲み、各ブッシングは中央部の孔を貫き、
これにより、加圧された溶融成形材料が往復運動するバ
ルブピンの周囲から漏洩するのをほぼ完全に防止するこ
とができる多数個取りバルブゲート型成形装置が提案さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来のものでは、ブッシング孔とバルブピンとの整
合部に微妙な間隙（約１０〜２０μｍ程度）があるた
め、ガラス繊維入りの成形材料を使用する場合、特にガ
ラス繊維含有率が高い成形材料を使用する場合ほど、そ
の間隙中に成形材料が入り込み易く、しまいにはバルブ
ピン及びブッシングの摩耗を引き起こしたり、成形材料
が断熱空間に進入し、そこで樹脂の固化が起こしたりす
ることにより、バルブピンの往復運動を妨げたりすると
いう問題点がある。
如き従来のものでは、ブッシング孔とバルブピンとの整
合部に微妙な間隙（約１０〜２０μｍ程度）があるた
め、ガラス繊維入りの成形材料を使用する場合、特にガ
ラス繊維含有率が高い成形材料を使用する場合ほど、そ
の間隙中に成形材料が入り込み易く、しまいにはバルブ
ピン及びブッシングの摩耗を引き起こしたり、成形材料
が断熱空間に進入し、そこで樹脂の固化が起こしたりす
ることにより、バルブピンの往復運動を妨げたりすると
いう問題点がある。
【０００４】そこで、ブッシュ孔とバルブピンとの間隙
をよりシビアにすることも、製造費がかさむ上に、技術
上の困難を伴う。又、断熱空間に進入し固化した排出樹
脂を除去するためには、ブッシュまで取り外さなければ
ならないのでメンテナンス作業が大変であるという問題
点がある。
をよりシビアにすることも、製造費がかさむ上に、技術
上の困難を伴う。又、断熱空間に進入し固化した排出樹
脂を除去するためには、ブッシュまで取り外さなければ
ならないのでメンテナンス作業が大変であるという問題
点がある。
【０００５】本発明は、バルブゲート型の成形用金型に
おける従来の問題点を解消し、バルブピンの往復運動作
動不良解消及び断熱空間に漏洩した排出樹脂の除去作業
の軽減を図ることを目的としてなされたものである。
おける従来の問題点を解消し、バルブピンの往復運動作
動不良解消及び断熱空間に漏洩した排出樹脂の除去作業
の軽減を図ることを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明１〜３の成形用金
型は、マニホールドとバルブノズル間にブッシュが装着
され、バルブピンがマニホールド及びブッシュを挿通し
てバルブノズル中に延設されたバルブゲート型の成形用
金型としての構造を共通の構成要件として備えている。
型は、マニホールドとバルブノズル間にブッシュが装着
され、バルブピンがマニホールド及びブッシュを挿通し
てバルブノズル中に延設されたバルブゲート型の成形用
金型としての構造を共通の構成要件として備えている。
【０００７】本発明１の成形用金型は、上記の構成要件
に加え、バルブピンに熱源が設けられ、その熱源により
バルブピンが加熱自在とされた構成を備えている。熱源
によりバルブピンを加熱自在とする手段としては、例え
ば、バンドヒーターをバルプピンに外周に装着して加熱
するようにしてもよいし、又、カットリッジヒーターを
バルブピンに埋め込んで加熱するようにしてもよいし、
又、バルプピン内を外部の熱源により加熱された加熱熱
媒が循環するようにしてもよい。
に加え、バルブピンに熱源が設けられ、その熱源により
バルブピンが加熱自在とされた構成を備えている。熱源
によりバルブピンを加熱自在とする手段としては、例え
ば、バンドヒーターをバルプピンに外周に装着して加熱
するようにしてもよいし、又、カットリッジヒーターを
バルブピンに埋め込んで加熱するようにしてもよいし、
又、バルプピン内を外部の熱源により加熱された加熱熱
媒が循環するようにしてもよい。
【０００８】又、本発明２の成形用金型は、上記の構成
要件に加え、バルブピンが熱伝導の良いものからなる構
成を備えている。バルブピンが熱伝導の良いものからな
る場合としては、例えば、バルブピンがヒートパイプか
らなるものであってもよいし、又、バルプピンが熱伝導
率の大きい材料、例えば、アルミニウム、銅又はそれら
の合金等からなるものであってもよい。
