JPH07173153A - 1−[2−アミノ−5−[1−(トリフェニルメチル)−1h−イミダゾール−4−イル]−1−オキソペンチル]ピペリジン誘導体、その製法およびその合成中間体としての使用法 - Google Patents
1−[2−アミノ−5−[1−(トリフェニルメチル)−1h−イミダゾール−4−イル]−1−オキソペンチル]ピペリジン誘導体、その製法およびその合成中間体としての使用法Info
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- JPH07173153A JPH07173153A JP6218670A JP21867094A JPH07173153A JP H07173153 A JPH07173153 A JP H07173153A JP 6218670 A JP6218670 A JP 6218670A JP 21867094 A JP21867094 A JP 21867094A JP H07173153 A JPH07173153 A JP H07173153A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗血栓活性を有する化合物の合成に有用な1
−[2−アミノ−5−[1−(トリフェニルメチル)−
1H−イミダゾール−4−イル]−1−オキソペンチ
ル]ピペリジン誘導体、その製法およびその合成中間体
としての使用法を提供する。 【構成】 式(I): 【化1】 で示される化合物は、抗血栓活性を有する化合物の合成
に有用である。
−[2−アミノ−5−[1−(トリフェニルメチル)−
1H−イミダゾール−4−イル]−1−オキソペンチ
ル]ピペリジン誘導体、その製法およびその合成中間体
としての使用法を提供する。 【構成】 式(I): 【化1】 で示される化合物は、抗血栓活性を有する化合物の合成
に有用である。
Description
【0001】本発明の対象は1−[2−アミノ−5−
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]−1−オキソペンチル]ピペリジン誘導体、
その製法およびその合成中間体としての使用法である。
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]−1−オキソペンチル]ピペリジン誘導体、
その製法およびその合成中間体としての使用法である。
【0002】本発明の化合物は式(I):
【化8】 [式中、R1は、水素原子または(C1−C4)アルキル
基を表し;R2は、水素原子、または(C1−C4)アル
コキシカルボニル基、またはカルボキシル基、またはカ
ルボン酸ナトリウム基、または−CH2OR4基(式中R
4は、水素原子、または(C1−C4)アルキルまたは
(C1−C4)アシル基である)、または−CONR5R6
基、または−CN4R5基(式中R5は、水素原子または
(C1−C4)アルキル基、R6は、水素原子または(C1
−C4)アルキルまたはヒドロキシルまたは(C1−
C4)アルコキシまたは(C1−C3)アルコキシフェニ
ル基である)を表し;R3は、(C1−C4)アルキル基
を表す]で示される。
基を表し;R2は、水素原子、または(C1−C4)アル
コキシカルボニル基、またはカルボキシル基、またはカ
ルボン酸ナトリウム基、または−CH2OR4基(式中R
4は、水素原子、または(C1−C4)アルキルまたは
(C1−C4)アシル基である)、または−CONR5R6
基、または−CN4R5基(式中R5は、水素原子または
(C1−C4)アルキル基、R6は、水素原子または(C1
−C4)アルキルまたはヒドロキシルまたは(C1−
C4)アルコキシまたは(C1−C3)アルコキシフェニ
ル基である)を表し;R3は、(C1−C4)アルキル基
を表す]で示される。
【0003】式(I)で示される好ましい本発明の化合
物は、R1が水素原子または(C1−C4)アルキル基を
表し;R2が、カルボキシル基、またはエトキシカルボ
ニル基、またはヒドロキシカルボキシアミド基、または
ヒドロキシメチル基、または1H−テトラゾリル基を表
し;R3が、メチルまたはエチル基を表すものが好まし
い。
物は、R1が水素原子または(C1−C4)アルキル基を
表し;R2が、カルボキシル基、またはエトキシカルボ
ニル基、またはヒドロキシカルボキシアミド基、または
ヒドロキシメチル基、または1H−テトラゾリル基を表
し;R3が、メチルまたはエチル基を表すものが好まし
い。
【0004】本発明の化合物は、置換基により3つの不
斉中心を持つ。
斉中心を持つ。
【0005】ピペリジル基の優先配置は[2R,4R]
である。
である。
【0006】中央のアミノ酸部分
【化9】 の不斉炭素の優先配置は[S]である。
【0007】本発明の化合物は遊離塩基または酸との付
加塩の形で存在し得る。
加塩の形で存在し得る。
【0008】式(I)で示される化合物は、本願出願人
による欧州特許出願EP0565396号に記載されて
いるような抗血栓活性を有する化合物の合成に有用であ
る。
による欧州特許出願EP0565396号に記載されて
いるような抗血栓活性を有する化合物の合成に有用であ
る。
【0009】本発明の化合物は下記の反応式1に示した
方法によって合成することができる。
方法によって合成することができる。
【0010】式(II)のアルコールを、ジメチルホル
ムアミド/ジクロロメタンの混合物中で塩化チオニルと
反応させ、得られた化合物をジメチルホルムアミドまた
はベンゼンのような溶媒中80℃の温度で、トリフェニ
ルホスフィンと反応させ、式(III)のトリフェニル
メチルホスホニウムクロライドを得、これを式(IV)
の化合物と反応させる。この反応は、テトラヒドロフラ
ンのような溶媒中、n−ブチルリチュウムの存在下−7
0℃の温度で行う。二重結合部でのでシス/トランス混
合物の形の式(V)の化合物を得る。次に、式(V)の
化合物をベンゼンのような溶媒中で、塩化水素ガスと反
応させて式(VI)の化合物を得、この化合物をN,N
−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基およびベン
ゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートのような
カプリング剤の存在下、式(VII)の化合物と反応さ
せて式(VIII)の化合物を得る。次に、式(VII
I)の化合物を接触水素添加して式(I)の化合物を得
る。
ムアミド/ジクロロメタンの混合物中で塩化チオニルと
反応させ、得られた化合物をジメチルホルムアミドまた
はベンゼンのような溶媒中80℃の温度で、トリフェニ
ルホスフィンと反応させ、式(III)のトリフェニル
メチルホスホニウムクロライドを得、これを式(IV)
の化合物と反応させる。この反応は、テトラヒドロフラ
ンのような溶媒中、n−ブチルリチュウムの存在下−7
0℃の温度で行う。二重結合部でのでシス/トランス混
合物の形の式(V)の化合物を得る。次に、式(V)の
化合物をベンゼンのような溶媒中で、塩化水素ガスと反
応させて式(VI)の化合物を得、この化合物をN,N
−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基およびベン
ゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートのような
カプリング剤の存在下、式(VII)の化合物と反応さ
せて式(VIII)の化合物を得る。次に、式(VII
I)の化合物を接触水素添加して式(I)の化合物を得
る。
