JPH0716679A - スリーブ製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来から手作業で行われていたスリーブの形
成を可能にする装置を提供する。 【構成】 スリーブ型印刷版（１７）を透孔のあるプレ
ート（９）から製造する装置において、プレートの接合
縁を配置する固定枠縁（５、６）を設ける。固定枠縁
（５、６）には、位置決めピン（１０）があり、プレー
ト（９）の透孔に嵌入される。一つの枠縁（６）に、枠
縁を縦軸と平行な軸の回りに回転させる手段（１１）が
付設されている。枠縁（５、６）は、回転によって対向
させられる。スリーブの形成に際しては、枠縁（５、
６）に固定されているプレートの縁部を接触させて接合
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、透孔を有するプレート
から連続周壁を有する筒状スリーブ、特にスリーブ型
版、を製造する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】先に出願されたドイツ特許出願 DE 39 2
9 472-A1 号明細書は、切込みのない連続面を介して版
シリンダーに押しつけられ、作動位置で摩擦係合されて
位置決めされ、固定して取り付けられるスリーブ型オフ
セット版を開示する。このスリーブは、市販の金属製の
印刷版から、版のはじめから最後に至るまで金属プレー
ト縁部の接合もしくは溶接部を除いて連続面となるよう
に製造される。さらに、この印刷版は、透孔を備えてい
るため、溶接装置に正しくセットして縦のシーム溶接が
できる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、プレートを正
確に配置してスリーブを形成するこの種の作業は、従来
は手作業で行われており、非常に手間がかかった。切断
したプレートを所定位置に適切に配置した後、これを丸
めてその縁部を正確に位置決めして接合することができ
る装置は従来にはなかった。

【０００４】よって、本発明の目的は、分割されたプレ
ートの縁部を終始正確に位置決めして固定し、スリー
ブ、特にオフセット版、を形成する装置を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１に
記載された特徴によって解決される。従属請求項は、本
発明による特に有利な実施態様を示す。

【０００６】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。

【０００７】図１および図２に示す第一の実施例におい
ては、３条の梁状の部材幅を持つ固定部材１、２、３が
１つの面に取り付けられている。各固定部材１、２、３
には、クランプ電磁石からなる一あるいは複数のリフト
部材４がその固定部材１、２、３にそれぞれ沿って設け
られている。

【０００８】固定部材１、２、３の位置は、使用するプ
レートの大きさによって変えられるが、位置を変更する
方法は従来から周知であるのでここでは示さない。しか
し、固定部材１、２、３はレールに取付けられており、
所定位置に固定することができるものである。上記二つ
の固定部材１、２の距離は、プレートの長さに応じて設
定されている。当初の位置では、それぞれクランプ磁石
からなるリフト部材４が、枠縁５、６に設けられた軟鉄
コア７と協同して該枠縁５、６を固定している。

【０００９】上記固定部材と枠縁５、６の下方位置に
は、成形すべきプレート９（鎖線で示す）がはめられる
滑り台８が、枠縁６の下方領域をあけた状態で設けられ
ている。

【００１０】例えば油圧もしくは空気圧によってリフト
部材４が駆動されて、双方の枠縁５、６がプレート９に
押しつけるられるようになっている。プレートの接続さ
れる縁部は、枠縁５、６の位置合わせ（レジスター）ピ
ン１０とプレート９の透孔（送り穴）によって位置決め
されて枠縁５、６に固定されるようになっている。枠縁
５、６のピン１０の配置は、プレート９の対応する透孔
にピンが合うように定められる。全ての透孔は、プレー
ト９を曲げた後に透孔が印刷面以外の部位に位置するよ
うに、プレートの縁部に配置されている。

【００１１】ここで、一方の枠縁５は滑り台８を支持台
としており、他方の枠縁６は滑り台から突出するプレー
トの縁部を把持する。この他方の枠縁の下には、このプ
レートの縁部を支持する回転シリンダーが設けられてい
る。さらに、上記他方の枠縁６は、該枠縁６に固定され
ているプレートの縁部と共に下方に移動可能であり、ク
ランプ磁石１２によってシリンダー１１上に載置される
（押しつけられる）。上記クランプ磁石は、枠縁６（こ
の例では枠縁６の両面）に取り付けられており、シリン
ダー１１上の該クランプ磁石に対応した位置に配置され
ている軟鉄コア１３と対で作用する。なお、磁石と軟鉄
コアを逆に設けてもよい。

