JPH07177345A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信規約に定められていない規約外のサイズ
に対応する記録材料が実装されている場合にも、前記通
信規約を用いて種々のサイズの原稿を効率的に取り扱
う。 【構成】 ファクシミリ通信規約に定められていない規
約外サイズ（図ではレジャーサイズ）の記録紙がファク
シミリ装置に実装されている場合、受信したＡ３サイズ
のイメージデータの主走査方向両端12mm幅の領域に対応
するデータを削除し、該削除したデータが表す画像を記
録紙の上半分に等倍で記録する（第１のサンプル画像）
と共に、前記受信したイメージデータが表す画像を記録
紙の下半分に93.9％の縮小率で記録する（第２のサンプ
ル画像）。ユーザにより第１及び第２のサンプル画像が
参照比較されることによって選択されたサイズ（Ａ３サ
イズ又はレジャーサイズ）に応じた記録方法で、記録紙
への画像の記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に係
り、特に、ファクシミリ通信規約に定められた所定の規
約サイズと異なる規約外サイズの記録材料を実装可能な
ファクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
日本や欧州では、Ａ３サイズ（幅:297mm、長さ:420m
m）、Ｂ４サイズ（幅:257mm、長さ:364mm）、Ａ４サイ
ズ（幅:210mm、長さ:297mm）等の紙が定型紙として一般
的に広く流通している。また、ＣＣＩＴＴ（国際電信電
話諮問委員会）勧告のファクシミリ標準通信規約につい
ても、Ａ３サイズ、Ｂ４サイズ、Ａ４サイズの何れかの
サイズの原稿を用いてファクシミリ通信を行うことを前
提として定められている。

【０００３】しかしながら、北米やカナダではレターサ
イズ（幅: 約215.9mm 、長さ: 約279.4mm ）、リーガル
サイズ（幅: 約215.9mm 、長さ: 約355.6mm ）、１１イ
ンチ×１７インチ（幅: 約279mm 、長さ: 約433.5mm 、
以下「レジャーサイズ」と称する）の紙が定型紙として
流通している。また、近年の経済活動の国際化に伴い、
ファクシミリ通信の分野でも特に日本、欧州、北米相互
間の国際通信が頻繁に行われるようになってきており、
レターサイズ、リーガルサイズ、レジャーサイズ等のよ
うにファクシミリ標準通信規約に定められていない規約
外のサイズの原稿を送受信する機会は増加してきてい
る。

【０００４】特に、レジャーサイズやレターサイズ等の
規約外サイズの原稿を頻繁に送受信するファクシミリ装
置では、前記規約外サイズに対応するサイズの記録紙を
実装し、規約外サイズの原稿のイメージを規約外サイズ
の記録紙に所謂等倍で記録することが望ましい。しか
し、前記通信規約に準拠した一般的なファクシミリ装置
では、Ａ３サイズ、Ｂ４サイズ、Ａ４サイズ等のように
通信規約に定められた規約サイズの原稿を送受信し、か
つ受信側では規約サイズに対応するサイズの記録紙が実
装され、該記録紙にイメージ情報を記録することを前提
としている。

【０００５】このため、送信側のファクシミリ装置に単
に規約外サイズの原稿をセットして送信を指示したり、
受信側のファクシミリ装置に単に規約外サイズの記録紙
を実装しても、レジャーサイズはＡ３サイズとして取り
扱われ、レターサイズはＡ４サイズとして取り扱われる
等のように、規約外サイズの原稿がサイズの近似した規
約サイズの原稿として取り扱われ、様々な不都合が生ず
る。

【０００６】例えば、受信側のファクシミリ装置にレジ
ャーサイズに対応するサイズの記録紙を実装した場合、
送信側のファクシミリ装置からレジャーサイズよりも幅
（主走査方向寸法）の若干大きいＡ３サイズの原稿のイ
メージ情報を受信したときに原稿のイメージの一部が欠
落した状態で出力されるという問題があった。

【０００７】また、ファクシミリ装置にレジャーサイズ
の原稿をセットして送信を指示すると、該ファクシミリ
装置では、原稿を読取って得られたレジャーサイズのイ
メージ情報に対し主走査方向端部に余白情報を付加して
Ａ３サイズのイメージ情報として送信する。このため、
受信側のファクシミリ装置が規約外サイズの記録紙が実
装されることが考慮されたファクシミリ装置であり、か
つレジャーサイズに対応するサイズの記録紙が実装され
ている場合には、該受信側のファクシミリ装置で受信し
たイメージ情報がＡ３サイズの原稿のイメージ情報とし
て取り扱われ、記録紙のサイズがレジャーサイズに対応
するサイズであるにも拘わらず、Ａ３サイズのイメージ
情報がレジャーサイズに収まるように、イメージ情報が
縮小されて出力されるという不都合が生ずる。

