JPH0717841Y2 - 再生用切換弁 - Google Patents

再生用切換弁

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JPH0717841Y2
JPH0717841Y2 JP15818488U JP15818488U JPH0717841Y2 JP H0717841 Y2 JPH0717841 Y2 JP H0717841Y2 JP 15818488 U JP15818488 U JP 15818488U JP 15818488 U JP15818488 U JP 15818488U JP H0717841 Y2 JPH0717841 Y2 JP H0717841Y2
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valve
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spool
hole
oil
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JP15818488U
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Inventor
耕造 吉川
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、シリンダの六度側室からの戻り油を必要に応
じてシリンダのボトム側室に合流させる再生用切換弁に
関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の切換弁としては、第3図(特開昭62-278
302号公報)に示すものがあった。
この切換弁は、弁本体1の嵌入孔1aに、油圧源Pに接続
するブリッジ通路2と、シリンダ6のボトム側室6aに接
続する第1負荷通路3と、シリンダ6のロッド側室6bに
接続する第2負荷通路4と、タンクTに接続する排出通
路5とが各々開口し、この嵌入孔1aにスプール7が摺動
自在に嵌合されている。スプール7は、その片側に第1
負荷通路3をブリッジ通路2または排出通路5の何れか
一方に切換接続する環状溝8を設け、その内部に排出通
路5に絞り通孔9を介して連通する油室10と、この油室
10に弁座11を介して連設される弁孔12とを設けている。
油室10には、上記第1負荷通路4に連通する第1通孔13
を開口し、弁孔12には、スプール7が図中右方向に移動
したとき、上記ブリッジ通路2に連通する第2通孔14を
各々開口している。また、弁孔12内には、上記弁座11に
ばね15によって押圧されるポペット弁16を摺動自在に内
装しており、弁孔12の開口部をプラグ栓17によって閉鎖
してポペット弁16の背後に密閉した受圧室18を形成し、
この受圧室18に通油孔19を介して上記第1負荷通路3を
連通している。
この再生用切換弁は、第3図の中立位置からスプール7
が右方向に移動すると、環状溝8によってブリッジ通路
2と第1負荷通路3とが連通し、油圧源Pからの圧油が
シリンダ6のボトム側室6aに供給され、ロッド側室6bか
らの戻り油が第2負荷通路4、第1通孔13、油室10及び
絞り通孔9を経て排出通路5からタンクTに排出され
る。この状態で、もし、シリンダ6に矢印Wの方向に負
荷が作用すると、ボトム側室6a内の圧力が低下し、通油
孔19を介して第1負荷通路3と連通する受圧室18の圧力
が低下する。そして、この受圧室18の圧力が絞り通孔9
によって昇圧される油室10の圧力よりも低下すると、ポ
ペット弁16はばね15の力に打ち勝って弁座11より離れ、
第1通孔13と第2通孔14を連通し、第2負荷通路4とブ
リッジ通路2とを連通状態にして、シリンダ6のロッド
側室6bからの戻り油をブリッジ通路2を経てシリンダ6
のボトム側室6aに合流させる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記した従来の再生用切換弁は、ポペット弁16の背後の
受圧室18に通油孔19を介してシリンダ6のボトム側室6a
の圧力を導き、この受圧室18の圧力の変動を検知してポ
ペット弁14を開閉するものであり、第3図の中立位置で
は上記通油孔19が第1負荷通路3に連通する構成となっ
ている。ところが、ポペット弁16を内装する弁孔12は、
スプール7の端部から加工されるために、その円筒度の
精度が悪く、ポペット弁16との間に隙間を生じる。この
ため、シリンダ6に作用する負荷によってボトム側室6a
の圧油が通油孔19から受圧室18内に流入し、この受圧室
18からポペット弁16の周囲を通って漏洩する恐れがあ