【００１２】固定部材１、２から枠縁５、６が離れた後
は、一方の枠縁５は滑り台８に沿って移動し、他方の枠
縁６はシリンダー１１に支持される。

【００１３】図示した特に好適な実施例では、横方向に
移動できる枠縁５が滑り子として形成されている。すな
わち、ローラ１５に牽引されて図示しないチェーンガイ
ドによって支持されている少なくとも１本の無端移送チ
ェーン１４に、図示しない台を介して枠縁が取付けられ
ており、かかる構成により枠縁５を滑り台８上の元の位
置まで引き戻すことができる。

【００１４】また、図示しないが、好適な実施例では、
移動枠縁５は両側部がＵ字状のレールに弾性的に支持さ
れている。この弾性（バネ）装置は、固定部材１、３の
枠縁５がリフト部材４の方向へ上下する運動を規制する
ものである。滑り台８の上の無端移送チェーン１４は、
このレールの中に張設することができる。

【００１５】無端移送チェーン１４と横方向に移動する
枠縁５は、少なくともピン１０の長さに相当する距離を
保ちながらシリンダー１１により牽引されるように構成
されているので、シリンダー１１に接触せずにこれを通
過することができる。

【００１６】異なる寸法のプレートを利用することがで
きるようにするには、シリンダー１１を特に直径が可変
のものにするのが良い。このような構造にするには、突
出させたり、引き込んだりすることができる連結リンク
１６が用いられ、シリンダー１１の周に沿って複数の突
出可能なセグメントを設けた構造としたり、またはシリ
ンダー１１の外周に膨張可能な部分がある構造とするこ
とができる。これにより、該シリンダーに、特定の範囲
内に加工されるプレートの長さより若干長い周長を付与
することが可能となる。

【００１７】プレート９を滑り台８に載置し、固定枠縁
５、６を元の固定位置からプレートの縁部上に下ろし、
透孔および位置決めピン１０によってプレート９の縁部
を枠縁５、６に固定し、枠縁６をその両側に取付けられ
ているクランプ磁石１２によってシリンダー１１に密着
させる。そして、双方の枠縁５、６を固定部材１、２か
ら切り放した段階では、シリンダー１１を回転させて、
３６０度のスリーブ形１７を形成する。一方、枠縁５は
該枠縁に固定されているプレートの縁部と共に滑り台８
上を牽引されてシリンダー１１の上まで引かれる。シリ
ンダー１１の回転が終了した時点では、枠縁５と該枠縁
５に固定されているプレートの縁部が固定部材３の下方
位置にあり、該固定部材３のリフト部材４によって、他
方の枠縁６と同様にシリンダー１１の上方に位置させる
ことができる。

【００１８】シリンダー１１は、この位置調整部位にや
や偏平の肩部１８を備えている。

【００１９】プレート縁部のシリンダー上方への位置決
めは、シリンダーに位置決め長穴を設けて支持するよう
にして好適になされるが、枠縁５、６の位置決めピン１
０はプレートの縁部の透孔を介してこれらの穴に嵌入さ
れる。

【００２０】連結リンク１６を引っ込めたりあるいは減
圧することによってシリンダーの周長を減少させると、
枠縁５は、プレートの縁部が接触し、接合もしくは溶接
が可能となるように他方の枠縁６まで移動させることが
できる。

【００２１】さらに、シリンダー１１をその駆動軸１９
に対して偏心させて形成することによって、連結リンク
１６に由来するシリンダーの最大および最小の直径の差
を相殺することができ、有利である。

【００２２】図３および図４は第二実施例を示す。第一
実施例と同様に２つの固定部材２０、２１が加工すべき
プレートの大きさに対応した位置に配置されている。ま
た、第一実施例と同様に、印刷版２２（鎖線で図示）の
接合される縁部は、クランプ磁石からなるリフト部材２
４と軟鉄コア２５によって固定部材２０、２１に固定さ
れる固定枠縁２６、２７に、その位置決めピン２３を透
孔に嵌入して固定される。

【００２３】一方の固定部材２１の下には回転シリンダ
ー２８がさらに配置されている。このシリンダー２８
は、固定部材２０、２１が取付けられている面と平行な
他の面に沿って横方向に移動できる構成とされている。
すなわち、シリンダー２８はレール２９上に乗せられ、
シリンダー２８の軸部３１に駆動ピニオン３０を取付け
てラック３２上を移動させるように構成され、横方向へ
の移動と周方向の回転が同時に可能とされている。

