JPH07171759A - ポリッシング定盤の温度制御方法 - Google Patents

ポリッシング定盤の温度制御方法

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JPH07171759A
JPH07171759A JP34495293A JP34495293A JPH07171759A JP H07171759 A JPH07171759 A JP H07171759A JP 34495293 A JP34495293 A JP 34495293A JP 34495293 A JP34495293 A JP 34495293A JP H07171759 A JPH07171759 A JP H07171759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
polishing
water
turntable
cooling jacket
Prior art date
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Pending
Application number
JP34495293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oishi
俊夫 大石
Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP34495293A priority Critical patent/JPH07171759A/ja
Publication of JPH07171759A publication Critical patent/JPH07171759A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却ジャケットの温度を一定に保持させるこ
とにより、ターンテーブル上面の曲率を一定にして高精
度のポリッシング加工が連続して安定してできるように
する。 【構成】 ポリッシング定盤11のターンテーブル12
に固着された水冷ジャケット13の温度を温度計16に
より測定し、この測定温度からコントローラ18と電磁
弁17により水冷ジャケット13への冷却水を制御して
ターンテーブル12の表面温度を一定に保持できるよう
にしたポリッシング定盤の温度制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板用のポリッ
シング装置のポリッシング定盤の温度制御方法に係るも
ので、特にポリッシング定盤の温度を一定にして加工精
度の向上を計ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポリッシング定盤の温度制御方法
を図2,3に示し説明する。ポリッシング定盤11はタ
ーンテーブル12とターンテーブル12を取付け、回転
駆動を与えると共にターンテーブル12を冷却するため
の水冷ジャケット13とターンテーブル12の上面に貼
着された研磨布14とで構成されている。また、水冷ジ
ャケット13には冷却水を流通させる溝15がターンテ
ーブル12の下面に接して設けられている。
【0003】一方ポリッシング定盤11の温度制御部材
として研磨布14の表面温度を測定する放射温度計16
と測定温度から水冷ジャケット13への冷却水を制御す
る電磁開閉弁17とこの電磁弁17を開閉させるための
コントローラ18が設けられている。この構成における
ポリッシング加工はポリッシング定盤11の上面すなわ
ち研磨布14の上面に半導体基板を図示しないプレート
にセットしてこのプレートを介して押付ヘッドで研磨布
14に押付けながら回転させポリッシングを行う、また
は押付ヘッドの代りに上定盤でキャリアにセットされた
半導体基板を研磨布14に押付け回転を与えながらポリ
ッシング加工を行う。
【0004】これらのポリッシング加工はいずれも研磨
液を供給しながら行うが加工精度を上げるため、すなわ
ちターンテーブル12の表面曲率を一定にするためポリ
ッシング定盤11の温度制御を行っている。
【0005】従来の温度制御方法はターンテーブル12
の上面に貼着された研磨布14の加工中の温度を放射温
度計16で測定し、この温度(通常40℃前後)が一定
になるようにコントローラ18で電磁開閉弁17を開閉
させて冷却水を水冷ジャケット13へ供給または遮断し
て温度コントロールを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリッシング定
盤11の温度制御方法は、前述したように研磨布14の
表面温度を測定してこの温度から水冷ジャケット13へ
の冷却水を制御する方法であるが研磨布14の表面の加
工熱は研磨布14を通過し、さらにターンテーブル12
を通り水冷ジャケット13へと伝えられていく、研磨布
14は通常プラスチック材料でできているため熱伝導率
が悪く、加工時の研磨布14の表面温度とターンテーブ
ル12の表面温度とは通常数度の温度差がある。
【0007】その上近年温度による熱変形を防止するた
めターンテーブル材料に低熱膨張材料が使われるように
なった。これらの材料は一般的に熱伝導率が悪く、研磨
布14の表面温度の変化に対して水冷ジャケット13の
冷却水の制御では水冷ジャケット13の体積が大きいこ
ともあって敏速にコントロールできず遅れが大きく研磨
布14の表面温度を一定に保つことが困難である。
【0008】そのためポリッシング加工現場では、むし
ろ研磨材の流量を調整して研磨布14の表面温度を一定
に保っている例もある。しかしながらこの研磨剤の流量
を調整する方法は研磨剤による化学的作用を変動させる
要因となり決して良い方法ではない。
【0009】また、研磨剤の流量調整をやらない場合は
経験的に運転開始後何時間で安定するかその時間を見計
らって製品の良悪を決定していた。
