JPH07166425A - ポリウレタン系弾性繊維 - Google Patents
ポリウレタン系弾性繊維Info
- Publication number
- JPH07166425A JPH07166425A JP29328493A JP29328493A JPH07166425A JP H07166425 A JPH07166425 A JP H07166425A JP 29328493 A JP29328493 A JP 29328493A JP 29328493 A JP29328493 A JP 29328493A JP H07166425 A JPH07166425 A JP H07166425A
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- Japan
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- silver
- ion
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- elastic fiber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗菌性に優れたポリウレタン系弾性繊維を提
供する。 【構成】 銀が含有されていることを特徴とするポリウ
レタン系弾性繊維。
供する。 【構成】 銀が含有されていることを特徴とするポリウ
レタン系弾性繊維。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に抗菌性を有するポ
リウレタン系弾性繊維に関する。
リウレタン系弾性繊維に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリエステル等の合成繊維に抗菌性を付
与する技術として、原料ポリマー中に薬剤を添加後、紡
糸するいわゆる練り込みによる方法が洗濯耐久性等に優
れているため多用されているが、ポリウレタン系弾性繊
維の場合、従来から知られている抗菌剤では、紡糸原液
中での液拡散性等の安定性が悪く紡糸性が不良であっ
た。
与する技術として、原料ポリマー中に薬剤を添加後、紡
糸するいわゆる練り込みによる方法が洗濯耐久性等に優
れているため多用されているが、ポリウレタン系弾性繊
維の場合、従来から知られている抗菌剤では、紡糸原液
中での液拡散性等の安定性が悪く紡糸性が不良であっ
た。
【０００３】そのために抗菌性のポリアミド繊維等と混
用するしかなく、繊維自体に抗菌性を有するポリウレタ
ン系弾性繊維はいまだ提案されていない。
用するしかなく、繊維自体に抗菌性を有するポリウレタ
ン系弾性繊維はいまだ提案されていない。
【０００４】
【発明が解決するための課題】本発明はかかる要求に応
えた抗菌性を有するポリウレタン系弾性繊維を提供する
ものである。
えた抗菌性を有するポリウレタン系弾性繊維を提供する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、銀が含
有されていることを特徴とするポリウレタン系弾性繊維
である。本発明におけるポリウレタン系弾性繊維とは、
両末端にヒドロキシル基を有し、分子量４００〜５００
０である実質的に線上の重合体、例えばポリエステルジ
オール、ポリラクトンジオール、ポリチオエーテルジオ
ール、ポリエステルアミドジオール、ポリエーテルジオ
ール、及びポリカーボネイトジオールの一種又は二種以
上と有機ジイソシアネート、多官能性活性水素原子を有
する鎖伸長剤、例えばヒドラジン、ポリヒドラジド、ポ
リオール、ポリアミン、ヒドロキシルアミン、水、及び
単官能性活性水素原子を有する末端停止剤、例えばジア
ルキルアミンを一段又は多段階に反応せしめて得られ
る、分子内にウレタン基を有する弾性高分子を紡糸して
得られる繊維である。
有されていることを特徴とするポリウレタン系弾性繊維
である。本発明におけるポリウレタン系弾性繊維とは、
両末端にヒドロキシル基を有し、分子量４００〜５００
０である実質的に線上の重合体、例えばポリエステルジ
オール、ポリラクトンジオール、ポリチオエーテルジオ
ール、ポリエステルアミドジオール、ポリエーテルジオ
ール、及びポリカーボネイトジオールの一種又は二種以
上と有機ジイソシアネート、多官能性活性水素原子を有
する鎖伸長剤、例えばヒドラジン、ポリヒドラジド、ポ