り、シリンダ6を中立位置において確実に保持できない
という問題があった。また、スプール7の端部に開口す
る弁孔12の開口部をプラグ栓17によって閉鎖してポペッ
ト弁16の背後に受圧室18を設ける構成であるため、弁孔
12の内径を差し引いたスプール7の肉厚に環状溝8を設
けなければならず、環状溝8の加工に制限があり、シリ
ンダ6のロッド側室6bからの戻り油の全量を合流させる
だけの開口面積を得ることができないという問題もあっ
た。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の再生用切換弁は、弁本体の嵌入孔に摺動自在に
嵌合したスプールに、油圧源に接続するブリッジ通路の
一方と、シリンダのボトム側室に接続する第1負荷通路
とを連通する環状溝を設け、このスプール内に、シリン
ダのロッド側室に接続する第2負荷通路に第1通孔を介
して連通し、かつタンクに接続する排出通路に絞り通孔
を介して連通する油室と、上記ブリッジ通路の他方に第
2通孔を介して連通する弁孔とを設け、この弁孔内に、
上記油室と弁孔との間に設けた弁座にばねによって押圧
されるポペット弁を内装し、このポペット弁の背後に、
上記第1負荷通路に通油孔を介して連通する受圧室を設
けた再生用切換弁において、 上記通油孔をスプール周面に開口し、この開口部をスプ
ールの中立位置で上記弁本体の嵌入孔によって閉塞した
ことであり、また、上記スプールを、ばねとポペット弁
を内装する弁孔を設けた第1スプールと、環状溝を設け
た第2スプールとに分割し、この第1スプールに第2ス
プールを螺合して上記受圧室を第1スプール内に形成し
たことである。
〈作用〉 この手段によれば、第1負荷通路の圧力をポペット弁背
後の受圧室に導く通油孔が中立位置で弁本体の嵌入孔に
よって閉塞されているので、シリンダのボトム側室の圧
油が通油孔を介して受圧室内に流入することがなく、受
圧室内からポペット弁の周囲を通って漏洩することがな
い。また、スプールは、ばねとポペット弁を内装する弁
孔を設けた第1スプ−ルと、環状溝を設けた第2スプー
ルとに分割されており、第1スプールに第2スプールを
螺合して第1スプール内に受圧室を形成する構成となっ
ているので、ポペット弁を内装する弁孔には関係なくス
プールに環状溝を設けることができ、環状溝の加工に制
限を受けることがない。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて説明す
る。なお、説明に当たっては従来技術(第3図)と異な
る部分についてのみ説明し、同一構成部分については同
一符号を付してその説明を省略する。
第1図において、第3図と異なるところは、スプール7
がばね15とポペット弁16を内装する弁孔12を設けた第1
スプール7aと、環状溝8を設けた第2スプール7bとを連
結して成る点であり、第1スプール7aには第2スプール
7bがねじ部20によって固定されており、Oリング等のシ
ール部材21によって密封されて第1スプール7a内にポペ
ット弁16の背後の受圧室18が形成されている。また、第
2スプール7bには、受圧室18に連通する通油孔19が穿設
されており、この通油孔19は、スプール7bの嵌入孔1aと
の摺動面であるスプール周面に開口されている。そし
て、この開口部19aは、第1図の中立位置において、弁
本体1によって閉鎖されており、第1負荷通路3と遮断
される構成となっている。なお、第1図の中立位置で
は、第1通孔13がブリッジ通路2に連通し、絞り通孔9
が弁本体1によって閉鎖されており、従来とは異なる接
続関係となっているが、この接続関係は従来と同じであ
っても良い。
以上の構成において、第1図の中立位置では、通油孔19
の開口部19aが弁本体1の嵌入孔1aによって閉鎖される
第2スプール7bの周面に開口されており、第1負荷通路
3とは遮断される構成となっている。従って、シリンダ
6に作用する負荷によってシリンダ6のボトム側室6aの
圧油が通油孔19を介して受圧室18内に流入することはな
く、圧油の漏れによるシリンダ6の不用意な動きを防止
することができる。次に、スプール7を右方向に移動し
て第2図の切換位置に切換えると、通油孔19の開口部19
aは弁本体1の嵌入孔1aより外れ、第1負荷通路3に連
通する。このため、シリンダ6のボトム側室6aの圧力が
通油孔19を介して受圧室18内に導入され、シリンダ6に
矢印Wの方向に負荷が作用すると、受圧室18内の圧力が
低下して、絞り通孔19によって昇圧される油室10の圧力
よりも低くなり、ポペット弁16を弁座11より離座させて
第1通孔13と第2通孔14とを連通し、シリンダ6のロッ
ド側室6bからの戻り油を第2負荷通路4からブリッジ通