【化10】
【0011】出発化合物は市販されているかまたは文献
に記載されており、文献に記載の方法または当業者に周
知の方法によって製造することができる。
に記載されており、文献に記載の方法または当業者に周
知の方法によって製造することができる。
【0012】即ち、式(II)の化合物は欧州特許第0
242973号に記載の方法やGriffith R.K.らのSynt
hesis, 1983, 576に記載の方法に類似した方
法によって製造することができる。式(IV)の化合物
の中には、Valerio R.M.らのSynthesis, 1988,
786に記載されているものもある。式(VII)
(式中、R2は(C1−C4)アルコキシカルボニル基ま
たはカルボキシル基である)のピペリジン類の製造法は
欧州特許第0008746号に記載されている。式(V
II)で示されるその他のピぺリジン類の製造法は、本
願出願人の欧州特許出願EP0562396号に記載さ
れている。式(V)の化合物の製造法は、本願出願人に
よる欧州特許出願EP0562396号に記載されてい
る。
242973号に記載の方法やGriffith R.K.らのSynt
hesis, 1983, 576に記載の方法に類似した方
法によって製造することができる。式(IV)の化合物
の中には、Valerio R.M.らのSynthesis, 1988,
786に記載されているものもある。式(VII)
(式中、R2は(C1−C4)アルコキシカルボニル基ま
たはカルボキシル基である)のピペリジン類の製造法は
欧州特許第0008746号に記載されている。式(V
II)で示されるその他のピぺリジン類の製造法は、本
願出願人の欧州特許出願EP0562396号に記載さ
れている。式(V)の化合物の製造法は、本願出願人に
よる欧州特許出願EP0562396号に記載されてい
る。
【0013】下記実施例は本発明のいくつかの化合物の
製造法を説明するものである。微量分析、IRおよびN
MRスペクトルによって得られた化合物の構造を確認し
た。
製造法を説明するものである。微量分析、IRおよびN
MRスペクトルによって得られた化合物の構造を確認し
た。
【0014】実施例1 [2R−[1(2S),2α,4β]]−[1−[2−
アミノ−1−オキソ−5−[1−(トリフェニルメチ
ル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペンチル]−4
−メチルピペリジン−2−イル]メチルアセテート塩酸
塩
アミノ−1−オキソ−5−[1−(トリフェニルメチ
ル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペンチル]−4
−メチルピペリジン−2−イル]メチルアセテート塩酸
塩
【0015】1.1. トリフェニル[[1−(トリフ
ェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]メチ
ル]ホスホニウムクロライド トリフェニルホスフィン77.7g(296ミリモル)
を4−(クロロメチル)−1−(トリフェニルメチル)
−1H−イミダゾール105.5g(294ミリモル)
のジメチルホルムアミド溶液(670ml)に加える。
この混合物を80℃で3時間加熱する。溶媒を留去し、
粗生成物をエーテルに取りすりつぶす。沈殿を漉過し、
5酸化リンで真空乾燥する。黄色結晶の生成物162g
を得る。 融点 = 210℃ 収率 = 89%
ェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]メチ
ル]ホスホニウムクロライド トリフェニルホスフィン77.7g(296ミリモル)
を4−(クロロメチル)−1−(トリフェニルメチル)
−1H−イミダゾール105.5g(294ミリモル)
のジメチルホルムアミド溶液(670ml)に加える。
この混合物を80℃で3時間加熱する。溶媒を留去し、
粗生成物をエーテルに取りすりつぶす。沈殿を漉過し、
5酸化リンで真空乾燥する。黄色結晶の生成物162g
を得る。 融点 = 210℃ 収率 = 89%
【0016】1.2. 1,1−ジメチルエチル(S,
E)−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミ
ノ]−5−[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミ
ダゾール−4−イル]ペンタ−4−エノエート トリフェニル[[1−(トリフェニルメチル)−1H−
イミダゾール−4−イル]メチル]ホスホニウムクロラ
イド50.93g(820ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン溶液(333ml)をアルゴン下、三首丸底フラス
コに入れる。n−ブチルリチュウム1.6M(820ミ
リモル)のヘキサン溶液(51.2ml)を−70℃で
滴下する。−70℃で30分間撹拌後、反応混合物を−
70℃に冷やしたテトラヒドロフラン中の1,1−ジメ
チルエチル(S)−4−オキソ−2−[[(フェニルメ
トキシ)カルボニル]アミノ]ブタノエート0.253
Mのテトラヒドロフラン溶液(683ミリモル)270
mlに急速に注ぐ。混合物を一夜かけて室温にもどす。
この混合物を塩化ナトリウム飽和水溶液280mlで加
水分解する。水相を有機相から分離し、酢酸エチル14
0mlで2回抽出する。有機相を集め、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、蒸発乾固する。シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチルのグラディエントで
溶出)で精製する。シスおよびトランスオレフィンの混
合物を得る。 シス形は: 融点 = 66℃ Rf = 0.30[ヘキサン/酢酸エチル(60/4
0)] トランス形は: Rf = 0.15[ヘキサン/酢酸エチル(60/4
0)] 収率 = 40%
E)−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミ
ノ]−5−[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミ
ダゾール−4−イル]ペンタ−4−エノエート トリフェニル[[1−(トリフェニルメチル)−1H−
イミダゾール−4−イル]メチル]ホスホニウムクロラ
イド50.93g(820ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン溶液(333ml)をアルゴン下、三首丸底フラス
コに入れる。n−ブチルリチュウム1.6M(820ミ
リモル)のヘキサン溶液(51.2ml)を−70℃で
滴下する。−70℃で30分間撹拌後、反応混合物を−
70℃に冷やしたテトラヒドロフラン中の1,1−ジメ
チルエチル(S)−4−オキソ−2−[[(フェニルメ
トキシ)カルボニル]アミノ]ブタノエート0.253
Mのテトラヒドロフラン溶液(683ミリモル)270
mlに急速に注ぐ。混合物を一夜かけて室温にもどす。
この混合物を塩化ナトリウム飽和水溶液280mlで加
水分解する。水相を有機相から分離し、酢酸エチル14
0mlで2回抽出する。有機相を集め、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、蒸発乾固する。シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチルのグラディエントで
溶出)で精製する。シスおよびトランスオレフィンの混