リオール、ポリアミン、ヒドロキシルアミン、水、及び
単官能性活性水素原子を有する末端停止剤、例えばジア
ルキルアミンを一段又は多段階に反応せしめて得られ
る、分子内にウレタン基を有する弾性高分子を紡糸して
得られる繊維である。
【０００６】又は、上述の両端にヒドロキシル基を持ち
分子量４００〜５０００である実質的に線上の重合体と
有機ジイソシアネートとからなるプレポリマーに多官能
性活性水素原子を有する鎖伸長剤と単官能性活性水素原
子を有する末端停止剤とを反応させながら紡糸して得ら
れる繊維である。又、上記弾性繊維には、所望により、
公知のポリウレタン重合体組成物に有用である特定の化
学構造を有する有機または無機の配合剤、例えば、ガス
黄変防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防黴剤、硫酸
バリウム、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、酸化亜
鉛のような無機微粒子、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、ポリテトラフルオロエチレン、
オルガノポリシロキサン等の粘着防止剤を適宜配合する
こともできる。
分子量４００〜５０００である実質的に線上の重合体と
有機ジイソシアネートとからなるプレポリマーに多官能
性活性水素原子を有する鎖伸長剤と単官能性活性水素原
子を有する末端停止剤とを反応させながら紡糸して得ら
れる繊維である。又、上記弾性繊維には、所望により、
公知のポリウレタン重合体組成物に有用である特定の化
学構造を有する有機または無機の配合剤、例えば、ガス
黄変防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防黴剤、硫酸
バリウム、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、酸化亜
鉛のような無機微粒子、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、ポリテトラフルオロエチレン、
オルガノポリシロキサン等の粘着防止剤を適宜配合する
こともできる。
【０００７】弾性繊維のデニールは４９０デニール以下
であり、破断伸度が５０〜８００％のものが好ましい。
含有される銀の状態としては、銀イオン、銀塩、銀微粒
子並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、銀イオ
ン、銀微粒子並びにこれらの組み合わせの方が少ない含
有量で抗菌効果に優れており好ましい。含有せしめる方
法は特に制限されないが、銀イオンの場合、紡糸原液に
銀イオン担持体を添加し、均一に分散させた後、紡糸す
る方法が繊維内部に銀イオンを一様に含有できるので好
ましい。銀イオン担持体の例としては、銀イオンを担持
させた無機質陽イオン交換体があり、具体的には天然ゼ
オライト、合成ゼオライトが好ましく、リン酸ジルコニ
ウム系イオン交換体が特に好ましい。銀イオンを担持さ
せる方法としては、銀イオンを含む溶液で無機質陽イオ
ン交換体を処理することによって、無機質陽イオン交換
体の陽イオンを銀イオンで置換する方法等が好ましく利
用できる。
であり、破断伸度が５０〜８００％のものが好ましい。
含有される銀の状態としては、銀イオン、銀塩、銀微粒
子並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、銀イオ
ン、銀微粒子並びにこれらの組み合わせの方が少ない含
有量で抗菌効果に優れており好ましい。含有せしめる方
法は特に制限されないが、銀イオンの場合、紡糸原液に
銀イオン担持体を添加し、均一に分散させた後、紡糸す
る方法が繊維内部に銀イオンを一様に含有できるので好
ましい。銀イオン担持体の例としては、銀イオンを担持
させた無機質陽イオン交換体があり、具体的には天然ゼ
オライト、合成ゼオライトが好ましく、リン酸ジルコニ
ウム系イオン交換体が特に好ましい。銀イオンを担持さ
せる方法としては、銀イオンを含む溶液で無機質陽イオ
ン交換体を処理することによって、無機質陽イオン交換
体の陽イオンを銀イオンで置換する方法等が好ましく利
用できる。
【０００８】例えば、担体としてリン酸ジルコニウム系
イオン交換体を用いる場合は、焼成したリン酸ジルコニ
ウム塩を強酸性溶液で処理した後銀イオン溶液で処理す
