JPH059572Y2 - - Google Patents

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JPH059572Y2
JPH059572Y2 JP1069988U JP1069988U JPH059572Y2 JP H059572 Y2 JPH059572 Y2 JP H059572Y2 JP 1069988 U JP1069988 U JP 1069988U JP 1069988 U JP1069988 U JP 1069988U JP H059572 Y2 JPH059572 Y2 JP H059572Y2
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diameter land
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、切換弁と流体モータとを接続する
一対の給排通路間に設けられたリリーフ弁に関す
る。
従来の技術 従来、切換弁1と流体モータ2とを接続する一
対の給排通路3,4間に設けられたリリーフ弁5
としては、例えば実開昭60−38901号公報に記載
されているようなものが知られている。このもの
は、第2図に示すように、スプール室6を有する
ケーシング7と、スプール室6内に収納され小径
部8および大径部9が形成されたスプール10
と、ケーシング7内に設けられ前記スプール10
を小径8側に向かつて付勢するスプリング11
と、ケーシング7に設けられ小径部8と大径部9
との間の段差面12に一方の給排通路3の流体圧
を導く第1通路13と、ケーシング7に設けられ
小径部8の端面14に他方の給排通路4の流体圧
を導く第2通路15と、前記切換弁1が流れ位置
にあるとき、カウンターバランス弁16において
取出された給排通路3,4からの高圧流体を大径
部9の端面17に導く高圧通路18と、を備えた
ものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来にあつては、スプリング1
1の小型化を通じてリリーフ弁5をコンパクトに
まとめるために、受圧面積、詳しくは小径部8の
端面14の面積および小径部8と大径部9との段
差面12の面積を可能な限り小さく、即ち小径部
8および大径部9の直径を小さくすることが行な
われているが、このようにすると、大径部9の外
周長が短くなつて流体が第1通路13と第2通路
15との間をリリーフする際の流路面積が狭くな
り、この結果、リリー弁の性能が低下するという
問題点がある。しかも、小径部8、大径部9が小
径であるため、これらを高精度で加工しようとす
ると加工費が高価になつてしまうという問題点も
ある。
この考案は、スプリングを小型化しつつリリー
フ時の流路面積も増大でき、しかも、高精度加工
の費用も低廉なリリーフ弁を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 このような目的は、スプール室を有するケーシ
ングと、スプール室内に収納され軸方向に小径、
中径および大径ランドが順次形成されたスプール
と、ケーシング内に収納され前記スプールを小径
ランド側に向かつて付勢するスプリングと、ケー
シングに設けられ小径、中径ランド間に形成され
た第1室に一方の給排通路の流体圧を導く第1通
路と、ケーシングに設けられ中径、大径ランド間
に形成された第2室に他方の給排通路の流体圧を
導く第2通路と、を備え、前記設定圧以上の高圧
流体が第1室または第2室に導かれたとき、小
径、中径ランドの断面積差または中径、大径ラン
ドの断面積差を受圧面積として、スプールをスプ
リングに対抗して大径ランド側に移動させ、これ
により、中径ランドによつて互いに遮断されてい
た第1通路と第2通路とを連通させるリリーフ弁
により達成することができる。
作 用 切替弁が流れ位置から中立位置に切換えられる
と、流体モータが慣性回転するため、一方又は他
方の給排通路が設定圧以上の高圧になることがあ
る。このとき、該高圧流体は第1通路または第2
通路を通じて第1室または第2室に導かれるが、
リリーフ弁は高圧側の給排通路からの流体圧を受
けなくなつているため、スプールは前記高圧流体
の流体力を受けてスプリングに対抗しながら大径
ランド側へ移動する。このときの流体力は、それ
ぞれ小径ランドと中径ランドとの断面積差または
中径ランドと大径ランドとの断面積差に、前記高
圧流体の圧力を乗じた値である。このようにこの
考案では、2つのランドの断面積差を受圧面積と
したので、小、中、大径ランド自身の直径、即ち