合物を得る。 シス形は: 融点 = 66℃ Rf = 0.30[ヘキサン/酢酸エチル(60/4
0)] トランス形は: Rf = 0.15[ヘキサン/酢酸エチル(60/4
0)] 収率 = 40%
【0017】1.3. (S,E)−2−[[(フェニ
ルメトキシ)カルボニル]アミノ]−5−[1−(トリ
フェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−
4−ペンテン酸 前段階で得たトランス形化合物3.9g(6.37ミリ
モル)をベンゼン80mlに入れ、飽和に達するまで0
℃で塩酸ガスを通す。次にこの混合物を室温で4時間撹
拌し、蒸発乾固する。残留物をジクロロメタン20ml
に取り、アンモニアで中和し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ジクロロメタン/メタノール(90/1
0)混合物で溶出)で精製する。生成物3gを得る。 融点 = 180℃(分解)
ルメトキシ)カルボニル]アミノ]−5−[1−(トリ
フェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−
4−ペンテン酸 前段階で得たトランス形化合物3.9g(6.37ミリ
モル)をベンゼン80mlに入れ、飽和に達するまで0
℃で塩酸ガスを通す。次にこの混合物を室温で4時間撹
拌し、蒸発乾固する。残留物をジクロロメタン20ml
に取り、アンモニアで中和し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ジクロロメタン/メタノール(90/1
0)混合物で溶出)で精製する。生成物3gを得る。 融点 = 180℃(分解)
【0018】1.4. フェニルメチル[2R−[1
(1S),2α,4β]]−[1−[[2−(アセチル
オキシ)メチル−4−メチルピペリジン−1−イル]カ
ルボニル]−4−[1−(トリフェニルメチル)−1H
−イミダゾール−4−イル]ブタン−3−エンイル]カ
ルバメート 前段階で得た化合物1.67g(3ミリモル)、N,N
−ジイソプロピルエチルアミン1.5ml、ベンゾトリ
アゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホ
スホニウムヘキサフルオロホスフェート1.5g(3.
3ミリモル)を0℃で、(2R−トランス)−4−メチ
ルピペリジン−2−イル)メチルアセテート・トリフル
オロアセテート(2:1)1.14g(3ミリモル)の
ジクロロメタン溶液(20ml)に加える。この混合物
を一夜室温に置き、次に酢酸エチル100mlに注ぐ。
0.1N塩酸溶液100ml、炭酸水素ナトリウム飽和
溶液100mlおよび塩化ナトリウム飽和溶液100m
lで連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発
乾固する。固形生成物1.4gを得る。 融点 = 59℃
(1S),2α,4β]]−[1−[[2−(アセチル
オキシ)メチル−4−メチルピペリジン−1−イル]カ
ルボニル]−4−[1−(トリフェニルメチル)−1H
−イミダゾール−4−イル]ブタン−3−エンイル]カ
ルバメート 前段階で得た化合物1.67g(3ミリモル)、N,N
−ジイソプロピルエチルアミン1.5ml、ベンゾトリ
アゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホ
スホニウムヘキサフルオロホスフェート1.5g(3.
3ミリモル)を0℃で、(2R−トランス)−4−メチ
ルピペリジン−2−イル)メチルアセテート・トリフル
オロアセテート(2:1)1.14g(3ミリモル)の
ジクロロメタン溶液(20ml)に加える。この混合物
を一夜室温に置き、次に酢酸エチル100mlに注ぐ。
0.1N塩酸溶液100ml、炭酸水素ナトリウム飽和
溶液100mlおよび塩化ナトリウム飽和溶液100m
lで連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発
乾固する。固形生成物1.4gを得る。 融点 = 59℃
【0019】1.5. [2R−[1(2S),2α,
4β]]−[1−[2−アミノ−1−オキソ−5−[1
−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−
イル]ペンチル]−4−メチルピペリジン−2−イル]
メチルアセテート塩酸塩 前段階で得た化合物1.3g(1.8ミルモル)をパー
ル(Parr)フラスコに入れ、エタノール30mlおよび
10%パジウム/活性炭0.4gを加える。50psi
で8時間水素添加し、次に混合物をろ過し、触媒を吸収
乾燥する。ろ液を集め蒸発乾固する。残留物を0.1N
塩酸のイソプロパノール溶液(20ml)にとり、蒸発
乾固する。塩酸塩の形の生成物1.12gを得る。 Rf = 0.55[メチル・イソブチル・ケトン/酢
酸/水(60/20/20)]
4β]]−[1−[2−アミノ−1−オキソ−5−[1
−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−
イル]ペンチル]−4−メチルピペリジン−2−イル]
メチルアセテート塩酸塩 前段階で得た化合物1.3g(1.8ミルモル)をパー
ル(Parr)フラスコに入れ、エタノール30mlおよび
10%パジウム/活性炭0.4gを加える。50psi
で8時間水素添加し、次に混合物をろ過し、触媒を吸収
乾燥する。ろ液を集め蒸発乾固する。残留物を0.1N
塩酸のイソプロパノール溶液(20ml)にとり、蒸発
乾固する。塩酸塩の形の生成物1.12gを得る。 Rf = 0.55[メチル・イソブチル・ケトン/酢
酸/水(60/20/20)]
【0020】実施例2 エチル[2R−[1(2S),2α,4β]]−1−
[2−アミノ−1−オキソ−5−[1−(トリフェニル
メチル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペンチル]
−4−メチルピペリジン−2−カルボキシレート塩酸塩
[2−アミノ−1−オキソ−5−[1−(トリフェニル
メチル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペンチル]
−4−メチルピペリジン−2−カルボキシレート塩酸塩
【0021】2.1. エチル[2R−[1(2S),
2α,4β]]−4−メチル−1−[1−オキソ−2−
[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−5−
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]ペンタ−4−エンイル]ピペリジン−2−カ
ルボキシレート 実施例1.3に記載の方法によって得た化合物2.9g
(5ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン
2.5ml、次にベンゾトリアゾール−1−イルオキシ
トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロ
ホスフェート2.3g(5.2ミリモル)を、エチル
(2R−トランス)−4−メチルピペリジン−2−カル
ボキシレート1.78g(5ミリモル)のジクロロメタ
ン溶液(20ml)に0℃で加える。この混合物を一夜
室温に置き、次に酢酸エチル100mlに注ぐ。0.1
N塩酸溶液100ml、炭酸水素ナトリウム飽和溶液1
00mlおよび塩化ナトリウム飽和溶液100mlで連
