JPH07170416A - 自動色検知方法及びその装置 - Google Patents

自動色検知方法及びその装置

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JPH07170416A
JPH07170416A JP5312062A JP31206293A JPH07170416A JP H07170416 A JPH07170416 A JP H07170416A JP 5312062 A JP5312062 A JP 5312062A JP 31206293 A JP31206293 A JP 31206293A JP H07170416 A JPH07170416 A JP H07170416A
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ghost
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JP5312062A
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Iwao Iwatani
巌 岩谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色画素ノイズに影響されず、適切な白、黒及
び色の判定が可能な自動色検知方法及びその装置を提供
する。 【構成】 画像データに基づいて画素の白、黒及び色を
表すカラーフラグを作成する手段1と、カラーフラグに
基づいてゴーストの有無を判定し補正するゴースト補正
手段2と、色画素のカウントを行うゴースト補正前色画
素カウント手段3、ゴースト補正後色画素カウント手段
4と、連続する色画素のかたまりをカウントする色画素
連続数カウント手段5と、白から黒または黒から白に変
化する点をカウントする白黒変化点カウント手段6と、
各カウント手段3〜6からデータを読み出して種々の処
理を行うCPU8によって自動色検知装置を構成し、C
PU8において各カウント手段3〜6からのデータに基
づいて白、黒及び色の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスNカラーまたは
フルカラーの複写機、FAX、プリンター等の自動色検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の多色カラー(以下、プ
ラスNカラーという)またはフルカラーの画像記録過程
において、原稿あるいは画像信号が白黒のみの場合(白
黒原稿)と色が存在する場合(色原稿)とでは異なった
処理を行う場合がある。例えば、プラスNカラーの場合
は黒の他にN色の画像記録過程を持つ場合があり、ま
た、フルカラーの場合は黄色、マゼンダ、シアンの3色
の他に黒のみの画像記録過程を持つ場合がある。通常、
原稿あるいは画像信号が白黒の時は黒の処理しか行わな
い。そして、この結果に応じてそれぞれのビリング(料
金)カウンタのカウントアップを行っている。したがっ
て、原稿や画像信号の中に色が存在するか否かを自動的
に検知する必要があり、この自動色検知(ACS)の技
術として、例えば特開平3−64267号公報、特開平
3−64269号公報に開示されるものが知られてい
る。前記の従来技術として、各主走査ラインの判定区間
の色画素をカウントし、そのカウント数が所定数以上の
ものをページ内で加算して判定対象の全画素数との比率
を求め、その比率が所定数より大きい時にカラー原稿と
判定する方法があり、また、他の従来技術として原稿領
域を適当なサイズの小領域に分割してその小領域の色画
素の数をカウントし、そのカウント数が所定数を越える
小領域の個数が判定領域内において所定数を越えて存在
する場合にカラー原稿と判定する方法である。さらに特
開平3−64272号公報には、1ラインまたは数ライ
ン単位の中で、色画素が所定数以上あったライン数を所
定値と比較することによって白黒/カラーの判定を行う
方法が開示されている。しかし、前記した従来の方法に
は次のような問題がある。カラーセンサを用いた画像記
録装置では、原稿の画像の輪郭部分において画像の色と
異なる色を生じることがある。この点を、図3のカラー
センサの構成図を用いて説明する。図3は、密着型フル
カラーセンサのように1画素を構成するG、B、Rの3
つの色素子が主走査方向に一列に配置されているセンサ
によって、白と黒の境界を読み取る場合を示している。
画素aの出力は色分離手段により白と判断され、また画
素c出力は黒は判断されるが、画素bについてはG、