スプールの直径を大きくしても、2つのランドの
直径差を小さくしてやれば、スプールに作用する
流体力を小さくすることもでき、結果的にスプリ
ングの小型化およびスプールの大径化が可能とな
る。このため、前記スプールの移動によつて連通
する第1、第2通路間の流路面積を広くすること
ができ、また、スプールの高精度加工も容易かつ
安価となる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図において、21は流体ポンプ22および
タンク23に接続された切換弁であり、この切換
弁21とクローラ車両駆動用の流体モータ24と
は途中で二股に分流した一対の給排通路25,2
6により接続されている。これら給排通路25,
26の分流部には逆止弁27,28およびカウン
ターバランス弁29が介装されている。このカウ
ンターバランス弁29と前記流体モータ24との
間の給排通路25,26同士は、リリーフ弁30
が途中に設けられた通路41により連通されてい
る。このリリーフ弁30は、ボデイ31およびこ
のボデイ31にねじ込まれたキヤツプ32からな
るケーシング33を有し、前記ボデイ31内には
スプール室34が形成されている。35はスプー
ル室34内に収納され軸方向に移動可能なスプー
ルであり、このスプール35には3種類のラン
ド、即ち小径ランド36、中径ランド37および
大径ランド38が形成されている。そして、これ
ら小、中、大径ランド36,37,38はスプー
ル35の一端から他端に向つて軸方向に離れて順
次配置されており、この結果、小径ランド36と
中径ランド37との間には第1室39が、また、
中径ランド37と大径ランド38との間には第2
室40が形成される。そして、前記中径ランド3
7は小径ランド36の直径より僅かに大径であ
り、大径ランド38は中径ランド37の直径より
僅かに大径である。ここで、前記中径ランド37
と小径ランド36との断面積差および大径ランド
38と中径ランド37との断面積差が受圧面積と
なるが、この実施例では両断面積差は同一の値で
ある。43はボデイ31に形成され一方の給排通
路25に連通する第1通路であり、この第1通路
43は給排通路25内の流体圧を前記第1室39
に導く。また、44はボデイ31に形成され他方
の給排通路26に連通する第2通路であり、この
第2通路44は給排通路26内の流体圧を前記第
2室40に導く。そして、通常は中径ランド37
と第1、第2通路43,44間のスプール室34
の内面とがオーバーラツプし、第1通路43と第
2通路44とが遮断されている。スプール35の
他端部に形成されたフランジ46には受け47が
係止され、また、キヤツプ32内にはスプリング
48を収納するスプリング室49が形成されてい
る。そして、前記受け47とスプリング室49の
底面との間には前記スプリング48が介装され、
このスプリング48は前記スプール35を小径ラ
ンド36側に付勢する。51はカウンターバラン
ス弁29によつて給排通路25,26から選択さ
れた高圧流体が流入する高圧通路であり、この高
圧通路51内の高圧流体はボデイ31に形成され
た第3通路52を介してスプリング室49に導か
れる。53は前記スプール35に形成された貫通
孔であり、この貫通孔53はスプリング室49と
スプール35より一端側に位置するスプール室3
4とを連通する。
次に、この考案の一実施例の作用について説明
する。
今、切換弁21が流れ位置、例えば平行流位置
にあるとすると、流体ポンプ22から吐出された
高圧流体は給排通路25を通じて流体モータ24
に流入し、一方、流体モータ24から流出した低
圧流体は給排通路26を通じてタンク23に戻さ
れる。このとき、給排通路25内の高圧流体は、
カウンターバランス弁29が切換え位置Aに切換
わるため、該カウンターバランス弁29により選
択されて取り出されスプリング室49に流入す
る。このため、スプール35はこの流体力とスプ
リング48の弾性力との合計力で小径ランド36
側に付勢され停止している。このとき、第1通路
43と第2通路44とは中径ランド37により遮
断されており、リリーフ弁30は閉止している。
次に、切換弁21が中立位置に切換えられると、
給排通路25,26が等圧となるため、スプール
35が前述のような高圧流体の流体圧を受けなく
なり、リリーフ弁30は流体ロツクから解除され
る。このとき、流体モータ24に対する高圧流体
の供給も停止するが、該流体モータ24は慣性に
よつて回転を継続するため、流体モータ24から
給排通路26内に流体が吐出され給排通路26の
内圧が上昇する。このため、流体モータ24に背
圧が作用し、流体モータ24に対して流体ブレー