【０００８】これに関連して特開平3-123175号公報に
は、通信規約で定められていない規約外サイズの原稿を
規約サイズの原稿として送信し、受信側のファクシミリ
装置において原稿のサイズを判断し原稿のサイズに対応
するサイズの記録紙を選択することが提案されている。
しかし上記では、受信側のファクシミリ装置に規約サイ
ズの記録紙及び規約サイズに近い規約外サイズの記録紙
が両方実装されている場合には適切な記録紙を選択でき
ることもあるが、何れか一方のサイズの記録紙のみが実
装されたファクシミリ装置に対しては適切に対応するこ
とができない。一般的にはファクシミリ装置にＡ３サイ
ズとレジャーサイズ、或いはＡ４サイズとレターサイズ
等で何れか一方のサイズの記録紙のみが実装されること
が多く、このような場合に上記技術では適切な処理を行
うことはできない。

【０００９】また、特開昭64-36265号公報には、送信側
のファクシミリ装置において送信するイメージ情報が規
約外サイズであることを通知し、受信側のファクシミリ
装置では、前記通知に基づいて受信したイメージ情報を
適当な縮小率で記録紙に記録することが記載されている
が、上記技術では特殊な通信規約を用いることにより実
現しているため、通信相手が限定され汎用性に乏しく、
公衆回線に接続されるファクシミリ装置に適用するには
不適当であった。

【００１０】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、通信規約に定められていない規約外のサイズに対応
する記録材料が実装されている場合にも、前記通信規約
を用いて種々のサイズの原稿を効率的に取り扱うことの
できるファクシミリ装置を得ることが目的である。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の発明は、ファクシミリ通信規約に準拠
したファクシミリ装置から受信した原稿のイメージ情報
を記憶する記憶手段と、前記ファクシミリ通信規約に定
められた規約サイズよりも小さい規約外サイズに対応す
るサイズの記録材料が実装されている場合に、前記イメ
ージ情報の一部を削除し該削除したイメージ情報が表す
画像を記録材料に所定の倍率で記録した第１のサンプル
画像と、前記イメージ情報が表す画像を前記所定の倍率
よりも小さな倍率で記録材料に縮小記録した第２のサン
プル画像と、を出力するサンプル出力手段と、イメージ
情報の一部を削除し該削除したイメージ情報が表す画像
を記録材料に前記所定の倍率で記録するか、又はイメー
ジ情報が表す画像を記録材料に前記所定の倍率よりも小
さな倍率で縮小記録するか、を指定するための指定手段
と、前記記憶手段に記憶されたイメージ情報が表す画像
を前記指定手段によって指定された記録方法で記録材料
に記録する記録手段と、を含んで構成している。

【００１２】また、請求項１記載の発明において、複数
ページから成る原稿のイメージ情報を受信した場合に、
前記サンプル出力手段は、受信したイメージ情報を構成
する各ページ毎のイメージ情報の一部を各々削除し、該
削除した各ページ毎のイメージ情報が表す複数の画像が
全て単一の記録材料に収まるように所定の倍率で記録し
た第１のサンプル画像を出力すると共に、受信したイメ
ージ情報を構成する各ページ毎のイメージ情報が表す複
数の画像が全て単一の記録材料に収まるように前記所定
の倍率よりも小さな倍率で縮小記録した第２のサンプル
画像を出力する、ことができる。

【００１３】請求項３記載の発明は、ファクシミリ通信
規約に準拠したファクシミリ装置から受信した原稿のイ
メージ情報を記憶する記憶手段と、前記イメージ情報を
送信したファクシミリ装置に関する情報を表示する表示
手段と、イメージ情報の一部を削除し該削除したイメー
ジ情報が表す画像を記録材料に所定の倍率で記録する
か、又はイメージ情報が表す画像を記録材料に前記所定
の倍率よりも小さな倍率で縮小記録するか、を指定する
ための指定手段と、前記指定手段によって指定された記
録方法で前記記憶手段に記憶されたイメージ情報が表す
画像を記録材料に記録する記録手段と、を含んで構成し
ている。

【００１４】

【作用】請求項１記載の発明では、ファクシミリ通信規
約に定められた規約サイズよりも小さい規約外サイズに
対応するサイズの記録材料が実装されている場合に、サ
ンプル出力手段により、受信したイメージ情報の一部を
削除し該削除したイメージ情報が表す画像を前記記録材
料に所定の倍率で記録した第１のサンプル画像と、前記
イメージ情報が表す画像を前記所定の倍率よりも小さな
倍率で記録材料に縮小記録した第２のサンプル画像と、
を出力する。なお、第１のサンプル画像及び第２のサン
プル画像は、例えば単一の記録材料に収まるように第１
のサンプル画像及び第２のサンプル画像を記録して出力
することができる。