B、Rの各素子の出力信号レベルが異なるため、白また
は黒の無彩色ではなく、有彩色と判断される。また、縮
小型フルカラーセンサの場合においても、1画素を構成
するG、B、Rの3つの色素子が副走査方向に、ある間
隔をおいて配置されているため同様のことが発生する。
さらに、画像読み取り手段の光学系の色収差、あるいは
フルカラーセンサの画素ずれ、または副走査時の読み取
り位置の不均一等によっても同様の現象が発生する。従
来、このような出力画像が実際の原稿の画像の色とは異
なる色となる現象(以下、ゴーストという)を補正する
ために、フルカラーセンサを搭載した複写機、ファクシ
ミリ等の画像記録装置においては、各色の読み取り位置
補正手段及びゴースト補正手段が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の自動色検知技術においては、以下の問題点を有し
ている。前記従来の補正手段によるゴーストの補正は完
全なものではなく、画像記録装置の出力中において視覚
によって全くゴーストを確認しない場合でも、画像信号
中には多少のゴーストが残存しており、また、これらの
補正手段は画像読み取り部の振動等の外的要因によって
発生するゴーストは補正できない。そして、これらの補
正漏れゴースト、すなわち色画素ノイズは原稿画像の違
いや画像読取装置の諸条件で変化するものであり、前記
従来の自動色検知技術では、主走査ライン判定区間また
は小領域内のカウント値を比較する所定値、すなわちノ
イズ除去の閾値に相当する値や、ページ内または判定領
域内における白黒または色判定の比較に用いる比較値が
あらかじめ設定した固定値であるため、色画素ノイズの
変化に対応できない問題点がある。
【0004】また、前記従来の自動色検知技術では、主
走査ライン判定区間または小領域内のカウントにおい
て、実色画像と色画素ノイズの区別ができないため、色
画素ノイズが多く発生すると、カウント値も大きくなる
という問題点がある。したがって、前記従来の自動色検
知技術では、白黒原稿でありながらカラー(色)原稿と
判定するという問題点や、この問題点を避けるために主
走査ライン判定区間または小領域内のカウント値を比較
する所定値や、ページ内または判定領域内の白黒または
色の判定の比較に用いる比較値を大きくすると、前記と
逆にカラーが存在する色原稿でありながら白黒原稿と判
定するという問題点がある。本発明は、前記従来の問題
点を解決して、色画素ノイズに影響されず、適切な白黒
または色の判定が可能な自動色検知方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を克服するために、少なくとも一つの色センサを備えた
画像読取手段から得られる画像データに基づいて、画素
の白、黒及び色を表すカラーフラグを作成する手段と、
カラーフラグに基づいてゴーストの有無を判定し、ゴー
ストと判定された画素については前記カラーフラグを無
彩色のためのフラグに補正するゴースト補正手段と、ゴ
ースト補正前のカラーフラグに基づいて色画素のカウン
トを行うゴースト補正前色画素カウント手段と、ゴース
ト補正後のカラーフラグに基づいて色画素のカウントを
行うゴースト補正後色画素カウント手段と、ゴースト補
正前のカラーフラグに基づいて、主走査と副走査のどち
らかまたは両方の方向に連続する色画素のかたまりをカ
ウントする色画素連続数カウント手段と、ゴースト補正
前またはゴースト補正後の主走査と副走査のどちらかま
たは両方の方向において、白から黒または黒から白に変
化する点をカウントする白黒変化点カウント手段と、各
カウント手段からデータを読み出して種々の処理を行う
CPUによって自動色検知装置を構成し、CPUにおい
て各カウント手段からのデータに基づいて白黒または色
の判定を行う。また、本発明は、上記の問題点を克服す
るために、少なくとも一つの色センサを備えた画像読取
手段から得られる画像データに基づいて、画素の白黒か
カラーかを表すカラーフラグを作成する手段と、カラー
フラグの主走査方向にm画素、副走査方向にn画素の範
囲において所定の画素配列を検知する画素配列検知手段
と、画素配列検知手段から出力された検知信号の度数を
カウントするカウント手段によって自動色検知装置を構
成し、カウント手段のカウント値に基づいて白黒かカラ
ーかの判定を行う。
【0006】
【作用】本発明は、少なくとも一つの色センサを備えた
画像読取手段から得られる画像データに基づいて、画素
の白、黒及び色を表すカラーフラグを作成し、カラーフ
ラグに基づいてゴーストの有無を判定し、ゴーストと判