キ力が与えられる。ここで、給排通路26、第2
室40の内圧が設定圧以上の高圧となると、大径
ランド38と中径ランド37との断面積差(受圧
面積)に該高圧圧力を乗じた値(流体力)がスプ
リング48の弾性力を上回るため、スプール35
はスプリング48に対抗して大径ランド38側に
移動する。この結果、中径ランド37が第1、第
2通路43,44間のスプール室34内面から離
れてリリーフ弁30が開放し、給排通路25と給
排通路26とが通路41、第1、第2通路43,
44を介して連通する。これにより、給排通路2
6内の高圧流体は給排通路25に逃がされ、流体
回路が異常高圧から保護される。一方、切換弁2
1が交差流位置から中立位置に切換えられたとき
も前述と同様に作動するが、このときは、中径ラ
ンド37と小径ランド36との断面積差が受圧面
積となり、また、高圧流体は給排通路25から給
排通路26に逃がされる。このように2つのラン
ド、即ち小径ランド36と中径ランド37、中径
ランド37と大径ランド38の断面積差を受圧面
積としたため、これら小、中、大径ランド36,
37,38の直径を大きくしても、前記2つのラ
ンドの直径差を小さくしてやれば、スプール35
に作用する流体力を小さくすることもでき、結果
的にスプリング48の小型化およびスプール35
の大径化が可能となる。このため、リリーフ弁3
0が開放したときにおける第1、第2通路43,
44間の流路面積を広くすることができ、また、
スプール35の高精度加工も容易となりその加工
費を安価とすることもできる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、スプ
ールを大径化しながら該スプールからスプリング
に与えられる流体力を減少させることができる。
この結果、リリーフ時の流路面積を増大させるこ
とができるとともに、高精度加工も容易かつ安価
となり、さらに、スプリングも小型化できるので
リリーフ弁をコンパクトにまとめることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部が記号
で表わされた断面図、第2図は従来のリリーフ弁
を含む流体回路を示す一部が記号で表わされた断
面図である。 21……切替弁、24……流体モータ、25,
26……給排通路、30……リリーフ弁、33…
…ケーシング、34……スプール室、35……ス
プール、36……小径ランド、37……中径ラン
ド、38……大径ランド、39……第1室、40
……第2室、43……第1通路、44……第2通
路、48……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切換弁21と流体モータ24とを接続する一対
    の給排通路25,26間に設けられ、切換弁21
    が流れ位置にあるときには高圧側の給排通路から
    の流体圧を受けて閉止し、切換弁21が中立位置
    に切換えられて、前記高圧側の給排通路からの流
    体圧を受けなくなるとともに、流体モータ24が
    慣性回転していずれかの給排通路が設定圧以上の
    高圧となつたとき開放し、前記設定圧以上の高圧
    流体を残りの給排通路に逃がすようにしたリリー
    フ弁30において、スプール室34を有するケー
    シング33と、スプール室34内に収納され軸方
    向に小径ランド36、中径ランド37および大径
    ランド38が順次形成されたスプール35と、ケ
    ーシング33内に収納され前記スプール35を小
    径ランド36側に向かつて付勢するスプリング4
    8と、ケーシング33に設けられ小径ランド36
    と中径ランド37との間に形成された第1室39
    に一方の給排通路の流体圧を導く第1通路43
    と、ケーシング33に設けられ中径ランド37と
    大径ランド38との間に形成された第2室40に
    他方の給排通路の流体圧を導く第2通路44と、
    を備え、前記設定圧以上の高圧流体が第1室39
    または第2室40に導かれたとき、小径ランド3
    6と中径ランド37との断面積差または中径ラン
    ド37と大径ランド38との断面積差を受圧面積
    として、スプール35をスプリング48に対抗し
    て大径ランド38側に移動させ、これにより、中
    径ランド37によつて互いに遮断されていた第1
    通路43と第2通路44とを連通させるようにし
    たことを特徴とするリリーフ弁30。
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