【００１５】また、請求項２に記載したように、複数ペ
ージから成る原稿のイメージ情報を受信した場合には、
受信したイメージ情報を構成する各ページ毎のイメージ
情報の一部を各々削除し、該削除した各ページ毎のイメ
ージ情報が表す複数の画像が全て単一の記録材料に収ま
るように所定の倍率で記録した第１のサンプル画像を出
力すると共に、受信したイメージ情報を構成する各ペー
ジ毎のイメージ情報が表す複数の画像が全て単一の記録
材料に収まるように前記所定の倍率よりも小さな倍率で
縮小記録した第２のサンプル画像を出力するようにして
もよい。

【００１６】上記により、前記規約サイズの原稿に対応
するイメージ情報を受信した場合には、第１のサンプル
画像として前記原稿のイメージの一部が欠落した画像が
出力される。また規約サイズよりも小さい規約外サイズ
の原稿のイメージデータは送信側ファクシミリ装置にお
いて余白情報が付加されて送信されるので、前記規約外
サイズの原稿に対応するイメージ情報を受信した場合に
は、前述のような第１のサンプル画像における原稿のイ
メージの一部はないものの、第２のサンプル画像として
原稿のイメージが不必要に縮小された画像が出力される
ことになる。従って、ユーザは出力された第１のサンプ
ル画像及び第２のサンプル画像を比較参照することによ
り、受信したイメージ情報が表す原稿のサイズを容易に
認識することができる。

【００１７】本発明ではイメージ情報の一部を削除し該
削除したイメージ情報が表す画像を記録材料に所定の倍
率で記録するか、又はイメージ情報が表す画像を記録材
料に所定の倍率よりも小さな倍率で縮小記録するか、を
指定するための指定手段を含んで構成されており、記録
手段では、記憶手段に記憶されたイメージ情報が表す画
像を指定された記録方法で記録材料に記録する。従っ
て、ユーザによって受信したイメージ情報の原稿のサイ
ズが認識され、原稿のサイズに対応する適正な記録方法
が指定されることにより、通信規約に定められていない
規約外のサイズに対応する記録材料が実装されている場
合に、規約サイズの原稿に対応するイメージ情報、規約
外サイズの原稿に対応するイメージ情報の何れを受信し
たとしても、画像の欠落や不必要な縮小等の不都合が生
ずることなく画像を記録することができるので、種々の
サイズの原稿を効率的に取り扱うことができる。

【００１８】請求項３記載の発明では、イメージ情報を
送信したファクシミリ装置に関する情報が表示手段によ
って表示される。このイメージ情報を送信したファクイ
ミリ装置に関する情報としては、例えば前記ファクシミ
リ装置の国際電話番号等が挙げられる。国際電話番号を
参照すれば前記ファクシミリ装置が設置されている地域
を判断することができるので、ユーザは該判断した地域
における定型紙のサイズがファクシミリ通信規約に定め
られている規約サイズであるか否か等に基づいて、前記
受信したイメージ情報が表す原稿のサイズが規約サイズ
であるか規約外サイズであるかを容易に判断できる。

【００１９】従って、前記と同様にユーザによって受信
したイメージ情報の原稿のサイズが認識され、原稿のサ
イズに対応する適正な記録方法が指定されることによ
り、通信規約に定められていない規約外のサイズに対応
する記録材料が実装されている場合に、規約サイズの原
稿に対応するイメージ情報、規約外サイズの原稿に対応
するイメージ情報の何れを受信したとしても、画像の欠
落や不必要な縮小等の不都合が生ずることなく画像を記
録することができ、種々のサイズの原稿を効率的に取り
扱うことができる。

【００２０】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００２１】〔第１実施例〕図１には、本第１実施例に
係るファクシミリ装置１０の概略構成が示されている。
ファクシミリ装置１０は、ＣＰＵ１２、ＲＯＭ１４、Ｒ
ＡＭ１６、画情報メモリ１８、ページメモリ２０、拡大
縮小回路２２、原稿読み取り装置２４、コーダ２６、デ
コーダ２８、出力装置３０、モデム／ＮＣＵ（通信制御
ユニット）３２、コントロールパネル３４、表示装置３
６を備えており、これらはバス３８を介して互いに接続
されている。

【００２２】原稿読み取り装置２４は、ファクシミリ装
置１０にセットされた原稿を搬送する自動給紙装置及び
プラテンローラと、自動給紙装置及びプラテンローラに
よる搬送中に原稿に記録された文字、図形等の情報を画
像信号に変換するスキャナユニットと、前記画像信号を
デジタルの画情報（イメージデータ）に変換して出力す
る信号処理部と、を備えている。出力装置３０は、各々
サイズの異なる複数枚の記録紙（カット紙）が収納され
た複数のカセットを同時に装着可能な多段給紙トレイ
と、入力されたイメージデータが表す画像を指定された
記録紙に記録するレーザビームプリンタと、を備えてい
る。

【００２３】なお、多段給紙トレイに装着されるカセッ
トには、各々収納している記録紙のサイズを表す凹凸又
はマークが設けられており、多段給紙トレイには装着さ
れたカセットの前記凹凸又はマークを検出する図示しな
いセンサが設けられている。ＣＰＵ１２は前記センサに
よる凹凸又はマークの検出結果に基づいて、ファクシミ
リ装置１０に実装されている記録紙のサイズを判断す
る。