定された画素についてはゴースト補正手段によってカラ
ーフラグを無彩色のためのフラグに補正し、ゴースト補
正前のカラーフラグに基づいて色画素のカウントをゴー
スト補正前色画素カウント手段によって行い、ゴースト
補正後のカラーフラグに基づいて色画素のカウントをゴ
ースト補正後色画素カウント手段によって行い、ゴース
ト補正前のカラーフラグに基づいて、色画素連続数カウ
ント手段によって主走査と副走査のどちらかまたは両方
の方向に連続する色画素のかたまりをカウントし、白黒
変化点カウント手段によってゴースト補正前またはゴー
スト補正後の主走査と副走査のどちらかまたは両方の方
向において、白から黒または黒から白に変化する点をカ
ウントし、CPUによって各カウント手段からデータを
読み出して種々の処理を行い、白黒かカラーかの判定を
行うものである。本発明は、少なくとも一つの色センサ
を備えた画像読取手段から得られる画像データに基づい
て、画素の白黒かカラーかを表すカラーフラグを作成
し、カラーフラグの主走査方向にm画素、副走査方向に
n画素の範囲において所定の画素配列を検知し、検知信
号の度数をカウントし、そのカウント値に基づいて白黒
かカラーかの判定を行うものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。 (実施例1)(自動色検知装置の構造)図1は、本発明
の自動色検知方法及びその装置を説明するための自動色
検知装置のブロック構成図である。なお、図のブロック
構成は、本発明の自動色検知方法及びその装置をプラス
1カラーの画像記録を行える画像記録装置に適応した例
を示している。図示されないフルカラーセンサからは、
所定のビット数、例えば8ビット(256階調)にデジ
タル化されたG,B,Rの濃度データが出力される。こ
の濃度データはシェーディング補正等の所定の信号処理
が施され、色分離部(以下、CSという)1に入力され
ている。CS1は入力されたG,B,Rの濃度データに
基づいて、当該画素が指定された色か否かを判断し、二
種類の濃度データと、各種のフラグを出力する。このフ
ラグとして、例えば、ARメインフラグ(以下、ARM
Fという)、メインカラーフラグ(以下、MCFとい
う)及びサブカラーフラグ(以下、SCFという)を出
力する。CS1からの出力である二種類の濃度データ
と、ARMF、MCF及びSCFのフラグは、ゴースト
補正部2に入力され、濃度データ、GMCF、GSC
F、DRP及びB&Wの信号を出力する。GMCFとG
SCFは、MCF及びSCFのフラグをゴースト補正し
たものを表している。また、カウンタA3〜カウンタD
6は、SCF、GSCF、DRP及びB&Wを入力して
カウントし、その出力データをCPUインタフェース
(以下、CPUI/Fという)7を通してCPU8に読
み込む。
【0008】(実施例1の作用)以下、本発明の実施例
1の作用について図1及び図2のフローチャートを用い
て説明する。なお、色分離部及びゴースト補正部の基本
動作については、例えば特開平5−35039に開示さ
れているように既知であるので、ここではその説明を省
略する。はじめに、各フラグについて説明する。MCF
とSCFは、画素が黒か白(メインカラー)かあるいは
指定された色(サブカラー)かを示すフラグである。こ
こで、MCFは指定された色以外の画素であって、その
値は濃度が所定の値、例えば濃度範囲が絶対白から絶対
黒まで0〜255とした場合に10〜20程度の値以上
の時にのみ1に設定し、その他の場合は0に設定するこ
とによって構成される。また、SCFは指定された色の
画素であって、その値は濃度が所定の値、例えば前記の
濃度範囲では1以上の時にのみ1に設定することによっ
て構成される。また、ARMFは指定された色以外の濃
度データを2値化したフラグであり、指定された色以外
の画素であって、その値は濃度が所定の値、例えば前記
の濃度範囲ではほぼ中間に位置する128程度の値以上
の時にのみ1に設定し、それの他の場合には0に設定す
ることによって構成される。
【0009】なお、黒とその他の1色の合計2色を記録
する場合には、画素は黒、すなわち指定された色以外の
色(以下、無彩色という)か、指定された色(以下、有
彩色という)のいずれかであるから、画素が無彩色か有
彩色かを示すフラグは一つで足りる。しかしながら、こ
こでは、前記のように、MCFとSCFの2種類のフラ
グを用いている。それは、以下の理由による。すなわ
ち、視覚によって白と見える部分であっても、フルカラ
ーセンサの読み取り値には、極小さい値ではあるが零以
外のある濃度値が出力される。したがって、一つのフラ
