JPH0717856Y2 - 多円弧形ジャーナル軸受 - Google Patents

多円弧形ジャーナル軸受

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JPH0717856Y2
JPH0717856Y2 JP1988133579U JP13357988U JPH0717856Y2 JP H0717856 Y2 JPH0717856 Y2 JP H0717856Y2 JP 1988133579 U JP1988133579 U JP 1988133579U JP 13357988 U JP13357988 U JP 13357988U JP H0717856 Y2 JPH0717856 Y2 JP H0717856Y2
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JP
Japan
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bearing bush
bearing
outer diameter
diameter portion
inner diameter
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JP1988133579U
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JPH0254923U (ja
Inventor
拓也 柴田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、多円弧形ジャーナル軸受に係り、特にその
軸受の改良に関するものである。
〔従来の技術〕 第2図は従来の多円弧形ジャーナル軸受の断面図であ
り、図において、(1)は回転軸、(2)は筒状の軸受
ブッシュで、この軸受ブッシュ(2)の内径部は楕円形
状を有する、円弧状を成しており、この内径部に上記回
転軸(1)が隙間を有して挿通している。(3)は軸受
ブッシュ(2)の外径部と嵌合し、この軸受ブッシュ
(2)を固定するハウジングである。このようにして構
成された多円弧形ジャーナル軸受は、油などの潤滑流体
で満たされた容器内に浸され、容器内の流体が軸受ブッ
シュ(2)と回転軸(1)との隙間に引き込まれ流体膜
を形成して軸受として作用する。
上述した多円弧形ジャーナル軸受は、一般にはハウジン
グ(3)に固定された軸受ブッシュ(2)の内径をNC加
工機などの工作機械を用いて、所望の円弧を加工する
か、または半割りの二つの軸受金の間にシムを入れて内
径円筒加工した後、シムを外し外径円筒加工を行うなど
の加工方法がとられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の多円弧形ジャーナル軸受は、以上のように構成さ
れているので、軸受ブッシュ(2)を加工するのに専用
の工作機械が必要であったり、さらに加えて製作工程が
複雑となるなどの課題があった。
この考案は上記のような課題を解消するためになされた
もので、従来の多円弧形ジャーナル軸受と比べ冷却性能
を低下させることなく、製作が簡単な多円弧形ジャーナ
ル軸受を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る多円弧形ジャーナル軸受は、筒状の内径
部に回転軸が、わずかな隙間を有し挿通する軸受ブッシ
ュと、この軸受ブッシュの外径寸法より若干小さな内径
寸法を有し、上記軸受ブッシュの外径部が挿入され、軸
受ブッシュを固定して成るハウジングとを備え、上記軸
受ブッシュの外径部は複数面の切欠き部を設けると共
に、上記複数面の切欠き部の切欠き形状を、上記軸受ブ
ッシュの上記切欠き部を除く外径部に加わる応力が上記
回転軸の軸中心に加わる形状としたものである。
〔作用〕
この考案における多円弧形ジャーナル軸受は、軸受ブッ
シュの外径部が切欠かれているので、軸受ブッシュの外
径部に複数面の切欠き部を設けると共に、上記複数面の
切欠き部の切欠き形状を、上記軸受ブッシュの上記切欠
き部を除く外径部に加わる応力が上記回転軸の軸中心に
加わり、多円弧形状を得る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第1図において、(1)は回転軸、(4)は内径、外径
共同軸同芯の円筒形状の軸受ブッシュで、この軸受ブッ
シュ(4)の外径部には、180°対称位置に平端な回転
軸(1)方向に切欠かれた切欠き部(4a)が2ケ所設け
られている。この軸受ブッシュ(4)の内径部には、従
来例と同様に隙間を有して回転軸(1)が挿通してい
る。(3)は筒状ハウジングで、ハウジング(3)の内
径部に上記軸受ブッシュ(4)が焼きばめ、または冷し
ばめ等のしばりばめによって挿入固定されている。
然るに軸受ブッシュ(4)の外径部とハウジング(3)
の内径部とによって、軸受ブッシュ(4)の外径部に、
第1図中、符号Aで示すごとくのしばりばめるによる圧
縮応力が加わる。そしてこの応力は軸受ブッシュ(4)
を内径側に縮める方向に働く。一方、軸受ブッシュ
(4)の外径部に設けられた切欠き部(4a)には、上記
の圧縮応力が発生していないため、切欠きのある部分は
軸受ブッシュ(4)の内径部が縮まらず、反対に切欠き
部(4a)のない部分は、軸受けブッシュ(4)の内径部
が縮少し、切欠き部(4a)はその逃げのため径が拡大さ
れる。すなわち、第1図、破線Bによって示しているご
とく、軸受ブッシュ(4)の内径が変形し、楕円のよう
に変形することによって2円弧のジャーナル軸受が得る
ことができる。
また、ハウジング(3)と軸受ブッシュ(4)とは、切
欠きによる空間Cが出来、この空間Cを潤滑流体が流れ
込むので、軸受としての冷却効果が向上し軸受の小形化
を図ることができるとともに、軸受の寿命を伸長するこ
とができる。
なお、上記実施例では2円弧のジャーナル軸受の場合を
例にとって説明したが、2円弧以上の多円弧形ジャーナ
ル軸受であってもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば軸受ブッシュの外径部
に複数面の切欠き部を設けると共に、上記複数面の切欠
き部の切欠き形状を、上記軸受ブッシュの上記切欠き部
を除く外径部に加わる応力が上記回転軸の軸中心に加わ
る形状としたので、回転軸に対して偏心なく圧縮応力が
吸収できる。また、軸受ブッシュの外径に複数面の切欠
き部を形成しているので、専用の工作機械を必要とする
ことなく、きわめて容易に多円弧形ジャーナル軸受を製
作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による多円弧形ジャーナル
軸受の断面図、第2図は従来の多円弧形ジャーナル軸受
の断面図である。 図において、(1)は回転軸、(3)はハウジング、
(4)は軸受ブッシュ、(4a)は切欠き部である。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の内径部に回転軸がわずかな隙間を有
    し挿通する軸受ブッシュと、この軸受ブッシュの外径寸
    法より若干小さな内径寸法を有し、軸受ブッシュの外径
    部が挿入され軸受ブッシュを固定して成るハウジングと
    を備え、上記軸受ブッシュの外径部に複数面の切欠き部
    を設けると共に、上記複数面の切欠き部の切欠き形状
    を、上記軸受ブッシュの上記切欠き部を除く外径部に加
    わる応力が上記回転軸の軸中心に加わる形状とすること
    を特徴とする多円弧形ジャーナル軸受。
JP1988133579U 1988-10-13 1988-10-13 多円弧形ジャーナル軸受 Expired - Lifetime JPH0717856Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988133579U JPH0717856Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 多円弧形ジャーナル軸受

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JP1988133579U JPH0717856Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 多円弧形ジャーナル軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0254923U JPH0254923U (ja) 1990-04-20
JPH0717856Y2 true JPH0717856Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31391572

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988133579U Expired - Lifetime JPH0717856Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 多円弧形ジャーナル軸受

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JP (1) JPH0717856Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444112U (ja) * 1977-08-31 1979-03-27
JPS63118419U (ja) * 1987-01-28 1988-07-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0254923U (ja) 1990-04-20

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