要件に加え、バルブピンが熱伝導の良いものからなる構
成を備えている。バルブピンが熱伝導の良いものからな
る場合としては、例えば、バルブピンがヒートパイプか
らなるものであってもよいし、又、バルプピンが熱伝導
率の大きい材料、例えば、アルミニウム、銅又はそれら
の合金等からなるものであってもよい。
【０００９】又、本発明３の成形用金型は、上記の構成
要件に加え、マニホールドに設けられた貫通穴内に、ブ
ッシュの筒状部が相互間に間隔をあけるようにして挿着
され、マニホールドの貫通穴とブッシュの筒状部との間
隙に樹脂排出用ブッシュが着脱自在に挿着され、該樹脂
排出用ブッシュには、ブッシュの筒状部外面上を摺動す
る小径筒状部と、マニホールドの貫通穴内面に沿う大径
筒状部が設けられ、小径筒状部と大径筒状部とのブッシ
ュの筒状部の基端部側同士が連結されて樹脂溜め部が設
けられた構成を備えている。
要件に加え、マニホールドに設けられた貫通穴内に、ブ
ッシュの筒状部が相互間に間隔をあけるようにして挿着
され、マニホールドの貫通穴とブッシュの筒状部との間
隙に樹脂排出用ブッシュが着脱自在に挿着され、該樹脂
排出用ブッシュには、ブッシュの筒状部外面上を摺動す
る小径筒状部と、マニホールドの貫通穴内面に沿う大径
筒状部が設けられ、小径筒状部と大径筒状部とのブッシ
ュの筒状部の基端部側同士が連結されて樹脂溜め部が設
けられた構成を備えている。
【００１０】樹脂排出用ブッシュは、大径筒状部の樹脂
溜め部が設けれらた方とは反対側の端部の外周面に、外
方に突出するフランジ部が設けられ、そのフランジ部が
マニホールドの貫通穴の周囲壁の端面に固定できるよう
にされているのが好ましい。
溜め部が設けれらた方とは反対側の端部の外周面に、外
方に突出するフランジ部が設けられ、そのフランジ部が
マニホールドの貫通穴の周囲壁の端面に固定できるよう
にされているのが好ましい。
【００１１】
【作用】本発明１の成形用金型は、バルブピンに熱源が
設けられて加熱自在とされていることにより、バルブピ
ンの軸部のブッシュに接触する部分を熱源により加熱で
きるので、バルブピンの軸部とブッシュの間に進入した
りその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を防ぐこと
ができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こすことが
ない。
設けられて加熱自在とされていることにより、バルブピ
ンの軸部のブッシュに接触する部分を熱源により加熱で
きるので、バルブピンの軸部とブッシュの間に進入した
りその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を防ぐこと
ができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こすことが
ない。
【００１２】本発明２の成形用金型は、バルブピンが熱
伝導の良いものからなることにより、バルブピンの軸部
のブッシュに接触する部分を溶融樹脂の熱により加熱で
きるので、バルブピンの軸部とブッシュの間に進入した
りその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を防ぐこと
ができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こすことが
ない。
伝導の良いものからなることにより、バルブピンの軸部
のブッシュに接触する部分を溶融樹脂の熱により加熱で
きるので、バルブピンの軸部とブッシュの間に進入した
りその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を防ぐこと
ができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こすことが
ない。
【００１３】本発明３の成形用金型は、マニホールドに
設けられた貫通穴内に、ブッシュの筒状部が相互間に間
隔をあけるようにして挿着され、マニホールドの貫通穴
とブッシュの筒状部との間隙に樹脂排出用ブッシュが着
脱自在に挿着され、該樹脂排出用ブッシュには、ブッシ