【0010】そこで本発明は、ターンテーブル12の表
面形状の変化は体積の大きい水冷ジャケット13の熱変
化によるところが大きいものと判断されることから水冷
ジャケット13の温度を測定して、この温度から水冷ジ
ャケット13への冷却水を制御して研磨布14が貼着さ
れたターンテーブル12の表面曲率を一定にして高精度
のポリッシング加工が安定してできると共に研磨剤の流
量を変えることなく研磨布14の表面温度を一定にして
研磨剤による化学作用を安定させることを目的としたも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明のポリッシング定盤の温度制御方法は、タ
ーンテーブルと水冷ジャケットより成る半導体基板用の
ポリッシング装置のポリッシング定盤の温度制御方法に
おいて、前記水冷ジャケット部の温度を温度計により測
定し、この温度が所定の温度になるように水冷ジャケッ
トへの冷却水を制御して、ターンテーブル表面の温度を
一定にして、ターンテーブル表面の曲率を一定に保持す
るようにしたものである。
【0012】
【作用】上記構成によれば水冷ジャケット部の温度を測
定し、この温度が所定温度になるように水冷ジャケット
への冷却水を制御してターンテーブルの表面温度を一定
にすることによりターンテーブルの表面の曲率を一定形
状に保持する。
【0013】
【実施例】本発明のポリッシング定盤の温度制御方法は
水冷ジャケット13の温度を測定して、この温度により
水冷ジャケットへの冷却水を制御するようにしたもので
ある。
【0014】以下本発明の一実施例について図1を参照
して説明する。本図は半導体基板用のポリッシング装置
を示すもので水冷ジャケット13の表面温度を測定する
放射温度計16が水冷ジャケット13の側部に設けられ
ている。
【0015】また、放射温度計16で測定した測定温度
から冷却水を水冷ジャケット13へ流通または遮断する
ための電磁開閉弁17と、電磁開閉弁17の開閉制御を
行うコントローラ18とが設けられている。
【0016】このように構成されているため、ポリッシ
ング加工に際しては、水冷ジャケット13の表面温度を
放射温度計16で測定し、この測定温度からコントロー
ラ18により電磁開閉弁17をON,OFFさせて水冷
ジャケット13への冷却水の流通または遮断を行い、水
冷ジャケット13の表面温度を常に一定にして安定した
形状を保持させる。
【0017】図4は水冷ジャケット13の温度と半導体
基板の加工精度の変化の関係(テスト結果)をグラフ化
したものである。図4に示すように加工開始は、定盤全
体が室温まで冷えており加工精度も悪くポリッシング加
工を重ねていくうちにポリッシング定盤全体の温度は加
工熱により上昇して加工精度も向上する。
【0018】このテストでは従来通り室温約22℃の状
態で研磨布表面温度38℃になるように冷却水を制御し
てポリッシング加工を行った結果1バッチ〜6バッチま
では水冷ジャケット13の温度の上昇に伴なって加工精
度が良くなり6バッチ以降は水冷ジャケット13の温度
25.2〜25.5℃で加工精度4.00μmと安定す
ることがわかった。
【0019】すなわち6バッチ以降の加工において、加
工精度が安定する。その結果、水冷ジャケットの温度が
この温度になった時点で半導体基板のポリッシング加工
をした結果、高精度の加工を連続的に得ることができ
た。
【0020】通常ターンテーブル12の表面形状は、こ
の安定した状態において、理想形状になるように材質の
違いや、大きさ等も考慮して凸形状若しくは凹形状また
はその他の形状に仕上げられている。
【0021】なお、本実施例では水冷ジャケットへの冷
却水の制御を電磁切換弁の例で説明したが流量調整弁に
することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、水冷ジャ
ケットの温度を測定して、この温度により水冷ジャケッ
トへの冷却水の制御を行うことで水冷ジャケットの表面
温度を一定に保持してターンテーブルの表面の曲率を一
定形状に安定して保持できる。そのため高精度のポリッ
シング加工が連続して、しかも安定して可能となった。
また、短時間にターンテーブルの表面形状を理想形状に
するために当初は冷却水の代りに温水を流し、その後所
定温度に温調することも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリッシング定盤の温度制御方法を示
す斜視図。
【図2】従来のポリッシング定盤の温度制御方法を示す
斜視図。
【図3】ポリッシング定盤の一部断面図。
【図4】水冷ジャケットの温度と加工精度の変化を示す
図。
【符号の説明】
11 ポリッシング定盤 12 ターンテーブル 13 水冷ジャケット 14 研磨布 16 放射温度計 17 電磁開閉弁 18 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンテーブルと水冷ジャケットより成
    る半導体基板用のポリッシング装置のポリッシング定盤
    の温度制御方法において、前記水冷ジャケット部の温度
    を測定し、この温度が所定の温度になるように水冷ジャ
    ケットへの冷却水を制御して、前記ターンテーブル表面
    の温度を一定にすることによりターンテーブル表面の曲
    率を一定に保持することを特徴とするポリッシング定盤
    の温度制御方法。
JP34495293A 1993-12-20 1993-12-20 ポリッシング定盤の温度制御方法 Pending JPH07171759A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180075669A (ko) 2015-12-18 2018-07-04 가부시키가이샤 사무코 웨이퍼 연마 방법 및 연마 장치

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