【００２４】また、モデム／ＮＣＵ（通信制御ユニッ
ト）３２はファクシミリ送受信を行うためのもので、通
信回線を介してイメージデータを伝送するためにイメー
ジデータを含むディジタル信号の変調・復調を行う変復
調部と、ファクシミリ通信規約（通信プロトコル）に従
って通信手順等を制御する通信制御部と、を備えてい
る。コーダ２６は送信するイメージデータを予め定めら
れた手順で符号化し、デコーダ２８は受信した符号化イ
メージデータを元のイメージデータに復元する。

【００２５】画情報メモリ１８は送信するイメージデー
タや受信したイメージデータ等を記憶し、ページメモリ
２０は出力装置３０で記録する１ページ分のイメージデ
ータを記憶するためのものである。拡大縮小回路２２
は、入力されたイメージデータを予め指定された倍率で
拡大又は縮小して出力するようになっている。また、コ
ントロールパネル３４はユーザが様々な設定を行うため
の複数のキーを備えている。表示装置３６は、数行の文
字列や記号列、或いはイメージ等を表示することによっ
てファクシミリ装置１０の状態等の情報をユーザに視覚
的に伝達するためのものであり、例えば液晶ディスプレ
イパネル（ＬＣＤ）等で構成される。

【００２６】ＲＯＭ１４にはＣＰＵ１２を作動させるた
めのプログラムやデータ等が固定的に記憶されている。
ＣＰＵ１２はＲＯＭ１４に記憶されたプログラムに従っ
て作動し、ファクシミリ装置１０の各部の作動を制御す
る。

【００２７】次に本第１実施例の作用として、イメージ
データを受信し、受信したイメージデータが表す画像を
記録紙に記録する場合のファクシミリ装置１０の動作に
ついて説明する。なお、ファクシミリ装置１０はＡ３サ
イズのイメージデータを受信できる能力を備え、出力装
置３０の多段給紙トレイには、レジャーサイズの記録紙
を収納したカセットが装着されているものとする。

【００２８】送信側（発呼側）のファクシミリ装置と回
線が接続されると、モデム／ＮＣＵ３２で通信要求信号
が検知される。続いて、ファクシミリ通信規約に従って
送信側のファクシミリ装置から非音声端末であることを
表すＣＮＧ信号(1,100Ｈ_z のトーン) が３秒間の休止期
間を隔てて断続的に入力される。これに応じて受信側
（被呼側）のファクシミリ装置１０では被呼端末識別信
号であるＣＥＤ信号(2,100Ｈ_z のトーン) を 2.6〜4.0
秒間送出する。これを送信側のファクシミリ装置が検知
すると、呼の設定及び回線確立のシーケンスであるプロ
トコルのフェーズＡが完了し、端末や伝送路等の状態確
認及び端末制御のためのシーケンスであるフェーズＢの
伝送フェーズに移行する。

【００２９】フェーズＢの伝送フェーズは、端末（すな
わちファクシミリ装置）や伝送路等の状態確認及び端末
制御のためのシーケンスである。このフェーズＢでは送
信側のファクシミリ装置から送信側に関する情報（例え
ば送信側のファクシミリ装置の国際電話番号等）が送信
されると共に、受信側のファクシミリ装置から受信側に
関する情報が送信され、送信側及び受信側のファクシミ
リ装置に関する情報が交換される。また、受信側のファ
クシミリ装置ではフェーズＢの期間にイメージデータを
受信するための準備を行い、準備が完了すると受信準備
確認信号であるＣＦＲ信号を送信する。これによりフェ
ーズＢのシーケンスが完了し、フェーズＣへ移行する。

【００３０】フェーズＣでイメージデータの送受信が行
われる。送信側のファクシミリ装置では、予め原稿を読
み取りアナログデジタル変換してメモリ等に一旦格納し
たイメージデータ、又はイメージデータの送信と並行し
て原稿の読み取り、アナログデジタル変換等を行なって
得たイメージデータをコーダ等によって符号化し、１ペ
ージ分毎に送信する。なお、このイメージデータはファ
クシミリ通信規約に従って主走査方向サイズがＡ３、Ｂ
４、Ａ４の何れかのサイズに対応しており、イメージデ
ータの主走査方向サイズはフェーズＢの伝送フェーズに
おいて送信側のファクシミリ装置から受信側のファクシ
ミリ装置に伝達される。受信側のファクシミリ装置１０
では、受信した符号化イメージデータを画情報メモリ１
８に順次格納する。

【００３１】イメージデータの送信が完了すると、メッ
セージの終了と受信確認等を行うフェーズＤへ移行し、
送信側のファクシミリ装置では、手順完了信号であるＥ
ＯＰ信号を送信する。受信側であるファクシミリ装置１
０では、ＥＯＰ信号を受信するとメッセージ確認信号で
あるＭＣＦ信号を送信する。これによりフェーズＥを経
て呼が切断され通信を終了する。