路2を経てシリンダ6のボトム側室6aに合流させる。こ
のとき、ブリッジ通路2において合流した圧油は、スプ
ール7の環状溝8を介して供給されるが、この環状溝8
は、第1スプール7aに螺合される第2スプール7bに加工
されているため、シリンダ6のロッド側室6bからの戻り
油を合流した圧油の全量を流すだけの開口面積を持って
おり、従って、シリンダ6のボトム側室6aに供給する上
で抵抗とならず、ロッド側室6bからの戻り油を効率良
く、シリンダ6のボトム側室6aに合流させることができ
る。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかなように、本考案の再生用切換弁
によれば、第1負荷通路の圧力をポペット弁の背後の受
圧室に導く通油孔を、中立位置で弁本体の嵌入孔によっ
て閉塞する構成としているので、シリンダのボトム側室
の圧油が通油孔を介して受圧室に流入することはなく、
よって、圧油の漏洩によるシリンダの不用意な動きを防
止できるとともに、スプール内の弁孔の加工精度に余裕
を持たせることができる。
また、スプールは、第1スプールの弁孔の開口部に環状
溝を設けた第2スプールを螺合して第1スプール内に受
圧室を形成する構成としているので、環状溝の加工が弁
孔によって制限を受けることがなく、シリンダのロッド
側室からの戻り油の全量を合流させるための開口面積を
得ることができ、効率の良い合流ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の中立位置を示す要部断面
図、第2図は同実施例の切換位置を示す要部断面図、第
3図は従来の再生用切換弁の一例を示す要部断面図であ
る。 1……弁本体、1a……嵌入孔、2……ブリッジ通路、3
……第1負荷通路、4……第2負荷通路、5……排出通
路、7……スプール、7a……第1スプール、7b……第2
スプール、8……環状溝、9……絞り通孔、10……油
室、11……弁座、12……弁孔、13……第1通孔、14……
第2通孔、15……ばね、16……ポペット弁、18……受圧
室、19……通油孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体の嵌入孔に摺動自在に嵌合したスプ
    ールに、油圧源に接続するブリッジ通路の一方と、シリ
    ンダのボトム側室に接続する第1負荷通路とを連通する
    環状溝を設け、このスプール内に、シリンダのロッド側
    室に接続する第2負荷通路に第1通孔を介して連通し、
    かつタンクに接続する排出通路に絞り通孔を介して連通
    する油室と、上記ブリッジ通路の他方に第2通孔を介し
    て連通する弁孔とを設け、この弁孔内に、上記油室と弁
    孔との間に設けた弁座にばねによって押圧されるポペッ
    ト弁を内装し、このポペット弁の背後に、上記第1負荷
    通路に通油孔を介して連通する受圧室を設けた再生用切
    換弁において、 上記通油孔をスプール周面に開口し、この開口部をスプ
    ールの中立位置で上記弁本体の嵌入孔によって閉塞した
    ことを特徴とする再生用切換弁。
  2. 【請求項2】弁本体の嵌入孔に摺動自在に嵌合したスプ
    ールに、油圧源に接続するブリッジ通路の一方と、シリ
    ンダのボトム側室に接続する第1負荷通路とを連通する
    環状溝を設け、このスプール内に、シリンダのロッド側
    室に接続する第2負荷通路に第1通孔を介して連通し、
    かつタンクに接続する排出通路に絞り通孔を介して連通
    する油室と、上記ブリッジ通路の他方に第2通孔を介し
    て連通する弁孔とを設け、この弁孔内に、上記油室と弁
    孔との間に設けた弁座にばねによって押圧されるポペッ
    ト弁を内装し、このポペット弁の背後に、上記第1負荷
    通路に通油孔を介して連通する受圧室を設けた再生用切
    換弁において、 上記スプールを、ばねとポペット弁を内装する弁孔を設
    けた第1スプールと、環状溝を設けた第2スプールとに
    分割し、この第1スプールに第2スプールを螺合して上
    記受圧室を第1スプール内に形成したことを特徴とする
    再生用切換弁。
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JP6131726B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-24 株式会社ジェイテクト 電磁弁

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