ることで銀イオンを高濃度に担持させることができる。
又、トリフルオロ酢酸等の銀塩をそのまま添加してもよ
い。銀微粒子を含有させる場合は、例えば、トリフルオ
ロ酢酸等の銀塩並びに例えばヒンダードフェノール系や
アミン系の還元剤を紡糸原液に添加し、均一に分散させ
た後、１５０℃程度の加熱処理により銀に還元して、紡
糸する方法が、繊維内部に粒径６〜１１ｎｍ程度の銀微
粒子を一様に含有できるので好ましい。
イオン交換体を用いる場合は、焼成したリン酸ジルコニ
ウム塩を強酸性溶液で処理した後銀イオン溶液で処理す
ることで銀イオンを高濃度に担持させることができる。
又、トリフルオロ酢酸等の銀塩をそのまま添加してもよ
い。銀微粒子を含有させる場合は、例えば、トリフルオ
ロ酢酸等の銀塩並びに例えばヒンダードフェノール系や
アミン系の還元剤を紡糸原液に添加し、均一に分散させ
た後、１５０℃程度の加熱処理により銀に還元して、紡
糸する方法が、繊維内部に粒径６〜１１ｎｍ程度の銀微
粒子を一様に含有できるので好ましい。
【０００９】ポリウレタン系弾性繊維に対する銀の含有
量は、希望する性能と経済性並びに紡糸性を勘案して適
宜選定すればよいが、例えば銀イオンでは、１０ｐｐｍ
〜５０００ｐｐｍ好ましくは１００ｐｐｍ〜１０００ｐ
ｐｍ、銀塩や銀微粒子では、０．００５〜１．０重合％
好ましくは０．０２５〜０．５重合％が好ましい。又、
銀微粒子の粒径は１〜１００ｎｍ好ましくは５〜５０ｎ
ｍがよい。
量は、希望する性能と経済性並びに紡糸性を勘案して適
宜選定すればよいが、例えば銀イオンでは、１０ｐｐｍ
〜５０００ｐｐｍ好ましくは１００ｐｐｍ〜１０００ｐ
ｐｍ、銀塩や銀微粒子では、０．００５〜１．０重合％
好ましくは０．０２５〜０．５重合％が好ましい。又、
銀微粒子の粒径は１〜１００ｎｍ好ましくは５〜５０ｎ
ｍがよい。
【００１０】尚、銀イオン含有量は、発光プラズマ法に
より測定される銀イオン量である。本発明のポリウレタ
ン系弾性繊維は、単独で又は他の繊維と混用して、例え
ばポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維、キ
ュプラ、レーヨン、アセテート等の再生繊維、綿、羊
毛、麻、絹等の天然繊維のフィラメント糸又は紡績糸と
混用してパンティストッキングやインナーウェア、スポ
ーツウェア用途等従来のポリウレタン系弾性繊維の用途
に利用される。
より測定される銀イオン量である。本発明のポリウレタ
ン系弾性繊維は、単独で又は他の繊維と混用して、例え
ばポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維、キ
ュプラ、レーヨン、アセテート等の再生繊維、綿、羊
毛、麻、絹等の天然繊維のフィラメント糸又は紡績糸と
混用してパンティストッキングやインナーウェア、スポ
ーツウェア用途等従来のポリウレタン系弾性繊維の用途
に利用される。
【００１１】また、以下に示すものをポリウレタン系弾
性繊維に練り込むことによってさらに各種の機能を付与
することも可能である。例えば、吸湿性や吸水性を付
与するにはアクリル酸ソーダ重合体（商品名スミカゲ
ル）、イソブチレン、マレイン酸のコポリマー（商品名
ＫＩゲル）が、半減期や帯電圧に係わる帯電性には、
酸化鉄、アルミニウムオキサイド、ヨウ化銅、商品名ラ
ジウムパウダー（天然鉱石；日本環境薬品社製）、Ｍｎ
−Ｎｉ−Ｃｏ−Ｆｅ−Ｃｕの酸化焼結体（商品名ＦＩＲ
ＡＣ）が、消臭には、商品名Ｓｈｕ−ｃｕｔ（日本環
境薬品社製）が、糸／糸（Ｆ／Ｆ）並びに糸／金属
（Ｆ／Ｍ）摩擦性には、アルミニウムオキサイド、チタ
ニウムオキサイドが、カチオン可染には、トリアジン
骨格にスルフォン酸ソーダ基を有する反応性染料（商品
名サンドスペース、サンド社製）の添加が各々効果的で
ある。
性繊維に練り込むことによってさらに各種の機能を付与
することも可能である。例えば、吸湿性や吸水性を付
与するにはアクリル酸ソーダ重合体（商品名スミカゲ
ル）、イソブチレン、マレイン酸のコポリマー（商品名
ＫＩゲル）が、半減期や帯電圧に係わる帯電性には、
酸化鉄、アルミニウムオキサイド、ヨウ化銅、商品名ラ
ジウムパウダー（天然鉱石；日本環境薬品社製）、Ｍｎ
−Ｎｉ−Ｃｏ−Ｆｅ−Ｃｕの酸化焼結体（商品名ＦＩＲ
ＡＣ）が、消臭には、商品名Ｓｈｕ−ｃｕｔ（日本環
境薬品社製）が、糸／糸（Ｆ／Ｆ）並びに糸／金属
（Ｆ／Ｍ）摩擦性には、アルミニウムオキサイド、チタ