【００３２】次に図２のフローチャートを参照し、本第
１実施例のファクシミリ装置１０において、受信したイ
メージデータが表す画像を記録紙に記録する記録処理に
ついて説明する。なお、記録処理は、上述の通信シーケ
ンスが完了した後に、又はフェーズＣ以降の通信シーケ
ンスと並行して行われる。

【００３３】ステップ１００では、送信側のファクシミ
リ装置から伝達されたイメージデータの主走査方向サイ
ズを取り込む。ステップ１０２では、イメージデータの
主走査方向サイズがＡ３サイズに対応するサイズか否か
判定する。ステップ１０２の判定が否定された場合に
は、ステップ１２４で通常の記録処理を行い、幅寸法が
前記主走査方向サイズに対応したサイズの記録紙を選択
し、該記録紙に前記イメージデータが表す画像を順次記
録して処理を終了する。

【００３４】一方、ステップ１０２の判定が肯定された
場合には、受信したイメージデータはＡ３サイズの原稿
のイメージデータか、又はレジャーサイズの原稿のイメ
ージデータである、と判断できる。なおレジャーサイズ
の原稿のイメージデータは、送信側のファクシミリ装置
において原稿を読み取ることにより得られたレジャーサ
イズのイメージデータ（図３（Ｂ）にイメージデータ有
効部分として示す）の主走査方向両端部に余白情報が付
加されることにより、Ａ３サイズの原稿のイメージデー
タと主走査方向サイズが一致されている。ステップ１０
６ではページメモリ２０上にレジャーサイズのイメージ
データに対応する大きさの領域を確保する。

【００３５】ステップ１０８では受信したイメージデー
タの原稿がレジャーサイズであると仮定し、画情報メモ
リ１８に格納されているイメージデータのうち、最初の
１ページに対応するイメージデータから主走査方向両端
に幅12mm分の領域に対応するデータ（前記余白情報に相
当）を削除し、次のステップ１１０で拡大縮小回路２２
に 100％の縮小率（拡大及び縮小無し、すなわち「等
倍」）を設定し、前記削除したデータを拡大縮小回路２
２を介してページメモリ２０に転送し、ページメモリ２
０に転送されたデータを前記ページメモリ２０上に確保
した領域の半分迄展開する。なお、画情報メモリ１８に
格納されているイメージデータは符号化されたイメージ
データであるので、前記イメージデータは、デコーダ２
８によって復元された後に前述の削除が行われ、拡大縮
小回路２２を介してページメモリ２０に転送される。

【００３６】またステップ１１２では、受信したイメー
ジデータの原稿がＡ３サイズであると仮定し、予めＲＯ
Ｍ１４等に記憶されたＡ３サイズの画像をレジャーサイ
ズの記録紙に収まるように記録するための縮小率（93.9
％）を取り込み、この縮小率を拡大縮小回路２２に設定
した後に、最初の１ページ分のイメージデータを拡大縮
小回路２２を介してページメモリ２０に転送し、ページ
メモリ２０上の残り半分の領域に格納する。これによ
り、前記イメージデータが前記残りの領域に93.9％の縮
小率で展開されることになる。ステップ１１４ではペー
ジメモリ上の前記領域に展開されたイメージデータを出
力装置３０に転送し、出力装置３０では転送されたイメ
ージデータが表す画像をサンプル画像としてレジャーサ
イズの記録紙に記録し、該記録紙をサンプルとして出力
する。

【００３７】上記により図３に示すように、記録紙の上
半分には原稿の最初の１ページに対応する画像の主走査
方向両端部が12mmずつ削除された画像（第１のサンプル
画像）が記録され、下半分には前記画像が93.9％の縮小
率で縮小された画像（第２のサンプル画像）が記録され
たサンプルが出力されることになる。次のステップ１３
０では受信したイメージデータを、Ａ３サイズの原稿の
イメージデータとして扱って画像を記録するか、又はレ
ジャーサイズの原稿サイズのイメージデータとして扱っ
て画像を記録するか選択するよう要請するメッセージを
表示装置３６に表示し、ユーザに選択を促す。

【００３８】ユーザは前記サンプル画像を参照すること
によってイメージデータが表す原稿のサイズを判断する
ことができる。すなわち、図３（Ａ）に示すように第１
のサンプル画像が原稿のイメージの一部が欠落した画像
であった場合には、原稿はＡ３サイズであると判断でき
る。また図３（Ｂ）に示すように第２のサンプル画像が
不必要に縮小されていた場合には、原稿はレジャーサイ
ズであると判断できる。ユーザは上述のようにサンプル
画像を参照してＡ３サイズ又はレジャーサイズを選択す
る。

