JPH0717464Y2 - 注出口付キャップ中栓 - Google Patents

注出口付キャップ中栓

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JPH0717464Y2
JPH0717464Y2 JP1990067496U JP6749690U JPH0717464Y2 JP H0717464 Y2 JPH0717464 Y2 JP H0717464Y2 JP 1990067496 U JP1990067496 U JP 1990067496U JP 6749690 U JP6749690 U JP 6749690U JP H0717464 Y2 JPH0717464 Y2 JP H0717464Y2
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JP
Japan
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spout
cap
mold
engaging
inner plug
Prior art date
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Application number
JP1990067496U
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English (en)
Other versions
JPH0426716U (ja
Inventor
学 早稲田
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は注出口付キャップ中栓に関するものであっ
て、注出口のバリ発生が防止され、調味料容器のキャッ
プその他、注出口付中栓を有する容器または注出口付キ
ャップを有する容器に利用し得る。
[従来の技術] 従来の注出口付キャップ中栓は、注出口内周面が円柱面
をなし第4図に示すような金型100で成形されていた。
すなわち中栓101の内面を成形するための金型部分であ
るコア102の上面に、注出口107の円柱面状の内周面を成
形するための金型部分である注出口ピン103を衝合さ
せ、注出口ピン103の上方部分を、中栓101の外面を成形
する金型部分である上部金型105に係合させて、キャビ
ティ106を形成した状態でキャビティ106に溶融樹脂を流
し込んで冷し固めていた。
[考案が解決しようとする課題] しかるにこのような注出口付キャップ中栓では、注出口
ピン103の先端がコア102に衝合して摩滅して角が丸くな
ると、製品の注出口にバリ108が発生する問題がある。
これはキャビティ106内に射出圧力が平均にかかるため
摩滅部分の空間にもほぼ同じ射出圧力111がかかり、樹
脂が入り込み易いためと考えられる。
バリは、不整形で見苦しく、バリ取り工程を要し、バリ
が完全に取り切れなかった場合それが剥落してプラスチ
ックの破片となって内容物に混入する可能性がある、等
の問題を引起こす。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、射出成形したとき注出口部にバリが発生することが
少ない注出口付キャップ中栓を、提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案の注出口付キャップ中栓
は、容器口部への係合手段を有する係合筒部と該係合筒
部の一端に接続する天板部とを備えかつ該天板部は内面
と外面とを貫通する円筒面をもつ注出口を有するプラス
チック製の射出成形品の注出口付キャップ中栓におい
て、前記注出口の軸方向の一方の先端部の径は軸方向の
長さが0.2〜0.5mmの範囲で残余の部分におけるよりも内
半径が0.5〜1mm小さい小内径部を設けたことを特徴とし
ている。
[作用] このように構成された注出口付キャップ中栓において
は、これを成形するのに、注出口の径が1段小さくされ
ている軸方向位置範囲内に、コア上面と注出口ピンの下
面との衝合面が位置した状態でキャビティを形成して、
溶融樹脂を流込むことができる。従ってコアと注出口ピ
ンのうちのいずれか一方に角部があってその角部が摩滅
している場合でも、その摩滅部分は、キャビティのうち
の注出口ピンの小径部分に接した部分、すなわち従来よ
り一段奥まって、樹脂圧の小さくなる部分に位置するこ
ととなり、この摩滅部分までは溶融樹脂は入り込みにく
く、従って注出口部にバリが発生しにくい。
[実施例] 以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面について説
明する。
第1図において1は注出口付キャップ中栓である。注出
口付キャップ中栓1はプラスチック製であり、射出成形
金型2内で固化した状態を示す。注出口付キャップ中栓
1は、容器口部への係合手段であるアンダーカット3を
有する係合筒部4と、係合筒部4の一端に接続する天板
部5とを備える。天板部5にはその内面6と外面7とを
貫通する孔である注出口8を有する。
注出口8は円柱面をなし、その径が、注出口の軸方向の
一方の端部分、例えば最下端部において、軸方向の高さ
hにわたり残余の部分8bよりも一段小さくされ、半径方
向の段差dの小内径部8aが設けられている。
次に、このように構成された注出口付キャップ中栓1を
成形する方法について説明する。
金型2は、注出口付キャップ中栓1の内面を成形する金
型部分であるコア11、注出口8の側周面を成形する金型
部分である注出口ピン12、注出口付キャップ中栓1の外