ニウムオキサイドが、カチオン可染には、トリアジン
骨格にスルフォン酸ソーダ基を有する反応性染料（商品
名サンドスペース、サンド社製）の添加が各々効果的で
ある。
【００１２】さらに、蓄熱性については、酸化亜鉛、Ｚ
ｉｒｃｏｎｉｕｍ ＣｏｍｐｌｅｘＺＳＰ（第一稀元素
化学工業社製；ジルコニウムを骨格として、これにリン
酸基が配位し、さらにリン酸基を介して他の単量体は結
合し、重合体を形成）、セラジットＡＬ−Ｆ−９（ＯＫ
トレーディング社製；Ａ１2Ｏ3／ＳｉＯ2／Ｎａ2Ｏ／Ｋ
2Ｏ／Ｆｅ2Ｏ3）、炭化ジルコニウムの添加が効果的で
ある。
ｉｒｃｏｎｉｕｍ ＣｏｍｐｌｅｘＺＳＰ（第一稀元素
化学工業社製；ジルコニウムを骨格として、これにリン
酸基が配位し、さらにリン酸基を介して他の単量体は結
合し、重合体を形成）、セラジットＡＬ−Ｆ−９（ＯＫ
トレーディング社製；Ａ１2Ｏ3／ＳｉＯ2／Ｎａ2Ｏ／Ｋ
2Ｏ／Ｆｅ2Ｏ3）、炭化ジルコニウムの添加が効果的で
ある。
【００１３】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳述する。
尚、抗菌性は以下の方法にて測定を行った。 抗菌性；抗菌防臭加工製品の加工効果評価試験マニュア
ル：シェークフラスコ法（繊維製品衛生加工協議会 昭
和６３年３月）により実施した。使用菌種は黄色ブドウ
状球菌（Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓ ａｕｖｅｕ
ｓ）を用い、三角フラスコ中に試験菌液を所定量加え、
さらに測定試験片０．７５ｇを加えリストアクション振
とう（３３０ｒｐｍ、１ｈｒ）後、フラスコ中の生菌数
を培養計測し、減菌率を下式により算出した。
尚、抗菌性は以下の方法にて測定を行った。 抗菌性；抗菌防臭加工製品の加工効果評価試験マニュア
ル：シェークフラスコ法（繊維製品衛生加工協議会 昭
和６３年３月）により実施した。使用菌種は黄色ブドウ
状球菌（Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓ ａｕｖｅｕ
ｓ）を用い、三角フラスコ中に試験菌液を所定量加え、
さらに測定試験片０．７５ｇを加えリストアクション振
とう（３３０ｒｐｍ、１ｈｒ）後、フラスコ中の生菌数
を培養計測し、減菌率を下式により算出した。
【００１４】減菌率＝（Ａ−Ｂ）／Ａ×１００％ Ａ：振とう前の三角フラスコ中の試験液１ｍｌ当たりの
菌数 Ｂ：振とう後の三角フラスコ中の試験液１ｍｌ当たりの
菌数
菌数 Ｂ：振とう後の三角フラスコ中の試験液１ｍｌ当たりの
菌数
【００１５】
【実施例１】平均分子量１２００のポリテトラメチレン
グリコール１０００ｇ及び４，４´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート３１２ｇを、窒素ガス気流中９５℃に
おいて９０分間撹拌しつつ反応させて、イソシアネート
基残有のプレポリマーを得た。次いで、これを室温まで
冷却した後、乾燥ジメチルホルムアミド２３６０ｇを加
え、溶解してプレポリマー溶液とした。一方、エチレン
ジアミン２３．４ｇ及びジエチルアミン３．７ｇを乾燥
ジメチルホルムアミド１５７０ｇに溶解し、これに前記
プレポリマー溶液を室温で添加して、粘度１２００ポイ
ズ（３０℃）のポリウレタン溶液を得た。
グリコール１０００ｇ及び４，４´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート３１２ｇを、窒素ガス気流中９５℃に
おいて９０分間撹拌しつつ反応させて、イソシアネート
基残有のプレポリマーを得た。次いで、これを室温まで
冷却した後、乾燥ジメチルホルムアミド２３６０ｇを加
え、溶解してプレポリマー溶液とした。一方、エチレン
ジアミン２３．４ｇ及びジエチルアミン３．７ｇを乾燥
ジメチルホルムアミド１５７０ｇに溶解し、これに前記
プレポリマー溶液を室温で添加して、粘度１２００ポイ
ズ（３０℃）のポリウレタン溶液を得た。
【００１６】この粘稠な重合体溶液に、４，４´−ブチ
リデン−ビス（３−メチル−６−ｔ−ブチルフェノー
ル）２重量％、２−（２´−ヒドロキシ−３´−ｔ−ブ
チル−５´−メチルフェニル）−５−クロロ−ベンゾト
リアゾール０．７重量％を添加した。この重合体溶液
に、重合体９９．７重量部、トリフルオロ酢酸銀０．１
重量部、ヒンダートフェノール系還元剤０．２重量部の