ュの筒状部外面上を摺動する小径筒状部と、マニホール
ドの貫通穴内面に沿う大径筒状部が設けられ、小径筒状
部と大径筒状部とのブッシュの筒状部の基端部側同士が
連結されて樹脂溜め部が設けられていることにより、バ
ルブピンの軸部とブッシュの間から漏れ出す溶融樹脂
は、樹脂排出用ブッシュの樹脂溜部内に排出され、メン
テナンス時に、樹脂排出用ブッシュを抜いて、これを洗
浄することにより、簡単に排出樹脂を除去することがで
きる。
設けられた貫通穴内に、ブッシュの筒状部が相互間に間
隔をあけるようにして挿着され、マニホールドの貫通穴
とブッシュの筒状部との間隙に樹脂排出用ブッシュが着
脱自在に挿着され、該樹脂排出用ブッシュには、ブッシ
ュの筒状部外面上を摺動する小径筒状部と、マニホール
ドの貫通穴内面に沿う大径筒状部が設けられ、小径筒状
部と大径筒状部とのブッシュの筒状部の基端部側同士が
連結されて樹脂溜め部が設けられていることにより、バ
ルブピンの軸部とブッシュの間から漏れ出す溶融樹脂
は、樹脂排出用ブッシュの樹脂溜部内に排出され、メン
テナンス時に、樹脂排出用ブッシュを抜いて、これを洗
浄することにより、簡単に排出樹脂を除去することがで
きる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図１は、本発明１〜３のバルブゲート型の成
形用金型として共通に備える全体の構造を説明する一部
切欠き断面図である。
説明する。図１は、本発明１〜３のバルブゲート型の成
形用金型として共通に備える全体の構造を説明する一部
切欠き断面図である。
【００１５】成形用金型１はバルブノズル１１と、マニ
ホールド１２と、ブッシュ１３と、バルブピン１４から
なる。バルブノズル１１は、基端部がブッシュ１３を介
してマニホールド１２に装着され、その他の部分はキャ
ビティ型内に挿着されている。バルブノズル１１の先端
部には溶融樹脂を射出するゲート１１１が開口され、そ
の先端部はキャビティ型の型面に露出するようにされて
いる。
ホールド１２と、ブッシュ１３と、バルブピン１４から
なる。バルブノズル１１は、基端部がブッシュ１３を介
してマニホールド１２に装着され、その他の部分はキャ
ビティ型内に挿着されている。バルブノズル１１の先端
部には溶融樹脂を射出するゲート１１１が開口され、そ
の先端部はキャビティ型の型面に露出するようにされて
いる。
【００１６】バルブピン１４は軸部１４１がマニホール
ド１２及びブッシュ１３を挿通してバルブノズル１１内
に延設されている。バルブノズル１１内には、バルブピ
ン１４の軸部１４１と間に間隙が形成され、その間隙は
射出成形機に連通されており、溶融樹脂の樹脂流路１１
２とされている。
ド１２及びブッシュ１３を挿通してバルブノズル１１内
に延設されている。バルブノズル１１内には、バルブピ
ン１４の軸部１４１と間に間隙が形成され、その間隙は
射出成形機に連通されており、溶融樹脂の樹脂流路１１
２とされている。
【００１７】バルブピン１４の基端部は油圧シリンダー
１５を介して成形型受け板１６に固定されている。そし
て、油圧シリンダー１５を作動させることにより、パル
ブピン１４の軸部１４１が進退して、その先端に設けら
れた弁部１４２がバルブノズル１１のゲート１１１を内
側から開閉することができるようになっている。
１５を介して成形型受け板１６に固定されている。そし
て、油圧シリンダー１５を作動させることにより、パル
ブピン１４の軸部１４１が進退して、その先端に設けら
れた弁部１４２がバルブノズル１１のゲート１１１を内
側から開閉することができるようになっている。
【００１８】そして、バルブピン１４の軸部１４１を後
退させたとき、その弁部１４２がバルブノズル１１のゲ
ート１１１を開いてゲート１１１から溶融樹脂を射出さ
せることができ、バルブピン１４の軸部１４１を前進さ
せたとき、その弁部１４２がバルブノズル１１のゲート
１１１を閉じることができるようになっている。
退させたとき、その弁部１４２がバルブノズル１１のゲ
ート１１１を開いてゲート１１１から溶融樹脂を射出さ
せることができ、バルブピン１４の軸部１４１を前進さ
せたとき、その弁部１４２がバルブノズル１１のゲート
１１１を閉じることができるようになっている。