【００２４】シリンダー２８は、加工されるプレート２
２のなかで最短のものより若干短い外周を有している。

【００２５】一方の枠縁２７は、該枠縁に固定されてい
るプレートの縁部と共に、この枠縁の固定部材２１のリ
フト部材２４によってその下に設けられているシリンダ
ー２８に固定できる。ここでもクランプ電磁石３３と対
をなす軟鉄コア３４により枠縁２７がシリンダー２８に
固定される。その間、固定部材２１は、固定していた一
方の枠縁２７を開放するが、他方の枠縁２６と該枠縁に
固定されているプレート縁部は対応する固定部材２０に
固定されたまま残る。

【００２６】次に、シリンダー２８は、駆動ピニオン３
０とラック３２の作動によって固定されている枠縁２６
の方向に移動させられる。この移動の際、シリンダーが
３６０度回転され、プレート２２の下に入っていって、
プレートがシリンダーを回ってスリーブ形３５が形成さ
れる。シリンダー２８が一回転すると、固定枠縁２６、
２７が対向して、プレートの接合される縁部が接触する
ようになる。

【００２７】シリンダー２８がこの位置にあるときに、
枠縁２６と該枠縁に固定されているプレートの縁部が固
定部材２０のリフト部材２４によってシリンダー２８に
固定され、プレート縁部の接合もしくは溶接が可能とな
る。

【００２８】ここで、上記のシリンダー２８にも、プレ
ート縁部の位置調整を行うための偏平肩部１８を形成す
ることが好ましい。

【００２９】さらに、シリンダー１１を、その軸部１９
に対して偏心させて形成することによって、図３に示す
ように、シリンダー高さが変わり、高さを変えたような
プレート２２を差し込むことが可能となり、有利であ
る。

【００３０】図５および図６は本発明による他の実施例
を示す。この実施例では、プレート４０（鎖線で図示）
の縁部を接合するために、一方の枠縁４１が固定して取
付けられ、他方の枠縁４２が、回転軸４３が横方向に移
動可能なレバー機構４５に取付けられている。

【００３１】当初の位置では双方の枠縁４１、４２は加
工すべきプレート４０の長さに対応する距離に配置され
ている（図６参照）。上記プレート４０は、上記の枠縁
４１、４２に、枠縁の位置決めピン４８とプレート４０
の透孔によって位置決めされて固定される。

【００３２】スリーブを形成するには、レバー機構４５
を回転させつつ固定された枠縁４１に向かって横方向に
移動させる。その結果、レバー機構４５は、固定枠縁４
１の下方に至り、その上方にある枠縁４２が一回転の後
に固定枠縁４１に対向した位置にくる。しかして、プレ
ートの縁部が接触し、接合もしくは溶接を行うことがで
きる。

【００３３】図６はレバー機構を３６０度回転させてい
ったときのプレートの縁部の移動軌跡を模式的に示す。

【００３４】レバー機構４５の軸４３の駆動は、第２実
施例のシリンダー２８の駆動と同様に、駆動ピニオンと
ラックによって行うことができる。

【００３５】上記の実施例では、枠縁４１、４２がプレ
ートの縁部をスリーブ４６の中から固定するため、スリ
ーブを形成する際に、プレート４０の印刷面に触れる必
要がほとんどないという利点がある（図５参照）。

【００３６】上記の実施例のすべてにおいて、固定枠縁
は吸引枠縁としても形成される。すなわち、図５に示す
ように、枠縁に陰圧吸引カップを、短い間隔をあけて枠
縁の全幅にわたって一体に配置して陰圧吸引機を形成
し、吸引をオンオフすることにより、固定および解除を
なすようにできる。なお、オフセット印刷では、前処理
されたアルミニウムプレートがもっとも頻繁に使われる
印刷版である。

【００３７】例えば薄鋼板のように磁化のできるプレー
トを利用した場合、固定枠縁をプレートに吸引される電
磁石として形成することもできる。

【００３８】ここで、位置決めピンと透孔の代わりに、
光学的スキャニング方法を用いて印刷版が位置決めされ
て枠縁に固定されたことを確認するようにしてもよい。

【００３９】以上の説明では、位置決めピンと透孔を用
いたが、本発明においては、いかなる係合手段を用いて
もよく、また止め具、印具あるいは位置決め具等の補助
手段を用いて、プレートの縁部を適切な位置で枠縁に揃
え、または固定するようにしても構わない。

【００４０】プレート縁部を接合した後は、スリーブは
第一および第二実施例において、固定枠縁５、６あるい
は固定枠縁２６、２７を、固定部材２、３または固定部
材２０、２１に取り付けられているリフト部材４、２４
により引き上げることができ、また第三実施例では、固
定枠縁４１、４２の固定機能を解除してスリーブをこれ
らの部材から取外すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第一実施例に係る装置の側面図であ
る。

【図２】 図１に示された方向ＩＩに沿って見た第一実
施例の装置の図である。

【図３】 本発明の第二実施例に係る装置の側面図であ
る。

【図４】 図３に示された方向ＩＶに沿って見た第二実
施例の装置の図である。

【図５】 スリーブ形を形成した後にそれを固定枠縁で
内側から固定する台３実施例に係る装置の図である。

【図６】 第三実施例において回転可能な固定枠縁を示
す図である。

【符号の説明】

１、２…固定部材 ４…リフト部材 ５、６、２６、２７、４１、４２…固定枠縁 ８…滑り台 ９、２２、４０…プレート １０、２３、４８…位置決めピン １１、２８…回転シリンダー（回転手段） １４…無端移送チェーン １５…ローラ １８、３６…偏平肩部 ４５…レバー部材（回転手段）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング・プレム ドイツ国・86514・ウステルスバッハ・バ ーンホフストラッセ・10