続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固す
る。固形生成物2.4gを得る。 融点 = 60−65℃
2α,4β]]−4−メチル−1−[1−オキソ−2−
[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−5−
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]ペンタ−4−エンイル]ピペリジン−2−カ
ルボキシレート 実施例1.3に記載の方法によって得た化合物2.9g
(5ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン
2.5ml、次にベンゾトリアゾール−1−イルオキシ
トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロ
ホスフェート2.3g(5.2ミリモル)を、エチル
(2R−トランス)−4−メチルピペリジン−2−カル
ボキシレート1.78g(5ミリモル)のジクロロメタ
ン溶液(20ml)に0℃で加える。この混合物を一夜
室温に置き、次に酢酸エチル100mlに注ぐ。0.1
N塩酸溶液100ml、炭酸水素ナトリウム飽和溶液1
00mlおよび塩化ナトリウム飽和溶液100mlで連
続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固す
る。固形生成物2.4gを得る。 融点 = 60−65℃
【0022】2.2. エチル[2R−[1(2S),
2α,4β]]−1−[2−アミノ−1−オキソ−5−
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]ペンチル]−4−メチルピペリジン−2−カ
ルボキシレート塩酸塩 前段階で得た化合物1.65g(2.3ミリモル)、エ
タノール30mlおよび10%パラジウム/活性炭0.
66gをパールフラスコに入れる。50psiで4時
間、冷却しつつ水素添加をし、この混合物をろ過し、触
媒を吸収乾燥する。ろ液を集め減圧下で蒸発乾固する。
残留物を0.1N塩酸のイソプロパノール溶液(23m
l)に取り蒸発乾固する。塩酸塩の形の生成物1.5g
を得る。 融点 = 98℃
2α,4β]]−1−[2−アミノ−1−オキソ−5−
[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−
4−イル]ペンチル]−4−メチルピペリジン−2−カ
ルボキシレート塩酸塩 前段階で得た化合物1.65g(2.3ミリモル)、エ
タノール30mlおよび10%パラジウム/活性炭0.
66gをパールフラスコに入れる。50psiで4時
間、冷却しつつ水素添加をし、この混合物をろ過し、触
媒を吸収乾燥する。ろ液を集め減圧下で蒸発乾固する。
残留物を0.1N塩酸のイソプロパノール溶液(23m
l)に取り蒸発乾固する。塩酸塩の形の生成物1.5g
を得る。 融点 = 98℃
【0023】本発明の化合物は、式(1):
【化11】 [式中、R1、R2およびR3は前記定義と同じであり、
Arはジ(C1−C4)アルキルアミノ基で置換された1
−ナフチル基、または6,7−ジ(C1−C4)アルコキ
シ−1−ナフチル基、または3位が(C1−C4)アルキ
ル基で置換された8−キノリル基、または3位が(C1
−C4)アルキル基で置換された1,2,3,4−テト
ラヒドロ−8−キノリル基、または1H−インダゾール
−7−イル基を表す]で示される化合物の合成に有用で
ある。本発明の化合物から式(1)の化合物を合成する
方法を、反応式2に記載する。式(I)(式中、R1、
R2およびR3は前記定義と同じ)の化合物を式ArSO
2Cl(Arは前記定義と同じ)の化合物と反応させ、
得られる式(2)の化合物を酢酸存在下、加熱しつつ脱
保護する。
Arはジ(C1−C4)アルキルアミノ基で置換された1
−ナフチル基、または6,7−ジ(C1−C4)アルコキ
シ−1−ナフチル基、または3位が(C1−C4)アルキ
ル基で置換された8−キノリル基、または3位が(C1
−C4)アルキル基で置換された1,2,3,4−テト
ラヒドロ−8−キノリル基、または1H−インダゾール
−7−イル基を表す]で示される化合物の合成に有用で
ある。本発明の化合物から式(1)の化合物を合成する
方法を、反応式2に記載する。式(I)(式中、R1、
R2およびR3は前記定義と同じ)の化合物を式ArSO
2Cl(Arは前記定義と同じ)の化合物と反応させ、
得られる式(2)の化合物を酢酸存在下、加熱しつつ脱
保護する。
【化12】 実施例Aはこの合成法を例示するものである。
【0024】実施例A [2R−[1(2S,3S),2α,4β]]−1−
[5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−
[[(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
ール−8−イル)スルホニル]アミノ]−1−オキソペ
ンチル]−4−メチルピペリジン−2−メタノール A.1. [2R−[1(2S,3S),2α,4
β]]−[4−メチル−1−[2−[[(3−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノール−8−イル)ス
ルホニル]アミノ]−1−オキソ−5−[1−(トリフ
ェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペン
チル]ピペリジン−2−イル]メチルアセテート A.1.1. (S)−3−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン−8−スルホン酸クロライド A.1.1.1. メチル(S)−α−メチル−2−ニ
トロベンゼンプロパノエート
[5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−
[[(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
ール−8−イル)スルホニル]アミノ]−1−オキソペ
ンチル]−4−メチルピペリジン−2−メタノール A.1. [2R−[1(2S,3S),2α,4
β]]−[4−メチル−1−[2−[[(3−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノール−8−イル)ス
ルホニル]アミノ]−1−オキソ−5−[1−(トリフ
ェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル]ペン
チル]ピペリジン−2−イル]メチルアセテート A.1.1. (S)−3−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン−8−スルホン酸クロライド A.1.1.1. メチル(S)−α−メチル−2−ニ
トロベンゼンプロパノエート
【0025】メチル(R)−3−ヨード−2−メチルプ
ロパノエート9.5g(42ミリモル)を窒素雰囲気
下、撹拌しつつZn(Cu)カプル(couple)4.4g
およびジメチルアセトアミド5.5mlを含有するベン
ゼン90mlに入れる。室温で15分間撹拌し、次に6
0℃で3時間加熱する。次に混合物を室温にもどし、ビ
ス(トリ−O−トリルホスフィン)酢酸パラジウム1g
のベンゼン2ml懸濁液、次に1−ヨード−2−ニトロ
ベンゼン7.5g(30ミリモル)のベンゼン20ml
溶液を加える。混合物を加熱し、60℃で1時間置き、