面を成形する金型部分である上部金型13、及び注出口付
キャップ中栓1の下端面を成形し固化した注出口付キャ
ップ中栓1をコアから剥離するための金型部分であるス
トリッパーブッシュ14を備えている。
コア11は定位置に固定されており、上部金型13、注出口
ピン12、及びストリッパーブッシュ14は、各々独立に上
下に駆動可能であり、第1図に示すのは各々が最も下方
へ駆動された状態である。すなわち、コア11の上面に注
出口ピン12の下端を衝合させかつ注出口ピン12の上方部
分を上部金型13に係合させて、キャビティ15を形成した
状態であり、キャビティ15に溶融樹脂を流し込んで冷し
固めると、注出口付キャップ中栓1が成形される。この
溶融樹脂16を流し込んだとき、たとえ注出口12の先端角
部12aがコア11との接触の繰返しにより摩滅していて
も、第2図に示すようにこの部分における樹脂圧17aが
他の部分における樹脂圧17より十分に弱くなり、結果と
してこの摩滅部分12bや、コア11と注出口ピン12と衝合
面18には、溶融樹脂16が入り込みにくくなるように、前
記段差d、高さhの寸法を選択する。
注出口付キャップ中栓1を取出すには、まず注出口ピン
12を上方に駆動し、次に上部金型13を上方に駆動し、そ
してストリッパーブッシュを上方に駆動すればよい。
その様なd,hの寸法としては、例えば材料が軟質ポリエ
チレンで、天板部の厚みが1.0mmのとき、dは0.5〜1.0m
m、hは0.2〜0.5mmとすることができる。
第3図に示す他の実施例の注出口付キャップ中栓1aは、
注出口部外面にノズル21を設けたものである。この場合
もその金型2aにおいて、外面を成形する上部金型13aの
形状をノズル21の形状に応じて変えるだけで、成形法は
全く注出口付キャップ中栓1におけるのと同様である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかな通り、この考案によれば、射出
成形したとき注出口部にバリが発生することが少ない注
出口付キャップ中栓を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる注出口付キャップ
中栓とその成形方法を示す縦断面図であって、左半図は
金型内で樹脂が固化した状態、右半図は金型内に溶融樹
脂が注入された状態を示し、第2図は第1図におけるA
部拡大図、第3図はこの考案の他の実施例に係わる注出
口付キャップ中栓とその成形方法を示す縦断面図であっ
て、左半図は金型内で樹脂が固化した状態、右半図は金
型内に溶融樹脂が注入された状態を示し、及び第4図は
従来の注出口付キャップ中栓とのその成形方法を示す縦
断面図であって、左半図は金型内で樹脂が固化した状
態、右半図は溶融樹脂が金型内に注入された状態を示
す。 1……注出口付キャップ中栓、2……金型、5……天板
部、8……注出口、8a……小内径部、11……コア、12…
…注出口ピン、12a……先端角部、12b……摩滅部分、15
……キャビティ、16……溶融樹脂、17,17a……樹脂圧、
18……衝合面、108……バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器口部への係合手段を有する係合筒部と
    該係合筒部の一端に接続する天板部とを備えかつ該天板
    部は内面と外面とを貫通する円筒面をもつ注出口を有す
    るプラスチック製の射出成形品の注出口付キャップ中栓
    において、前記注出口の軸方向の一方の先端部の径は軸
    方向の長さが0.2〜0.5mmの範囲で残余の部分におけるよ
    りも内半径が0.5〜1mm小さい小内径部を設けたことを特
    徴とする注出口付キャップ中栓
JP1990067496U 1990-06-26 1990-06-26 注出口付キャップ中栓 Expired - Lifetime JPH0717464Y2 (ja)

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JP1990067496U JPH0717464Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26 注出口付キャップ中栓

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JP1990067496U JPH0717464Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26 注出口付キャップ中栓

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Publication Number Publication Date
JPH0426716U JPH0426716U (ja) 1992-03-03
JPH0717464Y2 true JPH0717464Y2 (ja) 1995-04-26

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ID=31601120

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278414U (ja) * 1985-11-02 1987-05-19

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JPH0426716U (ja) 1992-03-03

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