割合で添加し、乾式紡糸して、４０ｄ／４ｆのポリウレ
タン系弾性繊維を得た。
リデン−ビス（３−メチル−６−ｔ−ブチルフェノー
ル）２重量％、２−（２´−ヒドロキシ−３´−ｔ−ブ
チル−５´−メチルフェニル）−５−クロロ−ベンゾト
リアゾール０．７重量％を添加した。この重合体溶液
に、重合体９９．７重量部、トリフルオロ酢酸銀０．１
重量部、ヒンダートフェノール系還元剤０．２重量部の
割合で添加し、乾式紡糸して、４０ｄ／４ｆのポリウレ
タン系弾性繊維を得た。
【００１７】このポリウレタン系弾性繊維について、銀
の定量と抗菌性を評価した結果、粒径が６〜１１ｎｍの
銀微粒子を０．０５重量％均一に含有しており、抗菌性
は９９％であった。尚、銀を含有していない従来のポリ
ウレタン系弾性繊維の抗菌性は０％であった。
の定量と抗菌性を評価した結果、粒径が６〜１１ｎｍの
銀微粒子を０．０５重量％均一に含有しており、抗菌性
は９９％であった。尚、銀を含有していない従来のポリ
ウレタン系弾性繊維の抗菌性は０％であった。
【００１８】
【実施例２】リン酸ジルコニウムに銀イオンを吸着させ
て平均粒径０．８μｍの銀イオン担持微粒子を準備し
た。銀イオン含有量は３．５重量％であった。この微粒
子を実施例１の重合体溶液に、重合体重量対比２重量％
添加し、乾式紡糸して、４０ｄ／４ｆのポリウレタン系
弾性繊維を得た。
て平均粒径０．８μｍの銀イオン担持微粒子を準備し
た。銀イオン含有量は３．５重量％であった。この微粒
子を実施例１の重合体溶液に、重合体重量対比２重量％
添加し、乾式紡糸して、４０ｄ／４ｆのポリウレタン系
弾性繊維を得た。
【００１９】このポリウレタン系弾性繊維について、発
光プラズマ法による銀イオンの定量と抗菌性を評価した
結果、銀イオン含有量は３５０ｐｐｍ、抗菌性は９９％
であった。
光プラズマ法による銀イオンの定量と抗菌性を評価した
結果、銀イオン含有量は３５０ｐｐｍ、抗菌性は９９％
であった。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、特に抗菌性に優れたポリウレ
タン系弾性繊維を提供するものである。
タン系弾性繊維を提供するものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 銀が含有されていることを特徴とするポ
リウレタン系弾性繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29328493A JPH07166425A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ポリウレタン系弾性繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29328493A JPH07166425A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ポリウレタン系弾性繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166425A true JPH07166425A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=17792844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29328493A Withdrawn JPH07166425A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ポリウレタン系弾性繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07166425A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247781A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-11 | Erubu:Kk | 機能性成形物および機能性複合成形物 |
| JP2009024320A (ja) * | 2007-06-18 | 2009-02-05 | Opelontex Co Ltd | ポリウレタン系弾性糸およびそれを用いてなる伸縮性布帛 |