酢酸エチル100mlを加え、次に反応混合物をセライ
トでろ過する。ろ液を1N塩酸100ml、次に水10
0mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル(90/10)の混合物で溶出)で精製する。
油状生成物3gを得、これをそのまま次の段階に用い
る。 A.1.1.2. (S)−3−メチル−3,4−ジヒ
ドロキノール−2(1H)−オン
ロパノエート9.5g(42ミリモル)を窒素雰囲気
下、撹拌しつつZn(Cu)カプル(couple)4.4g
およびジメチルアセトアミド5.5mlを含有するベン
ゼン90mlに入れる。室温で15分間撹拌し、次に6
0℃で3時間加熱する。次に混合物を室温にもどし、ビ
ス(トリ−O−トリルホスフィン)酢酸パラジウム1g
のベンゼン2ml懸濁液、次に1−ヨード−2−ニトロ
ベンゼン7.5g(30ミリモル)のベンゼン20ml
溶液を加える。混合物を加熱し、60℃で1時間置き、
酢酸エチル100mlを加え、次に反応混合物をセライ
トでろ過する。ろ液を1N塩酸100ml、次に水10
0mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル(90/10)の混合物で溶出)で精製する。
油状生成物3gを得、これをそのまま次の段階に用い
る。 A.1.1.2. (S)−3−メチル−3,4−ジヒ
ドロキノール−2(1H)−オン
【0026】方法1 前段階で得た生成物3g(14ミリモル)をメタノール
40mlに入れ、酸化白金100mgを加える。50p
siの圧力下、パールフラスコ中で、8時間水素添加を
行い、次にこの混合物をろ過し、触媒を吸収乾燥し、ろ
液を蒸発乾固する。残留物を取り出し、エーテル中です
り砕く。これをエチルエーテルから再結晶する。結晶生
成物1.5gを得る。 融点 = 117−119℃
40mlに入れ、酸化白金100mgを加える。50p
siの圧力下、パールフラスコ中で、8時間水素添加を
行い、次にこの混合物をろ過し、触媒を吸収乾燥し、ろ
液を蒸発乾固する。残留物を取り出し、エーテル中です
り砕く。これをエチルエーテルから再結晶する。結晶生
成物1.5gを得る。 融点 = 117−119℃
【0027】方法2 メチル(R)−3−ヨード−2−メチルプロパノエート
31g(135ミリモル)を窒素雰囲気下、撹拌しつ
つ、Zn(Cu)カプル19.75gおよびジメチルア
セトアミド20.3mlを含有するベンゼン310ml
に入れる。この混合物を60℃で3時間加熱し、次に室
温に冷やす。ビス(トリ−O−トリホスフィン)酢酸バ
ラジウム2.92gを1度に入れ、次に2−ヨードアニ
リン19.75g(90ミリモル)のベンゼン50ml
溶液を加える。この混合物を50℃で1時間加熱し、次
に室温にもどす。セライトでろ過し、酢酸エチル100
mlで2回洗浄し、ろ液を集める。このろ液を1N塩酸
100ml溶液で2回、炭酸水素ナトリウム飽和溶液1
00ml、塩化ナトリウム飽和溶液50mlで連続して
洗浄する。硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロ
ロメタンで溶出)によって精製する。生成物4.9gを
得る。 融点 = 118−120℃
31g(135ミリモル)を窒素雰囲気下、撹拌しつ
つ、Zn(Cu)カプル19.75gおよびジメチルア
セトアミド20.3mlを含有するベンゼン310ml
に入れる。この混合物を60℃で3時間加熱し、次に室
温に冷やす。ビス(トリ−O−トリホスフィン)酢酸バ
ラジウム2.92gを1度に入れ、次に2−ヨードアニ
リン19.75g(90ミリモル)のベンゼン50ml
溶液を加える。この混合物を50℃で1時間加熱し、次
に室温にもどす。セライトでろ過し、酢酸エチル100
mlで2回洗浄し、ろ液を集める。このろ液を1N塩酸
100ml溶液で2回、炭酸水素ナトリウム飽和溶液1
00ml、塩化ナトリウム飽和溶液50mlで連続して
洗浄する。硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロ
ロメタンで溶出)によって精製する。生成物4.9gを
得る。 融点 = 118−120℃
【0028】A.1.1.3. (S)−3−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン 前段階で得た化合物0.8g(5ミリモル)をテトラヒ
ドロフラン6mlに入れ、ホウ素1Mのテトラヒドロフ
ラン17.5ml溶液を窒素雰囲気下0℃で加える。混
合物を1時間加熱還流し、水5mlをゆっくりと加え
る。この反応混合物のpHを、1N塩酸溶液を用いて1
に調節し、2時間加熱還流する。この混合物を冷やし、
留去し、残留物を酢酸エチル50mlに取り、炭酸水素
ナトリウム溶液50mlで2回洗浄する。これを硫酸マ
グネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。得られる残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン
で溶出)で精製する。油状生成物0.6gを得、これを
このまま次の段階に用いる。 [α]D = +79゜(c = 3,メタノール)
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン 前段階で得た化合物0.8g(5ミリモル)をテトラヒ
ドロフラン6mlに入れ、ホウ素1Mのテトラヒドロフ
ラン17.5ml溶液を窒素雰囲気下0℃で加える。混
合物を1時間加熱還流し、水5mlをゆっくりと加え
る。この反応混合物のpHを、1N塩酸溶液を用いて1
に調節し、2時間加熱還流する。この混合物を冷やし、
留去し、残留物を酢酸エチル50mlに取り、炭酸水素
ナトリウム溶液50mlで2回洗浄する。これを硫酸マ
グネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。得られる残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン
で溶出)で精製する。油状生成物0.6gを得、これを
このまま次の段階に用いる。 [α]D = +79゜(c = 3,メタノール)
【0029】A.1.1.4. (S)−5−メチル−
5,6−ジヒドロ−2H,4H−チアゾロ[5,4,3
−ij]キノール−2−オン トルエン40.5mlおよびクロロカルボニルスルフェ
ニルクロライドを窒素雰囲気下に置き、撹拌する。反応
混合物を−50℃に冷やし、前段階で得た化合物3.5
g(23ミリモル)およびN,N−ジメチルベンゼンア
ミン3.24g(28ミリモル)のトルエン130ml
溶液の混合物をゆっくりと加える。この混合物を室温に
もどし、トルエン100mlを加え、これを80℃で3
時間加熱する。この混合物を冷やし、1N塩酸溶液10
0mlで2回、次にNaCl飽和溶液100mlで洗浄
する。これを硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固す
る。得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ジクロロメタンで溶出)によって精製する。生成
物4.3gを得る。 融点 = 54−56℃
5,6−ジヒドロ−2H,4H−チアゾロ[5,4,3
−ij]キノール−2−オン トルエン40.5mlおよびクロロカルボニルスルフェ
ニルクロライドを窒素雰囲気下に置き、撹拌する。反応
混合物を−50℃に冷やし、前段階で得た化合物3.5
g(23ミリモル)およびN,N−ジメチルベンゼンア
ミン3.24g(28ミリモル)のトルエン130ml
溶液の混合物をゆっくりと加える。この混合物を室温に
もどし、トルエン100mlを加え、これを80℃で3
時間加熱する。この混合物を冷やし、1N塩酸溶液10
0mlで2回、次にNaCl飽和溶液100mlで洗浄
する。これを硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固す
る。得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ジクロロメタンで溶出)によって精製する。生成
物4.3gを得る。 融点 = 54−56℃
【0030】A.1.1.5. (S)−8,8’−ジ
チオビス(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン) 前段階で得た化合物1.4g(6.8ミリモル)を3N
アルコール性水酸化カリウム14mlに取り、6時間加
熱還流する。反応混合物を水50mlに注ぎ、この混合
物のpHを塩酸で4−5に調節する。この混合物をエー
テルで抽出し、エーテル相を集め、硫酸マグネシウムで
乾燥し、蒸発乾固する。残留物をベンゼン50mlに取
り、アルミナ10gを加える。この混合物を空気にさら
しつつ18時間撹拌し、アルミナをろ過しジクロロメタ
ンで洗浄する。ろ液を集め蒸発乾固する。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢
酸エチル(95/5)混合物で溶出)で精製する。黄色
生成物0.8gを得る。 融点 = 78−80℃
チオビス(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン) 前段階で得た化合物1.4g(6.8ミリモル)を3N
アルコール性水酸化カリウム14mlに取り、6時間加
熱還流する。反応混合物を水50mlに注ぎ、この混合
物のpHを塩酸で4−5に調節する。この混合物をエー
テルで抽出し、エーテル相を集め、硫酸マグネシウムで
乾燥し、蒸発乾固する。残留物をベンゼン50mlに取
り、アルミナ10gを加える。この混合物を空気にさら
しつつ18時間撹拌し、アルミナをろ過しジクロロメタ
ンで洗浄する。ろ液を集め蒸発乾固する。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢
酸エチル(95/5)混合物で溶出)で精製する。黄色
生成物0.8gを得る。 融点 = 78−80℃
【0031】A.1.1.6. (S)−3−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン
酸 前段階で得た化合物0.8g(4.5ミリモル)を95
%硫酸溶液4.51g中で溶解し、反応混合物を氷冷槽
に入れ、35%過酸化水素1.49mlをゆっくりと加
える。水、続いて氷を、この反応混合物に加え、得られ
る沈殿をろ過する。これを氷冷水5ml、エーテル20
mlで3回、氷冷メタノール10mlで連続して洗浄す
る。最後に、エーテルですすぎ、釜で減圧乾燥する。生
成物0.5gを得る。 融点 = 255℃(分解) [α]D = +38゜[c = 0.2,メタノール
/水(50/50)]
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン
酸 前段階で得た化合物0.8g(4.5ミリモル)を95
%硫酸溶液4.51g中で溶解し、反応混合物を氷冷槽
に入れ、35%過酸化水素1.49mlをゆっくりと加
える。水、続いて氷を、この反応混合物に加え、得られ
る沈殿をろ過する。これを氷冷水5ml、エーテル20
mlで3回、氷冷メタノール10mlで連続して洗浄す
る。最後に、エーテルですすぎ、釜で減圧乾燥する。生
成物0.5gを得る。 融点 = 255℃(分解) [α]D = +38゜[c = 0.2,メタノール
/水(50/50)]
【0032】A.1.1.7 (S)−3−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン
酸クロライド トリフェニルホスフィン1.07gをジクロロメタン
7.5ml中0℃で溶解させる。塩化スルフリル0.3
mlを窒素雰囲気下、0℃で滴下し、次にこの混合物を
室温にもどす。前段階で得た酸0.47g(2.1ミリ
モル)、トリエチルアミン0.3mlおよびジクロロメ
タン12mlをゆっくりと加える。室温で1時間撹拌
し、次に反応混合物をペンタン200mlに注ぐ。これ
をろ過し、ろ液を蒸発乾固し、残留物をペンタン100
mlに取り、蒸発乾固する。生成物0.4gを得、これ
をそのまま次の段階に用いる。
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン
酸クロライド トリフェニルホスフィン1.07gをジクロロメタン
7.5ml中0℃で溶解させる。塩化スルフリル0.3
mlを窒素雰囲気下、0℃で滴下し、次にこの混合物を
室温にもどす。前段階で得た酸0.47g(2.1ミリ
モル)、トリエチルアミン0.3mlおよびジクロロメ
タン12mlをゆっくりと加える。室温で1時間撹拌
し、次に反応混合物をペンタン200mlに注ぐ。これ
をろ過し、ろ液を蒸発乾固し、残留物をペンタン100
mlに取り、蒸発乾固する。生成物0.4gを得、これ
をそのまま次の段階に用いる。
【0033】A.1.2. [2R−[1(2S,3
S),2α,4β]]−[4−メチル−1−[2−
[[(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
ール−8−イル)スルホニル]アミノ]−1−オキソ−
5−[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾー
ル−4−イル]ペンチル]ピペリジン−2−イル]酢酸
メチル前記の方法で得た(S)−3−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン酸クロラ
イド0.4g(2ミリモル)のジクロロメタン10ml
溶液およびジクロロメタン10ml中のトリエチルアミ
ン0.38mlを実施例1で得られる化合物0.6g
(0.9ミリモル)に0℃で加える。この混合物を一夜
室温で撹拌し、次に、0.2N塩酸溶液10ml、炭酸
水素ナトリウム飽和溶液10ml、塩化ナトリウム飽和
溶液10mlで連続して洗浄する。反応混合物をろ過
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタ
ン/エタノール(96/4)混合物で溶出)で精製す
る。生成物0.96gを得る。 融点 = 49℃
S),2α,4β]]−[4−メチル−1−[2−
[[(3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
ール−8−イル)スルホニル]アミノ]−1−オキソ−
5−[1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾー
ル−4−イル]ペンチル]ピペリジン−2−イル]酢酸
メチル前記の方法で得た(S)−3−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン−8−スルホン酸クロラ
イド0.4g(2ミリモル)のジクロロメタン10ml
溶液およびジクロロメタン10ml中のトリエチルアミ
ン0.38mlを実施例1で得られる化合物0.6g
(0.9ミリモル)に0℃で加える。この混合物を一夜
室温で撹拌し、次に、0.2N塩酸溶液10ml、炭酸
水素ナトリウム飽和溶液10ml、塩化ナトリウム飽和
溶液10mlで連続して洗浄する。反応混合物をろ過
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタ
ン/エタノール(96/4)混合物で溶出)で精製す
る。生成物0.96gを得る。 融点 = 49℃
【0034】A.2. [2R−[1(2S,3S),
2α,4β]]−[1−[5−(1H−イミダゾール−
4−イル)−2−[[3−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノール−8−イル)スルホニル]アミノ]
−1−オキソペンチル]−4−メチルピペリジン−2−
イル]酢酸メチル 前段階で得た化合物0.65g(0.74ミリモル)を
酢酸10mlに入れる。水2mlおよびテトラヒドロフ
ラン8mlを加え、この混合物を次に80℃で1時間加
熱する。反応混合物を蒸発乾固し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノー
ル(90/10)混合物で溶出)によって精製する。生
成物0.4gを得る。 融点 = 47℃
2α,4β]]−[1−[5−(1H−イミダゾール−
4−イル)−2−[[3−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノール−8−イル)スルホニル]アミノ]
−1−オキソペンチル]−4−メチルピペリジン−2−
イル]酢酸メチル 前段階で得た化合物0.65g(0.74ミリモル)を
酢酸10mlに入れる。水2mlおよびテトラヒドロフ
ラン8mlを加え、この混合物を次に80℃で1時間加
熱する。反応混合物を蒸発乾固し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノー
ル(90/10)混合物で溶出)によって精製する。生
成物0.4gを得る。 融点 = 47℃
【0035】A.3. [2R−[1(2S,3S),
2α,4β]]−1−[5−(1H−イミダゾール−4
−イル)−2−[[(3−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノール−8−イル)スルホニル]アミノ]
−1−オキソペンチル]−4−メチルピペリジン−2−
メタノール 前段階で得た化合物0.4g(0.75ミリモル)をメ
タノール2mlに入れ、0℃に冷やし、1N水酸化ナト
リウム溶液1.5mlを滴下する。この混合物を0℃で
2時間撹拌し、メタノールを留去し、残留物をジクロロ
メタン/水(50/50)混合物に懸濁させる。有機相
を取り、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。残
留物を1N塩酸溶液に取り、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(0.01N塩酸およびアセトニトリルのグ
ラジエント(アセトニトリル0から100%)で溶出)
によって精製する。生成物を含む部分を集め、凍結乾燥
する。生成物0.3gを得る。 融点 = 90℃ [α]D = +110゜(c = 0.2, メタノ
ール) このようにして得た化合物は抗血栓性の特質を持ち、本
願出願人による欧州特許出願EP0565396号に記
載されている。
2α,4β]]−1−[5−(1H−イミダゾール−4
−イル)−2−[[(3−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノール−8−イル)スルホニル]アミノ]
−1−オキソペンチル]−4−メチルピペリジン−2−
メタノール 前段階で得た化合物0.4g(0.75ミリモル)をメ
タノール2mlに入れ、0℃に冷やし、1N水酸化ナト
リウム溶液1.5mlを滴下する。この混合物を0℃で
2時間撹拌し、メタノールを留去し、残留物をジクロロ
メタン/水(50/50)混合物に懸濁させる。有機相
を取り、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固する。残
留物を1N塩酸溶液に取り、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(0.01N塩酸およびアセトニトリルのグ
ラジエント(アセトニトリル0から100%)で溶出)
によって精製する。生成物を含む部分を集め、凍結乾燥
する。生成物0.3gを得る。 融点 = 90℃ [α]D = +110゜(c = 0.2, メタノ
ール) このようにして得た化合物は抗血栓性の特質を持ち、本
願出願人による欧州特許出願EP0565396号に記
載されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリック・ガリ フランス78170ラ・セル・サン・クルド、 レジダンス・ドゥ・ロランジェリー3番
Claims (5)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、R1は、水素原子または(C1−C4)アルキル
基を表し;R2は、水素原子、または(C1−C4)アル
コキシカルボニル基、またはカルボキシル基、またはカ
ルボン酸ナトリウム基、または−CH2OR4基(式中R
4は、水素原子、または(C1-C4)アルキルまたは(C
1−C4)アシル基である)、または−CONR5R6基、
または−CN4R5基(式中R5は、水素原子または(C1
−C4)アルキル基、R6は、水素原子または(C1−
C4)アルキルまたはヒドロキシルまたは(C1−C4)
アルコキシまたは(C1−C3)アルコキシフェニル基で
ある)を表し;R3は、(C1−C4)アルキル基を表
す]で示される化合物およびそれらの酸付加塩。 - 【請求項2】 R1が、水素原子または(C1−C4)ア
ルキル基であり;R2が、カルボキシル基、またはエト
キシカルボニル基、またはヒドロキシカルボキシアミド
基、またはヒドロキシメチル基、または1H−テトラゾ
リル基であり;R3が、メチルまたはエチル基であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 ピペリジル基の優先配置が[2R,4
R]であり、中央のアミノ酸部分 【化2】 の不斉炭素の優先配置が[S]であることを特徴とする
請求項1または2のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項4】 式(V): 【化3】 [式中、R1は請求項1と同意義]で示される化合物を
脱保護して式(VI): 【化4】 で示される化合物を得、この化合物を式(VII): 【化5】 [式中、R2およびR3は請求項1と同意義]で示される
ピペリジンと反応させて、式(VIII): 【化6】 で示される化合物を得、この化合物を接触水素添加する
ことを特徴とする請求項1に記載の化合物の製造方法。 - 【請求項5】 式(1): 【化7】 [式中、R1、R2およびR3は請求項1と同意義であ
り、Arは、ジ(C1−C4)アルキルアミノ基で置換さ
れた1−ナフチル基、または6,7−ジ(C1−C4)ア
ルコキシ−1−ナフチル基、または3位が(C1−C4)
アルキル基で置換された8−キノリル基、または3位が
(C1−C4)アルキル基で置換された1,2,3,4−
テトラヒドロ−8−キノリル基、または1H−インダゾ
ール−7−イル基を表す]で示される化合物を製造する
にあたり、請求項1から3のいずれか1項に記載の化合
物を出発物質として使用する、式(1)で示される化合
物の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9310906 | 1993-09-14 | ||
FR9310906A FR2710066B1 (fr) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | Dérivés de 1-[2-amino-5-[1-(triphénylméthyl-1H-imidazol-4-yl]-1-oxopentyl]piperidine, leur préparation et leur utilisation comme intermédiaires de synthèse. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173153A true JPH07173153A (ja) | 1995-07-11 |
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Family Applications (1)
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FR (1) | FR2710066B1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016523940A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-08-12 | ユーティカルズ・エスピーエーEuticals Spa | 光学的に純粋な(r)および(s)3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの生物学的触媒合成、ならびに、抗血栓性の(21r)−および(21s)−アルガトロバンを調製するためのキラルシントンとしてのその使用 |
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US6127366A (en) * | 1995-11-22 | 2000-10-03 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
FR2749584B1 (fr) * | 1996-06-11 | 1998-07-10 | Synthelabo | Derives de 1-oxo-2-(1h-imidazol-4-yl)pentylpiperidine, leur preparation et leur application en therapeutique |
FR2756285B1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-12-18 | Synthelabo | Derives de n-(imidazolylbutyle)benzenesulfonamide, leur preparation et leur application en therapeutique |
CN1968932A (zh) | 2004-06-18 | 2007-05-23 | 惠氏公司 | 制备6-烷基-5-芳基磺酰基-二氢菲啶的方法 |
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IE48623B1 (en) * | 1978-08-31 | 1985-03-20 | Mitsubishi Chem Ind | Alpha-(n-arylsulfonyl-l-argininamides,processes for their preparation and pharmaceutical compositions containing these substances |
FR2649110B1 (fr) * | 1989-06-29 | 1994-10-21 | Adir | Nouveaux derives peptidiques, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent |
FR2689130B1 (fr) * | 1992-03-30 | 1994-05-27 | Synthelabo | Derives de 1-[2 (arylsulfonylamino)ethyl-1-oxo] piperidine, leur preparation et leur application en therapeutique. |
-
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- 1993-09-14 FR FR9310906A patent/FR2710066B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-09-05 EP EP94401963A patent/EP0643047A1/fr not_active Withdrawn
- 1994-09-13 JP JP6218670A patent/JPH07173153A/ja active Pending
- 1994-09-13 CA CA002131963A patent/CA2131963A1/fr not_active Abandoned
- 1994-09-13 KR KR1019940023084A patent/KR950008507A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-09-13 IL IL11096394A patent/IL110963A/en not_active IP Right Cessation
- 1994-09-13 FI FI944228A patent/FI944228A/fi unknown
- 1994-09-14 US US08/305,663 patent/US5476942A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016523940A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-08-12 | ユーティカルズ・エスピーエーEuticals Spa | 光学的に純粋な(r)および(s)3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの生物学的触媒合成、ならびに、抗血栓性の(21r)−および(21s)−アルガトロバンを調製するためのキラルシントンとしてのその使用 |
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FR2710066A1 (fr) | 1995-03-24 |
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US5476942A (en) | 1995-12-19 |
KR950008507A (ko) | 1995-04-17 |
EP0643047A1 (fr) | 1995-03-15 |
FR2710066B1 (fr) | 1995-10-20 |
FI944228A (fi) | 1995-03-15 |
IL110963A (en) | 1998-12-06 |
IL110963A0 (en) | 1994-11-28 |
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