【００３９】次のステップ１３２以降では、画情報メモ
リ１８に格納されているイメージデータが表す画像を、
ユーザによって選択されたサイズに従って記録紙に記録
する。すなわち、ステップ１３２ではユーザによってレ
ジャーサイズが選択されたか否か判定する。レジャーサ
イズが選択された場合には、ステップ１３４で前述のス
テップ１０８と同様に、原稿１ページ分のイメージデー
タから主走査方向両端に幅12mm分の領域に対応するデー
タを削除し、ページメモリ上のレジャーサイズに対応す
る領域全体に等倍で展開し、ステップ１３８へ移行す
る。一方、ユーザによってＡ３サイズが選択された場合
にはステップ１３２の判定が否定され、前述のステップ
１１２と同様に、ステップ１３６で１ページ分のイメー
ジデータをページメモリ２０上のレジャーサイズに対応
する領域全体に93.9％の縮小率で展開し、ステップ１３
８へ移行する。

【００４０】ステップ１３８ではステップ１３４又はス
テップ１３６でページメモリ２０上に展開されたイメー
ジデータを出力装置３０に転送し、出力装置３０では転
送されたイメージデータの画像をファクシミリ装置１０
に実装されたレジャーサイズの記録紙へ記録する。上記
により、図４（Ｃ）に示すように、原稿がＡ３サイズで
あった場合には、原稿のイメージが縮小されてレジャー
サイズの記録紙に記録され、原稿がレジャーサイズであ
った場合には、原稿に対応する有効部分以外が除かれた
イメージデータ（図４（Ｂ）参照）が出力装置３０に転
送されることによりレジャーサイズの原稿のイメージが
レジャーサイズの記録紙に等倍で記録されることにな
り、画像の欠落や不必要な縮小等の不都合が生ずること
なく画像が記録される。

【００４１】次のステップ１４０では受信したイメージ
データが表す原稿の全てのページを記録紙に記録したか
否か判定する。原稿が１ページのみであった場合にはス
テップ１４０の判定が肯定されるが、原稿が複数ページ
から成っていた場合にはステップ１４０の判定が否定さ
れてステップ１３２へ戻り、先に選択されたサイズに従
って全てのページの記録が終了する迄ステップ１３２乃
至ステップ１４０の処理を繰り返した後に、本記録処理
を終了する。

【００４２】〔第２実施例〕次に本発明の第２実施例に
ついて説明する。なお、本第２実施例は第１実施例と同
一の構成であるので構成の説明を省略し、以下、図５の
フローチャートを参照して本第２実施例に係る記録処理
について第１実施例と異なっている部分を説明する。

【００４３】本第２実施例に係る記録処理は、複数ペー
ジから成る原稿のイメージデータを受信した場合に実行
され、第１実施例と異なる記録形態で第１のサンプル画
像及び第２のサンプル画像を記録する。すなわち、ステ
ップ１０２で受信したイメージデータの主走査方向サイ
ズがＡ３サイズに対応するサイズであると判定された場
合、ステップ１１６で原稿１ページ分のイメージデータ
から主走査方向両端12mm分を削除し、画情報メモリ１８
に展開する。次のステップ１１７では原稿の各ページに
対応するイメージデータの全てに対して上記処理を行っ
たか否か判定する。ステップ１１７の判定が否定された
場合にはステップ１１６へ戻り、ステップ１１７の判定
が肯定される迄ステップ１１６、１１７を繰り返す。

【００４４】ステップ１１７の判定が肯定されるとステ
ップ１１８へ移行し、上記で画情報メモリ１８に展開し
た原稿の各ページに対応するイメージデータの画像を１
枚のレジャーサイズ記録紙に収めるための縮小率を拡大
縮小回路２２に設定し、前記各ページに対応する全ての
イメージデータを拡大縮小回路２２を介してページメモ
リ２０に転送する。これにより、ページメモリ２０上の
レザーサイズに対応する大きさの領域には、各々主走査
方向両端が各々12mm分削除された、原稿の各ページに対
応するイメージデータが、ページメモリ２０上のレジャ
ーサイズに対応する大きさの領域内に縮小されて展開さ
れることになる。

【００４５】次のステップ１１９では前記領域に展開さ
れたイメージデータを出力装置３０に転送し、出力装置
３０では転送されたイメージデータが表す画像をレジャ
ーサイズの記録紙に等倍で第１のサンプル画像として記
録し、出力する。

【００４６】次のステップ１２０では、原稿１ページ分
のイメージデータを93.9％の縮小率で縮小し画情報メモ
リ１８に展開する。ステップ１２１では原稿の各ページ
に対応するイメージデータの全てに対して上記処理を行
ったか否か判定する。ステップ１２１の判定が否定され
た場合にはステップ１２０へ戻り、ステップ１２１の判
定が肯定される迄ステップ１２０、１２１を繰り返す。

【００４７】ステップ１２１の判定が肯定されるとステ
ップ１２２へ移行し、ステップ１１８と同様に、上記で
画情報メモリ１８に展開した原稿の各ページに対応する
イメージデータの画像を１枚のレジャーサイズ記録紙に
収めるための縮小率を拡大縮小回路２２に設定し、前記
各ページに対応する全てのイメージデータを拡大縮小回
路２２を介してページメモリ２０に転送する。これによ
り、ページメモリ２０上のレザーサイズに対応する大き
さの領域には、各々93.9％の縮小率で縮小された原稿の
各ページに対応するイメージデータが、ページメモリ２
０上のレジャーサイズに対応する大きさの領域内に更に
縮小されて展開される。

【００４８】次のステップ１２３では前記領域に展開さ
れたイメージデータを出力装置３０に転送し、出力装置
３０では転送されたイメージデータが表す画像をレジャ
ーサイズの記録紙に第２のサンプル画像として記録し、
出力する。

【００４９】この第１のサンプル画像及び第２のサンプ
ル画像を参照することにより、ユーザは第１実施例と同
様に、受信したイメージデータの原稿がＡ３サイズであ
るかレジャーサイズであるかを判断できる。この判断結
果に応じてユーザがＡ３サイズ又はレジャーサイズを選
択すれば、次のステップ１３０以降で第１実施例と同様
に、画像の欠落や不必要な縮小等の不都合が生ずること
なく画像が記録される。

【００５０】〔第３実施例〕次に本発明の第３実施例に
ついて説明する。なお、本第３実施例は第１実施例と同
一の構成であるので構成の説明を省略し、以下、図６の
フローチャートを参照して本第３実施例に係る記録処理
について第１実施例と異なっている部分を説明する。

【００５１】本第３実施例では、ステップ１０２で受信
したイメージデータの主走査方向サイズがＡ３サイズに
対応するサイズであると判定された場合に、ステップ１
２５で送信側のファクシミリ装置に関する情報（国際電
話番号を含む）を取り込み、該情報を表示装置３６に表
示する。

【００５２】ユーザは、表示装置３６に表示された送信
側ファクシミリ装置に関する情報を表示することによ
り、受信したイメージデータの原稿のサイズがＡ３サイ
ズであるか、レジャーサイズであるかを判断することが
できる。例えば米国及びカナダではレジャーサイズの紙
が広く流通しているので、表示された国際電話番号に含
まれている国番号が米国或いはカナダに対応する番号で
あれば、原稿はレジャーサイズであると推定できる。ま
た、日本や欧州等ではファクシミリ通信規約のサイズで
あるＡ３サイズが広く流通しているので、前記国番号が
米国及びカナダに対応する番号以外であれば、原稿はＡ
３サイズであると推定できる。

【００５３】この推定結果に応じてユーザがＡ３サイズ
又はレジャーサイズを選択すれば、次のステップ１３０
以降で第１実施例及び第２実施例と同様に、画像の欠落
や不必要な縮小等の不都合が生ずることなく画像が記録
される。

【００５４】なお、第１実施例では第１のサンプル画像
及び第２のサンプル画像として原稿の最初のページに対
応する画像を出力し、第２実施例では原稿の全ページに
対応する画像を出力するようにしていたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、第１のサンプル画像及び
第２のサンプル画像として任意の数のページの画像を表
示することができる。

【００５５】また、上記ではユーザによって原稿のサイ
ズが選択されると、選択されたサイズに対応する記録方
法（削除して等倍で記録するか、縮小記録するか）を、
原稿の全ページに対応するイメージデータに対して行っ
てイメージデータが表す画像を記録するようにしていた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば１
ページ毎にユーザにサイズを選択させ、選択されたサイ
ズに従って記録方法を切り替えるようにしてもよい。

【００５６】更に、第３実施例では送信元のファクシミ
リ装置に関する情報として、特に国際電話番号を表示す
るようにしていたが、これに限定されるものではなく、
国際電話番号等に基づいて送信元のファクシミリ装置が
設置されている地域を判断し、送信元のファクシミリ装
置に関する情報として地域名や国名を表示するようにし
てもよい。

【００５７】また、上記では受信側のファクシミリ装置
１０に、規約外サイズに対応するサイズの記録材料とし
てレジャーサイズの記録紙が実装されており、受信した
Ａ３サイズの原稿のイメージデータ及びレジャーサイズ
の原稿のイメージデータを前記記録紙に記録する場合を
例に説明したが、原稿のサイズ及び記録材料のサイズは
上記に限定されるものではない。また、記録材料として
カット紙を適用した例を説明したが、記録材料としてロ
ール状の記録紙を用いてもよい。

【００５８】更に、本発明におけるファクシミリ通信規
約は、ＣＣＩＴＴ勧告のファクシミリ標準通信規約に限
定されるものではなく、規約サイズについてもＡ３サイ
ズ、Ｂ４サイズ、Ａ４サイズに限定されるものではな
い。例えば特殊な通信規約に準拠した複数台のファクシ
ミリ装置によって構成されたファクシミリネットワーク
において、他の通信規約に準拠したファクシミリ装置と
通信を行う場合に本発明を適用することも可能である。

【００５９】

【発明の効果】以上説明したように請求項１記載の発明
では、ファクシミリ通信規約に定められた規約サイズよ
りも小さい規約外サイズに対応するサイズの記録材料が
実装されている場合に、受信したイメージ情報の一部を
削除し該削除したイメージ情報が表す画像を記録材料に
所定の倍率で記録した第１のサンプル画像と、前記イメ
ージ情報が表す画像を前記所定の倍率よりも小さな倍率
で記録材料に縮小記録した第２のサンプル画像と、を出
力し、受信したイメージ情報が表す画像を指定手段によ
って指定された記録方法で記録材料に記録するようにし
たので、通信規約に定められていない規約外のサイズに
対応する記録材料が実装されている場合にも、前記通信
規約を用いて種々のサイズの原稿を効率的に取り扱うこ
とができる、という優れた効果が得られる。

【００６０】請求項３記載の発明では、イメージ情報を
送信したファクシミリ装置に関する情報を表示し、受信
したイメージ情報が表す画像を指定手段によって指定さ
れた記録方法で記録材料に記録するようにしたので、通
信規約に定められていない規約外のサイズに対応する記
録材料が実装されている場合にも、前記通信規約を用い
て種々のサイズの原稿を効率的に取り扱うことができ
る、という優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例に係るファクシミリ装置の概略構成
を示すブロック図である。

【図２】第１実施例におけるイメージの記録処理を説明
するフローチャートである。

【図３】第１実施例において（Ａ）はＡ３サイズの原稿
のイメージデータを受信した場合、（Ｂ）はレジャーサ
イズの原稿を受信した場合に、記録紙に記録される第１
のサンプル画像及び第２のサンプル画像を各々示す概念
図である。

【図４】（Ａ）はＡ３サイズ及びレジャーサイズの原
稿、（Ｂ）は前記各サイズの原稿のイメージデータ、
（Ｃ）は前記各サイズの出力イメージを各々示す概念図
である。

【図５】第２実施例に係るイメージの記録処理を説明す
るフローチャートである。

【図６】第３実施例に係るイメージの記録処理を説明す
るフローチャートである。

【符号の説明】

１０ ファクシミリ装置 １２ ＣＰＵ １８ 画情報メモリ ２０ ページメモリ ２２ 拡大縮小回路 ３０ 出力装置 ３６ 表示装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 聡一郎 埼玉県岩槻市府内３丁目７番１号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 鈴木 淳二 埼玉県岩槻市府内３丁目７番１号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ファクシミリ通信規約に準拠したファク
   シミリ装置から受信した原稿のイメージ情報を記憶する
   記憶手段と、 前記ファクシミリ通信規約に定められた規約サイズより
   も小さい規約外サイズに対応するサイズの記録材料が実
   装されている場合に、前記イメージ情報の一部を削除し
   該削除したイメージ情報が表す画像を記録材料に所定の
   倍率で記録した第１のサンプル画像と、前記イメージ情
   報が表す画像を前記所定の倍率よりも小さな倍率で記録
   材料に縮小記録した第２のサンプル画像と、を出力する
   サンプル出力手段と、 イメージ情報の一部を削除し該削除したイメージ情報が
   表す画像を記録材料に前記所定の倍率で記録するか、又
   はイメージ情報が表す画像を記録材料に前記所定の倍率
   よりも小さな倍率で縮小記録するか、を指定するための
   指定手段と、 前記記憶手段に記憶されたイメージ情報が表す画像を前
   記指定手段によって指定された記録方法で記録材料に記
   録する記録手段と、 を含むファクシミリ装置。
2. 【請求項２】 複数ページから成る原稿のイメージ情報
   を受信した場合に、前記サンプル出力手段は、受信した
   イメージ情報を構成する各ページ毎のイメージ情報の一
   部を各々削除し、該削除した各ページ毎のイメージ情報
   が表す複数の画像が全て単一の記録材料に収まるように
   所定の倍率で記録した第１のサンプル画像を出力すると
   共に、受信したイメージ情報を構成する各ページ毎のイ
   メージ情報が表す複数の画像が全て単一の記録材料に収
   まるように前記所定の倍率よりも小さな倍率で縮小記録
   した第２のサンプル画像を出力する、 ことを特徴とする請求項１記載のファクシミリ装置。
3. 【請求項３】 ファクシミリ通信規約に準拠したファク
   シミリ装置から受信した原稿のイメージ情報を記憶する
   記憶手段と、 前記イメージ情報を送信したファクシミリ装置に関する
   情報を表示する表示手段と、 イメージ情報の一部を削除し該削除したイメージ情報が
   表す画像を記録材料に所定の倍率で記録するか、又はイ
   メージ情報が表す画像を記録材料に前記所定の倍率より
   も小さな倍率で縮小記録するか、を指定するための指定
   手段と、 前記指定手段によって指定された記録方法で前記記憶手
   段に記憶されたイメージ情報が表す画像を記録材料に記
   録する記録手段と、 を含むファクシミリ装置。