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 透孔を有する一枚のプレート（９、２
   ２、４０）から連続周壁を有するスリーブ型版等のスリ
   ーブ（１７、３５、４６）を製造する装置において、プ
   レート（９、２２、４０）の接合すべき両縁部に対応し
   て、プレートの該縁部をそれぞれの開始位置に設置する
   ための固定枠縁（５、６、２６、２７、４１、４２）が
   設けられ、上記固定枠縁（５、６、２６、２７、４１、
   ４２）には、プレート（９、２２、４０）の透孔に嵌入
   される位置決めピン（１０、２３、４８）が設けられる
   一方、少なくとも一方の固定枠縁（６、２７、４２）
   は、固定枠縁をその縦軸と平行な軸の回りに回転させる
   回転手段（１１、２８、４５）上に配置され、スリーブ
   （１７、３５、４６）の形成時には、上記固定枠縁
   （５、６、２６、２７、４１、４２）を一回転させて対
   向させることにより、固定枠縁（５、６、２６、２７、
   ４１、４２）に固定されているプレートの接合縁部が接
   触して接合することができる構成とされたことを特徴と
   するスリーブ製造装置。
2. 【請求項２】 固定枠縁（５、６）は、開始位置では、
   互いに離間し、プレートの大きさに合わせて位置決め可
   能な固定部材（１、２）に固定される構成とされ、該固
   定枠縁の下方には滑り台（８）が、上記プレート（９）
   がはめ込めるように配置され、固定部材（１、２）から
   下降される固定枠縁（５、６）には、その下降のための
   リフト部材（４）が設けられ、固定枠縁が固定部材
   （１、２）から離れたときにプレートの接合すべき縁部
   が位置決めピン（１０）と透孔によって位置決めされて
   枠縁（５、６）に固定されるように構成され、一方の固
   定枠縁（５）が滑り台（８）に沿って少なくともプレー
   トの長さに渡って横方向に移動でき、他方の枠縁（６）
   が、該枠縁に固定されているプレートの縁部と共に回転
   できるようにシリンダー（１１）に取付けられ、シリン
   ダー（１１）の一回転によってプレート（９）がシリン
   ダーを囲んで、プレートの縁部を固定する枠縁（５、
   ６）が相互に対向せしめられ（図１）、第二の枠縁
   （５）と該枠縁に固定されているプレートの縁部が当該
   対向位置で、第三の固定部材（３）によってシリンダー
   （１１）に押しつけられるように構成されたことを特徴
   とする請求項１記載のスリーブ製造装置。
3. 【請求項３】 固定枠縁（５）が滑り台（８）の上を移
   動できる滑り子として形成され、該滑り子が無端移送チ
   ェーン（１４）によってローラ（１５）上に牽引され、
   さらに滑り台（８）上の元の位置まで引き戻される構成
   とされていることを特徴とする請求項２記載のスリーブ
   製造装置。
4. 【請求項４】 シリンダー（１１）の直径が連結リンク
   （１６）によって調節可能であることを特徴とする請求
   項２記載のスリーブ製造装置。
5. 【請求項５】 無端移送チェーン（１４）は、シリンダ
   ー（１１）の上に張設され、少なくとも上記ピン（１
   ０）の長さに相当する距離をシリンダーから保つ構成と
   されていることを特徴とする請求項２または３記載のス
   リーブ製造装置。
6. 【請求項６】 固定枠縁（５）は、両側に配設されたレ
   ールに弾性的に支持されていることを特徴とする請求項
   ２または３記載のスリーブ製造装置。
7. 【請求項７】 シリンダー（１１）は駆動軸（１９）に
   対して偏心して支承されていることを特徴とする請求項
   １ないし６のいずれかに記載のスリーブ製造装置。
8. 【請求項８】 固定枠縁（２６、２７）は、開始位置で
   は、互いに離間し、プレートの大きさに合わせて水平面
   に配置可能な固定部材（２０、２１）に固定される構成
   とされ、プレートの接合すべき縁部が位置決めピン（２
   ３）と透孔によって位置決めされて固定枠縁（２６、２
   ７）に固定され、少なくとも一つの固定枠縁（２７）が
   固定部材（２１）に設けられたリフト部材（２５）と該
   固定枠縁に固定されたプレートの縁部と共に、固定部材
   （２１）から離れると同時に回転可能なシリンダー（２
   ８）に位置せしめられる一方、他の枠縁（２６）と該枠
   縁に固定されたプレートの縁部は固定部材（２０）に固
   定された状態に維持され、シリンダー（２８）は枠縁
   （２６、２７）の開始位置の水平面の下方を平行に移動
   可能な構成とされ、該シリンダー（２８）の一回転によ
   って、シリンダーがプレート（２２）の下方に入ってプ
   レートがシリンダーを包囲し、プレートの縁部を固定す
   る枠縁（２６、２７）が相互に対向する構成とされ、シ
   リンダー（２８）の該位置において第二の枠縁（２６）
   と該枠縁に固定されているプレートの縁部がシリンダー
   （２８）に位置決めされる構成とされたことを特徴とす
   る請求項１記載のスリーブ製造装置。
9. 【請求項９】 シリンダー（２８）は加工すべきプレー
   ト（２２）の長さよりやや短い周長を有することを特徴
   とする請求項８記載のスリーブ製造装置。
10. 【請求項１０】 シリンダー（２８）は、ピニオン（３
    ０）およびラック（３２）によって回転しながら移動可
    能となるように構成されたことを特徴とする請求項８ま
    たは９記載のスリーブ製造装置。
11. 【請求項１１】 シリンダー（２８）は、駆動軸に対し
    て偏心して支承されていることを特徴とする請求項８な
    いし１０のいずれかに記載のスリーブ製造装置。
12. 【請求項１２】 シリンダー（１１、２８）は、プレー
    ト縁部の位置合わせのための偏平肩部（１８、３６）を
    備える請求項１ないし１１のいずれかに記載のスリーブ
    製造装置。
13. 【請求項１３】 プレートの接合すべき縁部を保持する
    ために、一つの固定された固定枠縁（４１）と、回転し
    て横方向に移動可能なレバー部材（４５）に取付けられ
    た可動の固定枠縁（４２）が設けられ、プレートの縁部
    が枠縁（４１、４２）に保持された状態で、レバー部材
    （４５）が回転しながら固定枠縁（４１）に向かって横
    方向に移動すると（図６）、枠縁（４１、４２）がスリ
    ーブ（４６）を形成するため対向するように構成され、
    枠縁（４１、４２）がプレートの縁部をスリーブ（４
    ６）の中から固定する構成とされていることを特徴とす
    る請求項１記載のスリーブ製造装置。
14. 【請求項１４】 固定枠縁（５、６、２６、２７、４
    １、４２）が、全幅にわたって一体に配置された陰圧吸
    引カップを備えた吸引枠縁であることを特徴とする請求
    項１ないし１３のいずれかに記載のスリーブ製造装置。
15. 【請求項１５】 プレートが磁化可能であり、固定枠縁
    （５、６、２６、２７、４１、４２）が該プレートの縁
    部を保持するためにクランプ磁石で構成されている請求
    項１ないし１４のいずれかに記載のスリーブ製造装置。