グで無彩色と有彩色を区別する場合には、その濃度で出
力されることになり絶対白ではなく、ある零でない濃度
をもって出力されることになる。しかし、このような出
力は、画像出力においては望ましいことではなく、無彩
色で小さい濃度値を有する画素は絶対白で出力されるの
が望ましい。そこで、例えばSCF等の無彩色と有彩色
の区別を行うフラグと、MCF等の無彩色の画素につい
て絶対白で出力するか読み取って得られた濃度で出力す
るかを区別するフラグの二種類のフラグを用いる。した
がって、最終段の図示されない画像出力部において、M
CFが0である画素は、実際はある濃度を有する場合で
も、絶対白すなわち濃度零として扱われることになる。
フルカラーセンサや2色センサ等のすくなくとも一つの
色センサを備えた画像読取手段からの出力信号は、所定
のビット数に変換された後、読み取り位置補正(ギャッ
プ補正または位置ずれ補正)やシェーディング補正等の
所定の信号処理が行われCS1に入力される。CS1か
ら出力された2種類の濃度データ、ARMF、MCF及
びSCFは、ゴースト補正部2に入力される。また、S
CFはカウンタA3に入力され、ゴースト補正前の色画
素数をカウントする。ゴースト補正部2においてゴース
ト補正されたSCFをGSCFで表すと、このGSCF
はカウンタB4に入力され、ゴースト補正後の色画素数
をカウントする。
【0010】また、ゴースト補正部2からは、主走査方
向または副走査方向の所定数を越える連続色画素情報
(以下、DRPという)及び白黒変化点情報(以下、B
&Wという)が出力される。このDRPとB&Wは、図
示されないゴースト判定用マトリクスを利用して検出さ
れる。DRPは、SCFが所定画素数以上1(Hi)と
なっているか否かを主走査または副走査方向のそれぞれ
について調べ、両方のANDまたはORをとるか、ある
いはどちらか選択して出力されるものであり、カウンタ
C5に入力されてゴースト補正前の色画素連続数をカウ
ントする。また、B&WはARMFが0→1または1→
0に変化したか否かを、主走査または副走査方向のそれ
ぞれについて調べ、両方のANDまたはORをとるか、
あるいはどちらか選択して出力されるものであり、カウ
ンタD6に入力されてゴースト補正前の白黒変化点数を
カウントする。このようにして、カウンタA3〜カウン
タD6はページ内におけるそれぞれの情報をカウントす
る。これらのカウンタデータは、CPUインタフェース
(以下、CPUI/Fという)7を通してCPU8に読
み込まれる。読み込まれたデータは、CPU8とそのソ
フトウェアによって様々な処理や加工、判断が行われ
る。このCPU8及びそのソフトウェアによる処理の例
として色判定がある。
【0011】次に、前記図1及び図2のフローチャート
を用いて、色判定を行う手順について説明する。なお、
以下の説明においては、ステップSの符号を用いて説明
する。 ステップS11:まず、ゴースト補正後の色画素数が所
定数A(例えばA=400)以上かの判定を行う。この
判定は、カウンタB4にカウントされているゴースト補
正後の色画素数と、あらかじめ設定しておいた所定数A
とCPU8において比較することによって行われる。こ
の判定において、ゴースト補正後の色画素数が所定数A
よりも少ない場合には色なしと判定する。一方、ゴース
ト補正後の色画素数が所定数Aよりも多い場合には、次
のステップS12の判定を行う。 ステップS12:次に、ゴースト補正後の色画素数が、
ゴースト補正前の色画素数からゴースト補正後の色画素
数を減算したものを所定数B(例えば、B=10として
いる)で除算した値以上かの判定を行う。この判定は、
カウンタB4にカウントされているゴースト補正後の色
画素数と、カウンタA3にカウントされているゴースト
補正前の色画素数、及び所定数BをCPU8において比
較することによって行われる。
【0012】この判定において、ゴースト補正前の色画
素数からゴースト補正後の色画素数を減算したものを所
定数Bで除算した値がゴースト補正後の色画素数よりも
多い場合には色なしと判定する。一方、ゴースト補正前
の色画素数からゴースト補正後の色画素数を減算したも
のを所定数Bで除算した値がゴースト補正後の色画素数
よりも少ない場合には、次のステップS13の判定を行
う。なお、このゴースト補正前の色画素数からゴースト
補正後の色画素数を減算した数は、ゴースト補正対象と
なった色画素数を示すものである。 ステップS13:次に、ゴースト補正後の色画素数がゴ
ースト補正前の色画素数から同色の画素連続数を減算し
た絶対値を所定数C(例えば、C=2)で除算した値以
上かの判定を行う。この判定は、カウンタA3にカウン
トされているゴースト補正前の色画素数と、カウンタB
4にカウントされているゴースト補正後の色画素数と、
カウンタC5にカウントされているゴースト補正前の色
画素連続数、及び所定数CをCPU8において比較する
ことによって行われる。この判定において、ゴースト補
正後の色画素数がゴースト補正前の色画素数から同色の
画素連続数を減算した絶対値を所定数Cで除算した値よ
りも少ない場合には色なしと判定する。一方、ゴースト
補正後の色画素数がゴースト補正前の色画素数から同色
の画素連続数を減算した絶対値を所定数Cで除算した値
よりも多い場合には、色ありと判定する。なお、このゴ
ースト補正前の色画素数から同色の画素連続数を減算し
た数は、単独で存在する色画素数を表している。
【0013】前記工程に示すように、ステップS11〜
ステップS13の全てにおいて真(Y)である場合に
“色あり”と判定し、それ以外の場合は“色なし”と判
定する。なお、カウンタD6においてカウントされた白
黒変化点情報であるB&Wは、以下のようにして使用さ
れる。ゴーストは前記したように画像の輪郭部、おもに
白と黒の境界部において発生するため、その数は白黒変
化点の数に依存する傾向がある。したがって、ゴースト
と白黒変化点の比を調べることによってゴーストの発生
数が正常範囲かどうか、すなわち光学系も含めた画像読
み取り手段の異常判定と、色の有無の判定が正常にでき
る状態にあるか否かの判定を行うことができ、色の有無
の判定の補助を行うことができる。なお、この実施例1
においては、ゴーストの発生数については直接カウント
する機能については設けていないが、ゴースト補正され
た数すなわちゴースト補正前の色画素数からゴースト補
正ゴーストの色画素数を減算したものが、ゴーストの発
生数を近似するものとして取り扱うことができる。
【0014】(実施例1の効果)以上説明したように、
実施例1によれば、単に色画素のみの情報によって色を
検知する方法に比べて、ゴーストや色画素連続数、白黒
変化点の情報も加味するため、原稿の違いからくる画像
の違いや読み取り装置の状態等によって変化する色画素
ノイズに影響されない自動色検知が可能となる。
【0015】 (実施例2)(自動色検知装置の構造)図4は、本発明
の実施例2の自動色検知方法及びその装置を説明するた
めの自動色検知装置のブロック構成図である。なお、図
のブロック構成は、本発明の自動色検知方法及びその装
置をプラス1カラーの画像記録を行える画像記録装置に
適応した例を示している。図示する実施例2は、主走査
方向、副走査方向共に5画素分のウィンドを備え、タイ
ミングやセレクタの設定、白黒または色の判定をCPU
で行うようにした例である。図示されないフルカラーセ
ンサからは、所定のビット数、例えば8ビットにデジタ
ル化されたG,B,Rの濃度データが出力される。この
濃度データはシェーディング補正等の所定の信号処理が
施され、色分離部(以下、CSという)11に入力され
ている。CS11は入力されたG,B,Rの濃度データ
に基づいて、当該画素が指定された色か否かを判断し、
濃度データあるいは各種のフラグを出力する。この実施
例2は、このフラグのうちサブカラーフラグ(以下、S
CFという)を用いて白黒または色の判定を行なう。C
S11の出力の一つであるSCFをライン遅延を行うラ
インメモリ12に入力する。このラインメモリ12は、
例えばFIFOによって構成することができる。以下、
このラインメモリをFIFO12によって表す。SCF
及びFIFO12で遅延されたフラグ信号は、画素遅延
を行うシフトレジスタ13に入力され、さらにその出力
はセレクタ14に入力される。シフトレジスタ13は、
例えば5画素分の画素遅延を得るために5ビットのシフ
トレジスタによって構成することができる。セレクタ1
4は、前記FIFO12及びシフトレジスタ13で得ら
れた各カラーフラグを選択し、AND回路15に接続す
る。このセレクタ14は、例えば図においては、入力端
子が5組で5ビット構成のものを5個配置し、5×5の
セレクタを構成することができる。カウンタ16はAN
D回路15の出力をカウントし、そのデータを用いてC
PU18において白黒または色の判定を行う。また、C
PU18はセレクタ14やタイミング回路17の設定
と、カウンタ16のからのデータ読み出し及び白黒また
は色の判定を行う。なお、FIFO12のライトリード
タイミング及びAND回路15のタイミングは、タイミ
ング回路17によって制御される。
【0016】(実施例2の作用)以下、本発明の実施例
2の作用について図4及び図5、図6の動作を説明す
る。なお、色分離部の基本動作については既知であるの
で、ここではその説明を省略する。図示しないフルカラ
ーセンサから出力され、所定のビット数、例えば8ビッ
トにデジタル化されたG,B,Rの濃度データはシェー
ディング補正等の所定の信号処理が施され、CS11に
入力される。CS11は入力されたG,B,Rの濃度に
基づいて当該画素が指定された色か否かを判断し、二種
類の濃度データと、3種類のフラグを出力する。実施例
2においては、このうちSCF(サブカラーフラグ)を
出力する。このSCFは、画素が白黒かあるいは指定さ
れた色かを示すフラグである。このSCFの値は、例え
ば指定された色の画素で、かつその濃度が所定の値、例
えば濃度範囲を絶対白から絶対黒まで0〜255とした
場合、1以上の時にのみ1となるように設定されてい
る。CS11から出力されたSCFはFIFO12で1
〜4ラインの遅延が行なわれ、遅延処理が施されていて
いないSCFと合わせて5ライン分のデータを取り出さ
れる。この0〜4ラインの遅延データはシフトレジスタ
13で各々画素遅延され、5画素×5ラインの範囲のS
CFを出力する。セレクタ14では、シフトレジスタ1
3から出力された5×5の25画素分のSCFに対して
画素ごとに所定の選択を行い、AND回路15に接続す
る。選択しない画素のセレクタ出力は、1レベルに固定
しておく。
【0017】図5はセレクタ4において、5×5のSC
Fの選択、すなわち色画素の配列パターンの設定を示す
図である。図示する色画素の配列パターンは、符号33
で表される画素を中心画素と仮定し、その中心画素に隣
接する画素22,23,24,32,34,42,4
3,44の全てを選択して選択画素とし、色画素のパタ
ーンが3×3の9画素となるように設定している。この
色画素配列パターンにおいて、画素51から画素55の
副走査方向で第5番目の画素列は、図4のFIFO12
を通さずに入力されるシフトレジスタ13の出力であ
り、画素41から画素45の副走査方向で第4番目の画
素列は、図4のFIFO12で1ライン遅延されて入力
されるシフトレジスタ13の出力であり、同様に、画素
31から画素35の副走査方向で第3番目の画素列は、
図4のFIFO12で2ライン遅延されて入力されるシ
フトレジスタ13の出力、画素21から画素25の副走
査方向で第2番目の画素列は、図4のFIFO12で3
ライン遅延されて入力されるシフトレジスタ13の出
力、画素11から画素15の副走査方向で第1番目の画
素列は、図4のFIFO12で4ライン遅延されて入力
されるシフトレジスタ13の出力である。そして、図4
中のAND回路5の出力は、3×3の9画素の色画素配
列パターンの全ての出力が1の場合にカウンタ6への出
力を行なう。つまり、このカウンタ6は、画素のまとま
りが、図4に示すような9画素以上の色すなわち実色画
像が設定したパターン内に存在する場合に、パターン設
定によって選択した画素のSCFが全て1となってAN
D回路5の出力が1となり計数動作を行う。また、図5
の色画素配列パターンにおいて、例えば単独の色画素や
画素のまとまりが、8画素以下の色である場合やゴース
ト等による色画素ノイズの場合には、設定したパターン
内に存在してもAND回路5の出力は0のままとなり、
カウンタ6は計数動作を行なわない。
【0018】このようにして、1ページ内に所定の色画
素配列パターンがどれだけ存在するかをカウントし、カ
ウントした数値をCPU8で読み取って、そのカウント
値が所定の値より大きい時にカラー原稿またはカラー画
像と判定する。したがって、色画素ノイズについてはカ
ウンタ6は計数動作をせず、実色画像のように色画素が
ある程度まとまっている時にのみ計数動作を行うことに
より、色画素ノイズに強い白黒または色の判定が可能と
なる。なお、タイミング回路7は、画像読み取り手段の
原稿走査速度に応じて、SCFの副走査方向の注目ウィ
ンドを最も適切に設定するためのものであり、図6のよ
うにライン間引きを行う。これは、例えば原稿走査速度
が等倍の時は副走査注目ライン間隔が1ライン、拡大時
で原稿走査速度が1/2の時は、副走査注目ライン間隔
が2ライン、同じく拡大時で原稿走査速度が1/4の時
は、副走査注目ライン間隔が4ラインとなるように、F
IFO2のライト・リードタイミングをコントロール
し、注目ウィンドの画素密度を均一にするものである。
したがって、異なる原稿走査速度に対する白黒または色
の判定を行なうことができる。
【0019】(実施例2の効果)以上説明したように、
実施例2によれば、色画素ノイズが除去されるため、原
