JPH0716497Y2 - 自動車用スライドドアのスライド装置 - Google Patents

自動車用スライドドアのスライド装置

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JPH0716497Y2
JPH0716497Y2 JP13250689U JP13250689U JPH0716497Y2 JP H0716497 Y2 JPH0716497 Y2 JP H0716497Y2 JP 13250689 U JP13250689 U JP 13250689U JP 13250689 U JP13250689 U JP 13250689U JP H0716497 Y2 JPH0716497 Y2 JP H0716497Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bracket
movable bracket
support portion
movable
guide rail
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13250689U
Other languages
English (en)
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JPH0370520U (ja
Inventor
俊二 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は自動車用スライドドアのスライド装置に関す
るものである。
(従来の技術) 一般にワンボックスタイプの車両及び2ボックスタイプ
の一部の車両において、リヤ側のドアにあっては上方、
中央、下方のガイドレールに案内されて前後方向へスラ
イド可能なスライドドアとなっている。
スライドドアの運動軌跡は前後方向の動きの外に、車巾
方向の動きの組合せとなっている。即ち、全閉時にあっ
ては、前方のスライド後、車体側へ向かう動きとなり、
また、開口時にあっては、車体から離れた後、後方へス
ライドするようになる。このために、車体側に設けられ
たガイドレールに沿って走行するドア側のガイドローラ
は前後方向と車巾方向の円滑な動きを確保するために、
ガイドローラを支持する可動ブラケットはドアに対し回
転自在に取付けられた構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如くガイドローラを有する可動ブラケットは回
動自在に取付けられるものであるが、具体的には、ドア
側に固着された固定ブラケットに対し連結軸によって回
動自在に連結される。
このように取付けられた可動ブラケットはスライドドア
の上部と、下部と、中間の3箇所に配置され、車体側に
設けられた3箇所のガイドレールに案内される。この場
合、3箇所のガイドレールには組付け状のさけられない
各々の相対的な位置変化があり、スライドドアの円滑な
走行がさまたげられる虞れがある。また、可動ブラケッ
トと固定ブラケットとの連結部分に遊びがあるとその遊
びによってガタ付きが起き易く、それが振動音となって
現われ品質感の低下を招来する問題があった。
そこでこの考案はスライドドアを円滑に走行させると共
に固定ブラケットと可動ブラケットの連結部分にガタ付
きが起きないようにした自動車用スライドドアのスライ
ド装置を提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、車体
側に設けられた複数のガイドレールに案内されてスライ
ドするスライドドアのスライド装置であって、スライド
装置は、少なくとも車体側の下方に位置するガイドレー
ルに沿って走行可能なガイドローラを備えた可動ブラケ
ットと、スライドドア側に取付けられた連結軸によって
前記可動ブラケットと回転自在に連結された固定ブラケ
ットと、前記連結軸に装着され固定ブラケットを支持す
る固定ブラケット支持部及び可動ブラケットを支持する
可動ブラケット支持部とを有する軸受部材と、軸受部材
の固定ブラケット支持部と可動ブラケット支持部との間
に設けられ軸線方向へ付勢する伸縮可能な弾性部材とを
備えている。
(作用) かかるスライド装置によれば、スライドドアの開閉時
に、可動ブラケットは軸受部材によって円滑に回動する
と共に弾性部材による軸線方向への付勢力によってガイ
ドレールの相対的な位置変化に対応すると共に可動ブラ
ケットのガタ付きや振動音が吸収され、品質感の低下を
招来することはない。
(実施例) 以下、第1図乃至第5図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1は2ボックス車3のスライドドアを示している。
スライドドア1は上方のガイドレール5と、中間のガイ
ドレール7と、下方のガイドレール9の3本のガイドレ
ール5,7,9に案内されて前後方向のスライドが可能とな
っている。
上方のガイドレール5はルーフサイドレール11に、中間
のガイドレール7はボディサイド13に、下方のガイドレ
ール9はサイドシル15の各領域に配置固定され各ガイド
レール5,7,9は直線領域aと、直線領域aから室内側へ
向かってカーブする曲線領域bとから成っている。
第1図は下方のガイドレール9と、ガイドレール9に沿
って走行可能なガイドローラ17を示したもので、ガイド
レール9は、断面C字状に屈曲されたほぼ水平な上下一
対の水平面19,19と、ほぼ垂直な左右一対の垂直面21,21
とで形成され、前後に長い形状となっている。
ガイドローラ17は下位側の水平面19に沿って走行する第
1ローラ23と、第1ローラ23の前後に配置され垂直面21
に沿って走行する一対の第2ローラ25,25とから成り、
第1ローラ23は支持ローラとなっている。第1、第2ロ
ーラ23,25は、可動ブラケット27から突出した縦方向の
ローラ軸29と、横方向のローラ軸31とによってそれぞれ
回転自在に装着され、ローラ軸31には第1ローラ23を位
置決めするためのカラー33が介装されている。
可動ブラケット27は上部ブラケット35と下部ブラケット
37とによって断面コ字状に形成され連結軸39によって固
定ブラケット41に回転自在に連結している。
固定ブラケット41は前記上部ブラケット35及び下部ブラ
ケット37とそれぞれ外側から対向し合う上部取付部43と
下部取付部45とを有し、基部46はスライドドア1のイン
ナパネル1aにボルト48によって固着されている。
連結軸39は上部取付部43及び上部ブラケット35と下部ブ