【００１９】ブッシュ１３には、軸部１３１の一端部に
鍔部１３２が設けられている。ブッシュ１３の鍔部１３
１はバルブノズル１１の基端部面とマニホールド１２の
バルブノズル１１側の側面との間に挟着され、軸部１３
１はマニホールド１２に設けられた貫通孔１２１内に挿
通されている。ブッシュ１３には、軸部１３１及び鍔部
１３２を軸方向に沿って貫通するように貫通孔１３３が
設けられ、その貫通孔１３３内にバルブピン１４の軸部
１４１が進退するように挿通されている。軸部１３１の
外径は、マニホールド１２の貫通孔１２１の内径よりも
やや小さくされている。
鍔部１３２が設けられている。ブッシュ１３の鍔部１３
１はバルブノズル１１の基端部面とマニホールド１２の
バルブノズル１１側の側面との間に挟着され、軸部１３
１はマニホールド１２に設けられた貫通孔１２１内に挿
通されている。ブッシュ１３には、軸部１３１及び鍔部
１３２を軸方向に沿って貫通するように貫通孔１３３が
設けられ、その貫通孔１３３内にバルブピン１４の軸部
１４１が進退するように挿通されている。軸部１３１の
外径は、マニホールド１２の貫通孔１２１の内径よりも
やや小さくされている。
【００２０】図２は、本発明１の成形用金型の一例の要
部を説明する正面図である。バルブピン１４の軸部１４
１の基端部側の外周にバンドヒーター２が巻き付けられ
ており、このバンドヒーター２によりバルブピン１４の
軸部１４１が加熱自在とされている。
部を説明する正面図である。バルブピン１４の軸部１４
１の基端部側の外周にバンドヒーター２が巻き付けられ
ており、このバンドヒーター２によりバルブピン１４の
軸部１４１が加熱自在とされている。
【００２１】図３は、本発明１の成形用金型の別の例の
要部を説明する正面図である。バルブピン１４の軸部１
４１の基端部が太くされ、その部分に空洞部１４３が設
けられている。空洞部１４３内には、カートリッジヒー
ター３が挿着されており、このカートリッジヒーター３
によりバルブピン１４の軸部１４１が加熱自在とされて
いる。
要部を説明する正面図である。バルブピン１４の軸部１
４１の基端部が太くされ、その部分に空洞部１４３が設
けられている。空洞部１４３内には、カートリッジヒー
ター３が挿着されており、このカートリッジヒーター３
によりバルブピン１４の軸部１４１が加熱自在とされて
いる。
【００２２】図２に示す如きバンドヒーター２や、図３
に示す如きカートリッジヒーター３等の熱源により、パ
ルブピン１４の軸部１４１を加熱するには、例えば、温
度調節を金型外部にて電圧制御にて行う方法等が好適に
採用される。これにより、バルブピン１４の軸部１４１
のブッシュ１３に接触する部分を熱源により加熱できる
ので、バルブピン１４の軸部１４１とブッシュ１３の間
に進入したりその間から漏れ出す溶融樹脂の固化を防ぐ
ことができ、バルブピン１４の進退運動不良を引き起こ
すことがない。
に示す如きカートリッジヒーター３等の熱源により、パ
ルブピン１４の軸部１４１を加熱するには、例えば、温
度調節を金型外部にて電圧制御にて行う方法等が好適に
採用される。これにより、バルブピン１４の軸部１４１
のブッシュ１３に接触する部分を熱源により加熱できる
ので、バルブピン１４の軸部１４１とブッシュ１３の間
に進入したりその間から漏れ出す溶融樹脂の固化を防ぐ
ことができ、バルブピン１４の進退運動不良を引き起こ
すことがない。
【００２３】図４は、本発明２の成形用金型の一例を示
す断面図である。この成形用金型においては、バルブピ
ン１４′が熱伝導の良いヒートパイプからなる。バルブ
ピン１４′の軸部１４１′はアルミニウム製のパイプか
らなり、特に図示しないがその内部にガラス繊維や、網
状の細い銅線束が挿入され、且つ、熱媒体が詰められて
いる。
す断面図である。この成形用金型においては、バルブピ
ン１４′が熱伝導の良いヒートパイプからなる。バルブ
ピン１４′の軸部１４１′はアルミニウム製のパイプか
らなり、特に図示しないがその内部にガラス繊維や、網
状の細い銅線束が挿入され、且つ、熱媒体が詰められて
いる。
【００２４】そして、バルブピン１４′の軸部１４１′
の樹脂流路１１２′と接触する部分とブッシュ１３′の
軸部１３１′に接触する部分との間で、熱伝導を行うこ
とができるようにされている。即ち、バルブピン１４′
の軸部１４１′の樹脂流路１１２′と接触する部分にお
いて、軸部１４１′内に詰められた熱媒体は気化し、圧
力差を受けてブッシュ１３に接触する部分に移動してそ
の部分に熱を伝導する。又、ブッシュ１３に接触する部
分で冷却された熱媒体は樹脂流路と接触する部分に戻さ
れる。この繰り返しにより、バルブピン１４′の軸部１
４１′の樹脂流路１１２′と接触する部分からブッシュ
１３′の軸部１３１′に接触する部分へ、速やかに熱の
伝導を行うことができるようになっている。
の樹脂流路１１２′と接触する部分とブッシュ１３′の
軸部１３１′に接触する部分との間で、熱伝導を行うこ
とができるようにされている。即ち、バルブピン１４′
の軸部１４１′の樹脂流路１１２′と接触する部分にお
いて、軸部１４１′内に詰められた熱媒体は気化し、圧
力差を受けてブッシュ１３に接触する部分に移動してそ
の部分に熱を伝導する。又、ブッシュ１３に接触する部
分で冷却された熱媒体は樹脂流路と接触する部分に戻さ
れる。この繰り返しにより、バルブピン１４′の軸部１
４１′の樹脂流路１１２′と接触する部分からブッシュ
１３′の軸部１３１′に接触する部分へ、速やかに熱の
伝導を行うことができるようになっている。
【００２５】これにより、バルブピン１４′の軸部１４
１′のブッシュ１３′の軸部１３１′に接触する部分が
加熱されるので、バルブピン１４′の軸部１４１′とブ
ッシュ１３′との間に進入したりその間から漏れ出す溶
融樹脂の固化を防ぐことができ、バルブピン１４′の進
退運動不良を引き起こすことがない。
１′のブッシュ１３′の軸部１３１′に接触する部分が
加熱されるので、バルブピン１４′の軸部１４１′とブ
ッシュ１３′との間に進入したりその間から漏れ出す溶
融樹脂の固化を防ぐことができ、バルブピン１４′の進
退運動不良を引き起こすことがない。
【００２６】図５は、本発明３の成形用金型の一例を説
明する一部断面図である。マニホールド１２の貫通穴１
２１内に、ブッシュ１３の軸部１３１が相互間に間隔を
あけるようにして挿着されている。マニホールド１２の
貫通穴１２１とブッシュ１３の軸部１３１との間隙に樹
脂排出用ブッシュ４が着脱自在に挿着されている。
明する一部断面図である。マニホールド１２の貫通穴１
２１内に、ブッシュ１３の軸部１３１が相互間に間隔を
あけるようにして挿着されている。マニホールド１２の
貫通穴１２１とブッシュ１３の軸部１３１との間隙に樹
脂排出用ブッシュ４が着脱自在に挿着されている。
【００２７】樹脂排出用ブッシュ４には、ブッシュ１３
の軸部１３１の外面に沿う小径筒状部４１と、マニホー
ルド１２の貫通穴１２１の内面に沿う大径筒状部４２が
設けられ、小径筒状部４１と大径筒状部４２とのブッシ
ュ１３の軸部１３１の基端部側（図５中、下端部）同士
が連結されて樹脂溜め部４３が設けられている。大径筒
状部４２の樹脂溜め部４３が設けれらた方とは反対側の
端部（図５中、上端部）の外周面に、外方に突出するフ
ランジ部４４が設けられている。フランジ部４４にはボ
ルト孔が設けられている。
の軸部１３１の外面に沿う小径筒状部４１と、マニホー
ルド１２の貫通穴１２１の内面に沿う大径筒状部４２が
設けられ、小径筒状部４１と大径筒状部４２とのブッシ
ュ１３の軸部１３１の基端部側（図５中、下端部）同士
が連結されて樹脂溜め部４３が設けられている。大径筒
状部４２の樹脂溜め部４３が設けれらた方とは反対側の
端部（図５中、上端部）の外周面に、外方に突出するフ
ランジ部４４が設けられている。フランジ部４４にはボ
ルト孔が設けられている。
【００２８】樹脂排出用ブッシュ４は、フランジ部４４
がマニホールド１２の貫通穴１２１の周囲壁の端面（図
５中、上端面）に締付けボルト５によりボルト孔を挿通
するようにして固定することができるようになってい
る。これにより、バルブピン１４の軸部１４１とブッシ
ュ１３の間から漏れ出す溶融樹脂は、樹脂排出用ブッシ
ュ４の樹脂溜部４３中に排出される。そして、メンテナ
ンス時に、図示しない油圧シリンダー及びバルブピン１
４を抜いた後、図６に示す如く、締付けボルト５を外し
て、樹脂排出用ブッシュ４を抜いて、これを洗浄するこ
とにより、簡単に排出樹脂を除去することができる。
がマニホールド１２の貫通穴１２１の周囲壁の端面（図
５中、上端面）に締付けボルト５によりボルト孔を挿通
するようにして固定することができるようになってい
る。これにより、バルブピン１４の軸部１４１とブッシ
ュ１３の間から漏れ出す溶融樹脂は、樹脂排出用ブッシ
ュ４の樹脂溜部４３中に排出される。そして、メンテナ
ンス時に、図示しない油圧シリンダー及びバルブピン１
４を抜いた後、図６に示す如く、締付けボルト５を外し
て、樹脂排出用ブッシュ４を抜いて、これを洗浄するこ
とにより、簡単に排出樹脂を除去することができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明１の成形用金型は、上記の如き構
成とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間
に進入したりその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化
を防ぐことができ、バルブピンの進退運動不良を引き起
こすことがない。
成とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間
に進入したりその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化
を防ぐことができ、バルブピンの進退運動不良を引き起
こすことがない。
【００３０】本発明２の成形用金型は、上記の如き構成
とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間に
進入したりその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を
防ぐことができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こ
すことがない。
とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間に
進入したりその間から漏れ出たりする溶融樹脂の固化を
防ぐことができ、バルブピンの進退運動不良を引き起こ
すことがない。
【００３１】本発明３の成形用金型は、上記の如き構成
とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間か
ら漏れ出す溶融樹脂は、樹脂排出用ブッシュの樹脂溜部
内に排出され、メンテナンス時に、樹脂排出用ブッシュ
を抜いて、これを洗浄することにより、簡単に排出樹脂
を除去することができる。
とされているので、バルブピンの軸部とブッシュの間か
ら漏れ出す溶融樹脂は、樹脂排出用ブッシュの樹脂溜部
内に排出され、メンテナンス時に、樹脂排出用ブッシュ
を抜いて、これを洗浄することにより、簡単に排出樹脂
を除去することができる。
【００３２】
【図１】本発明１〜３の成形用金型のバルブゲート型の
成形用金型として共通に備える全体の構造を説明する一
部切欠き断面図である。
成形用金型として共通に備える全体の構造を説明する一
部切欠き断面図である。
【図２】本発明１の成形用金型の一例の要部を示す正面
図である。
図である。
【図３】本発明１の成形用金型の別の例の要部を示す正
面図である。
面図である。
【図４】本発明２の成形用金型の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図５】本発明３の成形用金型の一例の要部を示す一部
断面図である。
断面図である。
【図６】図５に示す成形用金型の樹脂排出用ブッシュを
抜いた状態を示す一部断面図である。
抜いた状態を示す一部断面図である。
１ 成形用金型 ２ バンドヒーター ３ カートリッジヒーター ４ 樹脂排出用ブッシュ １１ バルブノズル １２ マニホールド １３ ブッシュ １４，１４′ バルブピン １４１，１４１′ 軸部 １４２ 弁部
Claims (3)
- 【請求項１】 マニホールドとバルブノズル間にブッシ
ュが装着され、バルブピンがマニホールド及びブッシュ
を挿通してバルブノズル中に延設されたバルブゲート型
の成形用金型であって、バルブピンに熱源が設けられ、
その熱源によりバルブピンが加熱自在とされていること
を特徴とする成形用金型。 - 【請求項２】 マニホールドとバルブノズル間にブッシ
ュが装着され、バルブピンがマニホールド及びブッシュ
を挿通してバルブノズル中に延設されたバルブゲート型
の成形用金型であって、バルブピンが熱伝導の良いもの
からなることを特徴とする成形用金型。 - 【請求項３】 マニホールドとバルブノズル間にブッシ
ュが装着され、バルブピンがマニホールド及びブッシュ
に設けられた筒状部を挿通してバルブノズル中に延設さ
れたバルブゲート型の成形用金型であって、マニホール
ドに設けられた貫通穴内に、ブッシュの筒状部が相互間
に間隔をあけるようにして挿着され、マニホールドの貫
通穴とブッシュの筒状部との間隙に樹脂排出用ブッシュ
が着脱自在に挿着され、該樹脂排出用ブッシュには、ブ
ッシュの筒状部外面上を摺動する小径筒状部と、マニホ
ールドの貫通穴内面に沿う大径筒状部が設けられ、小径
筒状部と大径筒状部とのブッシュの筒状部の基端部側同
士が連結されて樹脂溜め部が設けられていることを特徴
とする成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32746493A JPH07178778A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32746493A JPH07178778A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07178778A true JPH07178778A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18199461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32746493A Pending JPH07178778A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07178778A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100659731B1 (ko) * | 2004-07-29 | 2006-12-20 | 한상진 | 사출성형기용 용융수지 공급장치 |
| CN102069573A (zh) * | 2009-11-24 | 2011-05-25 | 勋龙精密模具(昆山)有限公司 | 阀销衬套、热流道分流板和注射成型设备 |
| JP2011245669A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Fuji Seiko:Kk | 射出成形装置及びインサート成形装置 |
| KR101860908B1 (ko) * | 2016-09-28 | 2018-05-24 | 주식회사 유도 | 플렉시블 타입의 핫런너 시스템 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32746493A patent/JPH07178778A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100659731B1 (ko) * | 2004-07-29 | 2006-12-20 | 한상진 | 사출성형기용 용융수지 공급장치 |
| CN102069573A (zh) * | 2009-11-24 | 2011-05-25 | 勋龙精密模具(昆山)有限公司 | 阀销衬套、热流道分流板和注射成型设备 |
| JP2011245669A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Fuji Seiko:Kk | 射出成形装置及びインサート成形装置 |
| KR101860908B1 (ko) * | 2016-09-28 | 2018-05-24 | 주식회사 유도 | 플렉시블 타입의 핫런너 시스템 |
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