稿画像の違いや、画像読み取り装置の諸条件によって変
化する色画素ノイズに影響されない自動色検知が可能と
なる。また、原稿走査速度が異なる場合においても適切
な自動色検知ができる。
【0020】(変形例)なお、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変
形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。例えば、前記実施例ではプラス1カラーの
複写機を例として説明しているが、本発明の自動色検知
方法及びその装置を、プラスNカラーの複写機やフルカ
ラー複写機、FAX等のフルカラーセンサや2色センサ
を備えるもの、及びプリンタ等の色画像を扱う一般的な
画像記録装置に適用することもできる。また、前記実施
例の色判定の手順や定数はいうまでもなく一例であり、
これらは自由に変形可能なものである。さらに、前記実
施例ではSCFとARMF、GSCFによってゴースト
補正前後の色画素数やゴースト補正前の色画素連続数、
白黒変化点をカウントしているが、これらに限らず、一
般的な画像処理装置や画像記録装置における他の形態の
色情報、白黒情報、及びゴースト情報を適用することが
できる。また、実施例2において、色画素の配列パター
ンの設定や、副走査注目ライン間隔の設定は自由に変形
可能なものである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、色画素ノイズに影響さ
れず、適切な色原稿の自動判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の自動色検知装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】 本発明の色判定を行う手順を説明するフロー
チャートである。
【図3】 カラーセンサの構成図である。
【図4】 本発明の実施例2の自動色検知装置のブロッ
ク構成図である。
【図5】 本発明の色画素の配列パターンの設定を示す
図である。
【図6】 本発明の色画素の副走査注目ライン間隔の設
定を示す図である。
【符号の説明】
1,11…CS、2…ゴースト補正部、3〜6,16…
カウンタ、7…CPUI/F、8,18…CPU、12
…FIFO、13…シフトレジスタ、14…セレクタ、
15…AND回路、17…タイミング回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも一つの色センサを備え
    た画像読取手段から得られる画像データに基づいて、画
    素の白、黒及び色を表すカラーフラグを作成する手段
    と、 (b)前記カラーフラグに基づいてゴーストの有無を判
    定し、ゴーストと判定された画素については前記カラー
    フラグを無彩色のためのフラグに補正するゴースト補正
    手段と、 (c)ゴースト補正前のカラーフラグに基づいて色画素
    のカウントを行うゴースト補正前色画素カウント手段
    と、 (d)ゴースト補正後のカラーフラグに基づいて色画素
    のカウントを行うゴースト補正後色画素カウント手段
    と、 (e)ゴースト補正前のカラーフラグに基づいて、主走
    査と副走査のどちらかまたは両方の方向に連続する色画
    素のかたまりをカウントする色画素連続数カウント手段
    と、 (f)前記各カウント手段からのデータに基づいて色原
    稿の判定を行う判定手段を備えることを特徴とする自動
    色検知装置。
  2. 【請求項2】 (a)少なくとも一つの色センサを備え
    た画像読取手段から得られる画像データに基づいて、画
    素の白黒かカラーかを表すカラーフラグを作成する手段
    と、 (b)前記カラーフラグの主走査方向にm画素、副走査
    方向にn画素の範囲において所定の画素配列を検知する
    画素配列検知手段と、 (c)前記画素配列検知手段から出力された検知信号の
    度数をカウントするカウント手段を備え、 (d)前記カウント手段のカウント値に基づいて色原稿
    の判定を行う判定手段を備えることを特徴とする自動色
    検知装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197572A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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