ラケット37及び下部取付部45の各取付孔43a,35a,37a,45
aをそれぞれ貫通し、上端は上部取付部43と接触し合う
フランジ39aとなっている。また、下端は下部取付部45
にカシメ39bられ、軸線方向(矢印イ)の動きが拘束さ
れている。
上部ブラケット35と下部ブラケット37の各取付孔35a,37
aには前記連結軸39との円滑な回動を確保する合成樹脂
製の軸受部材47が圧入されている。この軸受部材47は第
2図に示す如く連結軸39が貫通された軸筒部49と軸筒部
49から円盤状に突出した固定ブラケット支持部51aと可
動ブラケット支持部51bとから成り、固定ブラケット支
持部51aと可動ブラケット51bとの間にはゴム等の弾性部
材53が組付けられている。また、固定ブラケット支持部
51aの上面は中央部位が凹部54となっていて固定ブラケ
ット支持部51aが軸方向に弾性変形可能な形状となって
いる。
即ち、上部ブラケット35側の軸受部材47において、固定
ブラケット支持部51aは上部取付部43と弾接し、可動ブ
ラケット支持部51bは上部ブラケット35と面接触してい
る。一方、下部ブラケット37側の軸受部材47において、
固定ブラケット支持部51aは下部取付部45と弾接し、可
動ブラケット支持部51bは下部ブラケット37と面接触し
ている。これにより固定ブラケット支持部51aと可動ブ
ラケット支持部51bは軸線(矢印イ)方向への拡縮が可
能になると共に上部取付部43及び上部ブラケット35と、
下部取付部45及び下部ブラケット37はそれぞれ軸線(矢
印イ)方向への付勢力が与えられるようになっている。
この場合、第6図に示す如く軸受部材47の固定ブラケッ
ト支持部51aと可動ブラケット支持部51bとを完全に分割
し、その間に軸線(矢印イ)方向に伸縮するコイルばね
55を設けるようにしてもよい。
なお、中間のガイドレール7に沿って走行するガイドロ
ーラ57を有する可動ブラケット59と、上方のガイドレー
ル11に沿って走行するガイドレール61を有する可動ブラ
ケット63の連結部分には開閉時において、下方のガイド
ローラ17の可動ブラケット27に比べて振動の影響が小さ
いため弾性部材を省略した軸受部材47がそれぞれ設けら
れているが弾性部材が組込まれた軸受部材を採用するよ
うにしてもよい。
このように構成されたスライドドアのスライド装置によ
れば、スライドドア1は3本のガイドレール5,7,9に案
内されて開閉する。この時、振動の影響が一番大きい下
方のガイドレール9に沿って走行する可動ブラケット27
は軸受部材47よって回動するためガイドローラ17は無理
なくガイドレール9に滑って円滑に走行する。この走行
時において可動ブラケット27の連結部分は弾性部材53に
よって軸線(矢印イ)方向へ付勢される付勢力によって
ガイドレール5,7,9の相対的位置変化に対応すると共に
ガタ付き及び振動音が小さく抑えられる結果、品質感の
低下を招来することはない。
[考案の効果] 以上、説明したようにこの考案のスライド装置によれ
ば、軸受部材に設けた弾性部材によってスライドドアを
円滑に走行できると共に、可動ブラケットのガタ付きや
振動音を小さく抑えることができるため品質感を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のスライド装置を示した第4図のII−
II線断面図、第2図は軸受部材の切断面図、第3図は取
付位置を示した概要斜視図、第4図は下方のガイドレー
ルに沿って走行する可動ブラケットを固定ブラケットに
取付けた一部切断平面図、第5図はこの考案を実施した
自動車の側面図、第6図は弾性部材の変形例を示した第
1図と同様の切断面図である。 1……スライドドア 9……ガイドレール 17……ガイドローラ 27……可動ブラケット 39……連結軸 41……固定ブラケット 47……軸受部材 51a……固定ブラケット支持部 51b……可動ブラケット支持部 53……弾性部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に設けられた複数のガイドレールに
    案内されてスライドするスライドドアのスライド装置で
    あって、スライド装置は、少なくとも車体側の下方に位
    置するガイドレールに沿って走行可能なガイドローラを
    備えた可動ブラケットと、スライドドア側に取付けられ
    た連結軸によって前記可動ブラケットと回転自在に連結
    された固定ブラケットと、前記連結軸に装着され固定ブ
    ラケットを支持する固定ブラケット支持部及び可動ブラ
    ケットを支持する可動ブラケット支持部とを有する軸受
    部材と、軸受部材の固定ブラケット支持部と可動ブラケ
    ット支持部との間に設けられ軸線方向へ付勢する伸縮可
    能な弾性部材とを備えていることを特徴とする自動車用
    スライドドアのスライド装置。
JP13250689U 1989-11-16 1989-11-16 自動車用スライドドアのスライド装置 Expired - Lifetime JPH0716497Y2 (ja)

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JP13250689U JPH0716497Y2 (ja) 1989-11-16 1989-11-16 自動車用スライドドアのスライド装置

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JPH0370520U JPH0370520U (ja) 1991-07-16
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WO2002005625A1 (en) * 2000-07-18 2002-01-24 Mischo Donald J Modular green roof including panels with complimentary edge systems
KR100508884B1 (ko) * 2002-12-13 2005-08-19 기아자동차주식회사 차량의 슬라이드 도어용 연결장치

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JPH0370520U (ja) 1991-07-16

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