| JP2010525091A (ja) * | 2007-04-18 | 2010-07-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 抗微生物プラスチック及びコーティング |
| WO2012053401A1 (ja) * | 2010-10-19 | 2012-04-26 | 東レ・オペロンテックス株式会社 | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
| KR20150089612A (ko) * | 2014-01-28 | 2015-08-05 | 주식회사 효성 | 항균성과 내변색성이 우수한 폴리우레탄 탄성사 |
| CN105369606A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-03-02 | 无锡市长安曙光手套厂 | 一种防辐射防臭面料 |
| JP2018535331A (ja) * | 2015-10-08 | 2018-11-29 | ユニバーシティ オブ リーズ | 複合体繊維 |
| CN117447674A (zh) * | 2023-12-22 | 2024-01-26 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种聚氨酯弹性体组合物、聚氨酯弹性体及其制备方法 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29328493A patent/JPH07166425A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247781A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-11 | Erubu:Kk | 機能性成形物および機能性複合成形物 |
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| JP2009024320A (ja) * | 2007-06-18 | 2009-02-05 | Opelontex Co Ltd | ポリウレタン系弾性糸およびそれを用いてなる伸縮性布帛 |
| WO2012053401A1 (ja) * | 2010-10-19 | 2012-04-26 | 東レ・オペロンテックス株式会社 | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
| CN103298985A (zh) * | 2010-10-19 | 2013-09-11 | 东丽奥培隆特士有限公司 | 聚氨酯弹性丝及其制造方法 |
| CN103298985B (zh) * | 2010-10-19 | 2015-05-06 | 东丽奥培隆特士有限公司 | 聚氨酯弹性丝及其制造方法 |
| JP5870928B2 (ja) * | 2010-10-19 | 2016-03-01 | 東レ・オペロンテックス株式会社 | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
| KR20150089612A (ko) * | 2014-01-28 | 2015-08-05 | 주식회사 효성 | 항균성과 내변색성이 우수한 폴리우레탄 탄성사 |
| JP2018535331A (ja) * | 2015-10-08 | 2018-11-29 | ユニバーシティ オブ リーズ | 複合体繊維 |
| CN105369606A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-03-02 | 无锡市长安曙光手套厂 | 一种防辐射防臭面料 |
| CN117447674A (zh) * | 2023-12-22 | 2024-01-26 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种聚氨酯弹性体组合物、聚氨酯弹性体及其制备方法 |
| CN117447674B (zh) * | 2023-12-22 | 2024-04-09 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种聚氨酯弹性体组合物、聚氨酯弹性体及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |